備えあれば

GM(Lain) 2012.10.03 [01:38]

> 「とりあえず道具などは実物を見ておきたいのだが、外かな?
>  あと昼は現場で食べるだろうから、ソレと水を」

「ええ、外の納屋に。
 食事は宿のご主人に用意していただきましょう」

> 「スコップとピッケルもあれば頼む。

 ああなるほど、と頷きながら、

「ではそれもお持ちください」

> 「ゴブリンかなにかか?

「おそらくは。
 組織だった襲撃があったという話は今のところ聞きませんので、上位種がいるということはないと考えております」

> 「他は、手斧では難しい細かい作業が必要な場合、短剣がいるぐらいだろう。」

「短剣、ですか。
 作業用の小ぶりなものであればあったかと」

 一通りの要望に答えたあと、テオバルトはいま一度確認するように尋ねる。

「スコップにピッケル、短剣。
 それから食事に水、ですね。
 ほかに何か入用なものはありますか?」

 まあ、たかだか2刻の道ですから、今日足りぬものは明日行くときに持ってゆけばよいのですが、と付け加えた。

※ ※ ※

> 「やあご主人、ちょっといいかい?

 はいなんでしょう、と鳩小屋から戻った主がウードに顔を向ける。

>  この北と南のふたつの道なんだけどさ、なんかおかしなウワサとか聞いたことないかい?
>  妖魔が出るとか、山賊がいるとかさ」

「山賊は聞きませんなあ。
 妖魔は本街道でたまに見かけたという話を聞きますし、襲われたという方もおられます。
 妖魔のねぐらがどこかというのは存じませんが、北側から街道を襲うには川を越えねばなりませんから、まあおそらくは本街道の南でしょう」

> 「あと、クライバー川なんだけどさ、この雨で氾濫してたりする可能性はあるかな?」

「氾濫ですか――しているとすれば、崩れたところで川が塞き止められて、というところでしょうなあ。
 それにしても実際そのようになっていればテオバルト様がそうお伝えくださるでしょうし」

 ですから今のところは氾濫までは行っていないのではないですか、と彼は続けた。

「上流の小さな沢までは解りませんし、雨のあとですから川は水嵩を増しておりましょう。
 また南北どちらを通られるにせよ歩きにくくはなっていましょうが、おそらく通れぬほどでは」

 宿の主としては逗留されることを勧めますがね、と冗談めかして言い、どうかお気をつけてと付け加えて彼は仕事に戻っていった。

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■GMから

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 質問への返答をお待ちということでしたので、進行は明日(10/3)夜といたします。
 進行の時点で買い物その他の事前準備は締め切りとしましょう。

 事前に買っておきたいもの、行っておきたい情報収集や判定などありましたらそれまでにどうぞ!

>調査組のみなさま

 物品に関する要望は受け入れられたようです。


>護衛組のみなさま

 南北のルートに関する情報は宿の主人が語ったとおりです。
 ほかに訊きたいことなどありましたら追加もおkでーす!