『王』の足跡。

ガラフ(テッピン) 2011.10.03 [21:39]

イアンに同行して貰い、昨晩調査した辺りの調査を行う。
今度は、ゴブリンの足跡を出来る限り追い掛ける。
イアンとチルグラにより判明したのは、妖魔の一団の総勢が12名である
可能性が高いという事実だった...

つまり、イアンとヨーゼフを襲撃した5匹。
川沿いに侵攻した5匹。
そして今回新たに判明した、『王』と思しき1匹ともう1匹のゴブリン。

「もしや『王』と一緒に居たゴブリン、『呪術師』ではあるまいの...?」

ふと沸いた疑念が鋭い棘となって胸に突き刺さる。
『呪術師』は体格上は普通のゴブリンとは変わらない。
直接相対しない限り真偽ははっきりしないのだが。

もし推測通りだとすると、コボルド、ゴブリン、ホブゴブリン。
加えて、ゴブリンロードにゴブリンシャーマン。
まるで小部族そのものだ。

>「奴らの戦力は、分かっているだけで、12匹。」

ラッシュが、ゆっくり噛み締めるように言う。

>「一度にすべてを相手にしなければ、十二分に勝機はある。
> 問題はどうやってその状況を作り出すか、なワケだが・・・。」

「同感じゃ。寸断して各個撃破は戦術の常道。
 最も、先方も同じ事を考えているじゃろうが...」

>「とにかく、村に戻って、作戦会議といこうぜ。
> それに、腹が減っていてはいいアイデアも浮かばないってもんだろ?」

生粋の傭兵は現実感覚も素晴らしい。
具合よく、腹時計も空腹を訴えてきた。

「ラッシュ氏の言う通りじゃ。イアン氏も出来る限り協力してくれた。
 これ以上引きずり回す訳にも行くまいし、夕闇が迫っておる...
 戻ってこれから来る夜へ向けての対策を練ろうではないか」

何時ぞやシナモンやティファニーと退治した時とは訳が違う。
『王』を頂く妖魔との間に起きるであろう激戦に、
身体が震える思いがした...

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PLより:情報が多い上に絡むのに悩みましたが、とりあえずラッシュに
     少し絡んでの繋ぎ投稿!