返答
GM(Lain) 2011.10.03 [20:59]
> 「イアン。いくつか質問していいか?」
「あ、はい」
マルドルの言葉にイアンが振り向いて――微妙に視線を逸らした。
「・・・・・・なんでしょう」
足許に視線を下ろし、慌てたようにふたたび顔を上げる。
> 「この、揃った足跡と、牧草地の入り乱れた足跡と、北から北西に引き上げた足跡は、
> 全て同一のグループのものと考えてよいか?」
「うーん・・・・・・それはちょっと」
ひとつずつの足跡にそこまではっきりした特徴があるわけじゃないですから、と彼は言う。
「最初、揃ってたときは5匹いました。それは間違いないと思います。
ただ、入り乱れてるのはもっと数が多いような気もします。
それこそ10匹くらいはいてもおかしくない。でも、」
べたべたと乱れすぎていて数まではっきりとは解らない、と済まなさそうだ。
「最後、西に引き上げてるのもたぶん10かそこらはあると思うんですが」
こちらは森の下草に邪魔されてはっきりとした足跡が残りづらいのだと言う。
「ただ、結構はっきり下草が倒れて踏まれてるんですよね。
5匹やそこら通っただけでこうなるかというと、ちょっと。
だから全部で7ってことはないと思いますよ」
> 「川よりのほうで5匹見た、という話もあったよな。
> その、『川より』とは、どっちになるか検討はつくかい?」
たぶんあのあたりでしょう。
イアンはまだ調べていないやや北側を指差す。
「戻るついでに少し調べてみましょうか」
彼はやや東へと戻り、地面を検分する。
ややあって、ああここも南と同じですねと言葉に出した。
「並んだ足跡があります。
これも5匹、南のと同じ3種類が南北に並んで東に進んでますね」
その先で足跡が乱れてるのも同じです、と彼は言う。
「こっちでも、山羊だの羊だのを追い回したのかもしれません」
好き放題やってくれやがって、と呟いて彼は立ち上がった。
東の空はもう藍色から深い紺色に変わりつつある。
手許足許も徐々に暗く、足跡を調べるのも明かりがなければ困難だ。
そろそろ、潮時だろうと思われた。
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■GMから
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>LINTSさん
リクエストにお答えして追加情報です。
場所の見当はつきました。また、戻るついでに、という形で調査を行えます。
A3の牧草地に揃った足跡、B3からC3にかけて乱れた足跡が続いています。
ここまでで妖魔の総数は12です。