司書答えて曰く、

GM(Lain) 2012.07.15 [22:47]

> 「この学院が持ち去った魔法装置。
>  どういったものかは聞いても宜しいでしょうか?」

「魔法生物に関する諸々、だったようです。
 たとえば命令を解除したり書き換えたり、破損した魔法生物を補修したり、損傷のひどいものを材料に還元したり、といった」

> 「それとエストン山脈が国境になったのは、
>  えー・・・どれくらい前でしたっけね。」

「150年ほど前であった筈です」

 オランの建国がおよそ200年前。
 建国直後の拡張期を経て安定期に入るまでが50年ほど。

 ライナスは丁寧な態度でマークの質問に答えてゆく。

>  マーファと聞くと魔神召喚とは縁遠い印象がありますけれど。

「そうですね、現にマーファの神殿であれば神の恩寵もありましょうが」

 打ち捨てられて100年が経つ神殿はすでに祈りの場ではない。

>  100年程と言うと丁度、学院の創設がこの頃でしたっけ。
>  周囲にある他の建物も相当な被害だったのでしょうね?」

「ええ、その頃であった筈です。
 記録は色々と残っていますね――オランでも揺れたようですし、蛇の街道沿いでも崖崩れなどの被害が出た、と。
 ラサークの近辺では、ほかに倒壊した建物もあったようですね」

>  もちろん学院が直接、調査を行なっていたりする施設は
>  当然、資料も多くなっているかと思いますが。」

「ええ、調査の資料として最も多いのがこの魔法生物の補修施設です。
 学院が大規模な調査を行っておりますのでね。
 ほかの3つは資料の量的な部分ではほぼ変わりません。
 学院としてでなく、その分野の研究室が調査を行ったもの、冒険者から情報を買い取ったもの、王国や神殿の記録を引き写したものなどなど――」

 直接の調査を行わずとも、そういった資料は貪欲に集めているのだ、とライナスは説明した。

「既知の事実、資料のうちから直接に結論に至ったという可能性も勿論あるでしょうが」

 迷うような表情。

「彼、グラーニンが占星術と儀式魔術というふたつの専攻を持っていたことを考えると――」

 様々な事象の、いまだ試みられたことのない組み合わせから結論を導いた可能性のほうが高いのではないか。

「私たちにももう少し時間があればよかったのですが」

 追手というのもこれはこれで制約が多いものですね、とライナスは苦笑した。

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■GMから

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 質問へのレスレス。
 抜けや漏れはございませんでしょーか!

 進行(=時間進める)は16or17日予定でーす。


>みなさま

 判定したいことなどありましたら適当にやっていただいて結構です。
 拾うか拾わないかなどはGMがやはり適当に決めますので!