渓流は激流となりて

オート(スキュラ) 2012.10.06 [20:52]

>「早く終わって、お仲間の方と合流できると良いですね」


「ぬ・・・
 すまん、余計な心配をさせた」


邪気のない笑顔と言葉に、チクリと胸が痛む。
パーティーメンバーと別れるの合流するのといったことは、
私の個人的な事情でしかないのだ。
それで仕事仲間に気を使わせるなどとは・・・。


「まずは調査の心配をすることにしよう。
 仕事に不誠実なのは依頼主にも無礼だしな」


無礼というのは同行の二人に対してもだった。
まずは目の前の仕事を片付けなければ。


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雨に濡れた石畳を、クライバー川の激しい流れをBGM代わりに行く。


「エリオ君!
 代わってくれるか!?」


ごうごと響く川の流れに負けぬよう、大声で交代を申請する。

道慣れた馬と舗装道のおかげで大分楽ができてはいるが、
それでも谷底で舞う白波を横目にしていると神経を使う。
集中力が途切れないよう、ときどき手綱を交代しながら現場を目指す。


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>「これはひどいですね」


「うむ・・・


それ以上は言葉が出てこない。
さて、一体どこから手をつけたらいいのやら・・・

>「広いので、手分けして見て回ってみるのはいかがでしょう?」

>オート殿は、作業の準備をしつつ、
>自分たちが戻ってくる間まで、運んできた道具や荷物を見張っていてもらえないだろうか?
>なるべくはやく戻ってきたいとは思っている。」


などと途方に暮れていたら、二人から案が出てきた。


「ふむ、では留守番をさせてもらおうか。
 足元と妖魔共に気をつけてな」


まずは絵図の作成と危険箇所の割り出しだな。
路肩に馬と車を停め、よさそうな場所を探して荷を降ろす事にした。



-PL-
荷降ろしして待ってましょう。
少年たちがんばれー(無責任

以下ダイス。

LV+知力 2d6+4 Dice:2D6[4,1]+4=9


・・・低い出目が序盤で出たからボス戦では回るんだ、きっと。