街道

エリオ(だんがん) 2012.10.10 [05:17]

...
.....

「よしよし。大丈夫ですからね」
濁流の音に怯える馬をなだめすかしながら、幌らしきものがあった場所へと帰って来ました。
「えっと、ここら辺に」
もしさらに崩落したとしてもすぐには危険が迫らないであろう適当な場所に手綱を結いつけると、
「ラキアードさーん! オートさーん!!」
姿の見えない同行者を呼んでみました。

あたりを見回すと命綱のロープが見つかります。
落っこちないよう恐る恐る崩落現場を覗きこんでみると、
「あ、居た」
斜面を下っていくお二人の姿が見えました。

「...あれ?」
でも、二人とも降りる必要があったのでしょうか?
もし川に転落しそうになったとして。
もし要救助者がいたとして。
僕一人だけで引っ張り上げるのはとても難しそうです。
....うーん。
目的外ではありますが、いざとなったら馬を使わせていただきましょうか。
二、三人であればなんとか支えることもできるでしょうから。

馬と命綱をすぐ繋げられるよう準備しながら、
(「そういえば...妖魔が出るかも、と言われましたっけ」)
テオバルトさんの忠告を思い出します。
(「まあ、心配ないという話でしたが」)
でも念のため、周囲への警戒は怠らないようにします。

「無理はしないでくださいね!」
斜面下の二人にそう声をかけて、僕は状況を見守ることにしました。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
判定についての解釈、ありがとうございました>GM様

エリオは降りずに、お二人のサポート役に徹します。

ラキアード(はんく) 2012.10.10 [02:38]

エリオと手分けして調べていると、下の方に落下した馬車が見つかった。
どうやら今の崖崩れから落ちたらしい。
この崖崩れが馬車が通る瞬間に発生したのか、
それともすでに崖が崩れているのに気がつかずに落ちたのかはわからない。
すぐ直前に落ちたのならまだ助けることが可能だが、
そこは実際にそばに近づかないとわからない。

まずはオート殿が先に進んで、目的の場所までたどり着いた。
しかし、調べるにしても持ち運ぶにしても、一人では厳しいかもしれない。
自分も向かうことにする。

場所が場所だけに、荷物や刀は置いておくことにする。
少しでも動きやすくするためだ。
そして、オート殿が設置したロープを手掛かりに、少しずつ慎重に降りて行く。

進んでいる途中、一瞬、ひやっとしたが、まずはうまく進めた、
と思った瞬間、今度は確実に踏み外してしまったようだ。
「く!」
とっさに、身を丸めて鎧の防御に頼ることにする。

PL:
まずは、崩落の危険性や危険箇所
2d6+4 <Dice:2D6[2,3]+4=9>
やや低い値。

次に移動判定ですね。3回チェック。
基準値は、ハードレザーなので+2なので基準値11
次にダイズで加算できる値は、冒険者LVで+2、敏捷度ボーナスで+4、合計+6
つまり5以上出れば大丈夫です。

まず1回目
2d6+6 <Dice:2D6[3,1]+6=10> 失敗
滑落判定
2d6+6 <Dice:2D6[5,1]+6=12> 成功

2回目
2d6+6 <Dice:2D6[1,3]+6=10> 失敗
滑落判定
2d6+6 <Dice:2D6[3,1]+6=10> 失敗

ダメージ判定で、まず2回目のどこで落ちたかのダイス
2d6-2 <Dice:2D6[1,2]-2=1> 20-1=19
残り19mで係数1なので基本19
防御ロール
r9 <Dice:R9[2,5:3]=3> これに冒険者LVを加算して5点減少
生命力は19なので、19-14=5
川に転落するかどうかの判定
2d6+6 <Dice:2D6[3,2]+6=11> 成功

なんとか残りましたが、かなり厳しい状況ですね。
あまりいい目が出なかったのが原因ですね。(6回中、1が4回出てるので)
キュアー・ウーンズをお願いしますー

エリオ(だんがん) 2012.10.09 [20:49]

「っ?! ラキアードさん!」
きっと彼も気づいているでしょう。
あれは...きっと幌馬車の一部だ!
「僕、オートさんに知らせてきます!!」
こういう場合、一人よりも二人...そして二人よりも三人。
勝手で悪いとは思いましたが、ラキアードさんの返事も聞かずに僕は駆け出していました。

.....
...

先ほどの場所で待機してもらっていたオートさんの元へたどりつくと、
「オートさん! 実は...」
手短に状況を説明します。
先に向かってくださいと、僕はオートさんを送り出します。

そして、
「何かの役に立つかも」
手綱を引いて、荷馬車と一緒に現場へ続くのでした。

 

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すいません。
オートさんを呼びに行く書き込みを用意していたのですが、タイミングを逃してしまいました^^;

エリオは、GM様から提示していただいた現場の図のA地点の少し手前、崩落が拡大してもすぐには影響が無さそうなところまで馬+荷車を移動させていきます。
放置することで盗難に遭うのを避けるのと、いざというときに...考えたくはないですが人がいた場合に...馬力も併用する目論見からです。


現場に到着してから、崩落の予兆を調べたいと思います。

(判定)セージLv+知力ボーナス=2D6[3,1]+4=8

あー
これはだめですねえ。



(追記)
崩落の予兆ではなく、崩落の危険性の判定のつもりでした。すいません。
もしまずければこの判定は無効にしていただいて構いませんので...

オート(スキュラ) 2012.10.09 [19:58]

「さて、こんなところか」


崩落地点近くの適当な場所に荷をおろし終える。
雨さえ降らなければ、泥がついて仕事に支障が出ることはないだろう。
そう、雨さえ降らなければ...見上げる雲の流れは速い。
山林内はそれほどでもないが、上空では気流が渦を巻いていると見える。


「雲を流す風となってくれればいいが」


街育ちの私には、風を読む力はない。
後でエリオ君かラキアードに聞いてみようか。


────────────────────────────────


「馬車?」


周辺の調査に向かっていた二人から教えられ、
私は土石に押し流されたであろう物体を見つけることが出来た。


「うーむ、潰れてはいない...のか?
 ふたりとも、見えるかね?」


馬車らしきものがどうなっているのか、私の目ではよく見えない。
復学して視力が落ちたせいだ。
ああ、眼鏡が欲しい...だがドワーフのレンズ職人に払える謝礼など、今の私には。


「まぁ、とにかく調べてみようか。
 これから作業が終わるまで、ここに日参するんだ。
 毎日、あの中がどうなっているか悩むのもナンだしな」


先ほど降ろした荷物の中から、迂回路用のロープを持ってくる。
このための道具ではないのだが、我々の手持ちでは届きそうにないし
ちょっと拝借させてもらうとしよう。


「あまり長くても使いづらいし...このぐらいか?」


二つ折りにしたロープの輪の方を、手近な木に結びつけ、
もう片方は自分の体に巻きつける。
これで40mほどのリーチになるだろうか。


「ではちょっと見てくる。
 なにかありそうなら、上から教えてくれ」


さて、どうなるか...



────────────────────────────────
-PLスキュラより-

・ロープを使用
・荷物はソードブレイカーのみ

この条件で馬車まで進みます。
危険地帯の調査をしてもらってからにしようか迷いましたが、
時間をかけると雨が降るって赤い人からお告げが...w


以下ダイス。


* スキュラ@オートさんが入室しました。

19:54:07 スキュラ@オート ラペリング1 2d6+3 Dice:2D6[1,1]+3=5

19:54:16 スキュラ@オート 工エエェェ(´д`)ェェエエ工

19:55:02 スキュラ@オート 転倒回避 2d6+4 Dice:2D6[6,6]+4=16

19:55:09 スキュラ@オート 工エエェェ(´д`)ェェエエ工www

19:55:24 スキュラ@オート ラペリング2 2d6+3 Dice:2D6[6,4]+3=13

19:55:35 スキュラ@オート ラペリング3 2d6+3 Dice:2D6[3,5]+3=11

19:56:13 スキュラ@オート 到着!...でいいのかな?

* スキュラ@オートさんが退出しました。


良かったのか悪かったのか...w

GM(Lain) 2012.10.07 [20:01]

 現場に着いた一行は、手分けをして動き始めた。

 エリオとラキアードが周辺の探索。
 オートが荷下ろし。

 探索のついでに空を見上げれば、相変わらずの曇天が目に映ることだろう。
 雲は流れているものの、それが好天をもたらすのか、さらなる悪天をもたらすのかは定かでない。
 地場の猟師などであれば解るのかもしれないが、そうそう足を運ばぬ場所、それも天候の変わりやすい山の中とあっては予測も容易なことではない。

 視線を下に転じれば、土砂崩れの規模の大きさが改めて把握できることだろう。
 幅数十歩にわたる崩落は、大量の土砂とともにそこに乗っていた草木もまとめて押し流したようだ。

 街道上にもなぎ倒された木々が横たわり、泥と石塊の撤去をより困難なものとしている。

 だが、冒険者たちの仕事は撤去作業そのものではなく、その準備。
 なにが転がっていようと関係がない話、その筈だった。

 それが発見されるまでは。

※ ※ ※

 最初にそれを見つけたのはエリオであったか、それともラキアードであったか。

 街道からは20歩ほど下、増水した河岸に程近いあたり。
 褐色の泥と石、それに覆いかぶさるような形で流された木。
 その木の葉の下に、なにかが見えたような気がした。
 注意して見てみれば、それは幌の一部であることが解るだろう。

 それはひどく歪んではいるが、完全に潰れてはいない。
 そして少なくとも今のところは、増水した川に洗われてもいない。
 中に誰かがいるかどうかはわからない――上からではよく見えない。
 だが、誰かがいる可能性は、ある。

 とは言え、土砂崩れで崩壊した急斜面だ。
 足場はこれ以上ないほど悪い。
 人がいたとして、まずたどり着くこと自体が簡単な話ではない。
 まして誰かを助け出すとなれば――。

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■GMから

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 冒険者+知力の判定は幌馬車の残骸(?)を発見できるか否かのチェックでした。
 まずはラキアードとエリオのお手柄です。

 現状、中に人がいるかどうか、いたとして無事かどうかは判然としません。


>みなさま

 幌馬車の残骸らしきは崩落現場の手前(峠・宿)側から見て、高さでおよそ20m、奥行で20mほど離れた地点にあり、彼我の距離は直線で約30mです。
 土砂崩れ跡の足場は極めて悪いため、足を踏み入れるのであればおおむね10mごとに転倒・滑落を避けるための判定が必要となるでしょう。基本目標値は冒険者Lv+敏捷度ボーナスを基準に9、ここに荷物その他の修正が加わるとお考えください。

 想定している目標値の上昇要素は次のとおりです:

片手が塞がるごとに+2
ソフトレザーより重い鎧を着ていれば+2
金属鎧(防御力に修正があるもの)なら+4
その他大き目の荷物(背負い袋は大き目の荷物です)を身に着けたまま移動するなら+1

 判定に失敗した場合、冒険者Lv+敏捷度ボーナスを基準に目標値12の判定を行い、さらに失敗すれば滑落します。
 滑落距離は斜面の下端まで、落下ダメージの係数は1とします。
 落下後に気絶していなければ更に冒険者Lv+敏捷度ボーナスを基準に目標値10の判定を行い、これに失敗すると増水した川に転落します。

 もちろん、工夫によって滑落を避けたり、判定の基準値を底上げすることは可能です。
 そしてそもそも近づくかどうかもPCの選択の範疇でしょう――人がいるかどうかは不分明であり、いたとして無事であるかどうかも不明です。

 現在のところ、すぐさま斜面が再崩落するような明らかな兆候は見受けられません。
 崩落の危険性や危険箇所を知りたければ、レンジャーまたはセージLv+知力ボーナスを基準に判定を行ってください。
 これらはぱっと見てわかる種類のものではありません。
 判定には一定の時間が必要とお考えください。

 なにかご質問などあれば遠慮なくどうぞ!

オート(スキュラ) 2012.10.06 [20:52]

>「早く終わって、お仲間の方と合流できると良いですね」


「ぬ・・・
 すまん、余計な心配をさせた」


邪気のない笑顔と言葉に、チクリと胸が痛む。
パーティーメンバーと別れるの合流するのといったことは、
私の個人的な事情でしかないのだ。
それで仕事仲間に気を使わせるなどとは・・・。


「まずは調査の心配をすることにしよう。
 仕事に不誠実なのは依頼主にも無礼だしな」


無礼というのは同行の二人に対してもだった。
まずは目の前の仕事を片付けなければ。


────────────────────────────────


雨に濡れた石畳を、クライバー川の激しい流れをBGM代わりに行く。


「エリオ君!
 代わってくれるか!?」


ごうごと響く川の流れに負けぬよう、大声で交代を申請する。

道慣れた馬と舗装道のおかげで大分楽ができてはいるが、
それでも谷底で舞う白波を横目にしていると神経を使う。
集中力が途切れないよう、ときどき手綱を交代しながら現場を目指す。


────────────────────────────────


>「これはひどいですね」


「うむ・・・


それ以上は言葉が出てこない。
さて、一体どこから手をつけたらいいのやら・・・

>「広いので、手分けして見て回ってみるのはいかがでしょう?」

>オート殿は、作業の準備をしつつ、
>自分たちが戻ってくる間まで、運んできた道具や荷物を見張っていてもらえないだろうか?
>なるべくはやく戻ってきたいとは思っている。」


などと途方に暮れていたら、二人から案が出てきた。


「ふむ、では留守番をさせてもらおうか。
 足元と妖魔共に気をつけてな」


まずは絵図の作成と危険箇所の割り出しだな。
路肩に馬と車を停め、よさそうな場所を探して荷を降ろす事にした。



-PL-
荷降ろしして待ってましょう。
少年たちがんばれー(無責任

以下ダイス。

LV+知力 2d6+4 Dice:2D6[4,1]+4=9


・・・低い出目が序盤で出たからボス戦では回るんだ、きっと。

ラキアード(はんく) 2012.10.06 [02:18]

準備が終了した後、さっそく現場へ向かうことになった。
即急な復旧のために、すぐさま行動する必要がある。

その行程でも、道のりを調べつつ、実際に豪雨の起きた様子がわかる。
当然、そういうところも、馬車が通ることができるように修復が必要だ。

実際に現場へ到着すると、かなりの量の岩と土が積み重なっていた。
一応、作業は数日の予定ではあるが、調べるだけでも時間がかかるかもしれない。

その間に天候が変わるかどうかは、空を見て考えはしてみたが、全く予測ができない。
やはり、普段行かない土地のせいだろうか。

エリオが、探索範囲が広いので手分けして調べるべきだとはいってきたが、
「運んできた荷物はどうする?
さすがに誰もいなくなるのは問題あるだろうから、
探索は、野外でも活動できる俺とエリオでするべきだろう。
オート殿は、作業の準備をしつつ、
自分たちが戻ってくる間まで、運んできた道具や荷物を見張っていてもらえないだろうか?
なるべくはやく戻ってきたいとは思っている。」

PL:
冒険者LV+知力ボーナス
2d6+5 <Dice:2D6[3,5]+5=13> 普通の値です。
天候予測
2d6+4 <Dice:2D6[1,1]+4=6> 1ゾロです。経験点10点加算
ついでに道のりの地図作成
2d6+4 <Dice:2D6[1,3]+4=8> あまりいい値ではないですね。

まずは、下準備といったところでしょうか。
こちらは基本、周囲の警戒が中心ですが、
冒険者LV+知力ボーナスの結果がどのように出るかで、状況が変わるかもしれませんね。

エリオ(だんがん) 2012.10.05 [23:21]

僕の荷物はそんなに多くありません。
背負い袋ひとつに全部収められるくらいです。
もともとオランへ帰ろうと宿を発つ準備をしていたところだったので、あっという間に準備が完了しました。
ですので、
「あ、僕も」
てきぱきと荷車へ道具を積み込んでいくオートさんをお手伝いします。
一緒になって荷造り縄を縛り上げながら、
「早く終わって、お仲間の方と合流できると良いですね」
みんなでがんばりましょう!と笑ってみました。


===========
土砂崩れの復旧調査
依頼主 テオバルト氏
同行者
・オート氏  魔術師。人を惹きつける資質がありそうな気がする。背が高い...
・ラキアード氏 戦士。新月刀。かなりの手練に見える。背が高い...

食事を用意してもらえる
===========

かりかり、と、歩きながら羊皮紙に日記をしたためます。
一番年少の僕が楽をするわけにはいきませんので、途中、手綱引きを替わりながら、ひたすら歩みを進めていくことに。

ふと、空を見上げてみます。
一流の野伏は、雲の色や、風の匂いで、天候を見分けることができるのだそうです。
村の猟師さんにいろいろご教授いただきましたが、いまだに的中するのは十回に一度くらい。
また雨が降りだすと調査どころではなくなってしまいます。
それどころか、さらなる被害が発生し、僕らの身も危険になるかもしれません。
(「さて...今日の空のご機嫌はいかがでしょうか」)
当たりますように、と願いながら。


....
......
............


やがて、土砂崩れの現場に到着しました。

ざっと全体を見渡して、
「これはひどいですね」
思わず言葉が漏れます。
土砂崩れとはいえ無理をすれば通れるのでは?、という予想はあっさり外れてしまいました。

「まずは、どうしましょうか」
オートさんと、ラキアードさんを振り返ってみます。
「広いので、手分けして見て回ってみるのはいかがでしょう?」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
・「冒険者レベル+知力ボーナス」判定:2D6[6,1]+4=11
・天候予測「レンジャーレベル+知力ボーナス」判定:2D6[2,3]+3=8

うーん...

GM(Lain) 2012.10.05 [20:56]

 3人の冒険者と1頭の馬は、車輪の音を響かせながら、峠道を下ってゆく。
 舗装された街道は、雨の降ったあととはいえ、ぬかるむこともない。

 荷車の荷台なり御者台に乗ってしまえば疲労することもなく現場まで着くことができるだろう。
 荷馬はおとなしい性質であるのか、黙っていても淡々と荷を牽いてゆく。

 当然のことながら、すれ違う者もなければ後を追ってくる者もない。

 ややあって、街道はクライバー川の合流点へ差し掛かった。
 谷あいを流れる川は支流ともども増水し、濁流となっている。

 ごうごうと腹に響く音が絶え間なく続く。
 少々大声でなければ会話にも苦労するかもしれない。

 街道の、ブラードに向かって左側がイステル山へ向かう急な斜面、右手側がクライバー川へ向かって落ち込む急斜面だ。
 谷の底、川までは高さにして20歩ほどの距離があるだろうか。
 斜面は全くの崖というわけではなく、木や下草も生えてはいる。
 だが、転落すれば大怪我は必至、木に引っ掛からずに川まで落ちてしまえば激流に呑まれてしまうであろうことは想像に難くない。

 晴れてさえいれば急峻な渓谷の風情を愉しむこともできようが、悪天のあと、その急峻な渓谷を見下ろす場所で作業となれば、愉快な気分になるのは難しいことだろう。

 崩落現場までの間、街道はいくつかの小さな沢を越えた。

 そのいずれもが増水し、溢れた水が街道の石畳を洗っているような状況だ――土砂崩れが起きるのも無理はないと言えるだろう。

 出発から1刻ほど。
 3人は土砂が崩れた現場に到着した。

 左側の斜面が抉れたように崩れ、街道を巻き込んで大量の土砂が谷底へ落ちている。
 幅はテオバルトが語ったとおり数十歩、高さもやはり十数歩分はあるだろう。

 まずは崩落した現場を検分し、作業の計画なりと立てる必要がありそうだ。

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■GMから

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 ここから調査組のルートです。
 このカテゴリに書き込むことができるのは調査組のみとなりますのでご注意くださいませ!


>みなさま

 ではひとまず、冒険者レベル+知力ボーナスを基準に判定をどうぞ!

 また、レンジャー技能による天候予測も行っていただいて結構です。
 行う場合はレンジャー技能レベル+知力ボーナスが基準値です。