第1日:昼

GM(Lain) 2011.10.04 [23:23]

> 「イアン、済まないのだが、確認させてくれ。

「はい」

 ラッシュの質問に、イアンは背筋を伸ばした。
 いかにも戦慣れした雰囲気の(そして最も年嵩の)相手である。
 相応の緊張はあるのだろう。

>  君が見つけた足跡は、ゴブリン・ロードとホブゴブリンとゴブリンがそれぞれ何匹分なんだ?

「ええと、あー・・・・・・」

 困ったように視線を泳がせ、

「学がないもんで、その、ロード?ホブ、ゴブリン?そのあたりがよくわからないんですが」

 彼はやや恥じた様子だ。

「3種類の中で一番大きい足跡が南側と北側にそれぞれひとつずつ。
 中くらいのが南と北にふたつずつ。
 ちっこいのがやっぱり南と北にひとつずつふたつずつ(※)、の全部で10でした」

 チルグラさんが見つけたのと合わせて12ですかね、と付け加える。
 彼は彼なりに、知りえたところを正確に伝えようと努力しているようだ。

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■GMから

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>夏季さん

 意図的に書かなかった理由は上記のとおり、彼に怪物の知識がないために「どの足跡がどの妖魔か」という特定ができなかったためです。

 事前に足跡を同定していたチルグラが教えるか、怪物知識のあるPCがその場で教えるなどしていれば特定は可能でした。

 

※:10月5日0時30分頃修正。

 「ひとつずつ」(誤) → 「ふたつずつ」(正) です。

 夏季さんご指摘ありがとうございます。すみませんでした!

ラッシュ(夏季ごおり) 2011.10.04 [22:12]

>「もしや『王』と一緒に居たゴブリン、『呪術師』ではあるまいの...?」

>「うん...可能性、あるわねん...」

 

 どうにも分からなくなってきた。

何か俺が聞き間違えた、あるいは聞き逃したんじゃないだろうか?

 

「イアン、済まないのだが、確認させてくれ。

 君が見つけた足跡は、ゴブリン・ロードとホブゴブリンとゴブリンがそれぞれ何匹分なんだ?

 分かっている数だけでいい。」

 

 さっき、並んでいる足跡だから分かりやすい、とか言っていなかったか?

 

「多分、聞きなれない言葉の意味を探しているうちに、聞き逃かしたのだと思うのだが・・・。」

 

 まったく、情けねぇ。

勉強なんてガラじゃねェんだが、生き残るためには必要なのかもしれねぇ。

つくづく戦場で仲間とチリヂリになったのが悔やまれるぜ。

チルグラ(ぱんとら!) 2011.10.03 [23:48]

 

「ふーん、ロード種ねーん・・・」

あたくしは足跡を見ながら、つぶやいた。てことは。

 

 

「イアンくん、お疲れ様!ですわー」

合流すると、妖魔の出現にいつも森にいるよりももっと緊張しただろう
イアンくんに声をかけて、肩を叩いた。
そして、皆で集合した時に、見たそのままを報告する。

「太鼓を叩いていたのは、ゴブリンロードかしらー、
出撃のタイミングとか、そういうのを知らせてたんだと思うわん。
太鼓みたいのを作って、かく乱とかできないかしらん...」

と別方向に意識が飛ぶ。


>「もしや『王』と一緒に居たゴブリン、『呪術師』ではあるまいの...?

「うん...可能性、あるわねん...」

一度帰ろう、ということなので、村に向かって歩き出す。

「確固撃破、か......つまりは、もし迎え撃つならば
確固撃破できるような罠を張らなくちゃいけない、ってわけよね」

ラッシュとガラフの言葉を聞いて考え込む。

「また同じ方向から同じ数来てくれればいいんですけどねん、
そういうわけにはいきませんでしょうから...

最初は鳴子ですわねん、あと草を結んだりかしら......」

------------------------------------------------
PLより:

繋ぎ日記であります。

 

 

「思いつきだけど、太鼓に似たものをつくって、
かく乱とかは出来ないかしら。
タイミングと何かリズムを覚えてれば、襲撃した途端に鳴らせば、
頭の悪いゴブリンならば勘違いするかもしれないわん。

イアンくん、リズムとかタイミングとか、
そういうの覚えてることある?」

ざくざく、と下草を踏みながら引き返す最中、聞いてみた。

とか下書きで書いたんだけど、よく考えたら
太鼓はない書かれてたやんみたいな(笑

ガラフ(テッピン) 2011.10.03 [21:39]

イアンに同行して貰い、昨晩調査した辺りの調査を行う。
今度は、ゴブリンの足跡を出来る限り追い掛ける。
イアンとチルグラにより判明したのは、妖魔の一団の総勢が12名である
可能性が高いという事実だった...

つまり、イアンとヨーゼフを襲撃した5匹。
川沿いに侵攻した5匹。
そして今回新たに判明した、『王』と思しき1匹ともう1匹のゴブリン。

「もしや『王』と一緒に居たゴブリン、『呪術師』ではあるまいの...?」

ふと沸いた疑念が鋭い棘となって胸に突き刺さる。
『呪術師』は体格上は普通のゴブリンとは変わらない。
直接相対しない限り真偽ははっきりしないのだが。

もし推測通りだとすると、コボルド、ゴブリン、ホブゴブリン。
加えて、ゴブリンロードにゴブリンシャーマン。
まるで小部族そのものだ。

>「奴らの戦力は、分かっているだけで、12匹。」

ラッシュが、ゆっくり噛み締めるように言う。

>「一度にすべてを相手にしなければ、十二分に勝機はある。
> 問題はどうやってその状況を作り出すか、なワケだが・・・。」

「同感じゃ。寸断して各個撃破は戦術の常道。
 最も、先方も同じ事を考えているじゃろうが...」

>「とにかく、村に戻って、作戦会議といこうぜ。
> それに、腹が減っていてはいいアイデアも浮かばないってもんだろ?」

生粋の傭兵は現実感覚も素晴らしい。
具合よく、腹時計も空腹を訴えてきた。

「ラッシュ氏の言う通りじゃ。イアン氏も出来る限り協力してくれた。
 これ以上引きずり回す訳にも行くまいし、夕闇が迫っておる...
 戻ってこれから来る夜へ向けての対策を練ろうではないか」

何時ぞやシナモンやティファニーと退治した時とは訳が違う。
『王』を頂く妖魔との間に起きるであろう激戦に、
身体が震える思いがした...

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PLより:情報が多い上に絡むのに悩みましたが、とりあえずラッシュに
     少し絡んでの繋ぎ投稿!

ラッシュ(夏季ごおり) 2011.10.03 [21:04]

〉「並んだ足跡があります。
 これも5匹、南のと同じ3種類が南北に並んで東に進んでますね」

イアンの答えに違和感を感じる。

「3種類?

 ゴブリンとホブゴブリンとゴブリン・ロード、そういうことか?」

 先ほどの集団と合流したとするなら、王が2匹いることになる。

もう一度よく調べ直すべきか?いや。

「時間だ。これ以上は、日が暮れてしまう。」

 今日のところは、もう十分だ。

 ここは無理するべきではない。

この場所は、すでにゴブリンどものエリアだ。

今はまだファリスの時間だが、ファラリスの力が強くなれば、奴らは動き出すだろう。

何の策もないまま、この場に留まるのは危険すぎる。

「奴らの戦力は、分かっているだけで、12匹。」

 囲まれたら、勝ち目はない。

「一度にすべてを相手にしなければ、十二分に勝機はある。

 問題はどうやってその状況を作り出すか、なワケだが・・・。」

 ただ守っているだけでは、ダメだろうな、やっぱり。

「とにかく、村に戻って、作戦会議といこうぜ。

 それに、腹が減っていてはいいアイデアも浮かばないってもんだろ?」

 食事はむこうもちなんだ。

遠慮することはないんだしよ。

GM(Lain) 2011.10.03 [20:59]

> 「イアン。いくつか質問していいか?」

「あ、はい」

 マルドルの言葉にイアンが振り向いて――微妙に視線を逸らした。

「・・・・・・なんでしょう」

 足許に視線を下ろし、慌てたようにふたたび顔を上げる。

> 「この、揃った足跡と、牧草地の入り乱れた足跡と、北から北西に引き上げた足跡は、
>  全て同一のグループのものと考えてよいか?」

「うーん・・・・・・それはちょっと」

 ひとつずつの足跡にそこまではっきりした特徴があるわけじゃないですから、と彼は言う。

「最初、揃ってたときは5匹いました。それは間違いないと思います。
 ただ、入り乱れてるのはもっと数が多いような気もします。
 それこそ10匹くらいはいてもおかしくない。でも、」

 べたべたと乱れすぎていて数まではっきりとは解らない、と済まなさそうだ。

「最後、西に引き上げてるのもたぶん10かそこらはあると思うんですが」

 こちらは森の下草に邪魔されてはっきりとした足跡が残りづらいのだと言う。

「ただ、結構はっきり下草が倒れて踏まれてるんですよね。
 5匹やそこら通っただけでこうなるかというと、ちょっと。
 だから全部で7ってことはないと思いますよ」

> 「川よりのほうで5匹見た、という話もあったよな。
>  その、『川より』とは、どっちになるか検討はつくかい?」

 たぶんあのあたりでしょう。
 イアンはまだ調べていないやや北側を指差す。

「戻るついでに少し調べてみましょうか」

 彼はやや東へと戻り、地面を検分する。

 ややあって、ああここも南と同じですねと言葉に出した。

「並んだ足跡があります。
 これも5匹、南のと同じ3種類が南北に並んで東に進んでますね」

 その先で足跡が乱れてるのも同じです、と彼は言う。

「こっちでも、山羊だの羊だのを追い回したのかもしれません」

 好き放題やってくれやがって、と呟いて彼は立ち上がった。

 東の空はもう藍色から深い紺色に変わりつつある。
 手許足許も徐々に暗く、足跡を調べるのも明かりがなければ困難だ。

 そろそろ、潮時だろうと思われた。

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■GMから

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>LINTSさん

 リクエストにお答えして追加情報です。

 場所の見当はつきました。また、戻るついでに、という形で調査を行えます。

 A3の牧草地に揃った足跡、B3からC3にかけて乱れた足跡が続いています
 ここまでで妖魔の総数は12です

 

マルドル(LINTS) 2011.10.03 [10:37]

「イアン。いくつか質問していいか?」


「この、揃った足跡と、牧草地の入り乱れた足跡と、北から北西に引き上げた足跡は、
 全て同一のグループのものと考えてよいか?」

「だとしたら、ゴブリンロードとその傍にいるゴブリンを含めると、
 総数は7匹だ」

「あと5匹の痕跡は、どこにあるんだろう?
 ゴブリンロードの傍にあると考えていいのだろうか?」

「川よりのほうで5匹見た、という話もあったよな。
 その、『川より』とは、どっちになるか検討はつくかい?」


PL>
時間がなく非常に短く要点のみですが、
イアンに確認を取ります。
昨日からずっとモヤモヤしてたものの原因のひとつが
やっと言葉になったので(^^;

『川より』の検討がつくなら、1日目の行動の追加でいれたいです。

追加は無理、あるいは場所の検討が付かない場合は
村内で目撃したという村人の話を聞いた上で、
2日目昼にイアンへ調査をお願いします。

私の勘違いで、12匹分の足跡の確認が取れているなら、何もせず村へ帰ります。

GM(Lain) 2011.10.02 [03:07]

> 「一つはアルフレド氏、もう一つは我々が持つ事にして、
>  有事の際は鳴らす事にしては如何でしょうかな?
>  我々が鳴らせば、森で妖魔と遭遇したという事じゃし、
>  アルフレド氏が鳴らせば、村へ妖魔が来たという事になる。
>  合図は、遭遇ないし襲撃してきた方角を表す為、4通り考えるのは
>  どうじゃろうか」

「なるほど、理に適っていますね」

 アルフレドが頷く。

 ではボリス、お前のものを渡しておくように。
 デニスは決めた合図を忘れないよう覚えておけ。

 方角ごとの合図――吹く長さと回数で区別する――を取り決め、ボリスから笛を受け取った。

 衛兵が使う呼子であればよく通る音でもあり、ほかの音に紛れる気遣いもない。
 村の東の端からでも、これから向かう北西方向の牧草地の端まで聞こえることだろう。

※ ※ ※

> 「イアン氏よ。貴殿は森の案内及び足跡の捜索と罠の設置をお願いしたい」

> 「再び負傷する事があれば、ワシとクーフェリアス氏が癒しましょう。
>  危険の渦中に飛び込んでしまうが、頼りになるのは貴殿のみなのじゃ。
>  宜しく頼みますぞ!」

「わ、わかりました」

 負傷、と聞いて傷を負ったときの衝撃を思い出したのだろうか。
 恐怖は拭い去れない様子ではあるものの、だから村を出たくないとは言い出さない。

 やはり心中には何がしかの覚悟が生まれているのだろう。

※ ※ ※

 村に残るアルフレドと衛兵たち、それに村人に見送られ、一行は村の北西に位置する門を出る。

「だいたいこのあたりを通って逃げてきたんです」

 イアンはまず、己が一昨夜通った道を逆に辿ることにしたようだ。

「このあたりで親父と俺が怪我をして」

 そこは昨夜、チルグラが一度捜索した近辺でもある。

 イアンは村の方を一度振り返り、そして行く手の森を見た。

「こっちです。こっちから斧が」

 西を指差した。

 そのまま西へ向かうと、入り乱れた足跡が幾重にも重なっている。

「このあたりで家畜を襲いでもしたんでしょうか」

 たしかに血痕も残されており、蹄が土を抉った跡もある。

「逃げるとしたら西なんですが・・・・・・」

 斧が飛んできた方向、そしてガラフが妖魔どもを目撃した方角とも一致する。
 もうすこし西へ行ってみましょう、とイアンは言い、森へ向けて少しずつ進んでゆく。

 さらに西へ進むと、地面の様子がやや変わっているのが素人目にも解るだろう。
 このあたりはさほど踏み荒らされた様子はない。

「横に揃った足跡ですね」

 イアンが地面を調べてそう告げた。

「何種類か――3種類だと思うんですが、混じった足跡です。
 揃ってるから解りやすいですね。全部で5匹分かな。
 で、それがだいたい横に揃ってます。
 こう、こっちからこっちの線で並んでる感じで、村のほうへ向かってます」

 南北に広がり、西から東へ向けて進んだようだ、と彼は言う。

「帰りの――たぶん引き揚げるときのだと思うんですが、その足跡はバラけてます。
 北から北西へ向いてるのはバラバラなんですが、東向きは揃ってますね。
 それと、ああ、北西向きの足跡の方が上にありますから、やっぱりこっちが引き揚げるときのでしょう」

 一行は足跡を追って更に北に進む。
 ふたたび足跡の数が増えた、とイアンは言う。

「ううん、増えちまうと逆に解りづらいな・・・・・・正確な数まではちょっと。
 ただ、ここから西へ向かったことは間違いないです」

 ガラフが発見した妖魔がいたのはこの辺りだ。
 そしてその妖魔どもは西へ逃げた。

 イアンは森の奥、更に西の方へ目をやり、そして村を振り返る。

「あの」

 そしてイアンは済まなさそうに言った。

「柵の外へ出るのは明るいうちだけ、村が見えるところまで、と村長に言われてるんです」

 それ以上は行けない、ということなのだろう。

※ ※ ※

 チルグラの調査は、イアンの追跡と並行して進められた。

 樹木線に沿うように、その内外の足跡を調べる。
 概ね、イアンの説明は正しいように思われた。

 森に入ると足跡の鑑別は難しくなるが、チルグラの注意力は新たな足跡を見落とさなかった。

 ガラフが妖魔を見かけたという場所、そして西へ引き揚げたであろうとイアンが言った場所。
 その近辺に、新たな足跡がある――4種類目だ。

 チルグラはこの足跡の主を知っている。
 ゴブリンロード。フリクセルが言う上位種にあたるもの。

 その足跡は乱れたところもなく、樹木線のすぐ内側、森の縁に立っていたようだ。
 その場所からほとんど動いた様子はない。

 その足跡の隣に控えるように、これも動いた様子のない足跡がもうひとつ。
 こちらはゴブリンのそれであった。

※ ※ ※

 結局、妖魔どもは襲ってはこなかった。
 村から呼子笛の音が聞こえてくることもない。

 足跡を追ううちに陽は傾き、やがてエストンの向こうへと落ちてゆく。
 地平線の下に消えるまでにはまだ時間が残されているが、あたりは徐々に暗くなり、夜の――妖魔どもの時間の到来を感じさせる。

 ひとまずは村へ戻り、食事を摂るべき時刻だ。

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■GMから

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>みなさま

 イアンの追跡は、D4(門)→C4(襲撃地点)→B4(入り乱れた足跡)→A4(揃った足跡)→A3(さらに西へ続く足跡)というような順序で行われました。

 Lain@GM : イアン 足跡追跡ダイスその1 2D6 → 6 + 3 + (4) = 13
 Lain@GM : イアン 足跡追跡ダイスその2 2D6 → 1 + 4 + (4) = 9

 A3近辺で数がはっきりしないと言っているのは主に出目的な問題です。

 また、チルグラの調査により、ゴブリンロードがA3にいたことが判明しています
 ロードはA3でほぼ動いておらず、またロードにゴブリンが1匹張り付いていたようです。

 ターン2では特に遭遇はありませんでした
 また、村からの急報もありません。

 とりあえずターンの切れ間は村へ戻ることとしてあります。

 なお、イアンが村の外で協力できるのはこのターンまでです(少なくとも村長が前夜付帯した条件は以下のとおりでした)。

>  昼間、村からあまり離れなければさほど問題はありますまい」

 ・・・・・・これは前のレスで明示しておくべきだったかもしれませんごめんなさい。
 でもきちんと読んでいれば解っていた筈なので訂正や巻き戻しは行いません。

 どうしてもターン3にイアンを引っ張り出したければ改めて要請がなされるべきと考えます。
 内容と頼み方によっては協力が得られるかもしれません。

 

 さて、追って別カテゴリを用意します。
 ターン3の行動についてはそちらへ投稿をお願いしますね!

 なお、次の進行期限は10月3日22時を予定しています。

ガラフ(テッピン) 2011.10.02 [00:01]

>「今村の守りを手薄にするのは避けたいですね。
> 森の調査は敵の撃破が目的ではないですし
> イアンさんに手伝ってもらう事も考えるとあまり危険は犯せません」

>「そこでですが、敵の通り道に鳴子等の簡単な罠を仕掛けるまでは
> 調査は極力少人数で簡単に済ませた方がいいかと思います。
> 罠を仕掛けた後なら敵の動きも把握しやすくなりますし警戒して
> 攻めづらくなるでしょう。
> それからなら村を少し離れても敵の動きに迅速に対応できますからね」

今後の行動についての話し合いに、物怖じせず堂々と自分の意見を述べる
クーフェリアス。自分なりに状況を分析しており、分かり易い。

「貴殿の意見も立派に筋が通っておるな、クーフェリアス氏よ。
 今検討した事を決めるにはまだ時間の猶予がある故、
 決定は我々が仮眠を取り終えた後にするとして、しばし各自考えると
 いうのは如何かな?星王は熟考を奨励しておりますぞ」

加えて防柵の補修の手配も歯切れよく引き受けるクーフェリアス。

>「分かりましたガラフさん、防柵の手配はこちらでやっておきます。
> ラッシュさんもどうやら乗り気みたいですし」

加えて徹夜で動いた事について労いの言葉を掛けてきた。

>「夜通しで疲れてるでしょうからゆっくり体を休ませてくださいね。
> 肝心な時に倒れられたら洒落になりませんから」

全くよく気が利く、出来すぎた若者だ。つい頬が綻んでしまう。

「ははは、お気遣い感謝致しますぞ。じゃが、鉱山妖精の胆力を
 嘗めて貰っては困るかな。上手に休息を取るのも冒険者の仕事じゃ。
 体調は万全に整えてくるでな。それまで貴殿も自分の仕事を
 しっかりと行って頂きますぞ!よいかな?」

クーフェリアスの腰の辺りを、思い切り叩く。
バン!とよく響く音がした。

やった後で、これはメガーヌがよくやっていた仕草なのに気づく。
そういえば彼女にはしばらく会っていない。元気にやっているだろうか...
懐にしまってある木彫りのブローチに手をやりつつ、
何故だか寂しい気持ちになってしまう自分が居た。 

***********************************

ベッドに潜り込むとあっと言う間に意識が遠くなり、
目が覚めると周囲は賑々しい土木作業の音で満たされていた。
どうやら、クーフェリアスが補修の手配をしっかり頼んでくれたらしい。

「あの若者。本当によくやってくれるの...」

体調は、悪くない。眠った時間帯が普段とは大いにずれているが、
自分は元から暗闇で過ごす鉱山妖精。寝不足とはあまり縁が無い。

>「修理が早めに終わって良かった。
> 不安材料は少しでも早く無くすに限るものな」

>「ほんとねん☆」

廊下で同じく寝起きのマルドル・チルグラと会う。
マルドルも体調は良好なようだ。流石である。
チルグラは、カーツェナルとはまた異なる脱力感が何とも言えない。

「うむ。これで守りについて心配する必要はなくなったな」

後は、全員揃った所でどう動くか、を決めるだけだ。

>「疲れはとれたか?」

ラッシュが多少ぶっきらぼうに挨拶をしてくる。

「大過無かったお陰で、十分に睡眠を取る事が出来た。
 これも貴殿等のお陰じゃ。感謝致しますぞ。
 さあ、全員休息した事じゃし、この後の行動について考えますかな...」
 
***********************************

自分以下雇われ冒険者6人、アルフレド以下従士隊6人にイアンを交えて
作戦会議が始まった。

>「調査は、妖魔が出没したあたりを重点的にみた方がいいだろうな」

>「足跡を追えれば、巣も分かるだろうしな。」

>「狩人親子を襲った妖魔がそっち方面へ退却したということは、
> その奥に敵さんのアジトがあると考えて自然だろう」

>「ああ、だろうな。」

>「罠は、状況を把握してから設置するのがいいだろうな」

村周辺、特に妖魔が撤退した北西部を重点的に探索する事はすぐ決まった。
だが、誰が探索行に加わるかについては意見が割れた。

>「あと、全員が村へ行くのは警備が手薄になる。
> 私は村の警備に残ろう」

マルドルは村の守りが手薄になるのを恐れて留守番を申し出る。

>「妖魔どもが、警戒されているにもかかわらず、
> 昼間から攻めてくるとは思えないがな・・・。」
 
>「士従長と衛兵たちに任せてもいいんじゃないか?」

>「すべてを守るには、村は広大すぎる。
> どのみち、俺たちだけでは守りきれやしないさ。
> だからこそ、奴らの拠点を探し出し、そこを叩く必要がある。
> そうじゃないか?」

>「足跡がごちゃごちゃしないうちに、早いところ調べておかないと
> 拠点を見つけられなくなってしまう。
> 俺は、守っているだけってのが、苦手でね。」

だが、ラッシュは戦略的な視点から、昼間の襲撃は先ず無い事を主張し、
冒険者全員が探索に加わるべきだと説いた。

>「そうねん、昼間は衛兵さんと村人さんに、見張りを任せていいかも。
> こちらは森のほうに近づくから、妖魔に遭遇する可能性もある。
> 村は柵があるから、少しはもちますものねん。

> 笛はなければ何か大きな音が
> 鳴るものを用意していただければよいわねん」

チルグラも全員での探索行に一票を投じた。
さて、自分は。

「ワシも全員で森を探索したいと考えておる。
 最悪なのは中途半端に戦力を分散した状態で妖魔と遭遇した場合じゃ。
 逆に確固撃破されてしまうのは頂けないかな。
 防柵は修理して貰ったし、アルフレド氏と従士の面々に防衛は
 任せてもよいと思うが如何かな?」

茶を飲み、周囲の反応を見ながら続ける。

「仮に村を襲ったとしても、我々が気づいて駆けつける事が出来れば、
 北西の門の前で包囲殲滅する事も可能じゃ。 
 それに森で遭遇したとしても、向こうは10匹程度。
 チルグラ夫人の<眠りの雲>で眠らせる事も出来るし、
 ワシとクーフェリアス氏が傷を癒せる。
 むしろ村人が居ない状況で決戦出来るなら重畳な事じゃ...
 とまあ、我々はこんな風に考えておるが、この件について
 アルフレド氏は如何お考えかな?」
 
と話を振ってみたが、アルフレドの見解は実に淡白なものだった。

>「我々はどちらでも構いません」

あくまで我々の指示の元に動くと言う。有り難いが味気ない返答だ。

>「あ、笛ですか」

チルグラの提案に、ボリスという名の従士が反応する。

>「俺持ってます」

デニスという従士も持ってきた、という。何と準備の良い事か。
これにはアルフレドも感心した様子だ。

>「合図を決めておきますか」
 
「笛が二つあるなら有り難い」

提案に乗り、笛の使い方について考えを述べる。

「一つはアルフレド氏、もう一つは我々が持つ事にして、
 有事の際は鳴らす事にしては如何でしょうかな?
 我々が鳴らせば、森で妖魔と遭遇したという事じゃし、
 アルフレド氏が鳴らせば、村へ妖魔が来たという事になる。
 合図は、遭遇ないし襲撃してきた方角を表す為、4通り考えるのは
 どうじゃろうか」

方角が分かれば、対策もすぐに立て易いだろう。 

>「俺は何をすればいいですか?」

イアンが決意漲る表情で問う。

「イアン氏よ。貴殿は森の案内及び足跡の捜索と罠の設置をお願いしたい」

罠の設置については、チルグラに妙案があるらしい。

「再び負傷する事があれば、ワシとクーフェリアス氏が癒しましょう。
 危険の渦中に飛び込んでしまうが、頼りになるのは貴殿のみなのじゃ。
 宜しく頼みますぞ!」

同行させる上は、必ず守る。
宣言すると共に、自らの気持ちを引き締める。
これからは、不測の戦闘を想定して動かなければならない...

===================================

PLより:第2ターンはPC全員+イアンで北西部中心で探索する、に1票!

     【行動宣言】

     1.従士隊から呼子を1個貰います。持つのは素早いマルドルか
       チルグラかリュエン辺りがいいかな?
       もう1個はアルフレドにでも持っていて貰いましょう!

     2.笛の合図を4パターン決めます。
       ゴブリン達と遭遇した場合、どの方角からやって来たのかを
       伝える為です。

     3.イアンには、北西部の道案内&足跡追跡&捜索を依頼します。
       罠の設置も出来るならしてしまいたい。
       でも不可能なら次のターンで。
       罠の種類は草のスネアトラップと鳴子がいいと思います!

     4.捜索中は捜索判定組と少し距離を置いて周囲を警戒します。 
     
     5.アルフレドを通じて村人への警戒を呼び掛けます。
       
     6.忘れちゃいけない寝起きのインスピレーション。
       以下に結果を添付します...勿体無いヨ!(涙)

       HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用

System : ガラフ@テッピンさんが入室しました。
--------------------------------------------------------------------------------
ガラフ@テッピン : インスピレーション詠唱。 2D6 → 6 + 6 = 12
--------------------------------------------------------------------------------
ガラフ@テッピン : ソコジャナイ!(@。@) 

GM(Lain) 2011.10.01 [18:13]

 正午に起き出してきたアルフレドは衛兵たちを休ませ、食事を摂らせる。
 食事をしながら午前の報告を聞いている様子だ。

 衛兵たちにはやや気詰まりな昼食であったかもしれない。

※ ※ ※

> 「あと、全員が村へ行くのは警備が手薄になる。
>  私は村の警備に残ろう」

> 「士従長と衛兵たちに任せてもいいんじゃないか?」

 マルドルとラッシュの言葉に、アルフレドは答える。

「我々はどちらでも構いません」

 あなた方のよいようにしていただければ。

 あまりに極端な提案でない限り判断は冒険者たちに任せる、という方針のようだ。

>  笛はなければ何か大きな音が
>  鳴るものを用意していただければよいわねん」

「あ、笛ですか」

 ボリスがチルグラの言葉に口を挟む。

「俺持ってます」

 あ、俺も呼子持って来てた、とデニスも頷く。
 衛兵が使う呼子笛――鋭く長い音を出す笛を、ボリスとデニスは荷物に入れてきたとのことだった。

 ほう気が利くな、とアルフレドは感心した表情だ。

「合図を決めておきますか」

 そう複雑なものは無理かもしれませんが、単純なものをいくつか決める程度なら問題ないでしょう、と彼は言う。

 これで少々村を離れても最低限のやりとりはできることになるだろう。

 妖魔どもの出た方へ向かって村を離れるとあって、イアンも緊張した面持ちだ。
 しかし彼は父親を救い、自分を癒した奇跡を目の当たりにしている。
 無論、冒険者たちが深夜に駆けつけたという事実も忘れてはいない。

 どこか覚悟を決めたような表情なのは、それらも少なからず影響を与えた結果なのだろう。

「俺は何をすればいいですか?」

 適切な指示さえ与えれば、彼の猟師としての能力は小さくない武器となる筈だ。

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■GMから

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>みなさま

 衛兵の持ち物の中に呼子笛(いわゆるホイッスル)が入っておりました。
 二つあります。

 基本的には急を報せるものですが、簡単な通信は可能でしょう。
 あらかじめ吹き方と意味をいくつか決めておいて、そのパターンに応じて吹くという程度のものです。
 混乱なく使うためにはせいぜい4から5通りくらいが上限としましょうか。


>ぱんださん

 ご提案をGMとして把握しました。
 暫定宣言として受領いたします。

 この先、対案がなければ書いていただいた案を宣言と見なすことにしますね。


>  技能を持っていない冒険者でも3ターン目に
>  設置を手伝うことができるかもしれない

 これは不可能です
 正確には「できるけど平目になります」といったところですね。
 技能を持っているキャラクターに指導を受けたからといって、技能持ちと同じ扱いにはなりません。

チルグラ(ぱんとら!) 2011.10.01 [17:15]

 

「ふあぁ、よく寝たわぁん」

桶に組んでいただいた水で顔を洗い、布でふく。
ぼんやりしていた目の前がすっきりとしていく。
ふう、もうお昼なのね・・・
昨日は終わった途端に、マルドルとガラフに
お疲れ様とおやすみなさいをいって良い子のように寝てしまった。
ふう、肉体労働はつかれるわん。

>「修理が早めに終わって良かった。
> 不安材料は少しでも早く無くすに限るものな」

「ほんとねん☆」

衛兵さんと村人さんが立ち働いた空気が、気を引き締める。
さあ、では捜索ですわ。
肉体労働からはなかなか離れられないわねん


 * * *


マルドルの提案にあたくしはうなづき、ラッシュが訂正を加える。

「そうねん、昼間は衛兵さんと村人さんに、見張りを任せていいかも。
こちらは森のほうに近づくから、妖魔に遭遇する可能性もある。
村は柵があるから、少しはもちますものねん。

笛はなければ何か大きな音が
鳴るものを用意していただければよいわねん」

うふふ、と笑いながら、襲撃について質問したラッシュさんを見る。

「夜とおっしゃってましてよ。

肩にちから入ってましてよ、あせらないあせらない!
じゃあ、イアンくんに頑張ってもらわなきゃだわねん!」


--------------------------------------------------
PLより:

拾えきれてないかも!!ごめんね!!

立案ありがとうございます!!

整理整理。

平目でなく調査できるのはイアンとチルグラのみ。
だから2ターン目にできるのは、足跡追跡と捜索のみ、ですね。

えーと、村人と衛兵さんに見張っててもらって、というのに私は一票です。


ほんで、2ターン目にやること!
まとめのほかに、提案も入っています。

・調べるのは、A3とA4
・イアンは足跡追跡を、二人警戒につく。
 二人の理由は、森のほうにより近づくかもだし、イアンは冒険者でないため。
・チルグラは捜索を、一人警戒につく
・残りの冒険者二人(ガラフとマルドルかなーと思ってます)は、
 足跡追跡&捜索の近くにいつつ、森をみはる。
・罠設置は3ターン目に
・村と衛兵のみなさんに、ほかの方位の見張りをお願いする。
 その際、大きな音をたてられるものを全員が持てるようにする。
 楯をたたいても、棒を打ちつけてもいいのではないでしょうか。

まずい事があれば、理由つきで訂正してくださいね! 


●罠設置に関して

罠は、りんちゅさの鳴子案に加えて、足止めになる草を結んでおく、というのを提案!
数を作りやすいと思います。

そしてこの草を結んでおく罠はイアンに教えてもらうならば、
技能を持っていない冒険者でも3ターン目に
設置を手伝うことができるかもしれない
と考えていますができるでしょうか?<GM


●捜索
捜索自体は決まっているので振っておきますね。
りんちゅさの提案のようにいたします!
二つぐらいでいいかしら・・・

捜索1 2D6 → 3 + 6 + (3) = 12
捜索2 2D6 → 5 + 4 + (3) = 12

がんばったがんばった!

 

ラッシュ(夏季ごおり) 2011.10.01 [03:26]

〉「修理が早めに終わって良かった。
 不安材料は少しでも早く無くすに限るものな」
 
 起きてきたマルドルに声をかける。

「疲れはとれたか?」
 
 とりあえず、何事もなく柵の補修が済んだのは良かった。
防御柵があるなら、飛び道具を用意しておけば良かったな、などと考えても、いまさらだが。
 
〉「調査は、妖魔が出没したあたりを重点的にみた方がいいだろうな」
 
「足跡を追えれば、巣も分かるだろうしな。」
 
明るいうちならば、あるいは急襲できるかもしれない。問題は敵の数だが。

〉「狩人親子を襲った妖魔がそっち方面へ退却したということは、
 その奥に敵さんのアジトがあると考えて自然だろう」
 
「ああ、だろうな。」
 
 この村を襲う特別な理由がないのであれば、わざわざ数日かけて攻め込んだりはしない。
せいぜい数時間で移動できる範囲だろう。
半日かけて攻めたのでは、万一の場合、帰還することもできず、ほとんど特攻となる。
しっかりしたリーダー格がいたようだし、いくらなんでもそのような戦術はとらないだろう。
 複数の部隊が波状攻撃をかける、というのが奴らの戦術のようだが、すでに何度も村を襲っているとなれば、長期にわたって連絡を取り合わないはずはない。
必ず、作戦本部なり拠点なりがどこかにあるはずだ。
 
〉「あと、全員が村へ行くのは警備が手薄になる。
〉 私は村の警備に残ろう」
 
「妖魔どもが、警戒されているにもかかわらず、昼間から攻めてくるとは思えないがな・・・。」
 
 何度も襲撃をして警戒されているのが明白なのだから、確率が高いのは奇襲だろう。
暗闇を見通せるのだから、夜動いたほうが、奴らには都合がいいはずだ。
 
「士従長と衛兵たちに任せてもいいんじゃないか?」
 
 いくら守りが手薄になるといっても、村人たちを避難させることくらいはできるだろう。
人間の村を占拠する価値は妖魔にはないだろうから、襲撃目的はおそらく家畜や作物だろう。
むこうにしてみれば、人間なんて食料の護衛役でしかなく、人間をいかにそれらから引き離すか、がキモなワケだ。
 
「すべてを守るには、村は広大すぎる。
 どのみち、俺たちだけでは守りきれやしないさ。
 だからこそ、奴らの拠点を探し出し、そこを叩く必要がある。そうじゃないか?」
 
 俺たちがこの村に着いたことで、村人たちはある程度落ち着いたはずだ。
昼間は村人たちに警備を任せ、俺たちは夜間の警備に徹する、 というのも一つの手だ。
村人たちに笛か何かを持たせて、異常があれば合図をさせる。
そうすれば、俺たちがすぐに駆けつける、くらいでいいんじゃないか。
 そう提案した。
 
「足跡がごちゃごちゃしないうちに、早いところ調べておかないと拠点を見つけられなくなってしまう。
 俺は、守っているだけってのが、苦手でね。」
 
 猟師の親子が襲撃された場所がすでに奴らのテリトリーならば、戦闘の可能性もある。
なかったとしても、こちらが動いたことを見せつけることで、向こうも守りを意識せざるを得なくなる。
その程度で襲撃をあきらめてくれるとは到底思えないが、昼間に動くことは抑制できるかもしれない。
 
「そういえば聞き逃していたんだが・・・。
 最初、この村が襲撃されてのは昼間だったのか?」
 
 いまさら、どうでもいいような情報ではあるけれど。
確認するだけはしてみたのだった。
 

マルドル(LINTS) 2011.10.01 [00:09]

木に何かを打ちつける音。
男達が何かを話す声。
ひとつだけではない、大勢の気配。

そんな大工仕事の喧騒で目が覚めた。

強行軍の後に徹夜仕事というハードワークだったが、
目覚めは良い。幸い、敵襲も無かった。

身支度を整え、外に出る。
見ると、村人と衛兵達が棒柵の修理を行っている。
なるほど、これならば短時間でことは片付くものなんだな。

「修理が早めに終わって良かった。
 不安材料は少しでも早く無くすに限るものな」

力を合わせてひとつのことを成したのだ、
衛兵達も村人と仲良くなれるきっかけもできただろう。

ひとつの憂いが無くなり、安堵する。




昨夜のチルグラの調査を受け、自然に森へ調査する段取りになる。
森の入り口とはいえ、現場を見なければ分からぬことはあるからな。

野伏の技のない私らは、約束通り、イアンの力を借り受ける。

「調査は、妖魔が出没したあたりを重点的にみた方がいいだろうな」

「狩人親子を襲った妖魔がそっち方面へ退却したということは、
 その奥に敵さんのアジトがあると考えて自然だろう」

「罠は、状況を把握してから設置するのがいいだろうな」

敵がソレを許せば、だがな...。
我々がゆっくり休めたということは、相手も休息を取ったということだ。
油断はなるまい。

「あと、全員が村へ行くのは警備が手薄になる。
 私は村の警備に残ろう」


PL>
防柵修理の件、へっぽこな叩き台を、
みなさんでより良い方向に修正&宣言ありがとうございます。

という訳で、調査と罠設置の方法の提案をするぜぃ。

【人数】
森へ向かうPCは4人、村へ残るPC2人
と言う提案はそのままで行きますか。
マルドルは村に残ります。
他によい提案があれば、そっちに従いますよん。


調べる箇所:A3?4
【調査内容】
・足跡の数:目撃例の10か、それ以上か
・足跡の種類:ゴブリン、コボルト、ホブゴブだけか、それ以外があるか
・足跡の方向:森のどの方向から来て、去ったか
・足跡の新旧:狩人襲撃時と冒険者が到着した際に見つけたゴブリンの他に
       妖魔が通っていた何らかの形跡はあるか
・『落し物』の有無:あきらかに森に存在しないモノの有無の確認

【罠設置】
・当初の目的通り、警報的なものを設置
・敵の通り道に鳴子、が理想的かな
・数は、足跡と形跡をチェックして決めましょう

あとは、ぼちぼち敵さんが動き出してもおかしくない雲行きなので、
警戒に気をつけましょうってことで。

GM(Lain) 2011.09.29 [23:09]

> 「アルフレドさん、少しお話があります」

 なんでしょうか、とアルフレドはあくまでも丁重だ。

> 「防柵の補修をしようと思っていますが従士達をお借りできないでしょうか?
>  村人と一緒に補修をしていただければ昼までには終わらせられます。
>  『兵は拙速を尊ぶ』とも言いますし、手早く済ませてしまった方がいいかと思いますが」

「同感です」

 彼は頷き、疲労のにじむ顔色に小さな笑みを浮かべた。

「さきほどもリュエンさんに申しましたが、彼らにはあなた方の指示に従うよう伝えてあります
 力仕事であれば適任でしょう。使ってやってください」

> 「補修が終わり次第従士達には警備に戻ってもらえればいいですし
>  それから狩人のイアンさんと私達で一緒に森の調査に向かおうと思っています」

「よい案だと思います。
 調査はあなた方にお任せします。後背の守りはどうかご心配なさらぬよう」

 なに、弱卒とはいえあなた方が戻るくらいまではいかようにも耐えられましょう。
 では私の寝むあいだ、彼らをお願いします。

 短い挨拶を残してアルフレドは家の中へ入ってゆく。
 これから食事を摂り、眠るのだろう。

※ ※ ※

 冒険者たちの指示を受けて、衛兵たちは動き出した。
 破損・劣化している箇所を聞き、印をつけ、補修に使う丸太の所在を村人に聞き出し、それらを目的の場所へと運ぶ。

 慣れない仕事だからか、最初は戸惑う場面も多かったが、そのうち自然発生的に村人と役割を分担しだした。
 彼らは力仕事――たとえば材料を運び、支え、杭を打ち込むような――中心に補助に回り、村人たちに指示を乞うて作業を進めている。

 休憩は半刻ごとに一度、水を飲んで顔や手を洗うのみ。
 作業は順調な様子だ。

 晩夏から初秋にかかる時期の昼間である。
 相当に暑いことは疑いようもないが、彼らは汗だくになりながら文句ひとつ言わずに身体を動かしている。

 槍は作業をする場所のすぐ傍、いつでも手に取れる位置に置き、作業場所を移動する際には律儀に持って歩いている。
 護身用と作業用を兼ねたものであろう短刀は身に付けたままで、鎧も脱いではいない。

 アルフレドの訓戒が行き届いているのだろうと思われた。

 そうこうするうちに作業は進み、太陽が真上に昇るころ、無事に防柵の補修は完了した。

※ ※ ※

 ラッシュ、リュエン、クーフェリアスの3人は村の周囲を警戒する。

 牧草地も耕地も燦々と照る日差しに包まれ、村からその全体像が見渡せる。
 風もさして強くはない。
 これでは丈の高い牧草に隠れようにも、草の揺れで容易に存在を確認されてしまうだろう。

 森の奥まで見通すことはできないが、見える範囲で異変は生じない。
 妖魔とて休息の時間は必要だとすれば、今がそのときなのかもしれない。

 そうこうするうちに時間は経過する。
 太陽は真上に昇り、そろそろガラフやマルドル、チルグラが起き出してくる昼時だ。

 この時間は冒険者たちの味方か、それとも――?

-------------------------------------------------------
■GMから

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>みなさま

 予告どおりターンを進めました。
 第1日のターン1終了です。

 ターン2に何をするか、を決めてください
 分散する場合は人数配分なども同時に決める必要がありますね。

 【捜索】を行う場合はどのマスを対象にするかも併せて宣言をお願いします。

 【罠設置】を行う場合は対象のマスに加えて大まかな目的も宣言してください。
 具体的には、たとえば、ダメージを与える罠、警報装置、足止めするための罠、ダメージを与えつつ足止めする罠などです。
 基本的に、構造が複雑で敵に与える直接的な影響が大きいものほど発見されやすくなるでしょう。
 また大掛かりな罠は設置にかかる時間的コストが高いため、数を作って当たりを期待するという戦略が取れません(設置難易度にはそういったものも反映されるとご理解ください)。
 深さ5m直径3mで下に尖った杭を埋めておく、というような大掛かりな落とし穴は、たしかに掛かれば致命的でしょうが、6時間でそういくつも作れるわけではありません。また、隠蔽も相応に困難でしょう。


 なお、次の進行期限は10月1日22時とします

 質問などがあれば遠慮なくどうぞ!

クーフェリアス(ラグランジュ) 2011.09.29 [21:04]

朝食が終わった後、警備を開始しようとしている従士長に声をかける。

 

「アルフレドさん、少しお話があります」

「防柵の補修をしようと思っていますが従士達をお借りできないでしょうか?

 村人と一緒に補修をしていただければ昼までには終わらせられます。

 『兵は拙速を尊ぶ』とも言いますし、手早く済ませてしまった方がいいかと思いますが」

 

傍で警備のための準備を行う従士達を見ながら提案する。

 

「補修が終わり次第従士達には警備に戻ってもらえればいいですし

 それから狩人のイアンさんと私達で一緒に森の調査に向かおうと思っています」

 

?????????????????????????

PLより

先走り気味に1ターン目は村人&従士で防柵の補修。

2ターン目は森の調査という事でお願いします。>GM

クーフェリアス(ラグランジュ) 2011.09.29 [00:53]

帰ってきた夜警組と朝食を取る。
あれから何事も無く警備と簡単な調査が済んだようだ。
 
>「あと、防柵の検分は終わらせた。弱ってる箇所にチェックを入れたから、
> すぐ作業に取り掛かれると思う。
> 村から出せるのは5人だそうだから、彼らに頼んで今から掛かれば
> 夕方には完了できるだろう」
 
マルドルから昨夜の話と共に防柵の様子が告げられる。
食事を摂る部屋の窓から改めて見てみると
暗くて気付かなかったが遠くからでも確かに年月による劣化も見て取れる。
 
>「森に出るなら、狩人の息子のイアンが手伝ってくれるそうだ。
> 深入りはしないで欲しいとのことだが、
> 足跡の追跡や探索、罠の設置の力になってくれよう」
 
残念なことに自分達の中に野伏の技を持つ者はなく野外活動は苦手だ。
そこでイアンが手を貸してくれるとなると森での活動が格段に捗るのは間違いない。
森に囲まれたハルストレーム村の防衛にこれほど頼もしい存在もないだろう。
 
>「どうする? クーフェリアス、リュエン。
> 森に入るなら、俺は6人全員で入るべきだと思うが?」

 

>「妖魔共がワシ等の逆を突いて、昼間から攪乱や陽動に出る可能性は
> 否定出来んですな。推測される数から、そこまでの余裕は無いとは思うが...
> 奴等にも休息は必要な筈じゃからの」

 

ラッシュの言う事も一理ある。

敵の戦力の全容が分からない以上戦力の分散は避けたい。

しかしガラフの言うように敵の動きが掴めない段階で迂闊に動けばそこをつけ込まれる危険性もある。

 

「今村の守りを手薄にするのは避けたいですね。森の調査は敵の撃破が目的ではないですし

 イアンさんに手伝ってもらう事も考えるとあまり危険は犯せません」

 

「そこでですが、敵の通り道に鳴子等の簡単な罠を仕掛けるまでは

 調査は極力少人数で簡単に済ませた方がいいかと思います。

 罠を仕掛けた後なら敵の動きも把握しやすくなりますし警戒して攻めづらくなるでしょう。

 それからなら村を少し離れても敵の動きに迅速に対応できますからね」

 

愚鈍なゴブリンの群れとなれば罠などお構いなしだろうが

今回は頭の回るリーダー格が群れを治めている。

それなら罠を警戒してこちらを探り、体制が整った所で一気に攻めて来る可能性が高いに違いない。

罠も設置できた当面は効果があるだろうがそれも時間稼ぎにしかならないだろう。

 

妖魔の襲撃が先か騎士団の到着が先か。

どちらにしても気は抜けない。

 

>「マルドルとチルグラ夫人が伝えた通りじゃ。
> 妖魔の性質から言って襲撃は今後も夜中を警戒した方がいいと思われる。
> 貴殿等には動きが取りやすい午前の間に、防柵の修理などを手配して
> 頂きたい。宜しくお願い出来ますかな?」

 

「分かりましたガラフさん、防柵の手配はこちらでやっておきます。

 ラッシュさんもどうやら乗り気みたいですし」

 

横目でラッシュの様子を伺う。

妖魔退治のために体を動かしたくてしょうがないという感じだが

今は村の守りのために動かしてもらおうと思った。

 

>「じゃあ、私たちは休ませてもらう。

> 何かあったら、叩き起こしてくれ」
 
>「ラッシュ氏、リュエン氏、クーフェリアス氏よ。
> ワシ等が眠っている間、諸事宜しく頼みますぞ。
> 貴殿等にラーダの加護があらん事を」
 
「夜通しで疲れてるでしょうからゆっくり体を休ませてくださいね。
 肝心な時に倒れられたら洒落になりませんから」
 
マルドル達を見送るとわずかに残ったスープを口に流し込みつつ
その中に入っていたジャガイモの塊をほうばり
オムレツの切れ端を指でつまんで口に放り込む。
最後に口の周りについた油を指で拭って舐める。
 
生まれこそ貴族だったが長年の没落生活で貧乏臭い食事生活が板についたのは
たくましいというべきか、それとも浅ましいというべきか。 
 
????????????????????????
 
PLより
マルドルさんの書き込みを見たんでこういう形で提案してみました。
 
森に少人数で入ったとしても敵に見つかった場合は全速力で村に逃げ込めば大丈夫だろうし
防衛を従士達だけに任せるのも確かに不安なんですよね(笑)

ガラフ(テッピン) 2011.09.28 [22:40]

襲撃現場の捜索の結果、チルグラは妖魔が投擲したと思われる手斧を発見した。
どうやらこれはヨーゼフに命中したものではないようだ。
そしてチルグラの分析によると、足跡は3種類あると言う。
コボルド、ゴブリン、ホブゴブリンと。

「ホブゴブリンか...確かに膂力は十分にある輩じゃな。
 『王』でなくとも、鎧を纏わぬ一般人の肩なら、十分に打ち砕けるか」

おそらく突然の事で避ける余裕が無かった事と、たまたま当たり所が
悪かったのと、両方なのだろう。ヨーゼフにとっては真に不幸といえる。

***********************************

夜闇の捜索で夜目が利かないのもあり、引き続いての捜索は改めて行う事にし、
帰路に着いた。
これ以上足跡を追うと森に踏み入る事になる。それは避けたい所だった。

>「ああ...やれやれ、長い一日だったなあ...」

村長の家へと戻る途上で、防柵の検分をい終えたマルドルと合流する。

>「チルグラ、ガラフ、おつかれさん」

「うむ。お主もご苦労じゃった。歩きがてら話を聞かせて貰うかの」

自分も疲れているだろうに、他者への気遣いを忘れない細やかな心遣い。
彼女の無骨な発言と鷹揚な人柄に隠された優しさを、好ましく感じる。

***********************************

村長の家に着くと、同じく不寝の番に着いていたアルフレドが、
若い従士衆に兵舎さながらの訓示を垂れている所に遭遇した。

>「朝から元気だなあ」

マルドルが妙な所で関心する。これも彼等の任務の一環だと思うのだが、
確かに元気な事には変わりない。

「領民の安全を守る従士が精彩に欠けるよりは遥かによかろう。
 若い内にしか出来ない事じゃ、元気さを前面に押し出す事はな...
 いやいや、ワシもまだ成人したての若者じゃったわい!
 どうも人間社会で暮らしていると時間間隔が異なるから自分が年寄りに
 なった気になってしまうのう...」

相棒に相槌を打ちつつ、いつの間にか独りごちてしまう。
鉱山妖精たる自分も、流石に眠気に負けつつあるらしい。

***********************************

先に眠りに着いた3人が起きるのを待ち、共に朝食を摂りながら情報を伝える。
強行軍と徹夜のせいか、いつもに増して腹が減ったし、そのせいか質素な
食事が腹に染みる程旨い。マルドルが説明しているのを横目にひたすら食べる。
内心申し訳なく思いながらも、こればかりは止まらない。
ようやく人心地着いた後に、文字通り付け足す様に言う。

「マルドルとチルグラ夫人が伝えた通りじゃ。
 妖魔の性質から言って襲撃は今後も夜中を警戒した方がいいと思われる。
 貴殿等には動きが取りやすい午前の間に、防柵の修理などを手配して
 頂きたい。宜しくお願い出来ますかな?」

ラッシュの表情に一瞬不満気な様子が見えたが、気にしないようにする。

>「どうする? クーフェリアス、リュエン。
> 森に入るなら、俺は6人全員で入るべきだと思うが?」
 
ラッシュは森に分け入りたいようだ。
彼の言う様に、分け入るなら昼に全員の方が望ましい。
 
>「俺は、守るより攻めのほうが好みなんだが・・・。
> 今日のところは、柵の修理のほうを優先すべきだと思う。」
 
好戦的なようでいて、冷静に状況を分析している。流石と言った所か。

「ラッシュ氏の言う通り、森に入るのならワシ等が目覚めてから
 全員で向かうのが良かろうと思いますな。
 柵の補修は特に問題無ければ今日一日で終わりそうじゃし、
 午後に動いて見るのも悪くはないと考えますぞ」

ただ。

「妖魔共がワシ等の逆を突いて、昼間から攪乱や陽動に出る可能性は
 否定出来んですな。推測される数から、そこまでの余裕は無いとは思うが...
 奴等にも休息は必要な筈じゃからの」

一応懸念は口にし、注意を喚起しておく。
『王』や『呪術師』を頂く集団が、果たしてどの様な動きを見せるのか?
未知数だ。

>「じゃあ、私たちは休ませてもらう。
> 何かあったら、叩き起こしてくれ」
 
きりのよい所でマルドルが立ち上がる。自分もそれに続く。
 
>「ああ、ゆっくり休んでくれ。」
 
「ラッシュ氏、リュエン氏、クーフェリアス氏よ。
 ワシ等が眠っている間、諸事宜しく頼みますぞ。
 貴殿等にラーダの加護があらん事を」

これから任務に向かう仲間に祈りを捧げる。
願わくば、目覚めた時に何の異変も起きていない事を願いつつ...

===================================

PLより:投稿間隔が空きがちでスミマセンスミマセン!の追いつき投稿。
     ワタシもLINTSさんと同じく、夏季ごおりさん案に賛成です!

ラッシュ(夏季ごおり) 2011.09.28 [01:14]

>「あと、防柵の検分は終わらせた。弱ってる箇所にチェックを入れたから、
> すぐ作業に取り掛かれると思う。
> 村から出せるのは5人だそうだから、彼らに頼んで今から掛かれば
> 夕方には完了できるだろう」
 
 ゴブリン討伐より先に、土木作業かよ。
俺は、げんなりした。
 
>「森に出るなら、狩人の息子のイアンが手伝ってくれるそうだ。
>深入りはしないで欲しいとのことだが、
> 足跡の追跡や探索、罠の設置の力になってくれよう」
 
 だが夜間にこれだけ調べあげた後では、それ以上に調査する意味はあまりないだろう。
妖魔が以前通ったところに罠を仕掛けるてもいいが、分かっている場所が遠すぎる。
単独行動をしていないというのなら、致死性の罠を仕掛けるか、即追い打ちをかけなくては意味がない。
とすれば、警報的な罠を仕掛けるか・・・。
 
「どうする? クーフェリアス、リュエン。
 森に入るなら、俺は6人全員で入るべきだと思うが?」
 
 明るい時に調べれば、より何かが分かるかもしれないのも確かだ。
しかし、ここは守りを固めたほうがよさそうな気がした。
 
「俺は、守るより攻めのほうが好みなんだが・・・。
 今日のところは、柵の修理のほうを優先すべきだと思う。」
 
 2人の意見はどうだろうか?
 
>「じゃあ、私たちは休ませてもらう。
> 何かあったら、叩き起こしてくれ」
 
ゴブリンは夜目が利くのだ。襲撃があるとすれば夜だろう。
戦士にとって、寝ることも仕事の一つだ。
いざという時に万全の状態で臨めなければ、勝利はおぼつかない。
 
「ああ、ゆっくり休んでくれ。」
 
 そう言って、マルドル達を部屋に送り出した。

マルドル(LINTS) 2011.09.26 [11:30]

山村の朝は早い。
朝餉の支度をする煙、言い交わす声。

人が動き出す気配が、そこかしこで始まる。
ようやく自分の仕事が終わる、ふう、と息をついた。

「チルグラ、ガラフ、おつかれさん」

無事に戻った二人と合流して、村長の家へ向かう。
アルフレドも夜営を終え、起こしたばかりの衛兵に訓示を垂れている。

「朝から元気だなあ」

妙な点で感心してしまうが、
彼の『衛兵達の協力』の話を聞くと、心からありがたい、という思いに駆られた。

「ああ、ありがとう。よろしく頼む」

彼に、頭を下げて礼を言った。




朝食時、起き出したクーフェリアス、ラッシュ、リュエンと共に朝食をとる。
温かくてうまい飯を食いながら、主にリュエンとラッシュへ分かったことを伝える。

「襲われた狩人親子の話では、牧草地に出たとたん手斧を投げつけられたそうだ。
 あと、襲撃の前に太鼓の音がした、とも...。
 敵の数は10であってるが、5匹づつ二手に分かれていたそうだ」

予断を交えず、聞き及んだ事実のみを、淡々と話すことに勤める。
どう思うか、どう考えるかの判断は聞くものに任せ、
意見を求められたら、その時初めて自分の考えを口にするようにする。

「太鼓の正体は分からなかった。
 誰が、何のために打ってたのか、そもそも本当に太鼓なのかも...。
 しかし、誰かが、何らかの意図で鳴らしていたのは確かだよ」

「あと、防柵の検分は終わらせた。弱ってる箇所にチェックを入れたから、
 すぐ作業に取り掛かれると思う。
 村から出せるのは5人だそうだから、彼らに頼んで今から掛かれば
 夕方には完了できるだろう」

「森に出るなら、狩人の息子のイアンが手伝ってくれるそうだ。
 深入りはしないで欲しいとのことだが、
 足跡の追跡や探索、罠の設置の力になってくれよう」


ああ、疲れた。
身体中に、サンドマンの砂が吊り積もる。
これ以上は抵抗できそうにないな...

「じゃあ、私たちは休ませてもらう。
 何かあったら、叩き起こしてくれ」

出来れば、何事もなく眠らせてくれと祈りながら、席を立った。


PL>
事務的な感じになりましたが、情報共有の場を作っておきました。
他の人の行動は確定してません、すみません(><
時間のないPLさんの、「聞いたこと」「見たこと」の場に活用してもらえればと思います。

もし、マルドルに確認したいことがあったら話しかけてください。
後ほどの日記で返答しますー。

と言う事で、マルドルは寝ます。おやすみー。

GM(Lain) 2011.09.24 [01:17]

 昨夜に引き続いて妖魔がまた発見されたとあって、不安な夜を過ごした村人は多い。

 一方で衛兵や冒険者たちは泥のように眠った。
 まず寝て食わねば何事も為し得ない、ということを冒険者は身に沁みて知っている。
 衛兵どもはそもそも不安があろうとなかろうと、眠りに抗しうるだけの体力を残せていなかった。

 そして何事もなく夜は明ける。
 さすがに疲労の色を隠せないガラフ、マルドル、チルグラとアルフレドが宿がわりの村長の家へ戻ってきた。

 アルフレドは衛兵たちを起こし(意外にもと言うべきか、低く声をかけて揺り起こすという穏当な方法だった)、寸刻後に家の前に並ばせて何か訓辞を垂れている。

 短い訓示ののち、家へ入ってきたアルフレドが、リュエンに声をかけた。

「彼らにはあなた方の指示に従うよう含めてあります。
 指示がなければ手分けして歩哨に立つように、と。
 村を離れての偵察などは無理でしょうが、力仕事があれば使ってやってください」

※ ※ ※

 ややあって村長の妻から、朝食ができたと声がかかるだろう。

 衛兵たちはひとまず食事を摂りながら、時折ちらちらと冒険者たちの方に視線を送る。
 いったい何を申しつけられるのか、というのが気になるのだろう。

 陽が上りきり、少しずつ気温が上がり始めた頃合には、皆が動けるようになることだろう。
 山村の1日は始まったばかりだ。

 さて、今日は何をすべきだろうか?

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■GMから

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>みなさま

 第1日の陽が昇りました。
 第1日のターン1と2で何をするか、を決めてください。


 ◆柵の補修:完全な修理には10人ターン必要。
       不完全修理の場合、費やした工数に応じて脆い箇所に当たる可能性が減る。
       村から出せるのは5人。
       また、補修の前のターンまでに検分(1人ターン)が行われている必要があります

 ◆足跡追跡:レンジャーまたはハンター必須。
       村から参加するハンターはイアンのみ。イアンはマップ外へ出られない。

 ◆罠設置:シーフ、レンジャーまたはハンター必須。一人1ターンごとに2マスに罠を設置可能。

       村から参加するハンターはイアンのみ。イアンはマップ外へ出られない。

       だいたいどんな効果の罠か(ダメージを与えるのか、足止めかなど)を説明してください。

 ◆捜索:シーフまたはレンジャー必須。一人1ターンごとに2マスの捜索が可能。

 

 ほか、やりたいことがあれば宣言や質問などを随時受け付けます(っても回答できるのは28日ですがっ)