作戦会議
ラッシュ(夏季ごおり) 2011.09.28 [01:14]
>「あと、防柵の検分は終わらせた。弱ってる箇所にチェックを入れたから、
> すぐ作業に取り掛かれると思う。
> 村から出せるのは5人だそうだから、彼らに頼んで今から掛かれば
> 夕方には完了できるだろう」
ゴブリン討伐より先に、土木作業かよ。
俺は、げんなりした。
>「森に出るなら、狩人の息子のイアンが手伝ってくれるそうだ。
>深入りはしないで欲しいとのことだが、
> 足跡の追跡や探索、罠の設置の力になってくれよう」
だが夜間にこれだけ調べあげた後では、それ以上に調査する意味はあまりないだろう。
妖魔が以前通ったところに罠を仕掛けるてもいいが、分かっている場所が遠すぎる。
単独行動をしていないというのなら、致死性の罠を仕掛けるか、即追い打ちをかけなくては意味がない。
とすれば、警報的な罠を仕掛けるか・・・。
「どうする? クーフェリアス、リュエン。
森に入るなら、俺は6人全員で入るべきだと思うが?」
明るい時に調べれば、より何かが分かるかもしれないのも確かだ。
しかし、ここは守りを固めたほうがよさそうな気がした。
「俺は、守るより攻めのほうが好みなんだが・・・。
今日のところは、柵の修理のほうを優先すべきだと思う。」
2人の意見はどうだろうか?
>「じゃあ、私たちは休ませてもらう。
> 何かあったら、叩き起こしてくれ」
ゴブリンは夜目が利くのだ。襲撃があるとすれば夜だろう。
戦士にとって、寝ることも仕事の一つだ。
いざという時に万全の状態で臨めなければ、勝利はおぼつかない。
「ああ、ゆっくり休んでくれ。」
そう言って、マルドル達を部屋に送り出した。