かぼそい線の内側

GM(Lain) 2011.10.21 [02:10]

 ガラフの切迫した声に、門の脇にいた村人たちが閂を外し始めた。

 今ばかりは人よりも遅いドワーフの足が幸いした、のかもしれない。
 ガラフの鼻先、ほんの数歩のところで門が開く。

 足を止めることなく、ガラフは防柵の中へ駆け込んだ。

※ ※ ※

 防柵の内側でも、外の喧騒はさほど弱まることなく響き渡っている。

 村の南、ガラフがこれから向かおうとする南門の状況はどうか。
 駆けながら目を凝らすも、やはり村の中は障害物が多い。

 冒険者たちの指示が伝わり始めたか、家から出て広場へと移動する村人もちらほらと見られる。

 と、南から慌しい空気が伝わってきた。
 何かあったのか、それとも――?

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■GMから

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 ガラフは無事、防柵内部へ移動しました。

 内部の状況は(ガラフが見える範囲で)描写のとおりです。
 特に目立った変化はありませんが、南の方がやや慌しい雰囲気に包まれ、騒がしいようです。