北へ
GM(Lain) 2012.07.22 [01:32]
> 「開いてから0.5秒で放り投げれる自信がある!」
> 「キリっ」
ふたりの共演を見たライナスは目を丸くし、一拍置いて笑い出した。
> 「ハッハッハ。まー、私もそっち方面は特に興味ないです。
> それについては安心して頂いて良いですよ。」
> 「この中で見るな見るなと言われて・・・
> 見るような人居ませんよ、もう皆大人なんですし」
「ええ、いや、わかります」
凝り固まった気持ちを解すための冗談、と彼は受け取ったようだ。
> 「まぁ、中身を見なくても持ち帰った後に厳重な調査を施される事になりそうですし?
> その辺、面倒なのでちゃんと氏に持ち帰って頂くとしますよ。」
「はい、是非そうさせてください」
それが役目ですからね、とライナスは言ってもういちど笑った。
それはそれとして、とミルは己の記憶を探る。
人狼はただ差し込むだけの月光で変身しえたか――?
そのような環境下で、召喚の儀式魔術に成功した事例はあったか――?
人狼は月光で変身するものではなく、月齢で変身するものであった筈だ。
であるから、たとえ曇りや雨で月光が見えずとも変身はする。
満月は人狼を変身させる――たとえそれが見えていなくても。
召喚の儀式については少々複雑だ。
これまでにアレクラストでは数限りない召喚の儀式が試みられている筈であり、無論その中には魔神召喚の儀式も多く含まれる。
単純にいえばその中の30分の1ほどは満月の日に試みられているであろうし、更にその半分は満月の夜である筈だ。
であるから、そのような環境下で成功した儀式、というのは数え上げればきりがないだろう。
問題は、それが――そのような環境が召喚にどのような影響を及ぼすか、である。
知る方法はある。
賢者の学院が持つ膨大な記録、それらに当たればよい。
日付の残る儀式魔術の記録を調べ上げ、月齢と照らし合わせて影響を判断する。
決して不可能なことではない。
だがそれに要する時間たるや――。
そういったことは、それを専門に研究する学者がまず知ることであり、かれらが研究を論文にまとめ上げて発表することで他の魔術師や学者の知るところとなるものだ。
不幸にしてミルはそういった研究が既に為されているかどうかを知らない。
おそらく研究をしている学者はいるのだろう、とは考えられるけれど。
地母神の教えと月との関係は浅くない。
もともとが自然の恵みによって穏やかに暮らすことを是とする信仰だ。
であるから、その自然の恵みに大いに影響を与える月の巡りにも縁は深い。
たとえば種を蒔く時期の目安、たとえば収穫の時期の目安。
そういった農作業の節目としても月の巡りや満月は知られているところだ。
地域によっては、秋の満月の夜に収穫への感謝祭を執り行うこともあるし、種蒔祭を春の満月の夜に行うところもある。
豊穣を願う儀式、豊作を感謝する儀式をそのような晩に行う神殿も少なくはないだろう。
エリーズはまた、ラサークの修道院を開いた司祭についても些かの知識がある。
レナート・コルベール。
新王国時代初期のマーファ高司祭だ。
彼は大陸を放浪し、各地にその足跡を残した。
いくつかの神殿を開き、また新王国時代初期の混乱の時代にあって数多くの人を救った聖者とされている。
開いた神殿のうちのひとつがラサークのそれであるということで、神託を受けたというのも彼であればと納得のいくところではある。
建立の年代といいその謂れといい、ラサークの修道院はそれなりに由緒正しいもの、ということだろうか。
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■GMから
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もろもろの判定等へのレスであります!
>いあさん
ライト小石おkでーす。
ランタンの加工についてですが、非戦闘時は任意に/戦闘時は片手を使えば任意に、シャッターを開け閉めできるものとしましょう。
ミル(いあ) 2012.07.20 [01:21]
>「ダ、ダイジョウブデスヨライナスサン」ウチがセクトの遊びで遊んでたら、エリーズがカクカクしだした
や、冗談やて冗談
それはともかく、マークの発案がおもろかった
>「ああ、そうだ。ミル、寝る前にライト石でも用意しとかないか。
> 明日から地下に潜るかもしれないし。時間は丸2日分くらいで?」
「なるほどなぁ
それは考えつかへんやった」
ルーイの手法?
あいつあったまええなぁ
「オーライ、んじゃ早速二つ作っておこう......だごーん」
ちょちょいとそのへんの石を二つとって、ライトの呪文を唱える
効果時間を2倍、と
念のためエネルギーは迅鉄から
「これでよかろ あとはランタンに目張りして、と」
光が出っぱなしだと隠密出来へんから、コントロールできるよう細工
「おし、こんなもんか!」
ウチは即席の最強ランタンを持ち上げた
-----------------------------------------------------------------------------
さしあたりライト石に乗ります!
効果時間は2倍に拡大で
精神力は猫から2点です
それから、光をシャットアウト/オンできるよう、ランタンに布きれで目張り加工を施します
布は、歯切れがみつからなければマントのはしっこを切って使います
それから、念のためランタンそのものをくるんで、光の封じ込めも試みます
ロールは、シーフ技能が使えればトラップの応用で+5修正
シーフ技能が使えなければ平目でお願いします
ライト×2
01:31:07 いあ@ミル 2d6 Dice:2D6[3,4]=7+6 13
ランタン遮光(トラップ)
01:31:12 いあ@ミル 2d6 Dice:2D6[2,6]=8 8もしくは13
短いですが、さしあたりライト石作りのレスです
ルーイ頭いいなぁマジで
マーク(悪根) 2012.07.20 [00:36]
「ここまでなーんも小細工ないな。
何だかかえって不安になるレベルだ。」
・・・俺の性格が悪いだけなんだろーか。
※※※※※
>「高徳の司祭がその場所でマーファに祈りを捧げ、神託を得たことが始まりであったとか」
「所以としてはらしい話ですね。」
故に後付けでも別に不思議ではない程度の話。
これも大した参考には出来ないかな。
>「ウチも遺跡に一票や、ただ、最悪に備えて、
> 神殿にはこいつを走らせておくってのはどないやろ?」
>「もっとも、遺跡から1km以内が行動半径やけど、
> それでも、ヤマが外れたときには効率がようなる思う」
「距離的な都合が付けば是非に。夜でも視えるってのは便利だなぁ。」
※※※※※
>「――やはり皆さんには申し上げておいたほうがよいように思います」
>「私は学院の正魔術師です。
> が、魔法を行使することができません――許されておりません」
>「禁忌の知識に触れるがゆえに、です」
「そういう事でしたか。」
魔法以外にも色々と禁じられてそうだな。
リスクを考えればわかる処置ではある。俺はゴメンだけど。
>「皆さんが最優先すべきは、禁書の奪還です――それが、学院からの依頼です。
> 私に万が一のことがあったときは、」
>「そのときは、決して禁書を開かずに――中を読まずに、学院へ持ち帰ってください」
>「開いてから0.5秒で放り投げれる自信がある!」
>「キリっ」
>「この中で見るな見るなと言われて・・・
> 見るような人居ませんよ、もう皆大人なんですし」
「ハッハッハ。まー、私もそっち方面は特に興味ないです。
それについては安心して頂いて良いですよ。」
優先順位については保証しないが、と心の中で付け加え。
彼の命と禁書を天秤にかけるような事態になれば、恐らくは・・・
「まぁ、中身を見なくても持ち帰った後に厳重な調査を施される事になりそうですし?
その辺、面倒なのでちゃんと氏に持ち帰って頂くとしますよ。」
※※※※※
「ああ、そうだ。ミル、寝る前にライト石でも用意しとかないか。
明日から地下に潜るかもしれないし。時間は丸2日分くらいで?」
前の依頼でルーイが使ってた手だ。そーいうのはパクるに限る。
「今回の相手はそれを意図的に消せる魔法持ちだから通常の照明も必須だけど。」
いきなりダークネス食らうような奇襲への防止にもなる。
PLより----------------------------------------------
時間4倍くらいでライト石作っておけば明日の精神力節約になるぜぇ、な提案。
普段は光が漏れないよう遮光シャッター閉めたランタンに入れるとかする感じで。
エリーズ(ターナー) 2012.07.19 [23:00]
>「古代王国から新王国へと時代が移る戦乱の際に大方のものが破>壊され、略奪され、その遺構を草創期のオラン王国が砦として利
>用した、ということのようです」
所業無常というものである。形あるもの何時か壊れる。
とある聖女は語る。死すべき定めは呪ではなく祝福であると
限りあるものだから命を大切にし時を大切にするのだと
>「まぁどんなに守りが堅い砦も手入れされなきゃ文字道理"風化"
>するからな」
「でも、たまにそこが妖魔の溜まり場になってたりして厄介なんですよね」
ため息をはく。ええ、休みの日になると決まってお寝坊して困らせる誰かさんと同じだとは言いませんよ本当に
・・・・・
> 「マーファの神殿跡は伽藍のドームがあるくらいには立派だった>と。
>この場所に建てられた所以とかは伝わってないのでしょうか?」
マーファ教団は読師である自分がいうのもアレだが、貴族に人気のあるファリスや商売を司るチャ・ザと比べるとどうしても貧乏である。金銭的な意味で、炊き出しとか頻度凄いし・・・・食べ物には困りませんが、巡礼に来られた方の支援で現物支給受けて・・・・
だから、伽藍のドームがあるくらいには立派と聞くと個人的に本当に?と思ったことなんて口にしませんよ
>「ええ、立派なものであったようです――来歴については、お定>まりといえばお定まりなものですが」
ライナスさんがちらりとこちらを見る。
いえ、ぶっちゃけて貰って構いませんよ、ええ。清貧(涙)ですから
>「高徳の司祭がその場所でマーファに祈りを捧げ、神託を得たこ>とが始まりであったとか」
・・・・仕事終わったらこっそり修道院を見させてもらおうそうしよう
>「他の3つに比べれば満月とかが一番関わりありそうではあるんだ>けどなぁ。
>マーファ聖印は三日月にも見えるし。実際には鎌だそうだけど。
>月や星とマーファ神の関連やら伝承やら。エリーズは何か知って>ないか?」
・・・・ええっと、どうなんだろうか
・・・・・
>「皆さんの見解も是非、窺いたいところですね」
>「俺としては、マークと同じく一番は砦跡、二番は神殿跡だな」
>「ウチも遺跡に一票や、ただ、最悪に備えて、神殿にはこいつを>走らせておくってのはどないやろ?」
「そうですね、まず遺跡。次に神殿跡ですね」
その後、ご飯を食べ終えた後、ライナスさん自身が現在、制約の魔法によりハイエンシャントの行使ができない事を告げられた。
そして優先すべきは禁書の奪還であり、ライナスさんが倒れたら
決して読まずに学院に持ち帰って欲しいと告げられる。
それにたいしセクトさんは
>「安心しな。
そう、私たちが貴方を守るのだから安心して
>たとえ俺がその本の中を見て、内容を読んだとしても――」
はい?
>「開いてから0.5秒で放り投げれる自信がある!」
>「キリっ」
>「だからよ、こんな馬鹿な俺がそんな天才様の知識得ても何にも
>ならんから安心しろ。開かないように縄で縛ってお前に渡すさ」
・・・はっ、意識をしっかり保たないと
この空間に飲み込まれてはならない
「ダ、ダイジョウブデスヨライナスサン」
引きつった顔でカタコトしかでない顔を解して
「この中で見るな見るなと言われて・・・
イタズラ好きの親友の顔を思い出す。
見るような人居ませんよ、もう皆大人なんですし」
ええ、あの子が同行していたらこっそり見ようとしたでしょうから
縛るか簀巻きにしないといけませんが。
この中で学院に敵対してまで見ようとする子供はいないでしょうし
とりあえず、マークさんとミルさんを順番に見る。
・・・・
PLより
セージ技能の知識判定で下の二つを
満月とマーファ神の関係 2d6+5 <Dice:2D6[2,6]+5=13>
高徳の司祭について 2d6+5 <Dice:2D6[4,5]+5=14>
ミル(いあ) 2012.07.19 [21:03]
>「呪文の詠唱を途中でやめるようなもの、です」
「ほむ......」
あごに手を当てて考え込む
するってぇと、確かにライナスのいうとおり、なーもおこらんてぇのが順当か
最悪、半端な体で暴走とかはなさそうやから、よかったと思いたい
そいや、吸うてへんな
先日市場で手に入れたバニラフレーバーの葉巻の吸い口を噛み切って、ウチは暖炉の火にさらした
じじ、と煙が燻りはじめる
オーケー、思考は良好
窓から天を仰ぐと、ぼちぼち満月か......
ふぅ、と煙で月をかきまわす
アレ次第でもあるんだよなぁ、今回は
「もう二、三日、休んでてもええねんで?」
お月はん相手にそんな戯れ言ことが出るほど、焦燥感がある
目の前におる難物ならけっとばすが、今回は向こうにイニシアチブがあるのがもどかしいってぇか
マークとセクトの推論には、正直恐れ入った
実に冷静な推理
ライナスが感心しとるのも頷ける
>「地下か。どうも占星術から遠くなりそうな要素なんだよな、これ。
> 月の出る方向に入り口が向いてれば
> 月光が差し込んだりもするんだろうけど。」
「うーん、月光といっても、満天でなくてもええのんかも知れへんな
こう、地上に光取りになりそうな亀裂やら窓やらがあれば、そこに陣を敷けばええのかも」
ただ、こんな方法、あったっけかなぁ
頭に手を当てて考え込むが......あ、あかん、自信のうなってきた
「すまん、今のはあてずっぽや
そういうことがあるんかは、思い当たらん」
ただ、確かに地下よりか地上の方が条件はよかろうけど、選択肢としては、遺跡を重視するって二人の意見には賛成
>「俺としては、マークと同じく一番は砦跡、二番は神殿跡だな」
セクトも口を開く
マーク同様、冷静な推理
迅鉄をひょいと持ち上げた
「もっとも、遺跡から1km以内が行動半径やけど、それでも、ヤマが外れたときには効率がようなる思う」
その後、ライナスからは驚きの告白があった
ギアスとな!?
何やらかしたんやこいつ、と思うたけど
なるほど、禁書に触れるがゆえ、か
「そりゃ、鉄火場んなったら、ライナスは隠れとってぇな?
万が一ライナスになんかあった日にゃ、禁書以上に損失や」
ウチからするとずいぶんおもしろくなさそうな部署やけど
先日尾行したときの様子からして、ライナスにとっては天職なんやろな
嬉々として書物をあさって満足ってのは、学院にとってはこのうえなく貴重な人材や
>「皆さんが最優先すべきは、禁書の奪還です――それが、学院からの依頼です。
> 私に万が一のことがあったときは、そのときは、決して禁書を開かずに――中を読まずに、学院へ持ち帰ってください」
悲壮な覚悟を語るライナスに、セクトは即答した
>「安心しな。たとえ俺がその本の中を見て、内容を読んだとしても――」
>「開いてから0.5秒で放り投げれる自信がある!」「キリっ」
ウチは素早くセクトの後ろに回って効果音とか出してみた
わはは、らしいっちゃらしいなぁ、セクト
「ま、今夜は飲んだし食った
また明日がんばろ」
んで、翌朝
>「シビアだな」
街道での追跡に戻ってから、セクトが漏らした
「シビアやなぁ」
ぷかぷかと煙をあげながら、ウチは頷く
セクトが感じてるのとはニュアンスは違うかも知れへんけど、ウチとしては、思ってた以上にこのヤマはやっかいに感じた
やっぱり、不確定要素が多いのは怖い
「まあ、がんばろ
せやけど安全第一でさ」
(失敗したって、とのみち迷惑すんのはギルドやし)
煙の向こうにある景色を見ながら、心の中でつぶやく
ライナスには悪いが、ウチとしては、いよいよクビんなったって、賊家業でなんとでもなる
焦ってはやって死んだり怪我したりするくらいなら、そのほうがええ
----------------------------------------------------------
セクトールの宣言には、効果音つけて遊びますw
召還例として、差し込む程度の月光で成功したことがあるかどうか、セージで思い出してみます
もしくは、ワーウルフは、差し込んだだけの月光で変身するかどうか
21:22:32 いあ@ミル 2d6 Dice:2D6[1,2]=3+6=9
と思ったら、ぐはぁ、撃沈!!
すみませんー
質問は、皆さんがされている以外には思いつかなかったので、とくにありません^^
セクトール(ハインツ) 2012.07.18 [16:39]
>「学院として調査を行ったわけではありませんが――」
俺の質問に対してのライナスの答えを聞く
魔法生物の研究施設であったが、
>「古代王国から新王国へと時代が移る戦乱の際に大方のものが破壊され、略奪され、その遺構を草創期のオラン王国が砦として利用した、ということのようです」
というように大半が略奪されて殆そのたぐいのは無くなり、その上に砦を建てて今に至ると
>「崩壊には、例の地震も一因として挙げられましょうが――やはり歳月でしょう」
「まぁどんなに守りが堅い砦も手入れされなきゃ文字道理"風化"するからな」
それに地震の影響で更に崩壊は進んだはずだしな
==========================
一夜明けて俺達は再びグラーニンの追跡を再会する
シュトレイク、プレヴァールでグラーニンは北へと向かった情報を得る
ラサーク、グラナート、あるいは蛇の街道か...
どのルートでもあの遺跡群にはたどり着ける
ならば狙いはそこか...
とは言えど、ヘタにペースを上げればライナスとセキトバ達がばてて動けなくなるし、、、
「シビアだな」
そうボソリと呟いた
==========================
> 「うーむ。個人的には本命、砦跡。対抗は神殿跡?」
>「実に興味深い推測だと思います」
マークの意見を聞くとライナスは顔を綻ばせる
>「仰るとおり決め手に欠ける状況ではありますが、であればこそこういった推論は重要です」
こういう時こそ、みんなの意見から解決策を見いだせるとライナスは語る
>「皆さんの見解も是非、窺いたいところですね」
「俺としては、マークと同じく一番は砦跡、二番は神殿跡だな」
一つ間をおいてから続きを話す
「両方に当てはまる理由が、調査がキチンとされていない。つまり何かしらの手付かずな部分が残っていると思う
現に、砦跡の元研究施設って元々は魔法生物の研究をしてたって話だろ?
当時の"関係者以外立入禁止"みたいなのはあると思うんだよな。
次に一番二番をつけた理由は、建てられた年数だな
新王国期に作られた神殿には魔法生物の資料はないと思う。仮にそっちだったとしても儀式するにゃ人数と物資が必要なわけだからわざわざ使われていない神殿に足を運ぶ人は逆に目立つと思ったから
逆に砦跡なら、ギルドからの調査ですって言えばある程度のごまかしは効くしな」
まぁ最後のは神殿の方も調査ですって言われりゃお終いだが
「ってのが俺の意見なんだが、、、みんなはどう思う?」
==========================
飯を食い終えた後、ライナスがため息とともに言葉を吐き出した
> 「――やはり皆さんには申し上げておいたほうがよいように思います」
俺はエールジョッキを手にライナスの方を見る
>「私は学院の正魔術師です。
> が、魔法を行使することができません――許されておりません」
【制約】の呪文。対象に、特定の行動を禁じる呪文。
それは、禁書に書かれていることを行わせないようにするためのギルドからの宣告
「禁書に触れるがゆえに、か?」
>「禁忌の知識に触れるがゆえに、です」
>「禁書の解析に必要な最低限の素養を満たさねばならず、しかし解析した知識の実践は確実に阻止したい。
> 学院が選んだ方法が、正魔術師から志願者を募り、【制約】の呪文で魔法の行使を禁じることでした」
知識は欲しい、が禁書を使わせたらギルドの存亡に関わる。当然とはいえ苦肉の策に思えた
それはライナスが所属する課の人間全てに施されている
>「他人の触れ得ぬ知識に触れることと引き換えに、我々はそれらを実践する機会を失いました。
> そのことについて後悔はありませんが――」
ライナスの話を静かに聞く
>「ですから、実際に戦闘になってしまえば、私にできることは文字通り一切ありません」
>「皆さんが最優先すべきは、禁書の奪還です――それが、学院からの依頼です。
> 私に万が一のことがあったときは、」
目を閉じて、唾を飲み込んでから再び話す
>「そのときは、決して禁書を開かずに――中を読まずに、学院へ持ち帰ってください」
ジョッキのエールを一口飲み込みライナスを見る
「安心しな。たとえ俺がその本の中を見て、内容を読んだとしても――」
少し間を開け
「開いてから0.5秒で放り投げれる自信がある!」
・・・
なんか周囲がきょとんとした雰囲気を消し去るように咳払いをする
「それに俺はそんな持ってて危なっかしい本も知識もいらんし、興味もない。現に俺、ガキの頃は勉強まじめにやってなかったしな」
笑いながらライナスに語る
どれぐらいまじめにやってなかったと言うと、国語数学は特に難しく、理科と社会は平均点、得意だったのは体育くらいだった
「だからよ、こんな馬鹿な俺がそんな天才様の知識得ても何にもならんから安心しろ。開かないように縄で縛ってお前に渡すさ」
------------------------------
PL
すこしふざけてみた。公開はしている
んで、一行掲示板に書かれているのが可能ならば情報提供者に
「何人連れだった?」
「移動手段は?」
「そん時の服装は?」
「何か言ってなかった?」
を聞いてみたいです
GM(Lain) 2012.07.18 [01:32]
> 「ライナス、召還の儀式ってさ、途中でやめたらどないなるんやろ?」
「呪文の詠唱を途中でやめるようなもの、です」
その時点でどこまで儀式が進んでいるかにもよるとは思いますが、と断りを入れて、基本的には中断された儀式は何も起こさない筈だ、と答える。
儀式が完成に近い状態で中断されたにせよ中途半端な結果が生じるだけで、途中でやめたからといってなにか酷い状況になるものではない。
一行は予定通り、グラーニンの跡を追ってプレヴァール街道へ入る。
シュトレクでも、プレヴァールでも、グラーニンは街道を北上したようだ、との情報が入る。
途中で道を逸れていないとすれば――行き先はラサークか、あるいはグラナート、その先の蛇の街道か。
グラーニンと一行の間にある差は縮まっているのか、拡がっているのかも定かではない。
おそらく、多少は縮まっているのだろうが、充分に――グラーニンが何事かを為す前に禁書を押さえられるほどに――縮まっているのかどうかは解りようもない。
気は焦っても、実際に先を急ぐというわけにはなかなかいかないものだ。
下手に歩調を上げればこのような旅に慣れないライナスがまず落伍するだろう。
それに、馬を潰してしまっては元も子もない――人数分の馬が常に確保できるとは限らない。
野宿では疲労を回復することもなかなかままならない。
だが、数刻が、どうかすれば半刻や四半刻が、成否を決めるかもしれないということもまた事実。
冒険者たちは疲労の蓄積と時間をどうにか釣り合わせながら旅を続けていた。
プレヴァールを発った翌日の夜。
明日の夕刻にはラサークに着くことになるだろう夜。
日暮れから1刻ほどが経ち、空には円に近い月が浮かんでいる。
明日は満月となる筈だ。
> 「マーファの神殿跡は伽藍のドームがあるくらいには立派だったと。
> この場所に建てられた所以とかは伝わってないのでしょうか?」
「ええ、立派なものであったようです――来歴については、お定まりといえばお定まりなものですが」
ちらり、とエリーズの方に視線をやったのは、不敬な物言いであったかと気にしたものだろう。
「高徳の司祭がその場所でマーファに祈りを捧げ、神託を得たことが始まりであったとか」
確かに、そのような開闢の由来は巷に多い。
> 「うーむ。個人的には本命、砦跡。対抗は神殿跡?」
マークが披露した推測を最初から最後までじっと聞き、ライナスは破顔した。
「実に興味深い推測だと思います」
事実がどうであるかは確かめてみなければ解りませんが、と前置きをすることは忘れないが、それでも興味を惹いたことは間違いないようだ。
「仰るとおり決め手に欠ける状況ではありますが、であればこそこういった推論は重要です」
行き詰った状況が、手順を踏んだ、しかし大胆な推論で打破されるということは学問の世界でも少なくありません。
ライナスはそう続け、全員の顔を見回した。
「皆さんの見解も是非、窺いたいところですね」
食事と一通りの話が終わった頃、ライナスがため息とともに言葉を吐き出した。
「――やはり皆さんには申し上げておいたほうがよいように思います」
今夜のうちに――グラーニンとまみえる前に。
「私は学院の正魔術師です。
が、魔法を行使することができません――許されておりません」
【制約】の呪文。対象に、特定の行動を禁じる呪文。
「禁忌の知識に触れるがゆえに、です」
危険な知識。明らかにすべきでないもの。
であるから、どうあってもそれらを実践できぬように――
「禁書の解析に必要な最低限の素養を満たさねばならず、しかし解析した知識の実践は確実に阻止したい。
学院が選んだ方法が、正魔術師から志願者を募り、【制約】の呪文で魔法の行使を禁じることでした」
整理第2課の魔術師はみな同じなのだ、とライナスは語る。
「他人の触れ得ぬ知識に触れることと引き換えに、我々はそれらを実践する機会を失いました。
そのことについて後悔はありませんが――」
ただ、こうなってみるともどかしくはあります。
ライナスはそう言って苦笑した。
「ですから、実際に戦闘になってしまえば、私にできることは文字通り一切ありません」
言葉を切り、冒険者たちを見回す。
「皆さんが最優先すべきは、禁書の奪還です――それが、学院からの依頼です。
私に万が一のことがあったときは、」
目を閉じ、さすがに緊張するのだろう、唾をごくりと飲み込んだ。
「そのときは、決して禁書を開かずに――中を読まずに、学院へ持ち帰ってください」
どうかよろしく頼みます。
ライナスはそう言って、深々と頭を下げた。
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■GMから
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次の進行(20日夜あたりを想定しております)で、ラサーク近辺まで時間と位置を進める予定でおります。
質問や判定などがありましたらそれまでにどうぞー。
>みなさま
ライナスはマークの推論に感服した風ですが、これは結論よりも推論とそのやり方そのものに感心している、とご理解ください。
情報を整理して自分なりの観点を付け加え、一定の基準に基づいて結論を導く、という手続に深く納得しております。
逆に言えば、マークの結論についてはライナスはコメントしていない(=肯定も否定もしていない)ということであります。
ぶっちゃけますとNPCの立場でこういうことにはコメントしづらい、というお話ですね!
すみません!
そして後半、ライナスは業務の関係でギアス食らってて魔法は一切使えない、というお話が出てきました。
援護は期待しないでくださいませー。
マーク(悪根) 2012.07.17 [23:34]
主観を混ぜて簡単に纏めると・・・?
「砦跡、もとい元々は研究施設。
研究施設と言うからには色々とありそうなイメージ。
学院で行ったのは文献調査のみであまり詳しくはわかってない。
で、地上部は崩壊して地下しか残っていない。」
一番、未知の部分が多いって事になるんだろうか。
「監視哨は特に魔術的な何かが行われていたわけではない?
魔法的な防御機構はあったのかも。
ここも地下構造。」
小規模でスペースがないのなら
儀式的な事をするのには不向きに見えるが。
「魔法生物を補修する場所。
補修は魔法装置で行ってたから遺跡自体に特殊な仕様があるわけではない?
学院による直接調査が入ってるから取りこぼし無さそう。
こっちも地下構造。」
上記3点の共通点は古代王国期、魔法生物、そして地下。
ちなみに禁書が書かれた年代も古代王国期。
「地下か。どうも占星術から遠くなりそうな要素なんだよな、これ。
月の出る方向に入り口が向いてれば
月光が差し込んだりもするんだろうけど。」
そして最後が・・・
「マーファの神殿跡は伽藍のドームがあるくらいには立派だったと。
この場所に建てられた所以とかは伝わってないのでしょうか?」
ライナス氏に訪ね。
「他の3つに比べれば満月とかが一番関わりありそうではあるんだけどなぁ。
マーファ聖印は三日月にも見えるし。実際には鎌だそうだけど。
月や星とマーファ神の関連やら伝承やら。エリーズは何か知ってないか?」
この辺を知ってるとしたらマーファ神官の彼女だろう。
※※※※※
「うーむ。個人的には本命、砦跡。対抗は神殿跡?」
軽く溜息を漏らし。
「決め手に欠けてて移ろい易い状態だけれども。
後は現地の調査で絞り込むか、博打を張るか。」
PLより----------------------------------------------
何か出てくるかもしれませんしエリーズさん、判定してみません?
・・・との提案です。
ミル(いあ) 2012.07.16 [18:58]
自身の記憶をたどっても、満月と関係して強くなるモンスターはライカンスロープあたりしか思いつかへんせやけど、召還で出るもんやないしなぁ
「ライナス、召還の儀式ってさ、途中でやめたらどないなるんやろ?」
ウチは馬の背に乗ったまま尋ねた
下手すると暴発して、あたりかまわず暴れるんちゃうか?
だとすると、急がなならん
---------------------------------------------------------------------
儀式の途中にやめさせても大丈夫そうか、ライナスに尋ねます
GM(Lain) 2012.07.16 [15:52]
> 「それ、いつ頃に書かれたものかはわかっているのですか?」
「あまり詳しくは解っていませんが、おおよそ600年前ではないかと」
古代魔法王国の最盛期は、滅亡の前の50年ほど――つまり、現在からであれば570年ほど遡る、その頃からの50年ほどになる。
件の禁書が記されたのはその時期よりもやや前のことらしい。
> あれって地下はギルドの方で調査は行われてるのか?」
「学院として調査を行ったわけではありませんが――」
魔法生物に関わる研究を行っていた施設の跡であったらしい、というのが文献調査から明らかになっている、とライナスは答えた。
「古代王国から新王国へと時代が移る戦乱の際に大方のものが破壊され、略奪され、その遺構を草創期のオラン王国が砦として利用した、ということのようです」
すでにその時期にして古代王国の滅亡から300年ほどは経っている。
およそ50年の間、砦として使われ、その後オラン王国の拡張に伴って砦としての用をすら為さなくなった。
「崩壊には、例の地震も一因として挙げられましょうが――やはり歳月でしょう」
使用されなくなり、省みられることのなくなった施設は、それだけで傷み始める。
それが数年、数十年と続くうちに、頑丈な建物ですら跡形もなくなるものなのだ。
ミルは記憶を辿り、満月によって――月の満ち欠けによってその強さを変化させる魔物を思い出す。
代表的なものといえばやはり人狼の類、ライカンスロープであろう。
獣にその姿を変じ、魔力の篭った武器でなければ傷を与えることができず、獣の姿の同族を眷属として呼び寄せ、操る。
しかしライカンスロープは召喚によって現れるものではなく、月の満ち欠けに関わる一種の病だ。
すくなくともグラーニンが手にした禁書の内容と関わるところではない。
-------------------------------------------------------
■GMから
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抜けてた分の質問レスなど。
>悪根さん
ご指摘ありがとうございます!
>ターナーさん
> マーファ修道院と跡の距離は実際どれくらいですか?
ご質問の意図がわからないのであまり詳しくお答えできないのですが、「隣接するというほど近くない/歩いて2時間とかかかるほど遠くない」というあたりです。
同じ小村の、まあだいたい同じ方角に位置する、というあたりでいかがでしょうか。
具体的に「○○が出来る程度の距離であるかどうか知りたい」ということであれば具体的にお返事いたします。
なお、今回はこちらで回答いたしましたが、基本的に、キャラクターから出た情報に関してはキャラクターがキャラクターに質問してください。
プレイヤーがどのように解釈すればよいかわからない、世界観的にどう判断すればよいかGMの解釈を確認したい、というような場合は別ですが、単に「より詳しい情報がほしい」ということであれば今後はキャラクターの言葉として確認してくださいませ。
>いあさん
出目パネェ。
満月にかかわりのありそうなモンスターというとライカンスロープでしょうね。
ただし、禁書の内容とはかかわりがなさそうです。
>ハインツさん
だいたいお答えしたとおりであります!
セクトール(ハインツ) 2012.07.16 [15:15]
> 「魔法生物に関する諸々、だったようです。> たとえば命令を解除したり書き換えたり、破損した魔法生物を補修したり、損傷のひどいものを材料に還元したり、といった」
要は魔法生物の病院みたいなものか。
厄介なのが出なきゃいいが、、、
========================
程なくしてふと思いついたことがあった
「そういや、オランの創設期に作られた砦だっけか?あれって地下はギルドの方で調査は行われてるのか?」
ライナスの話だと元々は古代王国時代の遺跡跡に作ったとか
もしそこまで調査が行っているのなら問題ないが、行ってないのならそこが一番怪しいな
----------------------
PL
ということで、質問するのは一個だけです!
自分からはそれ以外はないので進んでもOKです!
ミル(いあ) 2012.07.16 [13:47]
「絶好の隠れ家になりそうな場所だな。ってか何か昔の罠とか巨人とかいそうな雰囲気だな」
「巨人ですか、それはゾッとしませんね」
二人の掛け合いに、背筋が寒くなる「そら、ぞっとする話やなあ」
巨人、か
まさか......な
「満月ですか、そう言えば満月になると強くなる生き物とかいましたよね」
エリーズの言葉にねウチは頭を回した
はて、満月で強なるってぇと......
「この学院が持ち去った魔法装置。
「魔法生物に関する諸々、だったようです。
たとえば命令を解除したり書き換えたり、破損した魔法生物を補修したり、損傷のひどいものを材料に還元したり、といった」
「うへぇ
何が出てくるかわからんな、そりゃ」
「150年ほど前であった筈です」
オランの建国がおよそ200年前。
建国直後の拡張期を経て安定期に入るまでが50年ほど。
ふむ、150年前か
移籍としては熟成されとるほうかなぁ
「ええ、その頃であった筈です。
記録は色々と残っていますね――オランでも揺れたようですし、蛇の街道沿いでも崖崩れなどの被害が出た、と。
ラサークの近辺では、ほかに倒壊した建物もあったようですね」
地震のことか
今は関係ないっぽいけど、どうかなぁ
「追手というのもこれはこれで制約が多いものですね、とライナスは苦笑した。」
「あはは、ウチはいつ追われてもおかしないからなぁ
慣れへんな、確かに」
------------------------------------------------------------------------------
満月で強化されるモンスターをセージでぐぐってみます
思い当たれば、という程度でかまいません
14:05:04 いあ@ミル 2d6 Dice:2D6[6,6]=12+6 18
間違えて続け投稿してしまいました^^;
最初のやつがホントです
マーク(悪根) 2012.07.16 [06:19]
「うーむ。召喚や占星に関連する事項があるわけではないのですね。」
改めてメモを読み直しながら。
>「彼、グラーニンが占星術と儀式魔術というふたつの専攻を持っていたことを考えると――」
>様々な事象の、いまだ試みられたことのない組み合わせから
>結論を導いた可能性のほうが高いのではないか。
「資料の量比がそこまで関係するわけでもない、ですか。」
だからこそグラーニン以外は気付かなかった。
しかし、手繰る要素は他にないのか?本当に?
「古代王国期のものがやはり魔法関連には関わりが深そうですが・・・
魔法生物と魔神召喚がどうも結びつきませんね。
神殿や砦は新王国期に建てられている以上、そこまでのギミックは・・ん?」
砦跡のメモのところで一度、目が止まる。
「この砦が建てられたのは200年程前。で、150年程前に使われなくなったと。
元々ここにあった古代王国期の遺跡については何か資料は残っていましたか?」
PLより----------------------------------------------
ご回答感謝であります。
質問の抜けは2つですね。
一つは禁書が書かれた年代について。
もう一つはターナー氏の神殿跡と現在の神殿の距離について。
ダメ元で占星学判定でもしてみよっかなぁ。
GM(Lain) 2012.07.15 [22:47]
> 「この学院が持ち去った魔法装置。
> どういったものかは聞いても宜しいでしょうか?」
「魔法生物に関する諸々、だったようです。
たとえば命令を解除したり書き換えたり、破損した魔法生物を補修したり、損傷のひどいものを材料に還元したり、といった」
> 「それとエストン山脈が国境になったのは、
> えー・・・どれくらい前でしたっけね。」
「150年ほど前であった筈です」
オランの建国がおよそ200年前。
建国直後の拡張期を経て安定期に入るまでが50年ほど。
ライナスは丁寧な態度でマークの質問に答えてゆく。
> マーファと聞くと魔神召喚とは縁遠い印象がありますけれど。
「そうですね、現にマーファの神殿であれば神の恩寵もありましょうが」
打ち捨てられて100年が経つ神殿はすでに祈りの場ではない。
> 100年程と言うと丁度、学院の創設がこの頃でしたっけ。
> 周囲にある他の建物も相当な被害だったのでしょうね?」
「ええ、その頃であった筈です。
記録は色々と残っていますね――オランでも揺れたようですし、蛇の街道沿いでも崖崩れなどの被害が出た、と。
ラサークの近辺では、ほかに倒壊した建物もあったようですね」
> もちろん学院が直接、調査を行なっていたりする施設は
> 当然、資料も多くなっているかと思いますが。」
「ええ、調査の資料として最も多いのがこの魔法生物の補修施設です。
学院が大規模な調査を行っておりますのでね。
ほかの3つは資料の量的な部分ではほぼ変わりません。
学院としてでなく、その分野の研究室が調査を行ったもの、冒険者から情報を買い取ったもの、王国や神殿の記録を引き写したものなどなど――」
直接の調査を行わずとも、そういった資料は貪欲に集めているのだ、とライナスは説明した。
「既知の事実、資料のうちから直接に結論に至ったという可能性も勿論あるでしょうが」
迷うような表情。
「彼、グラーニンが占星術と儀式魔術というふたつの専攻を持っていたことを考えると――」
様々な事象の、いまだ試みられたことのない組み合わせから結論を導いた可能性のほうが高いのではないか。
「私たちにももう少し時間があればよかったのですが」
追手というのもこれはこれで制約が多いものですね、とライナスは苦笑した。
-------------------------------------------------------
■GMから
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質問へのレスレス。
抜けや漏れはございませんでしょーか!
進行(=時間進める)は16or17日予定でーす。
>みなさま
判定したいことなどありましたら適当にやっていただいて結構です。
拾うか拾わないかなどはGMがやはり適当に決めますので!
セクトール(ハインツ) 2012.07.14 [22:45]
> 「冒険者さんとしては興味のあるところでしょうね」
この問に対して興味ありそうに答える
「仕事柄な。前の依頼で巨人相手に死人が出てしまったからな・・・」
このマントを見ながら思い出す。ケンタウルスで二人死者が出てしまったことと、アレルが死にかけたことを
> 「巨人ですか、それはゾッとしませんね」
エリーズが苦笑いして頷いた
「あの時は多勢に無勢で何とか成ったが、今回は会いたくねぇな」
アルバートとアレルの足止め、俺とゼーレンの回復魔法、エストレノの魔術による補助、そしてケンタウルスたちの援護射撃
それだけやって気絶させたのがやっとな相手だからな。この人数じゃ、、、確実に勝ち目はない
=================================
セキトバを走らせて、無事に宿屋につく。食堂で飯を食べ終わった後にライナスは地図を広げた
>「これが、プレヴァール街道北方の地図です」
>「ラサークはここ。ミード湖の湖畔に位置します。
> 半農半漁の、そう大きくはない村のようです。
> 道中に少々お話した遺跡ですが、」
>「この近辺に遺跡といいますか、そういったものが4つ確認されています。
> オラン王国創設期の砦跡がひとつ、古代王国期の監視哨がひとつ、やはり古代王国期の魔法生物補修施設がひとつ、新王国期初期の神殿跡がひとつ」
続けてライナスはメモを取り出した。そこにはその4つの遺跡についての事が書いてある。
遺跡としては枯れているものばかりだが、身を潜めるには十分すぎる場所であるには変わりない
>「――こんなところです」
>「そうなると、4つとも妖魔や動物達の住処になっててもおかしくなさそうですね」
「怪しい事するには持って来いな隠れ家だしな。」
良くても野良犬の雨風を過ごす場所。最悪野党の溜まり場といった所か
> 「グラーニンが儀式魔術を、と考えているのであれば、ですが、」
>「儀式魔術はどこででもすぐにできるというものではありません。
> しかるべき場を整えることから儀式は始まります。
> 目的に沿って、魔力を集積させやすい場所と環境。
> 彼の目的が判然としない以上、安易な断定は危険でしょうが――」
魔術に関しては全く詳しくない
が、昔母さんが呪い払いを施そうとした時はかなり時間をかけて準備していたのは覚えている
もしそれと同じならばある程度の想像は出来た
>「遺跡であるとか、古い砦や神殿の遺構というのは、筋の悪くない候補たりえます」
>「無論、道中で確認しつつ追うことは重要ではありますが、」
まずはラサークに向かう。そう言いたそうだった
そう言い終えると、窓の外を見つめて
> 「ラサークまで5日か、6日か――着くころには満月ですね」
とライナスは呟いた
>「如何にも占星術が関わりそうな時期で嫌ですねぇ。
> それにまつわる多々は私でも聞き覚えがあります。」
>「満月ですか、そう言えば満月になると強くなる生き物とかいましたよね」
魔獣の力は月の光と比例して強くなると聞いたことがあるが
おまけにグラーニンは占星術に長けているからこの時期に強奪ってのは偶然とは思えない
>「仮想タイムリミット、と考えた方がいいかもしれません。」
「時間内に守りきられたら負け、、、か」
エールジョッキを口に当てながら呟く
-------------------
PL
強めな魔神が出てこないことを祈りたい
エリーズ(ターナー) 2012.07.14 [21:43]
夜、宿の食堂で、食事の片付けられたテーブルに皆で集まって相談する事にライナスさんは地図を広げ、羊皮紙を取り出して説明を行う。
候補として怪しいのはオラン王国創設期の砦跡・古代王国期の監視哨・代王国期の魔法生物補修施設・新王国期初期の神殿跡の4つだそうだ。
そして4つとも遺跡としては枯れていてもし儀式魔術を行うなら、目的にそって魔力を集積させやすく邪魔が入りにくい事が必要なので4つとも怪しいそうです。
「そうなると、4つとも妖魔や動物達の住処になっててもおかしくなさそうですね」
思わずため息が出る。
>「ラサークまで5日か、6日か――着くころには満月ですね」
>「仮想タイムリミット、と考えた方がいいかもしれません。」
「満月ですか、そう言えば満月になると強くなる生き物とかいましたよね」
嫌な予感しかしない
・・・・・
PLより
マーファ修道院と跡の距離は実際どれくらいですか?
エリーズ(ターナー) 2012.07.14 [21:21]
>「よし、忘れ物はなしっと」
「はい、背負い袋・マント・水袋・火口・ランタン・テント全部、ありますね」
セクトさんの声にこたえる。
>「うっしゃ、行くか!」
「はい、行きましょう」
何はともあれ集合場所に向かった。
・・・・・・
集合場所で待っているとライナスさんが小走りでこちらに向かってくる
> 「そこの、厩、で、馬を、借り、られる、手筈に」
そう言ってライナスさんは咳き込む
>「あはは、ほらまあ、そう咳かんと」
そう言ってミルさんが水割りワインを渡した。
いいのだろうかこの時間にお酒とか
皆がフォローを口々に入れる。
・・・・・・
厩で馬を借りる中
>「今から出て、日暮れの前後に最初の宿場にどうにか、というところですね」
とライナスさんから説明を受ける。
確かにテント6人用ですけど露営は余りしたくありませんからね
・・・・・
道中、ライナスさんによるプレヴァール街道の説明(概略)を受ける。
シュトレクからグラナードまでには分岐点は一つだけ、衛士が居る街だから街道を外れていれば聞きこむことができ、村落を除けば周囲は森や湿原だから慣れてる人でも踏み込ま無い為、基本的にプレヴァール街道を北上するのが方針だそうだ。
もし儀式をするのが目的ならラクーサと言う町が怪しいらしい
>「絶好の隠れ家になりそうな場所だな。ってか何か昔の罠とか巨人とかいそうな雰囲気だな」
「巨人ですか、それはゾッとしませんね」
苦笑いしつつ頷く
>「そいじゃまずは宿屋目指していこうか!行くぞセキトバ!」
>「まけるなテキーロ、 はいやっ」
そう言って二人は馬を走らせる。いやだから馬を疲れさせない方向で行くと・・・・、でもあの二人をみていると何やら思い出す。
そう、夏の小川で女司祭様と先生が笹舟の競争で魔法を打ち合いながら競い合ってたのを、うん。忘れよう、私は何も覚えてない。
空を見上げる、日が高い。
魔術師を相手に追跡行である。
しかし、今はそれを忘れさせてくれるような平和さである。
このまま無事に仕事が終われば良いですがそうは行かないでしょう
「・・・・マーファよ」
何時も通り祈ろうとして体勢を崩し
鞍にしがみつくそれがいけなかったのか馬が棒立ちになり
「へ、ふえ。ええええ」
走り出してしまった。
「えええええええええ!!!!!」
・・・・・・
PLより
買い物は特にありません
マーク(悪根) 2012.07.14 [21:15]
>「装丁は――革彫刻、カービングで円を基調にした
> 幾何学模様の装飾の施された革表紙の大判本です」
>大きさはこのくらい、と、肘から指先あたりまでの長さを手で示す。
結構でかいな。普通に持ってると目立つんじゃないか、それは。
「それ、いつ頃に書かれたものかはわかっているのですか?」
※※※※※
>「冒険者さんとしては興味のあるところでしょうね」
「私などはあまり得意な分野ではありませんけど。」
軽く肩を竦め。
「それでも関心はありますね。ご多分に漏れず。」
将来的にはそういうとこも潜れるようになりたいものだ。
※※※※※
>「走り書きなので読みづらいかもしれませんが」
ライナス氏のメモに目を走らせる。
建設された年代順に並べると・・・
監視哨=魔法生物補修施設>神殿跡>砦跡
と言ったところか?
この中で気になった点は、そうだな。うん、コレだな。
「この学院が持ち去った魔法装置。
どういったものかは聞いても宜しいでしょうか?」
魔法生物補修施設についてのメモを指して問う。
「それとエストン山脈が国境になったのは、
えー・・・どれくらい前でしたっけね。」
不勉強で申し訳ない、と頭をかき。
「この神殿跡は、どうでしょうね。
マーファと聞くと魔神召喚とは縁遠い印象がありますけれど。
あー、でもどうでしょう。何かしらの魔神を封じた上に
こういう施設を建設したとか言う曰く付きだったりすると・・・
しかし、それだと召喚とはまた違う趣になりますか。
100年程と言うと丁度、学院の創設がこの頃でしたっけ。
周囲にある他の建物も相当な被害だったのでしょうね?」
神殿跡についてのメモを軽く叩く。
「で、グラーニンの目的が魔神召喚である、かつ。
これらの施設の何れかを利用して召喚条件を満たせる、と仮定します。」
他の仮定が現時点でしにくいんだけどな。
「そうなると、グラーニンはどうやってその方法を知ったのか。
学院内にそこへ繋がる情報があったと考えるのがまぁ、普通。
逆を言えば、学院が大した資料を持っていない施設は可能性が低い。
もちろん学院が直接、調査を行なっていたりする施設は
当然、資料も多くなっているかと思いますが。」
その辺はどうでしょう、と問いかける。
※※※※※
>「ラサークまで5日か、6日か――着くころには満月ですね」
「如何にも占星術が関わりそうな時期で嫌ですねぇ。
それにまつわる多々は私でも聞き覚えがあります。」
軽く溜息を付き。
「仮想タイムリミット、と考えた方がいいかもしれません。」
それはつまり、寄り道の暇がないと言う事に他ならない。
そしてグラーニンからすれば寄り道させれば勝ち・・・
「プレヴァール辺りで小細工を弄してるかもしれませんね。
例えば入り口の衛兵がグラーニンの姿を見た、と言い。
ラサーク方面出口の衛兵が姿を見ていない、と答えるような。
まぁ、変装魔法等を使えばそういう状況は作れますし。」
確信できる情報はない。
しかし、まごまごしていては急行してきた意味もない。
まずはラサークまで突っ切るしかないだろうな。
PLより----------------------------------------------
質問は本文中の5つであります。
メモを見た限りだと魔法生物補修施設が匂う、そんな第一印象。
GM(Lain) 2012.07.14 [19:34]
> 「お気になさらず。あまり気が急いても宜しくないですしね。」
> 「OKわかった、だからまずは呼吸整えろ」
声をかけられて深呼吸をしたライナスは、慣れないことはするものじゃありませんね、とばつの悪そうな表情だ。
> 「あはは、ほらまあ、そう咳かんと」
ミルが差し出した水割りワインを有難そうに飲み、
「――助かりました」
ようやく一息ついた態でそう礼を言った。
> 「こっちに預けられる荷物は預けてしまって下さい。
> これでもこんな稼業やってるんで、我々の方が体力はあるはずですから。」
マークの提案に、ではすみませんが、といくつかの荷物を預けた。
中身は日用のもので、特に扱いに気を配る必要はないという。
> 「俺はこいつに乗らせてもらう」
「お客さん、お目が高い。
そいつはなかなかいい馬ですぜ」
少々気が荒いが、まあ冒険者さんなら大丈夫でしょう、と厩の親父は請け合った。
確かに、まあ、我の強そうな顔立ちではある。
> 「最終的な目的地が街道を外れていても、
> そこに近づく最後の最後までは街道を使う、使わざるをえないですかね。」
「ええ、おそらくは」
あまり荒地を行かれては私もついて行けませんし、そうでないことを祈りますよ、と苦笑いの態だ。
> 「ああ、そうだ。聞き忘れがありまして。」
「はい?」
マークの質問には、ではここ限りということで、と書名を口にする。
「『召喚術叢録 IV?II』です。
内容は――まあ、題名のとおり、なのですが、叢録という名のとおり、叢書のうちの1冊でして。
魔神の召喚のうち、儀式魔術による召喚を扱ったものです。
叢録全体がまず召喚する対象で大まかに区分けされ、その大区分を召喚の手法で細分する、という体系を取っています。
IVが魔神を、IIが手法としての儀式魔術を表しています」
「装丁は――革彫刻、カービングで円を基調にした幾何学模様の装飾の施された革表紙の大判本です」
大きさはこのくらい、と、肘から指先あたりまでの長さを手で示す。
「魔法陣などの図版が載っていると、どうしても大型になるようで」
おそらく見ればそれと解ると思います、とライナスは続けた。
> 「絶好の隠れ家になりそうな場所だな。ってか何か昔の罠とか巨人とかいそうな雰囲気だな」
「冒険者さんとしては興味のあるところでしょうね」
むしろその態度に興味がある、といった風情でライナスは答えた。
> 「人相書きも二枚欲しいな
> 宿に着いたら写しをとるか」
「そのあたりは皆さんの都合のよいようにやってください」
ことが済んだら写しも含めて学院へ戻さねばなりませんが、と付け加えることも忘れない。
> 「なあ、この面子なら最悪全滅ってことはないやろけど、途中の宿場で、帰還せぇへんやったら応援を呼ぶようつなぎをつけとかへん?
> 生き残りの面子の撤退場所決めて、期限切って連絡なかったら魔術師ギルドからそこに応援が行くようにさ」
「なるほど、たしかに最悪の事態への備えは必要かもしれません。
であれば、学院よりもグラナートのほうが近いでしょう」
本街道を追う監察室の手の魔術師は、グラーニンが通った形跡がなければグラナートまでで追跡を一旦止める手筈になっているのだという。
「ですから、その場合、グラナートへ報せが行くよう手配するほうが、応援が現地に早く入ることができるでしょう」
※ ※ ※
その夜、宿の食堂で、食事の片付けられたテーブルに、ライナスは地図を広げた。
「これが、プレヴァール街道北方の地図です」
これがプレヴァール街道、これが蛇の街道、と地図に指を走らせながら説明する。
「ラサークはここ。ミード湖の湖畔に位置します。
半農半漁の、そう大きくはない村のようです。
道中に少々お話した遺跡ですが、」
ラサークの近辺に指で円を描いた。
「この近辺に遺跡といいますか、そういったものが4つ確認されています。
オラン王国創設期の砦跡がひとつ、古代王国期の監視哨がひとつ、やはり古代王国期の魔法生物補修施設がひとつ、新王国期初期の神殿跡がひとつ」
詳しいところでは、と言いながら、羊皮紙の束から幾枚かを取って地図の上へ広げた。
「走り書きなので読みづらいかもしれませんが」
筆跡はライナスの言うようにやや崩れているが、もとが几帳面なのだろう、さほど読みづらいメモではない。
・オラン王国創設期の砦跡
古代王国期の遺跡の跡に作られ、もともと半地下構造。エストン山脈が事実上の国境となってから使用されておらず、朽ち果てている。
現在は地上部がほぼ完全に崩壊し、地下に遺構のみが存在するらしい。
・古代王国期の監視哨
ミード平原から石材を切削・搬出する奴隷階級の監視のために魔術師が常駐していたと思われる施設。襲撃に備えた地下構造。
小規模であり、遺跡としては既に枯れている
・古代王国期の魔法生物補修施設
ミード平原から石材を切削・搬出する魔法生物を補修していたと思われる施設。
蛮族の襲撃に備えた地下構造。規模は大きいが、賢者の学院が大規模な調査を行い、魔法装置の全てを持ち去っており、遺跡としては完全に枯れている。
・新王国初期の神殿跡
新王国初期に開かれたマーファ修道院の跡。
100年ほど前の地震で伽藍のドーム屋根をはじめとする主要部が崩壊した。
修道院は現在、やや離れた位置に再建されている。
「――こんなところです」
説明を一通り終えたライナスが言う。
「グラーニンが儀式魔術を、と考えているのであれば、ですが、」
前置きして、彼は言葉を続ける。
「儀式魔術はどこででもすぐにできるというものではありません。
しかるべき場を整えることから儀式は始まります。
目的に沿って、魔力を集積させやすい場所と環境。
彼の目的が判然としない以上、安易な断定は危険でしょうが――」
儀式とはまた往々にして時間のかかるものでもある。
「準備の間、局外者に見咎められないこと。
邪魔が入りにくいこと。
禁書を持ち出していることから考えても、これらの事情も考慮されることになるでしょう」
で、あれば――。
「遺跡であるとか、古い砦や神殿の遺構というのは、筋の悪くない候補たりえます」
「無論、道中で確認しつつ追うことは重要ではありますが、」
ひとまず、グラーニンの目的地をラサークと仮定するのが妥当ではないか。
ライナスはそう話を締め括った――締め括ろうとした。
ふと、開け放された窓から外を見やる。
上弦をほんのわずか過ぎた月が、ちょうど上ってきたところだった。
「ラサークまで5日か、6日か――着くころには満月ですね」
-------------------------------------------------------
■GMから
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プレヴァール街道に関する詳細情報です。
ついでにラサーク近辺の遺跡情報も。
>みなさま
抜けとか拾い忘れとかありませんでしょうか!
・地図の新しいのが出ました
・ラサーク近辺の遺跡の情報が出ました
・禁書のタイトルと外観が判明しました。
事前情報のとおり魔神召喚の魔術書で、だいたいA3版の大きさの革装丁本です。
というわけで質問などありましたらどうぞー。
次回の進行は16日または17日あたりを予定しております。
>いあさん、ハインツさん
馬の毛色とかは適宜決めてあげてくださいw
よほどのアレさ加減(ピンクとか蛍光色とか)じゃなければそれでおkですん。
ミル(いあ) 2012.07.14 [16:49]
「ととと、とーちゃーく」ライナスを尾行とかしてたら準備に手間取った
みんな集まってる
程なくしてライナスも到着
「そこの、厩、で、馬を、借り、られる、手筈に」
息が上がったライナスは咳き込みながら説明した
「あはは、ほらまあ、そう咳かんと」
ウチは水割りワインを少し飲ませた
「OKわかった、だからまずは呼吸整えろ」
セクトールもフォーローを入れる
「こっちに預けられる荷物は預けてしまって下さい。
これでもこんな稼業やってるんで、我々の方が体力はあるはずですから。
マークもいたわるように発した
さて、ぽっくりぽっくり馬で出発
「今から出て、日暮れの前後に最初の宿場にどうにか、というところですね」
ふむ、出来れば今日中には着きたい
夜のとばりがかかる前やったら、アウトローの巣にも顔を出せるやろう
ウチは迅鉄を方に乗せたまま、チョイスした黒毛に乗っていた
「プレヴァール街道について少々調べましたが」
「詳しいことは宿で、のほうがよいでしょうから、概略だけ」
ライナスの説明に、ウチらはふむふむと頷く
こそ泥は別段変装の技術もないようやし、衛士がおれば行き先は解るやろう
それに、北上ルート以外は、野伏せりでもないときついっぽいし
ですが、街道の近辺には遺跡の類はほとんどありません。唯一の例外が、街道の北端近く、ラサークという町です。
古代王国の遺跡のほか、王国創立期の砦の跡、それに新王国期初期のものらしい廃修道院が残されているようです」
む、そないなもんが?
こそ泥がこの方面に向かってること考えたら、十中八九、最終目的地はそこか
「まあ、それやとわかりやすてありがたいな」
あとは、儀式の前に叩けるかどうか、か
「ああ、そうだ。聞き忘れがありまして。」
「アレの外観とタイトルも後でお聞きして宜しいですか。
都合で二手に分かれる時などあるやもしれませんから。」
マークは抜け目ない
頼りになるなぁ
「人相書きも二枚欲しいな
宿に着いたら写しをとるか」
ウチもささやかに提案
さてはて、召還されたら何が出るか
まさか魔神なんてこたあるまい
「なあ、この面子なら最悪全滅ってことはないやろけど、途中の宿場で、帰還せぇへんやったら応援を呼ぶようつなぎをつけとかへん?
生き残りの面子の撤退場所決めて、期限切って連絡なかったら魔術師ギルドからそこに応援が行くようにさ」
ウチは万が一の失敗についてフォローを入れるよう提案した
もっとも、おっちゃんのほうでも二の矢は用意しとるかもしれへんけど、途中経過の報告もなんぞ考えたいな
ま、今は考えてもしゃぁない
なるよになるわい
「そいじゃまずは宿屋目指していこうか!行くぞセキトバ!」
セクトは早速馬に名前をつけとった
あはは、んじゃ続くか♪
「まけるなテキーロ、 はいやっ」
なんとなく凶兆がせんでもなかったが、まあよかろ「しばらく世話っなるで、相棒」
ウチは黒毛の首をたたいた
-----------------------------------------------------------------
何をするにしても、いったん宿場についてからですね
宿場での行動機会を増やしたいですし、少し急ぎ気味で行きましょう
黒毛の四本の足が白いかはGMに任せますw
セクトール(ハインツ) 2012.07.12 [23:44]
「よし、忘れ物はなしっと」持ち物の確認を終えて、背負い袋に詰め込む
続いてチェインメイルを身につけてケンタウルス達から貰ったマントを羽織り留め具で止め、支度を済ませる
「うっしゃ、行くか!」
気合を入れて、集合場所へと向かった
=============================
集合場所である門前へとついて少し待つと、ライナスが息を切らせて駆け寄る
服装はさっきとは打って変わって旅人らしい服装になっていた
> 「そこの、厩、で、馬を、借り、られる、手筈に」
ゲホゲホと咳き込む
「OKわかった、だからまずは呼吸整えろ」
ライナスの息を整えるのを少し待ってから厩へと向かう
> 「半月と少々借りて、ここで返すことになっています」
馬の維持費諸々は魔術師ギルド持ちなのが助かるか
しかし馬か・・・今年と去年の流鏑馬大会の結果を思い出す
すると、一頭の馬が目に止まる
「俺はこいつに乗らせてもらう」
理由はまぁ、、、何となく?
「暫くの間、よろしく頼むぜ」
馬の頭を撫でて、挨拶をする
> 「今から出て、日暮れの前後に最初の宿場にどうにか、というところですね」
「こいつらには無理をさせるかもしれないが、、、仕方がないか」
野営よりも宿屋のほうが疲労を回復できるからな
と思っていたら馬に鼻息を掛けられた
俺、、、なんか感の触ること言ったか?
=====================
門を出て少し時間が経った
俺も馬の方も息が会ってきたのか上手く手なずける
そろそろこいつにも何かあだ名つけるべきか?
> 「プレヴァール街道について少々調べましたが」
ライナスも馬に慣れてきたのだろ、話を切り出した
> 「詳しいことは宿で、のほうがよいでしょうから、概略だけ」
大まかに略せばシュトレクからグラナードまでには分岐点は一つだけだが衛士が居る街だから街道を外れれた道を行くのがいれば聞きこむことができる
他は旅慣れしている人も踏み込まない森や湿原が広がっている
ライナスと同じもやしっ子のグラーニンがこれらを走破できるのは無理だろう
> 「ですから、わたしたちは基本的に、プレヴァール街道を北上すればよいことになるでしょう」
一旦区切りを入れて、続けて話す
>「マークさんの仰るように、儀式そのものが目的であるとすれば――大事なのはその場、ということになりますね。
> ですが、街道の近辺には遺跡の類はほとんどありません。唯一の例外が、街道の北端近く、ラサークという町です。
> 古代王国の遺跡のほか、王国創立期の砦の跡、それに新王国期初期のものらしい廃修道院が残されているようです」
「絶好の隠れ家になりそうな場所だな。ってか何か昔の罠とか巨人とかいそうな雰囲気だな」
恐らくそこに逃げ込んだのだろう。昔の遺跡ならば罠を活用すれば誰にも邪魔されない場所になる
最悪ヘカトンケイレスとかと遭遇したら、、、どうしようか
ともかく今は進むしかない。
「そいじゃまずは宿屋目指していこうか!行くぞセキトバ!」
手綱を握り、セキトバ(俺が乗っている馬のあだ名)を走らせた
=============================
PL
現段階で聞くのはないです。多分増えるとしたら宿屋での詳細説明だと思います
あ、勝手に馬のあだ名つけましたw
経緯は
セクトの馬
↓
セクトバだと呼び辛いな
↓
少し崩してセキトバにするか
という感じですw
マーク(悪根) 2012.07.12 [03:12]
出立のための荷物を取りまとめる。
何か買っておくものは・・・ないな?
「押し負けたなぁ・・・」
冒険者の決め事は基本、多数決。
イマイチ説得力のある主張が出来なかった。
俺の口先もまだまだだ。
さーて、切り替えるか。ちゃんと考えないと死ぬ。
第3階梯の魔術師相手に追跡。簡単ではない、ないが。
あまり悲観的に見過ぎるのも良くない。
実際のところはもっと楽観していいかもだ。
衛兵の目を変身の魔法で誤魔化すってのは実際にやろうとすると簡単じゃない。
前後に見通しのいい街道で魔法を使うとかその辺の行動は目立つ。
蛇の街道ほどじゃないにしても、オランに近いから人通りも結構あるはずだし。
使い魔。いるかどうかはまだわからない。
こっちの位置とかを気付かない内に知られたりする危険はある。
だが、こっちが見つけてしまえば逆に好機にもなるよな。
その使い魔の1km圏内にグラーニンがいる事になるんだから。
「うん、相手が単独で動いてる限りはまだまだ目はある。」
※※※※※
>「そこの、厩、で、馬を、借り、られる、手筈に」
> げほげほと咳き込み、すみませんとまた詫びる。
「お気になさらず。あまり気が急いても宜しくないですしね。」
彼も旅慣れはしていない、だろうなぁ。
「こっちに預けられる荷物は預けてしまって下さい。
これでもこんな稼業やってるんで、我々の方が体力はあるはずですから。」
道中も出来るだけフォローしよう。
※※※※※
最初の宿場町をスルーして急ぐ事もチラッと考えたが・・・
ライナス氏の情報の取りまとめと検討の機会も早い内にしておく必要がある。
まずは今晩でそれを済ませてしまうか。
>「ですから、わたしたちは基本的に、プレヴァール街道を北上すればよいことになるでしょう」
「最終的な目的地が街道を外れていても、
そこに近づく最後の最後までは街道を使う、使わざるをえないですかね。」
もし相手に旅慣れてる仲間がいて、途中で合流したりすると厄介だが。
>「街道の近辺には遺跡の類はほとんどありません。
> 唯一の例外が、街道の北端近く、ラサークという町です。
> 古代王国の遺跡のほか、王国創立期の砦の跡、
> それに新王国期初期のものらしい廃修道院が残されているようです」
「北端近くですか。南寄りなら他の街をスルーしてそこに直行しやすいんですけどねぇ。」
外れだった場合が怖い。まぁ、まだ判断は早いか。
「ああ、そうだ。聞き忘れがありまして。」
ライナス氏の馬に近づき声を潜める。
「アレの外観とタイトルも後でお聞きして宜しいですか。
都合で二手に分かれる時などあるやもしれませんから。」
それが禁則事項にあたるなら仕方ありませんけどね、と付け加え。
PLより----------------------------------------------
これまたやらしい位置やでぇ。
一発ドカンと張れば情報収集に使わなかった時間をぶっ込めますが、さて。
追加の情報も聞いて色々と悩みましょうか。
ちなみに買い物はしませんでした、とこっちで一応言っておきます。
GM(Lain) 2012.07.12 [02:31]
集合場所、と定められたオランの北の市門に、ライナスは時間ぎりぎりになって到着した。いや遅くなってすみません、と額に浮いた汗を拭いながら詫びる。
急ぎ足で、というよりも小走りで学院からここまで来たのだろう。
ローブからすっきりとした旅装に着替えている。
「そこの、厩、で、馬を、借り、られる、手筈に」
げほげほと咳き込み、すみませんとまた詫びる。
少々の時間を待って息を整えたライナスとともに、一行は厩で自分に合った馬を借りることができるだろう。
「半月と少々借りて、ここで返すことになっています」
それから道中の宿での食事や飼葉も、これは約定どおり学院が、と、馬具を着けて貰いながらライナスが説明した。
「今から出て、日暮れの前後に最初の宿場にどうにか、というところですね」
馬上の人となったライナスが、いまだ高い太陽に手をかざし、眩しそうな表情でそう言う。
先も短くはないゆえ、あまり今から馬に無理をさせたくはないところだ。
しかし、露営よりも宿のほうが疲労を回復させやすいこともまた事実。
少々ならばいたし方なし、という結論に、一行は落ち着いた。
「プレヴァール街道について少々調べましたが」
市門を出て、街道を北へと馬でゆく。
そろそろ馬上にも慣れたという頃合で、ライナスが話を切り出した。
「詳しいことは宿で、のほうがよいでしょうから、概略だけ」
シュトレクからグラナートに至るまで、分岐らしい分岐はひとつだけ。
街道の名にもなった宿場町、プレヴァールから西へ出ているのだという。
「幸い、衛士のいる町だそうですから、街道を外れていればすぐに解るでしょう」
そのほかは、村落を除けば周囲は森や湿原が広がっている。
「旅慣れている者であってもなかなか踏み込まないそうです」
グラーニンについての情報が正しければ、彼はそういった場所へひとりで入れるような能力の持ち主ではない。
「ですから、わたしたちは基本的に、プレヴァール街道を北上すればよいことになるでしょう」
一旦言葉を切り、そして続ける。
「マークさんの仰るように、儀式そのものが目的であるとすれば――大事なのはその場、ということになりますね。
ですが、街道の近辺には遺跡の類はほとんどありません。唯一の例外が、街道の北端近く、ラサークという町です。
古代王国の遺跡のほか、王国創立期の砦の跡、それに新王国期初期のものらしい廃修道院が残されているようです」
このあたりはのちほど詳しくご説明しましょう、とライナスは言った。
日はまだ高い。
魔術師を相手の追跡行であるから、緊張感が消えることはないだろう。
だが、天気は、そんな人間の都合など文字通りどこ吹く風。
夏のはじまりの青空に、小さな白い雲がいくつも浮かんでいる。
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■GMから
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ひとまず、急行する旨の決定を受けてのレスでありまーす。
もう少し詳しい情報はのちほど宿場でご提供いたします!
なお、買い物などがある場合は、このカテゴリへのレスの前に行ってくださいませ!