後方
GM(Lain) 2011.10.30 [23:30]
> 「デニスッ!!しっかりしてくださいませっ!!」
「は、はイッ」
喉に引っかかったような声を出しつつも、デニスはチルグラの言葉に耳を傾ける。
> デニス、あなたが彼らを安全に導くのですわ。
> 安全な北へ。
チルグラの言葉に釣られるように村の中心部へ視線を向け、彼はその混乱を目の当たりにした。
次いで防柵の向こう、走り寄るゴブリンを見、そしてそれを食い止める冒険者たちを見た。
> さあ、しゃっきりなさって!!
> かれらを護れるのは、あたくしたちだけでしてよ!!」
がくがくと頭を縦に幾度か振る。
頷いたのだろう、と想像できた。
> 「さあ、参りましょ☆」
チルグラのウィンクを理解できたのかどうか。
とにもかくにも彼は、弾かれたように駆け出した。
村の中心部へと。
※ ※ ※
その直後。
太鼓の音が、防柵の内側にも届いた。
どどん どどん
どどん どどん
柵の直前まで来ていたゴブリンが、その音を聞いて即座に踵を返す。
その向こう、リュエンとクーフェリアスが食い止めたゴブリンどもも引き返そうとしているようだ。
突破が不可能と見切ったのだろうか。
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■GMから
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デニスはチルグラの指示に応じて村の中心部方面へ移動を始めました。
ゴブリンは柵を目前に引き返すようです。
マルドル(LINTS) 2011.10.29 [23:37]
デニスが、息を切らせて告げた言葉も息を切らせて伝えたモンスターの名前はわからなかったが、「デニスッ!!しっかりしてくださいませっ!!」
腕をぐっと強く掴んで、彼に呼びかける。
「ここはあたくしが、あいつらを引き留めますわ」
短剣と盾をすぐ出せるよう準備しながら、あたくしは柵の外を睨む。
「村の方々は、今混乱にあります。
みればわかるとおり、現状を認識できない方もいらっしゃるわ。
デニス、あなたが彼らを安全に導くのですわ。
安全な北へ。
さあ、しゃっきりなさって!!
かれらを護れるのは、あたくしたちだけでしてよ!!」
うふ、と微笑んで、デニスにウインクをする。
「さあ、参りましょ☆」
あたくしの役目はゴブリンを村で好き勝手させないこと!!
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PLより:
オーガー知らんかったー?(^o^)/
というわけで、デニスには村人を誘導してもらおうと思います。
チルグラは西からのゴブリンをぶちます。
GM(Lain) 2011.10.28 [01:32]
南へと走るチルグラの視界の片隅で、村人たちが崩れたつように走り出した。
南門からの襲撃に恐怖を感じてのことだろうか。
この近辺にいる村人も、心配そうに道の先を見つめて立ち止まっている。
チルグラは街道を逸れ、防柵に沿って走り出した。
と、向こうから衛兵が1人駆けてくる。
デニスのようだ。
「ち、チルグラさんっ」
息を切らせながらデニスはチルグラに呼びかける。
「南、から、敵が。
オーガーがっ」
言い終えるよりも早く、燃え上がる藁塚の照らす中、ゴブリンどもがむくむくと立ち上がる。
デニスの息を呑む音が、妙に大きく聞こえた。
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■GMから
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現在、このカテゴリに投稿できるのはチルグラのみです。
立ち上がったゴブどもの正面、E5でデニスとすれ違いました。
デニスになにか言うもよし、そのまま走り続けるもよしです!
GM(Lain) 2011.10.26 [01:11]
> 「かいもおぉぉーーーんっ!!
> チルグラ、南に行くために開門してくださいませぇぇぇーー!!」
チルグラの叫びに応じて、門がふたたび開かれた。
裾を乱し、息を荒くして走るチルグラの姿は、一種の妖艶さに満ちている。
――この場の誰もがそれに気付き、また愉しむ余裕を失っていることは確かなのだが。
門を抜けても喧騒は変わることがない。
だが、そこに流れるのは戦場のある種絶望的な緊張感ではない。
どこか弛緩した空気。
ガラフが必死に何か叫んでいるものの、それに応じる村人の数は多くない。
そこだけを見れば、南門からの呼子の音など嘘だったかのようにすら思える。
※ ※ ※
> 「ここは危険です、北へ逃げてください」
> 「従士の指示に従い逃げるのじゃ!」
衛兵たちとガラフの言葉、そして態度に、村人たちはただならぬものを察したようだ。
ガラフが追い抜いた村人たちの幾人かが足を止め、次いで北へと向きを変える。
だが多くはあれは何だと言い交わしつつも足を止めず、あるいは立ち止まって相談をはじめている。
ガラフは知っている。
ここには一刻の、否、一瞬の猶予すらない。
だが、彼らは知らない。
脅威が今まさに迫りつつあることを知らない。
脅威が迫りつつあるときにどのように己を律すべきかを知らない。
その行動は、絶望的なまでに緩慢なものに見える。
※ ※ ※
> 「デニス!避難誘導に加われ!ワシは南門へ行く!」
その声は、たしかにデニスに届いたものと思われた――彼は一瞬足を止めてガラフの方へ視線を向けた。
だが、デニスはそのままふたたび西へと走りながら叫ぶ。
「敵襲、南門に敵襲ーーーーーッ!
オーガー1、ゴブリン4!
従士長ほか衛兵2、狩人2で防戦中ーッ!」
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■GMから
この記事への返信は「153_後方」カテゴリにチェックを入れて投稿してください。
現在、このカテゴリに投稿できるのはガラフとチルグラのみです。
衛兵の誘導、ガラフの声、ともに反応はあまり芳しくありません。
かといってまったく無効というわけではなく、それらに応じる村人もちらほらと出ています。
また、デニスはガラフの声を明らかに無視して伝令の任を続行するようです。
>テッピンさん
まず、じつは前のラウンドで指示すべきだったような気がしますが、オーガーに関するセージチェックをどうぞ。もちろんインスピレーションも使用可能です。
ガラフは、ここ(後方カテゴリ)で村人(あるいは衛兵)への指示を続けるか、または移動を続行するかを選択してください。
選択にあたって、南戦線の状況を確認していただいて構いません(南門を視認できる範囲に入ったため)。
村人や衛兵に何らかの影響を及ぼす程度の指示を行う場合は「153_後方」カテゴリに、
移動を優先させる場合は「152_南戦線」カテゴリに、レスをお願いします。
ガラフ(テッピン) 2011.10.25 [02:40]
南門へ向かって走っていると、広場が視界に飛び込んできた。
半数ほどだが、そこには村人が集まっている。
アルフレドの迅速な指示のお陰だ、これは随分と助かる...
と心の中で安堵していた所、南門の方角から従士達が駆けてくるのを認める。
確かあの二人は、エルメルとフランツだ。
>「ここは危険です、北へ逃げてください」
村人達に忙しく声を掛け、避難を促している。
槍を北の方角へ向け、自分も北へ逃げろ、と示すが。
「ワシは南に援軍に向かう!」
大声で返答しつつ、勿論足は止めない。
全速力を維持して南へと向かう。
すると今度は南からの伝令を発見する。彼は...確かデニスだ。
その言葉は聞き捨てならない不穏な内容を含んでいた。
>「敵襲、南門に敵襲ーーーーーッ!
> オーガー1、ゴブリン4!
> 従士長ほか衛兵2、狩人2で防戦中ーッ!」
敵増援の内訳に、穏やかならざるものを感じる。
急がねば、とラーダの直感が告げているのだ。
「デニス!避難誘導に加われ!ワシは南門へ行く!」
声が届くかは分からないが、叫び返す。
「従士の指示に従い逃げるのじゃ!」
渾身の声で手当たり次第に叫ぶ。
一人でも多く、逃げて欲しい。
そして、自分は妖魔共を食い止めてみせよう!
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PLより:此処はひたすら現場に急行するしかない!
【第9ラウンド行動宣言】
F4→F5へ全力移動します。
村を縦断する街道沿いに走っているイメージですね!
そして走りながら「従士に従い逃げる様に!」と叫びます。
GM(Lain) 2011.10.23 [11:38]
ガラフは駆ける。
家々、まばらに歩く人々、所々に設置された篝火。
それらすべてを横目に見ながらも、足は止めない。
いまは南門へ向かうことが最優先だ。
万が一。
万が一衛兵たちの手に余るなにかが生じていたとしたら。
いま足を止めることが命取りになるかもしれない。
駆けるうち、街道の先に小さな広場が目に入ってくる。
集まっている村人の数は大雑把に全村民の半数をやや下回る程度だろうか。
深夜、前もっての調整もなくいきなり集めたにしては上出来な数に思えた。
その向こう、南門の方から2人の衛兵が駆けてくるのが見える。
エルメルとフランツだろう。
槍を手に、村人たちに大声で何かを呼びかけているようだ。
時折手にした槍でガラフの方を、すなわち北を指す。
「ここは危険です、北へ逃げてください」
繰り返しそのようなことを、彼らは叫んでいる。
そして間をおかず、『危険』の内容をガラフは知るだろう。
「敵襲、南門に敵襲ーーーーーッ!
オーガー1、ゴブリン4!
従士長ほか衛兵2、狩人2で防戦中ーッ!」
ガラフよりも百歩ほど南を、ひとりの衛兵――デニスだろうか――がそう叫びながら北西へ走ってゆく。
冒険者たちに急を報せるべく遣わされたものと思われた。
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■GMから
この記事への返信は「153_後方」カテゴリにチェックを入れて投稿してください。
現在、このカテゴリに投稿できるのはガラフのみです。
南門の敵は(衛兵の言を信じるならば)オーガー1とゴブリン4の計5です。
アルフレドは2名を村人の避難誘導に、1名を冒険者たちへの伝令に回したようです。
現在南門にいると思われるのは、アルフレド、ボリス、クラエスの3人と2人の狩人の計5人になりますね。
8R終了時点でガラフはF4、デニスはF6、エルメルとフランツはG5にいます。
デニスはE6まで出てから北へ向かう予定のようです。
エルメルとフランツは村人を北へ移動させようとしています。
なお、広場(G5)に集まった村人は推定で全体の4割強といったところです。
半数以上がまだ家にいるか、移動の途上と考えてよいでしょう。
行動をどうぞ!
次の進行予定(=宣言の期限)は10月25日22時です。
ガラフ(テッピン) 2011.10.22 [22:44]
番に閂を外して貰い、中へ駆け込む。
すぐに背後で閂を掛け直す音が聞こえた。
どうやら無事に門は閉じられたらしい。
ほっと胸を撫で下ろすが、振り向きはしない。
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同族の中では健脚の持ち主として名が通っていた自分だが、
どうしてこう毎回全力疾走する羽目になるのか。
じゃらじゃらと擦れる鎖帷子の音と重みが恨めしい。
しかし、文句は言っていられない。
全速力で駆けながら南門の方角を見ようとするが、
如何せん村の各所に点在する建築物が視界を遮る。
村人が移動する様子が見えるが、悠長に話を聞く時間は到底無さそうだ。
「...仕方ない、現場への急行を優先させるしかあるまい」
村人から中途半端に話を聞くよりも、
一刻も早く自分の目で現状を確認した方がよいだろう。
大地を蹴る足に、更に力を込める―――
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PLより:投稿期限を過ぎてしまい大変申し訳ありませんでした(お詫び)
【行動宣言】
E4からF4へ脇目も振らず全力移動します。
GM(Lain) 2011.10.21 [02:10]
ガラフの切迫した声に、門の脇にいた村人たちが閂を外し始めた。
今ばかりは人よりも遅いドワーフの足が幸いした、のかもしれない。
ガラフの鼻先、ほんの数歩のところで門が開く。
足を止めることなく、ガラフは防柵の中へ駆け込んだ。
※ ※ ※
防柵の内側でも、外の喧騒はさほど弱まることなく響き渡っている。
村の南、ガラフがこれから向かおうとする南門の状況はどうか。
駆けながら目を凝らすも、やはり村の中は障害物が多い。
冒険者たちの指示が伝わり始めたか、家から出て広場へと移動する村人もちらほらと見られる。
と、南から慌しい空気が伝わってきた。
何かあったのか、それとも――?
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■GMから
この記事への返信は「153_後方」カテゴリにチェックを入れて投稿してください。
現在、このカテゴリに投稿できるのはガラフのみです。
ガラフは無事、防柵内部へ移動しました。
内部の状況は(ガラフが見える範囲で)描写のとおりです。
特に目立った変化はありませんが、南の方がやや慌しい雰囲気に包まれ、騒がしいようです。