現場にて
エリオ(だんがん) 2012.11.18 [21:30]
向こう岸に渡り、地図を描いたまではよかったのですが。
問題は帰り道。
斜面を登り切る寸前に。
体勢を崩し、滑り落ちそうになります。
「!!」
しがみついたロープがぎしっと軋んで、それでもなんとか長靴の底が土を掴みました。
....
...
這々の体で斜面を登り切った僕を、
「エリオ君、ほら」
オートさんが迎えてくれました。
差し出された手に、僕は裾で軽く泥を拭ってから、
「ご心配、おかけしました」
右手をぱちんと合わせたのでした。
軽い昼食をとりながら、調査方法について提案をしてみました。
一番危ない高度の作業については、やはり僕が行い、オートさんに"落下制御"の魔法で援護していただいたほうが危険が少ないかもしれません。
僕らは再びそれぞれの作業を再開することに。
午後からは、ロープ張り作業です。
平地の部分については思ったよりあっさりと終わってしまいましたので、撤収するまでの時間を生かして、地図を仕上げてしまうことにしました。
「さて...」
向こう岸から見た図を、複写した2枚の地図にも描き加えていきます。
つくづく絵心というものが足りないことを再認識しながらも、何とか見られるものになったようです。
気がつくと、そろそろ日が沈む頃合い。
今日は、それなりに作業が進んだかな?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
5T目:ロープ張り(0m)→2D6[2,3]+4=9
6T目:地図追記→2D6[4,2]+3=9
地図が3枚完成しました!
リスク分散と、何かの役に立つかもという意味で、帰路か夕食時、1枚ずつご自由にお受け取りくださいませ>ラキアードさん、オートさん
ラキアード(はんく) 2012.11.18 [00:00]
オート(スキュラ) 2012.11.16 [19:00]
GM(Lain) 2012.11.16 [00:29]
たどりついた斜面の上部、やや傾斜の緩くなっているあたり。
そのさらに先を、オートは鳴子の設置場所に選んだ。
斜面の角度が違うため、下からこのあたりを直接見ることはできない。
だが、であればこそ、近づくなにものかを先んじて察知するための役には立つ筈だ。
辛うじて流されなかった立ち木を使い、下草で擬装して、手早く鳴子を設置する。
条件は十全とは到底言えないものではあるが、一見してそこに何かがあるとは見えない。
急ごしらえのものとしては十二分によい出来、と言えた。
ラキアードは昨日と同様、仲間たちの作業を見守り、周囲を警戒する。
2人はそれぞれに仕事をこなしている――罠を張り、ロープを張り、絵図を書き写し、あるいはロープを渡って絵図を完成させる。
今のところ、ラキアードがその剣技を披露する機会はない――昨日ひょっこりと現れた熊も、今日はその姿を見せていない。
無論、何事もないに越したことはないのだが。
オートが鳴子を設置する間、エリオは絵図を書き写していた。
が、昨夜の寝不足のせいか、ペンが思うように進まない。
予定していた倍ほどの時間をかけて、どうにか書写を終えたときには、ちょうどオートがロープを渡し終わったところだった。
崩れた土砂の上を渡らねば、絵図は完成しない。
慎重に進んだエリオだったが、一度だけ、足を滑らせて転んだ。
咄嗟にロープを掴み、落ち始めた身体を止める。
より慎重に歩を進め、対岸へと渡り、絵図を完成させた。
一連の作業が終わったのは、昼をだいぶ回った頃合だ。
日没までおよそ2刻――今日はこれから、何ができるだろうか。
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■GMから
淡々と作業が進んでおります。
ひとまず午前中、ラキアードの警戒網(と鳴子)に引っ掛かるものはありませんでした。
その他、判定の結果について了解であります!
というわけで日没あたりまで(あと2ターン分)の行動&判定をどうぞ!
エリオ(だんがん) 2012.11.13 [18:54]
打ち合わせの結果、オートさんが鳴子を設置、ラキアードさんは昨日と同く周囲の警戒にあたることとなりました。
鳴子の設置後は、僕が崩落面を下るため、オートさんがロープを設置してくださるということです。
(「なんだか申し訳ないなあ」)
もう少し僕の身のこなしが軽ければ、オートさんもラキアードさんも別の作業に取りかかれたのですから。
さて。
鳴子が設置されている間に、僕は僕で、僕にできることをしておこうと思いました。
昨晩、予備の地図を複写したわけですが、もう一枚作成すれば、不完全とはいえ一人一枚地図が行き渡ることになります。
少しでもこの後の作業が捗るようよう、さっそく僕はペンをとるのでした。
オートさんが、難なくロープを張り終えました。
このロープを頼りに僕は慎重に渡河することとなります。
「どうか無事に渡れますように...」
幸運を司る神に祈りを捧げ、僕は第一歩を慎重に踏み出したのでした。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
1T目:地図複製 2D6[1,3]+3=7
2T目:地図複製(延長戦) 2D6[3,3]+3=9
(やっと完成!)
3T目:渡河します
・荷物は地図を書くための道具だけ
・武器、防具、鎧は置いて行きます
18:52:20 だんがん@エリオ 帰還!
18:51:59 だんがん@エリオ 転倒判定(復路)×3回 2D6+4 Dice:2D6[5,3]+4=12
18:51:23 だんがん@エリオ持ちこたえたー
18:51:05 だんがん@エリオ 滑落判定 2D6+4 Dice:2D6[4,4]+4=12
18:49:40 だんがん@エリオ 転倒判定(復路)×3回 2D6+4 Dice:2D6[1,2]+4=7
18:49:34 だんがん@エリオ 転倒判定(復路)×3回 2D6+4 Dice:2D6[1,4]+4=9
18:49:14 だんがん@エリオ 地図作成 2D6+3 Dice:2D6[5,6]+3=14
18:48:41 だんがん@エリオ 転倒判定(往路)×3回 2D6+4 Dice:2D6[1,4]+4=9
18:47:23 だんがん@エリオ 転倒判定(往路)×3回 2D6+4 Dice:2D6[3,1]+4=8
18:47:11 だんがん@エリオ 転倒判定(往路)×3回 2D6+4 Dice:2D6[5,4]+4=13
ラキアード(はんく) 2012.11.13 [02:32]
オート(スキュラ) 2012.11.11 [18:51]
GM(Lain) 2012.11.10 [21:08]
3人は明け方に起き出し、荷を積んで現場へと向かう。
荷は昨日のそれに加えて、少々積み増したロープの束と、ラキアードが作った鳴子だ。
雨は降っていない――が、この先の天候がどうなるかは、まだ解らない。
現場へ到着したならば、まずは鳴子を設置しなければならない。
その場に置いてあればよいというものではなく、何者かが来るその方向へ仕掛けておかねば鳴子は意味を為さないからだ。
崩れた土砂のほかに遮るもののない道、道の片側は川へ続く急斜面、となれば残る接近経路はひとつしかない。
斜面の上である。
事実、昨日の熊もそこから現れた――急斜面を降りることができる動物であったり、飛び道具を持った妖魔であったり、そういったものが相手であれば斜面そのものは大きな障害とはなりえない。
鳴子の設置が無事終われば、ある程度は安心して作業を進められることだろう。
問題は、設置自体がそれなりに危険ということなのだが。
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■GMから
進行でありますお待たせいたしました!
鳴子については以前お伝えしたとおり、20mの高さでの高所作業が必要となります。
設置する場合は転落判定その他を行ってください。
また、シーフまたはレンジャー技能を基準とした罠設置判定が別途必要となりますので設置するひとはそちらの判定もどうぞ。
なお、設置後は、鳴子に引っ掛かった相手は「事前に接近を察知できる」ものとします。
具体的には、他の作業をしていても警戒していたものと見なします(=鳴子に引っ掛かる敵には見張りが必要ありません)。
当然ですが、空中を飛んでくるモンスターや鳴子に気付いたモンスターは鳴子で接近を察知できません。
>はんくさん
ラキアードが鳴子の設置に関与することは厳密には不可能です(ダイスを振った行動は取り消せない/ラキアードは2日目いっぱい分まで警戒を行う旨の宣言をしてダイスを振っている)が、今回はOKとしましょう。
ご希望により、鳴子の設置やその補助を行っていただいて結構です。
早め早めにダイスを振っていただけるのは結果がわかりやすくてGMとしては助かる部分も大きいのですが、こういうことがあるのでご注意くださいませー。
なお、上記の裁定に伴い、ラキアードが鳴子の設置に関与する場合、既に振った2日目分のダイスはすべて破棄の扱いとします。
>みなさま
というわけで、2日目の行動と判定をどうぞ。
鳴子の設置を含めて3ターン(=3刻:6時間)分ばかり進めておきましょうか!
エリオ(だんがん) 2012.11.08 [22:50]
オート(スキュラ) 2012.11.08 [21:44]
ラキアード(はんく) 2012.11.08 [19:47]
GM(Lain) 2012.11.08 [01:24]
> ひとまず私はロープの3巻ほどと、あとは・・・」
「ロープですか。
であればいささか余裕があります」
> 「鈴みたいのが、多数あればいいのだが、
> なければ、小さな木の板でもかまわない。
「鈴はさすがに・・・・・・は、木の板、ですか」
ラキアードの要望がなにを目的としてのことか量りかねたのだろう、テオバルトは怪訝そうな表情をする。
> 木の板と木の板がぶつかってこすれる音でも、十分な音の大きさがある。」
しかしそれも一瞬のこと。
続く説明で意図を理解したようだ。ああなるほど、と呟き、よく乾いた板切れがあればよいでしょう、と答える。
集められた板切れは、さすがに作業の現場周囲を完全に取り巻けるほど多くはないが、斜面の上方を押さえるには十分な量と言えた。
急斜面を登り、その上で作業する必要はあるだろうが、一刻ほどで設置は可能だろう。
疲労のせいもあってか、エリオの作業の進捗ははかばかしくない。
およそ一刻もあれば十分な筈の作業だが、あと少しのところでなかなか終わらない――目星を付けた部分を書き落としたり、微妙な線の差異がやたらと気になって時間を取られたり、ということの連続だ。
だがそのような作業であっても、手順を踏み、時間をかければ終わらないものではない。
予定の倍ほどの時間がかかってはしまったものの、地図の複写はどうにか完成した。
エリオにその作業を頼んだ筈の魔術師がうたた寝などしていたことには触れずにおくのが仲間内の気遣いというものであろう。
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■GMから
ご所望の物品については概ね調達できそうな感じです。
鳴子については、レンジャーまたはシーフ技能での罠設置を可としましょう。
ただし、20mの高さで一刻の作業が必要です。
高所作業にかかる転落判定はその他の作業と同じものとしてくださいませ!
オート(スキュラ) 2012.11.07 [09:40]
エリオ(だんがん) 2012.11.07 [07:38]
がたごとがたごと...
>「着いたぞ。
> エリオ君、起きなさい」
規則正しい車輪の振動で、僕はいつしか居眠りしていたようです。
「あふ...すいません」
こらえきれず欠伸をひとつ。
それから、起こしてくださったオートさんにお礼を告げるのでした。
今日も用意してくださった温かい食事に舌鼓を打って。
しばしの休憩の後。
>「んー・・・こうして見ると結構進んだんだなぁ。
> 横槍が入らなければ、確かに明日明後日の仕事だな。これは」
三人で、不完全ながらも半ば描きあがった地図を囲み、打ち合わせを行なっています。
明日からの作業について意見を交わしていると、地図についての懸念が挙げられました。
>「なぁエリオ君。
> これ、もう一枚写せないかね?
> 明日も降るかもしれないし、濡れたらコトだ。予備が欲しい」
確かに...
もう一回描き直す自信はありません。ええ。
「わかりました」
オートさんの提案にうなずくと、僕はさっそく地図の複製にとりかかるのでした。
ただ写すだけで簡単に済むかと思われましたが...
「んん? これじゃ判りにくいかも?」
見やすいよう、あちこち修正を加えるという無駄な手間をかけてしまい、なんだか意外と時間がかかりそうです。
「今日は、少し夜更かししなきゃいけないかな」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
続きは帰宅してからということで...
◯地図の複製の判定です
・レンジャー1+知力2:2D6[1,3]+3=7
足りませんでした;;
少し夜更かしして(もう1T使って)作業が可能であれば、
・レンジャー1+知力2:2D6[1,3]+3=7
念のためもう一回ダイスを振っておきましたので、GM様の判断にお任せします。
(もしだめであれば容赦なく無効としてください。よろしくお願いいたします)
しかしなんて低い出目だ...!
(追記)
帰宿してからの描写を少し書き足してみました。
ラキアード(はんく) 2012.11.06 [02:20]
オート(スキュラ) 2012.11.05 [19:51]
GM(Lain) 2012.11.05 [03:07]
峠道を荷馬車で行くこと一刻、3人は無事に宿へ帰り着いた。日はすっかり暮れ、小雨の落ちる天候であるから空には月も星もない。
オートがともした魔術の灯火が唯一の明かりだ。
宿の主夫婦は、今日も夕食を温めて一行の帰りを待っていたようだ。
食堂に入れば、食事の匂いが鼻をくすぐることだろう。
昨日のように湯浴みを勧められ、温まってから食事を摂る。
天候のためか季節のせいか、おそらくは両方だろうが、日が落ちてからはなかなかに冷える。
暖かな部屋の中で湯気の立つ食事、というのは、疲労した心身を癒すに十分なものだった。
ライナルトも食堂に顔を見せ、しばらくは逗留することになりそうです、と告げた。
「アノス側へ下りるという方にお願いして、迎えを出してくれるよう店に言伝を頼みました」
今の自分の足では長旅はできないし、あんなことがあった後では安心して旅をするということも難しい。
だから事情を伝えて迎えに来てもらった方が良かろう、という話であるらしい。
「ですから、それまではこちらでお世話になります」
アノスへ戻る折でよろしければ言伝や手紙はお預かりできますが、と冒険者たちに水を向けた。
テオバルトは役目柄ということもあるのか、作業の様子を知りたがる。
進捗状況を教えれば、感心し、かつ喜ぶことだろう――天候のよくない中、順調に作業が進んでいることに、彼は素直に感謝している様子だ。
「この分であればあと1日か2日か、といったところでしょうが――」
またどこか崩れぬとも限りませんし、無理はなさらぬよう、と付け加えるあたりは性格の為すところだろうか。
ああそれと、と思い出したように付け加える。
「なにか追加で必要なものがあれば、何なりと仰ってください」
可能な限りに用意しましょう、と請け合う。
「まあ、ここにあるものだけですから、そう大層なものではありませんが」
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■GMから
なんとか環境がおおむね復旧しましたので進行なうです。
熊さんは無防備な姿を晒してるとちょっかいを出してくる可愛い奴でした。
初手から警戒してる訓練された冒険者には手を出しません。ざんねん。
>みなさま
ここまでの進捗など伺いつつ世間話などもしつつ、テオバルトから「足りないものがあれば提供するよー」とのお言葉です。
なにかあれば遠慮なくどうぞ。
まあ本人も言ってるように、この宿屋にあるものだけですので、そう大掛かりなものはありませんが!
エリオ(だんがん) 2012.11.04 [13:53]
「く、くまですか」
ラキアードさんにお話を聞いて、僕はしばし記憶を辿ります。
運が良いのか悪いのか、残念ながら実物とはついぞ出会ったことはなく、書物にあるような簡単な特徴しか思い出せません。
「怖いですね...」
なので、月並みな言葉しか出てきませんでした。
熊の生態についてもっと知っていたら、役に立つ発言ができたのになあ。
>ロープに鈴みたいな音を出すものを付けておけば、
>もう少し安全かもしれない。」
「良い考えですね! その音で逃げ出してくれるかもしれませんし」
荷車に揺られながらの帰り道。
オートさんが灯した『明かり』に照らされながら、いつしか僕は浅い眠りに落ちていくのでした。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
『熊』の知名度判定です。
セージLv+知力ボーナス:2D6[1,2]+4=7
設定的に、田舎育ちで身近だったはずなのですが...
とても平和な村だった、ということで。
ラキアード(はんく) 2012.11.02 [00:09]
オート(スキュラ) 2012.11.01 [16:11]
GM(Lain) 2012.11.01 [03:12]
役割を分担した3人は、それぞれに己の仕事に取り掛かった。
ラキアードは周囲の警戒。
オートは危険箇所の判別。
エリオは絵図の作成。
エリオは早速絵図を描き始めた――といっても、まずは全体の状況をある程度把握しなければならない。
ついでに、手の届く程度の範囲の崩れそうな場所も検分を始めてしまう。
いずれやらなければならない作業であるからには、先にできるところまでやっておく、というのも悪くはない選択肢になる筈だ。
予定通り、半日ほどで絵図はおおむね完成した――が、まだ数箇所欠けている部分がある。
土砂の陰になってこちら側からでは見えない部分が幾箇所かあるのだ。
完成させるためには、土砂を乗り越えるなり何なりの手段を使って反対側まで行かねばならない。
雨のない分前日よりはマシと思えるが、渡るには危険であることに変わりはない。
※ ※ ※
オートは崩壊の危険があると思われる箇所を洗い出す作業を始めた。
といって、何か特別なことをするわけではない。
滑りやすく手がかりの少ない急な斜面をその場まで登り、状況を実地に確認する。
木の様子や周囲の地面――言ってしまえばそれだけだが、自分自身が落ちぬように気を払いながら作業を行わねばならない。
低い場所のうちはそれも大して脅威にはならないが、10歩15歩の高さともなればそうも言っていられない。
時間を惜しんで作業を片付けようとするならば尚更だ。
危ない瞬間がないではなかったが、オートはひとまず無事に一日の作業を終えた。
絵図をあらかた描き終えたエリオも加わったおかげだろうか、低いほうの半分はその日のうちに片付いてしまった。
想定以上の出来、と言ってよいだろう。
※ ※ ※
ラキアードは周囲を警戒する。
商隊であってもときに護衛を必要とするような山の中である。
そうそう多くはないとはいえ、油断している間に野生動物や妖魔どもに出くわす、というのはあまり愉快な話ではない。
己の本分を剣士と自認するラキアードであるから、仲間が危険に晒されることのないよう見守るという役どころは望むところでもある。
崩落現場の斜面は急で、そこを上り下りすることはそれ自体危険を伴う行動だ。
だから、その場で直接何者かに襲われる、というケースはさほど多くはないだろう。
むしろその上、緩斜面から飛び道具を使われることや、斜面自体がそう高くない場所を降りた敵が街道を進んでくること、そういった部分を警戒すべきと思われた。
昼を過ぎた頃、急斜面の上方でがさがさと音がした。
見上げれば、そこには一頭の熊がいる、と知れるだろう。
双方に飛び道具があるわけではなく、ラキアードにできるのは精々が仲間たちに声をかけて警戒を促す程度のことだ。
だが、熊は熊で、人を好んで襲うというわけではない。
無防備な姿を晒していればいざ知らず、目が合い、警戒されていることが明らかな状況で人を襲うほどには、その熊は飢えていなかった。
しばしの睨み合いののち、熊は現れたときと同じように、がさがさと音を立てながら緩斜面の林の中へ消えていった。
※ ※ ※
日暮れまでの作業で、絵図はあらかた完成した。
危険箇所の判別も、調査そのものに危険の伴う高所部分を残しているとはいえ、半方は終わっている。
訪れた危険も、警戒の網に掛かって危険とならぬままに消えた。
昨日と同じように汚れはしたが、昨日と違って怪我をする者もなく、そしてこの成果。
上々の一日であったと言えるだろう――あとは宿へ戻って、明日への英気を養う時間だ。
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■GMから
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・絵図作成、危険箇所判別の作業進捗はだいたいそんなかんじです。
・聞き耳&危険感知、了解しました。昼過ぎに1匹、警戒網に引っ掛かった奴がいます。
熊、と言ってしまっておりますが、全員「怪物知識」または「動植物知識」による判定をどうぞ。
知名度的に誰かひとりくらいは成功します・・・よね?w
というあたりで第1日の作業終了であります!
明日か明後日あたり、また宿屋のシーンを入れますが、それまでも適当に描写していただいてかまいません!
帰り道には特になにがあるでもないので、そのまま無事に宿まで戻っていただいて大丈夫でーす。
エリオ(だんがん) 2012.10.31 [23:49]
最初は不安な出だしでしたが、描いているうちに、何となくですが勘がつかめてきたような気がします。
>「エリオ君、今日はこっち側だけで終わってしまわんかね?
> ソレの続きは明日の朝イチにでも・・・」
ある程度、こちら側の岸から見た画を描き終えたところで、オートさんから提案がありました。
「はい、そうですね」
ここで根を詰めても、あまり良い結果には至らなそうです。
無理して川を渡って転落でもしたら...想像したくありません。
それから。
日没までの僅かな間、再び辺りの様子を確認することにしました。
大地の精霊の声を聞けない僕らですが、こうして時間をかけて向き合えば、やがてその多彩な表情の一部を読み取れるようになります。
少なくとも平地に関しては、危険な箇所とそうでない箇所の違いがやっと見えてきました。
「うん、大丈夫そうです」
僕は、自分の見立てをオートさんにお伝えしました。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
またまた短い書き込みですいません。
すでにスキュラ様に拾っていただきましたが、エリオは次のとおり判定を行っております。
・3T目:地図作成 2D6[3,2]+3=8
・4T目:地図作成 2D6[5,5]+3=13
・5T目:危険箇所判別(0m) 2D6[6,6]+4=16
嗚呼やっとマシなダイス目が^^
なお、4T目で地図作成の達成値(だけ)はクリアしましたので、5T目は危険箇所判別を行なっております。
オート(スキュラ) 2012.10.31 [13:45]
ラキアード(はんく) 2012.10.29 [23:47]
オート(スキュラ) 2012.10.29 [18:37]
エリオ(だんがん) 2012.10.27 [16:21]
宿を発ち、再び現場へたどり着きました。
>「まずは、大体でいいから、この周辺の地図を作成して、
>それを元に、細かい所を調査していけばいいだろう。
ラキアードさんの提案で、僕が地図を描かせていただくことになりました。
>よろしく頼む、と背中を叩く。
責任重大です。
「がんばります!」
...
......
と、応えたはいいけれど。
まずは1刻ほどペンを走らせた結果、
「う、うーん...」
描いた自身ですら首をひねる出来栄えになってきています。
これ、ちゃんと描き上がるのかなあ?
だんだん不安になってきました。
そこで気分転換というわけではないですが、
「少し辺りを調べてきます」
昼食後1刻ほど、周辺の大地の状況を見て回ることにしました。
土の具合は昨日と変わらず、どこもかなりの水を含んでいます。
さらに、いつ崩れてもおかしくない箇所も見つかり、作業の困難さを改めて認識することとなりました。
「これは、一筋縄じゃいかないな...」
>「エリオ君、向こうのどのへんに渡れば描けそうだね?」
さて、問題は対岸からの写生ですが。
>「ロープを張れば、掴まって向こうまで行けるかな・・・??」
横顔を窺うと、どうやらオートさんに案がありそうです。
「どうしましょうか?」
ここはお知恵を拝借してみることにしました。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
短い書き込みですいません。
あとで細かい部分を修正すると思います。
次のとおり判定を行いました。
・地図作成:レンジャーLv+知力ボーナス:2D6[1,3]+3=7
・危険感知:セージLv+知力ボーナス:2D6[3,6]+4=13
大事な判定なのに、「地図」のダイス目が;;
おまけで行った「危険感知」のほうが良いなんて...
(追記)
GM様からの作業内容に基づき、記事を修正しました。
なお、エリオは次のとおり行動します。
・1刻:地図作成 → 達成値 7( 7/24)
・1刻:危険箇所判別(0m) → 達成値13(13/16)
(先に行ってしまった「危険感知」を、「危険箇所判別」に置き換えます)
次の行動から、しばらく地図に専念します。
オート(スキュラ) 2012.10.26 [22:15]
ラキアード(はんく) 2012.10.25 [18:59]
GM(Lain) 2012.10.25 [00:13]
> 「御者の方の背格好はどのようなものでしょうか?」
「は、あ・・・・・・」
ライナルトはエリオの意図を察したのだろう。
言葉少なにではあったが、御者の背格好を教えてくれた。
「中背でやや肥え気味の体躯です。
あのときはたしか――紺色の下衣に灰色の上着、上から濃い茶色のフードつきマントを羽織っていました」
下流で噂なりとお聞きされたならぜひお知らせください、と懇願する。
ラキアードは雲と風の流れを読み取る。
馴染みのない土地ゆえ多くのことはわからない。
だがそれでも、これから半日程度であれば、天候の変化を知ることができるだろう。
今は小雨が降っている。南風が吹いているのも昨日と同じだ。
風が吹いてくるその南、雲が流れてくる方角。
そちらの雲がやや薄い――この雨は昼過ぎには止むことだろう。
その後また降るかどうか、そこまではわからないが。
出立した一行は昨日と同様、一刻ほどで土砂崩れの現場にたどり着くことができる。
昨夜の雨が影響したか、昨日見たときとはやや情景が違って見える。
もっとも大きな差異は馬車だろう。覆い被さっていた木ごと、馬車は無くなっている。
濁流に抉られた岸が、馬車を支えきれなくなったものと思われた。
現場をよく眺めてみれば、絵図を描くにはおそらく両側から観察することが必要であろうということが解る。
土砂崩れのこちら側からだけでは、土砂に隠れて見えない部分が少なからずあるからだ。
両側から観察する時間と絵図を作成する時間、あわせてざっと半日というところか。
安全な場所の推定はもう少し手間がかかりそうだ。
その場所が崩れそうかどうかはある程度近づかなければ解らない。
木の根が浮いていないか、地面に割れ目が生じていないか、異常な湧き水がないか。
そういったことは遠目にはなかなか解らないものだ。
まずもって自分たちの身の安全を確保せねばならない、という話であれば、より時間がかかることになる。
一日か、一日半か――どれだけ作業を慎重に進めるかにもよることだろう。
そしてロープの差し渡し。
これは前もって危険な箇所・安全な箇所が判明していれば、さほど危険を伴う作業ではない。
とはいえ、傾斜のきつい斜面での作業となるゆえ、半日ないし一日はかかる仕事になるだろう。
さて、どこからどう手を付けたものだろうか?
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■GMから
この記事への返信は「2B3_現場にて」カテゴリにチェックを入れてください。
進行でーす!
ひとまず現場に到着したところからですね。
馬車は流されたものか、姿が見えません。
なお、ラキアードの天候予測判定は成功しました。
第2日のターン3まで予測できており、ターン3(昼過ぎ)に雨が止むであろうと思われます。
この情報は護衛組に伝えることができます(任意です)。
伝える場合は「300_再合流」カテゴリでその旨の記事を作成してください。
現場での作業は3つで、
絵図の作成がだいたい半日(=3人刻)
安全箇所・危険箇所の区別が1日から1日半(=12人刻から18人刻)
ロープ渡しが半日から1日(=6人刻から12人刻)
というあたりです。
作業量に幅があるのは、慎重にやるか大胆にやるかでスピードが変わるから、とご理解ください。
ゲーム的に身も蓋もない言い方をすると、滑落判定をその都度行いながらさぱっとやるか、または判定少なめでじわじわ進めるか、というような差です。
ここで「半日」や「一日」というのは作業日程的に半日(=約3刻)とか1日(=約6刻)を意味します。
また、絵図の作成は一人が、その他の作業は二人が行うことを前提にざっくりと工数を出した、というところです。
もちろん、3人で作業すればそれなりに早くはかどる(でもその間周囲には無警戒)ということですね!
ひとまず何からどのように手を付けるか、宣言などどうぞ!