瀕死の兵隊が、甘ったれて言う事

オート(スキュラ) 2012.11.26 [21:57]

「(どうせ魔法を使うなら・・・!)」


間近に迫る襲撃の時を少しでも安全に迎えるためにと、
私はズルリと滑った足元に逆らわず、身を丸めてガケを転げ落ちた。

"落下制御"で踏みとどまっても危険な状況に変わりはなく、
むしろ転落の傷を"癒し"の奇跡で塞いだほうが、よい状況で戦えると踏んだからだ。

だが・・・

.
.
.
.


ドン!
という鈍い音を、どこか遠くで聞いたような気がした。

どこか打ったのかと確かめようとするが、体が動かない。
手も足も、ひどく重い。
二人を呼ぼうとしても声が出ない。
息が、できない。


「・・ぁ・・・・っ・・・・」


首筋に、生ぬるい液体が伝う感覚。
プンと漂う鉄錆めいた臭いで理解できた。
ああ、私はこれから・・・


「・・・・・・・・・・エ・・ル・・」


・・・死ぬのかもしれないな、と。





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-PLスキュラより-

ご迷惑をお掛けしておりますスキュラでございます。
はんくさん、色々ゴネ回しましてすみませんでした。
だんがんさんも何から何までフォローいただき感謝の言葉もありません。

ようやくルルブ見れる環境に復帰しまして、ゴブリンとホブゴブリンのデータを確認したのですが、
エリオ君も集中攻撃さえ避けられれば戦える相手で、
ラキアードなら一人で全滅も十分可能と見ました。
ゴブリンの攻撃力は9で、ラキアードの回避値6なら1ゾロチェックでしかありません。
(奇しくも転落判定の目標値と同じですね...)


さすがに今から崖を登るのは大変でしょうし(ハードレザーを脱ぐの時間掛かるはず)
相手の弾切れを待つか、こちらが全員隠れて敵を誘い出すかしないと行けないでしょうが
まだまだ勝機は残っていると思います。


皆生きて帰れるよう頑張りましょう!