GM(Lain) 2013.02.07 [02:10]

 秋の深まるころ。
 エストンの山々も、背の高い順に雪の冠を被りはじめる。

 王都ではこの時期、雲ひとつない晴れの日が続く。
 冬に入り寒さが厳しくなるにつれ、雨が増えてゆく、その前のつかの間の晴れ間。

 陽気に合わせてか、オランはどこか浮き立った雰囲気に包まれる。

※ ※ ※

 街が浮き立つ中にあって、冒険者の店・角なしミノタウロス亭も賑わっている。

 人出が増えれば酒場としてのミノタウロス亭も当然のように賑わうし、人の往来が増えればそれだけ厄介ごとの数も増える。
 未然に厄介を防ごうとする旅商人は護衛を雇いたがるものだし、収穫の済んだ穀倉を狙う妖魔どもが活発に動くのもこの時期だ。

 他人の厄介ごとをかわりに引き受けて食事の種とする冒険者と冒険者の店にとっては、ある種の稼ぎ時と言えるかもしれない。

 そんな秋の、昼すこし前のこと。

 冒険者たちは朝寝坊を決め込んでようやく起き出してきたところであるのか、
 新たな仕事の準備として武具の手入れでもしていたところであるのか、
 依頼を待ちながら仲間と時間を潰しているところであったか、
 はたまたたまたま食事をしに来たところであったか。

 ジョージは新しい依頼が書かれた羊皮紙を持って思案顔だ。
 店内を見回し、ややあって冒険者たちに声をかける。

「よおお前ら、手が空いてるならこんな依頼はどうだ」

 妖魔の拠点の捜索依頼。
 報酬はひとり800ガメル。
 前金2割、路銀支給。

 ジョージが差し出す羊皮紙を見れば、そこに書いてある依頼の内容はどちらかと言えば駆け出し向きと知れる。

「お前らにゃぴったりの――ミルやセクトール、エリーズには軽すぎる仕事かもしれんが、数が要るって話だからなあ。
 まあ、ちっと安いが、こっちの、」

 言いながらもう一枚の羊皮紙をひらひらと振ってみせ、

「――監察室絡みの案件よりは、お前さんたちにゃ合ってると思うんだがね」

 そう悪い話じゃあないと思うぜ、とジョージは語る。

「期限にゃまだ余裕があるが、ほかの奴らが乗るって言やあそっちに回すことになる。
 今んとこ競合しそうな連中はいねえんだが、」

 なにやら書き付けてある帳面にちらりと目をやり、

「そろそろ別の依頼に出てる奴らも戻ってくる頃合、ってのがあるからなあ。
 決めるなら早めに頼むぜ、善は急げ、ってよく言うだろ?」

「で、どうだ。
 ――ひとまずは話だけでも、聞いてきちゃくれねえか?」

※ ※ ※

 依頼人に指定された場所はオランの街中にある貴族の屋敷。
 一等地、というには少々、市の中心街からは外れている。

 門衛に来意を告げれば、冒険者たちは屋敷の一室に通される。
 部屋の一隅には火の入った大きな暖炉、中央にこれも大きな円卓。

 待っているのは屋敷の主人にして依頼人、アンセルム子爵だ。

 40をいくつも過ぎないというが、痩せた身体からは壮年の男性がもつある種の力強さを感じない。
 色白の細面に白いものの交じる金褐色の髪、柔和そうな藍色の瞳。
 幅の狭い肩から上掛けを羽織り、時折乾いた咳をする。
 身体が弱いのか、病なのか、あるいはその両方であるのかもしれない。

「フリクセル=セレンソンです」

 穏やかな声でそう名乗り、かれは冒険者たちに椅子を勧める。

「どうぞ、かけてください」

 控えていた使用人に頷くと、使用人は円卓に地図を広げた。

snake_02.png 椅子に腰を落ち着けてから、かれは思い出したように問うた。

「よい日柄ですが、さすがに少々寒くなりましたね。
 暖かい飲み物でも持ってこさせましょうか」

 冒険者たちが注文を述べれば、使用人がそれを聞くことだろう。
 全員の注文を聞き、一礼して、使用人は部屋を出ていった。

※ ※ ※

「さて、本題ですが」

 フリクセルは切り出す。

「宿のご主人から、おおよそのところは聞いておられますね?」

 言いながら、彼はフラナリー街道、と記された街道を指差す。

「この街道――蛇の街道の側道ですが、このフラナリー街道沿いで、妖魔が常よりも活発に動いているようなのです。
 例年この時期、数件は妖魔を見たとの報告が上がるのですが、今年は普段の年よりもそれが多い。
 今までほとんど妖魔の出たことのなかった村からも、目撃の報が寄せられております」

「今のところ村や人が襲われたという類の、直接的な被害の報告はありません。
 ただ、目撃報告の数が多く、例年見かけぬ場所で見られた、という状況なのです。
 また、確報ではありませんが、巨人の類を見た、との報まで出ております。
 おそらくはホブゴブリンなどを見誤ったものでありましょうし、仮に事実であったにせよオーガーなどの下位巨人種でしょうが、山中の寒村にとっては十二分な脅威、というよりもむしろ災厄と言えましょう。
 放置すれば直接的な被害もいずれは出ましょうし、たとえそういった害がないにせよ、妖魔が出るというだけで周辺の村々は怯えて暮さねばなりません」

「無論、本来、こういった害に対処し、民人の安寧を守るは騎士団の役割です。
 ですが――」

 山狩りをするにも、闇雲に兵力を山へ送り込むわけにはいかないのだ、と子爵は語る。

「妖魔どもを狩り出すならば巣を明らかにせねばなりません。
 大規模な捜索を行えば妖魔どもも騎士団の動きに気付きましょうし、そうなれば討ち漏らす可能性は低くありません。
 また、上位種に率いられた妖魔は妖魔らしからぬ知恵を持つ集団となります。
 であれば、伏撃なども考慮に入れねばならない」

 ひとたび敵を捕捉し、正面からぶつかることができれば、騎士団は有効な打撃を与えうる。
 だが山中、目立たぬように敵の本拠を探りつつ戦う、というような仕事は得手ではない。

「そういった仕事には、冒険者である皆さんのほうが適任であろうと考えております」

「ゆえにあなたがたに依頼したいことは、妖魔どもの巣の捜索です。
 必ずしも行き会った妖魔を殲滅することを求めるものではありません――が、無論、あなたがたの腕前に頼らぬという話でもありません。
 求めるものは情報ですが、その過程で妖魔を討っていただけたならば、その数と質に応じて報酬を引き上げましょう」

 いかがでしょうか、と子爵は問うた。

「お引き受けいただけましょうか?」

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■GMから

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 導入です。

 お読みいただいておわかりのとおり冒険者の店のシーンはさくっとすっ飛ばしておりますが、店や道中でのあれこれは適当に描写し、ロールプレイしていただいて構いません(もちろん、GM同様にさくっと飛ばして依頼人との会話シーンからでも結構です!)。


◆質問などについて

 質問やリクエストなどは随時受け付けますのでがんがんどうぞ!

 PCレベルの(キャラクターとしての)質問でも、PLレベルの(プレイヤーとしての)質問でも受け付けます。
 PCレベルの会話や質問はキャラクターの台詞として、PLレベルの質問や相談は「PLから」パートで、というふうに分けて書いていってくださいね。

 この記事の前半がNPCの台詞と描写、後半が「■GMから」と分かれているのが一例です。


◆買い物などについて

 買い物をしたい方はこのカテゴリの間、つまりオランにいる間は、通常材質・通常品質の武器および通常のアイテムに限り自由に買い物をしていただいて結構です

 前金は報酬800ガメルのうち2割ですので160、6人分で960ガメルです。
 分配はもちろん、PCの差配に任されます。
 たとえば必要な装備を整えるのにお金がかかるひとがいれば、多めに配分する、などという調整も可能です。
 PC同士・PLさん同士で相談して決めてください。

 マジックアイテムは魔晶石のみ購入を認めます
 3点までの大きさのものを、ひとりあたり1d3個まで購入可能、としましょう。

 買ったものはキャラクターシートに反映させ、GMにその旨伝えてください。
 オランを離れたあとは、基本的に武器などは手に入らなくなるとお考えくださいね。


ヴェン(シモン) 2013.02.07 [21:45]

**** ミノタウルス亭 ****
金もなく毎日の食事にも事欠く状況だったヴェンは慎ましやかな朝昼夕兼用飯をとっていると、ミノ亭のおやっさんが声を掛けてきた。

> 「よおお前ら、手が空いてるならこんな依頼はどうだ」

ミノ亭のおやっさん、『依頼』という言葉に素早く反応。
(シメた。金がなく毎日の食事にも事欠く状況だった日々におさらばできる。)
いの一番に依頼内容をみる。

> 妖魔の拠点の捜索依頼。
> 報酬はひとり800ガメル。
> 前金2割、路銀支給。

今まで貰った仕事のなかでも高額だ あまりの報酬の良さに目を丸くした。
しかも、妖魔の拠点を探すだけの簡単なお仕事。倒す必要性が全くない。
路銀までも支給って、条件だけだったら今までの仕事の中でも最高に良い。



> 「お前らにゃぴったりの――ミルやセクトール、エリーズには軽すぎる仕事かもしれんが、数が要るって話だからなあ。
>  まあ、ちっと安いが、こっちの、」

ミノ亭のおやっさんは、自分の後ろに控えている面々に『軽すぎる仕事』だと話掛けていた。
ミノ亭にいる古株さんたちだ。名前はよく知らないが、顔は知っているレベル。 ミル、セクトール、エリーズって言うらしい。

この人達も参加するなら鬼に金棒って奴じゃん。 なんかほとんど仕事することなしに報酬貰えそうな超優良依頼じゃないか


> 「そろそろ別の依頼に出てる奴らも戻ってくる頃合、ってのがあるからなあ。
>  決めるなら早めに頼むぜ、善は急げ、ってよく言うだろ?」

> 「で、どうだ。
>  ――ひとまずは話だけでも、聞いてきちゃくれねえか?」

「聞くも何も俺はなんだってやるぜ! 任せてときな!!!」
**** ミノ亭での自己紹介 ****

「俺はヴェン。まだ、駆け出しの冒険者だが、戦士としての腕は誰にも劣るとは思わないぜ」
と(戦士として)ベテランそうなセクトール、エリーズやバーラーを見ます。




**** 貴族の屋敷 ****

依頼人に指定された場所はオランの街中にある貴族の屋敷。

場違いなところにきたせいで、やたら緊張している。
ミノ亭での勢いはどこへやら、集団の後ろにちょこちょこと付いって行き、借りてきた猫のような有様だった。

子爵に促されるまま椅子に腰を掛けていたが、全然落ち着かない。キョロキョロと周りの様子を見渡しては
早く、屋敷の外に出たいと願うばかりであった。

> 「よい日柄ですが、さすがに少々寒くなりましたね。
>  暖かい飲み物でも持ってこさせましょうか」
 
「じゃあ、エールを。」

(いつもの調子で、つい口走ってしまった...)
冷や汗がタラタラ出て、手や足が汗ばむ。
(こんなところならモンスターたちと戦っている方が100倍マシだ。)


> 「宿のご主人から、おおよそのところは聞いておられますね?...略...
> そういった仕事には、冒険者である皆さんのほうが適任であろうと考えております」

長い話が繰り広げられていたが、気が動転してほとんど頭には入らない。子爵が話している間中、キョロキョロと
部屋の置物を見たり、他の冒険者の顔を1人1人伺ったり、使用人をみたり、窓から外を見たりしていた。

(要約すると巣穴を探せってことか?)

> 求めるものは情報ですが、その過程で妖魔を討っていただけたならば、その数と質に応じて報酬を引き上げましょう」

この言葉を聞いた瞬間、目を見開き子爵の顔を見据えた。
目が冴え渡り、耳に研ぎ澄まされ、血が沸き、筋肉は踊る。肉食獣になった気分だ。滾る。
(倒せば倒すほど報酬があがる!)

> 「お引き受けいただけましょうか?」


手のひらをテーブルに勢い良く手で叩きつける、「その話、乗った!!やらせて貰うぜ!」
「俺はヴェン。 報酬、よろしく頼むぜ フリクセルの旦那!」

「俺からの質問は、この仕事の期日はいつまでにだ? 妖魔どもは見つけ次第 叩き潰させて貰うからな」
「妖魔のどこで目撃された場所を地図上で示してくれ」
「あと、そうだな。このあたりで巣穴になりそうなポイントも示してくれると有難い。」

===========================================
PL:シモン@ヴェンより

皆様、よろしくお願いします。
前金使って何かする予定はないので、お金を使いたい方が居ればどうぞ。

いなければ 160Gを受け取っておきます。

質問の補足

1.「俺からの質問は、この仕事の期日はいつまでにだ? 妖魔どもは見つけ次第 叩き潰させて貰うからな」
 ヴェンの意図としては、期日までずっと妖魔を狩って、報酬を釣り上げたいという思いから来ているものです。

2.「妖魔のどこで目撃された場所を地図上で示してくれ」
 ヴェンの意図としては、地図上というのがミソで、目撃ポイントが多数ある箇所の近辺を調査したいというものです。目撃ポイントが集まる箇所の近辺に巣穴があると推測。あと、記載はしてないのですが目撃日時がわかるとなお良いです。 理由は巣穴が移動しているパターンの割り出しが可能となる。

3.「あと、そうだな。このあたりで巣穴になりそうなポイントも示してくれると有難い。」
 ヴェンの意図としては、廃墟や山小屋、洞窟、廃城、川、湧き水の出る箇所など巣穴になりそうなポイントを押さえて、早く巣穴を特定してノルマ(巣穴の探索)をクリアしたいというものです。


エリーズ(ターナー) 2013.02.07 [23:39]

「夢を追う君と?見守る僕に?」

つかの間の陽気で、気分も何と無く晴れやかになる。
ちょっと多めに用意したバレンタイン用のお菓子の材料
美味しくできるといいなぁ

・・・・・・・
会えない時は中々会えないもので
いえ、決して迷子に成ったわけじゃありませんよ

「はい、セクトさん。今年のバレンタインです。」

今回はマシュマロをチョコレートで覆ったものである。
どちらかと言うとマショマロを作る方が苦労した気がする。
一個大失敗してしまったのは内緒である。

>「よおお前ら、手が空いてるならこんな依頼はどうだ」

空いてません、贈り物を食べてもらってます。
抗議の視線を送ってもジョージさんは大人のスルー
何かずるい
渋々依頼書を見る。・・・・そこまで悪い条件ではありませんね

>「お前らにゃぴったりの――ミルやセクトール、
>エリーズには軽すぎる仕事かもしれんが、
>数が要るって話だからなあ。
>まあ、ちっと安いが、こっちの、」

妖魔ですか、納得は行きませんが駆除していかないと
被害が出ると言う、何と言うか鳥獣被害に近い
物にここの所思えてきた所存です。
私も大分染まってきた気がする。(はぁっ

>「――監察室絡みの案件よりは、
>お前さんたちにゃ合ってると思うんだがね」

そちらは全力でお断りします。

>「で、どうだ。
>――ひとまずは話だけでも、聞いてきちゃくれねえか?」
 
何時もお世話になってるジョージさんにそう言われたら
断れませんよ

「私は受けようと思います。セクトさんはどうなさいますか?」

>「俺はヴェン。まだ、駆け出しの冒険者だが、
>戦士としての腕は誰にも劣るとは思わないぜ」

「ミルさん、バーラーさん。今回もよろしくお願いします。
お二方、始めまして。エリーズ・モーティマーと申します。
現在マーファ神殿で読師を務めております。
今度、祓魔師として昇階するよていです。
御用があれば何時でもお尋ねください」

頭を上げる。ミルさんとバーラーさんが居れば大抵何とかなると思いますし、今回の依頼は妖魔相手みたいですし

・・・・・・
依頼主の元へ移動することとなった。

「ところで、ミルさんとバーラーさん縁結びの方どうなりましたか?」

とりあえず、道中そんな話を振って見ながら
進むと、市の中心から離れた貴族の屋敷に着いた。

>「フリクセル=セレンソンです」

「マーファ神殿で読師を勤めているエリーズ・モーティマーです
。よろしくお願いします。」

椅子に勧められが・・・・
席の場所のせいで地図が良く見えないので結局立つ事に成った。
私の座高が低いせいじゃないと思いたい

>「よい日柄ですが、さすがに少々寒くなりましたね。
>暖かい飲み物でも持ってこさせましょうか」

ここで何も頼まないのも失礼に当たる。

「・・・・紅茶を、ストレートで」

>「じゃあ、エールを。」

ヴェンさん仕事中ですって(汗

・・・・・・・
フラナリー街道、蛇の街道の側道である。
この街道はこの時期妖魔の活動が活発になるらしい
今年は普段よりも目撃情報が多いため
今回の依頼だそうな、騎士団を出すと妖魔は逃げ散って
再集結してのいたちごっこになる可能性がある為
とタブン騎士達が駄々捏ねたんだろうなぁ
たかが妖魔相手に怪我したら不名誉だしそう言うのを
人一倍嫌うのが騎士である。領主様も大変そうだ。

「ゆえにあなたがたに依頼したいことは、
妖魔どもの巣の捜索です。
求めるものは情報ですが、その過程で妖魔を討っていただけたならば、その数と質に応じて報酬を引き上げましょう」


>「その話、乗った!!やらせて貰うぜ!」
>「俺はヴェン。 報酬、よろしく頼むぜ フリクセルの旦那!」

さっきからヴェンさんの態度に冷や汗が止まらない
いや、うん。この領主様なら問題はないのですが

「できれば目撃された方に直接お話を伺いたいのですができますか?」
「後、拠点とする場所の宿の手配と保存食の支給をお願いします。」
「伏撃に適したポイントとかは何方にお尋ねすれば良いのでしょうか?後、案内役の方はおられますか?」

・・・・・・
PLより

お金は保存食もらえるなら、前回の冒険で矢は余ってるので
特に無いです。

Laingmまたよろしくお願いします。
一葉さん、シモンさん始めまして、
迷子系神官のエリーズのPLターナーですよろしくお願いします
ハインツさん、コレステロール満載さんアメムラからの一緒で嬉しいです、よろしくお願いします。
いあさん、魔法の扉以来ですねよろしくお願いします。

 バレンタイン作成1 2d6 <Dice:2D6[4,4]=8>
バレンタイン作成2 2d6 <Dice:2D6[1,1]=2>
バレンタイン作成3 2d6 <Dice:2D6[2,5]=7>

セクトに渡したのは達成値8のものです。
1ゾロはゴミ箱へ、知り合いへ行きました。

バーラー(コレステロール満載) 2013.02.08 [06:44]

理想の男性を探しに訪れたミノタウロス亭でわたくしは御夫婦のお姿を発見しましたわよ

「ミル様、セクトール様、エリーズ様、お久しぶりね」
にっこり笑って御挨拶よ

>「はい、セクトさん。今年のバレンタインです。」

「あらいいわねーではわたくしのチョコレートは皆様で」

できの悪かったチョコはセクトール様に、できのよかったほうは皆様に
これで、エリーズ様が引き立ちますわね
そしてお2人にこっそり

「<御子様・・まだ?>」


その時、ジョージ様が仕事の話を始めましたわ

>「お前らにゃぴったりの――ミルやセクトール、エリーズには軽すぎる仕事かもしれんが、数が要るって話だからなあ。
> まあ、ちっと安いが、こっちの、」

「ジョージ様、どんなお仕事ですかしら?」

また、色々な事が経験できるわね

>「で、どうだ。
> ――ひとまずは話だけでも、聞いてきちゃくれねえか?」

わたくしは、にっこりしながらうなづきましたわ

>戦士としての腕は誰にも劣るとは思わないぜ」

心強いわね
 
>「ミルさん、バーラーさん。今回もよろしくお願いします。
>お二方、始めまして。エリーズ・モーティマーと申します。
>現在マーファ神殿で読師を務めております。
>今度、祓魔師として昇階するよていです。
>御用があれば何時でもお尋ねください」

「すごいわ!わたくしはまだまだね」


楽しみね
---------------------------------------------------------------

移動中にエリーズ様が
>「ところで、ミルさんとバーラーさん縁結びの方どうなりましたか?」

「いないわ・・縁ってあるのかしら?って感じですわ」

>「フリクセル=セレンソンです」

「わたくしわ、バーラーと申します。」

お辞儀をしましたわ
なんとなく病弱に見えるのですが、大丈夫なのかしら?

「セレンソン様、お体大丈夫ですか?」

背中をやさしく、さすりましたわ
本当に大丈夫かしら?

>「どうぞ、かけてください」

>「よい日柄ですが、さすがに少々寒くなりましたね。
> 暖かい飲み物でも持ってこさせましょうか」

「ありがとうございます、わたくしは紅茶をいただけるかしら」

背中をさすりながら、そう答えましたわ
------------------------------------------------------------------
お話を聞いていると、かなり深刻な御様子
なんとかしなければなりませんわね

>「妖魔どもを狩り出すならば巣を明らかにせねばなりません。
> 大規模な捜索を行えば妖魔どもも騎士団の動きに気付きましょうし、そうなれば討ち漏らす可能性は低くありません。
> また、上位種に率いられた妖魔は妖魔らしからぬ知恵を持つ集団となります。
> であれば、伏撃なども考慮に入れねばならない」

>「そういった仕事には、冒険者である皆さんのほうが適任であろうと考えております」

>「ゆえにあなたがたに依頼したいことは、妖魔どもの巣の捜索です。
> 必ずしも行き会った妖魔を殲滅することを求めるものではありません――が、無論、あなたがたの腕前に頼らぬという話でもありません。
> 求めるものは情報ですが、その過程で妖魔を討っていただけたならば、その数と質に応じて報酬を引き上げましょう」

巣・・わたくし達全員で全ての巣を見つけることができるのかしら?
巣って、どのくらいあるのかしら?お話を聞く限り行って見ないと分からないわね
でも、全部退治しないと・・全部の巣が見つかったかもわからないわね

>「お引き受けいただけましょうか?」

わたくしは微笑みながら答えましたわ

「少しでもお役に立てるよう、がんばりますわ」

PL-----------------------------------------------------------------------
 バーラー 頭悪いので
 すぐにお返事を^^
 巣を見つけたら報告、見つけたら報告でいいのかなーと思いつつ

 セクトール様以外はパーフェクトチョコをどうぞ!!
 でセクトール様はエリーズ様のチョコを御堪能くださいませ!!

06:39:15 バーラー@コレステロール満載 ≫ チョコ! 2d6+3 <Dice:2D6[6,6]+3=15>
06:38:52 バーラー@コレステロール満載 ≫ チョコ! 2d6+3 <Dice:2D6[2,1]+3=6>

 報酬は何方か使うのであれば使ってくださいね
 使う方無ければスーパーパーフェクトチョコレートの材料代に^^

アイリス(一葉) 2013.02.08 [07:39]

 秋の陽気。
 それは暖色の界間にすっと引いた寒色のラインをが主張する存在感に似ている。
 元の色より、より清々しく。周りの色も、より晴れやかに。
 今後の下り坂の時節の前触れだとしても、今のそれが心地良いことに偽りはない。

 さて、あたしは冒険者だ。
 この時期は本格的な冬で身動きが取れなくなる前にせっせと動く人で慌ただしくなる。冒険者自体は別に仕事の時期は関係ないけれど、もちろん動く人が多ければその分雑事も増える訳だから、雑事を糧とする冒険者の仕事も増えるという寸法だ。
 かくいうあたしも金がないので、それなりの報酬でそれなりに安全な仕事を探していた。
 ......新しい絵の具が買えないんだ。油壷もヘタってきているんだ。

 そんなとある日の、昼前のこと。
 いつものようにミノ亭で見飽きた依頼書をぼけっと眺めながらもあまり身が入らず、何度目か分からない先日描き上げた温泉の風景画の自己講評を脳内でし始めていた折、ジョージおやっさんが声を掛けてきた。

> 「よおお前ら、手が空いてるならこんな依頼はどうだ」

 依頼書には『妖魔の拠点の捜索依頼。報酬はひとり800ガメル。前金2割、路銀支給。』との文字。
 居合わせたのはあたしを含めて六人。
 面識があるのは先日山賊退治を一緒した豪傑漢のヴェンだけだけど、どう見てもあたしより手練れ揃い。

> 「お前らにゃぴったりの――ミルやセクトール、エリーズには軽すぎる仕事かもしれんが、数が要るって話だからなあ。
>  まあ、ちっと安いが、こっちの、」
> 「――監察室絡みの案件よりは、お前さんたちにゃ合ってると思うんだがね」

「......うへえ」

 そう言っておやっさんがひらひらさせる別の依頼書。
 監察室? なにそれ絶対やらねえぞ。面倒事は嫌いなんだ。自分から首を突っ込むなんて、正気の沙汰じゃない。

> 「で、どうだ。
>  ――ひとまずは話だけでも、聞いてきちゃくれねえか?」
> 「聞くも何も俺はなんだってやるぜ! 任せてときな!!!」

 と、勇ましいのはヴェン。あはは変わってねえー。

「あー。了解おやっさん。手が要るんっしょ? ならやれることはやらせてもらうよ」

 おやっさんから見ても周りの手練れ達から見れば軽い依頼のようだし、悪くはない条件だろう。

> 「俺はヴェン。まだ、駆け出しの冒険者だが、戦士としての腕は誰にも劣るとは思わないぜ」
> 「ミルさん、バーラーさん。今回もよろしくお願いします。
>  お二方、始めまして。エリーズ・モーティマーと申します。
>  現在マーファ神殿で読師を務めております。
>  今度、祓魔師として昇階するよていです。
>  御用があれば何時でもお尋ねください」

 二人に続いて、居合わせた皆に向かって自己紹介だけは済ませておく。

「ああ、ええと。アイリス・リトルトンです。野外活動と弓なら少しは。あと何でか、ヴェーナー様の奇跡も多少。
 ......駆け出しなんで、お手柔らかにお願いしまーす」


 * * * * *


 依頼人に会うべく指定された場所は、貴族サマのお屋敷。気のりはしないけど仕方ない。
 あたしからすれば一等地も二等地も関係ない。どっちも天上地だ。
 家に門衛が居る事も、部屋が何部屋もある事も、大きな暖炉も、設えられた調度品も、全部が別世界のようだ。
 ......落ち着かねえけど、こればっかりは仕方ない。
 そわそわ待っているうちに現れたのは病弱そうなおじさんだった。フリクセル=セレンソンと名乗ったその人は、あたしたちに椅子を勧め、使用人に指示して早速円卓に地図を広げさせた。

> 「わたくしわ、バーラーと申します。」

「ええっと、申し遅れました。私はアイリス・リトルトン。野外活動は慣れていますのでそれであればお力になれるかと」

 バーラーに続いて名乗る。どうも遅れがちなのは落ち着かない雰囲気のせい。きっとそう。

> 「よい日柄ですが、さすがに少々寒くなりましたね。
>  暖かい飲み物でも持ってこさせましょうか」

 フリクセルは一度腰を下ろしてから思い出したようにそう言った。余裕がないな。と穿った見方をするのは捻くれ過ぎだろうか。

「ありがとうございます。あー、フリクセル様。それであればあたしは白湯を頂ければ」

 ありがたく頂戴しておこう。貴族サマへの応対方法? 知らないよ!


 * * * * *


 依頼の内容は要約すると、以下のような内容だった。
 いわく、フラナリー街道沿いで妖魔が活発に出没している。
 いわく、直接的な被害はないが目撃数が多い。
 いわく、今の段階で騎士団を投入をするには情報が足りない。
 いわく、妖魔の巣を探して欲しい。
 うん。筋は通っている。そういった大事の前の小事のような仕事はまさに冒険者向きだろう。倒さなくても良い、というのも非常にあたし好み。主に危険度的な意味合いで。
 ほぶごぶりんとかおーがーとか、よく知らないけどゴブリンみたいなもんでしょ。多分。

> 「お引き受けいただけましょうか?」
> 「その話、乗った!!やらせて貰うぜ!」
> 「俺はヴェン。 報酬、よろしく頼むぜ フリクセルの旦那!」
> 「少しでもお役に立てるよう、がんばりますわ」

 ヴェン、さすがである。あたしみたいに相手サマのご機嫌をちょろちょろ窺う小物とはこの差だ。
 バーラーも乗り気のようだ。気後れしないうちにあたしも意思表明をしておく。

「はい、あたしも受けさせて頂こうと思います」


 それで不躾ですが質問をいくつかよろしいでしょうか、と前置いてあたしはフリクセルに問い掛けた。

「ヴェンと同じになりますが、騎士団を動かすのは相応の準備が必要で、それ今日明日という訳にもいかないはず。
 できるだけ早くが好ましいとは思っていますが、あたしたちが情報を持ってくるまで
 待って頂けるのはどれくらいまでか、おおよその日にちはお伺いできますでしょうか」
「例年現れる妖魔共の目的は、単純な強奪やそれに準じるものでしょうか」
「もしフラナリー街道沿いに蛮族が好む特産品などがあれば、知っておきたくあります」
「フラナリー街道及び、街道沿いには常備兵力などはありますでしょうか」
「例年見かけぬ場所、との事ですが、例年見かける場所と今年見かけた例外場所の分布と、
 その地点におおよそ何があるかをお聞かせ願えないでしょうか」
「例年の情報で構いません。今までに現れた妖魔の種類と、数の傾向はどれくらいでしょうか」

 ああもちろん現地で聞いた方がいいと言うのであればそれに従います。と付け加えて。

 


==============================
PL@一葉より:
 それでは皆様、これからよろしくお願いいたします。
 前半はフレーバーです。わっしょいわっしょい。
 アイリスのイメージは「所々雑な小娘」です。特に親しみを持つほど雑になる傾向があります。
 ですが、呼び捨てとか言葉使いとかお嫌であれば言って下さい。指摘頂ければやめますので。

■内容補足
 アイリスは依頼を受けます。とりあえず質問をいくつかさせて頂きました。
 内容は要約すると、
  ・最悪、何日中ぐらいまでに依頼を終わらせればいいですか?(期限のお尻)
  ・例年の妖魔はいわゆる烏合の衆ですか?
  ・良質の麦が取れるとか、フラナリー街道沿いに蛮族が好みそうな要素はありますか?
  ・フラナリー街道沿いに常備兵力(村の自警団レベルでも)はありますか?
  ・例年出る場所と例外場所の、具体的な違いを分かる範囲で知りたいです。
  ・いつも出る妖魔の種類と数が知りたいです。
 というような感じです。

■買い物
 路銀支給との事なので、アイリスは買い物はありません。というかお金無(ry
 もし前金の融通や魔晶石の貸与が欲しい方がいれば仰って下さい。ご協力します!

■妖魔共について
 とりあえず妖魔という事で名前は出ていませんがゴブリンちゃんと、
 ホブゴブリンちゃんとオーガーちゃんを知識判定してみましたがあえなくゴブのみとなりました。

 07:26:55 一葉@アイリス ≫ ほぶごぶ 2d6 <Dice:2D6[6,1]=7>
 07:27:04 一葉@アイリス ≫ おーがー 2d6 <Dice:2D6[3,6]=9>
 07:28:09 一葉@アイリス ≫ ごぶ 2d6 <Dice:2D6[5,6]=11>

セクトール(ハインツ) 2013.02.08 [21:13]

「同じ星の光が降り注ぐ」

つかの間の平和の中、歌を歌いながら武具防具の手入れをする。
少し余分に用意した、武器の手入れ用の砥石等の道具
きっちり綺麗になればいいなー

==============================
> 「ミル様、セクトール様、エリーズ様、お久しぶりね」

「よ、この前はお疲れさん」

バーラーに軽く挨拶をする。近くには見るの姿もあった

 

> 「はい、セクトさん。今年のバレンタインです。」

「お、ありがとな」

差し出されたチョコレートを一つ頂く

口の中にチョコの甘味と、マシュマロのふわり感が口の中に広がる

「ん、美味い」

>「あらいいわねーではわたくしのチョコレートは皆様で」

「お、サンキュー。後で頂くぜ」

バーラーから貰ったチョコをバッグに入れる

エリーズのチョコをもう一つ頂こうとするときに、バーラーが近寄って

>「<御子様・・まだ?>」

「ブッ!」

 

いやいやいや、俺まだエリーズの親ん所に顔出してないよ
ってか、父さんたちにエリーズの話すらしてないからな
それにまだベッドだって二人別々だし
ダブルベッドにしようという話は切り出せないし

キスもまだだし

エリーズとの間に子供欲しいよ

それにエリーズも抱きつきたいし

 

・・・やめよ、頭がグルグルしてきた


>「よおお前ら、手が空いてるならこんな依頼はどうだ」

「わ、わーどんな依頼だろー」

やや棒読みな感じにいながら依頼書を手に取る

内容は妖魔の拠点の捜索

>「お前らにゃぴったりの――ミルやセクトール、エリーズには軽すぎる仕事かもしれんが、数が要るって話だからなあ。
> まあ、ちっと安いが、こっちの、」

まぁゴブリンは数が増えたらある種の脅威だからな

>「――監察室絡みの案件よりは、お前さんたちにゃ合ってると思うんだがね」

そっちは全力で断ります

>「で、どうだ。
>――ひとまずは話だけでも、聞いてきちゃくれねえか?」

>「私は受けようと思います。セクトさんはどうなさいますか?」

「おう、いいぜ。」

さて、んじゃ早速移動しますかと席から立つ


>「あー。了解おやっさん。手が要るんっしょ? ならやれることはやらせてもらうよ」
>「聞くも何も俺はなんだってやるぜ! 任せてときな!!!」


とバンダナ巻いた男性と髪を結んだ女性が話に乗ってきた

>「俺はヴェン。まだ、駆け出しの冒険者だが、戦士としての腕は誰にも劣るとは思わないぜ」

>「ああ、ええと。アイリス・リトルトンです。野外活動と弓なら少しは。あと何でか、ヴェーナー様の奇跡も多少。
> ......駆け出しなんで、お手柔らかにお願いしまーす」

「マイリー神官のセクトールだ。よろしくなお二人さん」

>「ミルさん、バーラーさん。今回もよろしくお願いします。
>お二方、始めまして。エリーズ・モーティマーと申します。
>現在マーファ神殿で読師を務めております。
>今度、祓魔師として昇階するよていです。
>御用があれば何時でもお尋ねください」

「そいつはめでたいな。」

戻ってきたら何かプレゼントでもするか

そのためにも!何が何でも全員生きて還る!

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依頼人から指定された場所・・・と言ってもオランにある貴族の屋敷へと訪れる

部屋に通され、暫く待つと依頼人らしき人がやってきた

>「フリクセル=セレンソンです」

「マイリー神官のセクトールです。」


互いに自己紹介を終えて、フリクセル氏は地図を指さす

話を掻い摘めば、フラナリー街道近辺で妖魔の被害が増えてきており、その妖魔の巣窟を探しだして欲しいとのことだ

> 「お引き受けいただけましょうか?」

「その依頼、引き受けましょう」


そして皆それぞれ質問をフリクセル氏に問いかける

「俺からは、そうだな・・・万が一、俺らでは処理しきれない妖魔と遭遇した場合はそのまま退いても問題はないか?」

懸念しているのはフラナリー街道で目撃された巨人のこともある

が、俺が直感で思ったのは巨人より厄介なのが出てくるかもしれないということ

その根拠が、目撃されたフラナリー街道南には忘れもしないあの場所

 

魔神、ザルバードと戦った遺跡がある

 

まぁ流石にあん時の別のやつが現れてるなんて無いよな。儀式の魔法陣は綺麗に消したし

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PL

無理っぽかったら逃げてもいい?というお話

>LainGM
またご迷惑をお掛けします。というか今回の場所って、禁書の舞台の近くなんですねw

>ターナーさん、コレステロール満載さん、いあさん
アメノムラに続いてよろしくお願いします!

>一葉さん、シモンさん
健康優良不良青年系神官戦士のセクトールの中の人ハインツです!よろしくお願いします

ミル(いあ) 2013.02.09 [12:58]

かたん
ころころ

「いてっ」

いつものようにぴたごらで目を覚ます
一緒のお布団には迅鉄
いつもの朝

しかし今は急迫
財布の中身が、ほとんどない

「おあよ?」

ジョージはんとこいって一服
けぶりたつ煙
さて、いよいよもって、なんぞ依頼を引き受けねば

掲示板を見てたら、みかねたのかジョージはんが声かけてくれた

>「よおお前ら、手が空いてるならこんな依頼はどうだ」

「引き受けたっ!」

依頼内容、知らん
報酬、メザシくらいは買えるやろう
依頼人、極悪人でもかまへん

それでも、財布の中身にはさからえんわけで
くわしく見てみると

> 妖魔の拠点の捜索依頼。
> 報酬はひとり800ガメル。
> 前金2割、路銀支給。

ふむ、討伐か

>「お前らにゃぴったりの――ミルやセクトール、エリーズには軽すぎる仕事かもしれんが、数が要るって話だからなあ。
かまわんかまわん

>「――監察室絡みの案件よりは、お前さんたちにゃ合ってると思うんだがね」

「いやっ!
 こっちのにする!」

あのハゲジジイ相手にするよか、弱い妖魔をぶちのめすほうが、胃の案配が大きく異なる
わし、とジョージはんの手を取って、ウチはこの依頼を受けることにした

さて、と
受けた這う桁で、一人で受けるわけでもないんやが、と、見知った顔がおる

セクトに、バーラー、エリーズか
他には知らない顔ぶれがおるけど、知り合うのが楽しいウチとしては願ったり

>「ミルさん、バーラーさん。今回もよろしくお願いします。

「うん、こちらこそや」

>「ミル様、セクトール様、エリーズ様、お久しぶりね」
>にっこり笑って御挨拶よ

「ああ、バーラーもよろしくや
 と、おお、チョコレート?
 おおきに?」

やべ、ウチは用意しとらんやった
料理ってぇか、菓子作りは苦手なんやもん


>「ああ、ええと。アイリス・リトルトンです。野外活動と弓なら少しは。あと何でか、ヴェーナー様の奇跡も多少。
> ......駆け出しなんで、お手柔らかにお願いしまーす」

>「俺はヴェン。まだ、駆け出しの冒険者だが、戦士としての腕は誰にも劣るとは思わないぜ」

「やあ、ウチはミルや、魔術師と盗賊やっとる
 よろしゅうなぁ」

迅鉄がちょろりと肩から降りて、、アイリスとヴェンの手をなめた

アイリスはレンジャーもやってるみたいやな

となると、うちわけは戦士4、神官2、盗賊1の、魔術師1、レンジャー2か
揃ったなあ
こりゃ楽ができそうや

>「ところで、ミルさんとバーラーさん縁結びの方どうなりましたか?」

「げほっ!」

いきなりの振りにむせる

「エ?リ?ズ?
 なんやのん、自分は相手おるから余裕ってか?
 ゆとりか、それは相手がおる余裕なんか? そうなんか?
 セクト!
 何をごにょごにょ言うとんねん」

バーラーも、普段から魔術師探してるみたいやし

「......バーラー、いっそウチら二人で付き合うか
 百合の世界もええかもしれへん」

薬指をからめる

まあ無論、冗談なんやけど

「セクトも久しぶりやなぁ
 前は禁書事件と、ハーピィんときか
 今度も頼むぜ相棒」

とん、と胸をつく
旅の仲間は出そろった
さて、依頼の内容は?


依頼人さんのおる場所まで移動
ぷかぷかと煙をはきながらみんなのあとついてく
やがてたどり着いたのは、貴族様のお屋敷、と

ちょぃと恐縮しながら、ウチらはその屋敷に入った

しかしアンセルム子爵

顔色、悪いなぁ
大丈夫かいな

>「どうぞ、かけてください」

恐縮です
と、出てきたこれは......エストン山脈の地図か

>「よい日柄ですが、さすがに少々寒くなりましたね。
> 暖かい飲み物でも持ってこさせましょうか」

お、気が利く

>「・・・・紅茶を、ストレートで」
>「じゃあ、エールを。」
「んじゃウチはウィスキーの湯割りで♪」

口々に好き勝手言う
あ、エリーズの視線が......
ちゃ、ちゃうねん
ほら、湯割りやから、大丈夫
ロックやないんやから
ね、ね?


>「宿のご主人から、おおよそのところは聞いておられますね?」

「討伐、とまでは」

この街道筋か、妖魔、ねぇ
ゴブリン程度ならなんとでもできるが、気になる単語も

> また、確報ではありませんが、巨人の類を見た、との報まで出ております。

おいおい
そないなもん出てきたら怖いな、さすがに

依頼人はんの言うとおり、ホブゴブリンの見間違いならいいんやが

>「妖魔どもを狩り出すならば巣を明らかにせねばなりません。
> 大規模な捜索を行えば妖魔どもも騎士団の動きに気付きましょうし、そうなれば討ち漏らす可能性は低くありません。
> また、上位種に率いられた妖魔は妖魔らしからぬ知恵を持つ集団となります。
> であれば、伏撃なども考慮に入れねばならない」

ふむ、小人数でのあぶり出しか
確かに、騎士団ではうごきが悟られる
ゴブリンシャーマンでもおったら、知恵回るしなあ

しかし、首数で報酬が上がると聞いたヴェンの反応には少しほほえましいものが
いや、ウチかて同じく、報酬は上がるならとことん上げたい
さて、ゴブリン共か
つぶしてもうかるなら、ひっ潰す!

>「お引き受けいただけましょうか?」

「ウチらでよければ」

グラスを傾けながら、ウチは口の端に、にいっと笑いをくべた


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遅くなりましたっ
依頼は歓迎で
聞くことは他の方々が聞いておられるので、自己紹介と事情説明を聞くのみ

あ、ウィスキーは薄くお願いしますw

GM(Lain) 2013.02.10 [01:41]

> 「いやっ!
>  こっちのにする!」

「そうか?
 さすがに払いはいいんだがなあ、そうかこっちにしてくれるか」

 にやにやと笑っているのは、きっとミルと監察室の縁を――けっしてミルにとって愉快なものではない縁を――知っているからだろう。

> 「聞くも何も俺はなんだってやるぜ! 任せときな!!!」

「いいねえ、そうやって勢いがあるのは実にいいねえ。
 若手ってな、そうじゃねえとなあ」

 ヴェンの台詞に、ジョージは相好を崩した。
 まあ安請け合いはろくなことにならねえから気をつけな、と付け加えることも忘れない。

>「あー。了解おやっさん。手が要るんっしょ? ならやれることはやらせてもらうよ」

「ああ、頼むぜ。
 依頼人が結構な上客でよ、あんまり仲介を断りたくねえんだ。
 店にしても冒険者にしても、金払いのいい依頼人ってのは財産だろ?」

 アイリスの返答を、ジョージは現実的なものと受け止めたようだ。

 オラン王国の北部に領地を構える貴族が依頼人だ、とジョージは言った。

「うちでももう何度か仲介しててな」

 そのすべてが妖魔絡みの仕事だったという。

 山間部のことであるゆえ、オランやその近郊の平野部よりも妖魔が潜む場所に事欠かない、という事情もあろう。
 また、近いというほどではないにせよ、北には妖魔の森も広がっている。
 その北にはプリシスとロドーリル。戦の絶えないふたつの国がある。

「近頃なにかと物騒なんだよ、あの辺はな」

 ――ま、だからおれやお前さんたちの食い扶持も頂けるってわけでね。

 半ば冗談半ば本気の表情でそう言い、ジョージは話を締め括った。

※ ※ ※

> 「わたくしわ、バーラーと申します。」

> 「マーファ神殿で読師を勤めているエリーズ・モーティマーです。
>  よろしくお願いします。」

> 「ええっと、申し遅れました。私はアイリス・リトルトン。野外活動は慣れていますのでそれであればお力になれるかと」

> 「マイリー神官のセクトールです。」

 名乗り返した冒険者たちに、子爵はいちいち頷いて傾聴の姿勢を見せる。
 そのように丁寧に接することにいかにも慣れた風で、これはおそらくそういう性格なのだろうと思われた。

> 「セレンソン様、お体大丈夫ですか?」

 歩み寄り、背中をさすろうと手を伸ばしたバーラーに使用人が表情を変えて一歩踏み出す。
 フリクセルは手を挙げてそれを制した。

「いや、結構――大事ありません。
 お心遣いのみ、有難く頂戴しましょう」

 バーラーの介添えも、柔和な笑顔ながらきっぱりと謝絶する。

 半身を捻って使用人を振り返り、諭すような口調で続けた。

「こちらのご婦人に害意も悪意もないことは解るでしょう。
 そう気色ばむものではありません」

 一歩下がった使用人が頭を下げ、申し訳ありません、と詫びた。
 フリクセルとバーラーの双方に、であろう。

※ ※ ※

「堅苦しい形式などは取り払いたいところでもありますが――」

 使用人が出て行ったあと、フリクセルは冒険者たちに語りかけた。

「彼らには彼らの役目と立場があります。
 主人たるわたしが彼らをないがしろにすることはできません」

 フリクセル個人として気にするものではなくとも、子爵としての立場が許さないこともある、ということであるらしい。

※ ※ ※

 話が一段落したところで、めいめいに飲み物が配られた。

> 「その話、乗った!!やらせて貰うぜ!」
> 「俺はヴェン。 報酬、よろしく頼むぜ フリクセルの旦那!」

> 「少しでもお役に立てるよう、がんばりますわ」

> 「はい、あたしも受けさせて頂こうと思います」

> 「ウチらでよければ」

「ありがとうございます」

 フリクセルはふたたび笑みを浮かべ、冒険者たちに礼を述べた。

※ ※ ※

 次々と質問を投げかける冒険者たちを、フリクセルは疎んじる様子もない。
 質問のひとつひとつに頷きながら、丁寧に答えてゆく。

「期日は――そうですね、ひとまず現地に着いてから1週間、としましょう。
 その間探して見つからない、となればその付近には巣がないとしてよいでしょうから」

「目撃された場所や巣となりうる場所、伏撃に適した場所――そういった細かな場所までを示すには、この地図では少々大きすぎますね。
 しかしおおよそ――」

 言いながら、シリル、と名の記された村の北を指でなぞる。

「この付近で、例年よりも特に多い、との報を得ております。
 場所としては街道の北側、エストン山脈の主稜に近い側、とお考えください。
 より詳しくは、現地に近い街でお聞きになるのがよいでしょう。
 ここ、フラナリー街道の南端、ローナムに騎士がおります」

 彼ならばよほど詳しくお話できましょうから、とフリクセルは続けた。

「案内役、と申されますと――たとえば、村人にその近辺の案内を、といった意味合いでしょうか。
 であれば、そのご要望にはお応えいたしかねます。
 村に住むものたちの安全を守ることが目的の依頼でありますゆえ。
 しかし、無論、現地でより詳しい情報を、直接妖魔を見た者から得ることはできましょう。
 宿の手配、糧食の手配なども含め、あなた方に協力するよう、書状を用意いたしました」

「妖魔どもの数や質について、ですが――」

 少し考える様子を見せ、ふ、と息をついて続ける。

「近年、妖魔どもはその勢いを増してきております。
 一昨年にはシャーマンとロードにそれぞれ率いられた群れが。後者にはオーガーが随行しておりました。
 昨年にも、シャーマンに率いられた群れが、出ております。
 数は――一昨年のものが10匹ほどと20弱、昨年のものがやはり10ほど。
 他にも、散発的な目撃例はあちらで2匹こちらで3匹、といった具合で、小競り合いなどは後を絶ちません。
 規模の大きい群れについては、いずれも村や民人に害を為す以前に、あなた方のような冒険者の助力によって排除されておりますが」

「例年の――昨年、一昨年のそれも含めてですが、妖魔どもの目的は、概ね略奪であろうと推察されております。
 もっとも、大規模な群れもありましたゆえ、そういった群れによる略奪の結果は村そのものの壊滅、といったことになりかねません」

「特に好むものや特別な場所、というよりは、つまり、人があまり入らず、騎士団などの大規模な戦力が展開しがたい場所と、人の住む場所が接近している、という事情によるもの、と判断されております」

「フラナリー街道沿いの戦力について、ですが、ローナムにはわが騎士団の一隊が常駐しており、またフラナリー街道の北端はベルトーニ辺境伯領にほど近い場所にあります。
 両端はそのように押さえてあるのですが、街道そのものの上に常在するのは、騎士団の巡検隊と村々の自警団程度でしかありません。
 街道に騎士団の戦力を張り付けておけるほどの余裕はない、というのが実情です」

「手に負えぬ妖魔の群れに行き当たった場合の判断はお任せいたします。
 ここであれこれと私が言うよりも、実地にそれを見るあなた方の判断を、私は信頼します。
 ただ、その場合は、群れが向かうと思われる村に必ずその旨の報を入れ、村人の避難を促していただけますよう」

 淡々とそこまでを話し、言葉を切って全員を見回す。

「事情についてはおおむねお解りいただけましたか。
 そのような状況ですので、何かと準備もありましょうが、明日には発って頂かねばなりません」

 無論、ほかにご質問やご要望があればこの場で承りますが、と付け加えた。

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■GMから

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 おそくなりました!
 レスレス。

>みなさま

 拾い落としがないかどうか、各自ご確認くださいませ。
 なにかあればご指摘いただけると助かります!

 次回は12日頃に進行の予定です。
 特になにもなければ次の街まで時間を飛ばします。

 より詳しい情報もそこで手に入るよ、とフリクセルは申しております。

 買い物等があれば、いまのうちにしておいてくださいませ。
 武器や魔晶石などはオランで買い揃えておくのがよいと思われます。

 無論、質問やロールプレイなども存分にどうぞ!


>ターナーさん

 騎士団が妖魔との戦いを嫌った、というわけではなく、得手としない場所で戦うことを避けた、というニュアンスです。
 戦力的に限りがあるので、無駄に損耗させたくない、という部分もあると思われますが。


>ハインツさん

 魔神が出たのは人為的な理由によるもので、かつ場所は蛇の街道の南の側道、プレヴァール街道沿いでした。
 なので、少なくとも現時点では、以前の事件と繋がりがありそうには思えません、と申し上げておきますねー。


>コレステロール満載さん

 背中さすさすは謝絶されました

 使用人が怒ったのは、断りも入れずに、身分の高い相手の身体にいきなり触れに行くのが無礼だから、という理由です。
 その後のフォローでお解りのとおり、フリクセルはあまりそういったことを気にしません。

 ただ、使用人は身分の差があることを前提にしており、それが世間における貴族との付き合い方の標準で、その前提に従えば使用人のとった行動は正しい、ということです。

 正しいことをしているのでフリクセルは面と向かって使用人を叱らず、やんわりと諭すだけに留めております。
 また、バーラーの行動を受け入れてしまうと使用人の立つ瀬がなくなるので、バーラーにも「お気遣いのみ」と言っている、というあたりですね!

 なお、今回の例に限らず、相手方の行動が自キャラの行動に関わる場合、描写できるのはあくまでも自キャラの意思のみで行えるところまで、という点にはご注意ください。

 今回の場合であれば、「背中をさする」は×(さする、という行為を相手が受け入れるか否かがわからないため)、「背中をさすろうと近づく」なら○(止められる場合でも近づいて → 止められた、という流れになる=近づくこと自体は相手方の意思と関係がないため)です。
 同様に、「握手する」は×(握手を拒まれる可能性があるため)、「握手を求めて手を差し伸べる」なら○(拒絶されても手を差し伸べること自体は相手の意思に関わりなく行えるため)です。

 細かいところではありますが、サイトのルールに関係しますので注意を喚起しておきますね。


ミル(いあ) 2013.02.10 [18:15]

ウチが監察の仕事をうっちゃらかしてこっちの依頼を請け負ったとき
ジョージはんが解ったかんじで笑うた

>「そうか?
> さすがに払いはいいんだがなあ、そうかこっちにしてくれるか」

「あんまいじめんといてやぁ、ジョージはん
 ウチゃ、ただでさえ目ぇつけられてんだから」

> 「聞くも何も俺はなんだってやるぜ! 任せときな!!!」
ヴェンが景気よく宣言した

>「いいねえ、そうやって勢いがあるのは実にいいねえ。
> 若手ってな、そうじゃねえとなあ」

「せやなぁ、若さってぇのは、ああやないと
 って、ウチかて若いわ!」

このへんのくだりは、なんや何かに対しての義理とでも言おうか
笑いの神様がノリツッコミをウチに強いる

>「ああ、頼むぜ。
> 依頼人が結構な上客でよ、あんまり仲介を断りたくねえんだ。
> 店にしても冒険者にしても、金払いのいい依頼人ってのは財産だろ?」

「うんうん
 金払いの悪い客はあかん
 顧客は財産やさかいな」

しかし地図で示された場所は、いろいろとなんやかやと、めんどっちぃ場所でもある
戦争に、妖魔の森
まぜこぜの大迷惑地帯

>「近頃なにかと物騒なんだよ、あの辺はな」

「ま、そのへんはおいおいやるさ
 喧嘩の火花くらいは引き受けよう」

そんな軽口を煙と一緒にはき出す
駆け出しの頃よか、少しゆとりがでてきた最近のことである



フリクセル氏は、なんや体の具合が芳しくないわしい
それでもバーラーの手をやんわり断ったあたりはさすがに上流階級といったところか

>「期日は――そうですね、ひとまず現地に着いてから1週間、としましょう。
> その間探して見つからない、となればその付近には巣がないとしてよいでしょうから」

それが、依頼のうちわけであるらしい

「うーんと、そんじゃ七日目で巣をめっけたとして、その討伐は目的ではない?
 ウチらで追加日数かけて潰しすのと、委細場所報告のみにするんと、どっちがええおすやろか?」

巣穴の捜索のみに目的が絞られるなら、そうしたい
火の粉払いや救出なんかみたく小人数特化が冒険者
『討伐』は、騎士団の本分やろう

このへんを分けとかんと、ウチらが全滅したらまた探索者を依頼せんといかんし

>「目撃された場所や巣となりうる場所、伏撃に適した場所――そういった細かな場所までを示すには、この地図では少々大きすぎますね。
> しかしおおよそ――」

手が添えられたのはシリルという地名
村の北か、村民も危ない思いしとんのやろな

>「この付近で、例年よりも特に多い、との報を得ております。
> 場所としては街道の北側、エストン山脈の主稜に近い側、とお考えください。
> より詳しくは、現地に近い街でお聞きになるのがよいでしょう。
> ここ、フラナリー街道の南端、ローナムに騎士がおります」

「ふむ......騎士様ね......」

唇に人差し指を当てて、ウチは半ばひとりごちた

ウチらの近しい同類には、依頼事をほっぽって情報だけ聞いてそれを売り買いするやつもおる
なんにせ、相手も騎士様
ウチらの風体から身分が怪しまれると面倒や

>「案内役、と申されますと――たとえば、村人にその近辺の案内を、といった意味合いでしょうか。
> であれば、そのご要望にはお応えいたしかねます。
> 村に住むものたちの安全を守ることが目的の依頼でありますゆえ。

なるほど、確かに
しかしまあ、最低限の情報提供と宿の手配があるのはありがたい話や

それに、交渉相手が騎士様となると、この人の紹介状でもなけりゃ、ウチらみたいな風体もバラバラな冒険者はうさんくさいもんやろう
身元証明ができるのはありがたい

最近になって妖魔がだんだん図に乗ってきよる、てなことをフリクセル氏は語る
ゴブリンシャーマンが出るってのは恐ろしいな
しかし想定してんのと数が違った
20とか、しかも......

「オーガまで?」

それにゴブリンシャーマンが複数で、まとめてかかって来たらちょぃ怖い
ゴブリンシャーマンかて、ぼっちなら封じ込めもできるやろけど

いよいよ大群を見たら、討伐そのものは騎士団願いの、ウチらは野外隠密に徹するのがよさそやな
まあ、小人数で見かけたらロードやろうがシャーマンやろうがボコるけど

あー、野伏って大事やんなぁ
今回は二人
まずもって安心できるか
ウチは屋内や洞窟専門やからなぁ

その他、いくつかの興味深い話と、ことを仕損じたときの恐ろしいケツマツも、フリクセル氏は語る

「村の全滅、か」

そいつはいただけんなあ
やっぱこの仕事、結構責任大きいな
ま、監察の仕事かつがされるよかなんぼかマシやけど

「フラナリー街道沿いの戦力について、ですが、ローナムにはわが騎士団の一隊が常駐しており、またフラナリー街道の北端はベルトーニ辺境伯領にほど近い場所にあります。

ベルトーニ、という名前に、ウチは覚えがあった
以前、ギルドの権力争いの仕事やったとき、依頼人やった人の名や

>「手に負えぬ妖魔の群れに行き当たった場合の判断はお任せいたします。
> ここであれこれと私が言うよりも、実地にそれを見るあなた方の判断を、私は信頼します。
> ただ、その場合は、群れが向かうと思われる村に必ずその旨の報を入れ、村人の避難を促していただけますよう」

「それはお任せを」

このへんはまあ、当然というかなんというか
山間の村では、ウチはけっこう楽しい思いをさせてもらったこともあるし、村人一番にいこう

「するってぇと、現地についたら、まずは村々の場所と待避ルートの作成せんとあかんかな?」

野伏せ二人に目を合わせる
そちらは専門に任せよう

「おし、んじゃウチらにお任せくださいな
 心配せんと......てのはまあ無理かもしれへんけど、あんまし思い詰めんでくださいな」

体の弱そうな人やから、心労のが心配

しかしゴブリンの集団かぁ

「セクト、ヴェン、お願いや、山道導いて」

二人には責任負わすことになるけど、ウチとしても、魔法が及ぶ限りでは手助けもできるかぎり

「おし、んじゃ明朝あたり出発かな?」

旅の仲間を顧みる
ウチはどんな顔してるやろ
みんなの顔は、とても頼もしい

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旅支度は、ミニギターと+1スモシ、R+5の剣、魔法発動体指輪です
保存食などはフリクセル氏の手配に任せます

明け方の出発をパーティに提案します

アイリス(一葉) 2013.02.10 [20:49]

> 「いやっ!
>  こっちのにする!」
> 「そうか?
>  さすがに払いはいいんだがなあ、そうかこっちにしてくれるか」
> 「あんまいじめんといてやぁ、ジョージはん
>  ウチゃ、ただでさえ目ぇつけられてんだから」

 監察室、でことさら大きく反応したのは白い羽飾りをした気の強そうなヒト。
 あんなヒトでも参るような場所なのか監察室。
 おやっさんのにやにや笑いが気になる。......気になる。

> 「マイリー神官のセクトールだ。よろしくなお二人さん」

 うん。この人は顔怖いけど多分話せる人。あたしの中の何かがそう言ってる。
 大体見た目通り性格まで怖い人なんて、白いカラスぐらいに出会ったためしがないモンだし。

> 「やあ、ウチはミルや、魔術師と盗賊やっとる
>  よろしゅうなぁ」

 どことなく砕けたように聞こえるあたしが知らない訛りは、世界が広い事を教えてくれる。
 茶虎の猫――ミルの使い魔かな――があたしの手を舐めた。
 ざらっとして湿った感触が、むき出しの人差し指を撫でてくすぐったい。

「よろしくー。役立つかは分からないけど、あたしもできることはやらせてもらうよ。
 ところでミル、監察室になんかヤな思い出でも?」

 いや、良い思い出があるとは思えないけれども。聞きながら、口元が自然とにやにやと緩む。
 野次馬は人生の娯楽だよね。低俗? でもその方が人間らしいってもんじゃない?


 * * * * *


 バーラーはフリクセルの体調をおもんぱかって手を貸そうとした。
 いい人だ。貴族サマなんぞは別世界の住人だと思っている自分とは、きっと何かが根本から違う。
 正直、羨ましくもある。

「優しいね、バーラー」

 だから、あたしはバーラーに向けてボソっと小さくつぶやいた。


 さて、フリクセルは矢継ぎ早の質問にも嫌な顔の一つも見せずに答えてくれた。
 ありがたい事この上ない。大体衝突は認識のズレから生じるとあたしは思ってる。
 だから、もちろん限度はあるけど、聞ける事は聞いて話せる事は話しておくべきだろう。

 宿、糧食などの手配の旨をしたためた書状をもらう際に軽く頭を下げておく。
 まあこれを受け取るのはあたしの役目ではないと思うから、他の皆に任せよう。

 フリクセルの話を聞きながら、自分の中で状況をまとめておく。

 期日は一週間。上々かな。「何もなかった」を成果として認めてくれるという前提のあるなしはこちらの精神的余裕にも関わる。無理せず焦らず、手を抜く訳じゃないけど仮に時間いっぱいで「何もなかった」事を確かめても仕事は仕事だ。あたしたちの仕事はあくまでも「巣の捜索」なのだから。
 エストン山脈の主稜に近い側......山の自然洞穴なんかを利用した拠点でも作っている可能性? ともあれ、詳しくはフリクセルの言うようにローナムの騎士サマに聞いた方がいいだろう。
 数に関しては、しゃーまんだのろーどだの仰々しい名前の輩が出た上で10ないし20。であれば、これを更に越える事は現実問題まずないだろう。もしあったら運が悪いとしか言えない。
 フラナリー街道沿いの治安に関しても概ね想像通り。要は互いの領域が干渉しあっている境い目だという事だ。今までの話を鑑みてもフラナリー街道沿いに戦略目標としての要素は見当たらないから、蛮族の行動がヤツらの本能に従うレベル(つまり略奪やらなにやら)で話が付きそうだし、そうだとしたら裏に胡散臭い何かがあるようなビックリ箱な展開にもならないはず。人間側の常備兵力が薄い――つまり防衛拠点としての用を成していない、あるいは構築優先度が低いという事実もそれを裏付けると思っていいだろう。
 あとは、妖魔と出会った時の判断もこちら次第という事。ただ村々への避難を促すように、とも付け加えて。

> 「するってぇと、現地についたら、まずは村々の場所と待避ルートの作成せんとあかんかな?」

 ミルがそう言ってちらとこっちを見た。気がした。......見たよね?

「そーねえ、やっぱり、まずは地図かな。地図がないと難しいよ。
 あ、フリクセル様。その場合の村民たちの避難の受け皿は、どのあたりが候補でしょうか?」

 避難民の受け入れっつーのも楽な物じゃない。余裕のない小さな町ぐらいだと必要物資は簡単に飽和する。
 人から見れば細かいかもしれないけど、任される以上はしっかりと考えておかないと寝覚めが悪い。


 さて、そしてパパっと今後の可能行動を検討すると、だ。

 現地で正確な地図と目撃地点などの情報を集め、調査地点に目星を付けてから優先順位を決めて期限内で回れるようにプランニングし、実際に妖魔と出会ったら彼我の戦力差を考慮して殲滅、追跡、撤退を選択。同時に念の為村々間での避難、撤退案も作っておいた方がよさそうか。柔軟に動かせる情報伝達の手段があるといいけど、馬の一頭二頭ぐらいはいるっしょ。

 そんなトコロか。あたしはそんなコトをつらつらと考えつつ言葉をまとめた。

「あたしからは最後ですが、状況によっては"即時報告"と"追跡調査"を天秤に掛けられなくなる事もあり得ると考えますので、その場合に備えて可能であれば専任の伝令要員、それも早馬を一人は逗留先の拠点に用意頂けると安心かなあと。もちろん我々自身からも要員は割けますが、その、あまり人手を分けるのも好ましくないと思うので」

 さあて、こんなもんかな! 何にしろ、あたしはあたしにできる事をちゃっちゃとやるだけだ。


> 「事情についてはおおむねお解りいただけましたか。
>  そのような状況ですので、何かと準備もありましょうが、明日には発って頂かねばなりません」
> 「おし、んじゃ明朝あたり出発かな?」

「オーケーミル。やっぱり朝一だよねぇ。
 それでは吉報をお待ち下さい。なあに、なんとかなります。きっと。あはは」

 後半はフリクセルに。気楽に気負わずに、があたしの信条。


 * * * * *


「ねえエリーズ。ほぶとかしゃーまんとかろーどとかおーがって強いの?
 あ、ヴェンなら『知らないが倒せるに決まってるぜ!』とか言いそう!」

 ちょっと気になったんで、折りを見て物知りそうなエリーズに聞いてみた。
 誰か知っていればいいなーぐらいの気持ちで。


==============================
PL@一葉より:
 主にPLの考えている事をPCが考えている体で皆様に共有しておく為の文章。
 ......何度も読んで頂くのも大変だと思うので、要約しますね。

■アイリスの考えている事まとめ
 ★最優先目的は「フラナリー街道沿い(主にエストン山脈の主稜)の妖魔趨勢の調査」。
  あくまでも最優先は趨勢の調査であり、退治がオプションである事はもちろん
  「このあたりにはいない」といった報告だけでも十分責務は全うした事になるはず。
   ※積極的な退治を否定する訳ではなく、最優先は生きて情報を持ち帰る事であるという認識。
 ★二次目的として「可及的速やかに解決すべき事案(即時の襲撃の見込みなど)」が見られた場合、
  可能な手段をすべて用いてこれの解決を試みる。
  解決が我々の手でできない場合、付近人族人命の救助(避難支援)を優先。
 ★次の手は、現地での詳細情報収集と、調査プラン(及び緊急時の対応プラン)の策定。

 以上ですです。

■今後について 
 ・フリクセンさんの屋敷での用事は終わりで、ミルさんに賛成で「明朝に出発」に一票です。
  反対票がなければサクっと進めてもらって構いませんです。
 ・買い物などはありません。糧食などもキチンともらえそうなので。

■ダイス
 上位の妖魔なんて知りません^q^

 20:39:16 一葉@アイリス ≫ しゃーまん 2d6 <Dice:2D6[3,2]=5>
 20:39:21 一葉@アイリス ≫ ろーど 2d6 <Dice:2D6[2,5]=7>

【追記】
 妖魔の云々を聞くのは時系列的に先のヴェンさんに合わせてタイミングをぼやかしました。
 内容前後して既に確認されていた方にはご迷惑をお掛けしますが!

ヴェン(シモン) 2013.02.10 [21:48]

**** 貴族の屋敷の道中 ****

> 「エ?リ?ズ? なんやのん、自分は相手おるから余裕ってか? ゆとりか、それは相手がおる余裕なんか? そうなんか?
>  セクト! 何をごにょごにょ言うとんねん」
 
 ミルの話を小耳に挟んだヴェンは、
「んん、にーちゃん、エリーズと付き合ってるんか? やるなぁ」
「どこまで済ましたんだ? キスは終わったんか?」とセクトールをニヤニヤしながら、質問攻めし、セクトールの反応を伺う。
挙句の果てには、「俺が恋のキューピッドになってやらんこともないぞ うへへ(下衆)」と誂う始末。



**** 貴族の屋敷 質問のあとで ****
(フリクセルの旦那...正直、色々モンスターの名前上がっているけど、なんのことだかわかんねーよ。)

この中で一番知的そうなのは、あのねーちゃんたちか
席上でエールを一気に飲み干した後、「ミル、エリーズ、妖魔とかについて、教えてくれ。名前をあげられても何のことだか
さっぱわりわからねー まぁ、どんな奴でもボコるんだけどな ガハハ」とミル、エリーズに向かって聞きます。


> 「俺からは、そうだな・・・万が一、俺らでは処理しきれない妖魔と遭遇した場合はそのまま退いても問題はないか?」
> 「するってぇと、現地についたら、まずは村々の場所と待避ルートの作成せんとあかんかな?」

退く?待避?  簡単に退かれては取り分が減っちまう。
ここは神官を煽ってでも、妖魔どもの首を一つでも多く取れるようにしねーとマズい。

セクトールに向かって、「にーちゃんなら、妖魔相手にいくつ首が取れる?」
「妖魔相手なら20首ぐらい取りたいもんだな。」とハッタリをかまして、セクトールの反応をみる。


セクトールの反応を見たところで、
「ただ調査依頼をこなすだけじゃ、つまらない。妖魔の首数で賭けをしないか? 腕に自信があるなら受けて立ってくれるよな。」

屋敷に来る前の話で、セクトールとエリーズはお互い好意を抱いていることはわかった。
「一番多く妖魔の首を取った者には、そーだな。エリーズの口吻なんかどうだい?
マイリーの神官なら、もとい男なら、この話で引くのも格好がつかないよな?」

賭けの対象がエリーズとなれば、セクトールも簡単に退くことにはならないだろう。
(だから、頼むから賭けにのってくれ、セクトール)

================================
PL:シモン@ヴェンより

ハインツさん、すみません。
ここで、2つの意味でけしかけさせてもらいます。

■ヴェンの考えている事まとめ
 ★最優先目的は「フラナリー街道沿い(主にエストン山脈の主稜)の妖魔趨勢の調査」。
  退治がオプションであるのは問題ないが、調査を優先されることを危惧してます。
 ★セクトールを煽って、首を取れる機会を増やせないかと考えています。
 ★賭けの勝者となってもらうことで、セクトールとエリーズがより深いなることを応援。
 ★賭けの対象となっているエリーズのことは考えない。

■今後について 
 ・買い物はしません。
 ・明日朝出発で問題ありません。
■ダイス ゴブリンしか、わかりません。 ホブゴブリンに至っては1ゾロで、なにソレ!美味しいの?状態
15:33:57 シモン@ヴェン オーガ 2d6 Dice:2D6[2,2]=4
15:33:47 シモン@ヴェン ゴブリン ロード怪物判定 2d6 Dice:2D6[2,3]=5
15:33:32 シモン@ヴェン ゴブリン シャーマン怪物判定 2d6 Dice:2D6[2,2]=4
15:33:02 シモン@ヴェン ホブゴブリン怪物判定 2d6 Dice:2D6[1,1]=2
15:32:43 シモン@ヴェン ゴブリン怪物判定 2d6 Dice:2D6[2,6]=8

エリーズ(ターナー) 2013.02.11 [00:07]

>「ん、美味い」

やっぱり自分が作ったお菓子を美味しいと言ってくるのは
嬉しい、まして好きな人からなら尚の事

>「あらいいわねーではわたくしのチョコレートは皆様で」

「ありがとうございます。バーラーさん」

受け取って、背負い袋に入れる他に入れる場所がなかったからだ

>「<御子様・・まだ?>」

「・・・・まだ大分先ですよね」

本当に何時になるんだろうか少し不安になってきた

・・・・・
>「いいねえ、そうやって勢いがあるのは実にいいねえ。
>若手ってな、そうじゃねえとなあ」


>「せやなぁ、若さってぇのは、ああやないと
>って、ウチかて若いわ!」

「慣れると逆に怖いですからねぇ」

慣れると経験則と先入観で

>「よろしくー。役立つかは分からないけど、
>あたしもできることはやらせてもらうよ。
>ところでミル、監察室になんかヤな思い出でも?」

目を逸らした私は悪くないと思う

>「近頃なにかと物騒なんだよ、あの辺はな」

>「ま、そのへんはおいおいやるさ
>喧嘩の火花くらいは引き受けよう」

「できれば原因の究明までしたいですね」

地域の皆さんが安心して仕事に取り組める用に頑張らないと

・・・・・・
>「いないわ・・縁ってあるのかしら?って感じですわ」

「あれ当たるのニ割りあたらぬを8割ですからね
一応、それっぽくなるように色々としてるみたいですが」

>「げほっ!」

私は何か変事を言っただろうか?

>「エ?リ?ズ?
>なんやのん、自分は相手おるから余裕ってか?
>ゆとりか、それは相手がおる余裕なんか? そうなんか?
>セクト!何をごにょごにょ言うとんねん」

えー、そんな反応なんんですかー

>「......バーラー、いっそウチら二人で付き合うか
>百合の世界もええかもしれへん」

「そそんな、マーファ神官的に反対です。あ、でも魔術師の方は
シェイプチェンジで性転換できるって言うし。
あれ?反対する理由が」

・・・・・
ミルさんまで飲酒とは・・・・・
まぁ、今すぐ仕事をするわけでもないけど

>「いや、結構――大事ありません。
>お心遣いのみ、有難く頂戴しましょう」

バーラーさんがフリクセルさんの介添えを拒絶する。

>「こちらのご婦人に害意も悪意もないことは解るでしょう。
>そう気色ばむものではありません」

これだから貴族社会というものは
表情には出さないが内心ひっそりとため息がでる。
バーラーさんの行動は人として正しい
しかし、階級社会ではこれらの細かい決まりごとがある。
貴族というのは権力で人を押さえつけ、権威で従えるからだ。
だから形式に乗っ取って手をくれになる事も多い

>「堅苦しい形式などは取り払いたいところでもありますが――」
>「彼らには彼らの役目と立場があります。
>主人たるわたしが彼らをないがしろにすることはできません」


でも、伝統とはそう言うもので仕方の無いものだ。

・・・・・・・
期日は現地についてから一週間、
詳しくはローナムにいる騎士に尋ねるのが良い出そうだ。
案内役は村人の安全を守る為の依頼の為本末転倒なのでなし
宿の手配、糧食の手配は用意してもらえるとの事
妖魔はシャーマンとロード、オーガー
シャーマンはこの間遭遇してそれなりの知識がある
ロードは魔法が使えない分ホブゴブリンより手ごわい
この二種年々益々減少傾向にあり、アレクラストそのものの
精霊力の衰退をあらわしていると言う、
オーガー、食人鬼とも言われる。人肉を好む凶暴な巨人で
身長は2mを超えており小さな村では太刀打ちできず
逃げ出さなければならない事も多いと聞く。
単独行動が多く、知能が低く魔法も使えないが
何でそんなのが随行してるんだろ
裏にまた暗黒神官でもいるのだろうか?
妖魔の目的は略奪だそうだ。例年の事だそうだが
出発は明日ですか・・・うーん 

>「にーちゃんなら、妖魔相手にいくつ首が取れる?」
>「妖魔相手なら20首ぐらい取りたいもんだな。」

それだけ多いと後衛に抜けてきそうですが
皆さん、戦士としての心得はありそうだから大丈夫ですよね

>「ただ調査依頼をこなすだけじゃ、つまらない。
>妖魔の首数で賭けをしないか?
>腕に自信があるなら受けて立ってくれるよな。」

・・・・・何も言うまい

>「一番多く妖魔の首を取った者には、そーだな。
>エリーズの口吻なんかどうだい?
>マイリーの神官なら、もとい男なら、
>この話で引くのも格好がつかないよな?」

これだから男の子と言うのは(はぁ
御酒とか、宴会の驕りとかなら見てみぬ振りしたのに
・・・・・もう
セクトさんの反応を見る。
受けたらどうしちゃおうかなぁ

・・・・・・
>「おし、んじゃ明朝あたり出発かな?」
>「オーケーミル。やっぱり朝一だよねぇ。
>それでは吉報をお待ち下さい。なあに、なんとかなります。
>きっと。あはは」

「判りました。明朝で」

特に反対する理由も無い、一旦帰れるなら
バーラーさんから貰ったチョコ食べれるし
いや、冒険の時に食べるべきか

>「ねえエリーズ。
>ほぶとかしゃーまんとかろーどとかおーがって強いの?
>あ、ヴェンなら『知らないが倒せるに決まってるぜ!』
>とか言いそう!」

>、「ミル、エリーズ、妖魔とかについて、教えてくれ。
>名前をあげられても何のことだか
>さっぱわりわからねー 
>まぁ、どんな奴でもボコるんだけどな ガハハ」

・・・・・本当に言ってるし(冷や汗
しかし、アイリスさんとヴェンさん仲が良いのだろうか?
うーん。どうなんだろうか?
とりあえず

「ホブゴブリンは人間と体格は同じくらいで力も強く厄介です。
シャーマンは精霊魔法と暗黒魔法の使い手です。
ロードはその名前の通りゴブリンの統率者で知力も高く
狡賢いです。オーガーは2mを越す巨人で力も強く人肉を好みます。」

合ってますよね。とミルさんに目で問いかける。
解散する前に

「あ、ヴェンさん。お時間頂いてよろしいでしょうか?」

頭を下げる。勿論笑顔でだ

「賭け事はまぁスルーしましょう。ですが女性を商品扱いし
まして当人の同意も無し。いけない事です。」

腕を掴もうと手を伸ばす。

「さぁ、行きましょうかマーファ神殿に司祭様のお説教です。
ご安心ください。明日の明朝には間に合うようにお願いしますので、ああそれとも今ここで私のお説教聞きますか?」

私はそれでも構いませんが(ゴゴゴゴゴゴ

「あ、セクトさん。また後で」

にっこりセクトさんに手を振る。


・・・・・・
PL
矢は既に24本あるので買い物なしで

時の娘・スモールシールド・2点魔晶石1個
ヘビーメイス・ロングボウ持って行きます。

持ち物はキャラシに書いてるの全部で
明朝出発に1票

しもんさんへ

 お説教、受けるなら。司祭様かエリーズコースを選択できます。
司祭様なら懺悔室を使ってお説教を15分ぐらい世間話を45分ぐらい受けます。
エリーズだと3時間程続き15分毎に話が元に戻り
ヘビーメイスがブンブカ風を切りそしてどこかに飛んで行きます。

エリーズの説教はセクトとに聞けると思います(多分知ってる。


 ≫ ゴブリンロード怪物判定 2d6+5 <Dice:2D6[2,6]+5=13>
 ≫ オーガ怪物判定  2d6+5 <Dice:2D6[4,3]+5=12>

セクトール(ハインツ) 2013.02.11 [00:08]

>「ところで、ミルさんとバーラーさん縁結びの方どうなりましたか?」

>「げほっ!」


いきなりエリーズの振りにミルはむせてた

>「エ?リ?ズ?
> なんやのん、自分は相手おるから余裕ってか?
> ゆとりか、それは相手がおる余裕なんか? そうなんか?


笑いをこらえて、腹を抱えてがらそのやり取りを見る

> セクト!
> 何をごにょごにょ言うとんねん」

「わりぃわりぃ、エリーズもそういう意味で言ったわけじゃないんだ許してくれや」

>「んん、にーちゃん、エリーズと付き合ってるんか? やるなぁ」
>「どこまで済ましたんだ? キスは終わったんか?」


ヴェンから次々と質問投げかけられる

> 「俺が恋のキューピッドになってやらんこともないぞ うへへ(下衆)」

・・・

「下衆いこと言ってると締めるぞ?」

とドスを効かせて睨みつける




=================================

>「手に負えぬ妖魔の群れに行き当たった場合の判断はお任せいたします。
> ここであれこれと私が言うよりも、実地にそれを見るあなた方の判断を、私は信頼します。
> ただ、その場合は、群れが向かうと思われる村に必ずその旨の報を入れ、村人の避難を促していただけますよう」


要は村民の人命を最優先か

「わかりました」

幸いなのはその手の類が出てこないこと。なんだろうが、最悪俺らが時間稼ぎしてその間に避難させる必要もあるのか・・・

「そのような事がないのが一番なのですが、有事の際は避難させる為の部隊の手続きをお願いします」

一応保険はこれで掛けたっと


>「にーちゃんなら、妖魔相手にいくつ首が取れる?」

「・・・は?」

>「妖魔相手なら20首ぐらい取りたいもんだな。」

「・・・討伐は副次的な目的だ。あくまでも妖魔の巣の捜索が目的だぞ、勘違いするな」

俺より年上と思うが、戦闘の経験が少ないのか

>「ただ調査依頼をこなすだけじゃ、つまらない。妖魔の首数で賭けをしないか? 腕に自信があるなら受けて立ってくれるよな。」


「・・・はい?」


冒険者としての依頼を遊び感覚で見るのか?


>「一番多く妖魔の首を取った者には、そーだな。エリーズの口吻なんかどうだい?マイリーの神官なら、もとい男なら、この話で引くのも格好がつかないよな?」


「・・・それで俺を煽ってるつもりか?」


ヴェンを睨みつける。今度のは警告の意ではなく


「俺とやり合いたけりゃそんな御託や賭け事なんざ捨てて果たし状や宣戦布告の一本でも持って来い、テメーも漢ならそれぐらいの覚悟を見せやがれ!」


考えたら、昔だったら意気揚々と挑んでたけどスキュラに噛まれ、味方から電撃もらったりと色々経験して俺も丸くなったなと思うよ


> 「セクト、ヴェン、お願いや、山道導いて」


「・・・やってみる」


この前の経験があったとはいえ、まだまだレンジャーとしての経験は浅いからな・・・


>「おし、んじゃ明朝あたり出発かな?」

> 「オーケーミル。やっぱり朝一だよねぇ。
 それでは吉報をお待ち下さい。なあに、なんとかなります。きっと。あはは」

「俺も異論はない。」


-------------------------
PL
こっちも特に買うのはないので大丈夫ですー

ハンドアックス、ダブルセイバー、高品質ロングボウ+3、スモールシールド、高品質チェインメイル・アーマー+3 を持っていきます

バーラー(コレステロール満載) 2013.02.11 [08:58]

>「......バーラー、いっそウチら二人で付き合うか
>百合の世界もええかもしれへん」

>「そそんな、マーファ神官的に反対です。あ、でも魔術師の方は
>シェイプチェンジで性転換できるって言うし。
>あれ?反対する理由が」

「えっシェイプチェンジ??ミル様は・・・男性なの??」

わたくし頭がおかしくなってまいりましたわ?
もしかして、わたくしの追いかけている冒険者様は女性??
知らないことが多いわね
もっとお勉強しないといけませんわね

---------------------------------------------------------
>「こちらのご婦人に害意も悪意もないことは解るでしょう。
>そう気色ばむものではありません」

>「堅苦しい形式などは取り払いたいところでもありますが――」
>「彼らには彼らの役目と立場があります。
>主人たるわたしが彼らをないがしろにすることはできません」

「申し訳御座いません、貴族様・・・ですわね
 わたくし初めてお会いいたしましたので、御迷惑をおかけするかもしれません
 その時はまたしかってくださると助かりますわ」

へー貴族様って大変のようね?
エリーズ様ありがとう・・エリーズ様に微笑みましたわ
-----------------------------------------------------------
>「ホブゴブリンは人間と体格は同じくらいで力も強く厄介です。
>シャーマンは精霊魔法と暗黒魔法の使い手です。
>ロードはその名前の通りゴブリンの統率者で知力も高く
>狡賢いです。オーガーは2mを越す巨人で力も強く人肉を好みます。」

「魔法は怖いわね、おがって2mもあるのね
 はじめてみたらびっくりするかしら?」

「大変そうね、でも、がんばりますわ」

-------------------------------------------------------------
PL 
装備は特殊なものは無いので、全て持って行きます。
明日でOKです。

互換表示だとボールドも対応してるみたいで、便利

前は、ボールドにできなかったので

ヴェン(シモン) 2013.02.11 [21:53]

> 「俺とやり合いたけりゃそんな御託や賭け事なんざ捨てて果たし状や宣戦布告の一本でも持って来い、
> テメーも漢ならそれぐらいの覚悟を見せやがれ!」


「くッ!(こいつ、金に疎すぎるぜ。) この青二才、お前と決闘しても金にならんだろがぁ!!!!(怒)」と
怒声を発したが、セクトールからの決闘の申し入れについては嬉しさが
こみ上げる。(コイツと戦えるのは楽しみだぜ♪)

「だがしかし、この決闘、断る理由はねぇ!」
「ここにいる者達が証...!?」
> 「あ、ヴェンさん。お時間頂いてよろしいでしょうか?」
> 頭を下げる。勿論笑顔でだ
> 
> 「賭け事はまぁスルーしましょう。ですが女性を商品扱いしまして当人の同意も無し。いけない事です。」
> 腕を掴もうと手を伸ばす。

大仰に、両腕を広げて、決闘の証人とさせようとしているとき、エリーズに腕を力強く掴み取られた。
「あ、あ"れ」 
振りほどこうと思ったが、がっしり腕を掴まれている...

横を見るとコイツはマーファ神官...ゴクリ。
エリーズに手を出すのは非常にマズい。将来、俺が農場を営むときに非常に困る。

> 「さぁ、行きましょうかマーファ神殿に司祭様のお説教です。
> ご安心ください。明日の明朝には間に合うようにお願いしますので、ああそれとも今ここで私のお説教聞きますか?」
> 
> 私はそれでも構いませんが(ゴゴゴゴゴゴ
> 「あ、セクトさん。また後で」


「セクトぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおルぅううううう...!!!!!(号泣)」という断末魔を大声で叫びながら、エリーズに連れられて行くのであった。

==================
PL:シモン@ヴェンより


残念ながら、ヴェンは自分の農場を手に入れるがために、一攫千金を狙った冒険者。
マーファの神官には逆らえません...。今後、農夫に戻った暁には、マーファの神官には春と秋の歳事を仕切って貰わないと
非常に困るので敵対行動ができません。お手上げです。

神の祝福のない農場では、さすがに不作が続きそうです。

日常日記的なことをセッションに持ち込めないかと試みてみましたが、これは、話に絡めない人が困るおよび進行が遅れる元凶に
しかならないということがわかったので、程々にしたいと思います。気分が害された方がいましたら、申し訳ございませんでした。

ハインツ@セクトール様へ
決闘を申し込もうと思ったのですが、このセッションで頑張るのは無理だと判断し、断念しました。
でも、種は蒔いたので日常日記でチャンスがあれば狙いたいですね。
個人的な思いですが、セクトールのキャラクタシートにヴェンの名前を刻めたらと思います。
ところで、「宣戦布告の一本」って、イキナリ相手に攻撃を仕掛けるってことですか?


ターナー@エリーズ様へ
司祭さまとエリーズ神官様両方で、問題ございません。
くどくどと説法を仕方なしに、拝聴させて頂きます。

懺悔室に入れられるとしたら、将来農場を買い、農夫となることが夢であることを伝えます。あと、そのための協力を求めます。

日常日記で差し支えなければ、展開してもOKです。

■今後の展開
しばらく、説法を聞かされ続けたヴェンは耳鳴りのように響く説法のため、ボーっとしてます。


GM(Lain) 2013.02.12 [01:27]

> 「申し訳御座いません、貴族様・・・ですわね

「ご厚意を無碍にするようで、こちらこそ申し訳ないことを」

 済まなさそうな表情で一度言葉を切り、すこし考えて続ける。

「身体を動かさぬ限りは、そう苦しいということもないのです。
 お察しのとおり肺の病ですが、もう随分と長いものでしてね」

 ――付き合いにも慣れました、ですからご心配には及びません。
 どこか達観したような響きだった。

※ ※ ※

> 「うーんと、そんじゃ七日目で巣をめっけたとして、その討伐は目的ではない?
>  ウチらで追加日数かけて潰しすのと、委細場所報告のみにするんと、どっちがええおすやろか?」

「先ほども申しましたが、討伐そのものが依頼の目的ではありません。
 ゆえに、ご報告をいただければ報酬はお支払いします。
 無論、妖魔どもの塒を潰すなり、妖魔どもを討伐するなりしていただけるのであれば、領主としてそれに越したことはありません。
 これも先ほど申し上げたとおり、追加の報酬をお支払いしましょう」

> 「そーねえ、やっぱり、まずは地図かな。地図がないと難しいよ。

「地図はローナムで手に入るよう、手配しましょう」

 言いながら、羊皮紙になにかを書き付けてゆく。

「ほかに入用のものがあれば、書き加えておきますが」

>  あ、フリクセル様。その場合の村民たちの避難の受け皿は、どのあたりが候補でしょうか?」

「避難は最悪の場合、と想定しております。
 街道沿いの村ですから、村を放棄することは街道そのものの遮断に直結します。
 そしてフラナリー街道は蛇の街道の側道です。
 つまり、蛇の街道が何らかの理由で通行不能となった際の代替路です。
 そこが遮断されるということは――」

 王国北部の孤立まであと一歩、という状況になることを意味する。

 曇らせた表情を、しかし子爵は笑顔に戻して続けた。

「しかし、であればこそ最悪の場合の対応策というのは持っておくべき、ということでもありますね。
 村人を避難させるのであれば、最終的にはローナムまで退避させざるを得ないでしょう」

 そこまでの間の村では、余力が小さすぎて避難民を受け入れられない。
 ローナムならば規模が大きく、騎士も常駐している――つまり何かと無理が利く。

「具体的なことについては、ローナムでお会いいただく騎士、エリクセンに検討を指示しておきます」

 それでよろしいですね、と、確かめるように子爵は問うた。

> 「あたしからは最後ですが、状況によっては"即時報告"と"追跡調査"を天秤に掛けられなくなる事もあり得ると考えますので、

 話しはじめたアイリスに、子爵は興味深げな視線を送る。

>  その場合に備えて可能であれば専任の伝令要員、それも早馬を一人は逗留先の拠点に用意頂けると安心かなあと。
>  もちろん我々自身からも要員は割けますが、その、あまり人手を分けるのも好ましくないと思うので」

 最後まで聞き終えて、愉しげな笑みを浮かべた。

「実に――実に、理に適ったお話ですね。
 これもエリクセンに伝えておきます。従士を出せるよう、手配をしましょう」

 子爵は羊皮紙にふたたびペンを走らせる。
 最後にすこし考えて、なにかを書き加えた。

※ ※ ※

>  まぁ、どんな奴でもボコるんだけどな ガハハ
> 「妖魔相手なら20首ぐらい取りたいもんだな。」

「頼もしいことです」

 ヴェンの言葉に、子爵は笑って頷く。
 ヴェンの大言を自信の表れと見たか、はたまた稚気を逆に好ましいと感じたのか。

 賭け云々の件にも、その後のどこか険悪なやり取りにも、特に感情を害した様子はない。
 捜索とはいえ何かあれば荒事になりかねない、という依頼に当たるには、こういった人物も有用、と考えているのかもしれない。

※ ※ ※

> 「おし、んじゃウチらにお任せくださいな
>  心配せんと......てのはまあ無理かもしれへんけど、あんまし思い詰めんでくださいな」

>  それでは吉報をお待ち下さい。なあに、なんとかなります。きっと。あはは」

「よろしく頼みます。
 吉報を、お待ちしていますよ」

-------------------------------------------------------
■GMから

 この記事への返信は「100_導入部」カテゴリにチェックを入れて投稿してください。

 続けてレスレス。

>みなさま

 だいたいここまでは拾ったかと思われますがいかがでしょうか!

 ・地図
 ・伝令要員+馬

 このあたりについては承りました。
 ローナムで手配されることでしょう。

 ほかにローナムや現地で入用のものがあれば(そして依頼人が手配できそうなものであれば)、今ここで言っていただければ手配して貰えそうです。

 買い物等も含めて、準備の一環としてどうぞ。

 このあと、ローナムまで進める予定でございます。
 進行予定としては12日か13日くらいを想定しておりますー。

アイリス(一葉) 2013.02.12 [21:40]

> 「ホブゴブリンは人間と体格は同じくらいで力も強く厄介です。
>  シャーマンは精霊魔法と暗黒魔法の使い手です。
>  ロードはその名前の通りゴブリンの統率者で知力も高く
>  狡賢いです。オーガーは2mを越す巨人で力も強く人肉を好みます。」

 

 妖魔についてエリーズから教えてもらう。うんうん見込み通り物知りだ。
 だけど内容自体は、あたしとしては眉が寄らずにはいられない。

「げえ......なんでもって妖魔はそんなんばっかなんだ」

 すっぱいブドウに手を出す必要はない。それで暮らせるならドングリを甘いと思って食べればいい。
 皆がどう思っているにしろ、危ない橋は渡らないに越した事はない。
 もちろん、渡らざるを得ないなら八方手を尽くして渡りきるまで、だけど。

 

> 「あ、ヴェンさん。お時間頂いてよろしいでしょうか?」
> 「賭け事はまぁスルーしましょう。ですが女性を商品扱いし
>  まして当人の同意も無し。いけない事です。」
> 「さぁ、行きましょうかマーファ神殿に司祭様のお説教です。
>  ご安心ください。明日の明朝には間に合うようにお願いしますので、ああそれとも今ここで私のお説教聞きますか?」
> 「あ、セクトさん。また後で」
>
> 「セクトぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおルぅううううう...!!!!!(号泣)」

 

 笑顔のエリーズに連れられて行くヴェン。
 ああ、あの哀れな子羊にヴェーナー様の加護があらん事を。いや、いらないかな。

 ヴェンが賭け云々の話をした時に、エリーズがセクトールの様子を見ていたのをあたしは知っている。
 セクトールがどんな返答をするのか気になって仕方がない、という風に見えた。
 セクトールの啖呵も決してただの勢いだけじゃないも、あたしにも雰囲気で分かった。

「エリーズ、いい子だね。セクトールもエリーズの為だからアレだけ言えるんでしょ。
 野暮だけどさ。大事にしなよ」

 呆れたように笑ってエリーズとヴェンを見送りながら、あたしはセクトールの腕を軽く拳で叩いた。

 

==============================
PL@一葉より:
 繋ぎです!
 セクトールとエリーズの信頼関係にニヤニヤしてます(・w・)

GM(Lain) 2013.02.13 [00:31]

 話に一区切りがついたところで、フリクセルは使用人に、では、と目配せをする。

 差し出されたトレイの上には金貨銀貨の入った小袋と、そして一通の書状。

 『この書状を持つ者のローナムまでの旅程について、宿泊および酒食等、必要な便宜を図るよう。所要の費用はアンセルム子爵家宛請求されたい』

 書状には、署名とともにそのように記してある。
 小袋には前金――報酬の2割に相当する額、960ガメルが入っている。

「お持ちください。
 ああ、ローナムへは、およそ半月のうちに冒険者が着く予定である旨を伝えてありますので、どうかそのように」

 蛇の街道の半ほどにあるローナムへは、オランから2週間ほどの道程だ。
 今すぐとは言わぬまでも、数日内には発たねば間に合わなくなるだろう。

 翌朝、オランの北市門が開かれると同時に、冒険者たちは北へと発った。

※ ※ ※

 ローナムへの行程は平穏なものだった。
 寒くなりはじめる時期ではあるが、マントでも羽織ってしまえばさして気にする必要もない。

 色づき始めた森を抜け、つづら折の山道を歩き、予定通り2週間の旅を終え、一行はローナムに到着する。

 ローナムを治める代官の邸宅で三人を迎えた騎士は、エリクセンと名乗った。

「遠いところをよく参られた」

 厳つい顔をほころばせて歓迎の意を表する。

「オランからの冒険者には幾度も世話になっている。
 この度も貴公らの助力を得ることができるのは喜ばしい限りだ」

「さて、方々、ひとまず荷を下ろして一息入れてこられては如何か。
 色々と話すべきこともあろうが、旅装のままで立ち話、というようなものでもあるまい」

※ ※ ※

 四半刻ほどの後、一行は邸内の一室に集まった。
 六人とエリクセンのほか、ふたりの従士が呼ばれている。

「捜索を行って貰う場所についてだが」

 前置きなく、単刀直入に本題を切り出す。

「まずはこれを」

 地図を二枚、テーブルの上に広げた。
 一枚は先日、セレンソン邸で見たものだ。

snake_02.png
「こちらはすでに見ておられよう。
 このシリルの先あたり、ここが目立って目撃の報の多い場所だ。
 貴公らの来着に先立ち、ここローナムでも冒険者を募っていくつかの村へ派遣している。
 ローナムから遠ければそれだけ時間もかかるゆえ、わずかであっても早く情報を得たかったのでな」

 このあたりの村になる。
 そう言いながら、北へ向かった街道が一度折れ、東へと向かうあたりを指でなぞる。

 そのようなわけで、と彼はもう一枚の地図を示した。

「貴公らに担当して貰うのはここ、ということになる」

04.png 中心部に村を示す印があり、その傍らにラデクと書いてある字が読める。
 南にも同様に村。こちらはシリル――さきの地図にも載っていた村だ。

「細々とした部分について私が口を挟む道理ではないが、まずはラデクを拠点に動かれるがよかろうと思う。
 詳しい情報が必要であれば、ラデクで協力を得られるよう手配する。無論、泊まる場所も必要だろうから、そちらも。
 シリルまではここから徒歩で3日半、ラデクまでは更に1日。
 食糧その他の消耗品については後ほど手に渡るようにしよう。
 この地図も写本を用意したゆえ、その写本をお持ちいただく。もう少々縮尺の大きなものも合わせてな。
 それから、」

 一旦言葉を切ってふたりの従士を振り返り、

「ここローナムとの連絡要員としてこのふたりを貴公らに同道させたい。
 なにかあればローナムへ走らせてほしいのだ。
 名はボリスとクラエス」

 目顔で促すと、ふたりは一歩進み出て冒険者たちに挨拶をした。

「ふたりとも一通りの訓練は受けているゆえ、己の身を守ることはできよう。
 馬もそれなりに乗りこなすし、妖魔と矛を交えた経験もある。
 急報や伝令の要があれば、遠慮なく使って貰いたい」

 ではお前たちは出る支度を整えるよう、とエリクセンは従士ふたりに命じ、ふたりは一礼して退出した。
 ふたりの背中を視線で追って、騎士は冒険者たちに向き直る。

「私からはこのくらいだ。
 出立は明朝としたいが、貴公らに不都合はおありかな?
 無論、話すべきことや用意すべきものがあれば可能な限り承ろう。
 なければ明日からは山道だ。部屋を用意させたゆえ、せめて今日はゆるりと休まれたがよかろう」

-------------------------------------------------------
■GMから

 この記事への返信は「100_導入部」カテゴリにチェックを入れて投稿してください。

 ローナムへ移動いたしました。
 オランでの買い物はまだ可能ですので、もし買い忘れたものなどあれば今のうちにどうぞ!


>みなさま

 ローナムの子爵代官邸で、予定通り騎士・エリクセンと会うことができました。
 エリクセンは基本的に協力を惜しまない方向のようです。

 ここまでで、道中必要な食糧・現地での宿を含む協力要請は取り付けることができております。
 また、注文のあった地図と伝令要員は確保された模様です。

 ほかになにかあればエリクセンに注文なり質問なりをどうぞ!

 なければ更に翌日に時間を進めます。




バーラー(コレステロール満載) 2013.02.13 [05:18]

わたくし達はやっとローナムに辿り着き、エリクセン様と仰る方が出迎えてくれましたわ
わたくしは、エリクセン様に御辞儀をし自己紹介をいたしましたわ
------------------------------------------------------------------

「ここローナムとの連絡要員としてこのふたりを貴公らに同道させたい。
 なにかあればローナムへ走らせてほしいのだ。
 名はボリスとクラエス」

「ボリス様、クラエス様、バーラーと申します。よろしくお願いいたします。」

わたくしは、そっと頭を下げましたわ

「私からはこのくらいだ。
 出立は明朝としたいが、貴公らに不都合はおありかな?
 無論、話すべきことや用意すべきものがあれば可能な限り承ろう。
 なければ明日からは山道だ。部屋を用意させたゆえ、せめて今日はゆるりと休まれたがよかろう」

「ありがとうございます。エリクセン様、長旅で少し疲れましたわ」

くーー
あらっはずかしいわ、お腹がなりましてよ

PL-----------------------------------------------------------------------
 LainGM様、お疲れ様で御座います。

 明朝OKです。
 聞きたい事はありますが、疲れてお腹がすいたという所で・・
 
 聞きたい事は
 1.ここからラデクまでの間にも出現した事があるのか?
 2.どの方角から現れるのか?もしくは現れることが多いのか?
 3.シリルよりこちら側にも出現するのか?
 4.シリル、ラデクはまだ無事なのか?

 ですが、細々とした事かな?と思うので止めておきます。
 それとバーラーはそこまで頭が回らないとも思われ

セクトール(ハインツ) 2013.02.13 [11:52]

「くッ! この青二才、お前と決闘しても金にならんだろがぁ!!!!(怒)」

 「金のために冒険者やってると思ったら大間違いだ!俺は、俺を磨くために冒険をしてるだけだ!」

マイリーの教義、は「勇気ある戦い」そんな鉄の板っきれの為に戦うことこそ愚かだ

「だがしかし、この決闘、断る理由はねぇ!」
「ここにいる者達が証...!?」
「あ、ヴェンさん。お時間頂いてよろしいでしょうか?」
エリーズのあの笑顔は・・・!
 

「賭け事はまぁスルーしましょう。ですが女性を商品扱いし
まして当人の同意も無し。いけない事です。」

ガッチリとヴェンの腕を掴んでマーファの神殿へと歩き出す

これは・・・まさか・・・

「さぁ、行きましょうかマーファ神殿に司祭様のお説教です。
ご安心ください。明日の明朝には間に合うようにお願いしますので、ああそれとも今ここで私のお説教聞きますか?」

 

やっぱりお説教だー!!

 

エリーズさん、怒ってたんだろーなー。すごい気迫を感じる・・・

 

「あ、セクトさん。また後で」

「・・・晩飯の支度は俺の方でやっておこう。あと、なんか買ってくのはあるか?」

やや棒読みでエリーズの笑顔に応える

さて、今日は何が安かったかなー

「セクトぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおルぅううううう...!!!!!(号泣)」

「・・・お達者で」

ヴェンにはそれしか言えなかった

 

「エリーズ、いい子だね。セクトールもエリーズの為だからアレだけ言えるんでしょ。
 野暮だけどさ。大事にしなよ」

アイリスに腕を軽く叩かる

「だからこそ、この身に代えても守り通す

・・・と、言いたいが。俺もエリーズもまだまだ一緒にいたいし、2人でやらなきゃいけないことがまだまだ残ってるからな」

お互いの両親に顔合わせとかな

「だからと言って、仲間も見捨てるようなことはしない。目の前で仲間が倒れるのはもう見たくはない」

「全員生きて還る!俺が考えてるのはそれだけだ」

 

 ===============================

翌朝、ローナムへと旅立って二週間後にたどり着く

エリクセン氏の話では他にも冒険者を雇って調査をしているらしく、俺らが担当するのはシリルからラデク近郊の山の中

「ここローナムとの連絡要員としてこのふたりを貴公らに同道させたい。
 なにかあればローナムへ走らせてほしいのだ。
 名はボリスとクラエス」

「マイリー神官のセクトールだ」

伝令役の2人はそれなりには剣は使えるとのことだ

「私からはこのくらいだ。
 出立は明朝としたいが、貴公らに不都合はおありかな?
 無論、話すべきことや用意すべきものがあれば可能な限り承ろう。
 なければ明日からは山道だ。部屋を用意させたゆえ、せめて今日はゆるりと休まれたがよかろう」

「まず、前にも此処らへんあたりで妖魔の繁殖が何処らへんであったかを聞きたい。もう一つは、過去にシリルからラデクまでの間で妖魔に強襲されたことがあったかということもお聞かせ願いたいな」

-------------------------------------------------------------------------

PL

自分の方で特に買うものも無いのでこのまま大丈夫ですー

んで、聞きたいのは

・過去に妖魔は何処で繁殖してた?

・シリルからラデクまでに妖魔に襲われた事件はあった?

というくらいです!

エリーズ(ターナー) 2013.02.13 [22:16]

>「げえ......なんでもって妖魔はそんなんばっかなんだ」

「暗黒神ファラリスの尖兵ですからね」

一応、妖精界の大地の妖精なのですが
とてもドワーフと同じとは思えませんよね

 

>「セクトぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおルぅううううう...!!!!!(号泣)」

何かを叫んでいるようですが無視です。
お仕置きです。説教です。

>「・・・晩飯の支度は俺の方でやっておこう。
>あと、なんか買ってくのはあるか?」

「特にないかと、買い物は今日、カレーの予定でしたので」

残っている食材などを伝える。
さぁ、はりきって行きましょうか

・・・・・・・
結局、司祭様に明日早いのだからと言う事で
三十分ぐらいで追い出された。
始終後ろで司祭様が笑顔だったのが気になる。

夜寝る前、セクトさんが就寝する前に引き止める。

「あ、そうそう寝る前に何ですが」

顎を上げてくちびるの力を抜いてセクトさんの頬に口付けする。

「これ、私自身の意思ですから。
貴方が好きだからですよ、セクトール」

別に言われたからやった訳じゃないです。
ただこう言う機会がないとできない気がして
そう言う意味ではヴェンさんはありがたかったりして

・・・・・・
翌朝、ローナムへ出発して2週間程してたどり着いた。
流石に、水浴びとかしたいです。

>「オランからの冒険者には幾度も世話になっている。
>この度も貴公らの助力を得ることができるのは喜ばしい限りだ」

「はい、よろしくお願いします。」

>「ここローナムとの連絡要員としてこのふたりを貴公らに同道させたい。
>なにかあればローナムへ走らせてほしいのだ。
>名はボリスとクラエス」

「マーファ神殿で読師を務めているエリーズ・モーティマーですよろしくお願いします。」

ぺこりと頭を下げる。

>なければ明日からは山道だ。部屋を用意させたゆえ、
>せめて今日はゆるりと休まれたがよかろう」

>「ありがとうございます。エリクセン様、
>長旅で少し疲れましたわ」

お腹の音がなる・・・・私じゃないですよね
音の主を探すもわからない

「あの、公衆浴場とかありますか?」

・・・・・・
PLより
買い物とかは
ロープ30m・羊皮紙10枚・松明6本をなんとなく購入

質問はシリルとラクデの人口ってどれくらい?

シモンさん、司祭さまのお説教は冒険が終わってから
と言う事にエリーズの方は日常で

アイリス(一葉) 2013.02.13 [23:07]

> 「だからこそ、この身に代えても守り通す
> 「だからと言って、仲間も見捨てるようなことはしない。目の前で仲間が倒れるのはもう見たくはない」
> 「全員生きて還る!俺が考えてるのはそれだけだ」

 

 セクトールの横顔は、悟りきった隠者のように迷いがない訳でもなく、空に浮かんだ雲のようにふらふらと定まらない訳でもなく、ひたむきに真摯に見えた。そこがむしろ、あたしには自分としっかりと向き合っていると感じられる魅力的な顔だった。
 彼にみたいに素直になれないあたしにはちょっと眩しくて、あたしは茶化すようにけらけら笑って頷いた。

「おう、期待してるぜー」


 * * * * *


 ローナムへの道中は特に苦労はなかった。
 そもそも道がある時点で楽な訳で、そこに致命的な暑さも寒さも加わらず、妖魔や山賊などの危険とも出会わないときて、更に行き先が分かっているのだから憂いは何もない。
 ただ、これだけ条件が揃うと逆に暖かい食事が恋しくなるのだから、人間という生き物は誠に欲深い。

 普段は腰に巻いているマントで体を包み体温を落とさないように注意しながらではあったが、色彩豊かな森や山の風景を楽しむ余裕さえありながら旅路は進んだ。つづら折の山道で高低差がある場合、てっぺんから見下ろす風景は中々面白みがある。次の風景画の構図にできないかと、何度か指で風景を切り取って記憶しておく。

 ローナムまでは二週間の道のりだった。
 時間だけはたっぷりあったので、あたしは道すがら手頃な木の枝を探し、野営や食事の時間、果てには平坦な道なら歩きながらダガーでそれらの形を整えておく事にする。材質は強度より軽めの木を選び、長さは皆それぞれの背丈に合わせて微調整し、表面を削って滑らかにしていき、最終的に六本の木の杖を作成した。
 山道に慣れている場合はともかく、慣れていない場合は体力の消耗がとても大きい。消耗するだけ足を痛めて傾斜を踏み外すなど危険も増える。だけど杖が一本あるだけで疲労の溜まり具合は大きく軽減されるし、足元も安定する。場合によっては火種にもできるし、捨てるのも簡単なので。便利なんだよコレ。


 * * * * *


 さて、ローナムはフリクセルの言通り比較的大きな町だった。
 騎士団が常駐しているだけある。恐らく蛇の街道とフラナリー街道の分岐点として物流上も何かと都合がいいんだろう。
 ある程度融通が必要な準備は、ここでしておかないといけなそうとだけ、気にしておく。

 フリクセルから紹介された騎士エリクセンとは、代官の邸宅で会う事ができた。
 貴族サマのお屋敷よりは随分と馴染みやすいけれど、あたしからしてはまだまだ落ち着かない環境である。

 

> 「遠いところをよく参られた」
> 「オランからの冒険者には幾度も世話になっている。
>  この度も貴公らの助力を得ることができるのは喜ばしい限りだ」
> 「さて、方々、ひとまず荷を下ろして一息入れてこられては如何か。
>  色々と話すべきこともあろうが、旅装のままで立ち話、というようなものでもあるまい」

 

「アイリス・リトルトンです。オランはフリクセル様から、エリクセン様を訪ねるようにと言われて参りました」

 厳ついオッサンではあったけど、話せる手合いのようでほっとする。
 皆に合わせるようにあたしも名前を名乗り、しばしの間言葉に甘えてくつろがせてもらった。


 * * * * *


 休憩の後、再びお仕事の話である。
 エリクソンは実直な男らしい、すぐに地図を広げて直接的な話を始めた。

 あたしたちの探索場所は、エフライム川を渡った先、シリルを越えてラデク周辺、との事。
 また、あたしたち以外にも雇われ冒険者がいるらしい。私たちだけで広大な山々を調べるなんて無理だからね。納得できる話。
 拠点はラデクを推奨。特段異論はない。宿や食料などの手配、それと地図ももらえたので上々。

 そしてエリクセンは、部屋にいた二人の従士をあたしたちに紹介した。
 お願いしていた伝令要員だろう。ボリスとクラエス。名前をしっかりと覚えておく。
 二人はエリクセンに命じられて、一礼して部屋を出て行った。
 あたしは二人が退出する前にへらっと笑って手を軽く振っておいた。なに、話しやすそうなヤツがいると思って親しみを持ってもらえれば上出来上出来。

 

> 「私からはこのくらいだ。
>  出立は明朝としたいが、貴公らに不都合はおありかな?
>  無論、話すべきことや用意すべきものがあれば可能な限り承ろう。
>  なければ明日からは山道だ。部屋を用意させたゆえ、せめて今日はゆるりと休まれたがよかろう」

 

「えーと、お心遣い病み入ります、エリクセン様。明朝の出発、あたしは異存ありません。
 それに備えて、早速ですが教えて頂きたい事があるんですがー」

 そう言ってあたしは質問を切り出した。

「我々がオランからここに到着するまでの二週間、何か目立った動きがあればお伺いしたく」
「例年、妖魔が目撃されやすい地点があれば押さえておきたいのですが、ありますでしょうか」
「また、今年目撃された妖魔の位置や風体などを、可能な限り教えて頂きたいのですが」
「我々以外にも冒険者をお雇いだそうなので、そのあたりについてもいくつか。
 彼らと我々は協力関係にあって競争関係にはないと考えてよろしいでしょうか。
 協力関係を築けるのであれば、彼らの風貌と人数、複数であれば組数、担当地域、そして情報交換を行ってよい旨のお墨付きと、我々が彼らにとって信頼に値すると証明できる何かが欲しいのですが」

 現場的な状況――例えば妖魔の出現場所などは、ここで大局的な情報を仕入れ、シリルとラデクで実際的な情報を仕入れ、互いをすり合わせて考えた方がより正確だろう。
 川、橋、森、山の様子や規模などはここで確認しても直接確認しても大差ないと考え、省く。

 ああそれにしても、カチンコチンの態度は肩が凝る......


 * * * * *


 エリクセンとの話を終え退出する際に、ふと思いついたのでエリクセンに聞いてみた。

「あー、エリクセン様。ボリスさんとクラエスさんと、今日中にキチンと挨拶する事ってできますか?
 いやあ、しばらく旅を共にする訳ですから、仲よくしておきたいなあって」

 へらっとわざと軽そうに笑って言う。
 まさか、どれくらいの練度の兵か、緊張しない場で話して引き出しておきたい、なんて言えるはずもねえし。


 あと、休む前に皆に作った杖の事を伝えておく。

「明日から山道って事で、少しでも歩くのが楽になるよう杖を作ったよ。
 特に野外活動に慣れてない場合、長々と歩くと大分楽になると思う。良かったら使ってねー」

 さあ、明日からまた旅路を往かねばならない。せめて今日はゆっくり存分に惰眠を貪るぞ!

 

==============================
PL@一葉より:
 思い付いたらやっておこうという方針!

■行動補足
 ◆ローナムへの道中、徒歩の補助用の杖を自然の素材でパーティ分(六本)作ります。
  と言っても1m強程度の長さの枝を見繕って、持ち手などを削って整えるだけです。プライスレス万歳。
  ※フレーバーみたいなものです。役立てばラッキー。作成自体NGであれば修正します。
 ◆エリクセンさんに質問を投げかけます。以下、要点をまとめておきます。
  ・オランからローナムへの移動中(二週間中)に目立った問題は発生していませんか?
  ・例年の妖魔情報を聞きたいです(オランでより詳細が聞けると踏んで)。
  ・今年の妖魔情報を聞きたいです(オランでより詳細が聞けると踏んで)。
  ・雇ったという他の冒険者について、出会ったら協力して良いですか? 良い場合は身元証明の一筆とか欲しいです。
   また雇った冒険者の数や名前など、お互いを認識する為の情報が欲しいです。
 ◆伝令要員の二人と出発前に挨拶し直したいと提案します。

■今後について
 明朝出発問題ありません。ローナムで使える時間があるなら、従士さん達と交流しておきたいです。
 買い物はテントを最後まで悩みましたが、エリーズさんが持っているのであてにさせて頂きます!w
 また次の進行でラデクまで行く可能性を考慮して、アイリスは道中以下の事を可能な限り能動的に注意します。
  ・妖魔ないし怪しい姿を目撃しないか。
  ・道の整備状況。
  ・川の大きさや流れなどの規模。橋の作り。
  ・森の深さ。
  ・山の険しさ。
  ・シリル(ないしラデク)の人口などの規模。
  ・シリルで時間があれば、例年と今年の妖魔出現状況の聞き込み。
  ・シリルに雇われ冒険者たちがいれば、接触と情報交換。

以上です(・ω・)

ヴェン(シモン) 2013.02.14 [14:19]

**** ローナム道中 ****

「............」
マーファの司祭さんによる説法を聞かされたことで道中1週間は何もしゃべる気も何も考える気も
失わされる精神的ダメージを負った。
あいつら、神官のお面を被った悪魔の類いだろ...
嬢ちゃん(エリーズ)の話も苦痛を伴う呪いの類いかと思ったしな...
「<やれやれ、しばらく大人しくしとくか>」と独り言た。


その道中はというと、アイリスが色々と気を遣ってくれたおかげで助かった。
正直、冒険者になったばかりの俺には他の冒険者連中との移動は堪える。こいつらなんでこんなに速い?
山道は、山菜採りで慣れているつもりだったが、コイツらは化け物かと思うような早さで駆け上がっていく。

木の杖を振りかざし、「アイリス、コイツは助かるわ。」と大声で謝礼を言う。ミルに山道導いてとか言われた
気がしたが、一番後ろで足を引っ張っているのは俺だった。

そして、山ン中で一番生き生きしているのはアイリス。テメェだ!と心の中でツッコミを入れる。


(しかし、追加報酬のことが気になる。俺の夢が遠のいていく.........
糞、セクトールの奴め 忌々しい(怒 と悪態を付く)


(セクトールを含めて他の奴らはそもそも今回の依頼についてどう動くつもりなんだ?
本気でしっぽ巻いて逃げる気か?)

ローナム目前というところまで来た最後の夜間休憩時、たき火を囲んで全員がいる場で大きく声を発した。

「お前らの見立てを教えてくれ!釈然としねぇんからな。」

(説教部屋で嬢ちゃん(エリーズ)に言ったことと同じ事を皆に話した。)

「俺の見立ては2つだ。一つは統率されない妖魔が単純に増えただけ。もう一つは統率された妖魔の集団だ。
妖魔が統率されてないなら、何も気にすることなく調査結果を報告すりゃいい」

「だが、統率されているなら話は別だ。嬢ちゃん(エリーズ)の話じゃ。なんとかロードやなんとか
シャーマンは人間並に賢しいんだろ?」

「彼奴らも、そろそろ騎士団もしくは騎士団の斥候が来ると警戒してンでないのか? 駒が足りてないから襲ってこないだけで」
「妖魔どもが俺らと遭遇したら、妖魔の集団はどうするって考えている?」

「俺が妖魔の頭なら、騎士団の斥候(俺ら)にばれてしまった時点で騎士団が来る前に村を
襲って冬を越せるだけの物資を略奪しにかかるがな。あとは騎士団が来る前に速やかにシリル周辺からずらかる。」

「妖魔の集団が騎士団と正面から戦う理由はないだろ。人間が憎いなら村を潰して村を放棄させ、あとは蛇の街道を時間をかけて潰してやるだけで充分過ぎる。騎士団を相手すると被害の方が大きいからな」

「そもそも、奴ら(妖魔)にばれないように探索なんてできるのか?」

「妖魔に見つかった時点で殺さないとダメだよなぁ♪ 逃げられたら妖魔の本体が動くぜ。」

「俺が言いたいのは、俺らがこれからしようとすることは手に負えない藪蛇を突くことになる可能性だってあるってこった。」

「それで手に負えませんから、村を捨ててくれとは言えンのか?」と皆を刺激する。

「まぁ幸い。アイリスが早馬を依頼してくれた。
だが、優秀な馬でも1日走れても200kmだ。シリルからローナム、ローナムからシリルと移動しなきゃならないから
騎士団の応援が駆けつけるまで少なくとも2日以上だ。エリクセンとかいう騎士に聞かないと正確なことはわからんが...」

「大雨になったらダメだが、緊急時は『狼煙』をあげて騎士団へ連絡するっていうのはどうだ。
馬と狼煙を上手く使えば騎士団の応援はより早くつくんじゃねぇのかい?」


「あと村人に村を捨てて移動するっていうのもダメだ。村人が数人しかいないなら守りようもあるが、
老若男女何十人もが荷物背負ってチンタラチンタラ移動されたら襲ってくださいと言っているようなもんだ。
村の教会にでも突っ込んで、教会を1日2日ぐらい守ってなら、まだ現実味があるぜ」

「その上でお前らの見立てを聞いてやる」

**** ローナム到着 ****

シリルの方角を見て、天候を予測を試みた。アイリス、バーラー、セクトールにも天候予測を催促した。

======================
PL:シモン@ヴェンより

ヴェンは優秀な馬だと200kmと言ってますが、嘘八百です。
現実世界の普通の早馬だと40kmぐらいしか1日移動できません。
ちょー優秀なモンゴルの騎馬でも70から100kmぐらいが限界です。

フォーセリアの人間は丈夫。つまり、馬も丈夫に違いないという思い込みからの発言です。

狼煙は昔、青森と函館間で40kmぐらい先の狼煙を肉眼で確認することができたという記録があるので
そこそこ離れていても確認できるはず。

ヴェンの燃えさかる炎はマーファの司祭でも消えなかった。

◆ヴェンからPL皆さんへの質問です。
1.今回の依頼の見立てはどう考えているか?
2.妖魔にばれないように探索なんてできるのか?
3.出会った妖魔を見逃していいのか? 
  妖魔の集団に連絡されて取り返しの付かないことにならないのか?
4.村人に村を捨ててくれと説得できるのか? 
  村人眼前まで、妖魔がいるなら別だろうけど 普通は狼少年扱いじゃない?
5.仮に村人を抱えて移動するってなっても、訓練されてない老若男女。 早い奴も居れば遅い奴もいる。
  縦列に伸びた集団を6人で守れるのか?襲われるとなれば、村人は恐慌状態だ。人の話なんか聞くのか?
6.緊急時にもっと早く騎士団を呼ぶことはできないのか?
7.村人を守る最良の方法は? 
  本当に村人抱えて逃げることなのか?

ヴェンの主張は以下。
1.妖魔は見敵必殺であるべし。 (相変わらずブレない。
2.緊急時は馬と狼煙を使って騎士団を呼べが早くならないか? (New
3.緊急時は村で籠城 (New
4.縦列に伸びた恐慌状態の村人は守るのは無理だろ (New 

本人は妖魔全殺しじゃないだけ、少し妥協つもり。 

◆シリルの方角の天候予測
シモン@ヴェン : 天候予測 2D6 → 2 + 5 + (3) = 10 (02/14-14:24:51)

ミル(いあ) 2013.02.14 [17:23]


フリクセル氏が書状を見せてくれた

> 『この書状を持つ者のローナムまでの旅程について、宿泊および酒食等、必要な便宜を図るよう。所要の費用はアンセルム子爵家宛請求されたい』

なるほどこれはありがたい
子爵様のお墨付きってやつやな

前金も入ってるけど、これはあとで分配かな
どーせ失敗したら死ぬ確率高いしなぁ

>「お持ちください。
> ああ、ローナムへは、およそ半月のうちに冒険者が着く予定である旨を伝えてありますので、どうかそのように」

ふむ、せやったら、やっぱ明朝出発かな
そんなこんなで、ウチらは出発した
しかしなんやな

> 「あたしからは最後ですが、状況によっては"即時報告"と"追跡調査"を天秤に掛けられなくなる事もあり得ると考えますので、

アイリスの質問は理にかなってる
ウチとしてもそのあたりの線引きが欲しい



ヴェンとセクトの問答は楽しかった
特にヴェン見てると、駆け出し盗賊てら依頼解決したとき思い出す

> 「セクトぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおルぅううううう...!!!!!(号泣)」

エリーズにひっつかまれてく宇せぇんを見て、ウチは腹かかえて爆笑した

「ウチも乗らせてもらおうかな、ヴェン
 もっとも、ウチは魔術撃墜もカウントやで?
 負けたほうは、メガーヌの酒場で火酒をいっぱい......飲む!」

酒で人をつぶすと楽しいもんや
これも一興
ちょっとした遊びもあれば、気合いもちょびっと違う
どのみちウチかて、戻ったら酒飲むし
いやや、火酒たらふくは困るけど

>「エリーズ、いい子だね。セクトールもエリーズの為だからアレだけ言えるんでしょ。
> 野暮だけどさ。大事にしなよ」
「まったくやな」

てかうらやましいなぁ
ああ、バーラーやないけど、ウチもぼちぼち相手でも探すかなぁ
しかし夫婦揃って冒険者ってのも、かなり異色ではあるけども

>「だからと言って、仲間も見捨てるようなことはしない。目の前で仲間が倒れるのはもう見たくはない」
>「全員生きて還る!俺が考えてるのはそれだけだ」

「応!」

セクトールの激に、剣の柄をカチンと合わせる

今回も頼りにしとるで、神官戦士!




道中は、これってぇもんもなく平和なもんやった
ちょっと寒い季節やけど、マント+迅鉄
これ最強

道中は景色もよく、物見湯残ならこれ以上はない
ぷかぷかとけぶる葉巻の煙が後ろに流れてく
もっとも、いざ任務にかかれば血なまぐさくなるんやろうけど、今は景色を楽しもう

「ん、なにしてんのアイリス?」

なんや合間を縫って木の枝に細工してる

「杖?」

なるほど確かに、山道にゃええな
松明代わりにもなるし

「頭回るなぁ、アイリス」

ふー、と煙をはきながら感心する
いや、見習わへんとな

ウチはウチで、ランタンの中に手頃な石を放り込んだ
前回、監察の仕事んときこれが役に立った

シャッターおろしたら光が漏れへんよう、詰め詰め、と

道中、ヴェンが笑えたったら
エリーズの説教......オソロシイ!

「まー、なんや、あれや、首狩りは軽い競争ならウチ参加するし」

もちろん、本気で競う気はないけれど、冒険が終わった後になにかしらのおまけがつけばそれでええ




代官宅に到着すると、騎士様とおぼしき人が出迎えてくれはった

>「遠いところをよく参られた」
「いやいや、仕事ですさかい」

「オランからの冒険者には幾度も世話になっている。
 この度も貴公らの助力を得ることができるのは喜ばしい限りだ」

「さて、方々、ひとまず荷を下ろして一息入れてこられては如何か。
 色々と話すべきこともあろうが、旅装のままで立ち話、というようなものでもあるまい」

「そうおすなぁ、ではありがたく一息つかせてもらいます」

廷内に集まったのは、ウチら一行と騎士様-エリクセン氏と、二人の従者はん

>「捜索を行って貰う場所についてだが」

おおう、いきなし本題か
けっこうせっぱ詰まってる?

地図を見てわやわやと

シリル、てぇ村はフリクセルの旦那はんが言ってたな
なんでも既に他の冒険者が出てるとな
まあ、範囲が大きいからなぁ
さもありなん

ウチらの担当はシリルと、ラテクっちゅう村

>「細々とした部分について私が口を挟む道理ではないが、まずはラデクを拠点に動かれるがよかろうと思う。
> 詳しい情報が必要であれば、ラデクで協力を得られるよう手配する。無論、泊まる場所も必要だろうから、そちらも。
> シリルまではここから徒歩で3日半、ラデクまでは更に1日。
> 食糧その他の消耗品については後ほど手に渡るようにしよう。
> この地図も写本を用意したゆえ、その写本をお持ちいただく。もう少々縮尺の大きなものも合わせてな。
ふむふむ
いろいろと事前情報があるのはありがたい
しかし、目撃情報なんかはどないやろ
やっぱしラデクで聞くのが早いか

>「ここローナムとの連絡要員としてこのふたりを貴公らに同道させたい。
> なにかあればローナムへ走らせてほしいのだ。
> 名はボリスとクラエス」
>「ボリス様、クラエス様、バーラーと申します。よろしくお願いいたします。」
「あ、こりゃどうも」

バーラーと一緒にぺこりとお辞儀
一通りの訓練は受けてるってことは、少なくとも自衛はしてもらえるってことか
ああ、この人らがおれば、遺跡なんかが出たり、状況が変わっても対応できるな
一安心
アイリスにウィンクする

>「私からはこのくらいだ。
> 出立は明朝としたいが、貴公らに不都合はおありかな?
> 無論、話すべきことや用意すべきものがあれば可能な限り承ろう。
> なければ明日からは山道だ。部屋を用意させたゆえ、せめて今日はゆるりと休まれたがよかろう」
「おおきに
 ちょぃと失礼......いあ、はすたぁ」

葉巻に着火する
ふいー、とりあえず今晩は屋根があるってことか
助かる......最近、ウチ横着になってる気がするな
ま、ええか

まずは現場に行ってから、かな
あ、せやせや

「エリクセンはん、冒険者が先行しとるってぇ話やけど、何組くらい行ってはります?
 あとは特徴とか
 場合によっては、合流なり互いの救援なりできるかもやし、伝令でつなぎつけたいから、他の人たちが向こうた村の名前がわかると助かります
 あとは、まあこういっちゃなんやけど、その人らが困ってた場合、援助した場合の報酬と、ウチらが困ってた場合の、送り報酬などなどなど」

本音を言うと、ウチらがガタガタんときに助けてもろたら報酬は値引きさせてもらわんと悪いってぇか、助けられたら、いくぶんか増額してやって欲しい
ウチらがそれを要求はせぇへんけど、まあ、ウチらは後発やしな

ほかにはないかな
避難民の受け皿については先に質問されてるし

「さて、働きますか」

勤労は義務
働きたくないでござる、とは誰の言葉やったか
働かなくちゃ食うにも困るし

--------------------------------------------------------------------------------------------------

他の冒険者達について聞きます
・めっぽう離れた場所に派遣されたか否か
・探索先がかぶった場合は、相互援助してよいか(報酬は変わらないか)

ライト用ランタン、今回も作ります
シャッターを下ろしたとき、外に光が漏れないよう、細工します
シーフ+器用度で降りますが、技能使用不可なら平目扱いでお願いします

いあ : ランタン作り 2D6 → 1 + 4 + (5) = 10 (02/14-18:17:36)

あと、無意味にティンダーで一服します
セッションのダイス目占いという感じで

いあ : ティンダー 2D6 → 2 + 3 = 5 (02/14-17:44:08)

いかん、低い

消費 コーヒー葉巻
買い物はなしで

バーラー(コレステロール満載) 2013.02.14 [21:17]

道中、ヴェンが色々と語りましたわ

わたくしわ・・・あまり分からなかったけど、村人は助けないといけないわね

行ってみて、巣が分かって、村が襲われたら・・

死ぬ気で守るしかなさそうね

ただの筋肉男だと思ったら、頭いいわね

大雨はいやね、着替えもすくないですし、汚れもしみちゃいますわ

それにしても、貴族様は村を守ることはしないのかしら?

わたくしは不思議に思いながら、杖をついて歩きましたわ

「アイリス様、ありがとう」

そうだわ、ミル様は・・・男性なのかしら?気になるわね

-------------------------------------------------------------------------------------------------------

バーラーあほなので、行ってみてなんとかすることしか頭にありませんです

21:23:50 バーラー@コレステロール満載 ≫ 天候予測! 2d6+3 <Dice:2D6[5,3]+3=11>

アイリス(一葉) 2013.02.14 [22:51]

> 「ん、なにしてんのアイリス?」

 

「んー。杖を作ってんだけどねー」

 

> 「杖?」
> 「頭回るなぁ、アイリス」

 

「そそ。山登りにあると便利なんだよ。足への負担を手にも分散するイメージかな。
 ホラ、山の麓で売ってたりするの見た事ない? ボロイよなー。木なんていくらでもあるっつーのに。
 まあ山と森しかない村の生まれだかんね」

 

 そんな杖の評判はと言うと、

 

> 「アイリス、コイツは助かるわ。」
> 「アイリス様、ありがとう」

 

 中々良好。作った甲斐があるってモンだ!


 * * * * *


 ローナムに着く少し前。
 どっしりと構えたヴェンが皆に向かって大声で問い掛けた。

 

> 「お前らの見立てを教えてくれ!釈然としねぇんからな。」

 

 ......あらま、ご立腹?
 それからヴェンは自身の懸念を一通り話してから「その上でお前らの見立てを聞いてやる」と締めくくった。
 うーん、まあいい機会だから、あたしの考えも伝えておくかなあ。

 少し自分の中で整理し直してから、あたしは口を開いた。

「前提は概ね一緒かなあ。あたしは妖魔が10体から20体ぐらいの場合しか考えてないよ。
 理由は単純。それより少なければどのみち大した脅威にならないし、
 それより多ければどのみちあたしたちにできる事はほとんどない。考える意味がないっていう事だね」

「あたしたちが妖魔共に見つかるかどうかは、立ち回り次第じゃないかな。
 森の中って、思いの外見通しが悪いんだ。それに10体20体程度にとって、すげえ広いモンだよ。
 だからそもそも出くわさない可能性だって十分にある。
 あたしの理想は、巣穴なり建造物なり、拠点の形跡と生活臭を見つけて妖魔共と出くわす前に逃げる事かな」

「もちろん、ばったり出くわす可能性だってあるよ。
 で、その場合の倒す倒さないだけど、あたしは二次的な要素だと思うんだよね。
 あくまでもあたしたちの目的は騎士団の本格的な討伐の為にねぐらを見つけ出す事な訳で、
 出くわした妖魔共があたしたちの手に負えるなら倒しゃいいし、無理ならそのまま引けばいい。
 あたしらが火種になって妖魔の襲撃があるかもって言うけど、
 そんなすぐに襲撃できるだけの準備が整っているなら、お断りしても近いうちに勝手に襲ってくるよ。
 まだ襲ってこないっていう現状は、少なくとも今までは準備ができてないからに他ならないはずだかんね。
 で、焦って数不足のまま襲ってくるならあたしらだけでなんとかなるんじゃないかな。
 最初に言ったけど、妖魔共の数が不足してるなら、それは大した脅威じゃないんだ。
 あたしたちが最善を尽くした上で妖魔共が十分な数を揃えてたら、文字通り『お手上げ』じゃないかな」

「仮に妖魔共が十分な数を揃えて襲撃してきたとしよう。
 その場合に村人が逃げるか逃げないかは、村人次第だよ。あたしたちはお手伝いするだけ。
 フリクセルの書状とあたしたちの説得を以って村長や立場のある人が動かないなら何もできないよ。
 ......言い方悪いけどさ、それだけやれば責務は果たしていると思う。感情的な話は別だけどねー」

「んでその場合の撤退方法も、村の規模や作りが分からない事には考えようがないよ。
 ヴェンの言うように教会に立てこもるっていう方法もアリだと思う。大概教会は頑丈だしねー。
 でも100人も村人がいれば、それだけの数が立てこもる建物の防衛は楽じゃない。火でも付けば終わりだ。
 そもそもそういった条件の建物があるかも分からない。......今の時点じゃ何とも言えないんだよ。
 だから、どうなっても利用できる策として避難案を考えておいているだけ。少なくともあたしはね」

「狼煙はいいと思う。でも、これも最後の手段――それこそ村を放棄する段階で使うモノだと思う。
 狼煙のメリットはヴェンの言う通り即時性。だけどデメリットとして柔軟性のなさと隠蔽不可な点がある。
 つまり『決まった事しか伝えられず』『敵方にも何か合図をしている事がバレる』という事。
 妖魔共が狼煙を見て、必要以上に事を急ぐ可能性もある。襲撃にしろ、撤退にしろ、ね。
 焦って少数で襲ってきてくれたら儲けものだけど、仮に逃げて戦力を温存されたら本末転倒だし。
 戦いの駆け引きで情報を持っているかいないかの差は、どこまでも大きいモンだと思うよ」

「......あとはメンドクサイ話だけどさ、雇われ冒険者が妖魔を倒すより、
 騎士団が華々しい戦果を挙げた方が、色々と都合がいいハズなんだ。
 何だかんだいって人が暮らす為には治安維持は欠かせないなら、守られる側と守る側に信頼関係があった方がいい。
 あたしらが妖魔を見つけてその舞台をお膳立てすれば万々歳。全てが上手く収まるって考え方もある。
 そしたらミノ亭への依頼のクチにもなって、あたしたちの仕事も増える。......ケチいとは思うけどさ」

 喋りすぎて喉が渇いたから、水を一口。

「だから、今の時点ではやっぱり『できるだけ迅速に妖魔共の痕跡を探す』とするしかないと思う。
 倒すのか、追うのか、逃げるのか、それはその状況にならないと判断できない。
 それでも指針を作るなら、10体未満なら倒し、10体強なら追い、15体ぐらいいるなら即報告、ぐらいかな。
 コレに妖魔の種類の内訳とかも加わるんだから、今はそうやって広く目標を定めるしかないんじゃないかな」

「もちろんコレは全部可能性の話。だから、どうするかは皆で決めるべき。
 皆がそうするって言うならあたしがそれに反対し続ける気はないよ。コレは全部あたしの考え。

 

==============================
PL@一葉より:
 ......長ェー。すみませんすみません。
 ヴェンさんが燻っておられるので、こちらも包み隠さず全部考えを話すべきかと思いました。

 ちょっとメタい事を言うと、アイリスは戦わないに越した事はないと言っていますが、
 シナリオ展開上相当な確率で戦わざるを得ない状況になると思っています。バスターだしね!

■天候予測
 びみょうですた!

 22:43:52 一葉@アイリス ≫ 天候予測 2d6+4 <Dice:2D6[3,3]+4=10>

バーラー(コレステロール満載) 2013.02.15 [05:57]

「エリクセンはん、冒険者が先行しとるってぇ話やけど、何組くらい行ってはります?
 あとは特徴とか
 場合によっては、合流なり互いの救援なりできるかもやし、伝令でつなぎつけたいから、他の人たちが向こうた村の名前がわかると助かります
 あとは、まあこういっちゃなんやけど、その人らが困ってた場合、援助した場合の報酬と、ウチらが困ってた場合の、送り報酬などなどなど」

「そうですわ、わたくしたちとは別にいるのなら、協力して村を守ることもできるかもしれませんわね」

 ミル様も頭がよろしくてよ、わたくしもお勉強が必要ね

PL-----------------------------------------------------------------------
 LainGM様、お疲れ様で御座います。

 いあさんごもっともです。
 バーラーも知りたい

 ちょいれす多くてすみません

ヴェン(シモン) 2013.02.16 [01:53]

**** ローナム道中 ****

「...」皆の話を聞いたヴェンは黙り込んで自分の考えを押し通すことを諦めた。

**** 騎士エリクセンとの会談 ****


「エリクセン、村には薪や藁は冬に備えて十分にあるんだろぉ?
もし村が襲われるなどを考慮して、シリル、ラデクから狼煙を上げる
ように対処できねぇか?
俺らが村を出ている間に村が襲われるっていう可能性も十分にあるし、何よりも
騎士団がすぐにでも駆けつけてもらわねぇとヤバいかもしれんからな。」

「あの二人の騎兵はシリル、ラデクそれぞれに駐在すんのか?」

「シリル、ラデクの村が襲われたぁときは、手を貸すつもりだが、防衛できるだけの設備はあんのかい?」

「ところで、エリクセンの見立てで騎士団はどのくらいで村に来れるんだ?」
===============================
PL:シモンより

すみません。 GMの進行が15日夜ってあったので、中身を進めました。

PL自身が、「2.妖魔にばれないように探索なんてできるのか? 」と言いつつ、「バレないように殺す」と
言ってますが、戦闘したら、気づかれる可能性が高いと思うので、ヴェンの主張は通らないだろうと
考えてます。

斥候しているのをバレないように、カモフラージュしつつ探索するのが良いと思ってます。
次点は村人や木こりなど、居ても不自然じゃない格好で探索するなどです。





GM(Lain) 2013.02.16 [23:10]

 手を振ったアイリスに、ふたりの従士のうちのひとり――クラエスと紹介された方――が気付いた。
 片眉を上げ、わかるかわからないか程度に手を挙げて応える。

 ボリスがそれに気付いてわずかに表情を動かしたが、結局そのまま退出した。

 エリクセンは反応しなかった――どうやら、ボリスの陰になって見えなかったらしい。
 むしろ、クラエスが見えない位置で挨拶を返した、ということのようだ。

※ ※ ※

 説明を終えた後に呈された疑問に、エリクセンはひとつずつ答えてゆく。
 疑問は可能な限り解消しておくべし、という考え方に、主従とも違いはないようだ。

>  前にも此処らへんあたりで妖魔の繁殖が何処らへんであったかを聞きたい。
> 「例年、妖魔が目撃されやすい地点があれば押さえておきたいのですが、ありますでしょうか」

「人の目の届きにくい場所であれば、あれらはいくらでも棲み付きうる。
 雨風を凌げる洞窟などがあればそこは拠点となろうし、そのような場所がなくとも人里の近くに現れることはある。
 目撃されやすい場所といえば、概ね村か街道の傍だ――そこに妖魔どもが多い、というよりもむしろそこに人が多いゆえに目撃されることも多くなるのであろうがな」

> シリルからラデクまでの間で妖魔に強襲されたことがあったか

「強襲、というのがどのようなことを指すのか解りかねるが、3年ほど前に旅商人が襲われて殺されたことがある。
 荷馬がその場で解体されていたことから、山賊ではなく妖魔の類と判断した。
 その後も、襲われかけて荷物を放り出して逃げた、という種類の話は年に一度か二度は出る」

> 「我々がオランからここに到着するまでの二週間、何か目立った動きがあればお伺いしたく」

「フラナリー街道の奥、ディマス付近で派遣した冒険者と妖魔の小競り合いがあった。
 だが、遭遇した中に上位種は確認されていない。
 数を減らしはしたが、枝葉、手足ということだ――あれらを止めるには幹、頭を刈らねばならぬ」

 妖魔はエストンの山中であればどこにでも出る。
 どこにでも棲み付きうる。
 そして、少々叩いてもすぐにまた増える――きりがない。

 ゆえに数を減らしたとて、率いる者を叩かねばすぐにまた群れは大きなものとなる。
 そういった意味では、状況は変わっていない――エリクセンは暗にそう言っている。

> 「また、今年目撃された妖魔の位置や風体などを、可能な限り教えて頂きたいのですが」

「位置はおおよそ村の近辺、街道沿いといったところだが――詳しく、ということであればラデクでそのあたりを聞けるよう、協力を依頼しておこう。
 風体までは何ともな。見るのは村の者で、たとえば彼らに妖魔とその上位種の区別がつくかといえば――」

 妖魔は妖魔で一括り、近くで目の当たりにするというよりも遠目に見て一散に逃げ出すという遭遇がほとんどであれば尚更だ。
 なにぶん遠くであれば、大きさも定かにはならない。恐怖心が見たものをより大きなものとして記憶させ、巨人が出たという話にすらなっている、という。

「目撃の報そのもの、つまり『そこに何かがいる』ということ自体は当てにしてよいだろう。
 だが、種類まで正確に把握できているか、という話になれば、どこまで信じたものかすら定かではない」

 無論村人たちは協力的で(己の安全と生活がかかっているのだから当然だが)、見たこと聞いたことは全て話してはくれる。
 騎士相手に虚言を吐くようなことはまず考えられないと言ってよい。

 だが、それが現実と照らし合わせて正確か否か、というのはまた別の話だ。

「――かく言う私も、貴公らの歳の頃に、斥候に出て敵を見誤ったことがある」

 損害こそ無かったがひどく叱責されたものだ、とどこか懐かしげにエリクセンは語った。

「あれ以来、情報の確度というものに対して随分と慎重な考え方をするようになったものだ」

※ ※ ※

> 「我々以外にも冒険者をお雇いだそうなので、そのあたりについてもいくつか。
>  彼らと我々は協力関係にあって競争関係にはないと考えてよろしいでしょうか。
>  協力関係を築けるのであれば、彼らの風貌と人数、複数であれば組数、担当地域、そして情報交換を行ってよい旨のお墨付きと、我々が彼らにとって信頼に値すると証明できる何かが欲しいのですが」

> 「エリクセンはん、冒険者が先行しとるってぇ話やけど、何組くらい行ってはります?
>  あとは特徴とか
>  場合によっては、合流なり互いの救援なりできるかもやし、伝令でつなぎつけたいから、他の人たちが向こうた村の名前がわかると助かります
>  あとは、まあこういっちゃなんやけど、その人らが困ってた場合、援助した場合の報酬と、ウチらが困ってた場合の、送り報酬などなどなど」

「無論、冒険者相互で協力することについてはこちらから頼みたいほどだ。
 実際問題として、拠点とする村の距離、連絡伝達の手間はあろうから、情報交換も含めてなにかと困難はあろうが。
 報酬については、子爵が約束した報酬は援助を要したか否かに関わらず支払われるとお考えいただこう。
 援助した場合については、つまり妖魔と刃を交えたことになろうから、その成果に応じて報酬を積み増す、という話になっていた筈だが、これでは不十分とお考えかな?」

 実際のところ、討伐の実績に応じて積み増すという話はその成果が解りやすいゆえに俎上にのぼったという面がある。
 他の調査部隊への援助については、細々したところまで事前に決めては却って足枷になりかねない、という部分があろう。

「難しく考える必要はない――要は、働きに応じて支払う、ということだ。
 さきにも言ったが、我々は冒険者にはいろいろと世話になっている。
 報酬を渋ったせいで悪評でも立てば、向後協力を得ることも難しくなろう。
 我々にとっては、それこそ大きな損害なのだ」

 ゆえにその点は信頼していただいて構わない、とエリクセンは笑った。

「派遣した冒険者は10人、3人が2組と4人が1組の計3組になる。
 ラデクの先、ディマスとカルナという村へ、3人と4人をそれぞれ派遣した。
 その後ディマスで小競り合いがあったゆえ、3人をさらにディマスへ送っている。
 風体――冒険者風、ということでは不足かな。
 近在の遺跡があるわけでもないゆえ、冒険者が好んでフラナリー街道を通る、ということは多くないのだ。
 村に滞在しているとあれば、まずこちらで募った冒険者に間違いはなかろう。
 情報の交換、必要であれば互助、これらについてはまったく問題はない。
 信頼の証は――」

 言葉を切り、一振りの短刀を取り出して机の上へ置く。
 鞘に紋章が入っている。

「こちらをお持ち頂こう。
 これで不足ということはなかろうが、いかがかな?」

 一旦言葉を切って続ける。

「それからもうひとり。
 冒険者の募集に応じてくれた者があるそうだ――そうだ、というのは、今日準備をして明日ここへ来る予定になっているからなのだが。
 よろしければ貴公らに同道させ、ラデクでの捜索に当たって貰うこととしたい。
 ルーンマスターだと聞いているが、貴公らに不都合はおありかな?」

※ ※ ※

> 「あの、公衆浴場とかありますか?」

「残念ながらそういったものはない――が、湯浴みをお望みであれば邸内に用意させよう」

 女性がおられるのに旅の埃を落とすことを気付かぬとは、我ながら気の利かぬことだ。
 騎士はそう言って笑った。

> 「あー、エリクセン様。ボリスさんとクラエスさんと、今日中にキチンと挨拶する事ってできますか?
>  いやあ、しばらく旅を共にする訳ですから、仲よくしておきたいなあって」

「――なるほど」

 エリクセンは顔に笑みを浮かべて使用人を呼んだ。
 何事か耳打ちし、ややあって戻ってきた使用人が提げているのは酒瓶だ。
 さほど強いものではないが、よい品であるらしい。

「挨拶には手土産が必要ではないかと思うのだが。
 ――ああ、度を過ごすなと私が言っていたと、そう伝えていただきたい。
 彼らふたりであれば言うまでもないことだろうが」

 続けて彼は邸内の、ふたりの従士にあてがわれた部屋の場所をアイリスに告げた。

「訪ねるも呼び出すも、ご随意にされたがよかろう」

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■GMから

 この記事への返信は「100_導入部」カテゴリにチェックを入れて投稿してください。

 ラデクまで移動しようと思ってましたがえらいことになってしまいました(量的に)
 皆様積極的な書き込みありがとうございます!

 というわけで、各種ご質問のレスを入れておきますね!

 ・冒険者関連の情報追加
 ・一行にひとりルンマスが加わる予定のようです
 ・妖魔関連の情報追加
 ・ご挨拶について

 このくらいでしょうか。
 拾い落としたものなどありましたらご指摘くださいませ!

 次の進行でラデクまで移動の予定でおります。
 お買い物その他ございましたらお早めにどうぞ!


>一葉さん

 杖おっけーでーす!
 戦闘には使えない、としておいていただいてよいでしょうか!w


>天候予測について

 ひとまず、近々天候が大崩れしそうな様子はありません。
 しばらくは穏やかな天気が続きそうです。

バーラー(コレステロール満載) 2013.02.17 [06:22]

「それからもうひとり。
 冒険者の募集に応じてくれた者があるそうだ――そうだ、というのは、今日準備をして明日ここへ来る予定になっているからなのだが。
 よろしければ貴公らに同道させ、ラデクでの捜索に当たって貰うこととしたい。
 ルーンマスターだと聞いているが、貴公らに不都合はおありかな?」

魔法使い様?あの方かしら・・でもシェイプチェンジとかされてると男性か女性かもわからなくなってきたわ
頭が混乱してまいりましたわね
信頼できる方なら良いのですが

「残念ながらそういったものはない――が、湯浴みをお望みであれば邸内に用意させよう」

「助かりますわ、楽しみね」

お湯につかれるかもしれませんわね、いいわねー


「挨拶には手土産が必要ではないかと思うのだが。
 ――ああ、度を過ごすなと私が言っていたと、そう伝えていただきたい。
 彼らふたりであれば言うまでもないことだろうが」

「よろしければ・・これしか御座いませんが」

袋に入ったチョコレートをお見せしましたわ
皆様におくばりした残りのチョコレートだけど、出来は最高よ
でも、貴族様のお口には合わないかもしれないわね

PL---------------------------------------------------------
 LainGM様 お疲れ様で御座います
 手土産・・・勘違いしてみましたT T
 追加される魔法使いも、楽しみと不安がありますね
 
 お風呂に入って、挨拶して出発ですね

ヴェン(シモン) 2013.02.17 [15:38]



仕用人が提げている酒瓶を見て(あの貴族、金持ち過ぎだろ。)とひとりごちた。
冒険者を20人近く雇い入れているということは、今年だけでも相等の額が動いている。
ミノタウロス亭のおやっさんが上客というのも、頷ける。

腑に落ちないこともある。
これだけの金をこの街道の寒村を守るためにといって費やすとは、あの貴族、さては慈善事業家か? 
しばらく考えた後、街道越しに交易でもっと大きなお金が動いているんだろうと推測する。
交易品が何かは俺にはわからないがよほど金になる何かなんだろう。

その日は、酒を取らずに、シリルに向かう街道に、
朝、出発するときに気づくようデカデカと、詫び文をアイリスから貰った木の杖を筆の代わりに、
皆への謝罪の気持ちを込めた文を地面にしたためた。

『みんな、ごめん。はんせいしている。 ヴェンより』

==============================
PL:シモン@ヴェンより

LainGM様、ヴェンの質問を拾って頂けないでしょうか?


シリル、ラデクから緊急時もしくは巣穴発見時に狼煙を上げることは可能か?
クラエス、ボリスは巣穴に探索に同行なのか、シリル、ラデクに駐在するのか?
仮に村が襲われるとなった場合、騎士団はどのくらいでシリル、ラデクに着くのか?
シリル、ラデクに防衛設備はあるのか? (具体的には柵で囲われている、堅牢な教会がある?)

GM(Lain) 2013.02.17 [18:37]

> 「エリクセン、

 敬称抜きで呼び捨てられた騎士は、おや、という表情でヴェンに視線をやった。

 その後の口調を確かめて、すこし困ったような顔をする。
 ただ、質問そのものは最後まで聞き、顎に手をやって考える態となった。

「あー・・・・・・ご質問はご質問として、まず貴公の名を伺ってもよろしいか?」

 発音が他の冒険者たちへの言葉に比べて丁寧なのは自制の結果かそうでないのか、判断しかねるところだ。

>  村には薪や藁は冬に備えて十分にあるんだろぉ?
>  もし村が襲われるなどを考慮して、シリル、ラデクから狼煙を上げる
>  ように対処できねぇか?

「第一に狼煙の件だが、これは村が行う協力の範疇と考えていただいて構わない。
 シリルとラデクについて、狼煙を確認したならば襲撃があったものと判断しよう。
 だが、シリルとラデクの間であればまだしも、ローナムとシリルの間は中継が必要となろうから――」

 確実を期するならば3箇所程度の中継が必要となる。
 それも、昼間、晴れていれば、という限定があってのことだ。

「確実性を欠くのではないかと思うのだが、いかがだろうか。
 どうしてもと言われるならば、合流予定の冒険者とボリス・クラエスの2名を中継要員に回し、さらに1名をこちらで手配しよう。
 シリル・ローナム間に3人、シリルに1人を置けば、狼煙での情報伝達が可能となろう」

> 「あの二人の騎兵はシリル、ラデクそれぞれに駐在すんのか?」

「第二に、ふたりの従士の件だが、基本的にラデクに置く予定でいた。
 無論貴公らが片方をシリルに置きたいというのであればそのようにしていただいて構わないし、さきに述べたように、狼煙の中継要員としてシリル・ローナム間に置くこともできる。
 貴公らの探索に随行させていただいてもよいが、その場合は彼らの疲労を考慮していただかねばならないだろう」

> 「シリル、ラデクの村が襲われたぁときは、手を貸すつもりだが、防衛できるだけの設備はあんのかい?」

「第三に、防衛設備の件だが、両村とも防柵程度のものしかない、とお考えいただきたい。
 とはいえ防柵も獣相手のものであるゆえ・・・・・・」

 手を使える妖魔ならば乗り越えるなり壊すなり、ということが可能だ。
 時間稼ぎにはなるがそれ以上のものではない、と騎士は言う。

> 騎士団はどのくらいで村に来れるんだ?」

「最後に、騎士団の来着までの時間だが――召集と準備に1日、行軍を急がせて2日、といったところだろう。
 急報が届いてからそれだけの時間がかかる。行きの、つまり伝令なり狼煙なりの時間を加算すれば――」

 5日か6日か、その程度の時間はかかると考えてよいだろう。

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■GMから

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 やはり読み落としがありました。すみません!

>シモンさん

 大変失礼いたしました。
 ヴェンの質問関連の追記分です。

 質問にはだいたいお答えできていると思われますがいかがでしょうか。

 狼煙の件については、「従士の早馬と合流予定の冒険者を諦めること」「ラデク到着後、狼煙の準備に一定の時間を使うこと」を条件に、狼煙での情報伝達を可とします
 また、従士2名は捜索に随行させても構いませんが、その場合は早馬としての使用に支障が出る(具体的には疲労のために情報の伝達が遅れる)とお考えください。

 なお、エリクセンもフリクセルもあまり身分がどうこうにはこだわらない性質ですが、

 ・明らかに目上を
 ・初対面で
 ・呼び捨てかつタメ口
 ・名乗ってない

 これはわりとでかい悪印象がつきますよ、と申し上げておきますね。
 キャラクターのロールプレイです、というPLさんからのフォローが通じるのはGMやPLに対してであって、NPCはPCの態度のみを見て印象・心証を決定します、ということです。
 ご参考まで!

ヴェン(シモン) 2013.02.18 [00:36]

**** ローナム道中 ****

> 「まー、なんや、あれや、首狩りは軽い競争ならウチ参加するし」
ミルが慰めの言葉を掛けてくれたのは幸いだった。
惚れちまうぜ。

**** 騎士との対談 ****
> 「あー・・・・・・ご質問はご質問として、まず貴公の名を伺ってもよろしいか?」
>  発音が他の冒険者たちへの言葉に比べて丁寧なのは自制の結果かそうでないのか、判断しかねるところだ。

不穏な空気が流れる。
一呼吸置いてから自分が失言したことに気づく。
(まずいまずい、俺はもうこの件で揉め事を起こさないつもりだったが...早速、コレだ。)


「これはこれは、不教養で不躾な発言で不快にさせて、申し訳ない。 エリクセンの旦那。」と言い
深々と頭を下げる。
そして、頭を上げてから自分の名を名乗る「申し遅れやした。名はヴェン・ノーランドと言います。」


> 「第一に狼煙の件だが、これは村が行う協力の範疇と考えていただいて構わない。
>  シリルとラデクについて、狼煙を確認したならば襲撃があったものと判断しよう。
>  だが、シリルとラデクの間であればまだしも、ローナムとシリルの間は中継が必要となろうから――」

狼煙や烽火の備えはあると思ったが...
「夜が駄目? 烽火が見えない?見張り台や高台もない?」と疑問をぶつける。


> 「第三に、防衛設備の件だが、両村とも防柵程度のものしかない、とお考えいただきたい。
>  とはいえ防柵も獣相手のものであるゆえ・・・・・・」
>  5日か6日か、その程度の時間はかかると考えてよいだろう。


騎士の返答は、俺からすると期待外れだった。
騎士団なら2、3日で来れると思っていた。 もっと、期待外れなのは村の防衛設備がないということだった。
堀があるわけでもなく、石防壁があるわけでもない。獣相手の防柵があるだけ。

まぁ、それは今までは雇い入れた冒険者でなんとかなるってことの証でもあるわけだが‥

貴族は貴族で毎年、冒険者を雇い入れる金を持っている割には防壁、狼煙、見張り台を作る対処をしてない。
村人は村人では妖魔と遭遇することに怯えているという割には、その対策を打とうともしてない。

自分が居た村のことを思い出す。
問題だ問題と騒ぐ割には、誰かが解決することを期待し、自分じゃ何もしない。

セクトールの言うように、冒険者が対処できない魔物が現れたら、村人は
村で籠城して殺されるのを待つよりも村を捨てて逃げた方が多少助かる見込みがあるということだ。

そして、アイリスの言うように、巣穴を見つけて妖魔と出くわす前に逃げるのが村人のためにもなりそうだ。
結局、俺がアレやコレやと考えてみたものの、セクトールやアイリスの言ったとおりにしかできんかった。

「俺はもうアイリスが言うようにバレないように巣穴を見つけるのが良いと思ってる。」

「セクトール、ミル、アイリスはどうする?」
セクトール、ミル、アイリスに声を掛けた。マイリーの神官なら護送術、護衛術、戦術を心得ていると思ったからだ。
ミルはアイリス並に策士だと直感がそう告げているだけだが、二人の頭の良さはこれまでのやり取りで
別格だと考えている。 頭の良さというのはそれだけで二手も三手も読め事前に策を打てるからな。

残された話の内容を含めて3人に結論を出して貰おうと促した。

===============================
PL:シモン@ヴェンより

LainGM様へ

> これはわりとでかい悪印象がつきますよ、と申し上げておきますね。
>  キャラクターのロールプレイです、というPLさんからのフォローが通じるのはGMやPLに対してであって、NPCはPCの態度のみを見て印象・心証を決定します、ということです。
>  ご参考まで!

ご指摘、ありがとうございます。
このエリクセンの反応こそがもっとも自分が期待している反応だったりします。

ただ、迷惑なので、やめてくれという方はそれはそれでご指摘してください。
ロールプレイとしての迷惑行為は自重します。

ただ、エリクセンを呼び捨てにしたのは、PLのミスです。

一葉@アイリスさん、ハインツ@セクトールさん、いあ@ミルさん
あとは頼みます。
正直、上手い策が考えられません。

騎士団長に伝えないと行けないことは、この2つぐらいでしょうか?
 ・騎兵の配置をどうするか?
 ・最悪時、村人を待避させる話の調整。


騎士団が、2,3日で着くと思っていたら5,6日。これで烽火が見えないくらい森の中だったら、妖魔の方が圧倒的に有利ですね...

ミル(いあ) 2013.02.18 [19:24]


いろいろと質問を重ねるウチら
エリクセン氏も律儀に答える
まあ、答えてもらわなあかんとこやし

>「位置はおおよそ村の近辺、街道沿いといったところだが――詳しく、ということであればラデクでそのあたりを聞けるよう、協力を依頼しておこう。
> 風体までは何ともな。見るのは村の者で、たとえば彼らに妖魔とその上位種の区別がつくかといえば――」

「おおきに、です」

にっこり笑ってみせる
詳しくは現場か、やっぱし

 無論村人たちは協力的で(己の安全と生活がかかっているのだから当然だが)、見たこと聞いたことは全て話してはくれる。
 騎士相手に虚言を吐くようなことはまず考えられないと言ってよい。

「なるほど」

頷くウチ
生活と命がかかってりゃ、あらいざらい教えてくれるとしても、情報の精査はせんとあかんなぁ
他の冒険者と接触できたら、そのあたりの事の大きさもわかるんやけど

他の冒険者組との連携については、問題ないという言葉を聞いたから、問題なかろう
しかし、捜索範囲がかぶってるとはいい図来らしい

せめて、伝令でいままでのあらまし程度なり聞けたらいいが

>「派遣した冒険者は10人、3人が2組と4人が1組の計3組になる。
> ラデクの先、ディマスとカルナという村へ、3人と4人をそれぞれ派遣した。
> その後ディマスで小競り合いがあったゆえ、3人をさらにディマスへ送っている。

ラデクの先、ね
すると、先行した冒険者達もラデクを通ってるってことか
そいなら、冒険者達の足取りや予定なんかも聞き込める

> 風体――冒険者風、ということでは不足かな。
> 近在の遺跡があるわけでもないゆえ、冒険者が好んでフラナリー街道を通る、ということは多くないのだ。
> 村に滞在しているとあれば、まずこちらで募った冒険者に間違いはなかろう。
> 情報の交換、必要であれば互助、これらについてはまったく問題はない。
> 信頼の証は――」

手渡されたのは、短刀
ほう、こりゃええもんや
紋章入りか

「おおきにです
 これで何かと不自由がのうなる」


>「それからもうひとり。
> 冒険者の募集に応じてくれた者があるそうだ――そうだ、というのは、今日準備をして明日ここへ来る予定>になっているからなのだが。
 >よろしければ貴公らに同道させ、ラデクでの捜索に当たって貰うこととしたい。
 >ルーンマスターだと聞いているが、貴公らに不都合はおありかな?」

「ほう、ルーンマスターですか
 そりゃありがたい」

頭数はおったに超したことはないし、魔法が使えるってのもありがたいとこやな

> 「あの、公衆浴場とかありますか?」
「あっウチもウチもー」

名乗りを上げたものの、浴場はないとのこと
無念

「んじゃエリーズ、一緒に入ろう
 背中流したるさかい」

くひひ
この白い肌をとっくりと

なんや飲み屋の親父みたいな気分になってくるなあ

「バーラーも一緒せぇへん?」

かしましく足人数はおるしな


かぽーん


ええ音がして、ウチは湯浴みに入る
うーん、村の防衛設備は無きに等しいってやつやなぁ
するってぇと、いざ襲われた、なんてことになったら、騎士団が到着する前に、ウチらで守らにゃならん
こりゃ、思ったより大事や

ぱしゃっ

湯を顔にかける

ぷるぷるぷるっ

「悩んでてもしゃぁない
 いつも通りやるだけさ」

狼煙については、迅鉄にも働いてもらわにゃならんかもやけど、山道で都会育ちの迅鉄は、今回あまり出番はあるまい

紹介された二人の従者はんに頼むのが正嫡やろう

>「セクトール、ミル、アイリスはどうする?」
>セクトール、ミル、アイリスに声を掛けた。マイリーの神官なら護送術、護衛術、戦術を心得ていると思った
>からだ。

湯上がりでまた葉巻をふかしてると、ヴェンがそう尋ねてきた

「せやな......まずは、村人の避難体制を作るのが第一や思う
 村をすぐ去れとは言わへんけど、わーっ、ときたらきゃーと逃げまどう、じゃぁあんまりや
 それかに、巣穴探しになるか
 狼煙は、村人の避難合図にも使おう
 そっから先はアイリスと一緒
 巣穴を見つけて、報告
 
 問題は、遺跡なんかがあった場合やなぁ
 入らへんとおるかもわからんし
 その場合は、見つけたらすぐ避難実施と騎士団応援頼もう
 もっとも、ウチらが無事生きて帰ることができるのんが大事なとこやけど」


------------------------------------------------------------------------------------------------

ヴェン、アイリスに賛同です
巣穴を見つけ、出入りしているゴブリンが多ければ巣穴確定でいいでしょう
問題は、巣穴が解りにくかったり、遺跡だったりした場合、調査の課程で戦闘になるかも、というところですね

セクトール(ハインツ) 2013.02.19 [00:34]

 なーんかエリクセン氏の雰囲気がよろしくない気がするな・・・

なんでd・・・

「あー・・・・・・ご質問はご質問として、まず貴公の名を伺ってもよろしいか?」

・・・は!


「これはこれは、不教養で不躾な発言で不快にさせて、申し訳ない。 エリクセンの旦那。」
「申し遅れやした。名はヴェン・ノーランドと言います。」


「失礼しました乱調な言葉遣いと態度のご無礼をお許し下さい!」

ヴェンが自己紹介を終えてから続いて、深々とエリクセン氏に頭を下げる

======================================

 一応ほとぼり冷めから改めてエリクセン氏と話を続ける

「まぁ、騎士団での対応が難しいので、我々が呼ばれたわけでありますからね。」

とは言えど、オーガも見たって話しだしな。

「微力ながら、我々も尽力を尽くし、出来うる限り最悪の事態は避けるよう努力します。この依頼お引き受けしましょう」


======================================

 泊まる部屋に案内され、作戦会議を開く


「俺はもうアイリスが言うようにバレないように巣穴を見つけるのが良いと思ってる。」

「セクトール、ミル、アイリスはどうする?」

「そうだな・・・」

ヴェンの問に少し考える

「俺もそれには賛成だな。今じゃあそこら一帯は完全に妖魔のホームだ

下手に突撃していっても、待ち伏せや奇襲を欠けられたら一溜まりもない

妖魔を発見してもすぐには手を加えずに様子を見て、敵本陣の巣を探りだす。

突撃はそれからでもお釣りが来るぐらい十分にある」

「問題は、遺跡なんかがあった場合やなぁ
 入らへんとおるかもわからんし
 その場合は、見つけたらすぐ避難実施と騎士団応援頼もう
 もっとも、ウチらが無事生きて帰ることができるのんが大事なとこやけど」

「それもそうだな・・・

遺跡が妖魔の巣窟でしたーなんてのも洒落にならん

その手の類があったら一旦退こう」

確かに少し離れ場所には遺跡群があるからなーそれの名残があっても不思議じゃない

「そんなもんかな・・・」


==================================

 「はぁー、一時はどうなることかと思ったー」

部屋の椅子にダラリと座る

あのまんま行ってたら確実に俺ら閉めだされてたな

良くても報酬は殆どなしか、帰ってきても冷ややかな目で迎えられるかの二択だな

今回はあくまでも調査であって殲滅戦ではない

おまけにオーガっぽいのもいるんだ、下手に突っ込んで行ったら確実にヴェンは死ぬ

「こんな金属の板っきれの為にわざわざガメつくか?」

懐からガメル銀貨を一枚取り出す

生活には必要な物だし、畑を開くためには大金がいるのは理解はしている

まぁ、戦いと金銭への価値観の違いというやつかもな

俺の地元じゃ、金の為に剣闘士やってる奴なんて殆ど居なかった

皆栄光と名誉、そして喝采を求めて戦っていた

父さんも「金は全部俺とお袋の生活になった。俺の娯楽は無かったけど、剣闘士やっててよかったと思ってる。」って語ってたしな

「・・・考えても仕方がない。寝るか」

ベッドに潜り込み、眠りについた

----------------------------------------------
PL
遅れました―!

セクトからは聞くことはないです。

アイリス(一葉) 2013.02.19 [00:52]

 手を振ったあたしに、クラエスという従士が反応した。
 多分だけど、エリクセンの手前バレないようにしながらもそうしたっつー事は、お人好しか、伊達男か。
 一方のボリスの微妙な顔。真面目か、堅物か。

 なかなか面白そうじゃんか。


 * * * * *


 エリクセンとの質疑応答は続く。

 まず、直近二週間に大事がない事に一安心する。
 だがローナムにおいても妖魔の出現場所の傾向に目安は付けられていないようだった。
 情報が足りないのか、散見し過ぎているのか。何にしろ現地での話に期待する他はない。

 

> 「――かく言う私も、貴公らの歳の頃に、斥候に出て敵を見誤ったことがある」
> 「あれ以来、情報の確度というものに対して随分と慎重な考え方をするようになったものだ」

 

「分かります分かります。村では『猪が出たぞ!』って隣村から逃げてきた豚だったなんて事もあったので」

 しみじみと分かったような顔で頷いておく。
 ちなみにこのどーでもいー昔話はウソである。同意しておく事で相手の共感を得るという姑息な話法だ。

 他の雇われ冒険者間との協力についても問題なし。一振りの短剣を受け取る。
 しかし上手くすれば捜索範囲を絞れるだろうとはいえ、全組がラデクより先、フリーダー川方面へと送られているようだった。
 正直に言えば、この時点で彼らとの連携はかなり困難とあたしは判断した。

 

> 「それからもうひとり。
>  冒険者の募集に応じてくれた者があるそうだ――そうだ、というのは、
>  今日準備をして明日ここへ来る予定になっているからなのだが。
>  よろしければ貴公らに同道させ、ラデクでの捜索に当たって貰うこととしたい。
>  ルーンマスターだと聞いているが、貴公らに不都合はおありかな?」
> 「ほう、ルーンマスターですか
>   そりゃありがたい」

 

「ございません。助かりますー」

 あるはずもなく。強いて言うなら、馴染める人がいいなあぐらい。
 あたしらの中でも筆頭格のルーンマスターであるミルが同意するぐらいだから間違いなく助かる話だ。

 

> 「挨拶には手土産が必要ではないかと思うのだが。
>  ――ああ、度を過ごすなと私が言っていたと、そう伝えていただきたい。
>  彼らふたりであれば言うまでもないことだろうが」
> 「訪ねるも呼び出すも、ご随意にされたがよかろう」
> 「よろしければ・・これしか御座いませんが」

 

 そして従士に会っておきたいという件については、まさかの手土産を頂いてしまう始末。
 一瞬報酬から天引きかとも思ったけど、きっと好意。うん好意。甘えよう。いいお酒みたいだし。
 バーラーはチョコレートを取りだしてみせる。......それ、アリじゃないかな。

「ではありがたく。感謝します。
 ねえバーラー。余ってるなら渡してみたら喜ばれるんじゃない? 一緒に行ってみない?」

 贈り物をもらって嫌がるヤツなんて、そうそういないっしょ。
 あとヴェンが酒瓶を見てる気がするんだ。後で一緒に行く? とジェスチャーで誘っておく。

 とりあえず、湯浴みでもすっかー。
 考えをまとめながら湯につかってぶくぶくするのも悪くない悪くない。

 うんそうだ。ぶくぶくしてこよう。
 ミルとエリーズも従士ん所行くか聞いておこう。
 セクトールは、エリーズが行くならエリーズから誘うだろう。ばくはつしろ。


 * * * * *

 

> 「俺はもうアイリスが言うようにバレないように巣穴を見つけるのが良いと思ってる。」
> 「セクトール、ミル、アイリスはどうする?」
> 「せやな......まずは、村人の避難体制を作るのが第一や思う
>   村をすぐ去れとは言わへんけど、わーっ、ときたらきゃーと逃げまどう、じゃぁあんまりや
>   それかに、巣穴探しになるか
>   狼煙は、村人の避難合図にも使おう
>   そっから先はアイリスと一緒
>   巣穴を見つけて、報告
>
>   問題は、遺跡なんかがあった場合やなぁ
>   入らへんとおるかもわからんし
>   その場合は、見つけたらすぐ避難実施と騎士団応援頼もう
>   もっとも、ウチらが無事生きて帰ることができるのんが大事なとこやけど」

 

「村人の避難ねえ。荷馬荷車の類にはできるだけ老人女子供を乗せ、
 荷物はできるだけ持たず、持つとしても金品の類といくらかの種籾とかに制限させて、
 『ローナムの騎士エリクセン殿を頼れ』つって一筆状況をしたためた羊皮紙でも渡すぐらいかなあ」

「狼煙については、やっぱり期待しない方がいいと思うんだ。
 あくまでも『襲われたよ!』っていう表明ぐらいにしかならない気がする。
 狼煙の伝達に伝令要員を使うのは上手くないハズだよ。
 だって騎士が到着するには向こうに即情報が伝わっても結局2,3日かかるらしいから、
 2,3日が4,5日になっても間に合わないっていう事実に変わりはないんじゃないかな」

「ボリスとクラエスの配置は、あたしは二人ともラデクでいいと思う。
 シリルに一人置いておいて役に立つ可能性は、狼煙での情報連絡を使った際に1日稼げるぐらいかな。
 それよりラデクに2人居てもらって、2回細かい情報を送れる機会を設ける、
 もしくは最悪の避難民誘導に少しでも多くの人出を用意した方がいいと思うんだ」

「あとは野営でも言ったけど、ラデク行って情報集めて巣穴探す、としかあたしからは言えない。
 ミルの言うように遺跡でもあった日には困ったモンだけど、
 人里近くに未発見の遺跡なんぞそうそうないだろうし、
 あったとしてもやっぱり妖魔がいるか痕跡探して痕跡あったら即報告でいいと思う。
 今持ってるピースで考えられるのはこんなぐらいじゃないかな。何かあったら言ってくれれば考えるよ」

 そう、あたしの見立てではまだ「はじまり」の段階に過ぎないと思うんだ。
 起承転結で言えば起。ラデク到着っていう承に入らないと、これ以上は現時点では断定できない。


 * * * * *


 その後、行くと言った皆で従士ボリスとクラエスを訪ねる事にした。
 ドアをノックしてとんとーん。

「もしー、エリクセン様から紹介頂いた冒険者のアイリスと言いますがー。
 ボリスさんとクラエスさんおられますー? ちょっとお話しませんかー?」

 ドアが開いてどちらかの顔が見えたら、イタズラに笑って酒瓶を掲げて見せるのだ。
 反応から人となりもいくらか見えるに違いない。

 

==============================
PL@一葉より:
 色々ダラダラと。現時点で私からエリクセンさんに話す内容はなくなりました。

> 杖
 LainGM許可ありがとうございます!
 戦闘で使うなんてもってのほかです! ゼロダメージ与えてボキィッと折れるはずw

> シモンさん
 私個人としては「不利益を考慮した上でのロールプレイ」は面白いのでドンとこいです!
 生死に関わりそうになったらアイリスは止めるでしょうが、それまでは止めもしません!
 あとは他の皆さん次第という事で。

> 従士さんこんにちは
 来たい方はどうぞ来て下さいませ!

> 今後
 移動になったらやはり次の事を能動的に注意します。
  ・妖魔ないし怪しい姿を目撃しないか。
  ・道の整備状況。
  ・川の大きさや流れなどの規模。橋の作り。
  ・森の深さ。
  ・山の険しさ。
  ・シリル(ないしラデク)の人口などの規模。
  ・シリルで時間があれば、例年と今年の妖魔出現状況の聞き込み。
  ・シリルに雇われ冒険者たちがいれば、接触と情報交換。

バーラー(コレステロール満載) 2013.02.19 [06:03]

「バーラーも一緒せぇへん?」

「はい喜んでまいりますわ」

お湯・・良い気持ちねー
ミル様がエリーズ様を見てらっしゃるのが気になりますが・・
そして、疑問が蘇りましたわ

「ミル様、しぇいぷちぇんじしてるの?もしかして男性??」

こんなに綺麗に変われるなら良いかもしれないわね

 

「悩んでてもしゃぁない
 いつも通りやるだけさ」

ミル様のつぶやきに

「そうですわね」

にっこり微笑みましたわ

PL---------------------------------------------------------
 おばかバーラーで御座います。

 シオンさん
 私も荒くれ者風で良いと思いますよ。
 貴族様の反応次第で、皆様のフォローが・・
 というかおしおきが入ると思いますので

エリーズ(ターナー) 2013.02.19 [19:01]

> 「あー・・・・・・ご質問はご質問として、まず貴公の名を伺ってもよろしいか?」

・・・・・そう言えば、ヴェンさんだけ名乗ってませんでしたね

>「失礼しました乱調な言葉遣いと態度のご無礼をお許し下さい!」

セクトさんに続いて頭を下げる。

・・・・・・
>「第三に、防衛設備の件だが、
>両村とも防柵程度のものしかない、とお考えいただきたい。
>とはいえ防柵も獣相手のものであるゆえ・・・・・・」

間道とは言え、軍師がいなくなってロードリルに押されている
プシリスの敗残兵とかオランに逃げてくる数が増えてきてるのに
そう考えると冷や汗が出る村である。
たぶん、耕作上の問題とかで色々と制約があるのだろうけど
しかし、これで村に立てこもる策は廃案になった。

>よろしければ貴公らに同道させ、
>ラデクでの捜索に当たって貰うこととしたい。
>ルーンマスターだと聞いているが、貴公らに不都合はおありかな?」

ソーラーの方は多数戦で真価を発揮する。
一人増えるだけで大違いである。

「それはありがたいです。」

>ねえバーラー。余ってるなら渡してみたら喜ばれるんじゃない?>一緒に行ってみない?」

アリスさんに私も誘われたので・・・・お土産とか持ってませんが

「そうですね、私も同行させていただいて、セクトさんどうなさいますか?」
・・・・
>「あっウチもウチもー」
>「んじゃエリーズ、一緒に入ろう背中流したるさかい」

「あ、なら私もミルさんの背中を洗いますね」

>「バーラーも一緒せぇへん?」
>「はい喜んでまいりますわ」

「アイリスさんもどうですか?」

>「ミル様、しぇいぷちぇんじしてるの?もしかして男性??」

「ミルさんがシェイプチェンジできるようになるのはまだ先ですよね、確か」

結局、騒ぎながら湯浴みする事となった。

>「悩んでてもしゃぁない
>いつも通りやるだけさ」

「はい、ミルさん頭にお湯かけますよー。目をつぶってください」

とりあえず、ミルさんとバーラーさんアイリスさんの裸はその・・・・
羨ましい、としか言いようが無かったと記しておこう

・・・・・
>「セクトール、ミル、アイリスはどうする?」

作戦会議でヴェンさんが三人に話題を振る。
村を離れるならできる限り早い方が良い
混乱が起きるし、何より説得に時間がかかると思う
頭でわかっていても一時的とは言え財産の大半を手放す事に
難色を示す人は多いだろう、協力するのとは別な話なのだ。

・・・・・
PLより
更に遅れました。
エリーズも質問ないです。

GM(Lain) 2013.02.20 [21:44]

> 「これはこれは、不教養で不躾な発言で不快にさせて、申し訳ない。 エリクセンの旦那。」

 深々と頭を下げて詫びの言葉を口にし、名乗ったヴェン、続いて頭を下げたセクトールとエリーズに、エリクセンはいやまあそうかしこまらずとも、と言葉をかけた。

「われわれは立場も事情も違いはするが、すくなくとも妖魔に対処せんとする目的は同じのはずだ――違うかな」

 そこさえ共通するのであればいっときの――報酬を介した間柄であるとはいえ――仲間ということだ。
 まあ、報酬を受け取るまでの我慢と思ってよろしく頼むよ。

 幾分かくだけた口調でそう言い、エリクセンはヴェンに握手を求めた。

※ ※ ※

> 「夜が駄目? 烽火が見えない?見張り台や高台もない?」

「村から離れた高台に烽火台を作るのは、どうにも――」

 エリクセンは語尾を濁したが、要は金の問題、ということであるらしい。

 資材を運び上げ、狼煙をいつでも使えるよう保たねばならない。
 それはつまり、その場に拠点を作って兵を――人を常駐させねばならない、ということでもある。

 交代要員を考えれば最低ふたりか3人を二組。
 彼らを風雨から守るための屋根と壁、食糧その他の消耗品。
 街との連絡手段の確保――つまりは道の整備も。

 それを、村ごとに、伝達の遺漏がないよう整えるためには。

 作るまではまだよいとしても、維持と管理に決定的に金がかかる――それこそ、地方領主の財政規模では賄いきれないほどに。

 防衛設備もまた然り。
 作り上げた防衛設備は、維持できねば意味をなさない。

 維持するためには人手を、労力を投入せねばならない――誰が、といえば、村人たちが、だ。

 それでなくても厳しい山村の生活から、生活するための人手を割いて防衛設備に回す。
 そんな余裕はどの村にもまだない。

 開拓が進み、村そのものに余裕が生じれば人を雇うこともできようが、現実問題としていまはどの村もエストンの山中に入り込んだ小さな村にすぎない。

「貴公には貴公の不満があろうが――」

 大きなため息とともにエリクセンは言う。

「村人には村人の生活があり、我ら騎士貴族には我らの悩みがある。
 備えが万全でないことは承知の上で、いやそれゆえにこそ貴公らに頼むのだ。
 報酬は支払うゆえ、どうか手助けをして貰えないか、と」

 どうかよろしくお願いしたい。

 騎士はそう言って、頭を下げた。

> 「微力ながら、我々も尽力を尽くし、出来うる限り最悪の事態は避けるよう努力します。この依頼お引き受けしましょう」

「期待させていただこう」

 セクトールの言葉に、エリクセンは頷いて笑った。

※ ※ ※

> 「もしー、エリクセン様から紹介頂いた冒険者のアイリスと言いますがー。
>  ボリスさんとクラエスさんおられますー? ちょっとお話しませんかー?」

 はい、おりますよー、と軽い返事で顔を覗かせたのはクラエスの方だ。

「出る支度してたもんでちょっと散らかって――おっと」

 言葉が途中で切れたのは、アイリスの手にしたものが目に入ったからだろう。

「周到ですね、実にいいですねえ」

 へへ、と笑い、

「ボリス、片付けちまおうぜ。
 冒険者さんが話してえってよ。手土産つきで」

 肩越しに部屋の中へ声を投げる。

 おーう、という応答があった。
 招き入れられた部屋の中を眺めれば、散らかっている、という言葉ほどには乱雑な状況でもない。
 狭い部屋ではあるがそれなりに小奇麗に使っているようだ。

 部屋の一隅に装具が並べられているのは、おそらく点検中ででもあったのだろう。
 ふたりの従士は、ちょっとだけすみません、と

 支度、とはいっても従士であるから、すでにできていた準備の状況を確かめる程度のものであったらしい。
 手早く荷物を片付け、小さなテーブルと2脚しかない椅子をこれもいいやと脇へ寄せ、幾人かが座れる場所を作る。

「オランからってお話でしたが」

 口火を切ったのはボリスだった。

「俺らふたりとも、オランの冒険者さんにお世話になったことがあるんですよ」

 クラエスが口を添える。

 冒険者たちがミノタウロス亭を常宿にしているとわかれば、ふたりは一層表情を緩ませることだろう。

「マルドルさんやガラフさんはお元気ですか」
「ルーイさん、バルカさんやマークさんも」

 懐かしそうな表情で口々に言う。

「そう言えばさ、ジゼルってまだアレ続いてんの?」

 くだけた口調は同僚ゆえか、ボリスがクラエスに尋ねる。

「続いてるらしいよ、中身教えてくれねえけど」

 答えたクラエスが、ああ、と会話の中身を補足する。

「去年お世話になった冒険者さんとね、仲間の従士が手紙のやり取りしてるんですよ。
 ルーイさんって魔術師さんなんですけど、ご存知ないですかね。
 オランに戻ったら、ジゼルが顔見たがってたって伝えてやってください」

 とりとめもない話は、その後もしばらくの間続いた。

※ ※ ※

 翌朝。

 一行は、バウゼンという名の冒険者を紹介された。
 軽装だ――マントを羽織り、革鎧を身につけている。

「バウゼンといいます。どうかよろしく」

 簡潔に挨拶をし、握手を求める。

 装備や立ち居振る舞いなどを見るに、経験はアイリスやヴェンたちとそう変わるものではなさそうだ。
 ただ、そこそこ旅慣れてはいるようで、その面での心配は必要ないだろうと思わせる。

「大所帯になりますが――」

 冒険者の6人、従士のふたりを見回してバウゼンはそう言った。

「少なくともこれなら、道中妖魔に襲われる心配はなさそうですね」

※ ※ ※

 シリルを通り、ラデクまでの道中は特にこれといった事件もない。
 バウゼンの言うとおり、ある程度の人数が集まれば妖魔も山賊も、それだけで襲いづらくなる。

 街道を行きかう旅人を襲うのは妖魔にとって己が生きるための狩りであり、であれば群れているところを下手に襲って反撃される、というような危険は避けたいところだろう。

 これが、危険を冒して襲っても割が合うだけのあれこれを貯め込んでいる集団、となると少々話が変わってくる。
 たとえば、山中に開かれた村のような場合だ。

 シリルで得られた情報は、さほど多くはなかった。
 それらはローナムとオランでの情報を裏付けるものではあったが、それ以上のものではない。

 先行した冒険者たちはたしかに街道を北へ向かったようだが、今のところ彼らがもたらした情報はない。

 ボリスとクラエスは、立ち寄る村ごとに、どうやらエリクセンからのものであるらしい書状を村の長に示して協力を依頼している。
 どうやら、万一のときのために飼葉などを確保していてほしい、ということのようだ。

「欲を言えば替え馬が欲しいところではあるんですが」

 まあ、村自体にこっちへ回す馬の余裕が無いんじゃあ――。

 そう言ってボリスが嘆息した。
 彼の言葉通り、馬はいたにしても農耕馬で、人が乗って山中の街道を駆けられるようなものではない。

「あるもので何とかするしかねえんだよなあ」

 苦笑気味にクラエスが答える。

 冒険者たちがラデクに到着したのは、予定通り、ローナム出発から4日半の後、5日目の昼過ぎのことだった。

-------------------------------------------------------
■GMから

 この記事への返信は「100_導入部」カテゴリにチェックを入れて投稿してください。

 長くなったのでラデクでのもろもろは次回ですん。

 あと、買い物とか大丈夫ですよね。
 ここから先は基本的に新たな装備等を手に入れることは困難になります。

 買い物や依頼人への物資補充要請などはおはやめに(具体的には次回進行&カテゴリ変更前に)どうぞ!


◆従士との顔合わせその他

 従士との顔合わせと情報交換は普通に可能です。
 ノリはあんなかんじなので、お好みに応じて適当に描写してあげてください。
 名前が出てきてるのは以前あさるとに参加したPCたちです。
 知り合いがいたら近況など教えてあげると従士たちが喜びます。


◆GM的ぶっちゃけ話

・エリクセンは基本的に身分の差をどうこう言いたいわけではないのであっさりと矛を収めます。
 彼が、有体に言えば「こいつ大丈夫か」という態度になったのは、要はこの会話がビジネストークだからです。
 専門職の自営業者が、仕事を渡そうとしているクライアントに対して最低限の礼儀を無視した態度をとれば、礼儀を気にしない(=それで機嫌を損ねない)クライアントであっても不安にはなりますよね。
 つまりそういうお話だったというわけです。

・もろもろの戦略的対応がなぜできていないか、といえば、一言にまとめると「金がないから」ということに尽きます。
 設備は設置のための費用でなく、維持にかかる人手と費用がわりと馬鹿になりません。
 というかコスト全体で見ると維持費用のほうが大きかったりすることもままあります。
 そのあたりも考慮するとなかなか難しい、ということですね。

・逆に、冒険者には物惜しみせずに金を払えるのもこのあたりが理由です。
 冒険者に払う金は一度払ってしまえば終わりなので、その後の出費に関して頭を痛める必要がありません。
 また、街道を通行する商人たちが落とす金やら街道筋の村から納められる税金やらを考えると、だいたい冒険者が今回受け取っている額の1桁か2桁は上を行くことになるはずです。

・騎士をいきなり投入できない事情というのも、さきに紹介した食糧その他の話のほか、このあたりにも理由があります。
 十分な力を発揮できない可能性が高い環境に投入するには、騎士団は育成や維持にかかるコストが高すぎる、というわけです。
 避けられない損失は所要のコストとして折り込み済みですが、余計な損害を出して平然としていられるほどの余裕はない、ということですね。

・結局エリクセンは「そのあたり踏まえたうえで協力してください」と言って頭を下げております。
 ビジネストークですからね!

・とまあ、内情は明かしていくとどんどん世知辛く、かつみみっちい話になっていくのでこのあたりで「提示された条件はおおむね動かしがたい前提である」という形に手を打ちたく思うのですがいかがでしょうか!>みなさま


◆バウゼンの扱いについて

 ルーンマスター、という曖昧な表現にしたのには明確な理由があります。
 バウゼンは、GM側で技能構成を決めておりません。種族と性別は決まっております――人間の男性です。

 GMが指示したタイミング、またはそれ以前の任意の段階で、PLさん側で所持技能その他を決めてください
 能力値は以下の方法で決定してください。

 ・12/13/14/15/16/17 を各能力値に振り分け

 技能は以下の3択です。

 ・プリースト:プリースト(五大神のいずれか)2/ファイター1
  ・筋力上限までのハードレザー/スモールシールド/筋力上限までの片手剣類

 ・シャーマン:シャーマン2/レンジャー1
  ・筋力半分までの革鎧/筋力半分切り上げまでのロングボウまたはショートボウ

 ・ソーサラー:ソーサラー2/セージ1
  ・筋力上限までのソフトレザー

 決定のタイミングは「GMが指示したタイミング」または「所持技能のいずれかを使って技能判定を行おうとするタイミング」です。
 少々複雑ですがよろしくご検討くださいませ!

バーラー(コレステロール満載) 2013.02.21 [21:26]

「ボリス様、クラエス様、わたくしバーラーと申します。よろしくお願いします。」

会釈をし、袋をお渡ししましたわ
貴族様のお口にあうかしら?

「これ、わたくしが作りましたの・・お口に合いますかどうか・・・」

それから、話をお聞きしましたわ

「去年お世話になった冒険者さんとね、仲間の従士が手紙のやり取りしてるんですよ。
 ルーイさんって魔術師さんなんですけど、ご存知ないですかね。
 オランに戻ったら、ジゼルが顔見たがってたって伝えてやってください」

 とりとめもない話は、その後もしばらくの間続いた。

そういえばルーイ様に最近お会いしていないわ
嫌われちゃったのかしら
貴族様とやり取りできるなんてすごいわ

???????????????????????????
「バウゼンといいます。どうかよろしく」

 簡潔に挨拶をし、握手を求める。

「わたくしは、バーラーと申します。よろしくお願いしますわ」

 わたくしも握手をするために手を差し出しましたわ

「少なくともこれなら、道中妖魔に襲われる心配はなさそうですね」

「そうですわね」

にっこり微笑みましたわ
よさそうな方ね

-------------------------------------------

 ボリスとクラエスは、立ち寄る村ごとに、どうやらエリクセンからのものであるらしい書状を村の長に示して協力を依頼している。
 どうやら、万一のときのために飼葉などを確保していてほしい、ということのようだ。

「欲を言えば替え馬が欲しいところではあるんですが」

「ボリス様、クラエス様 ありがとうございます。助かりますわ」

わたくしたちは、何もできないわね
貴族様は村の方々にも信頼されているのね

「あるもので何とかするしかねえんだよなあ」

わたくしは、にっこりほほえみましたわ
これだけしていただいただけでも感謝ですわね
巣・・見つけないといけませんわね

-------------------------------------------
「やっと到着したわね、途中何もなくてよかったわ」

安堵のため息が・・・あらやだ、聞こえちゃったかしら?
恥ずかしいわね


PL-----------------------------------------------------------------------
 LainGM様、お疲れ様で御座います。
 内情了解です^^
 
 着きましたねー早速 聞き込みでいいのかしら?

アイリス(一葉) 2013.02.22 [23:22]

 果たして顔を見せたのは、クラウスという従士の方。

 

> 「出る支度してたもんでちょっと散らかって――おっと」
> 「周到ですね、実にいいですねえ」

 

 イタズラに笑うその顔は、いわゆる三枚目の匂いがした。
 あたしのような、漂々とした仮面を被ってのらりくらりと世を渡る手合い。
 そんな印象だった。

 一つ意外な点があったとすれば、クラエスに返事をしたボリスの態度。
 「おーう」という間延びした返答から感じられたのは距離感と親近感。
 エリクセンの手前では体面を保つ真面目さを持っているが、実際には付き合い辛い手合いではなさそうだ。
 騎士サマの従士ってーんだから、どんなモンかと思ったけど、市井と似たり寄ったりという事か。

 巡回警邏などをしているのだろう。旅支度も手慣れた様子がある。
 突然の訪問に対応する余裕がある時点で、支度は一通り終わっていると見える。練度はそれなりにありそう。
 いざという時、パニックになるような失態はしなさそうと目星を付ける。
 へへ、悪いね。手が足りない時は、容赦なく手伝ってもらうよ。

 

> 「ボリス様、クラエス様、わたくしバーラーと申します。よろしくお願いします。」
> 「これ、わたくしが作りましたの・・お口に合いますかどうか・・・」

 

「アイリスです。まあしばらくの間、よろしくって事で!」

 バーラーに続いてへらっと自己紹介をして酒瓶を掲げる。
 ここでの役割は、橋渡しであればいい。

 

> 「オランからってお話でしたが」

 

 床座で気負う事もなくあぐらをかかせてもらい、これも遠慮なく酒を皆に分ける。
 そんな中でボリスが口火を切った。

「そうそう。オラン。何か気になる事でも?」

 

> 「俺らふたりとも、オランの冒険者さんにお世話になったことがあるんですよ」

 

「ああ、なるほどねー。
 ちなみにどこのヒトか分かるかな。あたしたちは『角無しミノタウロス亭』ってトコなんだけど」

 その返答を聞いて、二人の表情が変わった。
 どうやら以前の依頼も、同じルートでミノ亭に回ってきた類なのであろう。

 

> 「マルドルさんやガラフさんはお元気ですか」
> 「ルーイさん、バルカさんやマークさんも」

 

 その名は、聞いた事があるモノもちらほらあったが、残念ながらあたしに面識はなかった。
 だけど先人達が築き上げてきている信頼に関しては言うまでも無さそうであり、これは期待を裏切りたくない所。

「んー、あたしは知り合いいないなあ。皆は知ってる?」

 居合わせたメンツに振ってみる。ここから話が広がればお互いをよく知る取っ掛かりになる。

 

> 「そう言えばさ、ジゼルってまだアレ続いてんの?」
> 「続いてるらしいよ、中身教えてくれねえけど」

 

「なになに、なんすか。面白い話っすか」

 

> 「去年お世話になった冒険者さんとね、仲間の従士が手紙のやり取りしてるんですよ。
>  ルーイさんって魔術師さんなんですけど、ご存知ないですかね。
>  オランに戻ったら、ジゼルが顔見たがってたって伝えてやってください」

 

 ルーイ。魔術師。よし覚えた。
 露骨にニヤニヤしながらあたしは力強く頷いた。

「必ず。へへ、いいですねえ。なんていうか、そーいうの」


 * * * * *


 翌日、一行はローナムを出て、シリルを経てラデクへと進む事となる。

 

> 「バウゼンといいます。どうかよろしく」

 

 合流したルーンマスターはバウゼンと名乗った。
 手垢が付くほどの手練れではなく、まっさらでもない。あたしと似たり寄ったり、という所か。
 つってもルーンマスターはそもあたしみたいなのとは才能が違う。
 
 あたしもヴェーナー様の奇跡を使える身とはいえ、自分自身がイレギュラーである事を理解している。
 あたしの信仰とは、揺るぎなき表現への崇拝とでも言うのだろうか、個の意識というどこまでも不可思議で誰もが真理を知りたがっているモノを、美術という媒体を通して通じ合おうとする行為自体への畏敬だと思っている。万人に共通のモノでありながら誰一人として表現方法を見つけていないそれを、意味を共有する為の文字や価値を共有する為の通貨といった概念のように、神や個の意識といったモノを共有する為の概念として崇めているのだ。うむ、我ながらよく分からない考えである。

 閑話休題。
 ともあれ、ルーンマスターが増えてあたしらが困る事もない。
 できるだけ人懐こそうな笑顔で、挨拶を済ませておいた。

「よろしくバウゼン。あたしはアイリス。弓と野外活動が専門だよ」


 * * * * *


 シリルでも目新しい情報は何もなかった。

 従士たちが立ち寄る村ごとに方々へ顔を出すのに、控え目に同行しておいた。
 いざという時に顔を広めておく為だ。従士二人がいなくても「あの時の」となれば渡りに船である。

 

> 「欲を言えば替え馬が欲しいところではあるんですが」
> 「あるもので何とかするしかねえんだよなあ」

 

「馬はコストがどーしてもねえ。冒険者が基本的に馬なり持たないのも、カネの都合がほとんどだし」

 とりあえずラデクだ。本格的な話はそこからだ。

 

==============================
PL@一葉より:
 買い物などは特にないです。不足分はないと信じる。
 文章で工夫せずに引用を多用したので見辛い感はありますがご容赦下さい。
 パーティの皆に絡む内容が思い付かないです。むずかしい(>_<;

 途中の信仰云々に関しては、明らかに神官でないアイリスがプリースト持っている事の埋め合わせと言うか、
 そういう類のフレーバーなので読み飛ばしてもらえれば......w

■行動補足
 ・従士さんたち
  ⇒何ができるか何をしてほしいかなどを話そうかとも思いましたが、
   二人の気性的に「実務の話」より「世間話」の方が好印象と踏んで控えました。
   そういった話はラデクで実際にしたいと思います。
 ・バウゼンさん
  ⇒挨拶しておきますね。
 ・通った村での行動
  ⇒情報収集は空振りのようなので、従士さんたちと一緒に顔を売っておきます。
   あくまで控えめに。「従士さんと一緒にいた人」レベルで。

ミル(いあ) 2013.02.23 [08:32]

    >「村から離れた高台に烽火台を作るのは、どうにも――」


エリクセンはんの返答は渋い
まあそらそっか
全部そんなんできてたらウチらみたいなん雇う必要そのものがない

>「村人には村人の生活があり、我ら騎士貴族には我らの悩みがある。
> 備えが万全でないことは承知の上で、いやそれゆえにこそ貴公らに頼むのだ。
> 報酬は支払うゆえ、どうか手助けをして貰えないか、と」


「いや、ええですええですそんな
 ウチらかて言うだけ言ってみるってのが常ですさかい」

考えてみれば、今回の話は慢性的なものであって、火急危急がすぐ目の前ってわけでもない
ハードルは高いけど、住民にとっては日常の延長
ゴブリン全部退治するまで人を割くわけにはいくまい


> 「もしー、エリクセン様から紹介頂いた冒険者のアイリスと言いますがー。
>  ボリスさんとクラエスさんおられますー? ちょっとお話しませんかー?」
> はい、おりますよー


アイリスにくっついて、従士はんとこに来る
面通ししとくにしくはないしな

>「オランからってお話でしたが」
>「俺らふたりとも、オランの冒険者さんにお世話になったことがあるんですよ」

「お、そりゃ奇遇な、ウチらは角無しミノタウロス亭からの紹介です
 お知りおすかな、あの店?」

>「マルドルさんやガラフさんはお元気ですか」
>「ルーイさん、バルカさんやマークさんも」

「みんな元気ですよ?
 てか、知り合い多いなぁ」

かぶってるってのがすごい
世界は広いが世間は案外せまい

>「去年お世話になった冒険者さんとね、仲間の従士が手紙のやり取りしてるんですよ。
> ルーイさんって魔術師さんなんですけど、ご存知ないですかね。
> オランに戻ったら、ジゼルが顔見たがってたって伝えてやってください」

「オーライ、まかせといてや
 ルーイとは学院仲間ですから、よく飲むんですよ」




翌朝引き合わされた冒険者は、バウゼンと名乗った
ベテランの風味やけど、はて、この人の得意種目はなんなんかね?

ラデクまでの道のりは、特別変わったこともなし、か
しかし、こんな山中で妖魔がたくさん沸いてるとなると、やっぱし村の防衛には懸念がある

>「あるもので何とかするしかねえんだよなあ」

「ま、それしかないねんなぁ」

クラエスに応えるように、ウチも嘆息が漏れる
こんだけ広い範囲管理する領主様ってのも、いろいろ気苦労が絶えまい

やがて、ラデクへ

>「やっと到着したわね、途中何もなくてよかったわ」

「せやねぇ
 あとは早速、手配からなにからいろいろ忙しなるな」

やることは山ほどある

「手分けすっかな」

-------------------------------------------------------

ラデクについたら、まずは非常事態の避難経路を村長と相談しにいきます

いあ@ミル : 予備ダイス1 2D6 → 5 + 4 = 9 (02/23-08:33:49)
いあ@ミル : 予備ダイス2 2D6 → 3 + 3 = 6 (02/23-08:33:57)

ヴェン(シモン) 2013.02.23 [21:10]

> 「われわれは立場も事情も違いはするが、すくなくとも妖魔に対処せんとする目的は同じのはずだ――違うかな」
>  そこさえ共通するのであればいっときの――報酬を介した間柄であるとはいえ――仲間ということだ。
>  まあ、報酬を受け取るまでの我慢と思ってよろしく頼むよ。
> 幾分かくだけた口調でそう言い、エリクセンはヴェンに握手を求めた。


差し出された手は予想外だった。
正直、ヴェンからすれば、貴族や騎士は天上人だったし、今までの人生において、話す機会などなかったからだ。

そして、これまでの経験からその出自から他の農夫からも蔑まされ、役人からも酷い仕打ちを受けた過去から、
貴族や騎士もそういう人間なのだと思っていたからだ。

握手に応じ、感涙した。
「旦那、目一杯働かさせて貰いやす。」


> 「村から離れた高台に烽火台を作るのは、どうにも...
>  報酬は支払うゆえ、どうか手助けをして貰えないか、と」

「...わ、わかりやした。」と申し訳なそうに言う。
正直、この言葉は予想外だった。貴族や騎士は金持ちという先入観があったからだ。
改めて考えると、冒険者に依頼するということはつまり、そういうことなのだと悟った。

**** ローナム 翌朝 ****

> 「バウゼンといいます。どうかよろしく」
>  簡潔に挨拶をし、握手を求める。

「俺はヴェン。 宜しく頼むぜ」と握手する。

**** シリル村 ****
> 「あるもので何とかするしかねえんだよなあ」
>  苦笑気味にクラエスが答える。

騎士の話したことに嘘偽りがないことを示す光景だった。
(ホントに余裕がないんだな...)

セクトールを突いて、小声で話す。
「もしものことがあったら、この村にラデク村の住人を引き受けてもらうよう手配しなくていいのか?」

**** ラデク到着 ****
これから1週間内に仕事を終わらせなければならない。 


================================
PL:シモンより

色々とご迷惑をお掛けし、申し訳ございません。

ラデクに着いたら、これから1週間の天候予想します。
シモン@ヴェン : 天候予測 2D6 → 2 + 4 + (4) = 10 (02/23-20:21:44)

その後、妖魔が上流で生活しているならば、何かあるだろうと考えて、ラデクの側を流れる川を見て、生活物が流れてないかチェックします。
シモン@ヴェン : 予備判定 2D6 → 2 + 6 = 8 (02/23-20:26:32)

川がせき止められているなどの人工的な操作がないかを確認するため、川の流量を確認します。
シモン@ヴェン : 予備判定2 2D6 → 6 + 2 = 8 (02/23-20:30:49)


村長に木こり、狩人が居れば紹介して欲しいと頼みます。
木こり、狩人ならば、森に巣穴となるポイントや、森で迷子にならないための目印となるポイントなどを聞いておけると考えてます。

行動補足
ボリス、クラエスには挨拶はします。
ただ、酒宴には参加しません。(悄気てます。)

セクトール(ハインツ) 2013.02.24 [19:44]

「われわれは立場も事情も違いはするが、すくなくとも妖魔に対処せんとする目的は同じのはずだ――違うかな」

それは今は依頼者として大目に見ますよと言われている気がした


その後、アイリス達がボリスとクラエスの2人に顔を合わせに行くと聞いて、同行した

「マイリー神官のセクトールだ。よろしく」

2人がマルドル達の話を切り出し、それを聞いて


(マルドル達げんきにしてるかなー)


そんなことをボーッと思っていた


==================================

翌朝

冒険者のバウゼンと合流する

「バウゼンといいます。どうかよろしく」

「マイリー神官のセクトールだ。よろしく」

装備はともかく、立ち振舞はまだまだ経験不足が目立っていたが、旅には慣れているようだな

「大所帯になりますが――」

「少なくともこれなら、道中妖魔に襲われる心配はなさそうですね」

「これ程の大所帯を襲うってのそうそうないしな」


そんなはなしをして俺達はラデクに到着したのであった
---------------------------------------
PL

特にやることがないので予備ダイス振っておきます

ハインツ : 予備 2D6 → 3 + 4 = 7 (02/24-19:43:19)
ハインツ : 予備 2D6 → 2 + 2 = 4 (02/24-19:43:23)

エリーズ(ターナー) 2013.02.24 [22:46]

>「村から離れた高台に烽火台を作るのは、どうにも――」

確かにそれはお金がかかる、出るか出ないか判らない
妖魔の襲撃に回すのは難しい、しかも一つの村に作れば
他の村も欲しがるものだ。
防護施設も同じ

あくまで依頼は妖魔の拠点の捜索
これ以上口出すのはNGと言った所でしょうね。
懐事情教えてもらっても現状どうにかなる訳でもなし

・・・・・・・
>「ボリス、片付けちまおうぜ。
>冒険者さんが話してえってよ。手土産つきで」

「お片づけお手伝いしましょうか?」

とりあえず椅子を移動させるのを手伝う
皆が自己紹介するのにあわせて

「マーファ読師のエリーズです。ご結婚の際にご利用を」

ペコリと頭を下げる。

マルドルさんやガラフさんはお元気ですか
誰だっけ?
ルーイさん、バルカさんやマークさんも
あの人たちなら元気・・・・だったはず・・・・
タブン

>「去年お世話になった冒険者さんとね、
>仲間の従士が手紙のやり取りしてるんですよ。
>ルーイさんって魔術師さんなんですけど、ご存知ないですかね。

ルーイさん、筆マメな人だったんですね。

>「オーライ、まかせといてや
>ルーイとは学院仲間ですから、よく飲むんですよ」

どうやらお酒も嗜むようだ。

・・・・・・・
翌朝、軽装の冒険者を紹介される
私より4・5才上だろう

>「バウゼンといいます。どうかよろしく」

「マーファ神殿で読師を務めているエリーズですよろしくお願いします」

>「大所帯になりますが――」
>「少なくともこれなら、
>道中妖魔に襲われる心配はなさそうですね」

「この大所帯を襲うとなる二桁以上の妖魔に襲われることになりますね」

特に何も無く村に着いた。

・・・・・・
PLより

 ≫ 予備ダイス1 2d6 <Dice:2D6[5,3]=8>
 ≫ 予備ダイス2 2d6 <Dice:2D6[2,2]=4>
 ≫ 予備ダイス3 2d6 <Dice:2D6[5,1]=6>

はじまり

エリーズ(ターナー) 2013.02.24 [22:46]

>「村から離れた高台に烽火台を作るのは、どうにも――」

確かにそれはお金がかかる、出るか出ないか判らない
妖魔の襲撃に回すのは難しい、しかも一つの村に作れば
他の村も欲しがるものだ。
防護施設も同じ

あくまで依頼は妖魔の拠点の捜索
これ以上口出すのはNGと言った所でしょうね。
懐事情教えてもらっても現状どうにかなる訳でもなし

・・・・・・・
>「ボリス、片付けちまおうぜ。
>冒険者さんが話してえってよ。手土産つきで」

「お片づけお手伝いしましょうか?」

とりあえず椅子を移動させるのを手伝う
皆が自己紹介するのにあわせて

「マーファ読師のエリーズです。ご結婚の際にご利用を」

ペコリと頭を下げる。

マルドルさんやガラフさんはお元気ですか
誰だっけ?
ルーイさん、バルカさんやマークさんも
あの人たちなら元気・・・・だったはず・・・・
タブン

>「去年お世話になった冒険者さんとね、
>仲間の従士が手紙のやり取りしてるんですよ。
>ルーイさんって魔術師さんなんですけど、ご存知ないですかね。

ルーイさん、筆マメな人だったんですね。

>「オーライ、まかせといてや
>ルーイとは学院仲間ですから、よく飲むんですよ」

どうやらお酒も嗜むようだ。

・・・・・・・
翌朝、軽装の冒険者を紹介される
私より4・5才上だろう

>「バウゼンといいます。どうかよろしく」

「マーファ神殿で読師を務めているエリーズですよろしくお願いします」

>「大所帯になりますが――」
>「少なくともこれなら、
>道中妖魔に襲われる心配はなさそうですね」

「この大所帯を襲うとなる二桁以上の妖魔に襲われることになりますね」

特に何も無く村に着いた。

・・・・・・
PLより

 ≫ 予備ダイス1 2d6 <Dice:2D6[5,3]=8>
 ≫ 予備ダイス2 2d6 <Dice:2D6[2,2]=4>
 ≫ 予備ダイス3 2d6 <Dice:2D6[5,1]=6>

セクトール(ハインツ) 2013.02.24 [19:44]

「われわれは立場も事情も違いはするが、すくなくとも妖魔に対処せんとする目的は同じのはずだ――違うかな」

それは今は依頼者として大目に見ますよと言われている気がした


その後、アイリス達がボリスとクラエスの2人に顔を合わせに行くと聞いて、同行した

「マイリー神官のセクトールだ。よろしく」

2人がマルドル達の話を切り出し、それを聞いて


(マルドル達げんきにしてるかなー)


そんなことをボーッと思っていた


==================================

翌朝

冒険者のバウゼンと合流する

「バウゼンといいます。どうかよろしく」

「マイリー神官のセクトールだ。よろしく」

装備はともかく、立ち振舞はまだまだ経験不足が目立っていたが、旅には慣れているようだな

「大所帯になりますが――」

「少なくともこれなら、道中妖魔に襲われる心配はなさそうですね」

「これ程の大所帯を襲うってのそうそうないしな」


そんなはなしをして俺達はラデクに到着したのであった
---------------------------------------
PL

特にやることがないので予備ダイス振っておきます

ハインツ : 予備 2D6 → 3 + 4 = 7 (02/24-19:43:19)
ハインツ : 予備 2D6 → 2 + 2 = 4 (02/24-19:43:23)

ヴェン(シモン) 2013.02.23 [21:10]

> 「われわれは立場も事情も違いはするが、すくなくとも妖魔に対処せんとする目的は同じのはずだ――違うかな」
>  そこさえ共通するのであればいっときの――報酬を介した間柄であるとはいえ――仲間ということだ。
>  まあ、報酬を受け取るまでの我慢と思ってよろしく頼むよ。
> 幾分かくだけた口調でそう言い、エリクセンはヴェンに握手を求めた。


差し出された手は予想外だった。
正直、ヴェンからすれば、貴族や騎士は天上人だったし、今までの人生において、話す機会などなかったからだ。

そして、これまでの経験からその出自から他の農夫からも蔑まされ、役人からも酷い仕打ちを受けた過去から、
貴族や騎士もそういう人間なのだと思っていたからだ。

握手に応じ、感涙した。
「旦那、目一杯働かさせて貰いやす。」


> 「村から離れた高台に烽火台を作るのは、どうにも...
>  報酬は支払うゆえ、どうか手助けをして貰えないか、と」

「...わ、わかりやした。」と申し訳なそうに言う。
正直、この言葉は予想外だった。貴族や騎士は金持ちという先入観があったからだ。
改めて考えると、冒険者に依頼するということはつまり、そういうことなのだと悟った。

**** ローナム 翌朝 ****

> 「バウゼンといいます。どうかよろしく」
>  簡潔に挨拶をし、握手を求める。

「俺はヴェン。 宜しく頼むぜ」と握手する。

**** シリル村 ****
> 「あるもので何とかするしかねえんだよなあ」
>  苦笑気味にクラエスが答える。

騎士の話したことに嘘偽りがないことを示す光景だった。
(ホントに余裕がないんだな...)

セクトールを突いて、小声で話す。
「もしものことがあったら、この村にラデク村の住人を引き受けてもらうよう手配しなくていいのか?」

**** ラデク到着 ****
これから1週間内に仕事を終わらせなければならない。 


================================
PL:シモンより

色々とご迷惑をお掛けし、申し訳ございません。

ラデクに着いたら、これから1週間の天候予想します。
シモン@ヴェン : 天候予測 2D6 → 2 + 4 + (4) = 10 (02/23-20:21:44)

その後、妖魔が上流で生活しているならば、何かあるだろうと考えて、ラデクの側を流れる川を見て、生活物が流れてないかチェックします。
シモン@ヴェン : 予備判定 2D6 → 2 + 6 = 8 (02/23-20:26:32)

川がせき止められているなどの人工的な操作がないかを確認するため、川の流量を確認します。
シモン@ヴェン : 予備判定2 2D6 → 6 + 2 = 8 (02/23-20:30:49)


村長に木こり、狩人が居れば紹介して欲しいと頼みます。
木こり、狩人ならば、森に巣穴となるポイントや、森で迷子にならないための目印となるポイントなどを聞いておけると考えてます。

行動補足
ボリス、クラエスには挨拶はします。
ただ、酒宴には参加しません。(悄気てます。)

ミル(いあ) 2013.02.23 [08:32]

    >「村から離れた高台に烽火台を作るのは、どうにも――」


エリクセンはんの返答は渋い
まあそらそっか
全部そんなんできてたらウチらみたいなん雇う必要そのものがない

>「村人には村人の生活があり、我ら騎士貴族には我らの悩みがある。
> 備えが万全でないことは承知の上で、いやそれゆえにこそ貴公らに頼むのだ。
> 報酬は支払うゆえ、どうか手助けをして貰えないか、と」


「いや、ええですええですそんな
 ウチらかて言うだけ言ってみるってのが常ですさかい」

考えてみれば、今回の話は慢性的なものであって、火急危急がすぐ目の前ってわけでもない
ハードルは高いけど、住民にとっては日常の延長
ゴブリン全部退治するまで人を割くわけにはいくまい


> 「もしー、エリクセン様から紹介頂いた冒険者のアイリスと言いますがー。
>  ボリスさんとクラエスさんおられますー? ちょっとお話しませんかー?」
> はい、おりますよー


アイリスにくっついて、従士はんとこに来る
面通ししとくにしくはないしな

>「オランからってお話でしたが」
>「俺らふたりとも、オランの冒険者さんにお世話になったことがあるんですよ」

「お、そりゃ奇遇な、ウチらは角無しミノタウロス亭からの紹介です
 お知りおすかな、あの店?」

>「マルドルさんやガラフさんはお元気ですか」
>「ルーイさん、バルカさんやマークさんも」

「みんな元気ですよ?
 てか、知り合い多いなぁ」

かぶってるってのがすごい
世界は広いが世間は案外せまい

>「去年お世話になった冒険者さんとね、仲間の従士が手紙のやり取りしてるんですよ。
> ルーイさんって魔術師さんなんですけど、ご存知ないですかね。
> オランに戻ったら、ジゼルが顔見たがってたって伝えてやってください」

「オーライ、まかせといてや
 ルーイとは学院仲間ですから、よく飲むんですよ」




翌朝引き合わされた冒険者は、バウゼンと名乗った
ベテランの風味やけど、はて、この人の得意種目はなんなんかね?

ラデクまでの道のりは、特別変わったこともなし、か
しかし、こんな山中で妖魔がたくさん沸いてるとなると、やっぱし村の防衛には懸念がある

>「あるもので何とかするしかねえんだよなあ」

「ま、それしかないねんなぁ」

クラエスに応えるように、ウチも嘆息が漏れる
こんだけ広い範囲管理する領主様ってのも、いろいろ気苦労が絶えまい

やがて、ラデクへ

>「やっと到着したわね、途中何もなくてよかったわ」

「せやねぇ
 あとは早速、手配からなにからいろいろ忙しなるな」

やることは山ほどある

「手分けすっかな」

-------------------------------------------------------

ラデクについたら、まずは非常事態の避難経路を村長と相談しにいきます

いあ@ミル : 予備ダイス1 2D6 → 5 + 4 = 9 (02/23-08:33:49)
いあ@ミル : 予備ダイス2 2D6 → 3 + 3 = 6 (02/23-08:33:57)

アイリス(一葉) 2013.02.22 [23:22]

 果たして顔を見せたのは、クラウスという従士の方。

 

> 「出る支度してたもんでちょっと散らかって――おっと」
> 「周到ですね、実にいいですねえ」

 

 イタズラに笑うその顔は、いわゆる三枚目の匂いがした。
 あたしのような、漂々とした仮面を被ってのらりくらりと世を渡る手合い。
 そんな印象だった。

 一つ意外な点があったとすれば、クラエスに返事をしたボリスの態度。
 「おーう」という間延びした返答から感じられたのは距離感と親近感。
 エリクセンの手前では体面を保つ真面目さを持っているが、実際には付き合い辛い手合いではなさそうだ。
 騎士サマの従士ってーんだから、どんなモンかと思ったけど、市井と似たり寄ったりという事か。

 巡回警邏などをしているのだろう。旅支度も手慣れた様子がある。
 突然の訪問に対応する余裕がある時点で、支度は一通り終わっていると見える。練度はそれなりにありそう。
 いざという時、パニックになるような失態はしなさそうと目星を付ける。
 へへ、悪いね。手が足りない時は、容赦なく手伝ってもらうよ。

 

> 「ボリス様、クラエス様、わたくしバーラーと申します。よろしくお願いします。」
> 「これ、わたくしが作りましたの・・お口に合いますかどうか・・・」

 

「アイリスです。まあしばらくの間、よろしくって事で!」

 バーラーに続いてへらっと自己紹介をして酒瓶を掲げる。
 ここでの役割は、橋渡しであればいい。

 

> 「オランからってお話でしたが」

 

 床座で気負う事もなくあぐらをかかせてもらい、これも遠慮なく酒を皆に分ける。
 そんな中でボリスが口火を切った。

「そうそう。オラン。何か気になる事でも?」

 

> 「俺らふたりとも、オランの冒険者さんにお世話になったことがあるんですよ」

 

「ああ、なるほどねー。
 ちなみにどこのヒトか分かるかな。あたしたちは『角無しミノタウロス亭』ってトコなんだけど」

 その返答を聞いて、二人の表情が変わった。
 どうやら以前の依頼も、同じルートでミノ亭に回ってきた類なのであろう。

 

> 「マルドルさんやガラフさんはお元気ですか」
> 「ルーイさん、バルカさんやマークさんも」

 

 その名は、聞いた事があるモノもちらほらあったが、残念ながらあたしに面識はなかった。
 だけど先人達が築き上げてきている信頼に関しては言うまでも無さそうであり、これは期待を裏切りたくない所。

「んー、あたしは知り合いいないなあ。皆は知ってる?」

 居合わせたメンツに振ってみる。ここから話が広がればお互いをよく知る取っ掛かりになる。

 

> 「そう言えばさ、ジゼルってまだアレ続いてんの?」
> 「続いてるらしいよ、中身教えてくれねえけど」

 

「なになに、なんすか。面白い話っすか」

 

> 「去年お世話になった冒険者さんとね、仲間の従士が手紙のやり取りしてるんですよ。
>  ルーイさんって魔術師さんなんですけど、ご存知ないですかね。
>  オランに戻ったら、ジゼルが顔見たがってたって伝えてやってください」

 

 ルーイ。魔術師。よし覚えた。
 露骨にニヤニヤしながらあたしは力強く頷いた。

「必ず。へへ、いいですねえ。なんていうか、そーいうの」


 * * * * *


 翌日、一行はローナムを出て、シリルを経てラデクへと進む事となる。

 

> 「バウゼンといいます。どうかよろしく」

 

 合流したルーンマスターはバウゼンと名乗った。
 手垢が付くほどの手練れではなく、まっさらでもない。あたしと似たり寄ったり、という所か。
 つってもルーンマスターはそもあたしみたいなのとは才能が違う。
 
 あたしもヴェーナー様の奇跡を使える身とはいえ、自分自身がイレギュラーである事を理解している。
 あたしの信仰とは、揺るぎなき表現への崇拝とでも言うのだろうか、個の意識というどこまでも不可思議で誰もが真理を知りたがっているモノを、美術という媒体を通して通じ合おうとする行為自体への畏敬だと思っている。万人に共通のモノでありながら誰一人として表現方法を見つけていないそれを、意味を共有する為の文字や価値を共有する為の通貨といった概念のように、神や個の意識といったモノを共有する為の概念として崇めているのだ。うむ、我ながらよく分からない考えである。

 閑話休題。
 ともあれ、ルーンマスターが増えてあたしらが困る事もない。
 できるだけ人懐こそうな笑顔で、挨拶を済ませておいた。

「よろしくバウゼン。あたしはアイリス。弓と野外活動が専門だよ」


 * * * * *


 シリルでも目新しい情報は何もなかった。

 従士たちが立ち寄る村ごとに方々へ顔を出すのに、控え目に同行しておいた。
 いざという時に顔を広めておく為だ。従士二人がいなくても「あの時の」となれば渡りに船である。

 

> 「欲を言えば替え馬が欲しいところではあるんですが」
> 「あるもので何とかするしかねえんだよなあ」

 

「馬はコストがどーしてもねえ。冒険者が基本的に馬なり持たないのも、カネの都合がほとんどだし」

 とりあえずラデクだ。本格的な話はそこからだ。

 

==============================
PL@一葉より:
 買い物などは特にないです。不足分はないと信じる。
 文章で工夫せずに引用を多用したので見辛い感はありますがご容赦下さい。
 パーティの皆に絡む内容が思い付かないです。むずかしい(>_<;

 途中の信仰云々に関しては、明らかに神官でないアイリスがプリースト持っている事の埋め合わせと言うか、
 そういう類のフレーバーなので読み飛ばしてもらえれば......w

■行動補足
 ・従士さんたち
  ⇒何ができるか何をしてほしいかなどを話そうかとも思いましたが、
   二人の気性的に「実務の話」より「世間話」の方が好印象と踏んで控えました。
   そういった話はラデクで実際にしたいと思います。
 ・バウゼンさん
  ⇒挨拶しておきますね。
 ・通った村での行動
  ⇒情報収集は空振りのようなので、従士さんたちと一緒に顔を売っておきます。
   あくまで控えめに。「従士さんと一緒にいた人」レベルで。

バーラー(コレステロール満載) 2013.02.21 [21:26]

「ボリス様、クラエス様、わたくしバーラーと申します。よろしくお願いします。」

会釈をし、袋をお渡ししましたわ
貴族様のお口にあうかしら?

「これ、わたくしが作りましたの・・お口に合いますかどうか・・・」

それから、話をお聞きしましたわ

「去年お世話になった冒険者さんとね、仲間の従士が手紙のやり取りしてるんですよ。
 ルーイさんって魔術師さんなんですけど、ご存知ないですかね。
 オランに戻ったら、ジゼルが顔見たがってたって伝えてやってください」

 とりとめもない話は、その後もしばらくの間続いた。

そういえばルーイ様に最近お会いしていないわ
嫌われちゃったのかしら
貴族様とやり取りできるなんてすごいわ

???????????????????????????
「バウゼンといいます。どうかよろしく」

 簡潔に挨拶をし、握手を求める。

「わたくしは、バーラーと申します。よろしくお願いしますわ」

 わたくしも握手をするために手を差し出しましたわ

「少なくともこれなら、道中妖魔に襲われる心配はなさそうですね」

「そうですわね」

にっこり微笑みましたわ
よさそうな方ね

-------------------------------------------

 ボリスとクラエスは、立ち寄る村ごとに、どうやらエリクセンからのものであるらしい書状を村の長に示して協力を依頼している。
 どうやら、万一のときのために飼葉などを確保していてほしい、ということのようだ。

「欲を言えば替え馬が欲しいところではあるんですが」

「ボリス様、クラエス様 ありがとうございます。助かりますわ」

わたくしたちは、何もできないわね
貴族様は村の方々にも信頼されているのね

「あるもので何とかするしかねえんだよなあ」

わたくしは、にっこりほほえみましたわ
これだけしていただいただけでも感謝ですわね
巣・・見つけないといけませんわね

-------------------------------------------
「やっと到着したわね、途中何もなくてよかったわ」

安堵のため息が・・・あらやだ、聞こえちゃったかしら?
恥ずかしいわね


PL-----------------------------------------------------------------------
 LainGM様、お疲れ様で御座います。
 内情了解です^^
 
 着きましたねー早速 聞き込みでいいのかしら?

GM(Lain) 2013.02.20 [21:44]

> 「これはこれは、不教養で不躾な発言で不快にさせて、申し訳ない。 エリクセンの旦那。」

 深々と頭を下げて詫びの言葉を口にし、名乗ったヴェン、続いて頭を下げたセクトールとエリーズに、エリクセンはいやまあそうかしこまらずとも、と言葉をかけた。

「われわれは立場も事情も違いはするが、すくなくとも妖魔に対処せんとする目的は同じのはずだ――違うかな」

 そこさえ共通するのであればいっときの――報酬を介した間柄であるとはいえ――仲間ということだ。
 まあ、報酬を受け取るまでの我慢と思ってよろしく頼むよ。

 幾分かくだけた口調でそう言い、エリクセンはヴェンに握手を求めた。

※ ※ ※

> 「夜が駄目? 烽火が見えない?見張り台や高台もない?」

「村から離れた高台に烽火台を作るのは、どうにも――」

 エリクセンは語尾を濁したが、要は金の問題、ということであるらしい。

 資材を運び上げ、狼煙をいつでも使えるよう保たねばならない。
 それはつまり、その場に拠点を作って兵を――人を常駐させねばならない、ということでもある。

 交代要員を考えれば最低ふたりか3人を二組。
 彼らを風雨から守るための屋根と壁、食糧その他の消耗品。
 街との連絡手段の確保――つまりは道の整備も。

 それを、村ごとに、伝達の遺漏がないよう整えるためには。

 作るまではまだよいとしても、維持と管理に決定的に金がかかる――それこそ、地方領主の財政規模では賄いきれないほどに。

 防衛設備もまた然り。
 作り上げた防衛設備は、維持できねば意味をなさない。

 維持するためには人手を、労力を投入せねばならない――誰が、といえば、村人たちが、だ。

 それでなくても厳しい山村の生活から、生活するための人手を割いて防衛設備に回す。
 そんな余裕はどの村にもまだない。

 開拓が進み、村そのものに余裕が生じれば人を雇うこともできようが、現実問題としていまはどの村もエストンの山中に入り込んだ小さな村にすぎない。

「貴公には貴公の不満があろうが――」

 大きなため息とともにエリクセンは言う。

「村人には村人の生活があり、我ら騎士貴族には我らの悩みがある。
 備えが万全でないことは承知の上で、いやそれゆえにこそ貴公らに頼むのだ。
 報酬は支払うゆえ、どうか手助けをして貰えないか、と」

 どうかよろしくお願いしたい。

 騎士はそう言って、頭を下げた。

> 「微力ながら、我々も尽力を尽くし、出来うる限り最悪の事態は避けるよう努力します。この依頼お引き受けしましょう」

「期待させていただこう」

 セクトールの言葉に、エリクセンは頷いて笑った。

※ ※ ※

> 「もしー、エリクセン様から紹介頂いた冒険者のアイリスと言いますがー。
>  ボリスさんとクラエスさんおられますー? ちょっとお話しませんかー?」

 はい、おりますよー、と軽い返事で顔を覗かせたのはクラエスの方だ。

「出る支度してたもんでちょっと散らかって――おっと」

 言葉が途中で切れたのは、アイリスの手にしたものが目に入ったからだろう。

「周到ですね、実にいいですねえ」

 へへ、と笑い、

「ボリス、片付けちまおうぜ。
 冒険者さんが話してえってよ。手土産つきで」

 肩越しに部屋の中へ声を投げる。

 おーう、という応答があった。
 招き入れられた部屋の中を眺めれば、散らかっている、という言葉ほどには乱雑な状況でもない。
 狭い部屋ではあるがそれなりに小奇麗に使っているようだ。

 部屋の一隅に装具が並べられているのは、おそらく点検中ででもあったのだろう。
 ふたりの従士は、ちょっとだけすみません、と

 支度、とはいっても従士であるから、すでにできていた準備の状況を確かめる程度のものであったらしい。
 手早く荷物を片付け、小さなテーブルと2脚しかない椅子をこれもいいやと脇へ寄せ、幾人かが座れる場所を作る。

「オランからってお話でしたが」

 口火を切ったのはボリスだった。

「俺らふたりとも、オランの冒険者さんにお世話になったことがあるんですよ」

 クラエスが口を添える。

 冒険者たちがミノタウロス亭を常宿にしているとわかれば、ふたりは一層表情を緩ませることだろう。

「マルドルさんやガラフさんはお元気ですか」
「ルーイさん、バルカさんやマークさんも」

 懐かしそうな表情で口々に言う。

「そう言えばさ、ジゼルってまだアレ続いてんの?」

 くだけた口調は同僚ゆえか、ボリスがクラエスに尋ねる。

「続いてるらしいよ、中身教えてくれねえけど」

 答えたクラエスが、ああ、と会話の中身を補足する。

「去年お世話になった冒険者さんとね、仲間の従士が手紙のやり取りしてるんですよ。
 ルーイさんって魔術師さんなんですけど、ご存知ないですかね。
 オランに戻ったら、ジゼルが顔見たがってたって伝えてやってください」

 とりとめもない話は、その後もしばらくの間続いた。

※ ※ ※

 翌朝。

 一行は、バウゼンという名の冒険者を紹介された。
 軽装だ――マントを羽織り、革鎧を身につけている。

「バウゼンといいます。どうかよろしく」

 簡潔に挨拶をし、握手を求める。

 装備や立ち居振る舞いなどを見るに、経験はアイリスやヴェンたちとそう変わるものではなさそうだ。
 ただ、そこそこ旅慣れてはいるようで、その面での心配は必要ないだろうと思わせる。

「大所帯になりますが――」

 冒険者の6人、従士のふたりを見回してバウゼンはそう言った。

「少なくともこれなら、道中妖魔に襲われる心配はなさそうですね」

※ ※ ※

 シリルを通り、ラデクまでの道中は特にこれといった事件もない。
 バウゼンの言うとおり、ある程度の人数が集まれば妖魔も山賊も、それだけで襲いづらくなる。

 街道を行きかう旅人を襲うのは妖魔にとって己が生きるための狩りであり、であれば群れているところを下手に襲って反撃される、というような危険は避けたいところだろう。

 これが、危険を冒して襲っても割が合うだけのあれこれを貯め込んでいる集団、となると少々話が変わってくる。
 たとえば、山中に開かれた村のような場合だ。

 シリルで得られた情報は、さほど多くはなかった。
 それらはローナムとオランでの情報を裏付けるものではあったが、それ以上のものではない。

 先行した冒険者たちはたしかに街道を北へ向かったようだが、今のところ彼らがもたらした情報はない。

 ボリスとクラエスは、立ち寄る村ごとに、どうやらエリクセンからのものであるらしい書状を村の長に示して協力を依頼している。
 どうやら、万一のときのために飼葉などを確保していてほしい、ということのようだ。

「欲を言えば替え馬が欲しいところではあるんですが」

 まあ、村自体にこっちへ回す馬の余裕が無いんじゃあ――。

 そう言ってボリスが嘆息した。
 彼の言葉通り、馬はいたにしても農耕馬で、人が乗って山中の街道を駆けられるようなものではない。

「あるもので何とかするしかねえんだよなあ」

 苦笑気味にクラエスが答える。

 冒険者たちがラデクに到着したのは、予定通り、ローナム出発から4日半の後、5日目の昼過ぎのことだった。

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■GMから

 この記事への返信は「100_導入部」カテゴリにチェックを入れて投稿してください。

 長くなったのでラデクでのもろもろは次回ですん。

 あと、買い物とか大丈夫ですよね。
 ここから先は基本的に新たな装備等を手に入れることは困難になります。

 買い物や依頼人への物資補充要請などはおはやめに(具体的には次回進行&カテゴリ変更前に)どうぞ!


◆従士との顔合わせその他

 従士との顔合わせと情報交換は普通に可能です。
 ノリはあんなかんじなので、お好みに応じて適当に描写してあげてください。
 名前が出てきてるのは以前あさるとに参加したPCたちです。
 知り合いがいたら近況など教えてあげると従士たちが喜びます。


◆GM的ぶっちゃけ話

・エリクセンは基本的に身分の差をどうこう言いたいわけではないのであっさりと矛を収めます。
 彼が、有体に言えば「こいつ大丈夫か」という態度になったのは、要はこの会話がビジネストークだからです。
 専門職の自営業者が、仕事を渡そうとしているクライアントに対して最低限の礼儀を無視した態度をとれば、礼儀を気にしない(=それで機嫌を損ねない)クライアントであっても不安にはなりますよね。
 つまりそういうお話だったというわけです。

・もろもろの戦略的対応がなぜできていないか、といえば、一言にまとめると「金がないから」ということに尽きます。
 設備は設置のための費用でなく、維持にかかる人手と費用がわりと馬鹿になりません。
 というかコスト全体で見ると維持費用のほうが大きかったりすることもままあります。
 そのあたりも考慮するとなかなか難しい、ということですね。

・逆に、冒険者には物惜しみせずに金を払えるのもこのあたりが理由です。
 冒険者に払う金は一度払ってしまえば終わりなので、その後の出費に関して頭を痛める必要がありません。
 また、街道を通行する商人たちが落とす金やら街道筋の村から納められる税金やらを考えると、だいたい冒険者が今回受け取っている額の1桁か2桁は上を行くことになるはずです。

・騎士をいきなり投入できない事情というのも、さきに紹介した食糧その他の話のほか、このあたりにも理由があります。
 十分な力を発揮できない可能性が高い環境に投入するには、騎士団は育成や維持にかかるコストが高すぎる、というわけです。
 避けられない損失は所要のコストとして折り込み済みですが、余計な損害を出して平然としていられるほどの余裕はない、ということですね。

・結局エリクセンは「そのあたり踏まえたうえで協力してください」と言って頭を下げております。
 ビジネストークですからね!

・とまあ、内情は明かしていくとどんどん世知辛く、かつみみっちい話になっていくのでこのあたりで「提示された条件はおおむね動かしがたい前提である」という形に手を打ちたく思うのですがいかがでしょうか!>みなさま


◆バウゼンの扱いについて

 ルーンマスター、という曖昧な表現にしたのには明確な理由があります。
 バウゼンは、GM側で技能構成を決めておりません。種族と性別は決まっております――人間の男性です。

 GMが指示したタイミング、またはそれ以前の任意の段階で、PLさん側で所持技能その他を決めてください
 能力値は以下の方法で決定してください。

 ・12/13/14/15/16/17 を各能力値に振り分け

 技能は以下の3択です。

 ・プリースト:プリースト(五大神のいずれか)2/ファイター1
  ・筋力上限までのハードレザー/スモールシールド/筋力上限までの片手剣類

 ・シャーマン:シャーマン2/レンジャー1
  ・筋力半分までの革鎧/筋力半分切り上げまでのロングボウまたはショートボウ

 ・ソーサラー:ソーサラー2/セージ1
  ・筋力上限までのソフトレザー

 決定のタイミングは「GMが指示したタイミング」または「所持技能のいずれかを使って技能判定を行おうとするタイミング」です。
 少々複雑ですがよろしくご検討くださいませ!

エリーズ(ターナー) 2013.02.19 [19:01]

> 「あー・・・・・・ご質問はご質問として、まず貴公の名を伺ってもよろしいか?」

・・・・・そう言えば、ヴェンさんだけ名乗ってませんでしたね

>「失礼しました乱調な言葉遣いと態度のご無礼をお許し下さい!」

セクトさんに続いて頭を下げる。

・・・・・・
>「第三に、防衛設備の件だが、
>両村とも防柵程度のものしかない、とお考えいただきたい。
>とはいえ防柵も獣相手のものであるゆえ・・・・・・」

間道とは言え、軍師がいなくなってロードリルに押されている
プシリスの敗残兵とかオランに逃げてくる数が増えてきてるのに
そう考えると冷や汗が出る村である。
たぶん、耕作上の問題とかで色々と制約があるのだろうけど
しかし、これで村に立てこもる策は廃案になった。

>よろしければ貴公らに同道させ、
>ラデクでの捜索に当たって貰うこととしたい。
>ルーンマスターだと聞いているが、貴公らに不都合はおありかな?」

ソーラーの方は多数戦で真価を発揮する。
一人増えるだけで大違いである。

「それはありがたいです。」

>ねえバーラー。余ってるなら渡してみたら喜ばれるんじゃない?>一緒に行ってみない?」

アリスさんに私も誘われたので・・・・お土産とか持ってませんが

「そうですね、私も同行させていただいて、セクトさんどうなさいますか?」
・・・・
>「あっウチもウチもー」
>「んじゃエリーズ、一緒に入ろう背中流したるさかい」

「あ、なら私もミルさんの背中を洗いますね」

>「バーラーも一緒せぇへん?」
>「はい喜んでまいりますわ」

「アイリスさんもどうですか?」

>「ミル様、しぇいぷちぇんじしてるの?もしかして男性??」

「ミルさんがシェイプチェンジできるようになるのはまだ先ですよね、確か」

結局、騒ぎながら湯浴みする事となった。

>「悩んでてもしゃぁない
>いつも通りやるだけさ」

「はい、ミルさん頭にお湯かけますよー。目をつぶってください」

とりあえず、ミルさんとバーラーさんアイリスさんの裸はその・・・・
羨ましい、としか言いようが無かったと記しておこう

・・・・・
>「セクトール、ミル、アイリスはどうする?」

作戦会議でヴェンさんが三人に話題を振る。
村を離れるならできる限り早い方が良い
混乱が起きるし、何より説得に時間がかかると思う
頭でわかっていても一時的とは言え財産の大半を手放す事に
難色を示す人は多いだろう、協力するのとは別な話なのだ。

・・・・・
PLより
更に遅れました。
エリーズも質問ないです。

バーラー(コレステロール満載) 2013.02.19 [06:03]

「バーラーも一緒せぇへん?」

「はい喜んでまいりますわ」

お湯・・良い気持ちねー
ミル様がエリーズ様を見てらっしゃるのが気になりますが・・
そして、疑問が蘇りましたわ

「ミル様、しぇいぷちぇんじしてるの?もしかして男性??」

こんなに綺麗に変われるなら良いかもしれないわね

 

「悩んでてもしゃぁない
 いつも通りやるだけさ」

ミル様のつぶやきに

「そうですわね」

にっこり微笑みましたわ

PL---------------------------------------------------------
 おばかバーラーで御座います。

 シオンさん
 私も荒くれ者風で良いと思いますよ。
 貴族様の反応次第で、皆様のフォローが・・
 というかおしおきが入ると思いますので

アイリス(一葉) 2013.02.19 [00:52]

 手を振ったあたしに、クラエスという従士が反応した。
 多分だけど、エリクセンの手前バレないようにしながらもそうしたっつー事は、お人好しか、伊達男か。
 一方のボリスの微妙な顔。真面目か、堅物か。

 なかなか面白そうじゃんか。


 * * * * *


 エリクセンとの質疑応答は続く。

 まず、直近二週間に大事がない事に一安心する。
 だがローナムにおいても妖魔の出現場所の傾向に目安は付けられていないようだった。
 情報が足りないのか、散見し過ぎているのか。何にしろ現地での話に期待する他はない。

 

> 「――かく言う私も、貴公らの歳の頃に、斥候に出て敵を見誤ったことがある」
> 「あれ以来、情報の確度というものに対して随分と慎重な考え方をするようになったものだ」

 

「分かります分かります。村では『猪が出たぞ!』って隣村から逃げてきた豚だったなんて事もあったので」

 しみじみと分かったような顔で頷いておく。
 ちなみにこのどーでもいー昔話はウソである。同意しておく事で相手の共感を得るという姑息な話法だ。

 他の雇われ冒険者間との協力についても問題なし。一振りの短剣を受け取る。
 しかし上手くすれば捜索範囲を絞れるだろうとはいえ、全組がラデクより先、フリーダー川方面へと送られているようだった。
 正直に言えば、この時点で彼らとの連携はかなり困難とあたしは判断した。

 

> 「それからもうひとり。
>  冒険者の募集に応じてくれた者があるそうだ――そうだ、というのは、
>  今日準備をして明日ここへ来る予定になっているからなのだが。
>  よろしければ貴公らに同道させ、ラデクでの捜索に当たって貰うこととしたい。
>  ルーンマスターだと聞いているが、貴公らに不都合はおありかな?」
> 「ほう、ルーンマスターですか
>   そりゃありがたい」

 

「ございません。助かりますー」

 あるはずもなく。強いて言うなら、馴染める人がいいなあぐらい。
 あたしらの中でも筆頭格のルーンマスターであるミルが同意するぐらいだから間違いなく助かる話だ。

 

> 「挨拶には手土産が必要ではないかと思うのだが。
>  ――ああ、度を過ごすなと私が言っていたと、そう伝えていただきたい。
>  彼らふたりであれば言うまでもないことだろうが」
> 「訪ねるも呼び出すも、ご随意にされたがよかろう」
> 「よろしければ・・これしか御座いませんが」

 

 そして従士に会っておきたいという件については、まさかの手土産を頂いてしまう始末。
 一瞬報酬から天引きかとも思ったけど、きっと好意。うん好意。甘えよう。いいお酒みたいだし。
 バーラーはチョコレートを取りだしてみせる。......それ、アリじゃないかな。

「ではありがたく。感謝します。
 ねえバーラー。余ってるなら渡してみたら喜ばれるんじゃない? 一緒に行ってみない?」

 贈り物をもらって嫌がるヤツなんて、そうそういないっしょ。
 あとヴェンが酒瓶を見てる気がするんだ。後で一緒に行く? とジェスチャーで誘っておく。

 とりあえず、湯浴みでもすっかー。
 考えをまとめながら湯につかってぶくぶくするのも悪くない悪くない。

 うんそうだ。ぶくぶくしてこよう。
 ミルとエリーズも従士ん所行くか聞いておこう。
 セクトールは、エリーズが行くならエリーズから誘うだろう。ばくはつしろ。


 * * * * *

 

> 「俺はもうアイリスが言うようにバレないように巣穴を見つけるのが良いと思ってる。」
> 「セクトール、ミル、アイリスはどうする?」
> 「せやな......まずは、村人の避難体制を作るのが第一や思う
>   村をすぐ去れとは言わへんけど、わーっ、ときたらきゃーと逃げまどう、じゃぁあんまりや
>   それかに、巣穴探しになるか
>   狼煙は、村人の避難合図にも使おう
>   そっから先はアイリスと一緒
>   巣穴を見つけて、報告
>
>   問題は、遺跡なんかがあった場合やなぁ
>   入らへんとおるかもわからんし
>   その場合は、見つけたらすぐ避難実施と騎士団応援頼もう
>   もっとも、ウチらが無事生きて帰ることができるのんが大事なとこやけど」

 

「村人の避難ねえ。荷馬荷車の類にはできるだけ老人女子供を乗せ、
 荷物はできるだけ持たず、持つとしても金品の類といくらかの種籾とかに制限させて、
 『ローナムの騎士エリクセン殿を頼れ』つって一筆状況をしたためた羊皮紙でも渡すぐらいかなあ」

「狼煙については、やっぱり期待しない方がいいと思うんだ。
 あくまでも『襲われたよ!』っていう表明ぐらいにしかならない気がする。
 狼煙の伝達に伝令要員を使うのは上手くないハズだよ。
 だって騎士が到着するには向こうに即情報が伝わっても結局2,3日かかるらしいから、
 2,3日が4,5日になっても間に合わないっていう事実に変わりはないんじゃないかな」

「ボリスとクラエスの配置は、あたしは二人ともラデクでいいと思う。
 シリルに一人置いておいて役に立つ可能性は、狼煙での情報連絡を使った際に1日稼げるぐらいかな。
 それよりラデクに2人居てもらって、2回細かい情報を送れる機会を設ける、
 もしくは最悪の避難民誘導に少しでも多くの人出を用意した方がいいと思うんだ」

「あとは野営でも言ったけど、ラデク行って情報集めて巣穴探す、としかあたしからは言えない。
 ミルの言うように遺跡でもあった日には困ったモンだけど、
 人里近くに未発見の遺跡なんぞそうそうないだろうし、
 あったとしてもやっぱり妖魔がいるか痕跡探して痕跡あったら即報告でいいと思う。
 今持ってるピースで考えられるのはこんなぐらいじゃないかな。何かあったら言ってくれれば考えるよ」

 そう、あたしの見立てではまだ「はじまり」の段階に過ぎないと思うんだ。
 起承転結で言えば起。ラデク到着っていう承に入らないと、これ以上は現時点では断定できない。


 * * * * *


 その後、行くと言った皆で従士ボリスとクラエスを訪ねる事にした。
 ドアをノックしてとんとーん。

「もしー、エリクセン様から紹介頂いた冒険者のアイリスと言いますがー。
 ボリスさんとクラエスさんおられますー? ちょっとお話しませんかー?」

 ドアが開いてどちらかの顔が見えたら、イタズラに笑って酒瓶を掲げて見せるのだ。
 反応から人となりもいくらか見えるに違いない。

 

==============================
PL@一葉より:
 色々ダラダラと。現時点で私からエリクセンさんに話す内容はなくなりました。

> 杖
 LainGM許可ありがとうございます!
 戦闘で使うなんてもってのほかです! ゼロダメージ与えてボキィッと折れるはずw

> シモンさん
 私個人としては「不利益を考慮した上でのロールプレイ」は面白いのでドンとこいです!
 生死に関わりそうになったらアイリスは止めるでしょうが、それまでは止めもしません!
 あとは他の皆さん次第という事で。

> 従士さんこんにちは
 来たい方はどうぞ来て下さいませ!

> 今後
 移動になったらやはり次の事を能動的に注意します。
  ・妖魔ないし怪しい姿を目撃しないか。
  ・道の整備状況。
  ・川の大きさや流れなどの規模。橋の作り。
  ・森の深さ。
  ・山の険しさ。
  ・シリル(ないしラデク)の人口などの規模。
  ・シリルで時間があれば、例年と今年の妖魔出現状況の聞き込み。
  ・シリルに雇われ冒険者たちがいれば、接触と情報交換。

セクトール(ハインツ) 2013.02.19 [00:34]

 なーんかエリクセン氏の雰囲気がよろしくない気がするな・・・

なんでd・・・

「あー・・・・・・ご質問はご質問として、まず貴公の名を伺ってもよろしいか?」

・・・は!


「これはこれは、不教養で不躾な発言で不快にさせて、申し訳ない。 エリクセンの旦那。」
「申し遅れやした。名はヴェン・ノーランドと言います。」


「失礼しました乱調な言葉遣いと態度のご無礼をお許し下さい!」

ヴェンが自己紹介を終えてから続いて、深々とエリクセン氏に頭を下げる

======================================

 一応ほとぼり冷めから改めてエリクセン氏と話を続ける

「まぁ、騎士団での対応が難しいので、我々が呼ばれたわけでありますからね。」

とは言えど、オーガも見たって話しだしな。

「微力ながら、我々も尽力を尽くし、出来うる限り最悪の事態は避けるよう努力します。この依頼お引き受けしましょう」


======================================

 泊まる部屋に案内され、作戦会議を開く


「俺はもうアイリスが言うようにバレないように巣穴を見つけるのが良いと思ってる。」

「セクトール、ミル、アイリスはどうする?」

「そうだな・・・」

ヴェンの問に少し考える

「俺もそれには賛成だな。今じゃあそこら一帯は完全に妖魔のホームだ

下手に突撃していっても、待ち伏せや奇襲を欠けられたら一溜まりもない

妖魔を発見してもすぐには手を加えずに様子を見て、敵本陣の巣を探りだす。

突撃はそれからでもお釣りが来るぐらい十分にある」

「問題は、遺跡なんかがあった場合やなぁ
 入らへんとおるかもわからんし
 その場合は、見つけたらすぐ避難実施と騎士団応援頼もう
 もっとも、ウチらが無事生きて帰ることができるのんが大事なとこやけど」

「それもそうだな・・・

遺跡が妖魔の巣窟でしたーなんてのも洒落にならん

その手の類があったら一旦退こう」

確かに少し離れ場所には遺跡群があるからなーそれの名残があっても不思議じゃない

「そんなもんかな・・・」


==================================

 「はぁー、一時はどうなることかと思ったー」

部屋の椅子にダラリと座る

あのまんま行ってたら確実に俺ら閉めだされてたな

良くても報酬は殆どなしか、帰ってきても冷ややかな目で迎えられるかの二択だな

今回はあくまでも調査であって殲滅戦ではない

おまけにオーガっぽいのもいるんだ、下手に突っ込んで行ったら確実にヴェンは死ぬ

「こんな金属の板っきれの為にわざわざガメつくか?」

懐からガメル銀貨を一枚取り出す

生活には必要な物だし、畑を開くためには大金がいるのは理解はしている

まぁ、戦いと金銭への価値観の違いというやつかもな

俺の地元じゃ、金の為に剣闘士やってる奴なんて殆ど居なかった

皆栄光と名誉、そして喝采を求めて戦っていた

父さんも「金は全部俺とお袋の生活になった。俺の娯楽は無かったけど、剣闘士やっててよかったと思ってる。」って語ってたしな

「・・・考えても仕方がない。寝るか」

ベッドに潜り込み、眠りについた

----------------------------------------------
PL
遅れました―!

セクトからは聞くことはないです。

ミル(いあ) 2013.02.18 [19:24]


いろいろと質問を重ねるウチら
エリクセン氏も律儀に答える
まあ、答えてもらわなあかんとこやし

>「位置はおおよそ村の近辺、街道沿いといったところだが――詳しく、ということであればラデクでそのあたりを聞けるよう、協力を依頼しておこう。
> 風体までは何ともな。見るのは村の者で、たとえば彼らに妖魔とその上位種の区別がつくかといえば――」

「おおきに、です」

にっこり笑ってみせる
詳しくは現場か、やっぱし

 無論村人たちは協力的で(己の安全と生活がかかっているのだから当然だが)、見たこと聞いたことは全て話してはくれる。
 騎士相手に虚言を吐くようなことはまず考えられないと言ってよい。

「なるほど」

頷くウチ
生活と命がかかってりゃ、あらいざらい教えてくれるとしても、情報の精査はせんとあかんなぁ
他の冒険者と接触できたら、そのあたりの事の大きさもわかるんやけど

他の冒険者組との連携については、問題ないという言葉を聞いたから、問題なかろう
しかし、捜索範囲がかぶってるとはいい図来らしい

せめて、伝令でいままでのあらまし程度なり聞けたらいいが

>「派遣した冒険者は10人、3人が2組と4人が1組の計3組になる。
> ラデクの先、ディマスとカルナという村へ、3人と4人をそれぞれ派遣した。
> その後ディマスで小競り合いがあったゆえ、3人をさらにディマスへ送っている。

ラデクの先、ね
すると、先行した冒険者達もラデクを通ってるってことか
そいなら、冒険者達の足取りや予定なんかも聞き込める

> 風体――冒険者風、ということでは不足かな。
> 近在の遺跡があるわけでもないゆえ、冒険者が好んでフラナリー街道を通る、ということは多くないのだ。
> 村に滞在しているとあれば、まずこちらで募った冒険者に間違いはなかろう。
> 情報の交換、必要であれば互助、これらについてはまったく問題はない。
> 信頼の証は――」

手渡されたのは、短刀
ほう、こりゃええもんや
紋章入りか

「おおきにです
 これで何かと不自由がのうなる」


>「それからもうひとり。
> 冒険者の募集に応じてくれた者があるそうだ――そうだ、というのは、今日準備をして明日ここへ来る予定>になっているからなのだが。
 >よろしければ貴公らに同道させ、ラデクでの捜索に当たって貰うこととしたい。
 >ルーンマスターだと聞いているが、貴公らに不都合はおありかな?」

「ほう、ルーンマスターですか
 そりゃありがたい」

頭数はおったに超したことはないし、魔法が使えるってのもありがたいとこやな

> 「あの、公衆浴場とかありますか?」
「あっウチもウチもー」

名乗りを上げたものの、浴場はないとのこと
無念

「んじゃエリーズ、一緒に入ろう
 背中流したるさかい」

くひひ
この白い肌をとっくりと

なんや飲み屋の親父みたいな気分になってくるなあ

「バーラーも一緒せぇへん?」

かしましく足人数はおるしな


かぽーん


ええ音がして、ウチは湯浴みに入る
うーん、村の防衛設備は無きに等しいってやつやなぁ
するってぇと、いざ襲われた、なんてことになったら、騎士団が到着する前に、ウチらで守らにゃならん
こりゃ、思ったより大事や

ぱしゃっ

湯を顔にかける

ぷるぷるぷるっ

「悩んでてもしゃぁない
 いつも通りやるだけさ」

狼煙については、迅鉄にも働いてもらわにゃならんかもやけど、山道で都会育ちの迅鉄は、今回あまり出番はあるまい

紹介された二人の従者はんに頼むのが正嫡やろう

>「セクトール、ミル、アイリスはどうする?」
>セクトール、ミル、アイリスに声を掛けた。マイリーの神官なら護送術、護衛術、戦術を心得ていると思った
>からだ。

湯上がりでまた葉巻をふかしてると、ヴェンがそう尋ねてきた

「せやな......まずは、村人の避難体制を作るのが第一や思う
 村をすぐ去れとは言わへんけど、わーっ、ときたらきゃーと逃げまどう、じゃぁあんまりや
 それかに、巣穴探しになるか
 狼煙は、村人の避難合図にも使おう
 そっから先はアイリスと一緒
 巣穴を見つけて、報告
 
 問題は、遺跡なんかがあった場合やなぁ
 入らへんとおるかもわからんし
 その場合は、見つけたらすぐ避難実施と騎士団応援頼もう
 もっとも、ウチらが無事生きて帰ることができるのんが大事なとこやけど」


------------------------------------------------------------------------------------------------

ヴェン、アイリスに賛同です
巣穴を見つけ、出入りしているゴブリンが多ければ巣穴確定でいいでしょう
問題は、巣穴が解りにくかったり、遺跡だったりした場合、調査の課程で戦闘になるかも、というところですね

ヴェン(シモン) 2013.02.18 [00:36]

**** ローナム道中 ****

> 「まー、なんや、あれや、首狩りは軽い競争ならウチ参加するし」
ミルが慰めの言葉を掛けてくれたのは幸いだった。
惚れちまうぜ。

**** 騎士との対談 ****
> 「あー・・・・・・ご質問はご質問として、まず貴公の名を伺ってもよろしいか?」
>  発音が他の冒険者たちへの言葉に比べて丁寧なのは自制の結果かそうでないのか、判断しかねるところだ。

不穏な空気が流れる。
一呼吸置いてから自分が失言したことに気づく。
(まずいまずい、俺はもうこの件で揉め事を起こさないつもりだったが...早速、コレだ。)


「これはこれは、不教養で不躾な発言で不快にさせて、申し訳ない。 エリクセンの旦那。」と言い
深々と頭を下げる。
そして、頭を上げてから自分の名を名乗る「申し遅れやした。名はヴェン・ノーランドと言います。」


> 「第一に狼煙の件だが、これは村が行う協力の範疇と考えていただいて構わない。
>  シリルとラデクについて、狼煙を確認したならば襲撃があったものと判断しよう。
>  だが、シリルとラデクの間であればまだしも、ローナムとシリルの間は中継が必要となろうから――」

狼煙や烽火の備えはあると思ったが...
「夜が駄目? 烽火が見えない?見張り台や高台もない?」と疑問をぶつける。


> 「第三に、防衛設備の件だが、両村とも防柵程度のものしかない、とお考えいただきたい。
>  とはいえ防柵も獣相手のものであるゆえ・・・・・・」
>  5日か6日か、その程度の時間はかかると考えてよいだろう。


騎士の返答は、俺からすると期待外れだった。
騎士団なら2、3日で来れると思っていた。 もっと、期待外れなのは村の防衛設備がないということだった。
堀があるわけでもなく、石防壁があるわけでもない。獣相手の防柵があるだけ。

まぁ、それは今までは雇い入れた冒険者でなんとかなるってことの証でもあるわけだが‥

貴族は貴族で毎年、冒険者を雇い入れる金を持っている割には防壁、狼煙、見張り台を作る対処をしてない。
村人は村人では妖魔と遭遇することに怯えているという割には、その対策を打とうともしてない。

自分が居た村のことを思い出す。
問題だ問題と騒ぐ割には、誰かが解決することを期待し、自分じゃ何もしない。

セクトールの言うように、冒険者が対処できない魔物が現れたら、村人は
村で籠城して殺されるのを待つよりも村を捨てて逃げた方が多少助かる見込みがあるということだ。

そして、アイリスの言うように、巣穴を見つけて妖魔と出くわす前に逃げるのが村人のためにもなりそうだ。
結局、俺がアレやコレやと考えてみたものの、セクトールやアイリスの言ったとおりにしかできんかった。

「俺はもうアイリスが言うようにバレないように巣穴を見つけるのが良いと思ってる。」

「セクトール、ミル、アイリスはどうする?」
セクトール、ミル、アイリスに声を掛けた。マイリーの神官なら護送術、護衛術、戦術を心得ていると思ったからだ。
ミルはアイリス並に策士だと直感がそう告げているだけだが、二人の頭の良さはこれまでのやり取りで
別格だと考えている。 頭の良さというのはそれだけで二手も三手も読め事前に策を打てるからな。

残された話の内容を含めて3人に結論を出して貰おうと促した。

===============================
PL:シモン@ヴェンより

LainGM様へ

> これはわりとでかい悪印象がつきますよ、と申し上げておきますね。
>  キャラクターのロールプレイです、というPLさんからのフォローが通じるのはGMやPLに対してであって、NPCはPCの態度のみを見て印象・心証を決定します、ということです。
>  ご参考まで!

ご指摘、ありがとうございます。
このエリクセンの反応こそがもっとも自分が期待している反応だったりします。

ただ、迷惑なので、やめてくれという方はそれはそれでご指摘してください。
ロールプレイとしての迷惑行為は自重します。

ただ、エリクセンを呼び捨てにしたのは、PLのミスです。

一葉@アイリスさん、ハインツ@セクトールさん、いあ@ミルさん
あとは頼みます。
正直、上手い策が考えられません。

騎士団長に伝えないと行けないことは、この2つぐらいでしょうか?
 ・騎兵の配置をどうするか?
 ・最悪時、村人を待避させる話の調整。


騎士団が、2,3日で着くと思っていたら5,6日。これで烽火が見えないくらい森の中だったら、妖魔の方が圧倒的に有利ですね...

GM(Lain) 2013.02.17 [18:37]

> 「エリクセン、

 敬称抜きで呼び捨てられた騎士は、おや、という表情でヴェンに視線をやった。

 その後の口調を確かめて、すこし困ったような顔をする。
 ただ、質問そのものは最後まで聞き、顎に手をやって考える態となった。

「あー・・・・・・ご質問はご質問として、まず貴公の名を伺ってもよろしいか?」

 発音が他の冒険者たちへの言葉に比べて丁寧なのは自制の結果かそうでないのか、判断しかねるところだ。

>  村には薪や藁は冬に備えて十分にあるんだろぉ?
>  もし村が襲われるなどを考慮して、シリル、ラデクから狼煙を上げる
>  ように対処できねぇか?

「第一に狼煙の件だが、これは村が行う協力の範疇と考えていただいて構わない。
 シリルとラデクについて、狼煙を確認したならば襲撃があったものと判断しよう。
 だが、シリルとラデクの間であればまだしも、ローナムとシリルの間は中継が必要となろうから――」

 確実を期するならば3箇所程度の中継が必要となる。
 それも、昼間、晴れていれば、という限定があってのことだ。

「確実性を欠くのではないかと思うのだが、いかがだろうか。
 どうしてもと言われるならば、合流予定の冒険者とボリス・クラエスの2名を中継要員に回し、さらに1名をこちらで手配しよう。
 シリル・ローナム間に3人、シリルに1人を置けば、狼煙での情報伝達が可能となろう」

> 「あの二人の騎兵はシリル、ラデクそれぞれに駐在すんのか?」

「第二に、ふたりの従士の件だが、基本的にラデクに置く予定でいた。
 無論貴公らが片方をシリルに置きたいというのであればそのようにしていただいて構わないし、さきに述べたように、狼煙の中継要員としてシリル・ローナム間に置くこともできる。
 貴公らの探索に随行させていただいてもよいが、その場合は彼らの疲労を考慮していただかねばならないだろう」

> 「シリル、ラデクの村が襲われたぁときは、手を貸すつもりだが、防衛できるだけの設備はあんのかい?」

「第三に、防衛設備の件だが、両村とも防柵程度のものしかない、とお考えいただきたい。
 とはいえ防柵も獣相手のものであるゆえ・・・・・・」

 手を使える妖魔ならば乗り越えるなり壊すなり、ということが可能だ。
 時間稼ぎにはなるがそれ以上のものではない、と騎士は言う。

> 騎士団はどのくらいで村に来れるんだ?」

「最後に、騎士団の来着までの時間だが――召集と準備に1日、行軍を急がせて2日、といったところだろう。
 急報が届いてからそれだけの時間がかかる。行きの、つまり伝令なり狼煙なりの時間を加算すれば――」

 5日か6日か、その程度の時間はかかると考えてよいだろう。

-------------------------------------------------------
■GMから

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 やはり読み落としがありました。すみません!

>シモンさん

 大変失礼いたしました。
 ヴェンの質問関連の追記分です。

 質問にはだいたいお答えできていると思われますがいかがでしょうか。

 狼煙の件については、「従士の早馬と合流予定の冒険者を諦めること」「ラデク到着後、狼煙の準備に一定の時間を使うこと」を条件に、狼煙での情報伝達を可とします
 また、従士2名は捜索に随行させても構いませんが、その場合は早馬としての使用に支障が出る(具体的には疲労のために情報の伝達が遅れる)とお考えください。

 なお、エリクセンもフリクセルもあまり身分がどうこうにはこだわらない性質ですが、

 ・明らかに目上を
 ・初対面で
 ・呼び捨てかつタメ口
 ・名乗ってない

 これはわりとでかい悪印象がつきますよ、と申し上げておきますね。
 キャラクターのロールプレイです、というPLさんからのフォローが通じるのはGMやPLに対してであって、NPCはPCの態度のみを見て印象・心証を決定します、ということです。
 ご参考まで!

ヴェン(シモン) 2013.02.17 [15:38]



仕用人が提げている酒瓶を見て(あの貴族、金持ち過ぎだろ。)とひとりごちた。
冒険者を20人近く雇い入れているということは、今年だけでも相等の額が動いている。
ミノタウロス亭のおやっさんが上客というのも、頷ける。

腑に落ちないこともある。
これだけの金をこの街道の寒村を守るためにといって費やすとは、あの貴族、さては慈善事業家か? 
しばらく考えた後、街道越しに交易でもっと大きなお金が動いているんだろうと推測する。
交易品が何かは俺にはわからないがよほど金になる何かなんだろう。

その日は、酒を取らずに、シリルに向かう街道に、
朝、出発するときに気づくようデカデカと、詫び文をアイリスから貰った木の杖を筆の代わりに、
皆への謝罪の気持ちを込めた文を地面にしたためた。

『みんな、ごめん。はんせいしている。 ヴェンより』

==============================
PL:シモン@ヴェンより

LainGM様、ヴェンの質問を拾って頂けないでしょうか?


シリル、ラデクから緊急時もしくは巣穴発見時に狼煙を上げることは可能か?
クラエス、ボリスは巣穴に探索に同行なのか、シリル、ラデクに駐在するのか?
仮に村が襲われるとなった場合、騎士団はどのくらいでシリル、ラデクに着くのか?
シリル、ラデクに防衛設備はあるのか? (具体的には柵で囲われている、堅牢な教会がある?)

バーラー(コレステロール満載) 2013.02.17 [06:22]

「それからもうひとり。
 冒険者の募集に応じてくれた者があるそうだ――そうだ、というのは、今日準備をして明日ここへ来る予定になっているからなのだが。
 よろしければ貴公らに同道させ、ラデクでの捜索に当たって貰うこととしたい。
 ルーンマスターだと聞いているが、貴公らに不都合はおありかな?」

魔法使い様?あの方かしら・・でもシェイプチェンジとかされてると男性か女性かもわからなくなってきたわ
頭が混乱してまいりましたわね
信頼できる方なら良いのですが

「残念ながらそういったものはない――が、湯浴みをお望みであれば邸内に用意させよう」

「助かりますわ、楽しみね」

お湯につかれるかもしれませんわね、いいわねー


「挨拶には手土産が必要ではないかと思うのだが。
 ――ああ、度を過ごすなと私が言っていたと、そう伝えていただきたい。
 彼らふたりであれば言うまでもないことだろうが」

「よろしければ・・これしか御座いませんが」

袋に入ったチョコレートをお見せしましたわ
皆様におくばりした残りのチョコレートだけど、出来は最高よ
でも、貴族様のお口には合わないかもしれないわね

PL---------------------------------------------------------
 LainGM様 お疲れ様で御座います
 手土産・・・勘違いしてみましたT T
 追加される魔法使いも、楽しみと不安がありますね
 
 お風呂に入って、挨拶して出発ですね

GM(Lain) 2013.02.16 [23:10]

 手を振ったアイリスに、ふたりの従士のうちのひとり――クラエスと紹介された方――が気付いた。
 片眉を上げ、わかるかわからないか程度に手を挙げて応える。

 ボリスがそれに気付いてわずかに表情を動かしたが、結局そのまま退出した。

 エリクセンは反応しなかった――どうやら、ボリスの陰になって見えなかったらしい。
 むしろ、クラエスが見えない位置で挨拶を返した、ということのようだ。

※ ※ ※

 説明を終えた後に呈された疑問に、エリクセンはひとつずつ答えてゆく。
 疑問は可能な限り解消しておくべし、という考え方に、主従とも違いはないようだ。

>  前にも此処らへんあたりで妖魔の繁殖が何処らへんであったかを聞きたい。
> 「例年、妖魔が目撃されやすい地点があれば押さえておきたいのですが、ありますでしょうか」

「人の目の届きにくい場所であれば、あれらはいくらでも棲み付きうる。
 雨風を凌げる洞窟などがあればそこは拠点となろうし、そのような場所がなくとも人里の近くに現れることはある。
 目撃されやすい場所といえば、概ね村か街道の傍だ――そこに妖魔どもが多い、というよりもむしろそこに人が多いゆえに目撃されることも多くなるのであろうがな」

> シリルからラデクまでの間で妖魔に強襲されたことがあったか

「強襲、というのがどのようなことを指すのか解りかねるが、3年ほど前に旅商人が襲われて殺されたことがある。
 荷馬がその場で解体されていたことから、山賊ではなく妖魔の類と判断した。
 その後も、襲われかけて荷物を放り出して逃げた、という種類の話は年に一度か二度は出る」

> 「我々がオランからここに到着するまでの二週間、何か目立った動きがあればお伺いしたく」

「フラナリー街道の奥、ディマス付近で派遣した冒険者と妖魔の小競り合いがあった。
 だが、遭遇した中に上位種は確認されていない。
 数を減らしはしたが、枝葉、手足ということだ――あれらを止めるには幹、頭を刈らねばならぬ」

 妖魔はエストンの山中であればどこにでも出る。
 どこにでも棲み付きうる。
 そして、少々叩いてもすぐにまた増える――きりがない。

 ゆえに数を減らしたとて、率いる者を叩かねばすぐにまた群れは大きなものとなる。
 そういった意味では、状況は変わっていない――エリクセンは暗にそう言っている。

> 「また、今年目撃された妖魔の位置や風体などを、可能な限り教えて頂きたいのですが」

「位置はおおよそ村の近辺、街道沿いといったところだが――詳しく、ということであればラデクでそのあたりを聞けるよう、協力を依頼しておこう。
 風体までは何ともな。見るのは村の者で、たとえば彼らに妖魔とその上位種の区別がつくかといえば――」

 妖魔は妖魔で一括り、近くで目の当たりにするというよりも遠目に見て一散に逃げ出すという遭遇がほとんどであれば尚更だ。
 なにぶん遠くであれば、大きさも定かにはならない。恐怖心が見たものをより大きなものとして記憶させ、巨人が出たという話にすらなっている、という。

「目撃の報そのもの、つまり『そこに何かがいる』ということ自体は当てにしてよいだろう。
 だが、種類まで正確に把握できているか、という話になれば、どこまで信じたものかすら定かではない」

 無論村人たちは協力的で(己の安全と生活がかかっているのだから当然だが)、見たこと聞いたことは全て話してはくれる。
 騎士相手に虚言を吐くようなことはまず考えられないと言ってよい。

 だが、それが現実と照らし合わせて正確か否か、というのはまた別の話だ。

「――かく言う私も、貴公らの歳の頃に、斥候に出て敵を見誤ったことがある」

 損害こそ無かったがひどく叱責されたものだ、とどこか懐かしげにエリクセンは語った。

「あれ以来、情報の確度というものに対して随分と慎重な考え方をするようになったものだ」

※ ※ ※

> 「我々以外にも冒険者をお雇いだそうなので、そのあたりについてもいくつか。
>  彼らと我々は協力関係にあって競争関係にはないと考えてよろしいでしょうか。
>  協力関係を築けるのであれば、彼らの風貌と人数、複数であれば組数、担当地域、そして情報交換を行ってよい旨のお墨付きと、我々が彼らにとって信頼に値すると証明できる何かが欲しいのですが」

> 「エリクセンはん、冒険者が先行しとるってぇ話やけど、何組くらい行ってはります?
>  あとは特徴とか
>  場合によっては、合流なり互いの救援なりできるかもやし、伝令でつなぎつけたいから、他の人たちが向こうた村の名前がわかると助かります
>  あとは、まあこういっちゃなんやけど、その人らが困ってた場合、援助した場合の報酬と、ウチらが困ってた場合の、送り報酬などなどなど」

「無論、冒険者相互で協力することについてはこちらから頼みたいほどだ。
 実際問題として、拠点とする村の距離、連絡伝達の手間はあろうから、情報交換も含めてなにかと困難はあろうが。
 報酬については、子爵が約束した報酬は援助を要したか否かに関わらず支払われるとお考えいただこう。
 援助した場合については、つまり妖魔と刃を交えたことになろうから、その成果に応じて報酬を積み増す、という話になっていた筈だが、これでは不十分とお考えかな?」

 実際のところ、討伐の実績に応じて積み増すという話はその成果が解りやすいゆえに俎上にのぼったという面がある。
 他の調査部隊への援助については、細々したところまで事前に決めては却って足枷になりかねない、という部分があろう。

「難しく考える必要はない――要は、働きに応じて支払う、ということだ。
 さきにも言ったが、我々は冒険者にはいろいろと世話になっている。
 報酬を渋ったせいで悪評でも立てば、向後協力を得ることも難しくなろう。
 我々にとっては、それこそ大きな損害なのだ」

 ゆえにその点は信頼していただいて構わない、とエリクセンは笑った。

「派遣した冒険者は10人、3人が2組と4人が1組の計3組になる。
 ラデクの先、ディマスとカルナという村へ、3人と4人をそれぞれ派遣した。
 その後ディマスで小競り合いがあったゆえ、3人をさらにディマスへ送っている。
 風体――冒険者風、ということでは不足かな。
 近在の遺跡があるわけでもないゆえ、冒険者が好んでフラナリー街道を通る、ということは多くないのだ。
 村に滞在しているとあれば、まずこちらで募った冒険者に間違いはなかろう。
 情報の交換、必要であれば互助、これらについてはまったく問題はない。
 信頼の証は――」

 言葉を切り、一振りの短刀を取り出して机の上へ置く。
 鞘に紋章が入っている。

「こちらをお持ち頂こう。
 これで不足ということはなかろうが、いかがかな?」

 一旦言葉を切って続ける。

「それからもうひとり。
 冒険者の募集に応じてくれた者があるそうだ――そうだ、というのは、今日準備をして明日ここへ来る予定になっているからなのだが。
 よろしければ貴公らに同道させ、ラデクでの捜索に当たって貰うこととしたい。
 ルーンマスターだと聞いているが、貴公らに不都合はおありかな?」

※ ※ ※

> 「あの、公衆浴場とかありますか?」

「残念ながらそういったものはない――が、湯浴みをお望みであれば邸内に用意させよう」

 女性がおられるのに旅の埃を落とすことを気付かぬとは、我ながら気の利かぬことだ。
 騎士はそう言って笑った。

> 「あー、エリクセン様。ボリスさんとクラエスさんと、今日中にキチンと挨拶する事ってできますか?
>  いやあ、しばらく旅を共にする訳ですから、仲よくしておきたいなあって」

「――なるほど」

 エリクセンは顔に笑みを浮かべて使用人を呼んだ。
 何事か耳打ちし、ややあって戻ってきた使用人が提げているのは酒瓶だ。
 さほど強いものではないが、よい品であるらしい。

「挨拶には手土産が必要ではないかと思うのだが。
 ――ああ、度を過ごすなと私が言っていたと、そう伝えていただきたい。
 彼らふたりであれば言うまでもないことだろうが」

 続けて彼は邸内の、ふたりの従士にあてがわれた部屋の場所をアイリスに告げた。

「訪ねるも呼び出すも、ご随意にされたがよかろう」

-------------------------------------------------------
■GMから

 この記事への返信は「100_導入部」カテゴリにチェックを入れて投稿してください。

 ラデクまで移動しようと思ってましたがえらいことになってしまいました(量的に)
 皆様積極的な書き込みありがとうございます!

 というわけで、各種ご質問のレスを入れておきますね!

 ・冒険者関連の情報追加
 ・一行にひとりルンマスが加わる予定のようです
 ・妖魔関連の情報追加
 ・ご挨拶について

 このくらいでしょうか。
 拾い落としたものなどありましたらご指摘くださいませ!

 次の進行でラデクまで移動の予定でおります。
 お買い物その他ございましたらお早めにどうぞ!


>一葉さん

 杖おっけーでーす!
 戦闘には使えない、としておいていただいてよいでしょうか!w


>天候予測について

 ひとまず、近々天候が大崩れしそうな様子はありません。
 しばらくは穏やかな天気が続きそうです。

ヴェン(シモン) 2013.02.16 [01:53]

**** ローナム道中 ****

「...」皆の話を聞いたヴェンは黙り込んで自分の考えを押し通すことを諦めた。

**** 騎士エリクセンとの会談 ****


「エリクセン、村には薪や藁は冬に備えて十分にあるんだろぉ?
もし村が襲われるなどを考慮して、シリル、ラデクから狼煙を上げる
ように対処できねぇか?
俺らが村を出ている間に村が襲われるっていう可能性も十分にあるし、何よりも
騎士団がすぐにでも駆けつけてもらわねぇとヤバいかもしれんからな。」

「あの二人の騎兵はシリル、ラデクそれぞれに駐在すんのか?」

「シリル、ラデクの村が襲われたぁときは、手を貸すつもりだが、防衛できるだけの設備はあんのかい?」

「ところで、エリクセンの見立てで騎士団はどのくらいで村に来れるんだ?」
===============================
PL:シモンより

すみません。 GMの進行が15日夜ってあったので、中身を進めました。

PL自身が、「2.妖魔にばれないように探索なんてできるのか? 」と言いつつ、「バレないように殺す」と
言ってますが、戦闘したら、気づかれる可能性が高いと思うので、ヴェンの主張は通らないだろうと
考えてます。

斥候しているのをバレないように、カモフラージュしつつ探索するのが良いと思ってます。
次点は村人や木こりなど、居ても不自然じゃない格好で探索するなどです。





バーラー(コレステロール満載) 2013.02.15 [05:57]

「エリクセンはん、冒険者が先行しとるってぇ話やけど、何組くらい行ってはります?
 あとは特徴とか
 場合によっては、合流なり互いの救援なりできるかもやし、伝令でつなぎつけたいから、他の人たちが向こうた村の名前がわかると助かります
 あとは、まあこういっちゃなんやけど、その人らが困ってた場合、援助した場合の報酬と、ウチらが困ってた場合の、送り報酬などなどなど」

「そうですわ、わたくしたちとは別にいるのなら、協力して村を守ることもできるかもしれませんわね」

 ミル様も頭がよろしくてよ、わたくしもお勉強が必要ね

PL-----------------------------------------------------------------------
 LainGM様、お疲れ様で御座います。

 いあさんごもっともです。
 バーラーも知りたい

 ちょいれす多くてすみません

アイリス(一葉) 2013.02.14 [22:51]

> 「ん、なにしてんのアイリス?」

 

「んー。杖を作ってんだけどねー」

 

> 「杖?」
> 「頭回るなぁ、アイリス」

 

「そそ。山登りにあると便利なんだよ。足への負担を手にも分散するイメージかな。
 ホラ、山の麓で売ってたりするの見た事ない? ボロイよなー。木なんていくらでもあるっつーのに。
 まあ山と森しかない村の生まれだかんね」

 

 そんな杖の評判はと言うと、

 

> 「アイリス、コイツは助かるわ。」
> 「アイリス様、ありがとう」

 

 中々良好。作った甲斐があるってモンだ!


 * * * * *


 ローナムに着く少し前。
 どっしりと構えたヴェンが皆に向かって大声で問い掛けた。

 

> 「お前らの見立てを教えてくれ!釈然としねぇんからな。」

 

 ......あらま、ご立腹?
 それからヴェンは自身の懸念を一通り話してから「その上でお前らの見立てを聞いてやる」と締めくくった。
 うーん、まあいい機会だから、あたしの考えも伝えておくかなあ。

 少し自分の中で整理し直してから、あたしは口を開いた。

「前提は概ね一緒かなあ。あたしは妖魔が10体から20体ぐらいの場合しか考えてないよ。
 理由は単純。それより少なければどのみち大した脅威にならないし、
 それより多ければどのみちあたしたちにできる事はほとんどない。考える意味がないっていう事だね」

「あたしたちが妖魔共に見つかるかどうかは、立ち回り次第じゃないかな。
 森の中って、思いの外見通しが悪いんだ。それに10体20体程度にとって、すげえ広いモンだよ。
 だからそもそも出くわさない可能性だって十分にある。
 あたしの理想は、巣穴なり建造物なり、拠点の形跡と生活臭を見つけて妖魔共と出くわす前に逃げる事かな」

「もちろん、ばったり出くわす可能性だってあるよ。
 で、その場合の倒す倒さないだけど、あたしは二次的な要素だと思うんだよね。
 あくまでもあたしたちの目的は騎士団の本格的な討伐の為にねぐらを見つけ出す事な訳で、
 出くわした妖魔共があたしたちの手に負えるなら倒しゃいいし、無理ならそのまま引けばいい。
 あたしらが火種になって妖魔の襲撃があるかもって言うけど、
 そんなすぐに襲撃できるだけの準備が整っているなら、お断りしても近いうちに勝手に襲ってくるよ。
 まだ襲ってこないっていう現状は、少なくとも今までは準備ができてないからに他ならないはずだかんね。
 で、焦って数不足のまま襲ってくるならあたしらだけでなんとかなるんじゃないかな。
 最初に言ったけど、妖魔共の数が不足してるなら、それは大した脅威じゃないんだ。
 あたしたちが最善を尽くした上で妖魔共が十分な数を揃えてたら、文字通り『お手上げ』じゃないかな」

「仮に妖魔共が十分な数を揃えて襲撃してきたとしよう。
 その場合に村人が逃げるか逃げないかは、村人次第だよ。あたしたちはお手伝いするだけ。
 フリクセルの書状とあたしたちの説得を以って村長や立場のある人が動かないなら何もできないよ。
 ......言い方悪いけどさ、それだけやれば責務は果たしていると思う。感情的な話は別だけどねー」

「んでその場合の撤退方法も、村の規模や作りが分からない事には考えようがないよ。
 ヴェンの言うように教会に立てこもるっていう方法もアリだと思う。大概教会は頑丈だしねー。
 でも100人も村人がいれば、それだけの数が立てこもる建物の防衛は楽じゃない。火でも付けば終わりだ。
 そもそもそういった条件の建物があるかも分からない。......今の時点じゃ何とも言えないんだよ。
 だから、どうなっても利用できる策として避難案を考えておいているだけ。少なくともあたしはね」

「狼煙はいいと思う。でも、これも最後の手段――それこそ村を放棄する段階で使うモノだと思う。
 狼煙のメリットはヴェンの言う通り即時性。だけどデメリットとして柔軟性のなさと隠蔽不可な点がある。
 つまり『決まった事しか伝えられず』『敵方にも何か合図をしている事がバレる』という事。
 妖魔共が狼煙を見て、必要以上に事を急ぐ可能性もある。襲撃にしろ、撤退にしろ、ね。
 焦って少数で襲ってきてくれたら儲けものだけど、仮に逃げて戦力を温存されたら本末転倒だし。
 戦いの駆け引きで情報を持っているかいないかの差は、どこまでも大きいモンだと思うよ」

「......あとはメンドクサイ話だけどさ、雇われ冒険者が妖魔を倒すより、
 騎士団が華々しい戦果を挙げた方が、色々と都合がいいハズなんだ。
 何だかんだいって人が暮らす為には治安維持は欠かせないなら、守られる側と守る側に信頼関係があった方がいい。
 あたしらが妖魔を見つけてその舞台をお膳立てすれば万々歳。全てが上手く収まるって考え方もある。
 そしたらミノ亭への依頼のクチにもなって、あたしたちの仕事も増える。......ケチいとは思うけどさ」

 喋りすぎて喉が渇いたから、水を一口。

「だから、今の時点ではやっぱり『できるだけ迅速に妖魔共の痕跡を探す』とするしかないと思う。
 倒すのか、追うのか、逃げるのか、それはその状況にならないと判断できない。
 それでも指針を作るなら、10体未満なら倒し、10体強なら追い、15体ぐらいいるなら即報告、ぐらいかな。
 コレに妖魔の種類の内訳とかも加わるんだから、今はそうやって広く目標を定めるしかないんじゃないかな」

「もちろんコレは全部可能性の話。だから、どうするかは皆で決めるべき。
 皆がそうするって言うならあたしがそれに反対し続ける気はないよ。コレは全部あたしの考え。

 

==============================
PL@一葉より:
 ......長ェー。すみませんすみません。
 ヴェンさんが燻っておられるので、こちらも包み隠さず全部考えを話すべきかと思いました。

 ちょっとメタい事を言うと、アイリスは戦わないに越した事はないと言っていますが、
 シナリオ展開上相当な確率で戦わざるを得ない状況になると思っています。バスターだしね!

■天候予測
 びみょうですた!

 22:43:52 一葉@アイリス ≫ 天候予測 2d6+4 <Dice:2D6[3,3]+4=10>

バーラー(コレステロール満載) 2013.02.14 [21:17]

道中、ヴェンが色々と語りましたわ

わたくしわ・・・あまり分からなかったけど、村人は助けないといけないわね

行ってみて、巣が分かって、村が襲われたら・・

死ぬ気で守るしかなさそうね

ただの筋肉男だと思ったら、頭いいわね

大雨はいやね、着替えもすくないですし、汚れもしみちゃいますわ

それにしても、貴族様は村を守ることはしないのかしら?

わたくしは不思議に思いながら、杖をついて歩きましたわ

「アイリス様、ありがとう」

そうだわ、ミル様は・・・男性なのかしら?気になるわね

-------------------------------------------------------------------------------------------------------

バーラーあほなので、行ってみてなんとかすることしか頭にありませんです

21:23:50 バーラー@コレステロール満載 ≫ 天候予測! 2d6+3 <Dice:2D6[5,3]+3=11>

ミル(いあ) 2013.02.14 [17:23]


フリクセル氏が書状を見せてくれた

> 『この書状を持つ者のローナムまでの旅程について、宿泊および酒食等、必要な便宜を図るよう。所要の費用はアンセルム子爵家宛請求されたい』

なるほどこれはありがたい
子爵様のお墨付きってやつやな

前金も入ってるけど、これはあとで分配かな
どーせ失敗したら死ぬ確率高いしなぁ

>「お持ちください。
> ああ、ローナムへは、およそ半月のうちに冒険者が着く予定である旨を伝えてありますので、どうかそのように」

ふむ、せやったら、やっぱ明朝出発かな
そんなこんなで、ウチらは出発した
しかしなんやな

> 「あたしからは最後ですが、状況によっては"即時報告"と"追跡調査"を天秤に掛けられなくなる事もあり得ると考えますので、

アイリスの質問は理にかなってる
ウチとしてもそのあたりの線引きが欲しい



ヴェンとセクトの問答は楽しかった
特にヴェン見てると、駆け出し盗賊てら依頼解決したとき思い出す

> 「セクトぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおルぅううううう...!!!!!(号泣)」

エリーズにひっつかまれてく宇せぇんを見て、ウチは腹かかえて爆笑した

「ウチも乗らせてもらおうかな、ヴェン
 もっとも、ウチは魔術撃墜もカウントやで?
 負けたほうは、メガーヌの酒場で火酒をいっぱい......飲む!」

酒で人をつぶすと楽しいもんや
これも一興
ちょっとした遊びもあれば、気合いもちょびっと違う
どのみちウチかて、戻ったら酒飲むし
いやや、火酒たらふくは困るけど

>「エリーズ、いい子だね。セクトールもエリーズの為だからアレだけ言えるんでしょ。
> 野暮だけどさ。大事にしなよ」
「まったくやな」

てかうらやましいなぁ
ああ、バーラーやないけど、ウチもぼちぼち相手でも探すかなぁ
しかし夫婦揃って冒険者ってのも、かなり異色ではあるけども

>「だからと言って、仲間も見捨てるようなことはしない。目の前で仲間が倒れるのはもう見たくはない」
>「全員生きて還る!俺が考えてるのはそれだけだ」

「応!」

セクトールの激に、剣の柄をカチンと合わせる

今回も頼りにしとるで、神官戦士!




道中は、これってぇもんもなく平和なもんやった
ちょっと寒い季節やけど、マント+迅鉄
これ最強

道中は景色もよく、物見湯残ならこれ以上はない
ぷかぷかとけぶる葉巻の煙が後ろに流れてく
もっとも、いざ任務にかかれば血なまぐさくなるんやろうけど、今は景色を楽しもう

「ん、なにしてんのアイリス?」

なんや合間を縫って木の枝に細工してる

「杖?」

なるほど確かに、山道にゃええな
松明代わりにもなるし

「頭回るなぁ、アイリス」

ふー、と煙をはきながら感心する
いや、見習わへんとな

ウチはウチで、ランタンの中に手頃な石を放り込んだ
前回、監察の仕事んときこれが役に立った

シャッターおろしたら光が漏れへんよう、詰め詰め、と

道中、ヴェンが笑えたったら
エリーズの説教......オソロシイ!

「まー、なんや、あれや、首狩りは軽い競争ならウチ参加するし」

もちろん、本気で競う気はないけれど、冒険が終わった後になにかしらのおまけがつけばそれでええ




代官宅に到着すると、騎士様とおぼしき人が出迎えてくれはった

>「遠いところをよく参られた」
「いやいや、仕事ですさかい」

「オランからの冒険者には幾度も世話になっている。
 この度も貴公らの助力を得ることができるのは喜ばしい限りだ」

「さて、方々、ひとまず荷を下ろして一息入れてこられては如何か。
 色々と話すべきこともあろうが、旅装のままで立ち話、というようなものでもあるまい」

「そうおすなぁ、ではありがたく一息つかせてもらいます」

廷内に集まったのは、ウチら一行と騎士様-エリクセン氏と、二人の従者はん

>「捜索を行って貰う場所についてだが」

おおう、いきなし本題か
けっこうせっぱ詰まってる?

地図を見てわやわやと

シリル、てぇ村はフリクセルの旦那はんが言ってたな
なんでも既に他の冒険者が出てるとな
まあ、範囲が大きいからなぁ
さもありなん

ウチらの担当はシリルと、ラテクっちゅう村

>「細々とした部分について私が口を挟む道理ではないが、まずはラデクを拠点に動かれるがよかろうと思う。
> 詳しい情報が必要であれば、ラデクで協力を得られるよう手配する。無論、泊まる場所も必要だろうから、そちらも。
> シリルまではここから徒歩で3日半、ラデクまでは更に1日。
> 食糧その他の消耗品については後ほど手に渡るようにしよう。
> この地図も写本を用意したゆえ、その写本をお持ちいただく。もう少々縮尺の大きなものも合わせてな。
ふむふむ
いろいろと事前情報があるのはありがたい
しかし、目撃情報なんかはどないやろ
やっぱしラデクで聞くのが早いか

>「ここローナムとの連絡要員としてこのふたりを貴公らに同道させたい。
> なにかあればローナムへ走らせてほしいのだ。
> 名はボリスとクラエス」
>「ボリス様、クラエス様、バーラーと申します。よろしくお願いいたします。」
「あ、こりゃどうも」

バーラーと一緒にぺこりとお辞儀
一通りの訓練は受けてるってことは、少なくとも自衛はしてもらえるってことか
ああ、この人らがおれば、遺跡なんかが出たり、状況が変わっても対応できるな
一安心
アイリスにウィンクする

>「私からはこのくらいだ。
> 出立は明朝としたいが、貴公らに不都合はおありかな?
> 無論、話すべきことや用意すべきものがあれば可能な限り承ろう。
> なければ明日からは山道だ。部屋を用意させたゆえ、せめて今日はゆるりと休まれたがよかろう」
「おおきに
 ちょぃと失礼......いあ、はすたぁ」

葉巻に着火する
ふいー、とりあえず今晩は屋根があるってことか
助かる......最近、ウチ横着になってる気がするな
ま、ええか

まずは現場に行ってから、かな
あ、せやせや

「エリクセンはん、冒険者が先行しとるってぇ話やけど、何組くらい行ってはります?
 あとは特徴とか
 場合によっては、合流なり互いの救援なりできるかもやし、伝令でつなぎつけたいから、他の人たちが向こうた村の名前がわかると助かります
 あとは、まあこういっちゃなんやけど、その人らが困ってた場合、援助した場合の報酬と、ウチらが困ってた場合の、送り報酬などなどなど」

本音を言うと、ウチらがガタガタんときに助けてもろたら報酬は値引きさせてもらわんと悪いってぇか、助けられたら、いくぶんか増額してやって欲しい
ウチらがそれを要求はせぇへんけど、まあ、ウチらは後発やしな

ほかにはないかな
避難民の受け皿については先に質問されてるし

「さて、働きますか」

勤労は義務
働きたくないでござる、とは誰の言葉やったか
働かなくちゃ食うにも困るし

--------------------------------------------------------------------------------------------------

他の冒険者達について聞きます
・めっぽう離れた場所に派遣されたか否か
・探索先がかぶった場合は、相互援助してよいか(報酬は変わらないか)

ライト用ランタン、今回も作ります
シャッターを下ろしたとき、外に光が漏れないよう、細工します
シーフ+器用度で降りますが、技能使用不可なら平目扱いでお願いします

いあ : ランタン作り 2D6 → 1 + 4 + (5) = 10 (02/14-18:17:36)

あと、無意味にティンダーで一服します
セッションのダイス目占いという感じで

いあ : ティンダー 2D6 → 2 + 3 = 5 (02/14-17:44:08)

いかん、低い

消費 コーヒー葉巻
買い物はなしで

ヴェン(シモン) 2013.02.14 [14:19]

**** ローナム道中 ****

「............」
マーファの司祭さんによる説法を聞かされたことで道中1週間は何もしゃべる気も何も考える気も
失わされる精神的ダメージを負った。
あいつら、神官のお面を被った悪魔の類いだろ...
嬢ちゃん(エリーズ)の話も苦痛を伴う呪いの類いかと思ったしな...
「<やれやれ、しばらく大人しくしとくか>」と独り言た。


その道中はというと、アイリスが色々と気を遣ってくれたおかげで助かった。
正直、冒険者になったばかりの俺には他の冒険者連中との移動は堪える。こいつらなんでこんなに速い?
山道は、山菜採りで慣れているつもりだったが、コイツらは化け物かと思うような早さで駆け上がっていく。

木の杖を振りかざし、「アイリス、コイツは助かるわ。」と大声で謝礼を言う。ミルに山道導いてとか言われた
気がしたが、一番後ろで足を引っ張っているのは俺だった。

そして、山ン中で一番生き生きしているのはアイリス。テメェだ!と心の中でツッコミを入れる。


(しかし、追加報酬のことが気になる。俺の夢が遠のいていく.........
糞、セクトールの奴め 忌々しい(怒 と悪態を付く)


(セクトールを含めて他の奴らはそもそも今回の依頼についてどう動くつもりなんだ?
本気でしっぽ巻いて逃げる気か?)

ローナム目前というところまで来た最後の夜間休憩時、たき火を囲んで全員がいる場で大きく声を発した。

「お前らの見立てを教えてくれ!釈然としねぇんからな。」

(説教部屋で嬢ちゃん(エリーズ)に言ったことと同じ事を皆に話した。)

「俺の見立ては2つだ。一つは統率されない妖魔が単純に増えただけ。もう一つは統率された妖魔の集団だ。
妖魔が統率されてないなら、何も気にすることなく調査結果を報告すりゃいい」

「だが、統率されているなら話は別だ。嬢ちゃん(エリーズ)の話じゃ。なんとかロードやなんとか
シャーマンは人間並に賢しいんだろ?」

「彼奴らも、そろそろ騎士団もしくは騎士団の斥候が来ると警戒してンでないのか? 駒が足りてないから襲ってこないだけで」
「妖魔どもが俺らと遭遇したら、妖魔の集団はどうするって考えている?」

「俺が妖魔の頭なら、騎士団の斥候(俺ら)にばれてしまった時点で騎士団が来る前に村を
襲って冬を越せるだけの物資を略奪しにかかるがな。あとは騎士団が来る前に速やかにシリル周辺からずらかる。」

「妖魔の集団が騎士団と正面から戦う理由はないだろ。人間が憎いなら村を潰して村を放棄させ、あとは蛇の街道を時間をかけて潰してやるだけで充分過ぎる。騎士団を相手すると被害の方が大きいからな」

「そもそも、奴ら(妖魔)にばれないように探索なんてできるのか?」

「妖魔に見つかった時点で殺さないとダメだよなぁ♪ 逃げられたら妖魔の本体が動くぜ。」

「俺が言いたいのは、俺らがこれからしようとすることは手に負えない藪蛇を突くことになる可能性だってあるってこった。」

「それで手に負えませんから、村を捨ててくれとは言えンのか?」と皆を刺激する。

「まぁ幸い。アイリスが早馬を依頼してくれた。
だが、優秀な馬でも1日走れても200kmだ。シリルからローナム、ローナムからシリルと移動しなきゃならないから
騎士団の応援が駆けつけるまで少なくとも2日以上だ。エリクセンとかいう騎士に聞かないと正確なことはわからんが...」

「大雨になったらダメだが、緊急時は『狼煙』をあげて騎士団へ連絡するっていうのはどうだ。
馬と狼煙を上手く使えば騎士団の応援はより早くつくんじゃねぇのかい?」


「あと村人に村を捨てて移動するっていうのもダメだ。村人が数人しかいないなら守りようもあるが、
老若男女何十人もが荷物背負ってチンタラチンタラ移動されたら襲ってくださいと言っているようなもんだ。
村の教会にでも突っ込んで、教会を1日2日ぐらい守ってなら、まだ現実味があるぜ」

「その上でお前らの見立てを聞いてやる」

**** ローナム到着 ****

シリルの方角を見て、天候を予測を試みた。アイリス、バーラー、セクトールにも天候予測を催促した。

======================
PL:シモン@ヴェンより

ヴェンは優秀な馬だと200kmと言ってますが、嘘八百です。
現実世界の普通の早馬だと40kmぐらいしか1日移動できません。
ちょー優秀なモンゴルの騎馬でも70から100kmぐらいが限界です。

フォーセリアの人間は丈夫。つまり、馬も丈夫に違いないという思い込みからの発言です。

狼煙は昔、青森と函館間で40kmぐらい先の狼煙を肉眼で確認することができたという記録があるので
そこそこ離れていても確認できるはず。

ヴェンの燃えさかる炎はマーファの司祭でも消えなかった。

◆ヴェンからPL皆さんへの質問です。
1.今回の依頼の見立てはどう考えているか?
2.妖魔にばれないように探索なんてできるのか?
3.出会った妖魔を見逃していいのか? 
  妖魔の集団に連絡されて取り返しの付かないことにならないのか?
4.村人に村を捨ててくれと説得できるのか? 
  村人眼前まで、妖魔がいるなら別だろうけど 普通は狼少年扱いじゃない?
5.仮に村人を抱えて移動するってなっても、訓練されてない老若男女。 早い奴も居れば遅い奴もいる。
  縦列に伸びた集団を6人で守れるのか?襲われるとなれば、村人は恐慌状態だ。人の話なんか聞くのか?
6.緊急時にもっと早く騎士団を呼ぶことはできないのか?
7.村人を守る最良の方法は? 
  本当に村人抱えて逃げることなのか?

ヴェンの主張は以下。
1.妖魔は見敵必殺であるべし。 (相変わらずブレない。
2.緊急時は馬と狼煙を使って騎士団を呼べが早くならないか? (New
3.緊急時は村で籠城 (New
4.縦列に伸びた恐慌状態の村人は守るのは無理だろ (New 

本人は妖魔全殺しじゃないだけ、少し妥協つもり。 

◆シリルの方角の天候予測
シモン@ヴェン : 天候予測 2D6 → 2 + 5 + (3) = 10 (02/14-14:24:51)

アイリス(一葉) 2013.02.13 [23:07]

> 「だからこそ、この身に代えても守り通す
> 「だからと言って、仲間も見捨てるようなことはしない。目の前で仲間が倒れるのはもう見たくはない」
> 「全員生きて還る!俺が考えてるのはそれだけだ」

 

 セクトールの横顔は、悟りきった隠者のように迷いがない訳でもなく、空に浮かんだ雲のようにふらふらと定まらない訳でもなく、ひたむきに真摯に見えた。そこがむしろ、あたしには自分としっかりと向き合っていると感じられる魅力的な顔だった。
 彼にみたいに素直になれないあたしにはちょっと眩しくて、あたしは茶化すようにけらけら笑って頷いた。

「おう、期待してるぜー」


 * * * * *


 ローナムへの道中は特に苦労はなかった。
 そもそも道がある時点で楽な訳で、そこに致命的な暑さも寒さも加わらず、妖魔や山賊などの危険とも出会わないときて、更に行き先が分かっているのだから憂いは何もない。
 ただ、これだけ条件が揃うと逆に暖かい食事が恋しくなるのだから、人間という生き物は誠に欲深い。

 普段は腰に巻いているマントで体を包み体温を落とさないように注意しながらではあったが、色彩豊かな森や山の風景を楽しむ余裕さえありながら旅路は進んだ。つづら折の山道で高低差がある場合、てっぺんから見下ろす風景は中々面白みがある。次の風景画の構図にできないかと、何度か指で風景を切り取って記憶しておく。

 ローナムまでは二週間の道のりだった。
 時間だけはたっぷりあったので、あたしは道すがら手頃な木の枝を探し、野営や食事の時間、果てには平坦な道なら歩きながらダガーでそれらの形を整えておく事にする。材質は強度より軽めの木を選び、長さは皆それぞれの背丈に合わせて微調整し、表面を削って滑らかにしていき、最終的に六本の木の杖を作成した。
 山道に慣れている場合はともかく、慣れていない場合は体力の消耗がとても大きい。消耗するだけ足を痛めて傾斜を踏み外すなど危険も増える。だけど杖が一本あるだけで疲労の溜まり具合は大きく軽減されるし、足元も安定する。場合によっては火種にもできるし、捨てるのも簡単なので。便利なんだよコレ。


 * * * * *


 さて、ローナムはフリクセルの言通り比較的大きな町だった。
 騎士団が常駐しているだけある。恐らく蛇の街道とフラナリー街道の分岐点として物流上も何かと都合がいいんだろう。
 ある程度融通が必要な準備は、ここでしておかないといけなそうとだけ、気にしておく。

 フリクセルから紹介された騎士エリクセンとは、代官の邸宅で会う事ができた。
 貴族サマのお屋敷よりは随分と馴染みやすいけれど、あたしからしてはまだまだ落ち着かない環境である。

 

> 「遠いところをよく参られた」
> 「オランからの冒険者には幾度も世話になっている。
>  この度も貴公らの助力を得ることができるのは喜ばしい限りだ」
> 「さて、方々、ひとまず荷を下ろして一息入れてこられては如何か。
>  色々と話すべきこともあろうが、旅装のままで立ち話、というようなものでもあるまい」

 

「アイリス・リトルトンです。オランはフリクセル様から、エリクセン様を訪ねるようにと言われて参りました」

 厳ついオッサンではあったけど、話せる手合いのようでほっとする。
 皆に合わせるようにあたしも名前を名乗り、しばしの間言葉に甘えてくつろがせてもらった。


 * * * * *


 休憩の後、再びお仕事の話である。
 エリクソンは実直な男らしい、すぐに地図を広げて直接的な話を始めた。

 あたしたちの探索場所は、エフライム川を渡った先、シリルを越えてラデク周辺、との事。
 また、あたしたち以外にも雇われ冒険者がいるらしい。私たちだけで広大な山々を調べるなんて無理だからね。納得できる話。
 拠点はラデクを推奨。特段異論はない。宿や食料などの手配、それと地図ももらえたので上々。

 そしてエリクセンは、部屋にいた二人の従士をあたしたちに紹介した。
 お願いしていた伝令要員だろう。ボリスとクラエス。名前をしっかりと覚えておく。
 二人はエリクセンに命じられて、一礼して部屋を出て行った。
 あたしは二人が退出する前にへらっと笑って手を軽く振っておいた。なに、話しやすそうなヤツがいると思って親しみを持ってもらえれば上出来上出来。

 

> 「私からはこのくらいだ。
>  出立は明朝としたいが、貴公らに不都合はおありかな?
>  無論、話すべきことや用意すべきものがあれば可能な限り承ろう。
>  なければ明日からは山道だ。部屋を用意させたゆえ、せめて今日はゆるりと休まれたがよかろう」

 

「えーと、お心遣い病み入ります、エリクセン様。明朝の出発、あたしは異存ありません。
 それに備えて、早速ですが教えて頂きたい事があるんですがー」

 そう言ってあたしは質問を切り出した。

「我々がオランからここに到着するまでの二週間、何か目立った動きがあればお伺いしたく」
「例年、妖魔が目撃されやすい地点があれば押さえておきたいのですが、ありますでしょうか」
「また、今年目撃された妖魔の位置や風体などを、可能な限り教えて頂きたいのですが」
「我々以外にも冒険者をお雇いだそうなので、そのあたりについてもいくつか。
 彼らと我々は協力関係にあって競争関係にはないと考えてよろしいでしょうか。
 協力関係を築けるのであれば、彼らの風貌と人数、複数であれば組数、担当地域、そして情報交換を行ってよい旨のお墨付きと、我々が彼らにとって信頼に値すると証明できる何かが欲しいのですが」

 現場的な状況――例えば妖魔の出現場所などは、ここで大局的な情報を仕入れ、シリルとラデクで実際的な情報を仕入れ、互いをすり合わせて考えた方がより正確だろう。
 川、橋、森、山の様子や規模などはここで確認しても直接確認しても大差ないと考え、省く。

 ああそれにしても、カチンコチンの態度は肩が凝る......


 * * * * *


 エリクセンとの話を終え退出する際に、ふと思いついたのでエリクセンに聞いてみた。

「あー、エリクセン様。ボリスさんとクラエスさんと、今日中にキチンと挨拶する事ってできますか?
 いやあ、しばらく旅を共にする訳ですから、仲よくしておきたいなあって」

 へらっとわざと軽そうに笑って言う。
 まさか、どれくらいの練度の兵か、緊張しない場で話して引き出しておきたい、なんて言えるはずもねえし。


 あと、休む前に皆に作った杖の事を伝えておく。

「明日から山道って事で、少しでも歩くのが楽になるよう杖を作ったよ。
 特に野外活動に慣れてない場合、長々と歩くと大分楽になると思う。良かったら使ってねー」

 さあ、明日からまた旅路を往かねばならない。せめて今日はゆっくり存分に惰眠を貪るぞ!

 

==============================
PL@一葉より:
 思い付いたらやっておこうという方針!

■行動補足
 ◆ローナムへの道中、徒歩の補助用の杖を自然の素材でパーティ分(六本)作ります。
  と言っても1m強程度の長さの枝を見繕って、持ち手などを削って整えるだけです。プライスレス万歳。
  ※フレーバーみたいなものです。役立てばラッキー。作成自体NGであれば修正します。
 ◆エリクセンさんに質問を投げかけます。以下、要点をまとめておきます。
  ・オランからローナムへの移動中(二週間中)に目立った問題は発生していませんか?
  ・例年の妖魔情報を聞きたいです(オランでより詳細が聞けると踏んで)。
  ・今年の妖魔情報を聞きたいです(オランでより詳細が聞けると踏んで)。
  ・雇ったという他の冒険者について、出会ったら協力して良いですか? 良い場合は身元証明の一筆とか欲しいです。
   また雇った冒険者の数や名前など、お互いを認識する為の情報が欲しいです。
 ◆伝令要員の二人と出発前に挨拶し直したいと提案します。

■今後について
 明朝出発問題ありません。ローナムで使える時間があるなら、従士さん達と交流しておきたいです。
 買い物はテントを最後まで悩みましたが、エリーズさんが持っているのであてにさせて頂きます!w
 また次の進行でラデクまで行く可能性を考慮して、アイリスは道中以下の事を可能な限り能動的に注意します。
  ・妖魔ないし怪しい姿を目撃しないか。
  ・道の整備状況。
  ・川の大きさや流れなどの規模。橋の作り。
  ・森の深さ。
  ・山の険しさ。
  ・シリル(ないしラデク)の人口などの規模。
  ・シリルで時間があれば、例年と今年の妖魔出現状況の聞き込み。
  ・シリルに雇われ冒険者たちがいれば、接触と情報交換。

以上です(・ω・)

エリーズ(ターナー) 2013.02.13 [22:16]

>「げえ......なんでもって妖魔はそんなんばっかなんだ」

「暗黒神ファラリスの尖兵ですからね」

一応、妖精界の大地の妖精なのですが
とてもドワーフと同じとは思えませんよね

 

>「セクトぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおルぅううううう...!!!!!(号泣)」

何かを叫んでいるようですが無視です。
お仕置きです。説教です。

>「・・・晩飯の支度は俺の方でやっておこう。
>あと、なんか買ってくのはあるか?」

「特にないかと、買い物は今日、カレーの予定でしたので」

残っている食材などを伝える。
さぁ、はりきって行きましょうか

・・・・・・・
結局、司祭様に明日早いのだからと言う事で
三十分ぐらいで追い出された。
始終後ろで司祭様が笑顔だったのが気になる。

夜寝る前、セクトさんが就寝する前に引き止める。

「あ、そうそう寝る前に何ですが」

顎を上げてくちびるの力を抜いてセクトさんの頬に口付けする。

「これ、私自身の意思ですから。
貴方が好きだからですよ、セクトール」

別に言われたからやった訳じゃないです。
ただこう言う機会がないとできない気がして
そう言う意味ではヴェンさんはありがたかったりして

・・・・・・
翌朝、ローナムへ出発して2週間程してたどり着いた。
流石に、水浴びとかしたいです。

>「オランからの冒険者には幾度も世話になっている。
>この度も貴公らの助力を得ることができるのは喜ばしい限りだ」

「はい、よろしくお願いします。」

>「ここローナムとの連絡要員としてこのふたりを貴公らに同道させたい。
>なにかあればローナムへ走らせてほしいのだ。
>名はボリスとクラエス」

「マーファ神殿で読師を務めているエリーズ・モーティマーですよろしくお願いします。」

ぺこりと頭を下げる。

>なければ明日からは山道だ。部屋を用意させたゆえ、
>せめて今日はゆるりと休まれたがよかろう」

>「ありがとうございます。エリクセン様、
>長旅で少し疲れましたわ」

お腹の音がなる・・・・私じゃないですよね
音の主を探すもわからない

「あの、公衆浴場とかありますか?」

・・・・・・
PLより
買い物とかは
ロープ30m・羊皮紙10枚・松明6本をなんとなく購入

質問はシリルとラクデの人口ってどれくらい?

シモンさん、司祭さまのお説教は冒険が終わってから
と言う事にエリーズの方は日常で

セクトール(ハインツ) 2013.02.13 [11:52]

「くッ! この青二才、お前と決闘しても金にならんだろがぁ!!!!(怒)」

 「金のために冒険者やってると思ったら大間違いだ!俺は、俺を磨くために冒険をしてるだけだ!」

マイリーの教義、は「勇気ある戦い」そんな鉄の板っきれの為に戦うことこそ愚かだ

「だがしかし、この決闘、断る理由はねぇ!」
「ここにいる者達が証...!?」
「あ、ヴェンさん。お時間頂いてよろしいでしょうか?」
エリーズのあの笑顔は・・・!
 

「賭け事はまぁスルーしましょう。ですが女性を商品扱いし
まして当人の同意も無し。いけない事です。」

ガッチリとヴェンの腕を掴んでマーファの神殿へと歩き出す

これは・・・まさか・・・

「さぁ、行きましょうかマーファ神殿に司祭様のお説教です。
ご安心ください。明日の明朝には間に合うようにお願いしますので、ああそれとも今ここで私のお説教聞きますか?」

 

やっぱりお説教だー!!

 

エリーズさん、怒ってたんだろーなー。すごい気迫を感じる・・・

 

「あ、セクトさん。また後で」

「・・・晩飯の支度は俺の方でやっておこう。あと、なんか買ってくのはあるか?」

やや棒読みでエリーズの笑顔に応える

さて、今日は何が安かったかなー

「セクトぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおルぅううううう...!!!!!(号泣)」

「・・・お達者で」

ヴェンにはそれしか言えなかった

 

「エリーズ、いい子だね。セクトールもエリーズの為だからアレだけ言えるんでしょ。
 野暮だけどさ。大事にしなよ」

アイリスに腕を軽く叩かる

「だからこそ、この身に代えても守り通す

・・・と、言いたいが。俺もエリーズもまだまだ一緒にいたいし、2人でやらなきゃいけないことがまだまだ残ってるからな」

お互いの両親に顔合わせとかな

「だからと言って、仲間も見捨てるようなことはしない。目の前で仲間が倒れるのはもう見たくはない」

「全員生きて還る!俺が考えてるのはそれだけだ」

 

 ===============================

翌朝、ローナムへと旅立って二週間後にたどり着く

エリクセン氏の話では他にも冒険者を雇って調査をしているらしく、俺らが担当するのはシリルからラデク近郊の山の中

「ここローナムとの連絡要員としてこのふたりを貴公らに同道させたい。
 なにかあればローナムへ走らせてほしいのだ。
 名はボリスとクラエス」

「マイリー神官のセクトールだ」

伝令役の2人はそれなりには剣は使えるとのことだ

「私からはこのくらいだ。
 出立は明朝としたいが、貴公らに不都合はおありかな?
 無論、話すべきことや用意すべきものがあれば可能な限り承ろう。
 なければ明日からは山道だ。部屋を用意させたゆえ、せめて今日はゆるりと休まれたがよかろう」

「まず、前にも此処らへんあたりで妖魔の繁殖が何処らへんであったかを聞きたい。もう一つは、過去にシリルからラデクまでの間で妖魔に強襲されたことがあったかということもお聞かせ願いたいな」

-------------------------------------------------------------------------

PL

自分の方で特に買うものも無いのでこのまま大丈夫ですー

んで、聞きたいのは

・過去に妖魔は何処で繁殖してた?

・シリルからラデクまでに妖魔に襲われた事件はあった?

というくらいです!

バーラー(コレステロール満載) 2013.02.13 [05:18]

わたくし達はやっとローナムに辿り着き、エリクセン様と仰る方が出迎えてくれましたわ
わたくしは、エリクセン様に御辞儀をし自己紹介をいたしましたわ
------------------------------------------------------------------

「ここローナムとの連絡要員としてこのふたりを貴公らに同道させたい。
 なにかあればローナムへ走らせてほしいのだ。
 名はボリスとクラエス」

「ボリス様、クラエス様、バーラーと申します。よろしくお願いいたします。」

わたくしは、そっと頭を下げましたわ

「私からはこのくらいだ。
 出立は明朝としたいが、貴公らに不都合はおありかな?
 無論、話すべきことや用意すべきものがあれば可能な限り承ろう。
 なければ明日からは山道だ。部屋を用意させたゆえ、せめて今日はゆるりと休まれたがよかろう」

「ありがとうございます。エリクセン様、長旅で少し疲れましたわ」

くーー
あらっはずかしいわ、お腹がなりましてよ

PL-----------------------------------------------------------------------
 LainGM様、お疲れ様で御座います。

 明朝OKです。
 聞きたい事はありますが、疲れてお腹がすいたという所で・・
 
 聞きたい事は
 1.ここからラデクまでの間にも出現した事があるのか?
 2.どの方角から現れるのか?もしくは現れることが多いのか?
 3.シリルよりこちら側にも出現するのか?
 4.シリル、ラデクはまだ無事なのか?

 ですが、細々とした事かな?と思うので止めておきます。
 それとバーラーはそこまで頭が回らないとも思われ

GM(Lain) 2013.02.13 [00:31]

 話に一区切りがついたところで、フリクセルは使用人に、では、と目配せをする。

 差し出されたトレイの上には金貨銀貨の入った小袋と、そして一通の書状。

 『この書状を持つ者のローナムまでの旅程について、宿泊および酒食等、必要な便宜を図るよう。所要の費用はアンセルム子爵家宛請求されたい』

 書状には、署名とともにそのように記してある。
 小袋には前金――報酬の2割に相当する額、960ガメルが入っている。

「お持ちください。
 ああ、ローナムへは、およそ半月のうちに冒険者が着く予定である旨を伝えてありますので、どうかそのように」

 蛇の街道の半ほどにあるローナムへは、オランから2週間ほどの道程だ。
 今すぐとは言わぬまでも、数日内には発たねば間に合わなくなるだろう。

 翌朝、オランの北市門が開かれると同時に、冒険者たちは北へと発った。

※ ※ ※

 ローナムへの行程は平穏なものだった。
 寒くなりはじめる時期ではあるが、マントでも羽織ってしまえばさして気にする必要もない。

 色づき始めた森を抜け、つづら折の山道を歩き、予定通り2週間の旅を終え、一行はローナムに到着する。

 ローナムを治める代官の邸宅で三人を迎えた騎士は、エリクセンと名乗った。

「遠いところをよく参られた」

 厳つい顔をほころばせて歓迎の意を表する。

「オランからの冒険者には幾度も世話になっている。
 この度も貴公らの助力を得ることができるのは喜ばしい限りだ」

「さて、方々、ひとまず荷を下ろして一息入れてこられては如何か。
 色々と話すべきこともあろうが、旅装のままで立ち話、というようなものでもあるまい」

※ ※ ※

 四半刻ほどの後、一行は邸内の一室に集まった。
 六人とエリクセンのほか、ふたりの従士が呼ばれている。

「捜索を行って貰う場所についてだが」

 前置きなく、単刀直入に本題を切り出す。

「まずはこれを」

 地図を二枚、テーブルの上に広げた。
 一枚は先日、セレンソン邸で見たものだ。

snake_02.png
「こちらはすでに見ておられよう。
 このシリルの先あたり、ここが目立って目撃の報の多い場所だ。
 貴公らの来着に先立ち、ここローナムでも冒険者を募っていくつかの村へ派遣している。
 ローナムから遠ければそれだけ時間もかかるゆえ、わずかであっても早く情報を得たかったのでな」

 このあたりの村になる。
 そう言いながら、北へ向かった街道が一度折れ、東へと向かうあたりを指でなぞる。

 そのようなわけで、と彼はもう一枚の地図を示した。

「貴公らに担当して貰うのはここ、ということになる」

04.png 中心部に村を示す印があり、その傍らにラデクと書いてある字が読める。
 南にも同様に村。こちらはシリル――さきの地図にも載っていた村だ。

「細々とした部分について私が口を挟む道理ではないが、まずはラデクを拠点に動かれるがよかろうと思う。
 詳しい情報が必要であれば、ラデクで協力を得られるよう手配する。無論、泊まる場所も必要だろうから、そちらも。
 シリルまではここから徒歩で3日半、ラデクまでは更に1日。
 食糧その他の消耗品については後ほど手に渡るようにしよう。
 この地図も写本を用意したゆえ、その写本をお持ちいただく。もう少々縮尺の大きなものも合わせてな。
 それから、」

 一旦言葉を切ってふたりの従士を振り返り、

「ここローナムとの連絡要員としてこのふたりを貴公らに同道させたい。
 なにかあればローナムへ走らせてほしいのだ。
 名はボリスとクラエス」

 目顔で促すと、ふたりは一歩進み出て冒険者たちに挨拶をした。

「ふたりとも一通りの訓練は受けているゆえ、己の身を守ることはできよう。
 馬もそれなりに乗りこなすし、妖魔と矛を交えた経験もある。
 急報や伝令の要があれば、遠慮なく使って貰いたい」

 ではお前たちは出る支度を整えるよう、とエリクセンは従士ふたりに命じ、ふたりは一礼して退出した。
 ふたりの背中を視線で追って、騎士は冒険者たちに向き直る。

「私からはこのくらいだ。
 出立は明朝としたいが、貴公らに不都合はおありかな?
 無論、話すべきことや用意すべきものがあれば可能な限り承ろう。
 なければ明日からは山道だ。部屋を用意させたゆえ、せめて今日はゆるりと休まれたがよかろう」

-------------------------------------------------------
■GMから

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 ローナムへ移動いたしました。
 オランでの買い物はまだ可能ですので、もし買い忘れたものなどあれば今のうちにどうぞ!


>みなさま

 ローナムの子爵代官邸で、予定通り騎士・エリクセンと会うことができました。
 エリクセンは基本的に協力を惜しまない方向のようです。

 ここまでで、道中必要な食糧・現地での宿を含む協力要請は取り付けることができております。
 また、注文のあった地図と伝令要員は確保された模様です。

 ほかになにかあればエリクセンに注文なり質問なりをどうぞ!

 なければ更に翌日に時間を進めます。




アイリス(一葉) 2013.02.12 [21:40]

> 「ホブゴブリンは人間と体格は同じくらいで力も強く厄介です。
>  シャーマンは精霊魔法と暗黒魔法の使い手です。
>  ロードはその名前の通りゴブリンの統率者で知力も高く
>  狡賢いです。オーガーは2mを越す巨人で力も強く人肉を好みます。」

 

 妖魔についてエリーズから教えてもらう。うんうん見込み通り物知りだ。
 だけど内容自体は、あたしとしては眉が寄らずにはいられない。

「げえ......なんでもって妖魔はそんなんばっかなんだ」

 すっぱいブドウに手を出す必要はない。それで暮らせるならドングリを甘いと思って食べればいい。
 皆がどう思っているにしろ、危ない橋は渡らないに越した事はない。
 もちろん、渡らざるを得ないなら八方手を尽くして渡りきるまで、だけど。

 

> 「あ、ヴェンさん。お時間頂いてよろしいでしょうか?」
> 「賭け事はまぁスルーしましょう。ですが女性を商品扱いし
>  まして当人の同意も無し。いけない事です。」
> 「さぁ、行きましょうかマーファ神殿に司祭様のお説教です。
>  ご安心ください。明日の明朝には間に合うようにお願いしますので、ああそれとも今ここで私のお説教聞きますか?」
> 「あ、セクトさん。また後で」
>
> 「セクトぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおルぅううううう...!!!!!(号泣)」

 

 笑顔のエリーズに連れられて行くヴェン。
 ああ、あの哀れな子羊にヴェーナー様の加護があらん事を。いや、いらないかな。

 ヴェンが賭け云々の話をした時に、エリーズがセクトールの様子を見ていたのをあたしは知っている。
 セクトールがどんな返答をするのか気になって仕方がない、という風に見えた。
 セクトールの啖呵も決してただの勢いだけじゃないも、あたしにも雰囲気で分かった。

「エリーズ、いい子だね。セクトールもエリーズの為だからアレだけ言えるんでしょ。
 野暮だけどさ。大事にしなよ」

 呆れたように笑ってエリーズとヴェンを見送りながら、あたしはセクトールの腕を軽く拳で叩いた。

 

==============================
PL@一葉より:
 繋ぎです!
 セクトールとエリーズの信頼関係にニヤニヤしてます(・w・)

GM(Lain) 2013.02.12 [01:27]

> 「申し訳御座いません、貴族様・・・ですわね

「ご厚意を無碍にするようで、こちらこそ申し訳ないことを」

 済まなさそうな表情で一度言葉を切り、すこし考えて続ける。

「身体を動かさぬ限りは、そう苦しいということもないのです。
 お察しのとおり肺の病ですが、もう随分と長いものでしてね」

 ――付き合いにも慣れました、ですからご心配には及びません。
 どこか達観したような響きだった。

※ ※ ※

> 「うーんと、そんじゃ七日目で巣をめっけたとして、その討伐は目的ではない?
>  ウチらで追加日数かけて潰しすのと、委細場所報告のみにするんと、どっちがええおすやろか?」

「先ほども申しましたが、討伐そのものが依頼の目的ではありません。
 ゆえに、ご報告をいただければ報酬はお支払いします。
 無論、妖魔どもの塒を潰すなり、妖魔どもを討伐するなりしていただけるのであれば、領主としてそれに越したことはありません。
 これも先ほど申し上げたとおり、追加の報酬をお支払いしましょう」

> 「そーねえ、やっぱり、まずは地図かな。地図がないと難しいよ。

「地図はローナムで手に入るよう、手配しましょう」

 言いながら、羊皮紙になにかを書き付けてゆく。

「ほかに入用のものがあれば、書き加えておきますが」

>  あ、フリクセル様。その場合の村民たちの避難の受け皿は、どのあたりが候補でしょうか?」

「避難は最悪の場合、と想定しております。
 街道沿いの村ですから、村を放棄することは街道そのものの遮断に直結します。
 そしてフラナリー街道は蛇の街道の側道です。
 つまり、蛇の街道が何らかの理由で通行不能となった際の代替路です。
 そこが遮断されるということは――」

 王国北部の孤立まであと一歩、という状況になることを意味する。

 曇らせた表情を、しかし子爵は笑顔に戻して続けた。

「しかし、であればこそ最悪の場合の対応策というのは持っておくべき、ということでもありますね。
 村人を避難させるのであれば、最終的にはローナムまで退避させざるを得ないでしょう」

 そこまでの間の村では、余力が小さすぎて避難民を受け入れられない。
 ローナムならば規模が大きく、騎士も常駐している――つまり何かと無理が利く。

「具体的なことについては、ローナムでお会いいただく騎士、エリクセンに検討を指示しておきます」

 それでよろしいですね、と、確かめるように子爵は問うた。

> 「あたしからは最後ですが、状況によっては"即時報告"と"追跡調査"を天秤に掛けられなくなる事もあり得ると考えますので、

 話しはじめたアイリスに、子爵は興味深げな視線を送る。

>  その場合に備えて可能であれば専任の伝令要員、それも早馬を一人は逗留先の拠点に用意頂けると安心かなあと。
>  もちろん我々自身からも要員は割けますが、その、あまり人手を分けるのも好ましくないと思うので」

 最後まで聞き終えて、愉しげな笑みを浮かべた。

「実に――実に、理に適ったお話ですね。
 これもエリクセンに伝えておきます。従士を出せるよう、手配をしましょう」

 子爵は羊皮紙にふたたびペンを走らせる。
 最後にすこし考えて、なにかを書き加えた。

※ ※ ※

>  まぁ、どんな奴でもボコるんだけどな ガハハ
> 「妖魔相手なら20首ぐらい取りたいもんだな。」

「頼もしいことです」

 ヴェンの言葉に、子爵は笑って頷く。
 ヴェンの大言を自信の表れと見たか、はたまた稚気を逆に好ましいと感じたのか。

 賭け云々の件にも、その後のどこか険悪なやり取りにも、特に感情を害した様子はない。
 捜索とはいえ何かあれば荒事になりかねない、という依頼に当たるには、こういった人物も有用、と考えているのかもしれない。

※ ※ ※

> 「おし、んじゃウチらにお任せくださいな
>  心配せんと......てのはまあ無理かもしれへんけど、あんまし思い詰めんでくださいな」

>  それでは吉報をお待ち下さい。なあに、なんとかなります。きっと。あはは」

「よろしく頼みます。
 吉報を、お待ちしていますよ」

-------------------------------------------------------
■GMから

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 続けてレスレス。

>みなさま

 だいたいここまでは拾ったかと思われますがいかがでしょうか!

 ・地図
 ・伝令要員+馬

 このあたりについては承りました。
 ローナムで手配されることでしょう。

 ほかにローナムや現地で入用のものがあれば(そして依頼人が手配できそうなものであれば)、今ここで言っていただければ手配して貰えそうです。

 買い物等も含めて、準備の一環としてどうぞ。

 このあと、ローナムまで進める予定でございます。
 進行予定としては12日か13日くらいを想定しておりますー。

ヴェン(シモン) 2013.02.11 [21:53]

> 「俺とやり合いたけりゃそんな御託や賭け事なんざ捨てて果たし状や宣戦布告の一本でも持って来い、
> テメーも漢ならそれぐらいの覚悟を見せやがれ!」


「くッ!(こいつ、金に疎すぎるぜ。) この青二才、お前と決闘しても金にならんだろがぁ!!!!(怒)」と
怒声を発したが、セクトールからの決闘の申し入れについては嬉しさが
こみ上げる。(コイツと戦えるのは楽しみだぜ♪)

「だがしかし、この決闘、断る理由はねぇ!」
「ここにいる者達が証...!?」
> 「あ、ヴェンさん。お時間頂いてよろしいでしょうか?」
> 頭を下げる。勿論笑顔でだ
> 
> 「賭け事はまぁスルーしましょう。ですが女性を商品扱いしまして当人の同意も無し。いけない事です。」
> 腕を掴もうと手を伸ばす。

大仰に、両腕を広げて、決闘の証人とさせようとしているとき、エリーズに腕を力強く掴み取られた。
「あ、あ"れ」 
振りほどこうと思ったが、がっしり腕を掴まれている...

横を見るとコイツはマーファ神官...ゴクリ。
エリーズに手を出すのは非常にマズい。将来、俺が農場を営むときに非常に困る。

> 「さぁ、行きましょうかマーファ神殿に司祭様のお説教です。
> ご安心ください。明日の明朝には間に合うようにお願いしますので、ああそれとも今ここで私のお説教聞きますか?」
> 
> 私はそれでも構いませんが(ゴゴゴゴゴゴ
> 「あ、セクトさん。また後で」


「セクトぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおルぅううううう...!!!!!(号泣)」という断末魔を大声で叫びながら、エリーズに連れられて行くのであった。

==================
PL:シモン@ヴェンより


残念ながら、ヴェンは自分の農場を手に入れるがために、一攫千金を狙った冒険者。
マーファの神官には逆らえません...。今後、農夫に戻った暁には、マーファの神官には春と秋の歳事を仕切って貰わないと
非常に困るので敵対行動ができません。お手上げです。

神の祝福のない農場では、さすがに不作が続きそうです。

日常日記的なことをセッションに持ち込めないかと試みてみましたが、これは、話に絡めない人が困るおよび進行が遅れる元凶に
しかならないということがわかったので、程々にしたいと思います。気分が害された方がいましたら、申し訳ございませんでした。

ハインツ@セクトール様へ
決闘を申し込もうと思ったのですが、このセッションで頑張るのは無理だと判断し、断念しました。
でも、種は蒔いたので日常日記でチャンスがあれば狙いたいですね。
個人的な思いですが、セクトールのキャラクタシートにヴェンの名前を刻めたらと思います。
ところで、「宣戦布告の一本」って、イキナリ相手に攻撃を仕掛けるってことですか?


ターナー@エリーズ様へ
司祭さまとエリーズ神官様両方で、問題ございません。
くどくどと説法を仕方なしに、拝聴させて頂きます。

懺悔室に入れられるとしたら、将来農場を買い、農夫となることが夢であることを伝えます。あと、そのための協力を求めます。

日常日記で差し支えなければ、展開してもOKです。

■今後の展開
しばらく、説法を聞かされ続けたヴェンは耳鳴りのように響く説法のため、ボーっとしてます。


バーラー(コレステロール満載) 2013.02.11 [08:58]

>「......バーラー、いっそウチら二人で付き合うか
>百合の世界もええかもしれへん」

>「そそんな、マーファ神官的に反対です。あ、でも魔術師の方は
>シェイプチェンジで性転換できるって言うし。
>あれ?反対する理由が」

「えっシェイプチェンジ??ミル様は・・・男性なの??」

わたくし頭がおかしくなってまいりましたわ?
もしかして、わたくしの追いかけている冒険者様は女性??
知らないことが多いわね
もっとお勉強しないといけませんわね

---------------------------------------------------------
>「こちらのご婦人に害意も悪意もないことは解るでしょう。
>そう気色ばむものではありません」

>「堅苦しい形式などは取り払いたいところでもありますが――」
>「彼らには彼らの役目と立場があります。
>主人たるわたしが彼らをないがしろにすることはできません」

「申し訳御座いません、貴族様・・・ですわね
 わたくし初めてお会いいたしましたので、御迷惑をおかけするかもしれません
 その時はまたしかってくださると助かりますわ」

へー貴族様って大変のようね?
エリーズ様ありがとう・・エリーズ様に微笑みましたわ
-----------------------------------------------------------
>「ホブゴブリンは人間と体格は同じくらいで力も強く厄介です。
>シャーマンは精霊魔法と暗黒魔法の使い手です。
>ロードはその名前の通りゴブリンの統率者で知力も高く
>狡賢いです。オーガーは2mを越す巨人で力も強く人肉を好みます。」

「魔法は怖いわね、おがって2mもあるのね
 はじめてみたらびっくりするかしら?」

「大変そうね、でも、がんばりますわ」

-------------------------------------------------------------
PL 
装備は特殊なものは無いので、全て持って行きます。
明日でOKです。

互換表示だとボールドも対応してるみたいで、便利

前は、ボールドにできなかったので

セクトール(ハインツ) 2013.02.11 [00:08]

>「ところで、ミルさんとバーラーさん縁結びの方どうなりましたか?」

>「げほっ!」


いきなりエリーズの振りにミルはむせてた

>「エ?リ?ズ?
> なんやのん、自分は相手おるから余裕ってか?
> ゆとりか、それは相手がおる余裕なんか? そうなんか?


笑いをこらえて、腹を抱えてがらそのやり取りを見る

> セクト!
> 何をごにょごにょ言うとんねん」

「わりぃわりぃ、エリーズもそういう意味で言ったわけじゃないんだ許してくれや」

>「んん、にーちゃん、エリーズと付き合ってるんか? やるなぁ」
>「どこまで済ましたんだ? キスは終わったんか?」


ヴェンから次々と質問投げかけられる

> 「俺が恋のキューピッドになってやらんこともないぞ うへへ(下衆)」

・・・

「下衆いこと言ってると締めるぞ?」

とドスを効かせて睨みつける




=================================

>「手に負えぬ妖魔の群れに行き当たった場合の判断はお任せいたします。
> ここであれこれと私が言うよりも、実地にそれを見るあなた方の判断を、私は信頼します。
> ただ、その場合は、群れが向かうと思われる村に必ずその旨の報を入れ、村人の避難を促していただけますよう」


要は村民の人命を最優先か

「わかりました」

幸いなのはその手の類が出てこないこと。なんだろうが、最悪俺らが時間稼ぎしてその間に避難させる必要もあるのか・・・

「そのような事がないのが一番なのですが、有事の際は避難させる為の部隊の手続きをお願いします」

一応保険はこれで掛けたっと


>「にーちゃんなら、妖魔相手にいくつ首が取れる?」

「・・・は?」

>「妖魔相手なら20首ぐらい取りたいもんだな。」

「・・・討伐は副次的な目的だ。あくまでも妖魔の巣の捜索が目的だぞ、勘違いするな」

俺より年上と思うが、戦闘の経験が少ないのか

>「ただ調査依頼をこなすだけじゃ、つまらない。妖魔の首数で賭けをしないか? 腕に自信があるなら受けて立ってくれるよな。」


「・・・はい?」


冒険者としての依頼を遊び感覚で見るのか?


>「一番多く妖魔の首を取った者には、そーだな。エリーズの口吻なんかどうだい?マイリーの神官なら、もとい男なら、この話で引くのも格好がつかないよな?」


「・・・それで俺を煽ってるつもりか?」


ヴェンを睨みつける。今度のは警告の意ではなく


「俺とやり合いたけりゃそんな御託や賭け事なんざ捨てて果たし状や宣戦布告の一本でも持って来い、テメーも漢ならそれぐらいの覚悟を見せやがれ!」


考えたら、昔だったら意気揚々と挑んでたけどスキュラに噛まれ、味方から電撃もらったりと色々経験して俺も丸くなったなと思うよ


> 「セクト、ヴェン、お願いや、山道導いて」


「・・・やってみる」


この前の経験があったとはいえ、まだまだレンジャーとしての経験は浅いからな・・・


>「おし、んじゃ明朝あたり出発かな?」

> 「オーケーミル。やっぱり朝一だよねぇ。
 それでは吉報をお待ち下さい。なあに、なんとかなります。きっと。あはは」

「俺も異論はない。」


-------------------------
PL
こっちも特に買うのはないので大丈夫ですー

ハンドアックス、ダブルセイバー、高品質ロングボウ+3、スモールシールド、高品質チェインメイル・アーマー+3 を持っていきます

エリーズ(ターナー) 2013.02.11 [00:07]

>「ん、美味い」

やっぱり自分が作ったお菓子を美味しいと言ってくるのは
嬉しい、まして好きな人からなら尚の事

>「あらいいわねーではわたくしのチョコレートは皆様で」

「ありがとうございます。バーラーさん」

受け取って、背負い袋に入れる他に入れる場所がなかったからだ

>「<御子様・・まだ?>」

「・・・・まだ大分先ですよね」

本当に何時になるんだろうか少し不安になってきた

・・・・・
>「いいねえ、そうやって勢いがあるのは実にいいねえ。
>若手ってな、そうじゃねえとなあ」


>「せやなぁ、若さってぇのは、ああやないと
>って、ウチかて若いわ!」

「慣れると逆に怖いですからねぇ」

慣れると経験則と先入観で

>「よろしくー。役立つかは分からないけど、
>あたしもできることはやらせてもらうよ。
>ところでミル、監察室になんかヤな思い出でも?」

目を逸らした私は悪くないと思う

>「近頃なにかと物騒なんだよ、あの辺はな」

>「ま、そのへんはおいおいやるさ
>喧嘩の火花くらいは引き受けよう」

「できれば原因の究明までしたいですね」

地域の皆さんが安心して仕事に取り組める用に頑張らないと

・・・・・・
>「いないわ・・縁ってあるのかしら?って感じですわ」

「あれ当たるのニ割りあたらぬを8割ですからね
一応、それっぽくなるように色々としてるみたいですが」

>「げほっ!」

私は何か変事を言っただろうか?

>「エ?リ?ズ?
>なんやのん、自分は相手おるから余裕ってか?
>ゆとりか、それは相手がおる余裕なんか? そうなんか?
>セクト!何をごにょごにょ言うとんねん」

えー、そんな反応なんんですかー

>「......バーラー、いっそウチら二人で付き合うか
>百合の世界もええかもしれへん」

「そそんな、マーファ神官的に反対です。あ、でも魔術師の方は
シェイプチェンジで性転換できるって言うし。
あれ?反対する理由が」

・・・・・
ミルさんまで飲酒とは・・・・・
まぁ、今すぐ仕事をするわけでもないけど

>「いや、結構――大事ありません。
>お心遣いのみ、有難く頂戴しましょう」

バーラーさんがフリクセルさんの介添えを拒絶する。

>「こちらのご婦人に害意も悪意もないことは解るでしょう。
>そう気色ばむものではありません」

これだから貴族社会というものは
表情には出さないが内心ひっそりとため息がでる。
バーラーさんの行動は人として正しい
しかし、階級社会ではこれらの細かい決まりごとがある。
貴族というのは権力で人を押さえつけ、権威で従えるからだ。
だから形式に乗っ取って手をくれになる事も多い

>「堅苦しい形式などは取り払いたいところでもありますが――」
>「彼らには彼らの役目と立場があります。
>主人たるわたしが彼らをないがしろにすることはできません」


でも、伝統とはそう言うもので仕方の無いものだ。

・・・・・・・
期日は現地についてから一週間、
詳しくはローナムにいる騎士に尋ねるのが良い出そうだ。
案内役は村人の安全を守る為の依頼の為本末転倒なのでなし
宿の手配、糧食の手配は用意してもらえるとの事
妖魔はシャーマンとロード、オーガー
シャーマンはこの間遭遇してそれなりの知識がある
ロードは魔法が使えない分ホブゴブリンより手ごわい
この二種年々益々減少傾向にあり、アレクラストそのものの
精霊力の衰退をあらわしていると言う、
オーガー、食人鬼とも言われる。人肉を好む凶暴な巨人で
身長は2mを超えており小さな村では太刀打ちできず
逃げ出さなければならない事も多いと聞く。
単独行動が多く、知能が低く魔法も使えないが
何でそんなのが随行してるんだろ
裏にまた暗黒神官でもいるのだろうか?
妖魔の目的は略奪だそうだ。例年の事だそうだが
出発は明日ですか・・・うーん 

>「にーちゃんなら、妖魔相手にいくつ首が取れる?」
>「妖魔相手なら20首ぐらい取りたいもんだな。」

それだけ多いと後衛に抜けてきそうですが
皆さん、戦士としての心得はありそうだから大丈夫ですよね

>「ただ調査依頼をこなすだけじゃ、つまらない。
>妖魔の首数で賭けをしないか?
>腕に自信があるなら受けて立ってくれるよな。」

・・・・・何も言うまい

>「一番多く妖魔の首を取った者には、そーだな。
>エリーズの口吻なんかどうだい?
>マイリーの神官なら、もとい男なら、
>この話で引くのも格好がつかないよな?」

これだから男の子と言うのは(はぁ
御酒とか、宴会の驕りとかなら見てみぬ振りしたのに
・・・・・もう
セクトさんの反応を見る。
受けたらどうしちゃおうかなぁ

・・・・・・
>「おし、んじゃ明朝あたり出発かな?」
>「オーケーミル。やっぱり朝一だよねぇ。
>それでは吉報をお待ち下さい。なあに、なんとかなります。
>きっと。あはは」

「判りました。明朝で」

特に反対する理由も無い、一旦帰れるなら
バーラーさんから貰ったチョコ食べれるし
いや、冒険の時に食べるべきか

>「ねえエリーズ。
>ほぶとかしゃーまんとかろーどとかおーがって強いの?
>あ、ヴェンなら『知らないが倒せるに決まってるぜ!』
>とか言いそう!」

>、「ミル、エリーズ、妖魔とかについて、教えてくれ。
>名前をあげられても何のことだか
>さっぱわりわからねー 
>まぁ、どんな奴でもボコるんだけどな ガハハ」

・・・・・本当に言ってるし(冷や汗
しかし、アイリスさんとヴェンさん仲が良いのだろうか?
うーん。どうなんだろうか?
とりあえず

「ホブゴブリンは人間と体格は同じくらいで力も強く厄介です。
シャーマンは精霊魔法と暗黒魔法の使い手です。
ロードはその名前の通りゴブリンの統率者で知力も高く
狡賢いです。オーガーは2mを越す巨人で力も強く人肉を好みます。」

合ってますよね。とミルさんに目で問いかける。
解散する前に

「あ、ヴェンさん。お時間頂いてよろしいでしょうか?」

頭を下げる。勿論笑顔でだ

「賭け事はまぁスルーしましょう。ですが女性を商品扱いし
まして当人の同意も無し。いけない事です。」

腕を掴もうと手を伸ばす。

「さぁ、行きましょうかマーファ神殿に司祭様のお説教です。
ご安心ください。明日の明朝には間に合うようにお願いしますので、ああそれとも今ここで私のお説教聞きますか?」

私はそれでも構いませんが(ゴゴゴゴゴゴ

「あ、セクトさん。また後で」

にっこりセクトさんに手を振る。


・・・・・・
PL
矢は既に24本あるので買い物なしで

時の娘・スモールシールド・2点魔晶石1個
ヘビーメイス・ロングボウ持って行きます。

持ち物はキャラシに書いてるの全部で
明朝出発に1票

しもんさんへ

 お説教、受けるなら。司祭様かエリーズコースを選択できます。
司祭様なら懺悔室を使ってお説教を15分ぐらい世間話を45分ぐらい受けます。
エリーズだと3時間程続き15分毎に話が元に戻り
ヘビーメイスがブンブカ風を切りそしてどこかに飛んで行きます。

エリーズの説教はセクトとに聞けると思います(多分知ってる。


 ≫ ゴブリンロード怪物判定 2d6+5 <Dice:2D6[2,6]+5=13>
 ≫ オーガ怪物判定  2d6+5 <Dice:2D6[4,3]+5=12>

ヴェン(シモン) 2013.02.10 [21:48]

**** 貴族の屋敷の道中 ****

> 「エ?リ?ズ? なんやのん、自分は相手おるから余裕ってか? ゆとりか、それは相手がおる余裕なんか? そうなんか?
>  セクト! 何をごにょごにょ言うとんねん」
 
 ミルの話を小耳に挟んだヴェンは、
「んん、にーちゃん、エリーズと付き合ってるんか? やるなぁ」
「どこまで済ましたんだ? キスは終わったんか?」とセクトールをニヤニヤしながら、質問攻めし、セクトールの反応を伺う。
挙句の果てには、「俺が恋のキューピッドになってやらんこともないぞ うへへ(下衆)」と誂う始末。



**** 貴族の屋敷 質問のあとで ****
(フリクセルの旦那...正直、色々モンスターの名前上がっているけど、なんのことだかわかんねーよ。)

この中で一番知的そうなのは、あのねーちゃんたちか
席上でエールを一気に飲み干した後、「ミル、エリーズ、妖魔とかについて、教えてくれ。名前をあげられても何のことだか
さっぱわりわからねー まぁ、どんな奴でもボコるんだけどな ガハハ」とミル、エリーズに向かって聞きます。


> 「俺からは、そうだな・・・万が一、俺らでは処理しきれない妖魔と遭遇した場合はそのまま退いても問題はないか?」
> 「するってぇと、現地についたら、まずは村々の場所と待避ルートの作成せんとあかんかな?」

退く?待避?  簡単に退かれては取り分が減っちまう。
ここは神官を煽ってでも、妖魔どもの首を一つでも多く取れるようにしねーとマズい。

セクトールに向かって、「にーちゃんなら、妖魔相手にいくつ首が取れる?」
「妖魔相手なら20首ぐらい取りたいもんだな。」とハッタリをかまして、セクトールの反応をみる。


セクトールの反応を見たところで、
「ただ調査依頼をこなすだけじゃ、つまらない。妖魔の首数で賭けをしないか? 腕に自信があるなら受けて立ってくれるよな。」

屋敷に来る前の話で、セクトールとエリーズはお互い好意を抱いていることはわかった。
「一番多く妖魔の首を取った者には、そーだな。エリーズの口吻なんかどうだい?
マイリーの神官なら、もとい男なら、この話で引くのも格好がつかないよな?」

賭けの対象がエリーズとなれば、セクトールも簡単に退くことにはならないだろう。
(だから、頼むから賭けにのってくれ、セクトール)

================================
PL:シモン@ヴェンより

ハインツさん、すみません。
ここで、2つの意味でけしかけさせてもらいます。

■ヴェンの考えている事まとめ
 ★最優先目的は「フラナリー街道沿い(主にエストン山脈の主稜)の妖魔趨勢の調査」。
  退治がオプションであるのは問題ないが、調査を優先されることを危惧してます。
 ★セクトールを煽って、首を取れる機会を増やせないかと考えています。
 ★賭けの勝者となってもらうことで、セクトールとエリーズがより深いなることを応援。
 ★賭けの対象となっているエリーズのことは考えない。

■今後について 
 ・買い物はしません。
 ・明日朝出発で問題ありません。
■ダイス ゴブリンしか、わかりません。 ホブゴブリンに至っては1ゾロで、なにソレ!美味しいの?状態
15:33:57 シモン@ヴェン オーガ 2d6 Dice:2D6[2,2]=4
15:33:47 シモン@ヴェン ゴブリン ロード怪物判定 2d6 Dice:2D6[2,3]=5
15:33:32 シモン@ヴェン ゴブリン シャーマン怪物判定 2d6 Dice:2D6[2,2]=4
15:33:02 シモン@ヴェン ホブゴブリン怪物判定 2d6 Dice:2D6[1,1]=2
15:32:43 シモン@ヴェン ゴブリン怪物判定 2d6 Dice:2D6[2,6]=8

アイリス(一葉) 2013.02.10 [20:49]

> 「いやっ!
>  こっちのにする!」
> 「そうか?
>  さすがに払いはいいんだがなあ、そうかこっちにしてくれるか」
> 「あんまいじめんといてやぁ、ジョージはん
>  ウチゃ、ただでさえ目ぇつけられてんだから」

 監察室、でことさら大きく反応したのは白い羽飾りをした気の強そうなヒト。
 あんなヒトでも参るような場所なのか監察室。
 おやっさんのにやにや笑いが気になる。......気になる。

> 「マイリー神官のセクトールだ。よろしくなお二人さん」

 うん。この人は顔怖いけど多分話せる人。あたしの中の何かがそう言ってる。
 大体見た目通り性格まで怖い人なんて、白いカラスぐらいに出会ったためしがないモンだし。

> 「やあ、ウチはミルや、魔術師と盗賊やっとる
>  よろしゅうなぁ」

 どことなく砕けたように聞こえるあたしが知らない訛りは、世界が広い事を教えてくれる。
 茶虎の猫――ミルの使い魔かな――があたしの手を舐めた。
 ざらっとして湿った感触が、むき出しの人差し指を撫でてくすぐったい。

「よろしくー。役立つかは分からないけど、あたしもできることはやらせてもらうよ。
 ところでミル、監察室になんかヤな思い出でも?」

 いや、良い思い出があるとは思えないけれども。聞きながら、口元が自然とにやにやと緩む。
 野次馬は人生の娯楽だよね。低俗? でもその方が人間らしいってもんじゃない?


 * * * * *


 バーラーはフリクセルの体調をおもんぱかって手を貸そうとした。
 いい人だ。貴族サマなんぞは別世界の住人だと思っている自分とは、きっと何かが根本から違う。
 正直、羨ましくもある。

「優しいね、バーラー」

 だから、あたしはバーラーに向けてボソっと小さくつぶやいた。


 さて、フリクセルは矢継ぎ早の質問にも嫌な顔の一つも見せずに答えてくれた。
 ありがたい事この上ない。大体衝突は認識のズレから生じるとあたしは思ってる。
 だから、もちろん限度はあるけど、聞ける事は聞いて話せる事は話しておくべきだろう。

 宿、糧食などの手配の旨をしたためた書状をもらう際に軽く頭を下げておく。
 まあこれを受け取るのはあたしの役目ではないと思うから、他の皆に任せよう。

 フリクセルの話を聞きながら、自分の中で状況をまとめておく。

 期日は一週間。上々かな。「何もなかった」を成果として認めてくれるという前提のあるなしはこちらの精神的余裕にも関わる。無理せず焦らず、手を抜く訳じゃないけど仮に時間いっぱいで「何もなかった」事を確かめても仕事は仕事だ。あたしたちの仕事はあくまでも「巣の捜索」なのだから。
 エストン山脈の主稜に近い側......山の自然洞穴なんかを利用した拠点でも作っている可能性? ともあれ、詳しくはフリクセルの言うようにローナムの騎士サマに聞いた方がいいだろう。
 数に関しては、しゃーまんだのろーどだの仰々しい名前の輩が出た上で10ないし20。であれば、これを更に越える事は現実問題まずないだろう。もしあったら運が悪いとしか言えない。
 フラナリー街道沿いの治安に関しても概ね想像通り。要は互いの領域が干渉しあっている境い目だという事だ。今までの話を鑑みてもフラナリー街道沿いに戦略目標としての要素は見当たらないから、蛮族の行動がヤツらの本能に従うレベル(つまり略奪やらなにやら)で話が付きそうだし、そうだとしたら裏に胡散臭い何かがあるようなビックリ箱な展開にもならないはず。人間側の常備兵力が薄い――つまり防衛拠点としての用を成していない、あるいは構築優先度が低いという事実もそれを裏付けると思っていいだろう。
 あとは、妖魔と出会った時の判断もこちら次第という事。ただ村々への避難を促すように、とも付け加えて。

> 「するってぇと、現地についたら、まずは村々の場所と待避ルートの作成せんとあかんかな?」

 ミルがそう言ってちらとこっちを見た。気がした。......見たよね?

「そーねえ、やっぱり、まずは地図かな。地図がないと難しいよ。
 あ、フリクセル様。その場合の村民たちの避難の受け皿は、どのあたりが候補でしょうか?」

 避難民の受け入れっつーのも楽な物じゃない。余裕のない小さな町ぐらいだと必要物資は簡単に飽和する。
 人から見れば細かいかもしれないけど、任される以上はしっかりと考えておかないと寝覚めが悪い。


 さて、そしてパパっと今後の可能行動を検討すると、だ。

 現地で正確な地図と目撃地点などの情報を集め、調査地点に目星を付けてから優先順位を決めて期限内で回れるようにプランニングし、実際に妖魔と出会ったら彼我の戦力差を考慮して殲滅、追跡、撤退を選択。同時に念の為村々間での避難、撤退案も作っておいた方がよさそうか。柔軟に動かせる情報伝達の手段があるといいけど、馬の一頭二頭ぐらいはいるっしょ。

 そんなトコロか。あたしはそんなコトをつらつらと考えつつ言葉をまとめた。

「あたしからは最後ですが、状況によっては"即時報告"と"追跡調査"を天秤に掛けられなくなる事もあり得ると考えますので、その場合に備えて可能であれば専任の伝令要員、それも早馬を一人は逗留先の拠点に用意頂けると安心かなあと。もちろん我々自身からも要員は割けますが、その、あまり人手を分けるのも好ましくないと思うので」

 さあて、こんなもんかな! 何にしろ、あたしはあたしにできる事をちゃっちゃとやるだけだ。


> 「事情についてはおおむねお解りいただけましたか。
>  そのような状況ですので、何かと準備もありましょうが、明日には発って頂かねばなりません」
> 「おし、んじゃ明朝あたり出発かな?」

「オーケーミル。やっぱり朝一だよねぇ。
 それでは吉報をお待ち下さい。なあに、なんとかなります。きっと。あはは」

 後半はフリクセルに。気楽に気負わずに、があたしの信条。


 * * * * *


「ねえエリーズ。ほぶとかしゃーまんとかろーどとかおーがって強いの?
 あ、ヴェンなら『知らないが倒せるに決まってるぜ!』とか言いそう!」

 ちょっと気になったんで、折りを見て物知りそうなエリーズに聞いてみた。
 誰か知っていればいいなーぐらいの気持ちで。


==============================
PL@一葉より:
 主にPLの考えている事をPCが考えている体で皆様に共有しておく為の文章。
 ......何度も読んで頂くのも大変だと思うので、要約しますね。

■アイリスの考えている事まとめ
 ★最優先目的は「フラナリー街道沿い(主にエストン山脈の主稜)の妖魔趨勢の調査」。
  あくまでも最優先は趨勢の調査であり、退治がオプションである事はもちろん
  「このあたりにはいない」といった報告だけでも十分責務は全うした事になるはず。
   ※積極的な退治を否定する訳ではなく、最優先は生きて情報を持ち帰る事であるという認識。
 ★二次目的として「可及的速やかに解決すべき事案(即時の襲撃の見込みなど)」が見られた場合、
  可能な手段をすべて用いてこれの解決を試みる。
  解決が我々の手でできない場合、付近人族人命の救助(避難支援)を優先。
 ★次の手は、現地での詳細情報収集と、調査プラン(及び緊急時の対応プラン)の策定。

 以上ですです。

■今後について 
 ・フリクセンさんの屋敷での用事は終わりで、ミルさんに賛成で「明朝に出発」に一票です。
  反対票がなければサクっと進めてもらって構いませんです。
 ・買い物などはありません。糧食などもキチンともらえそうなので。

■ダイス
 上位の妖魔なんて知りません^q^

 20:39:16 一葉@アイリス ≫ しゃーまん 2d6 <Dice:2D6[3,2]=5>
 20:39:21 一葉@アイリス ≫ ろーど 2d6 <Dice:2D6[2,5]=7>

【追記】
 妖魔の云々を聞くのは時系列的に先のヴェンさんに合わせてタイミングをぼやかしました。
 内容前後して既に確認されていた方にはご迷惑をお掛けしますが!

ミル(いあ) 2013.02.10 [18:15]

ウチが監察の仕事をうっちゃらかしてこっちの依頼を請け負ったとき
ジョージはんが解ったかんじで笑うた

>「そうか?
> さすがに払いはいいんだがなあ、そうかこっちにしてくれるか」

「あんまいじめんといてやぁ、ジョージはん
 ウチゃ、ただでさえ目ぇつけられてんだから」

> 「聞くも何も俺はなんだってやるぜ! 任せときな!!!」
ヴェンが景気よく宣言した

>「いいねえ、そうやって勢いがあるのは実にいいねえ。
> 若手ってな、そうじゃねえとなあ」

「せやなぁ、若さってぇのは、ああやないと
 って、ウチかて若いわ!」

このへんのくだりは、なんや何かに対しての義理とでも言おうか
笑いの神様がノリツッコミをウチに強いる

>「ああ、頼むぜ。
> 依頼人が結構な上客でよ、あんまり仲介を断りたくねえんだ。
> 店にしても冒険者にしても、金払いのいい依頼人ってのは財産だろ?」

「うんうん
 金払いの悪い客はあかん
 顧客は財産やさかいな」

しかし地図で示された場所は、いろいろとなんやかやと、めんどっちぃ場所でもある
戦争に、妖魔の森
まぜこぜの大迷惑地帯

>「近頃なにかと物騒なんだよ、あの辺はな」

「ま、そのへんはおいおいやるさ
 喧嘩の火花くらいは引き受けよう」

そんな軽口を煙と一緒にはき出す
駆け出しの頃よか、少しゆとりがでてきた最近のことである



フリクセル氏は、なんや体の具合が芳しくないわしい
それでもバーラーの手をやんわり断ったあたりはさすがに上流階級といったところか

>「期日は――そうですね、ひとまず現地に着いてから1週間、としましょう。
> その間探して見つからない、となればその付近には巣がないとしてよいでしょうから」

それが、依頼のうちわけであるらしい

「うーんと、そんじゃ七日目で巣をめっけたとして、その討伐は目的ではない?
 ウチらで追加日数かけて潰しすのと、委細場所報告のみにするんと、どっちがええおすやろか?」

巣穴の捜索のみに目的が絞られるなら、そうしたい
火の粉払いや救出なんかみたく小人数特化が冒険者
『討伐』は、騎士団の本分やろう

このへんを分けとかんと、ウチらが全滅したらまた探索者を依頼せんといかんし

>「目撃された場所や巣となりうる場所、伏撃に適した場所――そういった細かな場所までを示すには、この地図では少々大きすぎますね。
> しかしおおよそ――」

手が添えられたのはシリルという地名
村の北か、村民も危ない思いしとんのやろな

>「この付近で、例年よりも特に多い、との報を得ております。
> 場所としては街道の北側、エストン山脈の主稜に近い側、とお考えください。
> より詳しくは、現地に近い街でお聞きになるのがよいでしょう。
> ここ、フラナリー街道の南端、ローナムに騎士がおります」

「ふむ......騎士様ね......」

唇に人差し指を当てて、ウチは半ばひとりごちた

ウチらの近しい同類には、依頼事をほっぽって情報だけ聞いてそれを売り買いするやつもおる
なんにせ、相手も騎士様
ウチらの風体から身分が怪しまれると面倒や

>「案内役、と申されますと――たとえば、村人にその近辺の案内を、といった意味合いでしょうか。
> であれば、そのご要望にはお応えいたしかねます。
> 村に住むものたちの安全を守ることが目的の依頼でありますゆえ。

なるほど、確かに
しかしまあ、最低限の情報提供と宿の手配があるのはありがたい話や

それに、交渉相手が騎士様となると、この人の紹介状でもなけりゃ、ウチらみたいな風体もバラバラな冒険者はうさんくさいもんやろう
身元証明ができるのはありがたい

最近になって妖魔がだんだん図に乗ってきよる、てなことをフリクセル氏は語る
ゴブリンシャーマンが出るってのは恐ろしいな
しかし想定してんのと数が違った
20とか、しかも......

「オーガまで?」

それにゴブリンシャーマンが複数で、まとめてかかって来たらちょぃ怖い
ゴブリンシャーマンかて、ぼっちなら封じ込めもできるやろけど

いよいよ大群を見たら、討伐そのものは騎士団願いの、ウチらは野外隠密に徹するのがよさそやな
まあ、小人数で見かけたらロードやろうがシャーマンやろうがボコるけど

あー、野伏って大事やんなぁ
今回は二人
まずもって安心できるか
ウチは屋内や洞窟専門やからなぁ

その他、いくつかの興味深い話と、ことを仕損じたときの恐ろしいケツマツも、フリクセル氏は語る

「村の全滅、か」

そいつはいただけんなあ
やっぱこの仕事、結構責任大きいな
ま、監察の仕事かつがされるよかなんぼかマシやけど

「フラナリー街道沿いの戦力について、ですが、ローナムにはわが騎士団の一隊が常駐しており、またフラナリー街道の北端はベルトーニ辺境伯領にほど近い場所にあります。

ベルトーニ、という名前に、ウチは覚えがあった
以前、ギルドの権力争いの仕事やったとき、依頼人やった人の名や

>「手に負えぬ妖魔の群れに行き当たった場合の判断はお任せいたします。
> ここであれこれと私が言うよりも、実地にそれを見るあなた方の判断を、私は信頼します。
> ただ、その場合は、群れが向かうと思われる村に必ずその旨の報を入れ、村人の避難を促していただけますよう」

「それはお任せを」

このへんはまあ、当然というかなんというか
山間の村では、ウチはけっこう楽しい思いをさせてもらったこともあるし、村人一番にいこう

「するってぇと、現地についたら、まずは村々の場所と待避ルートの作成せんとあかんかな?」

野伏せ二人に目を合わせる
そちらは専門に任せよう

「おし、んじゃウチらにお任せくださいな
 心配せんと......てのはまあ無理かもしれへんけど、あんまし思い詰めんでくださいな」

体の弱そうな人やから、心労のが心配

しかしゴブリンの集団かぁ

「セクト、ヴェン、お願いや、山道導いて」

二人には責任負わすことになるけど、ウチとしても、魔法が及ぶ限りでは手助けもできるかぎり

「おし、んじゃ明朝あたり出発かな?」

旅の仲間を顧みる
ウチはどんな顔してるやろ
みんなの顔は、とても頼もしい

----------------------------------------------------------------------------------------------------

旅支度は、ミニギターと+1スモシ、R+5の剣、魔法発動体指輪です
保存食などはフリクセル氏の手配に任せます

明け方の出発をパーティに提案します

GM(Lain) 2013.02.10 [01:41]

> 「いやっ!
>  こっちのにする!」

「そうか?
 さすがに払いはいいんだがなあ、そうかこっちにしてくれるか」

 にやにやと笑っているのは、きっとミルと監察室の縁を――けっしてミルにとって愉快なものではない縁を――知っているからだろう。

> 「聞くも何も俺はなんだってやるぜ! 任せときな!!!」

「いいねえ、そうやって勢いがあるのは実にいいねえ。
 若手ってな、そうじゃねえとなあ」

 ヴェンの台詞に、ジョージは相好を崩した。
 まあ安請け合いはろくなことにならねえから気をつけな、と付け加えることも忘れない。

>「あー。了解おやっさん。手が要るんっしょ? ならやれることはやらせてもらうよ」

「ああ、頼むぜ。
 依頼人が結構な上客でよ、あんまり仲介を断りたくねえんだ。
 店にしても冒険者にしても、金払いのいい依頼人ってのは財産だろ?」

 アイリスの返答を、ジョージは現実的なものと受け止めたようだ。

 オラン王国の北部に領地を構える貴族が依頼人だ、とジョージは言った。

「うちでももう何度か仲介しててな」

 そのすべてが妖魔絡みの仕事だったという。

 山間部のことであるゆえ、オランやその近郊の平野部よりも妖魔が潜む場所に事欠かない、という事情もあろう。
 また、近いというほどではないにせよ、北には妖魔の森も広がっている。
 その北にはプリシスとロドーリル。戦の絶えないふたつの国がある。

「近頃なにかと物騒なんだよ、あの辺はな」

 ――ま、だからおれやお前さんたちの食い扶持も頂けるってわけでね。

 半ば冗談半ば本気の表情でそう言い、ジョージは話を締め括った。

※ ※ ※

> 「わたくしわ、バーラーと申します。」

> 「マーファ神殿で読師を勤めているエリーズ・モーティマーです。
>  よろしくお願いします。」

> 「ええっと、申し遅れました。私はアイリス・リトルトン。野外活動は慣れていますのでそれであればお力になれるかと」

> 「マイリー神官のセクトールです。」

 名乗り返した冒険者たちに、子爵はいちいち頷いて傾聴の姿勢を見せる。
 そのように丁寧に接することにいかにも慣れた風で、これはおそらくそういう性格なのだろうと思われた。

> 「セレンソン様、お体大丈夫ですか?」

 歩み寄り、背中をさすろうと手を伸ばしたバーラーに使用人が表情を変えて一歩踏み出す。
 フリクセルは手を挙げてそれを制した。

「いや、結構――大事ありません。
 お心遣いのみ、有難く頂戴しましょう」

 バーラーの介添えも、柔和な笑顔ながらきっぱりと謝絶する。

 半身を捻って使用人を振り返り、諭すような口調で続けた。

「こちらのご婦人に害意も悪意もないことは解るでしょう。
 そう気色ばむものではありません」

 一歩下がった使用人が頭を下げ、申し訳ありません、と詫びた。
 フリクセルとバーラーの双方に、であろう。

※ ※ ※

「堅苦しい形式などは取り払いたいところでもありますが――」

 使用人が出て行ったあと、フリクセルは冒険者たちに語りかけた。

「彼らには彼らの役目と立場があります。
 主人たるわたしが彼らをないがしろにすることはできません」

 フリクセル個人として気にするものではなくとも、子爵としての立場が許さないこともある、ということであるらしい。

※ ※ ※

 話が一段落したところで、めいめいに飲み物が配られた。

> 「その話、乗った!!やらせて貰うぜ!」
> 「俺はヴェン。 報酬、よろしく頼むぜ フリクセルの旦那!」

> 「少しでもお役に立てるよう、がんばりますわ」

> 「はい、あたしも受けさせて頂こうと思います」

> 「ウチらでよければ」

「ありがとうございます」

 フリクセルはふたたび笑みを浮かべ、冒険者たちに礼を述べた。

※ ※ ※

 次々と質問を投げかける冒険者たちを、フリクセルは疎んじる様子もない。
 質問のひとつひとつに頷きながら、丁寧に答えてゆく。

「期日は――そうですね、ひとまず現地に着いてから1週間、としましょう。
 その間探して見つからない、となればその付近には巣がないとしてよいでしょうから」

「目撃された場所や巣となりうる場所、伏撃に適した場所――そういった細かな場所までを示すには、この地図では少々大きすぎますね。
 しかしおおよそ――」

 言いながら、シリル、と名の記された村の北を指でなぞる。

「この付近で、例年よりも特に多い、との報を得ております。
 場所としては街道の北側、エストン山脈の主稜に近い側、とお考えください。
 より詳しくは、現地に近い街でお聞きになるのがよいでしょう。
 ここ、フラナリー街道の南端、ローナムに騎士がおります」

 彼ならばよほど詳しくお話できましょうから、とフリクセルは続けた。

「案内役、と申されますと――たとえば、村人にその近辺の案内を、といった意味合いでしょうか。
 であれば、そのご要望にはお応えいたしかねます。
 村に住むものたちの安全を守ることが目的の依頼でありますゆえ。
 しかし、無論、現地でより詳しい情報を、直接妖魔を見た者から得ることはできましょう。
 宿の手配、糧食の手配なども含め、あなた方に協力するよう、書状を用意いたしました」

「妖魔どもの数や質について、ですが――」

 少し考える様子を見せ、ふ、と息をついて続ける。

「近年、妖魔どもはその勢いを増してきております。
 一昨年にはシャーマンとロードにそれぞれ率いられた群れが。後者にはオーガーが随行しておりました。
 昨年にも、シャーマンに率いられた群れが、出ております。
 数は――一昨年のものが10匹ほどと20弱、昨年のものがやはり10ほど。
 他にも、散発的な目撃例はあちらで2匹こちらで3匹、といった具合で、小競り合いなどは後を絶ちません。
 規模の大きい群れについては、いずれも村や民人に害を為す以前に、あなた方のような冒険者の助力によって排除されておりますが」

「例年の――昨年、一昨年のそれも含めてですが、妖魔どもの目的は、概ね略奪であろうと推察されております。
 もっとも、大規模な群れもありましたゆえ、そういった群れによる略奪の結果は村そのものの壊滅、といったことになりかねません」

「特に好むものや特別な場所、というよりは、つまり、人があまり入らず、騎士団などの大規模な戦力が展開しがたい場所と、人の住む場所が接近している、という事情によるもの、と判断されております」

「フラナリー街道沿いの戦力について、ですが、ローナムにはわが騎士団の一隊が常駐しており、またフラナリー街道の北端はベルトーニ辺境伯領にほど近い場所にあります。
 両端はそのように押さえてあるのですが、街道そのものの上に常在するのは、騎士団の巡検隊と村々の自警団程度でしかありません。
 街道に騎士団の戦力を張り付けておけるほどの余裕はない、というのが実情です」

「手に負えぬ妖魔の群れに行き当たった場合の判断はお任せいたします。
 ここであれこれと私が言うよりも、実地にそれを見るあなた方の判断を、私は信頼します。
 ただ、その場合は、群れが向かうと思われる村に必ずその旨の報を入れ、村人の避難を促していただけますよう」

 淡々とそこまでを話し、言葉を切って全員を見回す。

「事情についてはおおむねお解りいただけましたか。
 そのような状況ですので、何かと準備もありましょうが、明日には発って頂かねばなりません」

 無論、ほかにご質問やご要望があればこの場で承りますが、と付け加えた。

-------------------------------------------------------
■GMから

 この記事への返信は「100_導入部」カテゴリにチェックを入れて投稿してください。

 おそくなりました!
 レスレス。

>みなさま

 拾い落としがないかどうか、各自ご確認くださいませ。
 なにかあればご指摘いただけると助かります!

 次回は12日頃に進行の予定です。
 特になにもなければ次の街まで時間を飛ばします。

 より詳しい情報もそこで手に入るよ、とフリクセルは申しております。

 買い物等があれば、いまのうちにしておいてくださいませ。
 武器や魔晶石などはオランで買い揃えておくのがよいと思われます。

 無論、質問やロールプレイなども存分にどうぞ!


>ターナーさん

 騎士団が妖魔との戦いを嫌った、というわけではなく、得手としない場所で戦うことを避けた、というニュアンスです。
 戦力的に限りがあるので、無駄に損耗させたくない、という部分もあると思われますが。


>ハインツさん

 魔神が出たのは人為的な理由によるもので、かつ場所は蛇の街道の南の側道、プレヴァール街道沿いでした。
 なので、少なくとも現時点では、以前の事件と繋がりがありそうには思えません、と申し上げておきますねー。


>コレステロール満載さん

 背中さすさすは謝絶されました

 使用人が怒ったのは、断りも入れずに、身分の高い相手の身体にいきなり触れに行くのが無礼だから、という理由です。
 その後のフォローでお解りのとおり、フリクセルはあまりそういったことを気にしません。

 ただ、使用人は身分の差があることを前提にしており、それが世間における貴族との付き合い方の標準で、その前提に従えば使用人のとった行動は正しい、ということです。

 正しいことをしているのでフリクセルは面と向かって使用人を叱らず、やんわりと諭すだけに留めております。
 また、バーラーの行動を受け入れてしまうと使用人の立つ瀬がなくなるので、バーラーにも「お気遣いのみ」と言っている、というあたりですね!

 なお、今回の例に限らず、相手方の行動が自キャラの行動に関わる場合、描写できるのはあくまでも自キャラの意思のみで行えるところまで、という点にはご注意ください。

 今回の場合であれば、「背中をさする」は×(さする、という行為を相手が受け入れるか否かがわからないため)、「背中をさすろうと近づく」なら○(止められる場合でも近づいて → 止められた、という流れになる=近づくこと自体は相手方の意思と関係がないため)です。
 同様に、「握手する」は×(握手を拒まれる可能性があるため)、「握手を求めて手を差し伸べる」なら○(拒絶されても手を差し伸べること自体は相手の意思に関わりなく行えるため)です。

 細かいところではありますが、サイトのルールに関係しますので注意を喚起しておきますね。


ミル(いあ) 2013.02.09 [12:58]

かたん
ころころ

「いてっ」

いつものようにぴたごらで目を覚ます
一緒のお布団には迅鉄
いつもの朝

しかし今は急迫
財布の中身が、ほとんどない

「おあよ?」

ジョージはんとこいって一服
けぶりたつ煙
さて、いよいよもって、なんぞ依頼を引き受けねば

掲示板を見てたら、みかねたのかジョージはんが声かけてくれた

>「よおお前ら、手が空いてるならこんな依頼はどうだ」

「引き受けたっ!」

依頼内容、知らん
報酬、メザシくらいは買えるやろう
依頼人、極悪人でもかまへん

それでも、財布の中身にはさからえんわけで
くわしく見てみると

> 妖魔の拠点の捜索依頼。
> 報酬はひとり800ガメル。
> 前金2割、路銀支給。

ふむ、討伐か

>「お前らにゃぴったりの――ミルやセクトール、エリーズには軽すぎる仕事かもしれんが、数が要るって話だからなあ。
かまわんかまわん

>「――監察室絡みの案件よりは、お前さんたちにゃ合ってると思うんだがね」

「いやっ!
 こっちのにする!」

あのハゲジジイ相手にするよか、弱い妖魔をぶちのめすほうが、胃の案配が大きく異なる
わし、とジョージはんの手を取って、ウチはこの依頼を受けることにした

さて、と
受けた這う桁で、一人で受けるわけでもないんやが、と、見知った顔がおる

セクトに、バーラー、エリーズか
他には知らない顔ぶれがおるけど、知り合うのが楽しいウチとしては願ったり

>「ミルさん、バーラーさん。今回もよろしくお願いします。

「うん、こちらこそや」

>「ミル様、セクトール様、エリーズ様、お久しぶりね」
>にっこり笑って御挨拶よ

「ああ、バーラーもよろしくや
 と、おお、チョコレート?
 おおきに?」

やべ、ウチは用意しとらんやった
料理ってぇか、菓子作りは苦手なんやもん


>「ああ、ええと。アイリス・リトルトンです。野外活動と弓なら少しは。あと何でか、ヴェーナー様の奇跡も多少。
> ......駆け出しなんで、お手柔らかにお願いしまーす」

>「俺はヴェン。まだ、駆け出しの冒険者だが、戦士としての腕は誰にも劣るとは思わないぜ」

「やあ、ウチはミルや、魔術師と盗賊やっとる
 よろしゅうなぁ」

迅鉄がちょろりと肩から降りて、、アイリスとヴェンの手をなめた

アイリスはレンジャーもやってるみたいやな

となると、うちわけは戦士4、神官2、盗賊1の、魔術師1、レンジャー2か
揃ったなあ
こりゃ楽ができそうや

>「ところで、ミルさんとバーラーさん縁結びの方どうなりましたか?」

「げほっ!」

いきなりの振りにむせる

「エ?リ?ズ?
 なんやのん、自分は相手おるから余裕ってか?
 ゆとりか、それは相手がおる余裕なんか? そうなんか?
 セクト!
 何をごにょごにょ言うとんねん」

バーラーも、普段から魔術師探してるみたいやし

「......バーラー、いっそウチら二人で付き合うか
 百合の世界もええかもしれへん」

薬指をからめる

まあ無論、冗談なんやけど

「セクトも久しぶりやなぁ
 前は禁書事件と、ハーピィんときか
 今度も頼むぜ相棒」

とん、と胸をつく
旅の仲間は出そろった
さて、依頼の内容は?


依頼人さんのおる場所まで移動
ぷかぷかと煙をはきながらみんなのあとついてく
やがてたどり着いたのは、貴族様のお屋敷、と

ちょぃと恐縮しながら、ウチらはその屋敷に入った

しかしアンセルム子爵

顔色、悪いなぁ
大丈夫かいな

>「どうぞ、かけてください」

恐縮です
と、出てきたこれは......エストン山脈の地図か

>「よい日柄ですが、さすがに少々寒くなりましたね。
> 暖かい飲み物でも持ってこさせましょうか」

お、気が利く

>「・・・・紅茶を、ストレートで」
>「じゃあ、エールを。」
「んじゃウチはウィスキーの湯割りで♪」

口々に好き勝手言う
あ、エリーズの視線が......
ちゃ、ちゃうねん
ほら、湯割りやから、大丈夫
ロックやないんやから
ね、ね?


>「宿のご主人から、おおよそのところは聞いておられますね?」

「討伐、とまでは」

この街道筋か、妖魔、ねぇ
ゴブリン程度ならなんとでもできるが、気になる単語も

> また、確報ではありませんが、巨人の類を見た、との報まで出ております。

おいおい
そないなもん出てきたら怖いな、さすがに

依頼人はんの言うとおり、ホブゴブリンの見間違いならいいんやが

>「妖魔どもを狩り出すならば巣を明らかにせねばなりません。
> 大規模な捜索を行えば妖魔どもも騎士団の動きに気付きましょうし、そうなれば討ち漏らす可能性は低くありません。
> また、上位種に率いられた妖魔は妖魔らしからぬ知恵を持つ集団となります。
> であれば、伏撃なども考慮に入れねばならない」

ふむ、小人数でのあぶり出しか
確かに、騎士団ではうごきが悟られる
ゴブリンシャーマンでもおったら、知恵回るしなあ

しかし、首数で報酬が上がると聞いたヴェンの反応には少しほほえましいものが
いや、ウチかて同じく、報酬は上がるならとことん上げたい
さて、ゴブリン共か
つぶしてもうかるなら、ひっ潰す!

>「お引き受けいただけましょうか?」

「ウチらでよければ」

グラスを傾けながら、ウチは口の端に、にいっと笑いをくべた


-------------------------------------------------------------------------------------------

遅くなりましたっ
依頼は歓迎で
聞くことは他の方々が聞いておられるので、自己紹介と事情説明を聞くのみ

あ、ウィスキーは薄くお願いしますw

セクトール(ハインツ) 2013.02.08 [21:13]

「同じ星の光が降り注ぐ」

つかの間の平和の中、歌を歌いながら武具防具の手入れをする。
少し余分に用意した、武器の手入れ用の砥石等の道具
きっちり綺麗になればいいなー

==============================
> 「ミル様、セクトール様、エリーズ様、お久しぶりね」

「よ、この前はお疲れさん」

バーラーに軽く挨拶をする。近くには見るの姿もあった

 

> 「はい、セクトさん。今年のバレンタインです。」

「お、ありがとな」

差し出されたチョコレートを一つ頂く

口の中にチョコの甘味と、マシュマロのふわり感が口の中に広がる

「ん、美味い」

>「あらいいわねーではわたくしのチョコレートは皆様で」

「お、サンキュー。後で頂くぜ」

バーラーから貰ったチョコをバッグに入れる

エリーズのチョコをもう一つ頂こうとするときに、バーラーが近寄って

>「<御子様・・まだ?>」

「ブッ!」

 

いやいやいや、俺まだエリーズの親ん所に顔出してないよ
ってか、父さんたちにエリーズの話すらしてないからな
それにまだベッドだって二人別々だし
ダブルベッドにしようという話は切り出せないし

キスもまだだし

エリーズとの間に子供欲しいよ

それにエリーズも抱きつきたいし

 

・・・やめよ、頭がグルグルしてきた


>「よおお前ら、手が空いてるならこんな依頼はどうだ」

「わ、わーどんな依頼だろー」

やや棒読みな感じにいながら依頼書を手に取る

内容は妖魔の拠点の捜索

>「お前らにゃぴったりの――ミルやセクトール、エリーズには軽すぎる仕事かもしれんが、数が要るって話だからなあ。
> まあ、ちっと安いが、こっちの、」

まぁゴブリンは数が増えたらある種の脅威だからな

>「――監察室絡みの案件よりは、お前さんたちにゃ合ってると思うんだがね」

そっちは全力で断ります

>「で、どうだ。
>――ひとまずは話だけでも、聞いてきちゃくれねえか?」

>「私は受けようと思います。セクトさんはどうなさいますか?」

「おう、いいぜ。」

さて、んじゃ早速移動しますかと席から立つ


>「あー。了解おやっさん。手が要るんっしょ? ならやれることはやらせてもらうよ」
>「聞くも何も俺はなんだってやるぜ! 任せてときな!!!」


とバンダナ巻いた男性と髪を結んだ女性が話に乗ってきた

>「俺はヴェン。まだ、駆け出しの冒険者だが、戦士としての腕は誰にも劣るとは思わないぜ」

>「ああ、ええと。アイリス・リトルトンです。野外活動と弓なら少しは。あと何でか、ヴェーナー様の奇跡も多少。
> ......駆け出しなんで、お手柔らかにお願いしまーす」

「マイリー神官のセクトールだ。よろしくなお二人さん」

>「ミルさん、バーラーさん。今回もよろしくお願いします。
>お二方、始めまして。エリーズ・モーティマーと申します。
>現在マーファ神殿で読師を務めております。
>今度、祓魔師として昇階するよていです。
>御用があれば何時でもお尋ねください」

「そいつはめでたいな。」

戻ってきたら何かプレゼントでもするか

そのためにも!何が何でも全員生きて還る!

=============================

依頼人から指定された場所・・・と言ってもオランにある貴族の屋敷へと訪れる

部屋に通され、暫く待つと依頼人らしき人がやってきた

>「フリクセル=セレンソンです」

「マイリー神官のセクトールです。」


互いに自己紹介を終えて、フリクセル氏は地図を指さす

話を掻い摘めば、フラナリー街道近辺で妖魔の被害が増えてきており、その妖魔の巣窟を探しだして欲しいとのことだ

> 「お引き受けいただけましょうか?」

「その依頼、引き受けましょう」


そして皆それぞれ質問をフリクセル氏に問いかける

「俺からは、そうだな・・・万が一、俺らでは処理しきれない妖魔と遭遇した場合はそのまま退いても問題はないか?」

懸念しているのはフラナリー街道で目撃された巨人のこともある

が、俺が直感で思ったのは巨人より厄介なのが出てくるかもしれないということ

その根拠が、目撃されたフラナリー街道南には忘れもしないあの場所

 

魔神、ザルバードと戦った遺跡がある

 

まぁ流石にあん時の別のやつが現れてるなんて無いよな。儀式の魔法陣は綺麗に消したし

---------------------------------
PL

無理っぽかったら逃げてもいい?というお話

>LainGM
またご迷惑をお掛けします。というか今回の場所って、禁書の舞台の近くなんですねw

>ターナーさん、コレステロール満載さん、いあさん
アメノムラに続いてよろしくお願いします!

>一葉さん、シモンさん
健康優良不良青年系神官戦士のセクトールの中の人ハインツです!よろしくお願いします

アイリス(一葉) 2013.02.08 [07:39]

 秋の陽気。
 それは暖色の界間にすっと引いた寒色のラインをが主張する存在感に似ている。
 元の色より、より清々しく。周りの色も、より晴れやかに。
 今後の下り坂の時節の前触れだとしても、今のそれが心地良いことに偽りはない。

 さて、あたしは冒険者だ。
 この時期は本格的な冬で身動きが取れなくなる前にせっせと動く人で慌ただしくなる。冒険者自体は別に仕事の時期は関係ないけれど、もちろん動く人が多ければその分雑事も増える訳だから、雑事を糧とする冒険者の仕事も増えるという寸法だ。
 かくいうあたしも金がないので、それなりの報酬でそれなりに安全な仕事を探していた。
 ......新しい絵の具が買えないんだ。油壷もヘタってきているんだ。

 そんなとある日の、昼前のこと。
 いつものようにミノ亭で見飽きた依頼書をぼけっと眺めながらもあまり身が入らず、何度目か分からない先日描き上げた温泉の風景画の自己講評を脳内でし始めていた折、ジョージおやっさんが声を掛けてきた。

> 「よおお前ら、手が空いてるならこんな依頼はどうだ」

 依頼書には『妖魔の拠点の捜索依頼。報酬はひとり800ガメル。前金2割、路銀支給。』との文字。
 居合わせたのはあたしを含めて六人。
 面識があるのは先日山賊退治を一緒した豪傑漢のヴェンだけだけど、どう見てもあたしより手練れ揃い。

> 「お前らにゃぴったりの――ミルやセクトール、エリーズには軽すぎる仕事かもしれんが、数が要るって話だからなあ。
>  まあ、ちっと安いが、こっちの、」
> 「――監察室絡みの案件よりは、お前さんたちにゃ合ってると思うんだがね」

「......うへえ」

 そう言っておやっさんがひらひらさせる別の依頼書。
 監察室? なにそれ絶対やらねえぞ。面倒事は嫌いなんだ。自分から首を突っ込むなんて、正気の沙汰じゃない。

> 「で、どうだ。
>  ――ひとまずは話だけでも、聞いてきちゃくれねえか?」
> 「聞くも何も俺はなんだってやるぜ! 任せてときな!!!」

 と、勇ましいのはヴェン。あはは変わってねえー。

「あー。了解おやっさん。手が要るんっしょ? ならやれることはやらせてもらうよ」

 おやっさんから見ても周りの手練れ達から見れば軽い依頼のようだし、悪くはない条件だろう。

> 「俺はヴェン。まだ、駆け出しの冒険者だが、戦士としての腕は誰にも劣るとは思わないぜ」
> 「ミルさん、バーラーさん。今回もよろしくお願いします。
>  お二方、始めまして。エリーズ・モーティマーと申します。
>  現在マーファ神殿で読師を務めております。
>  今度、祓魔師として昇階するよていです。
>  御用があれば何時でもお尋ねください」

 二人に続いて、居合わせた皆に向かって自己紹介だけは済ませておく。

「ああ、ええと。アイリス・リトルトンです。野外活動と弓なら少しは。あと何でか、ヴェーナー様の奇跡も多少。
 ......駆け出しなんで、お手柔らかにお願いしまーす」


 * * * * *


 依頼人に会うべく指定された場所は、貴族サマのお屋敷。気のりはしないけど仕方ない。
 あたしからすれば一等地も二等地も関係ない。どっちも天上地だ。
 家に門衛が居る事も、部屋が何部屋もある事も、大きな暖炉も、設えられた調度品も、全部が別世界のようだ。
 ......落ち着かねえけど、こればっかりは仕方ない。
 そわそわ待っているうちに現れたのは病弱そうなおじさんだった。フリクセル=セレンソンと名乗ったその人は、あたしたちに椅子を勧め、使用人に指示して早速円卓に地図を広げさせた。

> 「わたくしわ、バーラーと申します。」

「ええっと、申し遅れました。私はアイリス・リトルトン。野外活動は慣れていますのでそれであればお力になれるかと」

 バーラーに続いて名乗る。どうも遅れがちなのは落ち着かない雰囲気のせい。きっとそう。

> 「よい日柄ですが、さすがに少々寒くなりましたね。
>  暖かい飲み物でも持ってこさせましょうか」

 フリクセルは一度腰を下ろしてから思い出したようにそう言った。余裕がないな。と穿った見方をするのは捻くれ過ぎだろうか。

「ありがとうございます。あー、フリクセル様。それであればあたしは白湯を頂ければ」

 ありがたく頂戴しておこう。貴族サマへの応対方法? 知らないよ!


 * * * * *


 依頼の内容は要約すると、以下のような内容だった。
 いわく、フラナリー街道沿いで妖魔が活発に出没している。
 いわく、直接的な被害はないが目撃数が多い。
 いわく、今の段階で騎士団を投入をするには情報が足りない。
 いわく、妖魔の巣を探して欲しい。
 うん。筋は通っている。そういった大事の前の小事のような仕事はまさに冒険者向きだろう。倒さなくても良い、というのも非常にあたし好み。主に危険度的な意味合いで。
 ほぶごぶりんとかおーがーとか、よく知らないけどゴブリンみたいなもんでしょ。多分。

> 「お引き受けいただけましょうか?」
> 「その話、乗った!!やらせて貰うぜ!」
> 「俺はヴェン。 報酬、よろしく頼むぜ フリクセルの旦那!」
> 「少しでもお役に立てるよう、がんばりますわ」

 ヴェン、さすがである。あたしみたいに相手サマのご機嫌をちょろちょろ窺う小物とはこの差だ。
 バーラーも乗り気のようだ。気後れしないうちにあたしも意思表明をしておく。

「はい、あたしも受けさせて頂こうと思います」


 それで不躾ですが質問をいくつかよろしいでしょうか、と前置いてあたしはフリクセルに問い掛けた。

「ヴェンと同じになりますが、騎士団を動かすのは相応の準備が必要で、それ今日明日という訳にもいかないはず。
 できるだけ早くが好ましいとは思っていますが、あたしたちが情報を持ってくるまで
 待って頂けるのはどれくらいまでか、おおよその日にちはお伺いできますでしょうか」
「例年現れる妖魔共の目的は、単純な強奪やそれに準じるものでしょうか」
「もしフラナリー街道沿いに蛮族が好む特産品などがあれば、知っておきたくあります」
「フラナリー街道及び、街道沿いには常備兵力などはありますでしょうか」
「例年見かけぬ場所、との事ですが、例年見かける場所と今年見かけた例外場所の分布と、
 その地点におおよそ何があるかをお聞かせ願えないでしょうか」
「例年の情報で構いません。今までに現れた妖魔の種類と、数の傾向はどれくらいでしょうか」

 ああもちろん現地で聞いた方がいいと言うのであればそれに従います。と付け加えて。

 


==============================
PL@一葉より:
 それでは皆様、これからよろしくお願いいたします。
 前半はフレーバーです。わっしょいわっしょい。
 アイリスのイメージは「所々雑な小娘」です。特に親しみを持つほど雑になる傾向があります。
 ですが、呼び捨てとか言葉使いとかお嫌であれば言って下さい。指摘頂ければやめますので。

■内容補足
 アイリスは依頼を受けます。とりあえず質問をいくつかさせて頂きました。
 内容は要約すると、
  ・最悪、何日中ぐらいまでに依頼を終わらせればいいですか?(期限のお尻)
  ・例年の妖魔はいわゆる烏合の衆ですか?
  ・良質の麦が取れるとか、フラナリー街道沿いに蛮族が好みそうな要素はありますか?
  ・フラナリー街道沿いに常備兵力(村の自警団レベルでも)はありますか?
  ・例年出る場所と例外場所の、具体的な違いを分かる範囲で知りたいです。
  ・いつも出る妖魔の種類と数が知りたいです。
 というような感じです。

■買い物
 路銀支給との事なので、アイリスは買い物はありません。というかお金無(ry
 もし前金の融通や魔晶石の貸与が欲しい方がいれば仰って下さい。ご協力します!

■妖魔共について
 とりあえず妖魔という事で名前は出ていませんがゴブリンちゃんと、
 ホブゴブリンちゃんとオーガーちゃんを知識判定してみましたがあえなくゴブのみとなりました。

 07:26:55 一葉@アイリス ≫ ほぶごぶ 2d6 <Dice:2D6[6,1]=7>
 07:27:04 一葉@アイリス ≫ おーがー 2d6 <Dice:2D6[3,6]=9>
 07:28:09 一葉@アイリス ≫ ごぶ 2d6 <Dice:2D6[5,6]=11>

バーラー(コレステロール満載) 2013.02.08 [06:44]

理想の男性を探しに訪れたミノタウロス亭でわたくしは御夫婦のお姿を発見しましたわよ

「ミル様、セクトール様、エリーズ様、お久しぶりね」
にっこり笑って御挨拶よ

>「はい、セクトさん。今年のバレンタインです。」

「あらいいわねーではわたくしのチョコレートは皆様で」

できの悪かったチョコはセクトール様に、できのよかったほうは皆様に
これで、エリーズ様が引き立ちますわね
そしてお2人にこっそり

「<御子様・・まだ?>」


その時、ジョージ様が仕事の話を始めましたわ

>「お前らにゃぴったりの――ミルやセクトール、エリーズには軽すぎる仕事かもしれんが、数が要るって話だからなあ。
> まあ、ちっと安いが、こっちの、」

「ジョージ様、どんなお仕事ですかしら?」

また、色々な事が経験できるわね

>「で、どうだ。
> ――ひとまずは話だけでも、聞いてきちゃくれねえか?」

わたくしは、にっこりしながらうなづきましたわ

>戦士としての腕は誰にも劣るとは思わないぜ」

心強いわね
 
>「ミルさん、バーラーさん。今回もよろしくお願いします。
>お二方、始めまして。エリーズ・モーティマーと申します。
>現在マーファ神殿で読師を務めております。
>今度、祓魔師として昇階するよていです。
>御用があれば何時でもお尋ねください」

「すごいわ!わたくしはまだまだね」


楽しみね
---------------------------------------------------------------

移動中にエリーズ様が
>「ところで、ミルさんとバーラーさん縁結びの方どうなりましたか?」

「いないわ・・縁ってあるのかしら?って感じですわ」

>「フリクセル=セレンソンです」

「わたくしわ、バーラーと申します。」

お辞儀をしましたわ
なんとなく病弱に見えるのですが、大丈夫なのかしら?

「セレンソン様、お体大丈夫ですか?」

背中をやさしく、さすりましたわ
本当に大丈夫かしら?

>「どうぞ、かけてください」

>「よい日柄ですが、さすがに少々寒くなりましたね。
> 暖かい飲み物でも持ってこさせましょうか」

「ありがとうございます、わたくしは紅茶をいただけるかしら」

背中をさすりながら、そう答えましたわ
------------------------------------------------------------------
お話を聞いていると、かなり深刻な御様子
なんとかしなければなりませんわね

>「妖魔どもを狩り出すならば巣を明らかにせねばなりません。
> 大規模な捜索を行えば妖魔どもも騎士団の動きに気付きましょうし、そうなれば討ち漏らす可能性は低くありません。
> また、上位種に率いられた妖魔は妖魔らしからぬ知恵を持つ集団となります。
> であれば、伏撃なども考慮に入れねばならない」

>「そういった仕事には、冒険者である皆さんのほうが適任であろうと考えております」

>「ゆえにあなたがたに依頼したいことは、妖魔どもの巣の捜索です。
> 必ずしも行き会った妖魔を殲滅することを求めるものではありません――が、無論、あなたがたの腕前に頼らぬという話でもありません。
> 求めるものは情報ですが、その過程で妖魔を討っていただけたならば、その数と質に応じて報酬を引き上げましょう」

巣・・わたくし達全員で全ての巣を見つけることができるのかしら?
巣って、どのくらいあるのかしら?お話を聞く限り行って見ないと分からないわね
でも、全部退治しないと・・全部の巣が見つかったかもわからないわね

>「お引き受けいただけましょうか?」

わたくしは微笑みながら答えましたわ

「少しでもお役に立てるよう、がんばりますわ」

PL-----------------------------------------------------------------------
 バーラー 頭悪いので
 すぐにお返事を^^
 巣を見つけたら報告、見つけたら報告でいいのかなーと思いつつ

 セクトール様以外はパーフェクトチョコをどうぞ!!
 でセクトール様はエリーズ様のチョコを御堪能くださいませ!!

06:39:15 バーラー@コレステロール満載 ≫ チョコ! 2d6+3 <Dice:2D6[6,6]+3=15>
06:38:52 バーラー@コレステロール満載 ≫ チョコ! 2d6+3 <Dice:2D6[2,1]+3=6>

 報酬は何方か使うのであれば使ってくださいね
 使う方無ければスーパーパーフェクトチョコレートの材料代に^^

エリーズ(ターナー) 2013.02.07 [23:39]

「夢を追う君と?見守る僕に?」

つかの間の陽気で、気分も何と無く晴れやかになる。
ちょっと多めに用意したバレンタイン用のお菓子の材料
美味しくできるといいなぁ

・・・・・・・
会えない時は中々会えないもので
いえ、決して迷子に成ったわけじゃありませんよ

「はい、セクトさん。今年のバレンタインです。」

今回はマシュマロをチョコレートで覆ったものである。
どちらかと言うとマショマロを作る方が苦労した気がする。
一個大失敗してしまったのは内緒である。

>「よおお前ら、手が空いてるならこんな依頼はどうだ」

空いてません、贈り物を食べてもらってます。
抗議の視線を送ってもジョージさんは大人のスルー
何かずるい
渋々依頼書を見る。・・・・そこまで悪い条件ではありませんね

>「お前らにゃぴったりの――ミルやセクトール、
>エリーズには軽すぎる仕事かもしれんが、
>数が要るって話だからなあ。
>まあ、ちっと安いが、こっちの、」

妖魔ですか、納得は行きませんが駆除していかないと
被害が出ると言う、何と言うか鳥獣被害に近い
物にここの所思えてきた所存です。
私も大分染まってきた気がする。(はぁっ

>「――監察室絡みの案件よりは、
>お前さんたちにゃ合ってると思うんだがね」

そちらは全力でお断りします。

>「で、どうだ。
>――ひとまずは話だけでも、聞いてきちゃくれねえか?」
 
何時もお世話になってるジョージさんにそう言われたら
断れませんよ

「私は受けようと思います。セクトさんはどうなさいますか?」

>「俺はヴェン。まだ、駆け出しの冒険者だが、
>戦士としての腕は誰にも劣るとは思わないぜ」

「ミルさん、バーラーさん。今回もよろしくお願いします。
お二方、始めまして。エリーズ・モーティマーと申します。
現在マーファ神殿で読師を務めております。
今度、祓魔師として昇階するよていです。
御用があれば何時でもお尋ねください」

頭を上げる。ミルさんとバーラーさんが居れば大抵何とかなると思いますし、今回の依頼は妖魔相手みたいですし

・・・・・・
依頼主の元へ移動することとなった。

「ところで、ミルさんとバーラーさん縁結びの方どうなりましたか?」

とりあえず、道中そんな話を振って見ながら
進むと、市の中心から離れた貴族の屋敷に着いた。

>「フリクセル=セレンソンです」

「マーファ神殿で読師を勤めているエリーズ・モーティマーです
。よろしくお願いします。」

椅子に勧められが・・・・
席の場所のせいで地図が良く見えないので結局立つ事に成った。
私の座高が低いせいじゃないと思いたい

>「よい日柄ですが、さすがに少々寒くなりましたね。
>暖かい飲み物でも持ってこさせましょうか」

ここで何も頼まないのも失礼に当たる。

「・・・・紅茶を、ストレートで」

>「じゃあ、エールを。」

ヴェンさん仕事中ですって(汗

・・・・・・・
フラナリー街道、蛇の街道の側道である。
この街道はこの時期妖魔の活動が活発になるらしい
今年は普段よりも目撃情報が多いため
今回の依頼だそうな、騎士団を出すと妖魔は逃げ散って
再集結してのいたちごっこになる可能性がある為
とタブン騎士達が駄々捏ねたんだろうなぁ
たかが妖魔相手に怪我したら不名誉だしそう言うのを
人一倍嫌うのが騎士である。領主様も大変そうだ。

「ゆえにあなたがたに依頼したいことは、
妖魔どもの巣の捜索です。
求めるものは情報ですが、その過程で妖魔を討っていただけたならば、その数と質に応じて報酬を引き上げましょう」


>「その話、乗った!!やらせて貰うぜ!」
>「俺はヴェン。 報酬、よろしく頼むぜ フリクセルの旦那!」

さっきからヴェンさんの態度に冷や汗が止まらない
いや、うん。この領主様なら問題はないのですが

「できれば目撃された方に直接お話を伺いたいのですができますか?」
「後、拠点とする場所の宿の手配と保存食の支給をお願いします。」
「伏撃に適したポイントとかは何方にお尋ねすれば良いのでしょうか?後、案内役の方はおられますか?」

・・・・・・
PLより

お金は保存食もらえるなら、前回の冒険で矢は余ってるので
特に無いです。

Laingmまたよろしくお願いします。
一葉さん、シモンさん始めまして、
迷子系神官のエリーズのPLターナーですよろしくお願いします
ハインツさん、コレステロール満載さんアメムラからの一緒で嬉しいです、よろしくお願いします。
いあさん、魔法の扉以来ですねよろしくお願いします。

 バレンタイン作成1 2d6 <Dice:2D6[4,4]=8>
バレンタイン作成2 2d6 <Dice:2D6[1,1]=2>
バレンタイン作成3 2d6 <Dice:2D6[2,5]=7>

セクトに渡したのは達成値8のものです。
1ゾロはゴミ箱へ、知り合いへ行きました。

ヴェン(シモン) 2013.02.07 [21:45]

**** ミノタウルス亭 ****
金もなく毎日の食事にも事欠く状況だったヴェンは慎ましやかな朝昼夕兼用飯をとっていると、ミノ亭のおやっさんが声を掛けてきた。

> 「よおお前ら、手が空いてるならこんな依頼はどうだ」

ミノ亭のおやっさん、『依頼』という言葉に素早く反応。
(シメた。金がなく毎日の食事にも事欠く状況だった日々におさらばできる。)
いの一番に依頼内容をみる。

> 妖魔の拠点の捜索依頼。
> 報酬はひとり800ガメル。
> 前金2割、路銀支給。

今まで貰った仕事のなかでも高額だ あまりの報酬の良さに目を丸くした。
しかも、妖魔の拠点を探すだけの簡単なお仕事。倒す必要性が全くない。
路銀までも支給って、条件だけだったら今までの仕事の中でも最高に良い。



> 「お前らにゃぴったりの――ミルやセクトール、エリーズには軽すぎる仕事かもしれんが、数が要るって話だからなあ。
>  まあ、ちっと安いが、こっちの、」

ミノ亭のおやっさんは、自分の後ろに控えている面々に『軽すぎる仕事』だと話掛けていた。
ミノ亭にいる古株さんたちだ。名前はよく知らないが、顔は知っているレベル。 ミル、セクトール、エリーズって言うらしい。

この人達も参加するなら鬼に金棒って奴じゃん。 なんかほとんど仕事することなしに報酬貰えそうな超優良依頼じゃないか


> 「そろそろ別の依頼に出てる奴らも戻ってくる頃合、ってのがあるからなあ。
>  決めるなら早めに頼むぜ、善は急げ、ってよく言うだろ?」

> 「で、どうだ。
>  ――ひとまずは話だけでも、聞いてきちゃくれねえか?」

「聞くも何も俺はなんだってやるぜ! 任せてときな!!!」
**** ミノ亭での自己紹介 ****

「俺はヴェン。まだ、駆け出しの冒険者だが、戦士としての腕は誰にも劣るとは思わないぜ」
と(戦士として)ベテランそうなセクトール、エリーズやバーラーを見ます。




**** 貴族の屋敷 ****

依頼人に指定された場所はオランの街中にある貴族の屋敷。

場違いなところにきたせいで、やたら緊張している。
ミノ亭での勢いはどこへやら、集団の後ろにちょこちょこと付いって行き、借りてきた猫のような有様だった。

子爵に促されるまま椅子に腰を掛けていたが、全然落ち着かない。キョロキョロと周りの様子を見渡しては
早く、屋敷の外に出たいと願うばかりであった。

> 「よい日柄ですが、さすがに少々寒くなりましたね。
>  暖かい飲み物でも持ってこさせましょうか」
 
「じゃあ、エールを。」

(いつもの調子で、つい口走ってしまった...)
冷や汗がタラタラ出て、手や足が汗ばむ。
(こんなところならモンスターたちと戦っている方が100倍マシだ。)


> 「宿のご主人から、おおよそのところは聞いておられますね?...略...
> そういった仕事には、冒険者である皆さんのほうが適任であろうと考えております」

長い話が繰り広げられていたが、気が動転してほとんど頭には入らない。子爵が話している間中、キョロキョロと
部屋の置物を見たり、他の冒険者の顔を1人1人伺ったり、使用人をみたり、窓から外を見たりしていた。

(要約すると巣穴を探せってことか?)

> 求めるものは情報ですが、その過程で妖魔を討っていただけたならば、その数と質に応じて報酬を引き上げましょう」

この言葉を聞いた瞬間、目を見開き子爵の顔を見据えた。
目が冴え渡り、耳に研ぎ澄まされ、血が沸き、筋肉は踊る。肉食獣になった気分だ。滾る。
(倒せば倒すほど報酬があがる!)

> 「お引き受けいただけましょうか?」


手のひらをテーブルに勢い良く手で叩きつける、「その話、乗った!!やらせて貰うぜ!」
「俺はヴェン。 報酬、よろしく頼むぜ フリクセルの旦那!」

「俺からの質問は、この仕事の期日はいつまでにだ? 妖魔どもは見つけ次第 叩き潰させて貰うからな」
「妖魔のどこで目撃された場所を地図上で示してくれ」
「あと、そうだな。このあたりで巣穴になりそうなポイントも示してくれると有難い。」

===========================================
PL:シモン@ヴェンより

皆様、よろしくお願いします。
前金使って何かする予定はないので、お金を使いたい方が居ればどうぞ。

いなければ 160Gを受け取っておきます。

質問の補足

1.「俺からの質問は、この仕事の期日はいつまでにだ? 妖魔どもは見つけ次第 叩き潰させて貰うからな」
 ヴェンの意図としては、期日までずっと妖魔を狩って、報酬を釣り上げたいという思いから来ているものです。

2.「妖魔のどこで目撃された場所を地図上で示してくれ」
 ヴェンの意図としては、地図上というのがミソで、目撃ポイントが多数ある箇所の近辺を調査したいというものです。目撃ポイントが集まる箇所の近辺に巣穴があると推測。あと、記載はしてないのですが目撃日時がわかるとなお良いです。 理由は巣穴が移動しているパターンの割り出しが可能となる。

3.「あと、そうだな。このあたりで巣穴になりそうなポイントも示してくれると有難い。」
 ヴェンの意図としては、廃墟や山小屋、洞窟、廃城、川、湧き水の出る箇所など巣穴になりそうなポイントを押さえて、早く巣穴を特定してノルマ(巣穴の探索)をクリアしたいというものです。


GM(Lain) 2013.02.07 [02:10]

 秋の深まるころ。
 エストンの山々も、背の高い順に雪の冠を被りはじめる。

 王都ではこの時期、雲ひとつない晴れの日が続く。
 冬に入り寒さが厳しくなるにつれ、雨が増えてゆく、その前のつかの間の晴れ間。

 陽気に合わせてか、オランはどこか浮き立った雰囲気に包まれる。

※ ※ ※

 街が浮き立つ中にあって、冒険者の店・角なしミノタウロス亭も賑わっている。

 人出が増えれば酒場としてのミノタウロス亭も当然のように賑わうし、人の往来が増えればそれだけ厄介ごとの数も増える。
 未然に厄介を防ごうとする旅商人は護衛を雇いたがるものだし、収穫の済んだ穀倉を狙う妖魔どもが活発に動くのもこの時期だ。

 他人の厄介ごとをかわりに引き受けて食事の種とする冒険者と冒険者の店にとっては、ある種の稼ぎ時と言えるかもしれない。

 そんな秋の、昼すこし前のこと。

 冒険者たちは朝寝坊を決め込んでようやく起き出してきたところであるのか、
 新たな仕事の準備として武具の手入れでもしていたところであるのか、
 依頼を待ちながら仲間と時間を潰しているところであったか、
 はたまたたまたま食事をしに来たところであったか。

 ジョージは新しい依頼が書かれた羊皮紙を持って思案顔だ。
 店内を見回し、ややあって冒険者たちに声をかける。

「よおお前ら、手が空いてるならこんな依頼はどうだ」

 妖魔の拠点の捜索依頼。
 報酬はひとり800ガメル。
 前金2割、路銀支給。

 ジョージが差し出す羊皮紙を見れば、そこに書いてある依頼の内容はどちらかと言えば駆け出し向きと知れる。

「お前らにゃぴったりの――ミルやセクトール、エリーズには軽すぎる仕事かもしれんが、数が要るって話だからなあ。
 まあ、ちっと安いが、こっちの、」

 言いながらもう一枚の羊皮紙をひらひらと振ってみせ、

「――監察室絡みの案件よりは、お前さんたちにゃ合ってると思うんだがね」

 そう悪い話じゃあないと思うぜ、とジョージは語る。

「期限にゃまだ余裕があるが、ほかの奴らが乗るって言やあそっちに回すことになる。
 今んとこ競合しそうな連中はいねえんだが、」

 なにやら書き付けてある帳面にちらりと目をやり、

「そろそろ別の依頼に出てる奴らも戻ってくる頃合、ってのがあるからなあ。
 決めるなら早めに頼むぜ、善は急げ、ってよく言うだろ?」

「で、どうだ。
 ――ひとまずは話だけでも、聞いてきちゃくれねえか?」

※ ※ ※

 依頼人に指定された場所はオランの街中にある貴族の屋敷。
 一等地、というには少々、市の中心街からは外れている。

 門衛に来意を告げれば、冒険者たちは屋敷の一室に通される。
 部屋の一隅には火の入った大きな暖炉、中央にこれも大きな円卓。

 待っているのは屋敷の主人にして依頼人、アンセルム子爵だ。

 40をいくつも過ぎないというが、痩せた身体からは壮年の男性がもつある種の力強さを感じない。
 色白の細面に白いものの交じる金褐色の髪、柔和そうな藍色の瞳。
 幅の狭い肩から上掛けを羽織り、時折乾いた咳をする。
 身体が弱いのか、病なのか、あるいはその両方であるのかもしれない。

「フリクセル=セレンソンです」

 穏やかな声でそう名乗り、かれは冒険者たちに椅子を勧める。

「どうぞ、かけてください」

 控えていた使用人に頷くと、使用人は円卓に地図を広げた。

snake_02.png 椅子に腰を落ち着けてから、かれは思い出したように問うた。

「よい日柄ですが、さすがに少々寒くなりましたね。
 暖かい飲み物でも持ってこさせましょうか」

 冒険者たちが注文を述べれば、使用人がそれを聞くことだろう。
 全員の注文を聞き、一礼して、使用人は部屋を出ていった。

※ ※ ※

「さて、本題ですが」

 フリクセルは切り出す。

「宿のご主人から、おおよそのところは聞いておられますね?」

 言いながら、彼はフラナリー街道、と記された街道を指差す。

「この街道――蛇の街道の側道ですが、このフラナリー街道沿いで、妖魔が常よりも活発に動いているようなのです。
 例年この時期、数件は妖魔を見たとの報告が上がるのですが、今年は普段の年よりもそれが多い。
 今までほとんど妖魔の出たことのなかった村からも、目撃の報が寄せられております」

「今のところ村や人が襲われたという類の、直接的な被害の報告はありません。
 ただ、目撃報告の数が多く、例年見かけぬ場所で見られた、という状況なのです。
 また、確報ではありませんが、巨人の類を見た、との報まで出ております。
 おそらくはホブゴブリンなどを見誤ったものでありましょうし、仮に事実であったにせよオーガーなどの下位巨人種でしょうが、山中の寒村にとっては十二分な脅威、というよりもむしろ災厄と言えましょう。
 放置すれば直接的な被害もいずれは出ましょうし、たとえそういった害がないにせよ、妖魔が出るというだけで周辺の村々は怯えて暮さねばなりません」

「無論、本来、こういった害に対処し、民人の安寧を守るは騎士団の役割です。
 ですが――」

 山狩りをするにも、闇雲に兵力を山へ送り込むわけにはいかないのだ、と子爵は語る。

「妖魔どもを狩り出すならば巣を明らかにせねばなりません。
 大規模な捜索を行えば妖魔どもも騎士団の動きに気付きましょうし、そうなれば討ち漏らす可能性は低くありません。
 また、上位種に率いられた妖魔は妖魔らしからぬ知恵を持つ集団となります。
 であれば、伏撃なども考慮に入れねばならない」

 ひとたび敵を捕捉し、正面からぶつかることができれば、騎士団は有効な打撃を与えうる。
 だが山中、目立たぬように敵の本拠を探りつつ戦う、というような仕事は得手ではない。

「そういった仕事には、冒険者である皆さんのほうが適任であろうと考えております」

「ゆえにあなたがたに依頼したいことは、妖魔どもの巣の捜索です。
 必ずしも行き会った妖魔を殲滅することを求めるものではありません――が、無論、あなたがたの腕前に頼らぬという話でもありません。
 求めるものは情報ですが、その過程で妖魔を討っていただけたならば、その数と質に応じて報酬を引き上げましょう」

 いかがでしょうか、と子爵は問うた。

「お引き受けいただけましょうか?」

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■GMから

 この記事への返信は「100_導入部」カテゴリにチェックを入れて投稿してください。

 導入です。

 お読みいただいておわかりのとおり冒険者の店のシーンはさくっとすっ飛ばしておりますが、店や道中でのあれこれは適当に描写し、ロールプレイしていただいて構いません(もちろん、GM同様にさくっと飛ばして依頼人との会話シーンからでも結構です!)。


◆質問などについて

 質問やリクエストなどは随時受け付けますのでがんがんどうぞ!

 PCレベルの(キャラクターとしての)質問でも、PLレベルの(プレイヤーとしての)質問でも受け付けます。
 PCレベルの会話や質問はキャラクターの台詞として、PLレベルの質問や相談は「PLから」パートで、というふうに分けて書いていってくださいね。

 この記事の前半がNPCの台詞と描写、後半が「■GMから」と分かれているのが一例です。


◆買い物などについて

 買い物をしたい方はこのカテゴリの間、つまりオランにいる間は、通常材質・通常品質の武器および通常のアイテムに限り自由に買い物をしていただいて結構です

 前金は報酬800ガメルのうち2割ですので160、6人分で960ガメルです。
 分配はもちろん、PCの差配に任されます。
 たとえば必要な装備を整えるのにお金がかかるひとがいれば、多めに配分する、などという調整も可能です。
 PC同士・PLさん同士で相談して決めてください。

 マジックアイテムは魔晶石のみ購入を認めます
 3点までの大きさのものを、ひとりあたり1d3個まで購入可能、としましょう。

 買ったものはキャラクターシートに反映させ、GMにその旨伝えてください。
 オランを離れたあとは、基本的に武器などは手に入らなくなるとお考えくださいね。