GM(Lain) 2013.03.18 [01:35]

 分岐点にて罠を仕掛けたのち、一行は道をはずれ、ほぼ真北の森へと進む。

 分岐点の罠の出来栄えは悪くない。
 素人であれば見つかることはまずないと言ってよく、したがって頭の出来は人間の素人以下である妖魔どもに発見される可能性も相応に低いものと判断して差し支えなさそうだ。

※ ※ ※

 森の入り口、森林線の付近に仕掛けた罠の塩梅はいまひとつふたつ、といったところだろうか。
 素人であっても偶然の手助けがあればどうにか発見できる、という態だ――だが、妖魔どもであればどうか。
 五分五分よりは多少マシ、というところかもしれない。

 ともあれ、罠は仕掛けた。
 発見されればされたで、それは『人間が警戒していること』を伝えるメッセージとなるだろう。
 妖魔どもがそれをどのように受け取るかは、想像するよりほかにない。

※ ※ ※

 一行はヴェンの先導のもと、慎重に森を進んでゆく。

 妖魔のものと思しき足跡は見つからない。
 踏み跡程度の、知らされていなければ獣道と見分けがつかない猟師たちの道だ。

 足跡があればおそらくそうと知れようし、また足跡を無理に隠そうとしたならば相応に不自然さが出てしまう。
 そのような道で足跡も、それ以外の痕跡も見当たらないとなれば、結論はおおむねふたつに絞られると考えてよいだろう。

 野伏の目を欺けるほど巧妙に痕跡を消したか、でなければ事実ここには妖魔どもが現れていないか、だ。

※ ※ ※

 たえず周囲を警戒し、慎重に進むという行軍には、無論明らかな利点が――不意打ちをすることがあってもされることがないという利点が、ある。
 だが、代償はどのようなものにでもついて回る。

 たとえばこの場合、先行して警戒を担う者にかかる負荷、といったものがそれにあたると言えるだろう。

 今夜の仮の宿とすべき猟師小屋にたどり着く頃には、特にヴェンの疲労が著しくなっていた。
 適宜の休止を挟みつつとはいえ、4人の安全を一身に背負って警戒を続ける緊張は並大抵のものではない。

 その緊張は、体力と気力、集中力を同時に削ってゆく。

 野歩きに慣れたヴェンとはいえ、長時間続けて平気でいられる種類のものではなかった。
 ――否、ヴェンのように野歩きに慣れていたからこそ長時間続けられた、と言うべきであるかもしれない。

※ ※ ※

 この日の宿が露営でなく、屋根と壁のある小屋であることは幸いだったと言えるだろう。
 すくなくとも、テントを設営する必要がなく、火を熾す手間も少なくて済み、暖をとることについてさほどの気を遣う必要がないからだ。

 ヴェンとバウゼンは念のためとして小屋の周囲を検めたが、足跡をはじめ、妖魔の出没を示唆するような痕跡は発見できなかった。
 一晩の宿のことであるゆえ、手早くも入念な捜索を繰り返しての、一致した結論である――やはり、巧妙な隠蔽というよりは不在の事実を示している、と判断してよさそうだ。

 面倒ごとが少ない、というのは、その分の時間を、体力を、より重要な局面のためにとっておける、ということでもある。

「やはり野営よりは屋根と壁があるほうが随分と楽なものです」

 自身も野伏であり、精霊使いでもあるバウゼンが、しみじみとそう言った。

 野営について回る心配も面倒も回避はできたが、警戒だけはそのようなわけにいかない。

 今日まで何事もなかったとはいえ、今夜も明日もそうであるとは限らないのだ。
 であるからこそ、冒険者たちの仕事がある、とも言えるのだが。

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■GMから

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 ざっくりと夕方まで時間を進めました。

 罠はそれなりに設置できました。
 北西側D地点の最大達成値が10というのがちょっとした不安要素ではありますが、まあ見つかったら見つかったでメッセージにはなるでしょう(よかった探し)。

 北西側はここまで、足跡その他の妖魔出没を示唆する痕跡を見つけておりません。

 ここまでで描写した以外の追加情報はありません。
 また、予備ダイスは小屋周辺の足跡追跡・捜索判定として使用しましたが、これも特に発見できたものはありません――達成値的に、自信を持って「ここには妖魔は来ていない」と判断できてよいでしょう。

 なお、疲労云々についてはゲーム的な意味の特にないフレーバーです。


>みなさま

 宿泊中に当直を立てるか否か、立てるのであれば直の順を決めてください
 また、全員、冒険者Lv+知力Bを基準にダイスを振っておいてください。

 加えて、予備ダイスを3回ばかり振っておいていただけると助かります。

 次回進行は20日夜の予定です。20日22時頃を一応の〆切といたしますのでよろしくどうぞ!

ヴェン(シモン) 2013.03.19 [22:16]

森を抜けるにあたって、先導役を努めてみたものの、長時間の集中を敵と遭遇するかもしれないという緊張感の中で余儀なくされ、肉体的な疲労よりも精神的な疲労が溜まる。この代償が明日に響かないようにするため、早々に寝床につくことにした。
もともと、山小屋を目指した最大の理由が、疲労回復と安心感を得ることを目的として提案したものだ。俺の提案に抜かりはなかった。

野営は、疲労回復することができても、どうしても疲れが残る。寝る時ですら周囲の音に、天候に、気配に気を配らなければ、いけないのだから...北東組はたいへんだろうな。
そんなことを考えているときに、バウゼンの一言。

〉 「やはり野営よりは屋根と壁があるほうが随分と楽なものです」

「だよな。野営は色々仕事が増えるからな。これ以上、働くと寝込んじまうぜ ガハハ」とバウゼンに相槌を打つ。

とはいえ、これから山小屋に泊まれるといってもこっちも、妖魔と目と鼻の先のところで寝るわけだから、それなりの準備をしなければいけない。

だが、さすがにシンドイので、やれることも簡単なものにしたい。
その辺に大量落ちている枯れ枝を使うか...
「枯れ枝を集めて山小屋の周りに適当に置いとくべ」とバウゼンに声を掛ける。

枯れ木はすぐに集まり、山小屋の周りに枯れ枝をばら撒く。
罠というにはお粗末なものだが、枯れ枝を踏む。『パチパチ...パキン!!』イイ音がする。
これを侵入者が踏めば、見張りでなくともよほど熟睡してなければ気づくことになる。

山小屋に戻ると、嬢ちゃん(エリーズ)とセクトールが見張りの当番を決めていた。 バウゼンについで多く休めるのは、ありがたい。
「見張り番、助かるぜ」と嬢ちゃん(エリーズ)とセクトールの配慮に感謝の気持ちを伝えた。

「さっき、バウゼンと二人で山小屋で良かったと話していたところなんだよ。 良かったろ、山小屋」
「冷たい風も、余裕だぜ」
「明日も山小屋を目標にしようぜ」
「妖魔の斥候あたりがこのへんまで来ていると思っていたのにな。意外とアイツら行動が遅いぜ。」
「頭が不在なのかな」などと皆と雑談したところで大あくびをした。

さすがに疲れが溜まっていたのか、日も暮れてしまったので山小屋で寝入ってしまった。 「ぐぅうzzZ」
======================================
PL:シモン@ヴェンより

ターナーさんの見張り番案に感謝。
セクトール@ハインツとエリーズ@ターナーが集中的に見張り晩をしてくれるので、安心して寝ることができます。

■見張り番時の行動について
 基本的に闇目が聞かないので、聞き耳で外の様子を探るぐらいしかできないので、じっと聞き耳を立ててます。
 下手に動くにも、火は使いたくないので...
 
■ダイス
罠設置(枝)
 シモン@ヴェン : 罠設置(枝) 2D6 → 4 + 6 + (3) = 13 (03/19-22:02:50)
冒険者Lv+知覚
 シモン@ヴェン : 冒険者+知覚 2D6 → 2 + 4 + (4) = 10 (03/19-22:04:23)
聞き耳
 シモン@ヴェン : 聞き耳 2D6 → 1 + 6 + (3) = 10 (03/19-22:08:17)
 
予備
 シモン@ヴェン : 予備ダイス1 2D6 → 4 + 1 = 5 (03/19-22:05:56)
 シモン@ヴェン : 予備ダイス2 2D6 → 5 + 6 = 11 (03/19-22:07:14)
 シモン@ヴェン : 予備ダイス3 2D6 → 6 + 5 = 11 (03/19-22:07:29)


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バウゼンのダイス
罠設置(枝)
 バウゼンNPC : 罠設置(枝) 2D6 → 5 + 5 + (3) = 13 (03/19-22:12:16)
冒険者Lv+知覚
 バウゼンNPC : 冒険者+知覚 2D6 → 3 + 5 + (3) = 11 (03/19-22:12:47)
聞き耳
 バウゼンNPC : 聞き耳 2D6 → 5 + 2 + (3) = 10 (03/19-22:12:35)

予備ダイス
バウゼンNPC : 予備ダイス1 2D6 → 6 + 1 + (3) = 10 (03/19-22:12:56)
バウゼンNPC : 予備ダイス2 2D6 → 1 + 3 = 4 (03/19-22:13:13)
バウゼンNPC : 予備ダイス3 2D6 → 4 + 4 = 8 (03/19-22:13:19)


※予備ダイス1は7です。誤って、+3してますが、7が正しいです。

セクトール(ハインツ) 2013.03.20 [00:25]

 俺達はヴェンを先頭に森の中を進む

しかし妖魔の足あとらしきものは見当たらず、俺も警戒は怠っていないが発見には至らない


 何も発見できぬまま日が暮れる。俺ら以上にヴェンの疲労が溜まっているのは確かだ

幸いなことに近くに小屋を見つけ、そこでキャンプをする


夜も見張りの話が出てきて、ヴェンには体力の回復に専念する方向となった。


「うし、んじゃそれでいくか」

 

小屋の中でヴェンは寝ている間、見張りは俺とバウゼンで行う

遠距離からの牽制のためにとロングボウを握っての見張りだ

「ま、なんもないことを祈ろうか」

そうぼそっとつぶやいた

=======================================
PL
簡潔にですが書いておきます。
ターナーさんの案でいきます

 

んでロングボウを身につけときます

ハインツ : 冒険者ロール 2D6 → 5 + 2 + (3) = 10 (03/20-00:21:53)

ハインツ : 予備 2D6 → 5 + 1 = 6 (03/20-00:22:12)
ハインツ : 予備 2D6 → 5 + 6 = 11 (03/20-00:22:15)
ハインツ : 予備 2D6 → 6 + 3 = 9 (03/20-00:22:17)

GM(Lain) 2013.03.20 [23:25]

> 「だよな。野営は色々仕事が増えるからな。これ以上、働くと寝込んじまうぜ ガハハ」

 ヴェンの言葉に、バウゼンは頷いた。

「まったくね、妖魔どもを見つける前に疲れて倒れたんじゃあ目も当てられません」

> 「枯れ枝を集めて山小屋の周りに適当に置いとくべ」

「即席の鳴子というわけですね」

 さすがに野伏同士、バウゼンはヴェンの意図を正確に理解した様子だった。

 ややあって、集められた枯れ枝が小屋の周りに撒かれる。
 不自然でなく、それでいて侵入者が通りそうな場所に満遍なく。

 過不足なくばら撒かれた枝は、侵入者の存在を知らしめる手助けとなるだろう。

※ ※ ※

 昼間の行軍で疲労を深くし、にもかかわらず就寝時の警戒にまで心を配ったヴェンは、食事を摂ったあとすぐに寝付いた。

 見張りはセクトールとバウゼン。

> 「ま、なんもないことを祈ろうか」

「夜目が利かぬでは、戦うにもなかなか苦労が多いですからね」

 祈ったセクトールと相槌を打ったバウゼンの期待は、結果として裏切られた。

 ふたりが見張りに立ってから半刻ほどの後であっただろうか。
 先にそれに気づいたのは、バウゼンだった。

「セクトールさん、あれを」

 小声でセクトールに注意を促す。
 セクトールも数瞬遅れて気付くことだろう。

 西側の尾根に光が浮かび上がる。

 はじめひとつ、次にもうひとつ。
 たいまつほどの大きさだろうが、暗い稜線の上にあるそれはひどく目立つ。

 やがて光がかすかに動く――ふたつが交差するように一度、そしてもう一度。

 同じような光が、遠く東の稜線の上にも見えることに、ふたりは気がつくだろう。

 そして、セクトールは更に重要な事実に思い至ることだろう
 その光が稜線から浮き上がる高さは、人が手を伸ばす高さよりも、かなり高い。

 何がしかの道具をわざわざ用いているのでなければ、そこにいるのは人間よりも一回り二回りは大きななにか、ということになる。

 西の稜線の光と同じように、東の稜線の光が動いた。二度の交差。

 東側の稜線の光が二度、ぐるりと回り――南を、下る方向を指して止まる。
 西の稜線の光が同じように二度回り、同じように南を指して止まった。

 ふっと双方の光が消える。
 稜線のうえに、闇が戻った。

 なにかが――否、誰かが、合図を送りあった。
 そうとしか思えない動きだった。

 目を眇めて、ふたつの稜線に浮かんだ光のほうを凝視していたバウゼンが呟くように言う。

「西側、小柄な人影が複数。5以上、10はいない。
 少なくともうち1はやや大きめのものでした。たぶん人間とほぼ同じくらい」

「東側、大きめの人影が2か3。遠すぎてよく見えない――ただ、確実に複数」

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■GMから

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◆現状
 現在時刻は夜の9時頃です。
 おおむね、ヴェンとエリーズが寝入って1時間といったところでしょうか。

 なにやら東西の稜線で光のやりとりがあったようです。

 ふたりをすぐにたたき起こせば、途中からやり取りを見せることが可能です。

 光が現れた場所は、地図上だと西側I地点/東側K地点の付近です。

 移動経路がある程度はっきりした状態で、下り道であれば、村近辺・A地点までおよそ半日=6時間(3刻)といったところでしょう。

 4人がいる場所から村近辺まではおよそその半分、A地点まで3時間(1刻半)で到達できます。


◆移動について
 先日のジャッジに従い、暗視能力を持たないキャラクターが夜間に移動する場合は明かりが必須です。
 また、東側・西側の稜線ともに、森全体に対して視線が通るものとします。

 ある程度の大きさの裸の火(具体的にはたいまつです)を持って移動すれば、無条件で発見されることになるでしょう。
 覆いがある、または絞ることができる明かりであれば、発見されずに済むものとします。


◆というわけで
 ・就寝組のふたりを起こすか否か
 ・このあとどのように行動するか

 これらを決めてくださいませ。

 次回進行は22日夜の予定です。22日22時頃を〆切といたします。よろしくどうぞ!

セクトール(ハインツ) 2013.03.22 [01:07]

>「夜目が利かぬでは、戦うにもなかなか苦労が多いですからね」

「それに向こうからはこっちの姿は丸見えだから尚更たち悪いしな」

頼りになるのは音と気配だけ、だからそこヴェンが仕掛けてくれた罠は大いに助かる


見張りを初めて半刻が過ぎた時だ

バウゼンが何かに気がついた

>「セクトールさん、あれを」

その視線の先には遠いがたいまつの光と思われるものが見えた

そして何よりも、その光は明らかに人の大きさのより高い位置に灯っている

「エリーズ達を起こしてくる」

小屋に急いで戻り、エリーズとヴェンを揺さぶり起こす

「エリーズ、ヴェン起きろ。外で問題があった」

二人と共に外へと出る。幸いなことにまだ光は灯ったままだ

その光の動きは何かの合図のように見え、やがて光が消えた


>「西側、小柄な人影が複数。5以上、10はいない。
> 少なくともうち1はやや大きめのものでした。たぶん人間とほぼ同じくらい」

>「東側、大きめの人影が2か3。遠すぎてよく見えない――ただ、確実に複数」

「てことは向こうには巨人が最低2体はいるのか・・・」

こっちには10以下のゴブリンクラスだが、向こうは巨人が2体

ましてや、向こうには前線に立てるのが居ない・・・

「今下手に動いたらミル達に被害が出る。
明日の朝に西側の光ったところに向かおうと思うが、どうだ?」
-------------------------
PL
とりあえず二人を起こします

んで、明日の朝に西側の光っていたポイントに向かおうと考えてます

異論があったら遠慮なくどうぞ

エリーズ(ターナー) 2013.03.22 [20:24]

ヴェンさんを先頭に立てて森を進む
目標は山小屋、野営はできれば避けたい所

・・・・・
結局何事もなく小屋までたどり着く事ができた。
しかし、先頭を進んでいたヴェンさんの疲労が濃い
話し合いの結果

>「うし、んじゃそれでいくか」

ヴェンさんの体力を回復させる事を優先して今日は休む事に

・・・・
>「エリーズ、ヴェン起きろ。外で問題があった」

「ふぁぁ、何事ですか?」

目がショボショボする。目が傷つく為こすらずに気をつけながら
起きる。

>「西側、小柄な人影が複数。5以上、10はいない。
>少なくともうち1はやや大きめのものでした。
>たぶん人間とほぼ>同じくらい」

>「東側、大きめの人影が2か3。
>遠すぎてよく見えない――ただ、確実に複数」

>「今下手に動いたらミル達に被害が出る。
>明日の朝に西側の光ったところに向かおうと思うが、
>どうだ?」

「巨人2体はどちらのグループでも手に余りそうなので
先に合流を目指すと言うのも手ですが」

兎に角、状況が変わった事は確かでしょうね

・・・・・・
PLより
先ほどは投稿できず、連絡せずですいませんでした。

 ≫ 予備ダイス1 2d6 <Dice:2D6[1,6]=7>
 ≫ 予備ダイス2 2d6 <Dice:2D6[1,5]=6>
 ≫ 予備ダイス3 2d6 <Dice:2D6[5,6]=11>

ヴェン(シモン) 2013.03.22 [22:18]

>「エリーズ、ヴェン起きろ。外で問題があった」

「マジか?」
咄嗟に起き上がり外の様子を見る。

> 東側の稜線の光が二度、ぐるりと回り――南を、下る方向を指して止まる。
> 西の稜線の光が同じように二度回り、同じように南を指して止まった。
> ふっと双方の光が消える。
> 稜線のうえに、闇が戻った。

「...」衝撃的な光景だった。妖魔に出し抜かれたとすら思えた。

「北東組の奴ら大丈夫だろうか? 足あとを辿って尾根に居るとしたら鉢合わせになっているんじゃないのか?」と北東組のことを気にかける。

>「今下手に動いたらミル達に被害が出る。
>明日の朝に西側の光ったところに向かおうと思うが、
>どうだ?」

>「巨人2体はどちらのグループでも手に余りそうなので
> 先に合流を目指すと言うのも手ですが」

「まずは、北東組が出方を見るか? もし鉢合わせしているなら、火が再び灯るはず、その場合は村まで戻るか?」

====================================
PL:シモンより

遅れて申し訳ございません。

個人的には村へ急いで戻りたいですが、まずは北東組の出方を見て再判断したいと思います。

GM(Lain) 2013.03.26 [02:19]

 なにかは解らないが、なにかがいる。
 それは合図を交わし、その最後に南を指した。

 明確な情報はない――今後何をするにせよ、東側へ向かった冒険者たちの意向を汲むべきだろう。
 冒険者たちはそう考えた。

 ひとまずは待ち、その後異変があった段階で行動する。
 そう決めはしたものの、待つ時間は、ことになにが起きるかわからない状況で待つ時間は、実際よりも長く感じられるものだ。

 常よりもだいぶ長く感じられた四半刻ののち。

 最初に気付いたのは誰であったか。
 東側の稜線、ちょうど東へ向かった冒険者たちが野営をしているであろう付近。

 そこに、大きな明かりがともる。
 大きさからみて何かの手違いということではなく、意図的なものであろうと思われた。

 その位置は、だが、さきに東側の明かりがついたあたりから四半刻も下れば見えない場所だ。
 ちょうど、やや大きめの峰の陰に入ることになる。
 タイミングといい火そのものの大きさといい、やはりこれは意図したものなのだろう。

※ ※ ※

 冒険者たちがその火に答えて行動を起こす前に、稜線でも異変が生じていた。

 西側の稜線、その、先ほどの合図よりやや南に下がったあたり。
 今回もまた、ふたつの炎がともる。
 二度の、光の交差。

 答えるように、東側の稜線にも炎がともった。
 二度の光の交差。

 そして、西側の炎が上下に振られる。一度、そしてまた一度。

 東側からはふたたび、二度の交差。
 ややあって、先ほどと同じように二度ぐるりと回り、南を指し、光は消える。

 西側からも同様、二度の回転、南を指しての静止。そして、消灯。

「西・東とも、そのまま南下を継続」

 バウゼンが闇のなかへ目を凝らし、呟くように言う。

「東の3人はこっち側へ向けて下りてくる。
 道も悪いから少々時間がかかるでしょう――森まで半刻、といったところです」

 決めたとおり、ひとまず分かれ道まで引き返しますか。
 目頭のあたりを揉みながら、バウゼンは3人にそう訊いた。

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■GMから

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 このカテゴリに返信できるのは、ヴェン、エリーズ、セクトールの3人です。

 時間等については次のとおりです。

 ・現在時刻:午後9時半(明かり発見から30分)
 ・尾根を下りつつあるなにかがA地点に到達するまで:約5時間半
 ・現在の北西組の位置:D地点
 ・現在の北東組の行動:G地点方面へ移動開始
 ・北東組の現位置 → G地点 の移動所要時間:1時間
 ・G地点 → A地点 の移動所要時間:2時間半
 ・北西組の現位置 → A地点 の移動所要時間:3時間

 ほか、現在の状況は描写したとおりです。

 というわけで、この先当面の行動について決めてくださいませ。
 このままA地点へ、ということであれば、その旨一行なりで宣言していただいて構いません
 宣言を受けて再度進行いたします。

 〆切は28日24時といたします。

ヴェン(シモン) 2013.03.27 [20:03]

> 東側からはふたたび、二度の交差。
> ややあって、先ほどと同じように二度ぐるりと回り、南を指し、光は消える。

「向こうさん、やけに慎重じゃねーか。妖魔ってのは猪突猛進するしか能がないと思っていたぜ」
ポカーンと口を開けて、一言ぼそりと言った。
定期的に移動が安全にできているか確認しているあたりに規律性や知性を感じる。

「これで決まりだな。奴らは南進し村を目指している。 どうする? 殺り合うのか?」と皆に問う。
「俺は、当然皆が止めても殺り合うつもりだ。」

========================================
PL:シモンより

妖魔の行動パターンに興味がありますが、ヴェンとしては殺り合うつもりです。
理想としては、西側の奴らを叩いてから東側の奴らを叩きたいです。

気になる点は東側から降りてくる奴らが山道に掛かる丸太の橋を壊さないかという点です。

行動宣言
A地点へ移動。

エリーズ(ターナー) 2013.03.27 [22:40]

フリクセルさんの言葉を思い出す。

>「討伐そのものが依頼の目的ではありません。」

どうやらそうも言ってられないらしい、
東西において松明を使った二度の合図。
意味は集結完了か二日後に南下開始か
ただ判るのはあちらの行動が迅速だったと言う事である。

>「向こうさん、やけに慎重じゃねーか。
>妖魔ってのは猪突猛進するしか能がないと思っていたぜ」

同感だ、いや中途半端な人間の暗黒神官より余程知恵がある
と言いたい

>「これで決まりだな。奴らは南進し村を目指している。
>どうする? 殺り合うのか?」

ここまで切羽詰まっているのだ私たちの存在が発覚した所で
それ程状況に変更はなさそうだ。しかし

>「俺は、当然皆が止めても殺り合うつもりだ。」

効率の為、戦力は二分されており噂のオーガ等の妖魔の主力を
相手にするには不安が残る。
たった一体で苦戦したダブラブルグと同程度の脅威と言われる
巨人を複数の妖魔の支援を受けた状況で対峙するのはごめんこうむる。

「遭遇したならば基本的に戦う事は否定しません」

一度区切る。

「しかし、こちらは戦力が二分されている状況、
マイリーの教えに反しますが、敵が弱ければかかり
強ければやりすごす。もちろんできらならですが
これを提案します。」

「一隊を失えばその隊の失策と思い、二隊が叩かれれば
迷いが生じ、三隊が壊滅すれば死の予感となる。
上位は揺るがないでしょうが雑魚は迷うでしょう」

しかし、先生の言った通り、戦場とは予想外な事が起きると聞くが前提がひっくり返されるのは驚きです。

・・・・・・・
PLより

A地点へ移動で
とりあえず、相手が弱そうなら蹴散らして
強そうなら避けて通るのもありかと

セクトール(ハインツ) 2013.03.28 [00:48]

 もう少し様子を見るために待機する

その4半刻に再び明かりが灯る

間違いなく、降ってきている

>「西・東とも、そのまま南下を継続」
>「東の3人はこっち側へ向けて下りてくる。
> 道も悪いから少々時間がかかるでしょう――森まで半刻、といったところです」

「確実にこっちに向かってきてるか」

>「向こうさん、やけに慎重じゃねーか。
>妖魔ってのは猪突猛進するしか能がないと思っていたぜ」

「妖魔と言っても中には人間以上に賢い奴もいる。が、今回はどっちかというと場数踏んだ奴ばかりかもしれんな」

この囲い込むような動きは明らかに場数を踏んでいるのは確かだ

>「これで決まりだな。奴らは南進し村を目指している。
>どうする? 殺り合うのか?」
>「俺は、当然皆が止めても殺り合うつもりだ。」


「・・・選択の余地は無さそうだな」

恐らく北東部に巨人がいるのだろう

この状況で一番怖いのが夜間での挟撃

ならばこっちである程度処理か時間稼ぎが出来ればなんとかなるかもな

>「遭遇したならば基本的に戦う事は否定しません」
>「しかし、こちらは戦力が二分されている状況、
>マイリーの教えに反しますが、敵が弱ければかかり
>強ければやりすごす。もちろんできらならですが
>これを提案します。」

「向かっていって犬死はゴメンだからな。」

腹を決めるしかなさそうだな

「戦って勝ち目がないと感じたらすぐに後退、対処できそうなら北東部との合流する時間を稼ぎ、可能ならば向こうの迎撃をしよう」

あ、あとエリーズ。マイリーの教えでは向かってくる奴には弱者とは言わないよ。」


--------------------------------
PL
A地点へ移動します

ハインツ : 予備 2D6 → 1 + 3 = 4 (03/28-00:48:01)
ハインツ : 予備 2D6 → 5 + 5 = 10 (03/28-00:48:11)
ハインツ : 予備 2D6 → 2 + 6 = 8 (03/28-00:48:20)

GM(Lain) 2013.03.29 [01:10]


> 「これで決まりだな。奴らは南進し村を目指している。

「同感です」

 ヴェンの言葉に、バウゼンが頷いた。

 南進したその先にはラデクの村がある。
 妖魔であれば、ここを黙って見過ごす理由はないように思われた。

> 「俺は、当然皆が止めても殺り合うつもりだ。」
> 「遭遇したならば基本的に戦う事は否定しません」
> 「・・・選択の余地は無さそうだな」

「引き返しますか」

 バウゼンのその言葉は、念押しのようなものだった。

 このままこの場所にいても敵は来ない。
 夜間、森の中を尾根まで出るには時間がかかりすぎる。

 であれば、いっそ退ける場所まで退いてしまうほうが面倒がない。

 冒険者たちの、それが一致した結論だった。

※ ※ ※

 絞れるだけ絞ったランタンの明かりを頼りに、冒険者たちは来た道を引き返す。
 来たのは昼、いまは夜。
 夜の、見通しが利かない森というのは、それだけで行路の障害となりうる。

 だが、事前に収集した情報。地図。野伏。
 そして、昼間に一度通ったその経験。

 それらが冒険者たちを目的地へと正しく導いた。

 歩き始めてから一刻半、冒険者たちは分岐点にたどり着く。
 北東を探りに出た3人の姿は、まだ見えない――あのまま山道を逸れ、しかしここ、分岐点へ向かっているとすれば、あと四半刻ほどで到着する筈だった。

 そして、尾根を下るなにかがここに来るまでには、まだおよそ一刻半弱の猶予がある筈だ――彼らの歩みが変わらないとすれば、だが。

 この猶予を、冒険者たちはどのように活かすべきだろうか?

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■GMから

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 時間等については次のとおりです。

 ・現在時刻:午前0時半(明かり発見から3時間30分)
 ・尾根を下りつつあるなにかがA地点に到達するまで:約2時間半
 ・現在の北西組の位置:A地点
 ・北東組の到着予想時刻まで:あと30分

 ・A地点 → 村 の移動所要時間:15分
 ・A地点 → B地点 の移動所要時間:30分
 ・A地点 → 西側尾根付近の森林線 の移動所要時間:30分

 ほか、現在の状況は描写したとおりです。

 というわけで、この先当面の(具体的には『敵が来るまでの』)行動について決めてくださいませ。
 なお、以前も申し上げましたが、A地点付近(というよりも村周辺の農耕地帯)は伏撃には適しておりません。
 ゲーム的には、カモフラージュ・不意打ち等の判定を認めず、オープンスペースでの戦闘となります。

 〆切は31日24時といたします。どうぞよろしくー!

北西部

GM(Lain) 2013.03.29 [01:10]


> 「これで決まりだな。奴らは南進し村を目指している。

「同感です」

 ヴェンの言葉に、バウゼンが頷いた。

 南進したその先にはラデクの村がある。
 妖魔であれば、ここを黙って見過ごす理由はないように思われた。

> 「俺は、当然皆が止めても殺り合うつもりだ。」
> 「遭遇したならば基本的に戦う事は否定しません」
> 「・・・選択の余地は無さそうだな」

「引き返しますか」

 バウゼンのその言葉は、念押しのようなものだった。

 このままこの場所にいても敵は来ない。
 夜間、森の中を尾根まで出るには時間がかかりすぎる。

 であれば、いっそ退ける場所まで退いてしまうほうが面倒がない。

 冒険者たちの、それが一致した結論だった。

※ ※ ※

 絞れるだけ絞ったランタンの明かりを頼りに、冒険者たちは来た道を引き返す。
 来たのは昼、いまは夜。
 夜の、見通しが利かない森というのは、それだけで行路の障害となりうる。

 だが、事前に収集した情報。地図。野伏。
 そして、昼間に一度通ったその経験。

 それらが冒険者たちを目的地へと正しく導いた。

 歩き始めてから一刻半、冒険者たちは分岐点にたどり着く。
 北東を探りに出た3人の姿は、まだ見えない――あのまま山道を逸れ、しかしここ、分岐点へ向かっているとすれば、あと四半刻ほどで到着する筈だった。

 そして、尾根を下るなにかがここに来るまでには、まだおよそ一刻半弱の猶予がある筈だ――彼らの歩みが変わらないとすれば、だが。

 この猶予を、冒険者たちはどのように活かすべきだろうか?

-------------------------------------------------------
■GMから

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 このカテゴリに返信できるのは、ヴェン、エリーズ、セクトールの3人です

 時間等については次のとおりです。

 ・現在時刻:午前0時半(明かり発見から3時間30分)
 ・尾根を下りつつあるなにかがA地点に到達するまで:約2時間半
 ・現在の北西組の位置:A地点
 ・北東組の到着予想時刻まで:あと30分

 ・A地点 → 村 の移動所要時間:15分
 ・A地点 → B地点 の移動所要時間:30分
 ・A地点 → 西側尾根付近の森林線 の移動所要時間:30分

 ほか、現在の状況は描写したとおりです。

 というわけで、この先当面の(具体的には『敵が来るまでの』)行動について決めてくださいませ。
 なお、以前も申し上げましたが、A地点付近(というよりも村周辺の農耕地帯)は伏撃には適しておりません。
 ゲーム的には、カモフラージュ・不意打ち等の判定を認めず、オープンスペースでの戦闘となります。

 〆切は31日24時といたします。どうぞよろしくー!

セクトール(ハインツ) 2013.03.28 [00:48]

 もう少し様子を見るために待機する

その4半刻に再び明かりが灯る

間違いなく、降ってきている

>「西・東とも、そのまま南下を継続」
>「東の3人はこっち側へ向けて下りてくる。
> 道も悪いから少々時間がかかるでしょう――森まで半刻、といったところです」

「確実にこっちに向かってきてるか」

>「向こうさん、やけに慎重じゃねーか。
>妖魔ってのは猪突猛進するしか能がないと思っていたぜ」

「妖魔と言っても中には人間以上に賢い奴もいる。が、今回はどっちかというと場数踏んだ奴ばかりかもしれんな」

この囲い込むような動きは明らかに場数を踏んでいるのは確かだ

>「これで決まりだな。奴らは南進し村を目指している。
>どうする? 殺り合うのか?」
>「俺は、当然皆が止めても殺り合うつもりだ。」


「・・・選択の余地は無さそうだな」

恐らく北東部に巨人がいるのだろう

この状況で一番怖いのが夜間での挟撃

ならばこっちである程度処理か時間稼ぎが出来ればなんとかなるかもな

>「遭遇したならば基本的に戦う事は否定しません」
>「しかし、こちらは戦力が二分されている状況、
>マイリーの教えに反しますが、敵が弱ければかかり
>強ければやりすごす。もちろんできらならですが
>これを提案します。」

「向かっていって犬死はゴメンだからな。」

腹を決めるしかなさそうだな

「戦って勝ち目がないと感じたらすぐに後退、対処できそうなら北東部との合流する時間を稼ぎ、可能ならば向こうの迎撃をしよう」

あ、あとエリーズ。マイリーの教えでは向かってくる奴には弱者とは言わないよ。」


--------------------------------
PL
A地点へ移動します

ハインツ : 予備 2D6 → 1 + 3 = 4 (03/28-00:48:01)
ハインツ : 予備 2D6 → 5 + 5 = 10 (03/28-00:48:11)
ハインツ : 予備 2D6 → 2 + 6 = 8 (03/28-00:48:20)

エリーズ(ターナー) 2013.03.27 [22:40]

フリクセルさんの言葉を思い出す。

>「討伐そのものが依頼の目的ではありません。」

どうやらそうも言ってられないらしい、
東西において松明を使った二度の合図。
意味は集結完了か二日後に南下開始か
ただ判るのはあちらの行動が迅速だったと言う事である。

>「向こうさん、やけに慎重じゃねーか。
>妖魔ってのは猪突猛進するしか能がないと思っていたぜ」

同感だ、いや中途半端な人間の暗黒神官より余程知恵がある
と言いたい

>「これで決まりだな。奴らは南進し村を目指している。
>どうする? 殺り合うのか?」

ここまで切羽詰まっているのだ私たちの存在が発覚した所で
それ程状況に変更はなさそうだ。しかし

>「俺は、当然皆が止めても殺り合うつもりだ。」

効率の為、戦力は二分されており噂のオーガ等の妖魔の主力を
相手にするには不安が残る。
たった一体で苦戦したダブラブルグと同程度の脅威と言われる
巨人を複数の妖魔の支援を受けた状況で対峙するのはごめんこうむる。

「遭遇したならば基本的に戦う事は否定しません」

一度区切る。

「しかし、こちらは戦力が二分されている状況、
マイリーの教えに反しますが、敵が弱ければかかり
強ければやりすごす。もちろんできらならですが
これを提案します。」

「一隊を失えばその隊の失策と思い、二隊が叩かれれば
迷いが生じ、三隊が壊滅すれば死の予感となる。
上位は揺るがないでしょうが雑魚は迷うでしょう」

しかし、先生の言った通り、戦場とは予想外な事が起きると聞くが前提がひっくり返されるのは驚きです。

・・・・・・・
PLより

A地点へ移動で
とりあえず、相手が弱そうなら蹴散らして
強そうなら避けて通るのもありかと

ヴェン(シモン) 2013.03.27 [20:03]

> 東側からはふたたび、二度の交差。
> ややあって、先ほどと同じように二度ぐるりと回り、南を指し、光は消える。

「向こうさん、やけに慎重じゃねーか。妖魔ってのは猪突猛進するしか能がないと思っていたぜ」
ポカーンと口を開けて、一言ぼそりと言った。
定期的に移動が安全にできているか確認しているあたりに規律性や知性を感じる。

「これで決まりだな。奴らは南進し村を目指している。 どうする? 殺り合うのか?」と皆に問う。
「俺は、当然皆が止めても殺り合うつもりだ。」

========================================
PL:シモンより

妖魔の行動パターンに興味がありますが、ヴェンとしては殺り合うつもりです。
理想としては、西側の奴らを叩いてから東側の奴らを叩きたいです。

気になる点は東側から降りてくる奴らが山道に掛かる丸太の橋を壊さないかという点です。

行動宣言
A地点へ移動。

GM(Lain) 2013.03.26 [02:19]

 なにかは解らないが、なにかがいる。
 それは合図を交わし、その最後に南を指した。

 明確な情報はない――今後何をするにせよ、東側へ向かった冒険者たちの意向を汲むべきだろう。
 冒険者たちはそう考えた。

 ひとまずは待ち、その後異変があった段階で行動する。
 そう決めはしたものの、待つ時間は、ことになにが起きるかわからない状況で待つ時間は、実際よりも長く感じられるものだ。

 常よりもだいぶ長く感じられた四半刻ののち。

 最初に気付いたのは誰であったか。
 東側の稜線、ちょうど東へ向かった冒険者たちが野営をしているであろう付近。

 そこに、大きな明かりがともる。
 大きさからみて何かの手違いということではなく、意図的なものであろうと思われた。

 その位置は、だが、さきに東側の明かりがついたあたりから四半刻も下れば見えない場所だ。
 ちょうど、やや大きめの峰の陰に入ることになる。
 タイミングといい火そのものの大きさといい、やはりこれは意図したものなのだろう。

※ ※ ※

 冒険者たちがその火に答えて行動を起こす前に、稜線でも異変が生じていた。

 西側の稜線、その、先ほどの合図よりやや南に下がったあたり。
 今回もまた、ふたつの炎がともる。
 二度の、光の交差。

 答えるように、東側の稜線にも炎がともった。
 二度の光の交差。

 そして、西側の炎が上下に振られる。一度、そしてまた一度。

 東側からはふたたび、二度の交差。
 ややあって、先ほどと同じように二度ぐるりと回り、南を指し、光は消える。

 西側からも同様、二度の回転、南を指しての静止。そして、消灯。

「西・東とも、そのまま南下を継続」

 バウゼンが闇のなかへ目を凝らし、呟くように言う。

「東の3人はこっち側へ向けて下りてくる。
 道も悪いから少々時間がかかるでしょう――森まで半刻、といったところです」

 決めたとおり、ひとまず分かれ道まで引き返しますか。
 目頭のあたりを揉みながら、バウゼンは3人にそう訊いた。

-------------------------------------------------------
■GMから

 この記事への返信は「240_北西部」カテゴリにチェックを入れて投稿してください。
 このカテゴリに返信できるのは、ヴェン、エリーズ、セクトールの3人です。

 時間等については次のとおりです。

 ・現在時刻:午後9時半(明かり発見から30分)
 ・尾根を下りつつあるなにかがA地点に到達するまで:約5時間半
 ・現在の北西組の位置:D地点
 ・現在の北東組の行動:G地点方面へ移動開始
 ・北東組の現位置 → G地点 の移動所要時間:1時間
 ・G地点 → A地点 の移動所要時間:2時間半
 ・北西組の現位置 → A地点 の移動所要時間:3時間

 ほか、現在の状況は描写したとおりです。

 というわけで、この先当面の行動について決めてくださいませ。
 このままA地点へ、ということであれば、その旨一行なりで宣言していただいて構いません
 宣言を受けて再度進行いたします。

 〆切は28日24時といたします。

ヴェン(シモン) 2013.03.22 [22:18]

>「エリーズ、ヴェン起きろ。外で問題があった」

「マジか?」
咄嗟に起き上がり外の様子を見る。

> 東側の稜線の光が二度、ぐるりと回り――南を、下る方向を指して止まる。
> 西の稜線の光が同じように二度回り、同じように南を指して止まった。
> ふっと双方の光が消える。
> 稜線のうえに、闇が戻った。

「...」衝撃的な光景だった。妖魔に出し抜かれたとすら思えた。

「北東組の奴ら大丈夫だろうか? 足あとを辿って尾根に居るとしたら鉢合わせになっているんじゃないのか?」と北東組のことを気にかける。

>「今下手に動いたらミル達に被害が出る。
>明日の朝に西側の光ったところに向かおうと思うが、
>どうだ?」

>「巨人2体はどちらのグループでも手に余りそうなので
> 先に合流を目指すと言うのも手ですが」

「まずは、北東組が出方を見るか? もし鉢合わせしているなら、火が再び灯るはず、その場合は村まで戻るか?」

====================================
PL:シモンより

遅れて申し訳ございません。

個人的には村へ急いで戻りたいですが、まずは北東組の出方を見て再判断したいと思います。

エリーズ(ターナー) 2013.03.22 [20:24]

ヴェンさんを先頭に立てて森を進む
目標は山小屋、野営はできれば避けたい所

・・・・・
結局何事もなく小屋までたどり着く事ができた。
しかし、先頭を進んでいたヴェンさんの疲労が濃い
話し合いの結果

>「うし、んじゃそれでいくか」

ヴェンさんの体力を回復させる事を優先して今日は休む事に

・・・・
>「エリーズ、ヴェン起きろ。外で問題があった」

「ふぁぁ、何事ですか?」

目がショボショボする。目が傷つく為こすらずに気をつけながら
起きる。

>「西側、小柄な人影が複数。5以上、10はいない。
>少なくともうち1はやや大きめのものでした。
>たぶん人間とほぼ>同じくらい」

>「東側、大きめの人影が2か3。
>遠すぎてよく見えない――ただ、確実に複数」

>「今下手に動いたらミル達に被害が出る。
>明日の朝に西側の光ったところに向かおうと思うが、
>どうだ?」

「巨人2体はどちらのグループでも手に余りそうなので
先に合流を目指すと言うのも手ですが」

兎に角、状況が変わった事は確かでしょうね

・・・・・・
PLより
先ほどは投稿できず、連絡せずですいませんでした。

 ≫ 予備ダイス1 2d6 <Dice:2D6[1,6]=7>
 ≫ 予備ダイス2 2d6 <Dice:2D6[1,5]=6>
 ≫ 予備ダイス3 2d6 <Dice:2D6[5,6]=11>

セクトール(ハインツ) 2013.03.22 [01:07]

>「夜目が利かぬでは、戦うにもなかなか苦労が多いですからね」

「それに向こうからはこっちの姿は丸見えだから尚更たち悪いしな」

頼りになるのは音と気配だけ、だからそこヴェンが仕掛けてくれた罠は大いに助かる


見張りを初めて半刻が過ぎた時だ

バウゼンが何かに気がついた

>「セクトールさん、あれを」

その視線の先には遠いがたいまつの光と思われるものが見えた

そして何よりも、その光は明らかに人の大きさのより高い位置に灯っている

「エリーズ達を起こしてくる」

小屋に急いで戻り、エリーズとヴェンを揺さぶり起こす

「エリーズ、ヴェン起きろ。外で問題があった」

二人と共に外へと出る。幸いなことにまだ光は灯ったままだ

その光の動きは何かの合図のように見え、やがて光が消えた


>「西側、小柄な人影が複数。5以上、10はいない。
> 少なくともうち1はやや大きめのものでした。たぶん人間とほぼ同じくらい」

>「東側、大きめの人影が2か3。遠すぎてよく見えない――ただ、確実に複数」

「てことは向こうには巨人が最低2体はいるのか・・・」

こっちには10以下のゴブリンクラスだが、向こうは巨人が2体

ましてや、向こうには前線に立てるのが居ない・・・

「今下手に動いたらミル達に被害が出る。
明日の朝に西側の光ったところに向かおうと思うが、どうだ?」
-------------------------
PL
とりあえず二人を起こします

んで、明日の朝に西側の光っていたポイントに向かおうと考えてます

異論があったら遠慮なくどうぞ

GM(Lain) 2013.03.20 [23:25]

> 「だよな。野営は色々仕事が増えるからな。これ以上、働くと寝込んじまうぜ ガハハ」

 ヴェンの言葉に、バウゼンは頷いた。

「まったくね、妖魔どもを見つける前に疲れて倒れたんじゃあ目も当てられません」

> 「枯れ枝を集めて山小屋の周りに適当に置いとくべ」

「即席の鳴子というわけですね」

 さすがに野伏同士、バウゼンはヴェンの意図を正確に理解した様子だった。

 ややあって、集められた枯れ枝が小屋の周りに撒かれる。
 不自然でなく、それでいて侵入者が通りそうな場所に満遍なく。

 過不足なくばら撒かれた枝は、侵入者の存在を知らしめる手助けとなるだろう。

※ ※ ※

 昼間の行軍で疲労を深くし、にもかかわらず就寝時の警戒にまで心を配ったヴェンは、食事を摂ったあとすぐに寝付いた。

 見張りはセクトールとバウゼン。

> 「ま、なんもないことを祈ろうか」

「夜目が利かぬでは、戦うにもなかなか苦労が多いですからね」

 祈ったセクトールと相槌を打ったバウゼンの期待は、結果として裏切られた。

 ふたりが見張りに立ってから半刻ほどの後であっただろうか。
 先にそれに気づいたのは、バウゼンだった。

「セクトールさん、あれを」

 小声でセクトールに注意を促す。
 セクトールも数瞬遅れて気付くことだろう。

 西側の尾根に光が浮かび上がる。

 はじめひとつ、次にもうひとつ。
 たいまつほどの大きさだろうが、暗い稜線の上にあるそれはひどく目立つ。

 やがて光がかすかに動く――ふたつが交差するように一度、そしてもう一度。

 同じような光が、遠く東の稜線の上にも見えることに、ふたりは気がつくだろう。

 そして、セクトールは更に重要な事実に思い至ることだろう
 その光が稜線から浮き上がる高さは、人が手を伸ばす高さよりも、かなり高い。

 何がしかの道具をわざわざ用いているのでなければ、そこにいるのは人間よりも一回り二回りは大きななにか、ということになる。

 西の稜線の光と同じように、東の稜線の光が動いた。二度の交差。

 東側の稜線の光が二度、ぐるりと回り――南を、下る方向を指して止まる。
 西の稜線の光が同じように二度回り、同じように南を指して止まった。

 ふっと双方の光が消える。
 稜線のうえに、闇が戻った。

 なにかが――否、誰かが、合図を送りあった。
 そうとしか思えない動きだった。

 目を眇めて、ふたつの稜線に浮かんだ光のほうを凝視していたバウゼンが呟くように言う。

「西側、小柄な人影が複数。5以上、10はいない。
 少なくともうち1はやや大きめのものでした。たぶん人間とほぼ同じくらい」

「東側、大きめの人影が2か3。遠すぎてよく見えない――ただ、確実に複数」

-------------------------------------------------------
■GMから

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 このカテゴリに返信できるのは、ヴェン、エリーズ、セクトールの3人です。

◆現状
 現在時刻は夜の9時頃です。
 おおむね、ヴェンとエリーズが寝入って1時間といったところでしょうか。

 なにやら東西の稜線で光のやりとりがあったようです。

 ふたりをすぐにたたき起こせば、途中からやり取りを見せることが可能です。

 光が現れた場所は、地図上だと西側I地点/東側K地点の付近です。

 移動経路がある程度はっきりした状態で、下り道であれば、村近辺・A地点までおよそ半日=6時間(3刻)といったところでしょう。

 4人がいる場所から村近辺まではおよそその半分、A地点まで3時間(1刻半)で到達できます。


◆移動について
 先日のジャッジに従い、暗視能力を持たないキャラクターが夜間に移動する場合は明かりが必須です。
 また、東側・西側の稜線ともに、森全体に対して視線が通るものとします。

 ある程度の大きさの裸の火(具体的にはたいまつです)を持って移動すれば、無条件で発見されることになるでしょう。
 覆いがある、または絞ることができる明かりであれば、発見されずに済むものとします。


◆というわけで
 ・就寝組のふたりを起こすか否か
 ・このあとどのように行動するか

 これらを決めてくださいませ。

 次回進行は22日夜の予定です。22日22時頃を〆切といたします。よろしくどうぞ!

セクトール(ハインツ) 2013.03.20 [00:25]

 俺達はヴェンを先頭に森の中を進む

しかし妖魔の足あとらしきものは見当たらず、俺も警戒は怠っていないが発見には至らない


 何も発見できぬまま日が暮れる。俺ら以上にヴェンの疲労が溜まっているのは確かだ

幸いなことに近くに小屋を見つけ、そこでキャンプをする


夜も見張りの話が出てきて、ヴェンには体力の回復に専念する方向となった。


「うし、んじゃそれでいくか」

 

小屋の中でヴェンは寝ている間、見張りは俺とバウゼンで行う

遠距離からの牽制のためにとロングボウを握っての見張りだ

「ま、なんもないことを祈ろうか」

そうぼそっとつぶやいた

=======================================
PL
簡潔にですが書いておきます。
ターナーさんの案でいきます

 

んでロングボウを身につけときます

ハインツ : 冒険者ロール 2D6 → 5 + 2 + (3) = 10 (03/20-00:21:53)

ハインツ : 予備 2D6 → 5 + 1 = 6 (03/20-00:22:12)
ハインツ : 予備 2D6 → 5 + 6 = 11 (03/20-00:22:15)
ハインツ : 予備 2D6 → 6 + 3 = 9 (03/20-00:22:17)

ヴェン(シモン) 2013.03.19 [22:16]

森を抜けるにあたって、先導役を努めてみたものの、長時間の集中を敵と遭遇するかもしれないという緊張感の中で余儀なくされ、肉体的な疲労よりも精神的な疲労が溜まる。この代償が明日に響かないようにするため、早々に寝床につくことにした。
もともと、山小屋を目指した最大の理由が、疲労回復と安心感を得ることを目的として提案したものだ。俺の提案に抜かりはなかった。

野営は、疲労回復することができても、どうしても疲れが残る。寝る時ですら周囲の音に、天候に、気配に気を配らなければ、いけないのだから...北東組はたいへんだろうな。
そんなことを考えているときに、バウゼンの一言。

〉 「やはり野営よりは屋根と壁があるほうが随分と楽なものです」

「だよな。野営は色々仕事が増えるからな。これ以上、働くと寝込んじまうぜ ガハハ」とバウゼンに相槌を打つ。

とはいえ、これから山小屋に泊まれるといってもこっちも、妖魔と目と鼻の先のところで寝るわけだから、それなりの準備をしなければいけない。

だが、さすがにシンドイので、やれることも簡単なものにしたい。
その辺に大量落ちている枯れ枝を使うか...
「枯れ枝を集めて山小屋の周りに適当に置いとくべ」とバウゼンに声を掛ける。

枯れ木はすぐに集まり、山小屋の周りに枯れ枝をばら撒く。
罠というにはお粗末なものだが、枯れ枝を踏む。『パチパチ...パキン!!』イイ音がする。
これを侵入者が踏めば、見張りでなくともよほど熟睡してなければ気づくことになる。

山小屋に戻ると、嬢ちゃん(エリーズ)とセクトールが見張りの当番を決めていた。 バウゼンについで多く休めるのは、ありがたい。
「見張り番、助かるぜ」と嬢ちゃん(エリーズ)とセクトールの配慮に感謝の気持ちを伝えた。

「さっき、バウゼンと二人で山小屋で良かったと話していたところなんだよ。 良かったろ、山小屋」
「冷たい風も、余裕だぜ」
「明日も山小屋を目標にしようぜ」
「妖魔の斥候あたりがこのへんまで来ていると思っていたのにな。意外とアイツら行動が遅いぜ。」
「頭が不在なのかな」などと皆と雑談したところで大あくびをした。

さすがに疲れが溜まっていたのか、日も暮れてしまったので山小屋で寝入ってしまった。 「ぐぅうzzZ」
======================================
PL:シモン@ヴェンより

ターナーさんの見張り番案に感謝。
セクトール@ハインツとエリーズ@ターナーが集中的に見張り晩をしてくれるので、安心して寝ることができます。

■見張り番時の行動について
 基本的に闇目が聞かないので、聞き耳で外の様子を探るぐらいしかできないので、じっと聞き耳を立ててます。
 下手に動くにも、火は使いたくないので...
 
■ダイス
罠設置(枝)
 シモン@ヴェン : 罠設置(枝) 2D6 → 4 + 6 + (3) = 13 (03/19-22:02:50)
冒険者Lv+知覚
 シモン@ヴェン : 冒険者+知覚 2D6 → 2 + 4 + (4) = 10 (03/19-22:04:23)
聞き耳
 シモン@ヴェン : 聞き耳 2D6 → 1 + 6 + (3) = 10 (03/19-22:08:17)
 
予備
 シモン@ヴェン : 予備ダイス1 2D6 → 4 + 1 = 5 (03/19-22:05:56)
 シモン@ヴェン : 予備ダイス2 2D6 → 5 + 6 = 11 (03/19-22:07:14)
 シモン@ヴェン : 予備ダイス3 2D6 → 6 + 5 = 11 (03/19-22:07:29)


================================
バウゼンのダイス
罠設置(枝)
 バウゼンNPC : 罠設置(枝) 2D6 → 5 + 5 + (3) = 13 (03/19-22:12:16)
冒険者Lv+知覚
 バウゼンNPC : 冒険者+知覚 2D6 → 3 + 5 + (3) = 11 (03/19-22:12:47)
聞き耳
 バウゼンNPC : 聞き耳 2D6 → 5 + 2 + (3) = 10 (03/19-22:12:35)

予備ダイス
バウゼンNPC : 予備ダイス1 2D6 → 6 + 1 + (3) = 10 (03/19-22:12:56)
バウゼンNPC : 予備ダイス2 2D6 → 1 + 3 = 4 (03/19-22:13:13)
バウゼンNPC : 予備ダイス3 2D6 → 4 + 4 = 8 (03/19-22:13:19)


※予備ダイス1は7です。誤って、+3してますが、7が正しいです。

GM(Lain) 2013.03.18 [01:35]

 分岐点にて罠を仕掛けたのち、一行は道をはずれ、ほぼ真北の森へと進む。

 分岐点の罠の出来栄えは悪くない。
 素人であれば見つかることはまずないと言ってよく、したがって頭の出来は人間の素人以下である妖魔どもに発見される可能性も相応に低いものと判断して差し支えなさそうだ。

※ ※ ※

 森の入り口、森林線の付近に仕掛けた罠の塩梅はいまひとつふたつ、といったところだろうか。
 素人であっても偶然の手助けがあればどうにか発見できる、という態だ――だが、妖魔どもであればどうか。
 五分五分よりは多少マシ、というところかもしれない。

 ともあれ、罠は仕掛けた。
 発見されればされたで、それは『人間が警戒していること』を伝えるメッセージとなるだろう。
 妖魔どもがそれをどのように受け取るかは、想像するよりほかにない。

※ ※ ※

 一行はヴェンの先導のもと、慎重に森を進んでゆく。

 妖魔のものと思しき足跡は見つからない。
 踏み跡程度の、知らされていなければ獣道と見分けがつかない猟師たちの道だ。

 足跡があればおそらくそうと知れようし、また足跡を無理に隠そうとしたならば相応に不自然さが出てしまう。
 そのような道で足跡も、それ以外の痕跡も見当たらないとなれば、結論はおおむねふたつに絞られると考えてよいだろう。

 野伏の目を欺けるほど巧妙に痕跡を消したか、でなければ事実ここには妖魔どもが現れていないか、だ。

※ ※ ※

 たえず周囲を警戒し、慎重に進むという行軍には、無論明らかな利点が――不意打ちをすることがあってもされることがないという利点が、ある。
 だが、代償はどのようなものにでもついて回る。

 たとえばこの場合、先行して警戒を担う者にかかる負荷、といったものがそれにあたると言えるだろう。

 今夜の仮の宿とすべき猟師小屋にたどり着く頃には、特にヴェンの疲労が著しくなっていた。
 適宜の休止を挟みつつとはいえ、4人の安全を一身に背負って警戒を続ける緊張は並大抵のものではない。

 その緊張は、体力と気力、集中力を同時に削ってゆく。

 野歩きに慣れたヴェンとはいえ、長時間続けて平気でいられる種類のものではなかった。
 ――否、ヴェンのように野歩きに慣れていたからこそ長時間続けられた、と言うべきであるかもしれない。

※ ※ ※

 この日の宿が露営でなく、屋根と壁のある小屋であることは幸いだったと言えるだろう。
 すくなくとも、テントを設営する必要がなく、火を熾す手間も少なくて済み、暖をとることについてさほどの気を遣う必要がないからだ。

 ヴェンとバウゼンは念のためとして小屋の周囲を検めたが、足跡をはじめ、妖魔の出没を示唆するような痕跡は発見できなかった。
 一晩の宿のことであるゆえ、手早くも入念な捜索を繰り返しての、一致した結論である――やはり、巧妙な隠蔽というよりは不在の事実を示している、と判断してよさそうだ。

 面倒ごとが少ない、というのは、その分の時間を、体力を、より重要な局面のためにとっておける、ということでもある。

「やはり野営よりは屋根と壁があるほうが随分と楽なものです」

 自身も野伏であり、精霊使いでもあるバウゼンが、しみじみとそう言った。

 野営について回る心配も面倒も回避はできたが、警戒だけはそのようなわけにいかない。

 今日まで何事もなかったとはいえ、今夜も明日もそうであるとは限らないのだ。
 であるからこそ、冒険者たちの仕事がある、とも言えるのだが。

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■GMから

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 ざっくりと夕方まで時間を進めました。

 罠はそれなりに設置できました。
 北西側D地点の最大達成値が10というのがちょっとした不安要素ではありますが、まあ見つかったら見つかったでメッセージにはなるでしょう(よかった探し)。

 北西側はここまで、足跡その他の妖魔出没を示唆する痕跡を見つけておりません。

 ここまでで描写した以外の追加情報はありません。
 また、予備ダイスは小屋周辺の足跡追跡・捜索判定として使用しましたが、これも特に発見できたものはありません――達成値的に、自信を持って「ここには妖魔は来ていない」と判断できてよいでしょう。

 なお、疲労云々についてはゲーム的な意味の特にないフレーバーです。


>みなさま

 宿泊中に当直を立てるか否か、立てるのであれば直の順を決めてください
 また、全員、冒険者Lv+知力Bを基準にダイスを振っておいてください。

 加えて、予備ダイスを3回ばかり振っておいていただけると助かります。

 次回進行は20日夜の予定です。20日22時頃を一応の〆切といたしますのでよろしくどうぞ!