騎士の返答
GM(Lain) 2013.02.17 [18:37]
> 「エリクセン、
敬称抜きで呼び捨てられた騎士は、おや、という表情でヴェンに視線をやった。
その後の口調を確かめて、すこし困ったような顔をする。
ただ、質問そのものは最後まで聞き、顎に手をやって考える態となった。
「あー・・・・・・ご質問はご質問として、まず貴公の名を伺ってもよろしいか?」
発音が他の冒険者たちへの言葉に比べて丁寧なのは自制の結果かそうでないのか、判断しかねるところだ。
> 村には薪や藁は冬に備えて十分にあるんだろぉ?
> もし村が襲われるなどを考慮して、シリル、ラデクから狼煙を上げる
> ように対処できねぇか?
「第一に狼煙の件だが、これは村が行う協力の範疇と考えていただいて構わない。
シリルとラデクについて、狼煙を確認したならば襲撃があったものと判断しよう。
だが、シリルとラデクの間であればまだしも、ローナムとシリルの間は中継が必要となろうから――」
確実を期するならば3箇所程度の中継が必要となる。
それも、昼間、晴れていれば、という限定があってのことだ。
「確実性を欠くのではないかと思うのだが、いかがだろうか。
どうしてもと言われるならば、合流予定の冒険者とボリス・クラエスの2名を中継要員に回し、さらに1名をこちらで手配しよう。
シリル・ローナム間に3人、シリルに1人を置けば、狼煙での情報伝達が可能となろう」
> 「あの二人の騎兵はシリル、ラデクそれぞれに駐在すんのか?」
「第二に、ふたりの従士の件だが、基本的にラデクに置く予定でいた。
無論貴公らが片方をシリルに置きたいというのであればそのようにしていただいて構わないし、さきに述べたように、狼煙の中継要員としてシリル・ローナム間に置くこともできる。
貴公らの探索に随行させていただいてもよいが、その場合は彼らの疲労を考慮していただかねばならないだろう」
> 「シリル、ラデクの村が襲われたぁときは、手を貸すつもりだが、防衛できるだけの設備はあんのかい?」
「第三に、防衛設備の件だが、両村とも防柵程度のものしかない、とお考えいただきたい。
とはいえ防柵も獣相手のものであるゆえ・・・・・・」
手を使える妖魔ならば乗り越えるなり壊すなり、ということが可能だ。
時間稼ぎにはなるがそれ以上のものではない、と騎士は言う。
> 騎士団はどのくらいで村に来れるんだ?」
「最後に、騎士団の来着までの時間だが――召集と準備に1日、行軍を急がせて2日、といったところだろう。
急報が届いてからそれだけの時間がかかる。行きの、つまり伝令なり狼煙なりの時間を加算すれば――」
5日か6日か、その程度の時間はかかると考えてよいだろう。
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■GMから
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やはり読み落としがありました。すみません!
>シモンさん
大変失礼いたしました。
ヴェンの質問関連の追記分です。
質問にはだいたいお答えできていると思われますがいかがでしょうか。
狼煙の件については、「従士の早馬と合流予定の冒険者を諦めること」「ラデク到着後、狼煙の準備に一定の時間を使うこと」を条件に、狼煙での情報伝達を可とします。
また、従士2名は捜索に随行させても構いませんが、その場合は早馬としての使用に支障が出る(具体的には疲労のために情報の伝達が遅れる)とお考えください。
なお、エリクセンもフリクセルもあまり身分がどうこうにはこだわらない性質ですが、
・明らかに目上を
・初対面で
・呼び捨てかつタメ口
・名乗ってない
これはわりとでかい悪印象がつきますよ、と申し上げておきますね。
キャラクターのロールプレイです、というPLさんからのフォローが通じるのはGMやPLに対してであって、NPCはPCの態度のみを見て印象・心証を決定します、ということです。
ご参考まで!