あくる朝

GM(Lain) 2012.11.10 [21:08]

 翌朝。
 夜更かしをした後とはいえ、暖かい寝床で眠ることができれば、気になるほどの疲労は残らない。

 3人は明け方に起き出し、荷を積んで現場へと向かう。
 荷は昨日のそれに加えて、少々積み増したロープの束と、ラキアードが作った鳴子だ。

 雨は降っていない――が、この先の天候がどうなるかは、まだ解らない。

※ ※ ※

 現場へ到着したならば、まずは鳴子を設置しなければならない。

 その場に置いてあればよいというものではなく、何者かが来るその方向へ仕掛けておかねば鳴子は意味を為さないからだ。
 崩れた土砂のほかに遮るもののない道、道の片側は川へ続く急斜面、となれば残る接近経路はひとつしかない。

 斜面の上である。

 事実、昨日の熊もそこから現れた――急斜面を降りることができる動物であったり、飛び道具を持った妖魔であったり、そういったものが相手であれば斜面そのものは大きな障害とはなりえない。

 鳴子の設置が無事終われば、ある程度は安心して作業を進められることだろう。
 問題は、設置自体がそれなりに危険ということなのだが。

------------------------------------------
■GMから

 進行でありますお待たせいたしました!

 鳴子については以前お伝えしたとおり、20mの高さでの高所作業が必要となります。
 設置する場合は転落判定その他を行ってください。
 また、シーフまたはレンジャー技能を基準とした罠設置判定が別途必要となりますので設置するひとはそちらの判定もどうぞ。

 なお、設置後は、鳴子に引っ掛かった相手は「事前に接近を察知できる」ものとします。
 具体的には、他の作業をしていても警戒していたものと見なします(=鳴子に引っ掛かる敵には見張りが必要ありません)。

 当然ですが、空中を飛んでくるモンスターや鳴子に気付いたモンスターは鳴子で接近を察知できません


>はんくさん

 ラキアードが鳴子の設置に関与することは厳密には不可能です(ダイスを振った行動は取り消せない/ラキアードは2日目いっぱい分まで警戒を行う旨の宣言をしてダイスを振っている)が、今回はOKとしましょう。
 ご希望により、鳴子の設置やその補助を行っていただいて結構です。
 早め早めにダイスを振っていただけるのは結果がわかりやすくてGMとしては助かる部分も大きいのですが、こういうことがあるのでご注意くださいませー。

 なお、上記の裁定に伴い、ラキアードが鳴子の設置に関与する場合、既に振った2日目分のダイスはすべて破棄の扱いとします。


>みなさま

 というわけで、2日目の行動と判定をどうぞ。
 鳴子の設置を含めて3ターン(=3刻:6時間)分ばかり進めておきましょうか!