はじまり
オート(スキュラ) 2012.10.04 [23:32]
GM(Lain) 2012.10.04 [20:44]
「道、決まった?こっちは話ついたよ」
結論が出た頃合になって、キャロラインが戻ってきた。
「染料をね、ブラードの織物市に出したいって人がいてさ」
聞けば、そこで捌くことが目的ではなく、糸を買い付けにくる染物屋との商談に使う予定だったという話のようだ。
「で、話がうまくいけばまとまった量の取引になるってことになってたみたい。
持ってくのは染料と染めた糸のサンプル。
市やってるのが1週間で、中日くらいまでに街に入れないと商談ができなくなるだろうから、最悪でもそれまでに届けてほしいってさ。
6000で請け負ったけど、市が始まるまでに届けられれば5割増で払うって」
太っ腹だね、と言って彼女は笑った。
彼女にとっても大きな仕事なのだろう。
「で、市が始まる3日前にブラードに入る予定だったけど、雨のせいで、今もう予定から1日遅れてるって。
だからいま猶予が2日。
ここから側道が本街道と合流するとこまで、本街道が通れれば半日ってとこだろうから――」
側道を2日半で抜けられれば市が始まるのに間に合う。
5日半までなら商談に間に合う。
「5日半はかかんないと思うけど、まあ、天気崩れたりしたらどうなるかわかんないからねえ。
食料はブラードまでの分入れて10日分くらい用意するよ。
あとほかに、何かあるかな。
無ければ支度してくるからちょっと待っててね。
四半刻もあれば終わると思う」
オート、エリオ、ラキアードの3人は、納屋に案内された。
雑多な道具が整然と並べられているのは宿の主の手によるものか、あるいはテオバルト本人がそのようにしているのか。
杭、ロープ、鉤、くさび、手斧、大小の槌、円匙、片手用の鶴嘴、短刀。
必要な道具を手早く床へ並べてみせる。
「ひとまずこれでよろしいですか」
昼食は宿の主人にいま用意してもらっています、と付け加えた。
「馬と荷車はすぐにこの前まで回しましょう」
積み込んで準備して、で四半刻というところでしょうか、とテオバルトは見積もった。
冒険者たちが準備を終えて宿を出るのは、日の出から数えると1刻半ほどが経った頃合になるだろうか。
雲が低く垂れ込め、視程はさほど長くない。
街道を下った先に見える筈のフーバー山も、峠から登った先のイステル山も、その上部は雲に隠れている。
雨上がりの、ひんやりと湿った風が流れる。
冒険者たちは、宿の前で二手に分かれた。
オート、エリオ、ラキアードは下り道へ。
ウード、エレアノール、リモーネ、アシュレイは峠へ上る道へ。
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■GMから
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すみませんちょっとばたばたとしておりまして遅くなりましたー!
とりあえず別れるところまで進行。
今後、カテゴリを分けてそれぞれのルートで進行いたします。
通常の装備品などの購入はこのカテゴリにいる間に行ってくださいねー。
◆時間の表記について
1刻=2時間
半刻=1時間
四半刻=30分
小半刻=15分
で換算してくださいませ。
>調査組の皆様
上記に絡み、重要な訂正です。
崩落現場は宿から片道2刻としておりましたが、2時間(=1刻)の誤りです。
すみません自分でなんか混同しておりました(、、
よろしくおねがいいたしますー!
エレアノール(ニカ) 2012.10.03 [23:46]
ウード(サイゾウ) 2012.10.03 [23:30]
GM(Lain) 2012.10.03 [01:38]
> 「とりあえず道具などは実物を見ておきたいのだが、外かな?
> あと昼は現場で食べるだろうから、ソレと水を」
「ええ、外の納屋に。
食事は宿のご主人に用意していただきましょう」
> 「スコップとピッケルもあれば頼む。
ああなるほど、と頷きながら、
「ではそれもお持ちください」
> 「ゴブリンかなにかか?
「おそらくは。
組織だった襲撃があったという話は今のところ聞きませんので、上位種がいるということはないと考えております」
> 「他は、手斧では難しい細かい作業が必要な場合、短剣がいるぐらいだろう。」
「短剣、ですか。
作業用の小ぶりなものであればあったかと」
一通りの要望に答えたあと、テオバルトはいま一度確認するように尋ねる。
「スコップにピッケル、短剣。
それから食事に水、ですね。
ほかに何か入用なものはありますか?」
まあ、たかだか2刻の道ですから、今日足りぬものは明日行くときに持ってゆけばよいのですが、と付け加えた。
> 「やあご主人、ちょっといいかい?
はいなんでしょう、と鳩小屋から戻った主がウードに顔を向ける。
> この北と南のふたつの道なんだけどさ、なんかおかしなウワサとか聞いたことないかい?
> 妖魔が出るとか、山賊がいるとかさ」
「山賊は聞きませんなあ。
妖魔は本街道でたまに見かけたという話を聞きますし、襲われたという方もおられます。
妖魔のねぐらがどこかというのは存じませんが、北側から街道を襲うには川を越えねばなりませんから、まあおそらくは本街道の南でしょう」
> 「あと、クライバー川なんだけどさ、この雨で氾濫してたりする可能性はあるかな?」
「氾濫ですか――しているとすれば、崩れたところで川が塞き止められて、というところでしょうなあ。
それにしても実際そのようになっていればテオバルト様がそうお伝えくださるでしょうし」
ですから今のところは氾濫までは行っていないのではないですか、と彼は続けた。
「上流の小さな沢までは解りませんし、雨のあとですから川は水嵩を増しておりましょう。
また南北どちらを通られるにせよ歩きにくくはなっていましょうが、おそらく通れぬほどでは」
宿の主としては逗留されることを勧めますがね、と冗談めかして言い、どうかお気をつけてと付け加えて彼は仕事に戻っていった。
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■GMから
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質問への返答をお待ちということでしたので、進行は明日(10/3)夜といたします。
進行の時点で買い物その他の事前準備は締め切りとしましょう。
事前に買っておきたいもの、行っておきたい情報収集や判定などありましたらそれまでにどうぞ!
>調査組のみなさま
物品に関する要望は受け入れられたようです。
>護衛組のみなさま
南北のルートに関する情報は宿の主人が語ったとおりです。
ほかに訊きたいことなどありましたら追加もおkでーす!
オート(スキュラ) 2012.10.02 [22:19]
アシュレイ(ゴースト) 2012.10.02 [18:14]
クライバー川の支流に沿って下り、急な岩場と森を抜ける北のルートか。峠まで登り返したのち、草原を進む南のルートか。
護衛することになった商人の...ああ...あー
...
...うむう
そう!キャロラインだ!
そのキャロラインが言うにはその2つのルートがあり
どちらかを選択する必要があるということらしい。
私が護衛を選んだ理由は3つほどある
1つはオランへ帰ることが出来る、最速かつ、ある程度安心できる手段だから
お金も手に入るし一石二鳥というやつだ
2つ目は...私はその、恥ずかしい話ながら高所が苦手だ。
計測するためには状況を広く確認するため高所に登らざるをえない
しかし高所の私は無様極まりない、そんな醜態を晒すのは嫌だ、絶対嫌だ。
3つ目は...
>「じゃあこれからよろしくね!
>アシュレイ、リモーネ!」
「え? ああ、握手ってやつだね、知っているよ、友好の証だね
それじゃあ...ああ!すまないね、手袋をつけたまま握手するのはマナー違反かな?」
差し出した左手を慌てて引っ込め、ボタンを外し両手を露わにする。
再度手を伸ばし、その時気づいた、気づいてしまった
彼女達の手は健康的な生きた人間の手で
私の手はまるで血の通わない死人のような手だ
フン...我ながら下らないことを思いついたものだな
本当に...下らない事だ
「っ、すまない!あまり握手やコミニケーションを取ることがなくてね あはは...
ついうっかりして...そう、ぼんやりしていたんだ、左手で握手するのもマナー違反
だったよね?」
伏見がちに慌てて弁解をしつつ、右手を伸ばし、握手する。
「よろしく、エレアノール、ウドン、リモーネ
君たちに期待している、当然私も頑張らせてもらうよ」
できるだけにこやかに、組むことになった仲間と握手する、当然依頼主にも。
...先ほど一瞬だけ顔をがこわばった事を誤解されなければいいんだが
そそくさと手袋を付け直し、ため息をつきながら少し寝ぐせのついた髪をかき上げる
「とにかくルートを決めないとね...
と言っても普通なら南を選ぶだろうな、好き好んで岩場に行く奴など居ないだろう
岩場でいたずらに体力を消耗するのは好ましくない、と私は思う」
「それが問題だな...警戒するに越したことはないだろう」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
PL・(トラウマが)よみがえーる♪ なアシュレイ
そして、自然に名前を間違えるアシュレイ、これもグーグルIMEのお導き...! (すいません)
南ルートに何が待ち受けているかは分かりませんが
きっと何とかなるでしょう(
北?高所?ちょっと何言ってるかわからないですね
高いところに連れてっちゃダメですよ!絶対に押しちゃダメですよ!
リモーネ(くらりふぇ) 2012.10.02 [08:32]
ラキアード(はんく) 2012.10.02 [00:52]
ともかく自分は「調査」の方へ向かうこととなった。ウード(サイゾウ) 2012.10.02 [00:19]
エレアノール(ニカ) 2012.10.01 [23:43]
オートとは別れなくちゃいけないんだ...
でも、オートが決めたことだから仕方ないよね。
どれくらい会えないのかな。
...いやいや、そんなこと考えるのはあと!
今は目の前のことに集中しないと。
「じゃあこれからよろしくね!
アシュレイ、リモーネ!」
そう言って、ふたりに手をさしだす。
まずは握手からだよね。
「えーと、北の方の道が森の中で・・・南の方の道が草原の道なんだっけ」
北の方はちょっと道が悪そうな気がする。
雨も降ってるし、足場とかが崩れたりしたら、危なそう。
なら、南のほうが安全、かなあ・・・?
「ねえ、みんなはどっちに行きたい?」
わたしにはわかんないことはいっぱいあるし、みんなにもちゃんと聞かないと。
?PL?
エレアノールの鎧はハードレザーにします。ハドレノールです。
さてさて、どっちに行きましょうか?
私は見たところ危険の少なそうな南の草原ルートがいいかなあと思っていますが、皆様どうでしょう?
エリオ(だんがん) 2012.10.01 [21:50]
オートさんの提案で、依頼の人員分けが決着したようです。
お見事な采配でした。
リーダーってこんな感じなんですね。格好いいなあ。
復旧をご一緒するのは、オートさんとラキアードさんです。
お二人とも頼りになりそうです。
「未熟者ですが、よろしくお願いいたします」
改めてご挨拶させていただきました。
ご迷惑だけはかけないようにしないと...
>「エリオ君、ラキアード。
>そっちは何かあるかね?」
意見を求められましたが、
「僕からは特にありません」
とだけお答えしました。
準備は十分のように思えます。
あ。
オートさんの飛び道具という発言で、ようやく思い出しました。
「そういえば...」
ご存知かもしれませんがと前置きして、
「スリングというものを持っています」
革製の紐を懐から取り出しました。
以前、弓使いの冒険者さんとご一緒した際、距離を置いて一方的に攻勢を仕掛けられる武器について感銘を受けたものです。
ただ、槍を振り回すというより、振り回されているような僕にとっては、弓なんて難しい武器を扱える技量があるわけもなく。
「これなら不器用な僕でも使えると、武具屋さんにおすすめされまして」
いろいろ試してはみたものの、弓よりはまだましだったという消極的な選択で、この飛び道具にたどり着いたという次第。
「もっとも、まだまだ練習中なのですが...」
はははと笑ってごまかします。
振り回す力で弾を飛ばすだけという至って単純な代物。
矢のように一点を狙うというのは難しいですが、相手が人くらいの大きさで『どこかに』『当てるだけ』でいいのなら、なんとかなりそうな気がします。
「遠距離からの牽制、少しはお役に立てるかもしれません」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
まとめ役の方がいらっしゃると助かりますねー^^
スキュラさま、ありがとうございます。
あと、武具類の購入許可をいただきましたのでスリングを導入してみました。
以前から飛び道具を検討していましたので、いい機会でした。
これでうまくサポートできればいいのですが...
オート(スキュラ) 2012.10.01 [02:07]
GM(Lain) 2012.10.01 [00:15]
> 「あー、仕切るようで悪いんだが皆、聞いてくれ。
テオバルトとキャロライン、ふたりの依頼主がオートに視線をやる。
こういった場で口火を切れる人間は重要だ――仕事を引っ張って行ってくれる可能性が高い、という意味において。
> 何ができる、どういう人間なのか。最低限の情報は共有したほうがいいと思う。
先ほどまでの少々険悪と言えなくもない雰囲気はどこへやら、ふたりしてうんうんと頷いている。
オートの言い分は取り立てて目新しいものではない。
順当な、悪く言えばありきたりなものだ。
だが、ありきたりなことをありきたりにこなせる人物が実は貴重である、という事実はよく忘れ去られる。
かたや役人として、かたや商人として、普段から多くの人間と接するふたりであればこそ、ありきたりなことを敢えて口に出して場をまとめたオートに目を留めたものだろう。
> 「各自のできることからすると、これがバランスの取れた編成になるんじゃないかと思うんだが
オートの提案に反対する者はない。
「あれ、仲間と離ればなれだけどおj――お兄さん、いいの?
いや、あたしは全然構わないけどさ無事ブラードまで下れれば」
キャロラインが口にしたのはある意味で当然の疑問であった。
しかし、彼女自身が言うとおり、編成にこだわる気は無いようだ。
テオバルトも、彼の依頼に必要そうな人数が集まったとあって、口を挟む様子はない。
じゃあ面子も決まったところで、と言いながらキャロラインが腰を上げた。
「えーと・・・・・・アシュレイ、リモーネ、エル、ウード、でいいんだよね。
あたしちょっと話付けてくるから、その間、北と南、どっち回るか相談しといてほしいんだ」
条件整理するね、とキャロラインは続ける。
「北側はここからしばらくクライバー川の支流に沿って下りて、そのあと本流の脇を遡る形になるね。
目の前、北西にあるフーバー山を巻くような形で流れてるから、クライバー川に沿って登って鞍部を越えて、あとはだいたい下るだけになるみたい。
鞍部のところだけはちょっと急な岩場があるけど、あとはだいたい森の中を通るってさ」
「南側は峠まで登り返したあと、ここのすぐ南、イステル山の尾根筋を通ってくことになる。
全行程、だらだらした登りと下りを繰り返す感じね。
峠からしばらく上ると草原に出て、この絵図の区間はだいたい草原みたい」
「行程は南北どっちも半日行動で二日ってとこ。
徹夜で歩けば一日で踏破できるかもだけど、あたしがちょっと無理かな。
まあ、天気だなんだでトラブルがあっても三日か四日で踏破できると思う」
「あたしはどっちのルートでも普通に歩く分には行けると思う。
どっちも実際に歩いたことないけど、まあ、話聞く限りは行けると思うんだ。
連れてくのはラバが二頭。荷物は軽めにするつもりだから、実質一頭分くらいを分けて積む形になるね」
飼葉とかも持ってかないとだし、と付け加え、
「まあだいたいそんな感じよ。
野歩きに慣れてるなら――慣れてるよね?
あたしよりマシな結論出せると思うんだけど、お願いしていいかな?」
言うだけ言うと、キャロラインは商人の一団のところへさっさと歩いていく。
冒険者たちの答えを待つ気はなさそうだ。
「オートさん、エリオさん、ラキアードさん、でよろしいですか」
テオバルトは安堵した表情でそう切り出した。
「必要な道具はおおよそこの宿に置かせて貰っております」
そちらはあとで見ていただくとして、と続け、
「先ほど、ブラードへ鳩を放ちました。
今日中に届いたとして、人足を集めるのに最低でも二日。
ブラードからここまでが五日。
計一週間ほどが作業の期限です」
それ以上かかると復旧作業が遅れかねませんのでね、とテオバルトは言う。
「とは言え、実際のところ二日三日もあれば終わるとは思います」
現場への往復を含めてもその程度で、
「現場の近くに泊まるような形であればより短く済みましょうが――」
なにぶんこの状況ですから、様子を見ながらがよろしいでしょう、と結論する。
「崩れた箇所はまだ薄暗かったこともあり、はっきりと確認はできておりません。
しかし幅は数十歩、崩落地点の上端から街道までは高さにしておおよそ10歩から15歩ほどかと」
つまりその部分の絵図を作成し、崩落の危険の有無を見極め、崩落部の上を巻いてブラード側とある程度の行き来ができるようロープを張る、というのが冒険者たちの仕事となる。
「杭や槌、ロープ、鉤、手斧などは申し上げたとおりこちらで用意いたします。
現場へ行くにも量が多くては苦労しましょうから、荷車と馬を使えるよう手配します。
ほかに必要そうなものがあれば何なりと仰ってください。
ああそうそう、皆さんの持ち物で作業に必要な消耗品があれば、こちらで買い上げますよ」
ほかにも何か聞きたいことやご希望があれば遠慮なく、とテオバルトは言った。
協力を惜しむ気はどうやらなさそうだ。
「ああそれと、その現場の近辺ですが、時折妖魔が出るという話が聞こえております。
この天候ゆえ、そうそう大規模な群れが動いているとも思えませんが――」
どうか十分にお気をつけて、とテオバルトは話を締めくくった。
------------------------------------------
■GMから
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>みなさま
とりあえず分割については確定としましょうか。
依頼人からいろいろ出てきましたが、
・各自の装備品
については出発前(=このカテゴリを〆るまでの間)に確定させてください。
特に記載がない限り、キャラシに書いてあるものをそのまま持ち込んだこととします。
また、通常品質・通常材質の武具やその他の装備品については、ここに来る前に買っておいたという扱いで購入していただいて結構です。
調査組が事前購入した物品については、テオバルトが言っているとおり、必要に応じて買い上げて依頼に利用する形となります(このへんが実質的な前金とお考えください)。
なお、必要と思われる判定については特にGMに許可を取らずに宣言&判定をしていただいて構いません。
ただし、判定を行った場合、その宣言は取り消せなくなりますのでご注意ください。
また、判定自体の要否・採否はPLさんの要望を汲みつつGMが判断いたします。
>護衛組のみなさま
ルートの選定をお願いいたします。
キャロラインは、基本的にPCにマルナゲする方向です。
ルートの選定にあたってキャロラインから出る情報は上述のとおりですが、その他PCが調べておきたいことややっておきたい判定などありましたら適宜宣言&判定をお願いします。
>調査組のみなさま
杭30本
ロープ100m
鉤10個
くさび50本
小型ハンマー2つ
杭打ち用の大槌ひとつ
作業用のハンドアックス(必筋5)ふたつ
このあたりが作業用の物品として提示されております。
あと、荷車+馬1頭ですね。
ほかに必要そうなものがあれば要望を出してやってくださいませ!
リモーネ(くらりふぇ) 2012.09.30 [03:18]
オート(スキュラ) 2012.09.29 [21:39]
>「挙手でもしてみますか?」エリオ(だんがん) 2012.09.29 [15:53]
以前...といっても、ほんの少し前ですが、山賊の類と対決したことがあります。
個々の実力は恐れる程でもないでしょうが、数が揃うと厄介という実感でした。
腕はそれなりでしょうし、地の利を生かし強襲という手も十分に考えられます。
もっとも、この付近に潜んでいるかはわかりませんが。
(「みなさん、腕が立ちそうですしね」)
まあ、冒険者がこれだけいれば大丈夫かな。
ふと。
もし旅人を襲う悪党が存在していたとして。
僕がその悪党ならどうするかなぁと、想像してみます。
――土砂崩れが雨で起きたように偽装して。
――街道を復旧しようとする関係者を妨害しつつ。
――待ちきれずに脇道を突っ切ろうとする旅人を待ちぶせて襲う。と。
おお。僕、悪党の才能がありそうです!
....まったく嬉しくない才能でした。
まあ、今回の土砂崩れは単純に雨のせいでしょうしね。
さて。
ひととおり自己紹介が終わったようです。
かりかり、と。
羊皮紙にみなさんのお名前や得意分野などを記していきます。
何か意味のある行為ではないのですが、癖ですね。
「どうやって決めていきましょう?」
自然、この場のまとめ役のようになっているオートさんにたずねてみます。
関係ない話ですが、身長の差がすごいのでかなり見上げるような体勢になってしまいました。むぅ。
「挙手でもしてみますか?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
深読みしすぎてすいません^^;
ラキアード(はんく) 2012.09.29 [02:09]
アシュレイ(ゴースト) 2012.09.28 [21:52]
「さて...もうすぐ来るか?予測では、あと5分もしないうちに来る」ばたん、と音を立てて扉が開いた。
商人や旅人がこれは敵わないという顔でこの宿へやって来る。
ビンゴ、外はもう音が聞き取りにくいほどに雨が降り始めている
雨が静寂を生む、なんて真っ赤な嘘だな...でもそれじゃあ、真っ青な嘘...というのもあるのかな?。
そんな、どうでもいいことを考えながらぼんやりと、激しく打ち付ける外の景色を眺めていた
ーーーーーーーーーーーーー
>「...そういえばリオテーク、君は何しにこんな所に?
> 私は仲間と一緒に仕事で来たんだが」
「そうですねぇ...ソーミーへ...まあ観光のようなものですよ
メララさんも大変ですね、雨...直撃しちゃいましたし」
以前お世話になった、学院の先生...ではなく一応同じ生徒だ
それにしてもつらそうな顔をしている、どことなく中年の哀愁というやつを感じる。
私がここに来た理由が、観光というのは間違いではない
私が行きたくてきた行ったわけではない、厳密には父の望みだ
父は芸術とかそういうものに関心を持っていて、娘にも見て欲しかったというところか。
>「まぁ、降りるときは気をつけてな。
> 何かあったら故郷の家族が泣くぞ」
それにしても遠いところまでやってきたな...遠い故郷ラムリアース
嫌なこともあったがそれでもあの場所には家族がいる、父がいる
ラムリアースを出て何ヶ月たったのだろう...
父さんは寂しくないかな...私はすこし寂しいよ...。
椅子の上で足を抱え込み、ゆらゆらと揺れる
イカンな...このままでは人の前で泣くなんてバカなことをしてしまう。
椅子から立ち上がり、メララさんの背中を優しく擦る
なんとも言えない気分...ホームシックなんて馬鹿らしいと思っていたが、案外、馬鹿にならないな。
「メララさんもお体には気をつけてくださいね、私はもう部屋に戻ります、それでは...」
その日は宿泊している部屋で父さんへの手紙を書いて終わった、雨は未だ降り続けている
早くオランへ戻りたいな...
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
雨はまだ降っている、しかし、もうすぐ降り止むような気がする
私は雨が好きだ、豪雨ならなお良くて、曇も好きで、雷も好きだ
快晴だけは嫌いだ、太陽も何が楽しくて輝いているんだか。
「はぁ...何だかなぁ」
食事を取りつつ、ため息をつきながら窓の外を眺める...
気分転換に本でも読もうかと思っていたら何か騒がしいことに気付いた
...街道が土砂崩れ?ツイてないな...
>「ああ、わたくし、テオバルトと申します。
>街道の普請を仰せ付かる者でして。
> 少々お力をお借りしたいことがあるのですよ」
>「あ、もうひとついい話あるんだけど、こっちに乗らない?」
撤回だ、これはツイている...かも
>「あー、仕切るようで悪いんだが皆、聞いてくれ。
>「僕は、エリオと申します。オランに帰る途中の駆け出し冒険者です」
メララさんとエリオという少年を皮切りに冒険者達の簡易的な紹介が始まった。
私も名乗るか...失礼だし仲間になるわけだからな、何より視線が痛い。
「私はアシュレイ、野外活動は少しできるが高いところは勘弁して欲しい...」
「見ての通り、魔術の心得は多少有る、今回は知識くらいしか役に立てそうにないがね」
「個人的な理由から、護衛に就きたいと思っている、だが復旧作業の人手が足りないなら
そちらに回る、正直な話復旧作業の方が向いているとは思うからな」
どちらに回るにせよ、上手くやれればここに缶詰になる期間を大幅に短縮できるだろう。
少しばかり本気を出してみるか
ーーーーーーーーーーーーーーー
PL・遅れましたー セフセフ!
一応希望は護衛ですが、状況によって臨機応変に動くつもりです。
リモーネ(くらりふぇ) 2012.09.28 [02:39]
エレアノール(ニカ) 2012.09.27 [23:53]
ウード(サイゾウ) 2012.09.27 [21:32]
エリオ(だんがん) 2012.09.27 [21:20]
それは、ある日の午後のこと。「これは――」
すっかり行きつけになった安食堂。
大勢が押し合いへし合いしながら昼食をかきこんでいます。
僕はといえば、座る場所もないくらいなので、
今日耳に入ってきたのは、
曰く、故郷では秋になると蝶が舞う。
一匹や二匹ではなく、それこそ、空が一面覆われるくらいに。と。
賢者の学院に向かい、
果たして、とある地方で、
集団で、同時に、蝶が羽化し、いずこかへ飛び立ってゆく。
ただし、実際に見られるのはまれであり、
「――興味深いですね」
さて。
そんな珍しい蝶の生態を見物し、
今回は、
折からの豪雨に降られ、命からがらたどり着いた宿。
天候も読めないなんて学者失格ですね。
しかし、雨は、もう小降りになってきました。
周りを見回すと、
さあ出発の準備だ。
編上靴を履き直していると、
>「ブラード側へは通れません。この下で崩れておりますな」
食堂の面々がざわついています。
? どうしたのでしょう。
>「?本街道は通れぬと?」
どうやら、
しばらくオランへは帰れないのかな。
.....
.......
.........
お役人さんと、旅商人の女性。
二人から舞い込んだのは思いもかけない仕事の依頼でした。
街道の復旧に関する調査と、道無き道をゆく商人の護衛。
さてさて。
僕以外にも、冒険者らしき人たちがいらっしゃいます。
みなさんはどうするおつもりなのでしょう。
ちらりちらりと周囲をうかがっていると、
>「?ひとまず自己紹介といかないか?」
身長の高い男性が立ち上がりました。
>「?何ができる、どういう人間なのか。
場馴れしてらっしゃいますね。無駄のない考え方で、
うーん。
僕に何ができるのかを考えてみます。
野外活動については素人よりましといった程度ですし、
うわあ。僕、役立たずだあ。
軽く自己嫌悪に陥りながらも、
「僕は、エリオと申します。
せっかくなので口火を切ってみました。
「お役に立てるかどうかわかりませんが、
もしお邪魔でなければお手伝いさせてください。
そう締めくくって、ぺこりと頭を下げました。
――――――――――――――――――――――――――――――
プレイヤーのだんがん、です。改めてよろしくお願いいたします。
振り分けは、基本的にみなさまの決定にお任せしたいと思います。
ただ、このキャラで護衛ルートは...
カクカクシカジカ、了解です。当キャラの情報はご自由にどうぞ。
オート(スキュラ) 2012.09.27 [01:05]
GM(Lain) 2012.09.26 [22:01]
雨は大方あがったようだった。戸口なり窓辺なりに立って外を覗いてみれば、空が明るくなってきているのがわかることだろう。
昨日の夕方から降り出した雨は夜半にかけて強くなり、一時は屋根と壁を叩く雨音で会話にも不自由するほどだった。
冒険者たちは、夕刻には雨を凌げるこの宿に到着していたのだから、ある意味幸運であったかもしれない。
秋口のこの時期とはいえ、山の中であれば朝晩は相応に冷え込む。
濡れてしまえば風邪をひくこともあるかもしれない。
そうならずとも、服やら装具やらが濡れれば乾かすのには一苦労であるし、鎧の手入れも面倒なものだ。
ここはクライバー峠。オランとアノスの事実上の国境、グロザムルの山中だ。
ソーミーとブラードを結ぶ雲の上の街道は、ここでグロザムルの主稜を越える。
旅人や商人向けの宿は、峠をややオラン側――ブラード側に下った場所にあるここにしかない。
あとは樵や狩人が寝泊りする小屋がいくつか。
この近辺にある人家はそれだけだ。
何軒かある宿屋は、どこもそれなりに賑わっているようだった。
冒険者たちがここにいる理由は、人それぞれだろう。
護衛や遺跡探索、でなければ山賊や妖魔退治の帰り道。そんなところだ。
誰にも共通するのは、さして美味い仕事ではなかった、ということだろうか。
帰りの路銀と道中の食事でどうにかこうにか足が出ない程度の仕事を終え、オランへの帰途、というわけだ。
上がりかけの雨とあって、冒険者たちも商人たちも、先を急ごうという者はない。
わざわざ雨の中へ出て行かずとも、もうあと一刻もすれば雨は上がるのだ。
なにも好きこのんで濡れることはない、という空気で、皆のんびりと朝の時間を過ごしている。
ばたん、と音を立てて扉が開いた。
入ってきた人物に、冒険者たちは見覚えがあるかもしれない。
丸顔でよく肥えたその男は、ブラードに滞在するオランの役人であるらしい。
昨夜はここに同宿し、今朝は暗いうちから街道の様子を見て回っていた。
「いかがでしたか」
外套を外し、遠慮がちに水を落とす彼に、乾いた布を差し出しながら宿の親父が訊ねた。
「ブラード側へは通れません。
この下で崩れておりますな」
返答に、宿の食堂がざわついた。
「軽装の旅人なら越えられるやもしれませんが、それでもひどく危険でしょう。
まあ、馬だの馬車だのは無理ですなあ。通りようがありません。
随分と手ひどく崩れておりましたゆえ、通れるようにするだけでも幾日かかるか。
1週間や10日は――」
ああ、と思いついたように顔を上げ、
「そのようなわけですから、これから峠を越えてゆかれる方がおられましたら、行き会う方に本街道は通れぬと伝えてはいただけませんか」
幾人かが頷く。
この先に真っ当な商人が通れる道はない。
オランへ向かうのであれば、ここに留まって街道が通れるようになるのを待つか、でなければソーミーまで戻って側道を通るか。
いずれにしても相当の遅延は避けられそうにない。
他の宿へも報せてきます、と下働きの若い男が外へ出て行った。
商人たちも口々に今後どうする、というようなことを話し合っている。
ある者は宿への逗留を決め、ある者はソーミーへ向かうことに決め、だが大多数はどちらとも決めかねている様子だ。
騒ぎをよそに役人はなにかを羊皮紙の小片に書き付け、これを、と宿の親父に手渡した。
さらにしばらく考え、随分と騒がしくなった食堂を見渡し、冒険者たちが集まるテーブルで視線を止める。
「冒険者の方々、でしょうかな。
商人ともただの旅人とも見受けられませんが――」
近づいてきて、人の好さそうな笑顔でそう言う。
「ああ、わたくし、テオバルトと申します。
街道の普請を仰せ付かる者でして。
少々お力をお借りしたいことがあるのですよ」
テオバルト曰く、力を借りたいこと、というのはおおよそ次のような話であった。
この先、オラン側に2刻ほど降りたところで土砂崩れが起き、街道が塞がっている。
道が通れないとなれば大事であるので、早急に復旧作業にかかりたい。
「あなた方に人足の真似事をしていただこうというわけではありません」
ただ、大きく崩れているゆえに、どこからが危険で、どこまでが安全か、が一見して解らないのだという。
まだ崩れそうな部分は先に土砂を落としてしまう必要があるし、安全と見て作業を始めたら崩れたというのでは目も当てられない。
「ただまあ、そのあたりの見極めをのんびりとやっていてはそれこそ何日かかるか解りませんで」
今のうちにできることは今のうちにやってしまいたいのです、とテオバルトは言った。
わたしがやればよいというのはまあ、その通りなのですが、この身体ではねえ、と続ける。
視線を落とした先に、見事に突き出た腹があった。
「そのようなわけですので、いくつかお手伝いをいただきたいと――ああ無論、報酬は用意しておりますよ」
人数としては2人から4人程度、報酬はしめて2000ガメル。
作業内容はみっつ。
現場の絵図を作成すること、危険箇所を示す杭を現場とその上部に打ち込むこと、現場の上を人足が迂回できるようにロープを張り渡すこと。
「作業に必要なものと食糧の類はこちらからお渡しします」
いかがですか、ひとつご協力願えませんか。
テオバルトはそう言って、話を締め括った――締め括ろうとした。
「あ、もうひとついい話あるんだけど、こっちに乗らない?」
いささか軽い口調で割り込んできた者がある。
赤毛に鳶色の瞳の若い女だ。
「そんな露骨に厭そうな顔しないでよおじさん、儲けになりそうな人数ったらこっちも3人か4人だと思うからさ」
話に水を差された格好のテオバルトに軽口を叩く。
だからそっちはそっち、こっちはこっちでいいじゃない7人もいるんだから。
キャロラインと名乗ったその若い女――旅商人であるそうだ――の語るところによれば、いい話、というのは概略以下のようなものだ。
曰く、本街道を通らず、この近辺を迂回する道はある。
馬車は無理だが荷物を積んだ荷馬やラバなら越えられなくはないだろう。
先を急ぐ荷をこの場の商人から引き受けてブラードなりオランなりへ運ぶことができれば――。
「崩れたのがええと、どのあたりだって?」
峠近辺の絵図をテーブルに広げ、キャロラインが問う。
このあたりだ、とテオバルトが指さした。
「要はそこ通らなきゃいいわけよね。
だったらあるよ、道。こっちとこっち」
言いながら彼女は絵図の上を指でなぞった。
「ま、普段人の通らない道だからそりゃあ危ないだろうけどさ」
だから金になるし、そういうときのために一緒に仕事しようっていうわけでさ、と彼女は続ける。
「道中の雑費はこっち持ち、儲けは折半てとこで、どう?」
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■GMから
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>みなさま
みなさまよろしくおねがいしまーす!
オランから離れた場所での依頼ですが、この場にいる理由は適当にでっち上げてやってください。マルナゲ!
さて、さっそくルート(というか仕事)分けのお時間でございます。
・土砂崩れで埋まった街道の復旧作業の下準備(報酬総額2000ガメル)
・街道を迂回する商人の護衛(報酬総額儲けの1/2)
のふたつですね。
あ、「儲けは折半」は「冒険者と依頼人を含めた全員で等分」ではなく、儲けのうち半額を依頼人が取り、残りの半額を冒険者で分配」の意です。念のため。
どちらの依頼も3人から4人程度の冒険者を求めています。
メタ的に申し上げると、
・危険度は前者<後者
・期待される報酬は前者<後者
・報酬に関するリスクは前者<後者
・人数の振り分けは自由
・ただし、単独での依頼受領は不可
というあたりです。
振り分けについてはPL相談所などをご活用いただき、合意のもとに決めるのがよろしいかと存じます。
振り分けの確定期限は29日一杯とし、その時点で確定した宣言がない場合はそれまでの希望状況等をもとにGMの一存で確定させることとします。
よろしくご検討くださいませ!
なお、出てきた地図の×印が崩れた箇所、峠を抜ける道は本街道(実線)のほか、2本の山道(破線)です。