襲撃
エリオ(だんがん) 2012.12.05 [07:21]
ラキアード(はんく) 2012.12.04 [15:13]
オート(スキュラ) 2012.12.03 [23:14]
あのとき、これがそうなら死んでいた・・・GM(Lain) 2012.12.03 [22:44]
ラキアードはオートを手近な倒木の陰へと引き込む。手当を施すに十分な状況とは到底言えないが、少なくともこれ以上の負傷は避けられそうだ――今は。
的を見失った妖魔どもの怒りとも落胆ともつかぬ呻きが聞こえてくる。
入れ違いに遮蔽を飛び出したエリオが投石紐を振るい、ホブゴブリンに石を投げつける。
だが、打ち上げるという悪条件のためか、傷の痛みによるものか、狙いがうまく定まらない。
ホブゴブリンはそのまま川の上流、峠側へと歩を進めた。
その先には荷車と、荷馬がいる。
荷馬をほぼ直下に見下ろす位置へ移動したホブゴブリンがもう一声吠え、荷馬に石を投げはじめた。
残る4匹のゴブリンどもが吠え声に従い、ばらばらと移動を開始する。
荷馬を守ることは――つまり荷車とその荷を守ることは、どうにも困難なようだ。
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■GMから
進行であります。
PCの現況、先に位置取りをされている点、絶対的な頭数の差等々を考えるに、エリオとオートが無事なまま荷馬と荷車を守りきることは非常に困難と思われます。
このタイミングで撤退し、荷馬と荷を諦めることを選択するのであれば、メタ的に、全員の安全を保障します。
ゴブリン側は一定の獲物を確保できればそれ以上危険な相手を直接追撃する必要はなくなりますので追撃はありません。
オートは再度生死判定を行う前にレンジャー技能による応急手当を受けることができます。
後日談として、山狩りをするなりしてゴブリンどもを掃討することは十分に可能でしょう――そもそも直接当たることができれば負ける筈のない相手です。
ただし、輸送手段と作業に必要な資材の大半が失われ、これを所定の作業期間内に回復することは不可能であるため、ミッションは経験点上は完全失敗(=500点ベース)、NPCの評価(と報酬)としては一部失敗(≠完全失敗)の扱いとなります。
戦闘を続行するのであれば、『荷馬を殺された段階で経験点上は最大でも限定成功(=700点ベース)』、かつゴブリン側は『ゴブリンの知恵で可能なあらゆる手段でPC側の全滅を目指す』という戦闘となります。
なお、死者が出た場合、全滅した/遺体を放置して撤退したケースはもとより、遺体を回収できても復活の可能性はない旨をここで明言いたします。GMが認識する限りにおいて調査組のPCには蘇生を可能とするコネもカネもなく、これらを可能にしうるNPCはおらず、そのあたりの背景をまげて救済に乗り出さねばならないほどの必要性をGMが認められないことがその理由です。
GMとしては撤退を強めに推しておきます(先述のように荷馬を守りきることは困難、かつ経験点200点+金銭報酬の最大メリットに対して最大リスクが割に合わなさすぎるため)が、PLさんのお考えもそれぞれおありでしょうからPLさんの総意としての決定をお待ちいたします。
ここまでの戦闘の経過でおわかりのとおり、戦闘をする場合でも「単純に・直接・正面から殴り合う」というような戦闘にはならないであろうこと、自らを守る手段のない、または死までの距離が近いPCから順に死の危険に晒されるであろうことはGMとして付言しておきます。
というわけで撤退であればその旨の宣言を、続行であれば第5ラウンドの宣言と判定をどうぞ。
宣言はPLの総意として承ります。また、行動宣言&判定後の撤退宣言はこれを認めません。
なお、第5ラウンド、ゴブリン側の宣言は以下のとおりです。
・ホブ&ゴブD:荷馬に投石
・その他:移動してホブに合流
端的に申し上げて、GMとしては、オートにとってはほぼ確実に/エリオにとってはそれなりの確率で、生還のラストチャンスという認識でおります。
リスクとリターン、PL・PCの意地や出目の予測などなど諸般の事情をまとめてご考慮のうえご判断くださいませ。
エリオ(だんがん) 2012.12.02 [21:17]
...目が霞む。
衝撃を受けた胸がとても痛い。
でも、まだ立てる。
そう、まだ戦える。
ラキアードさんが遮蔽にたどり着きました。
もちろんオートさんも無事です。
このままでは終われません。
せめて一矢...いや、一投報いたい!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
2D6+3
Dice:2D6[3,1]+3=7ラキアード(はんく) 2012.11.30 [23:43]
GM(Lain) 2012.11.30 [17:58]
ラキアードはオートの隣に屈み、脇から手を入れてその身体を支える。背負いはせず、肩を貸す形にもしない――その状態ではいざというとき、オートの身体を盾にすることになりかねないからだ。
振り向いて遮蔽までの距離と経路をいま一度確かめる。
ほんの5歩ほども退けば、ひとまずの安全は確保できることだろう。
ラキアードとオートに一歩先んじて、エリオが遮蔽へと潜り込んだ。
エリオの体力も限界が近い。
さらに一人倒れたときの危険を鑑みれば、妥当な判断と言えた。
まさに石を投じようとしていた妖魔どもが怒り、罵る呻り声を上げる。
妖魔どものうち4匹はラキアードへ更に石を投げつけようという構えだ。
だが。
ホブゴブリンが太い吠え声を上げ、斜面の上を街道に沿って峠側へのしのしと動き出す。
ゴブリンのうちの1匹もまた、それに続くようだ。
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■GMから
進行でーす!
ホブ1とゴブ1が街道に沿って峠側へ移動しようとしています。
第4ラウンドの宣言&行動をどうぞ!
◆結果&ステータス:第3ラウンド
A24:ラキアード オートを確保
A16:エリオ 遮蔽の陰へ移動
A13:ゴブA エリオへ攻撃→行動キャンセル
A13:ゴブB エリオへ攻撃→行動キャンセル
A13:ゴブC エリオへ攻撃→行動キャンセル
A13:ゴブD ラキアードへ攻撃(はずれ)
A13:ゴブE ラキアードへ攻撃(はずれ)
A12:ホブ エリオへ攻撃→行動キャンセル
エリオ HP:02/14
ラキアード
オート HP:00/10(気絶)
◆宣言:第4ラウンド
A24:ラキアード ???
A16:エリオ ???【遮蔽】
A13:ゴブA ラキアードへ攻撃
A13:ゴブB ラキアードへ攻撃
A13:ゴブC ラキアードへ攻撃
A13:ゴブD 移動
A13:ゴブE ラキアードへ攻撃
A12:ホブ 移動
エリオ(だんがん) 2012.11.30 [07:40]
> 「エリオもはやく、急いで隠れるんだ!
>俺たちが木陰へ隠れたとわかれば、ゴブリンどもは下に降りてくるはず。
>降りてきたゴブリンどもが俺が相手をするから、
>しばらく身を隠しているほうがいい。」
オートさんを支えながらのラキアードさんから助言が飛びます。
僕は頷くと、盾を構えたまま、後退していきます。
たった数歩が長く感じられ...無事に物陰に飛び込んで、ほっと息をつきました。
僕の姿を見失った妖魔は怒り狂っていることでしょう。
あとはお二人が無事に隠れられれば...
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
描写を少し入れました。
ラキアード(はんく) 2012.11.30 [02:39]
オート(スキュラ) 2012.11.29 [17:51]
オート(スキュラ) 2012.11.29 [17:50]
GM(Lain) 2012.11.28 [22:48]
倒れたオートへの射線を切る位置へとエリオが移動し、ラキアードがかわってオートの傍らに寄る。エリオが掲げた盾をかすめるように飛来した石が、革鎧にめり込んだ。
激痛とともに肺の中の空気が乾いた咳となって吐き出された。
もしかしたら、血も少なからず混じっていたかもしれない。
石を投げつけたホブゴブリンが、ふたたび嘲るような声を上げる。
ゴブリンどもの投げた石は全て外れたものの、彼らもまた追従するように笑った。
醜悪な顔だった。
後退戦はあらゆる戦いの中でももっとも困難な部類に入る、と言われる。
後退を強いられるということは既に敗勢に傾いているということでもある。
その中で被害を抑えつつ戦いを畳むというのは、それだけでただ勝つことよりも余程難しい。
戦いながら退くことは実質的に不可能であるゆえ、後退するということはより大きな隙を晒すということでもある。
自力で動けぬ負傷者など抱えていればなおのこと。
もともとの人数が少なければ更に。
それは数多の将軍がそのような戦況に直面させられ、そのまま後退から壊走へと不可逆の移行を遂げたことが証明している。
たったふたりで、負傷者を置き去らずに後退するということ、それ自体がある種の無謀である。
それでも。
人として、冒険者としての誇り。
わずかな間であれ苦労をともにした仲間を捨てぬという矜持。
あるいはかつて己が見た背中の記憶。
ふたりの心の中にあるなにかが、その足を止めさせた。
負傷したエリオにかわって、ラキアードがオートに近づく。
規則的な呼吸は、まだ止まっていない――まだ。
流れ弾を避けられる位置を確かめ、タイミングを計る。
抱え上げ、物陰に隠れ、ひとまずの安全を確保するか。
あるいは――?
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■GMから
進行でーす!
エリオ君が大人気すぎる件について。
救出に向かったラキアードに2体、残りはエリオへ投石です。
第3ラウンドの宣言&行動をどうぞ!
◆結果&ステータス:第2ラウンド
A24:ラキアード オート救出のため移動
A16:エリオ 防御専念
A13:ゴブA エリオへ攻撃(はずれ)
A13:ゴブB ラキアードへ攻撃(はずれ)
A13:ゴブC エリオへ攻撃(はずれ)
A13:ゴブD ラキアードへ攻撃(はずれ)
A13:ゴブE エリオへ攻撃(はずれ)
A12:ホブ エリオへ攻撃(命中、8ダメージ)
エリオ HP:02/14
ラキアード
オート HP:00/10(気絶)
◆宣言:第3ラウンド
A24:ラキアード ???
A16:エリオ ???
A13:ゴブA エリオへ攻撃
A13:ゴブB エリオへ攻撃
A13:ゴブC エリオへ攻撃
A13:ゴブD ラキアードへ攻撃
A13:ゴブE ラキアードへ攻撃
A12:ホブ エリオへ攻撃
◆ダイス
Lain@運び屋 調査組vsゴブs ラウンド3:攻撃対象決定。1-4:ラキアード 5-6:エリオ
Lain@運び屋 ホブ: 1d6 Dice:1D6[5]=5
Lain@運び屋 ゴブA: 1d6 Dice:1D6[5]=5
Lain@運び屋 ゴブB: 1d6 Dice:1D6[6]=6
Lain@運び屋 ゴブC: 1d6 Dice:1D6[6]=6
Lain@運び屋 ゴブD: 1d6 Dice:1D6[3]=3
Lain@運び屋 ゴブE: 1d6 Dice:1D6[1]=1
Lain@運び屋 エリオまじ大人気。
ラキアード(はんく) 2012.11.28 [02:41]
エリオ(だんがん) 2012.11.27 [22:49]
僕の攻撃は外れました。でも不思議なことに、気持ちが高揚するのを感じていました。
誰かの盾になる。いつか見たあの背中に、僕は追いつこうとしているのですから。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
23:09:33 だんがん@エリオ 回避判定(ゴブリンA:攻撃9) 2D6+4+2 Dice:2D6[6,5]+4+2=17
23:09:23 だんがん@エリオ 回避判定(ゴブリンC:攻撃9) 2D6+4+2 Dice:2D6[3,1]+4+2=10
23:09:01 だんがん@エリオ 回避判定(ゴブリンE:攻撃9) 2D6+4+2 Dice:2D6[6,5]+4+2=17
23:08:47 だんがん@エリオ ひどい出目だ...
23:08:18 だんがん@エリオ 防御判定(ホブゴブリン:打10) R8+2 Dice:R8[1,2:0]+2=2
23:07:27 だんがん@エリオ うぐぐ...
23:07:09 だんがん@エリオ 回避判定(ホブゴブリン:攻撃10) 2D6+4+2 Dice:2D6[1,1]+4+2=8
23:06:55 だんがん@エリオ 2R目
オート(スキュラ) 2012.11.26 [21:57]
GM(Lain) 2012.11.24 [23:48]
飛来した石礫が、街道の敷石に当たって砕ける。さらにいくつかが降り注いだ――エリオは盾を掲げてかわそうと試みるが、いかんせん数が多い。
ひとつ、ふたつと石礫が鎧に当たる。
落差と膂力で加速された石塊は、存外に重い衝撃を残した。
だが、幸いに、と言うべきだろう、妖魔どもはすべてエリオを狙っていた――倒れたオートよりも、投石紐を構えるエリオを先に倒すべきと考えたようだ。
目先のことに囚われがちな妖魔であっても、その程度に働く頭は持っているらしい。
飛び出したラキアードを、妖魔どもは新手と受け取ったらしい。
だが。
自分たちのもとへ届かぬ武器しか手にしていないラキアードに釣られた妖魔は2匹のみ。
石を撃ち返したエリオへの攻撃の手は、いまだ緩められない。
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■GMから
進行でーす。
ダイスの結果、囮になろうとしたラキアードに2匹が釣られました。
残りは引き続きエリオへ投石です。
第2ラウンドの宣言&行動をどうぞ!
◆結果&ステータス:第1ラウンド
A24:ラキアード エリオの前へ進出
A16:エリオ ホブゴブへ攻撃(はずれ)
A13:ゴブA エリオへ攻撃(はずれ)
A13:ゴブB エリオへ攻撃(命中、3ダメージ)
A13:ゴブC エリオへ攻撃(命中、1ダメージ)
A13:ゴブD エリオへ攻撃(はずれ)
A13:ゴブE エリオへ攻撃(はずれ)
A12:ホブ エリオへ攻撃(はずれ)
エリオ HP:10/14
ラキアード
オート HP:00/10(気絶)
◆宣言:第2ラウンド
A24:ラキアード ???
A16:エリオ ???
A13:ゴブA エリオへ攻撃
A13:ゴブB ラキアードへ攻撃
A13:ゴブC エリオへ攻撃
A13:ゴブD ラキアードへ攻撃
A13:ゴブE エリオへ攻撃
A12:ホブ エリオへ攻撃
◆ダイス
Lain@運び屋 調査組vsゴブs ラウンド2:攻撃対象決定。1-2:ラキアード 3-6:エリオ
Lain@運び屋 ホブ: 1d6 Dice:1D6[5]=5
Lain@運び屋 ゴブA: 1d6 Dice:1D6[3]=3
Lain@運び屋 ゴブB: 1d6 Dice:1D6[1]=1
Lain@運び屋 ゴブC: 1d6 Dice:1D6[3]=3
Lain@運び屋 ゴブD: 1d6 Dice:1D6[1]=1
Lain@運び屋 ゴブE: 1d6 Dice:1D6[4]=4
ラキアード(はんく) 2012.11.24 [19:11]
エリオ(だんがん) 2012.11.24 [04:52]
――――――オートさんが、落下した。
目の前でぐったりと横たわる姿に、思わず駆け寄ろうと――――――
>醜悪な顔をさらに歪めて不愉快極まる声を漏らした。
その時頭上から降ってきたのは下卑た声。
それを、僕はよく知っています。
(「...懸命に努力した者を嘲笑ったな?」)
妖魔。
僕にとっては、因縁浅からぬ相手。
投石紐を握る手が一瞬強張ります。
しかし。
落ち着け、と。
自身に言い聞かせながら深く息をつきました。
今、やるべきことは何だ?
できることは何だ?
小盾を掲げ、改めて、僕は数歩前に進み出ます。
投石の構えを見せる妖魔と、オートさんとの間に割って入る位置。
たとえ勝ち目が薄くても、
「来るなら来い!」
そこに守るものがあるのなら、大声を上げて迎え撃たねばなりません。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
むむ、多勢に無勢ですね。オートさんを連れて退避する前にやられてしまいそうです。
むしろ次ラウンドからは防御専念しないとまずいかも。
リーダーを追い込めば退却してくれるのではないかと思うのですが...いかんせんエリオではレベルの差が。攻撃当たらない^^;
◯1R目の行動宣言:
「静止」状態で移動
オートさんを庇う位置まで前に出て、ホブゴブリンへスリングで攻撃
(エリオの生命点:14/14 → 10/14)
04:03:03 だんがん@エリオ 残念...
04:02:44 だんがん@エリオ 1R目エリオ(「静止」+投石→ホブゴブリン:回11) 命中判定 2D6+3 Dice:2D6[1,6]+3=10
03:59:29 だんがん@エリオ 防御判定(ゴブリンB:打7) R8+2 Dice:R8[2,3:2]+2=4
03:59:04 だんがん@エリオ 防御判定(ゴブリンC:打7) R8+2 Dice:R8[6,3:4]+2=6
03:56:33 だんがん@エリオ ゴブリンBとCの攻撃が当たってますね。あと、1ゾロ10点いただきます
03:51:52 だんがん@エリオ 回避判定(ゴブリンA:攻撃9) 2D6+4 Dice:2D6[6,3]+4=13
03:51:41 だんがん@エリオ 回避判定(ゴブリンB:攻撃9) 2D6+4 Dice:2D6[1,1]+4=6
03:51:29 だんがん@エリオ 回避判定(ゴブリンC:攻撃9) 2D6+4 Dice:2D6[2,2]+4=8
03:51:15 だんがん@エリオ 回避判定(ゴブリンD:攻撃9) 2D6+4 Dice:2D6[1,4]+4=9
03:51:04 だんがん@エリオ 回避判定(ゴブリンE:攻撃9) 2D6+4 Dice:2D6[4,6]+4=14
03:50:48 だんがん@エリオ 回避判定(ホブゴブリン:攻撃10) 2D6+4 Dice:2D6[4,6]+4=14
03:50:28 だんがん@エリオ 知名度判定(ゴブリン:6) 2D6+4 Dice:2D6[3,5]+4=12
03:50:14 だんがん@エリオ 知名度判定(ホブゴブリン:8) 2D6+4 Dice:2D6[3,6]+4=13
GM(Lain) 2012.11.24 [00:17]
エリオは投石紐を取り出し、いつでも石を放てるよう準備する。
姿を現すであろう敵への即応の構えだ。
ラキアードは手近な倒木の陰へと隠れた。
まずは相手の出方を窺おうとする。
オートはそのとき、もっとも危険な位置にいた。
音のした鳴子のあたりと地上のちょうど中間、高さにして10歩ほどになろうか。
まずは体勢を整えねば何も出来ない――だが、慌てたためか、身体の平衡を崩してしまう。
【落下制御】の呪文を行使するか否か。
一瞬の逡巡ののち、呪文の行使を諦めて体を重力に委ねる。
中途半端にこらえて立ち往生するよりは、という判断であった。
だが。
滑落し、幾度か泥や倒木、石に身体を打ち付けて弾み、街道へ落ちる直前。
オートの身体は背中から巨石に叩き付けられた。
濡れた敷布を地面に落としたときのような、鈍い音が響く。
その音はふたりの仲間の耳にも間違いなく届いたことだろう。
それきり、オートは動かなくなった。
立ち上がる様子もなければ痛みに声を上げることすらない。
辛うじて上下に動く胸だけが、彼の生存を伝えている。
その直後、鳴子の音の主たちが緩斜面の際に現れた。
エリオやオートとの距離は20歩ほど、ラキアードはもう数歩離れているだろうか。
妖魔どもだ――数は6匹、なかに1匹、大柄な妖魔がいる。
彼らはエリオを認め、倒れたオートを指差し、醜悪な顔をさらに歪めて不愉快極まる声を漏らした。
どうやら笑ったらしい――言葉は通じずとも、その意味するところは明確だ。
彼らの目に映る二人は、倒れた男と少年のような戦士。
自分たちが遅れをとる筈がないと侮り、嘲っている。
弱いと見た相手にどこまでも増長し、残虐になることができる、それが妖魔の妖魔たる所以とも言えた。
ひとしきり笑い終えたのち、大柄な妖魔が石を取り出した。
にやにやと笑いながら、何事かを妖魔どもに告げる。
残りの5匹が追従するように石を構え――。
行くぞ、そう言うようにエリオを指差し、にたにたと笑った顔のままで妖魔どもは投石を始めた。
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■GMから
進行でーす!
まずセージ技能による怪物判定をどうぞ。
平目でもチャレンジ可能です。
敵はゴブリン×5+ホブゴブリン×1で、冒険者たちの20m上方に位置しています。
とりあえず1R目は全員でエリオに投石(攻撃)を行いますね。
この戦闘において、下から上へ打ち上げる射撃・投擲にペナルティはかかりません。
同様に、打ち下ろしの射撃・投擲についてもボーナスなどはありません。
また、戦闘は原則としてすべて固定値で行います。
例外は敵が魔法を使ったときのダメージロールとスリープクラウド等の再抵抗判定で、これらはGMがダイスロールを行います。
まあこちらのルートには今のところ魔法を使う敵もスリクラを使う味方もいないわけですが!
というあたりで第1ラウンドの行動宣言&判定をどうぞ!
>だんがんさん
そのようなわけですので、6回分の回避と、必要であれば防御ロールをどうぞ。
以前ご質問いただいていたことでレスを失念しておりましたが、オートはエリオの静止移動圏内(3m以内)に落下してきたものとしましょう。
>はんくさん
既に振っていただいている怪物判定のダイスについては、ホブとゴブのいずれに適用するか決めてください。
そのうえで、残りのもう片方分を振っておいてくださいませ!
オートを手近な物陰(いちばん手近なのは自分がいま隠れている樹木の陰になるでしょう)に引きずってくるためには、(1)移動(2)確保(3)移動 の3ラウンド分の行動が必要です。確保後は攻撃ができず(両手が塞がります)、オートの重量を支える必要があるため回避に-2のペナルティが課せられます。
>スキュラさん
出目ェ・・・・・・(、、
とりあえず生きててよかった!
今後しばらくはPL相談所での活躍を期待いたします!
オート(スキュラ) 2012.11.22 [00:20]
エリオ(だんがん) 2012.11.21 [23:08]
>鳴子ががらがらと音を立てる
ロープを張る作業に没頭していた僕は、その音で、ようやく事態に気づくことになりました。
何か近づいてきている?
動物か、あるいは...
横目でラキアードさんをうかがえば、気配を殺して、まだ見えぬ敵の方へ移動を始めておられました。
さすがです。
僕は、もう少し様子を見てみることにします。
とっさに背中に背負っていた小盾を構えると、投石紐と弾丸に手を伸ばしました。
この状況でもっとも危険なのは、斜面上に居るオートさん。
降りるにしろ、登るにしろ、敵の格好の的になってしまいます。
何とかしなければ...
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
戦闘前のラウンド。盾とスリングを装備です。
また、ラキアードさんが忍び足で近づいていますので、エリオは邪魔しないように静かに様子見します。
敵の姿が見えたら、大声を上げて投石し、敵の注意を自分に引きつけ囮になる作戦を検討中です。いかがでしょうか。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
もう二ヶ月も経っていたんですね...^^;
延長につきましては、希望します。
せっかくだから最後までやりたいなあと。
ラキアード(はんく) 2012.11.20 [22:27]
GM(Lain) 2012.11.19 [10:06]
日も傾き始めた頃。周囲を警戒するラキアードの耳が、複数の足音を捉えた。
その直後、鳴子ががらがらと音を立てる。
何かが近づいてきているようだ。
鳴子の音に被さるように、喚くような声が響く。
意味するところは解らない――だが、好意的な響きでないことは明らかだ。
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■GMから
この記事への返信は「2B4_襲撃」カテゴリにチェックを入れてください。
進行です。
ターン5あたりで、ラキアードが足音に気付きました。
上から、複数です。
また、鳴子に引っ掛かり、なにか言葉を喋っている様子です。
まだ相手の姿は見えません――見えるまでに1ラウンド程度の1アクションが可能としましょう。
まず何をするか、を決定してくださいませ!