明日のために
GM(Lain) 2012.11.08 [01:24]
> ひとまず私はロープの3巻ほどと、あとは・・・」
「ロープですか。
であればいささか余裕があります」
> 「鈴みたいのが、多数あればいいのだが、
> なければ、小さな木の板でもかまわない。
「鈴はさすがに・・・・・・は、木の板、ですか」
ラキアードの要望がなにを目的としてのことか量りかねたのだろう、テオバルトは怪訝そうな表情をする。
> 木の板と木の板がぶつかってこすれる音でも、十分な音の大きさがある。」
しかしそれも一瞬のこと。
続く説明で意図を理解したようだ。ああなるほど、と呟き、よく乾いた板切れがあればよいでしょう、と答える。
集められた板切れは、さすがに作業の現場周囲を完全に取り巻けるほど多くはないが、斜面の上方を押さえるには十分な量と言えた。
急斜面を登り、その上で作業する必要はあるだろうが、一刻ほどで設置は可能だろう。
※ ※ ※
疲労のせいもあってか、エリオの作業の進捗ははかばかしくない。
およそ一刻もあれば十分な筈の作業だが、あと少しのところでなかなか終わらない――目星を付けた部分を書き落としたり、微妙な線の差異がやたらと気になって時間を取られたり、ということの連続だ。
だがそのような作業であっても、手順を踏み、時間をかければ終わらないものではない。
予定の倍ほどの時間がかかってはしまったものの、地図の複写はどうにか完成した。
エリオにその作業を頼んだ筈の魔術師がうたた寝などしていたことには触れずにおくのが仲間内の気遣いというものであろう。
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■GMから
ご所望の物品については概ね調達できそうな感じです。
鳴子については、レンジャーまたはシーフ技能での罠設置を可としましょう。
ただし、20mの高さで一刻の作業が必要です。
高所作業にかかる転落判定はその他の作業と同じものとしてくださいませ!