出発!

エリオ(だんがん) 2012.10.05 [23:21]

僕の荷物はそんなに多くありません。
背負い袋ひとつに全部収められるくらいです。
もともとオランへ帰ろうと宿を発つ準備をしていたところだったので、あっという間に準備が完了しました。
ですので、
「あ、僕も」
てきぱきと荷車へ道具を積み込んでいくオートさんをお手伝いします。
一緒になって荷造り縄を縛り上げながら、
「早く終わって、お仲間の方と合流できると良いですね」
みんなでがんばりましょう!と笑ってみました。


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土砂崩れの復旧調査
依頼主 テオバルト氏
同行者
・オート氏  魔術師。人を惹きつける資質がありそうな気がする。背が高い...
・ラキアード氏 戦士。新月刀。かなりの手練に見える。背が高い...

食事を用意してもらえる
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かりかり、と、歩きながら羊皮紙に日記をしたためます。
一番年少の僕が楽をするわけにはいきませんので、途中、手綱引きを替わりながら、ひたすら歩みを進めていくことに。

ふと、空を見上げてみます。
一流の野伏は、雲の色や、風の匂いで、天候を見分けることができるのだそうです。
村の猟師さんにいろいろご教授いただきましたが、いまだに的中するのは十回に一度くらい。
また雨が降りだすと調査どころではなくなってしまいます。
それどころか、さらなる被害が発生し、僕らの身も危険になるかもしれません。
(「さて...今日の空のご機嫌はいかがでしょうか」)
当たりますように、と願いながら。


....
......
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やがて、土砂崩れの現場に到着しました。

ざっと全体を見渡して、
「これはひどいですね」
思わず言葉が漏れます。
土砂崩れとはいえ無理をすれば通れるのでは?、という予想はあっさり外れてしまいました。

「まずは、どうしましょうか」
オートさんと、ラキアードさんを振り返ってみます。
「広いので、手分けして見て回ってみるのはいかがでしょう?」

 

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・「冒険者レベル+知力ボーナス」判定:2D6[6,1]+4=11
・天候予測「レンジャーレベル+知力ボーナス」判定:2D6[2,3]+3=8

うーん...