出立

ミル(いあ) 2012.07.14 [16:49]

「ととと、とーちゃーく」

ライナスを尾行とかしてたら準備に手間取った
みんな集まってる

程なくしてライナスも到着

「そこの、厩、で、馬を、借り、られる、手筈に」

息が上がったライナスは咳き込みながら説明した

「あはは、ほらまあ、そう咳かんと」

ウチは水割りワインを少し飲ませた

「OKわかった、だからまずは呼吸整えろ」

セクトールもフォーローを入れる

「こっちに預けられる荷物は預けてしまって下さい。
 これでもこんな稼業やってるんで、我々の方が体力はあるはずですから。


マークもいたわるように発した


さて、ぽっくりぽっくり馬で出発

「今から出て、日暮れの前後に最初の宿場にどうにか、というところですね」

ふむ、出来れば今日中には着きたい
夜のとばりがかかる前やったら、アウトローの巣にも顔を出せるやろう

ウチは迅鉄を方に乗せたまま、チョイスした黒毛に乗っていた

「プレヴァール街道について少々調べましたが」

「詳しいことは宿で、のほうがよいでしょうから、概略だけ」

ライナスの説明に、ウチらはふむふむと頷く

こそ泥は別段変装の技術もないようやし、衛士がおれば行き先は解るやろう
それに、北上ルート以外は、野伏せりでもないときついっぽいし

 ですが、街道の近辺には遺跡の類はほとんどありません。唯一の例外が、街道の北端近く、ラサークという町です。
 古代王国の遺跡のほか、王国創立期の砦の跡、それに新王国期初期のものらしい廃修道院が残されているようです」


む、そないなもんが?
こそ泥がこの方面に向かってること考えたら、十中八九、最終目的地はそこか

「まあ、それやとわかりやすてありがたいな」

あとは、儀式の前に叩けるかどうか、か

「ああ、そうだ。聞き忘れがありまして。」

「アレの外観とタイトルも後でお聞きして宜しいですか。
 都合で二手に分かれる時などあるやもしれませんから。」

マークは抜け目ない
頼りになるなぁ

「人相書きも二枚欲しいな
 宿に着いたら写しをとるか」

ウチもささやかに提案

さてはて、召還されたら何が出るか
まさか魔神なんてこたあるまい

「なあ、この面子なら最悪全滅ってことはないやろけど、途中の宿場で、帰還せぇへんやったら応援を呼ぶようつなぎをつけとかへん?
 生き残りの面子の撤退場所決めて、期限切って連絡なかったら魔術師ギルドからそこに応援が行くようにさ」

ウチは万が一の失敗についてフォローを入れるよう提案した
もっとも、おっちゃんのほうでも二の矢は用意しとるかもしれへんけど、途中経過の報告もなんぞ考えたいな

ま、今は考えてもしゃぁない
なるよになるわい

「そいじゃまずは宿屋目指していこうか!行くぞセキトバ!」

セクトは早速馬に名前をつけとった

あはは、んじゃ続くか♪

「まけるなテキーロ、 はいやっ」

なんとなく凶兆がせんでもなかったが、まあよかろ

「しばらく世話っなるで、相棒」

ウチは黒毛の首をたたいた

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何をするにしても、いったん宿場についてからですね
宿場での行動機会を増やしたいですし、少し急ぎ気味で行きましょう

黒毛の四本の足が白いかはGMに任せますw