こんなこんなでラデクまで

ミル(いあ) 2013.02.23 [08:32]

    >「村から離れた高台に烽火台を作るのは、どうにも――」


エリクセンはんの返答は渋い
まあそらそっか
全部そんなんできてたらウチらみたいなん雇う必要そのものがない

>「村人には村人の生活があり、我ら騎士貴族には我らの悩みがある。
> 備えが万全でないことは承知の上で、いやそれゆえにこそ貴公らに頼むのだ。
> 報酬は支払うゆえ、どうか手助けをして貰えないか、と」


「いや、ええですええですそんな
 ウチらかて言うだけ言ってみるってのが常ですさかい」

考えてみれば、今回の話は慢性的なものであって、火急危急がすぐ目の前ってわけでもない
ハードルは高いけど、住民にとっては日常の延長
ゴブリン全部退治するまで人を割くわけにはいくまい


> 「もしー、エリクセン様から紹介頂いた冒険者のアイリスと言いますがー。
>  ボリスさんとクラエスさんおられますー? ちょっとお話しませんかー?」
> はい、おりますよー


アイリスにくっついて、従士はんとこに来る
面通ししとくにしくはないしな

>「オランからってお話でしたが」
>「俺らふたりとも、オランの冒険者さんにお世話になったことがあるんですよ」

「お、そりゃ奇遇な、ウチらは角無しミノタウロス亭からの紹介です
 お知りおすかな、あの店?」

>「マルドルさんやガラフさんはお元気ですか」
>「ルーイさん、バルカさんやマークさんも」

「みんな元気ですよ?
 てか、知り合い多いなぁ」

かぶってるってのがすごい
世界は広いが世間は案外せまい

>「去年お世話になった冒険者さんとね、仲間の従士が手紙のやり取りしてるんですよ。
> ルーイさんって魔術師さんなんですけど、ご存知ないですかね。
> オランに戻ったら、ジゼルが顔見たがってたって伝えてやってください」

「オーライ、まかせといてや
 ルーイとは学院仲間ですから、よく飲むんですよ」




翌朝引き合わされた冒険者は、バウゼンと名乗った
ベテランの風味やけど、はて、この人の得意種目はなんなんかね?

ラデクまでの道のりは、特別変わったこともなし、か
しかし、こんな山中で妖魔がたくさん沸いてるとなると、やっぱし村の防衛には懸念がある

>「あるもので何とかするしかねえんだよなあ」

「ま、それしかないねんなぁ」

クラエスに応えるように、ウチも嘆息が漏れる
こんだけ広い範囲管理する領主様ってのも、いろいろ気苦労が絶えまい

やがて、ラデクへ

>「やっと到着したわね、途中何もなくてよかったわ」

「せやねぇ
 あとは早速、手配からなにからいろいろ忙しなるな」

やることは山ほどある

「手分けすっかな」

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ラデクについたら、まずは非常事態の避難経路を村長と相談しにいきます

いあ@ミル : 予備ダイス1 2D6 → 5 + 4 = 9 (02/23-08:33:49)
いあ@ミル : 予備ダイス2 2D6 → 3 + 3 = 6 (02/23-08:33:57)