作戦会議。

ガラフ(テッピン) 2011.10.02 [00:01]

>「今村の守りを手薄にするのは避けたいですね。
> 森の調査は敵の撃破が目的ではないですし
> イアンさんに手伝ってもらう事も考えるとあまり危険は犯せません」

>「そこでですが、敵の通り道に鳴子等の簡単な罠を仕掛けるまでは
> 調査は極力少人数で簡単に済ませた方がいいかと思います。
> 罠を仕掛けた後なら敵の動きも把握しやすくなりますし警戒して
> 攻めづらくなるでしょう。
> それからなら村を少し離れても敵の動きに迅速に対応できますからね」

今後の行動についての話し合いに、物怖じせず堂々と自分の意見を述べる
クーフェリアス。自分なりに状況を分析しており、分かり易い。

「貴殿の意見も立派に筋が通っておるな、クーフェリアス氏よ。
 今検討した事を決めるにはまだ時間の猶予がある故、
 決定は我々が仮眠を取り終えた後にするとして、しばし各自考えると
 いうのは如何かな?星王は熟考を奨励しておりますぞ」

加えて防柵の補修の手配も歯切れよく引き受けるクーフェリアス。

>「分かりましたガラフさん、防柵の手配はこちらでやっておきます。
> ラッシュさんもどうやら乗り気みたいですし」

加えて徹夜で動いた事について労いの言葉を掛けてきた。

>「夜通しで疲れてるでしょうからゆっくり体を休ませてくださいね。
> 肝心な時に倒れられたら洒落になりませんから」

全くよく気が利く、出来すぎた若者だ。つい頬が綻んでしまう。

「ははは、お気遣い感謝致しますぞ。じゃが、鉱山妖精の胆力を
 嘗めて貰っては困るかな。上手に休息を取るのも冒険者の仕事じゃ。
 体調は万全に整えてくるでな。それまで貴殿も自分の仕事を
 しっかりと行って頂きますぞ!よいかな?」

クーフェリアスの腰の辺りを、思い切り叩く。
バン!とよく響く音がした。

やった後で、これはメガーヌがよくやっていた仕草なのに気づく。
そういえば彼女にはしばらく会っていない。元気にやっているだろうか...
懐にしまってある木彫りのブローチに手をやりつつ、
何故だか寂しい気持ちになってしまう自分が居た。 

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ベッドに潜り込むとあっと言う間に意識が遠くなり、
目が覚めると周囲は賑々しい土木作業の音で満たされていた。
どうやら、クーフェリアスが補修の手配をしっかり頼んでくれたらしい。

「あの若者。本当によくやってくれるの...」

体調は、悪くない。眠った時間帯が普段とは大いにずれているが、
自分は元から暗闇で過ごす鉱山妖精。寝不足とはあまり縁が無い。

>「修理が早めに終わって良かった。
> 不安材料は少しでも早く無くすに限るものな」

>「ほんとねん☆」

廊下で同じく寝起きのマルドル・チルグラと会う。
マルドルも体調は良好なようだ。流石である。
チルグラは、カーツェナルとはまた異なる脱力感が何とも言えない。

「うむ。これで守りについて心配する必要はなくなったな」

後は、全員揃った所でどう動くか、を決めるだけだ。

>「疲れはとれたか?」

ラッシュが多少ぶっきらぼうに挨拶をしてくる。

「大過無かったお陰で、十分に睡眠を取る事が出来た。
 これも貴殿等のお陰じゃ。感謝致しますぞ。
 さあ、全員休息した事じゃし、この後の行動について考えますかな...」
 
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自分以下雇われ冒険者6人、アルフレド以下従士隊6人にイアンを交えて
作戦会議が始まった。

>「調査は、妖魔が出没したあたりを重点的にみた方がいいだろうな」

>「足跡を追えれば、巣も分かるだろうしな。」

>「狩人親子を襲った妖魔がそっち方面へ退却したということは、
> その奥に敵さんのアジトがあると考えて自然だろう」

>「ああ、だろうな。」

>「罠は、状況を把握してから設置するのがいいだろうな」

村周辺、特に妖魔が撤退した北西部を重点的に探索する事はすぐ決まった。
だが、誰が探索行に加わるかについては意見が割れた。

>「あと、全員が村へ行くのは警備が手薄になる。
> 私は村の警備に残ろう」

マルドルは村の守りが手薄になるのを恐れて留守番を申し出る。

>「妖魔どもが、警戒されているにもかかわらず、
> 昼間から攻めてくるとは思えないがな・・・。」
 
>「士従長と衛兵たちに任せてもいいんじゃないか?」

>「すべてを守るには、村は広大すぎる。
> どのみち、俺たちだけでは守りきれやしないさ。
> だからこそ、奴らの拠点を探し出し、そこを叩く必要がある。
> そうじゃないか?」

>「足跡がごちゃごちゃしないうちに、早いところ調べておかないと
> 拠点を見つけられなくなってしまう。
> 俺は、守っているだけってのが、苦手でね。」

だが、ラッシュは戦略的な視点から、昼間の襲撃は先ず無い事を主張し、
冒険者全員が探索に加わるべきだと説いた。

>「そうねん、昼間は衛兵さんと村人さんに、見張りを任せていいかも。
> こちらは森のほうに近づくから、妖魔に遭遇する可能性もある。
> 村は柵があるから、少しはもちますものねん。

> 笛はなければ何か大きな音が
> 鳴るものを用意していただければよいわねん」

チルグラも全員での探索行に一票を投じた。
さて、自分は。

「ワシも全員で森を探索したいと考えておる。
 最悪なのは中途半端に戦力を分散した状態で妖魔と遭遇した場合じゃ。
 逆に確固撃破されてしまうのは頂けないかな。
 防柵は修理して貰ったし、アルフレド氏と従士の面々に防衛は
 任せてもよいと思うが如何かな?」

茶を飲み、周囲の反応を見ながら続ける。

「仮に村を襲ったとしても、我々が気づいて駆けつける事が出来れば、
 北西の門の前で包囲殲滅する事も可能じゃ。 
 それに森で遭遇したとしても、向こうは10匹程度。
 チルグラ夫人の<眠りの雲>で眠らせる事も出来るし、
 ワシとクーフェリアス氏が傷を癒せる。
 むしろ村人が居ない状況で決戦出来るなら重畳な事じゃ...
 とまあ、我々はこんな風に考えておるが、この件について
 アルフレド氏は如何お考えかな?」
 
と話を振ってみたが、アルフレドの見解は実に淡白なものだった。

>「我々はどちらでも構いません」

あくまで我々の指示の元に動くと言う。有り難いが味気ない返答だ。

>「あ、笛ですか」

チルグラの提案に、ボリスという名の従士が反応する。

>「俺持ってます」

デニスという従士も持ってきた、という。何と準備の良い事か。
これにはアルフレドも感心した様子だ。

>「合図を決めておきますか」
 
「笛が二つあるなら有り難い」

提案に乗り、笛の使い方について考えを述べる。

「一つはアルフレド氏、もう一つは我々が持つ事にして、
 有事の際は鳴らす事にしては如何でしょうかな?
 我々が鳴らせば、森で妖魔と遭遇したという事じゃし、
 アルフレド氏が鳴らせば、村へ妖魔が来たという事になる。
 合図は、遭遇ないし襲撃してきた方角を表す為、4通り考えるのは
 どうじゃろうか」

方角が分かれば、対策もすぐに立て易いだろう。 

>「俺は何をすればいいですか?」

イアンが決意漲る表情で問う。

「イアン氏よ。貴殿は森の案内及び足跡の捜索と罠の設置をお願いしたい」

罠の設置については、チルグラに妙案があるらしい。

「再び負傷する事があれば、ワシとクーフェリアス氏が癒しましょう。
 危険の渦中に飛び込んでしまうが、頼りになるのは貴殿のみなのじゃ。
 宜しく頼みますぞ!」

同行させる上は、必ず守る。
宣言すると共に、自らの気持ちを引き締める。
これからは、不測の戦闘を想定して動かなければならない...

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PLより:第2ターンはPC全員+イアンで北西部中心で探索する、に1票!

     【行動宣言】

     1.従士隊から呼子を1個貰います。持つのは素早いマルドルか
       チルグラかリュエン辺りがいいかな?
       もう1個はアルフレドにでも持っていて貰いましょう!

     2.笛の合図を4パターン決めます。
       ゴブリン達と遭遇した場合、どの方角からやって来たのかを
       伝える為です。

     3.イアンには、北西部の道案内&足跡追跡&捜索を依頼します。
       罠の設置も出来るならしてしまいたい。
       でも不可能なら次のターンで。
       罠の種類は草のスネアトラップと鳴子がいいと思います!

     4.捜索中は捜索判定組と少し距離を置いて周囲を警戒します。 
     
     5.アルフレドを通じて村人への警戒を呼び掛けます。
       
     6.忘れちゃいけない寝起きのインスピレーション。
       以下に結果を添付します...勿体無いヨ!(涙)

       HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用

System : ガラフ@テッピンさんが入室しました。
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ガラフ@テッピン : インスピレーション詠唱。 2D6 → 6 + 6 = 12
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ガラフ@テッピン : ソコジャナイ!(@。@)