今宵月はどこを照らすの?

セクトール(ハインツ) 2012.07.14 [22:45]



> 「冒険者さんとしては興味のあるところでしょうね」

この問に対して興味ありそうに答える

「仕事柄な。前の依頼で巨人相手に死人が出てしまったからな・・・」

このマントを見ながら思い出す。ケンタウルスで二人死者が出てしまったことと、アレルが死にかけたことを

> 「巨人ですか、それはゾッとしませんね」

エリーズが苦笑いして頷いた

「あの時は多勢に無勢で何とか成ったが、今回は会いたくねぇな」

アルバートとアレルの足止め、俺とゼーレンの回復魔法、エストレノの魔術による補助、そしてケンタウルスたちの援護射撃

それだけやって気絶させたのがやっとな相手だからな。この人数じゃ、、、確実に勝ち目はない

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セキトバを走らせて、無事に宿屋につく。食堂で飯を食べ終わった後にライナスは地図を広げた

>「これが、プレヴァール街道北方の地図です」

>「ラサークはここ。ミード湖の湖畔に位置します。
> 半農半漁の、そう大きくはない村のようです。
> 道中に少々お話した遺跡ですが、」


>「この近辺に遺跡といいますか、そういったものが4つ確認されています。
> オラン王国創設期の砦跡がひとつ、古代王国期の監視哨がひとつ、やはり古代王国期の魔法生物補修施設がひとつ、新王国期初期の神殿跡がひとつ」

続けてライナスはメモを取り出した。そこにはその4つの遺跡についての事が書いてある。

遺跡としては枯れているものばかりだが、身を潜めるには十分すぎる場所であるには変わりない

>「――こんなところです」

>「そうなると、4つとも妖魔や動物達の住処になっててもおかしくなさそうですね」

「怪しい事するには持って来いな隠れ家だしな。」

良くても野良犬の雨風を過ごす場所。最悪野党の溜まり場といった所か

> 「グラーニンが儀式魔術を、と考えているのであれば、ですが、」
>「儀式魔術はどこででもすぐにできるというものではありません。
> しかるべき場を整えることから儀式は始まります。
> 目的に沿って、魔力を集積させやすい場所と環境。
> 彼の目的が判然としない以上、安易な断定は危険でしょうが――」


魔術に関しては全く詳しくない

が、昔母さんが呪い払いを施そうとした時はかなり時間をかけて準備していたのは覚えている

もしそれと同じならばある程度の想像は出来た

>「遺跡であるとか、古い砦や神殿の遺構というのは、筋の悪くない候補たりえます」

>「無論、道中で確認しつつ追うことは重要ではありますが、」

まずはラサークに向かう。そう言いたそうだった

そう言い終えると、窓の外を見つめて

> 「ラサークまで5日か、6日か――着くころには満月ですね」

とライナスは呟いた

>「如何にも占星術が関わりそうな時期で嫌ですねぇ。
> それにまつわる多々は私でも聞き覚えがあります。」

>「満月ですか、そう言えば満月になると強くなる生き物とかいましたよね」

魔獣の力は月の光と比例して強くなると聞いたことがあるが
おまけにグラーニンは占星術に長けているからこの時期に強奪ってのは偶然とは思えない

>「仮想タイムリミット、と考えた方がいいかもしれません。」
「時間内に守りきられたら負け、、、か」

エールジョッキを口に当てながら呟く

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PL
強めな魔神が出てこないことを祈りたい