細々とした光
セクトール(ハインツ) 2013.03.22 [01:07]
>「夜目が利かぬでは、戦うにもなかなか苦労が多いですからね」
「それに向こうからはこっちの姿は丸見えだから尚更たち悪いしな」
頼りになるのは音と気配だけ、だからそこヴェンが仕掛けてくれた罠は大いに助かる
見張りを初めて半刻が過ぎた時だ
バウゼンが何かに気がついた
>「セクトールさん、あれを」
その視線の先には遠いがたいまつの光と思われるものが見えた
そして何よりも、その光は明らかに人の大きさのより高い位置に灯っている
「エリーズ達を起こしてくる」
小屋に急いで戻り、エリーズとヴェンを揺さぶり起こす
「エリーズ、ヴェン起きろ。外で問題があった」
二人と共に外へと出る。幸いなことにまだ光は灯ったままだ
その光の動きは何かの合図のように見え、やがて光が消えた
>「西側、小柄な人影が複数。5以上、10はいない。
> 少なくともうち1はやや大きめのものでした。たぶん人間とほぼ同じくらい」
>「東側、大きめの人影が2か3。遠すぎてよく見えない――ただ、確実に複数」
「てことは向こうには巨人が最低2体はいるのか・・・」
こっちには10以下のゴブリンクラスだが、向こうは巨人が2体
ましてや、向こうには前線に立てるのが居ない・・・
「今下手に動いたらミル達に被害が出る。
明日の朝に西側の光ったところに向かおうと思うが、どうだ?」
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PL
とりあえず二人を起こします
んで、明日の朝に西側の光っていたポイントに向かおうと考えてます
異論があったら遠慮なくどうぞ