腐臭漂う部屋

メガーヌ(たいまん) 2011.06.13 [12:54]

「結局、なんだったんだい、ありゃあ」


まったく、ドレープの隙間に臭いが染みついちまってるよ。
あの屁が実体化したみたいなやつも死に損ないだってんだから、世の中ワケが分からないねえ。

 

・・・ん?

 

「カァァァツ!
 あんた、いいもん見つけたんじゃあないか?
 おぉうセリト!心の友!
 あんたたちは素晴らしい伴侶だ!」


二人の尻をばちんばちんとはたいて。


見つけ出した樽と瓶を眺める。


「古代王国の酒だって?
 いかした土産じゃあないか!
 ははっ、肉体的にはヘタレな古代の魔術師どもも、意外とやるもんだねえ!」


ひと仕事の後の一杯は最高さ。

「こいつはあたしがもらうよ。
 どうせ売っちまうつもりなんだろう?」


下戸どもの集まりだからねえ。

 

 

え・・・・そんなに高く売れるのかい?
・・・・あたしの取り分・・・・・・

 

 

 

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PLより:

お酒ゲットだぜ!

GM(Lain) 2011.06.12 [18:54]

 ある者は瓶のラベルを検めているときに。
 ある者は樽の焼印を確かめているときに。
 ある者はまだ何かないかと木箱を漁っているときに。
 またある者は次の行き先を相談しているときに。

 それは訪れた。

 最初は、指先にぼんやりとした光。
 次にそれが明確な輪郭を持ち始め、手や足、身体の末端に近い空中に魔法文字を浮かび上がらせてゆく。
 トロンは、それが上位古代語であると理解できるだろう。

 ゆらゆらと動き、明滅を繰り返しながら、それらは徐々に光を増してゆく。

 もはや残された時間がない、そのことを全員が直感的に理解することだろう。

 直後、急速に光を増した魔法文字の羅列が、各々の周囲に魔法陣を織り上げた。
 浮遊とも落下ともつかぬあの感覚。

 そして――

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■GMから:
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 全員のターン18を終了しました。

 すでにGMからの記事として投下したとおり、制限ターン超過によって全員が遺跡から強制的に排出されます
 このあと遺跡からの帰還カテゴリを別途用意いたしますので少々お待ちくださいね!

ガラフ(テッピン) 2011.06.12 [10:11]

結局カーツェナルの希望通りヘルハウンドの肉を回収し、先行していた3人と合流する。

非力な彼女ではそこそこ大きな肉塊は抱えきれないので、自分が持っていく。

...自分の優しさが恨めしい。

 

>「おう、カーツ。おかえり。

> 首尾はどうだったね?

> ああ、まあ肉だけでもいいんじゃないか。

> 脱出したら成功祝いに焼いて食おうじゃあないか、ははは!」

 

「姉も食うつもりですか!?なんと物好きな!!」

 

この一団においては、どうやら自分は少数派らしい...

 

***********************************

 

トロンの学識、セリトとメガーヌの経験を以ってしても魔物の正体は掴めなかった。

確実なのは、不死者ではない事と、何らかの魔法生物であろうという事。

 

>「さて、わからないぞ...どうしたものかな。また力押しか? うーん」

 

>「ま、力押しだな」

 

>「ああ、いいんじゃないか。

> じゃ、あたしはアレがこっちに来た時の為に待機してようかねえ」

 

「結局、散々話し合っても結論はいつも一緒な気がしますな...」

 

いつもの力押し。まあ、それがこの面々には一番良く似合っているのだろう。

 

>「よし、ここは魔法で押し切ろう。メガーヌの斧に火炎付与をかけて、

> あとは攻撃魔法で遠距離から撃滅と」

 

先のフロアイミテーターの時と同様、鉄格子を活かして魔法で一斉攻撃する事となった。

自分は有事に備えて<癒し>の祈りの準備に入る。

トロンが接近戦に備えてメガーヌの斧に<火炎付与>の呪文を唱える。

 

>『万能たるマナよ、炎となりて宿り、敵を討て!』

 

見る見る内にメガーヌの戦斧に魔法の炎が燃え上がる。

 

>「おおう、こいつはいいね。

> 前も使ったけどさ、死にぞこないどもにはよく効くんだよねえ」

 

「流石、古代語魔術の援護は頼もしい限りですな。今回、ワシは後ろに控えさせて

 頂くが、ワシの出番がない事を願っておりますぞ...」

 

***********************************

 

こちらが身構えるのを察したのか、黒い影が腐臭を伴いながら向かって来た。

戦いの始まりだ。

カーツェナルとセリト、二人の精霊使いが松明に揺らめく炎の精霊の力を行使すべく、

呪文の詠唱を開始する。

 

『火よ、火蜥蜴よ。

 願わくばその身、焔の矢と化せ。 立ちはだかる彼の者達に、焔の洗礼を』

 

『火の精霊よ、我が導きに従え、炎の矢となりて敵を撃て』

 

呪文は完成し、松明から放たれた炎が魔物に向かって真っ直ぐに伸びていく。

内1匹は激しく身を焦がし、その場に倒れ、燃え尽きていった。

しかし、

 

>「あれ?」

 

残るもう1匹に向かったのは、何故か途中で軌道を逸らし、激しく乱舞した挙句、

お互いぶつかり合って消滅してしまった。

 

>「...たーまやー」

 

その予想外の光景に、普段は寡黙で隙の無いセリトが半分呆けたように呟いている。

 

>『万能たるマナよ...光となり、穿て!』

 

初撃で仕留め切れなかった時に備えていたトロンが、

すかさず<光の矢>の詠唱を完成させた。流石油断がない。

セリトから放たれた光の矢は、白色の帯を視界に残して魔物に強かに命中し、

激しい輝きを残して消えていく。

 

>「浅いっ!?」

 

かなりの打撃だったが、まだ僅かに残していたようだ。

ガス状の身体をトロンに纏わりつかせてきた。咄嗟に口を押さえ、塞ぎ込むトロン。

だがそこに、控えていたメガーヌが紅く燃え上がる戦斧を叩きつけた。

炎に焼かれ、異臭を撒きながらくずおれていく魔物。

こうして、戦いは終わった―――。

 

***********************************

 

>「さて...何かあるかね、っと...」

 

異臭がまだ濃く澱んではいるが、早々に捜索を開始する。

この部屋はどうやら食料の備蓄場所だったようだ。

長い年月の間に木箱ごと腐ってしまったものも多い。

何か保存状態のよいものが残っていればいいが...

 

>「うーん...ケホッ。どうにもゴミばかりに見えるけど」

 

トロンは先程吸い込んだ魔物の気体のせで体調が優れないようだ。

どうにも集中力を欠いているように見える。

 

>「...右手でポカポカ、左手でポカポカ、みんな?ポカポカ......デストロォーイッ!」

 

>「くすくす・・セリトったら」

 

腐れかけた木箱を半ばヤケクソ気味に叩き、破壊してしまうセリトと、

その様子を微笑ましく見守るカーツェナル。

...微笑ましいのか、これは?

 

しかし、そのおのろけ気味の二人が保存状態のよさそうな酒を2本、発見した。

聞けば好事家にかなりの金額で売れるらしい。

酒は嗜む程度には呑むが、高級なものになるととんと疎いので、

二人の意外な見識に驚いてしまった。

 

「これは...正しく嗜好品、と言った風情ですな。

 500年前の銘酒...どの様な味がするか知識神の神官として気にはなるが、

 一杯の値段を考えると腰が引けてしまいますな。

 まあ、これは相応しい方々へ適正な価格で譲るのがよいのではなかろうか...」

 

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PLより:ますます加速していく不思議空間の件について。 

GM(Lain) 2011.06.11 [23:37]

 冒険者たちは銘々に木箱を開け、あるいは壊し、中身を漁る。

 中身はおおよそ、食料品のようだ――残っているのは保存の利くものばかりで、それも大方は口に入れるのが憚られる状態になっている。
 辛うじてまともに残されているのは酒の入った小さな樽や瓶などだろうか。

 しかしそれも500年の年月を中身が耐えていればこその話だ。
 発泡酒は言わずもがな、醸造酒は酢のようになっていればまだマシなほうで、ほとんどは水に戻ってしまっている。

 飲めそうなものは結局、ふたつしか残らなかった。
 いずれも蒸留酒だ。

 ひとつはウィスキー。小さな樽に入れられ、厳重に封をされている。
 樽には薄れた焼印で『グレングラス』と記されている。

 いまひとつは北方産の火酒のようだ。
 こちらは陶製の瓶に収められている。コルクと蝋で厳重に封を施されているのは『グレングラス』と同様だ。
 破れたラベルには、消えかけた文字。『マハトイェスカヤ・スタルカ』と読める。

 セリトとカーツは知っている――いずれも、かつて名のあった、しかし今はもう存在しない銘柄だ。

 酒だけの価値であれば100ガメルも払えば飲めるものだろうが、希少価値を考えればその数倍にはなる筈だ。

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■GMから:

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 お待たせしました。全員のターン18です。
 相変わらず価値判定系の出目がいい件について。

◆戦利品

 以下の2品。
 いずれも開封すると売却できなくなるので注意すること。

 ・『グレングラス』:西方産の蒸留酒。いわゆるウィスキー。約40度。小さな樽に収められている。売価450ガメル。
 ・『マハトイェスカヤ・スタルカ』:北方産の火酒。いわゆるウォトカ。約65度。陶製の瓶に収められている。売価450ガメル。

カーツェナル(さの) 2011.06.11 [19:09]

 ヘルハウンドの肉を削ぎ落とし、皆と合流する。

 皆の向かった部屋は、かすかに腐臭漂う部屋。

 先の調べで、負の生命の精霊の力は働いていないとは分かってるなの。

 加えてトロンさんの魔力を探知する魔法も働いたので、

 魔法生物であると言う事は間違いない感じ。


 部屋と廊下を仕切っている鉄格子は、中途半端な位置で固定され、

 屈んで出入りしなくてはいけない。


>「ま、力押しだな」

 皆と作戦を考える。
 
 トロンさんがメガーヌさんの斧に火の付与魔法を掛けた。

『火よ、火蜥蜴よ』

 ボクとセリトはその斧に宿る炎を通して、精霊へと語り掛ける。

『願わくばその身、焔の矢と化せ。 立ちはだかる彼の者達に、焔の洗礼を』

>『火の精霊よ、我が導きに従え、炎の矢となりて敵を撃て』

 先に放ったボクの二条の火蜥蜴の矢。

 一方はガスの塊のような魔物を貫き、火をつけた。

「あれ?」

 もう一方の火蜥蜴が言う事を聞かない。

 敵の周りでグルグルと回転するばかり。


 また気紛れな火蜥蜴を呼んじゃったなの?

 セリトも同様に二条の火蜥蜴の矢を放つけれど、

 同じように一方の火蜥蜴がボクの放った火蜥蜴と一緒になってグルグルと回転を始め、

 最後には、二つの火蜥蜴同士がぶつかり合い、火花を残して消えたなの。


>「...たーまやー」


 セリトのもう一方の火蜥蜴の矢も命中し、魔物は燃え上がるように消え去った。

 火蜥蜴の戯れの結果無傷で残っていた魔物にも、トロンさんの魔力の矢が鋭く突き刺さる。

 魔物は消え掛かりながらも鉄格子をすり抜け、トロンさんに迫り包み込むけれど、

 トロンさんは何とかそのガスの塊から脱出した。

 そこへ魔法の炎を纏った斧を振りかざすメガーヌさん。

 皆の予測通り、火に弱かったらしい魔物はこうして消え去った。

――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

 部屋の中を動く気配がなくなったのを確認し、格子戸の下を潜って入る。

 あの腐臭の正体は、何か動物の死骸が放つものだったみたい。

 もう原型はない・・骨格からして両棲動物ぽいけど・・あのプールにでも居たコなのかしら?


 いくつか腐食し壊れた木箱があり、中のものが床に散らばっている。

 まだ原型を保っている木箱、開いてはいても損傷の少ない木箱もいくつかあるみたい。


 セリトが軽く揺すってみたり、叩いてみたりしてるなの。

>「...右手でポカポカ、左手でポカポカ、みんな?ポカポカ......デストロォーイッ!」

 あ、壊した。


「くすくす・・セリトったら」

 口数は少ないけれど、こう言うお茶目な一面もチラリと覗かせる赤いオオカミさん。

 いまだ危険なダンジョンの中ではあるけれど、その仕草や行動に和む事が出来たなの。 


 っと。

 ボクも何か見つけなきゃ。

 この箱はまだ元気そう。

 中身は何かな?

――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

PL:最近。

   「右手でポカポカ、左手でポカポカ、みんな?ポカポカ、デストロイ」に

   洗脳されてる気がするのですよ(゚w 。) 叩き割るんですって。

   あ、ヘルハウンドの肉はモモ肉で! ユッケにするらしーから!

セリト(彩月) 2011.06.11 [11:46]

> 「鍵ならもう構造は分かってるから大丈夫なんだけどね。
> セリト、罠の方、頼むよ。
> どうにもやっこさん、この扉を開けっぱなしにしたいみたいでねえ。

> よっぽど中のケモノに襲わせたいんだろうさ。
> どんな物騒なもんがいるのやら」

 

メガーヌの言葉を受けて、扉の前に膝をつくとロックピックを鍵穴に差し入れる

指先の感覚を頼りに、ざっと内部の構造を探ると、明らかに今までの鍵とは違うピンがあった

間違いなくこれが罠に連動するピンだろう、作動しないようにゆっくりと押し上げてピックを固定し

残りの錠前を開けるピンを探るが...鍵の構造的にあるハズのピンの数が合わない

最初に固定したピックの陰になってしまっているのだろうか

 

「...ふむ...罠の方は解除できたが、錠前の方が上手く外れんな、メガーヌ頼む」

 

罠に連動するピックを押さえたまま、膝を上げてメガーヌが作業できるように場所を譲る

果たしてメガーヌに任せた結果、問題なく鍵は開いた

 

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>「げ...嫌な予感がしてたけど、やっぱこいつらか」

 

鍵を外した扉を音を立てぬように細く開き、中を覗き込んだトロンが小さく呻いた

 

>「あれはヘルハウンドっていう異界の生物の一種だよ。動きは早いし体力も結構ある、何よりあいつ獣の癖に火を吹くんだよね...前にそ> れで火傷したことがあるんだ。それにアイツは闇を見通す眼をもっているから、闇も効かない。小細工無しの勝負になるよ。ちなみに火> も効かない。可能であれば火を吹かれる前に速攻で一体は潰したいところだね」

 

...ふむ

トロンの説明を聞きながら、小さく頷く

正直一層二層は天井の光明に頼っているのか、明かりがなくては動けない敵ばかりだったが

三層に来てからは暗視の能力を持つ敵も多い、恐らくこの遺跡の製作者はそういう攻め方も見越していたのだろう

声を潜めて、戦術を立てる...どうも獣のワリに直感に優れているわけでもなく

現時点で扉がすでに開く状態になっている事に気付いていないらしい以上、不意を打てるだろう

トロンの<雷撃>を合図に一気に突入制圧する事を決定して、扉を蹴り開いた

 

>『万能たるマナよ! 雷槍となりて、貫け!』

> ぽすっ。 

>「あれっ?」

 

まずはトロンの<電撃>...と思いきや、魔力の流れが急に乱れ魔術が不発になる

 

>「・・・ま、そういうこともあるさ」

 

気は抜けたが、とりあえずトロンの声を合図に次々とヘルハウンドに向けて走り出す

カーツの魔剣が片方のヘルハウンドの喉元に深々と刺さり、苦鳴をあげて仰け反った所をガラフがトドメを刺したのを横目に

ルーサーンハンマーを振り下ろす、が、浅い

生き物の皮膚とは思えないほど弾力と硬さを兼ね備えた身体は勢いの乗ったルーサーンハンマーの一撃すら

完全とは言えない一撃に終わった

同様にメガーヌの斧もトドメを刺すには至らない

 

体勢を立て直したヘルハウンドも続けざまに全員で殴りつけ、最後にはガラフがトドメを刺した

...むぅ、私の獲物が...

 

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ヘルハウンドを片付け、部屋の探索を行った結果、部屋の奥の壁に並べてあった武器の中から

銀製のハンドアックスと同じく銀製のヘビーフレイルが使用に耐える状態で見つかった

 

ガラフが銀製のハンドアックスの握りや重さを確かめているのを見ながら

私もヘビーフレイルの感触を確かめる

 

一般には扱いづらいと言われているヘビーフレイルではあるが、私にとっては以前から使っている武器だ、難なく手に馴染む

鉄より軽い分はフランジを設けて、打撃力を補っているようだ...決してオランウータンの頬の周りの脂肪の事ではない

 

「ふむ...」

 

一通り、振るい、払い、使い心地を確かめるが、どうも持ち手に近い部分の動きがぎこちない

一度オランに戻ったら手入れが必要だろう

 

新しく手に入れた武器のこびりついた埃を落とすなどの手入れしながら話をしていた結果

腐臭のする部屋の魔物を改めて調査する事になった

先程のトロンが持つ魔剣を持っていた魔物も結局は正体が判らないまま突入する事になったり

正直、今回の探索は力押しにすぎる部分がある

ここらで気分を変えて、きちんと調査をしてから安全な策を立てて攻めていきたいところだが...

 

...ヘルハウンドを解体したいというカーツと、その護衛としてガラフを部屋に残して

腐臭のする部屋へと向かった

 

========================================================================================

「んむ...」

 

皆で首をひねる

結局、誰も謎の魔物の正体が掴めず、さて、どうするか、という話になる

 

皮を剥ぐのに失敗したというカーツもヘルハウンドの肉を一抱え担いできたガラフも合流して

改めて、部屋の魔物に目を向ける

...精霊ではないのは間違いないし、負の生命力も感じられないからして

魔獣や魔法生物あたりなのだろうが...

 

「ま、力押しだな」

 

腐臭というよりは、腐敗ガスに近い匂いからして炎は有効ではないかと

トロンがメガーヌの斧にファイアウェポンをかける

同様に、私とカーツもファイアウェポンに宿る炎を通して精霊へと語りかけ始めた

 

『火の精霊よ、我が導きに従え、炎の矢となりて敵を撃て』

 

先にカーツの火矢が二条に別れて飛ぶ......と思いきや、片方の火矢が突然敵の周りでグルグルと回転するばかりで

一向に魔物を打つ気配がない

続けざまに、私も火矢を放つ...が、あろう事か、私の放った火矢もカーツの不発の矢と一緒になってグルグルと回転を始め

最後には、二つの火矢同士がぶつかり合い、火花を残して消えた

 

「...たーまやー」

 

まぁ、一方は無駄になったが、カーツと私の火矢でもう一方の魔物は燃え上がるように雲散霧消した

続けて、無傷で残っていた魔物にもトロンの魔術の矢が突き刺さる

だが、一撃必殺とは行かなかった、傷を負いながらもトロンに一矢報いんと魔物が格子をすり抜け迫る

だが、そこを待機していたメガーヌの斧が薙ぎ払う

やはり事前の予想通り、火に弱かったらしい魔物は燃え上がるようにして消え去った

=========================================================================================

魔物が消え去り、部屋の中に動く気配がなくなったのを確認して

格子戸の下を潜り、部屋に入る

 

試しに格子に手をかけて、もっと通りやすくならないものかと、持ち上げようとしてみたが

完全に壊れてるらしく、ピクリとも動かなかった

正直背中に担いでるテントやらルーサーンハンマーやらのおかげで、大分狭いのだが

 

「さて...何かあるかね、っと...」

 

とは言え、目に付くものは壊れかけた木箱の残骸くらいだが

...中に何かないものか

 

軽く揺すってみて、さらに箱を叩いてみる

 

「...右手でポカポカ、左手でポカポカ、みんな?ポカポカ......デストロォーイッ!」

 

...おっと、リズムよく叩いていたつもりが、つい、力が入って割ってしまったか

 

トロン(リュート) 2011.06.10 [23:49]

「ふむ、銀の武器かぁ...」

 見つけた斧やフレイルに喜ぶ銀月の面々を見て、少し考える。

 長い年月が経っても輝きを失わず、普通の武器が効かぬ魔物を傷つけることが出来る銀の武器。

 古代魔法王国時代の遺跡で見つかることも多いそれは、やはり昔から重宝されてきたのだろう。

 

「でも、贈り物には向かないよねぇ...」

 そんなことを呟きつつ、一層で手に入れたターコイズのはめ込まれた銀の腕をを見る。

 これなんか丁度良いんじゃないだろうか?

 

     *     *     *     *     *

「さて、わからないぞ...どうしたものかな。また力押しか? うーん」

 謎の魔法生物を睨みつけつつ、唸る。

 相手が何かはわからないが、こうなった以上最大火力で押し切るのが吉だろうか。

 

「よし、ここは魔法で押し切ろう。メガーヌの斧に火炎付与をかけて、あとは攻撃魔法で遠距離から撃滅と」

 そう言って再び僕は発動体の剣――ルーンハンドラーを構える。

 

『万能たるマナよ、炎となりて宿り、敵を討て!』

 

     *     *     *     *     *

「さて、と...じゃあやろうか」

 カーツとセリトがサラマンダーを喚ぶのを見ながら、僕自身も魔法の矢の詠唱を始める。

 

『万能たるマナよ...』

 ただの矢ではない。

 螺旋状に回転し、打ち抜くイメージ。むしろ矢というよりは槍に近いそれを構成する。

 

『光となり、穿て!』

 凄まじい速さで迸る光の矢がこちらへと向かってくる謎の怪物の中心を貫く。

 苦悶の叫びをあげ、身をよじらせる怪物。

 しかし――

 

「浅いっ!?」

 それでもなお突き抜けてくる謎の怪物に包まれ、咄嗟に口を覆って息を止め、バックステップする。

 なんとか謎の怪物から逃れたところで燃え盛るメガーヌの斧が怪物を捉えた。

 燃え上がる魔物、後には腐敗臭のような残り香だけが冷たく澱んでいた。

 

     *     *     *     *     *

「うーん...ケホッ。どうにもゴミばかりに見えるけど」

 先ほど吸い込んだ毒のせいか少し咳き込みつつ、あたりの物を杖で突付き回してみる。

 

========================

いちたりなかったのでやる気なし(゚∀゚)

カーツェナル(さの) 2011.06.10 [22:02]

Systemさの@代理振りセリト用さんが入室しました。


さの@代理振りセリト用 : 鑑定 2D6 → 2 + 5 + (5) = 12
さの@代理振りセリト用2D6 → 5 + 5 = 10
さの@代理振りセリト用 : どう言うことwやっぱり数字が同じだわ!
Systemさの@代理振りセリト用さんが退室しました。

  仲良し(゚w 。)

カーツェナル(さの) 2011.06.10 [21:14]

Systemカーツさんが入室しました。


カーツ : 鑑定 2D6 → 4 + 4 + (4) = 12
カーツ2D6 → 5 + 5 = 10
Systemカーツさんが退室しました。

 やっとまともな・・・(゚w 。; だがゾロ目ばかりはどういうことか!

ガラフ(テッピン) 2011.06.10 [21:05]

ガラフ@テッピン : 2部屋宝物鑑定ダイス 2D6 → 3 + 4 + (3) = 10
ガラフ@テッピン : ...2足りない!

トロン(リュート) 2011.06.10 [20:52]

リュート : イチタリナイ!(゚д゚) (06/10-20:52:00)


リュート : 宝物セージチェック! 2D6 → 3 + 2 + (6) = 11 (06/10-20:51:51)

 

とりあえずダイスのみ。

麻雀おわったらまとめて記事書きます(`・ω・´)

GM(Lain) 2011.06.10 [20:38]

 トロンの詠唱が完成し、メガーヌの持つ戦斧に魔法の炎が宿る。

 いま一度隊列を確認し、カーツとセリトが【炎の矢】の呪文を唱えようとしたそのとき。

 ゆらりとそれが動いた――まっすぐに冒険者たちに向かってくる。
 彼我の間を仕切る鉄格子をすり抜け、斧を構えるメガーヌをかわし、トロンとセリトへ襲い掛かる。

 それらの動きに、しかし、冒険者たちは素早く対応する。

 かくして、戦闘が始まった。

Lain@だんぢょん : 探索者s VS なぞのかいぶつ
--------------------------------------------------------------------------------
Lain@だんぢょん : R1 攻撃対象決定(重複しない) 1:セリト 2:カーツ 3:ガラフ 4:トロン 5:メガーヌ 2D5 → 4 + 1 = 5
Lain@だんぢょん : 宣言:トロンとセリトに攻撃。


Lain@だんぢょん : R1
--------------------------------------------------------------------------------
Lain@だんぢょん : カーツ 対象数拡大ファイアボルト(発動一括ダメージ個別) 2D6 → 2 + 6 + (5) = 13
Lain@だんぢょん : ダメージ → A 0 (1 + 1 = 2 ファンブル!) キーNo. : 20
Lain@だんぢょん : じゅってーん☆
Lain@だんぢょん : ダメージ → B 12 = 7 (4 + 5 = 9) + 【5】 キーNo. : 20
Lain@だんぢょん : B 5/14
Lain@だんぢょん : セリト 対象数拡大ファイアボルト(発動一括ダメージ個別) 2D6 → 1 + 2 + (5) = 8
Lain@だんぢょん : ダメージ → A 0 (1 + 1 = 2 ファンブル!) キーNo. : 10
Lain@だんぢょん : じゅってーん☆
Lain@だんぢょん : ダメージ → B 8 = 3 (5 + 1 = 6) + 【5】 キーNo. : 10
Lain@だんぢょん : B 0/14 撃破!
Lain@だんぢょん : トロン エネボ 2D6 → 3 + 3 + (6) = 12
Lain@だんぢょん : ダメージ → A 16 = 7 (6 + 6 = 12 クリティカル!) + 3 (3 + 3 = 6) + 【6】 キーNo. : 10
Lain@だんぢょん : Σ えっ
Lain@だんぢょん : A 1/14
Lain@だんぢょん : ガラフ遅延キュア待機
Lain@だんぢょん : メガーヌ遅延強打
Lain@だんぢょん : トロン抵抗 2D6 → 4 + 5 + (5) = 14
Lain@だんぢょん : 5 = 2 (2 + 5 = 7) + 【3】 キーNo. : 0
Lain@だんぢょん : トロン 10/17
Lain@だんぢょん : ガラフキャンセル
Lain@だんぢょん : メガーヌ強打+2 2D6 → 1 + 5 + (6) = 12
Lain@だんぢょん : ダメージ 24 = 9 (5 + 6 = 11 クリティカル!) + 7 (3 + 5 = 8) + 【8】 キーNo. : 25
Lain@だんぢょん : レーティング違うけどもういいよね('';
Lain@だんぢょん : 撃破!

 カーツとセリトの【炎の矢】を浴びて、1体があっさりと燃え上がった。
 ガスのような身体を燃え上がらせ、のたうつように天井へ向かい、そしてそこで燃え尽きる。
 あとには何も残らない。

 どのような理由でか、外れることのない筈の【炎の矢】をかわした1体がトロンへ向かう。
 だが、迎え撃つ【光の矢】がその身体に吸い込まれ、それは苦悶するかのように大きく身体をうねらせた。

 どうにか標的、トロンのところまでたどり着き、毒性のある気体でできた身体でトロンを包み込む。
 だが、そこまでだった。

 トロンから離れた一瞬を狙ったメガーヌの斧が――斧に宿った炎が、その身体を焼き尽くした。

 光と熱はすぐに消え、冷たく澱んだ地下迷宮の空気が戻ってくる。

 腐臭の正体はすぐに明らかになるだろう。
 もはや原型を留めていないが、なにか動物の、おそらくは両棲動物の、死骸がそこにあったようだ。
 ほかに、木箱がいくつか壊れ、中のものが床に散らばり、それらもまたゆっくりと腐敗していた様子ではある。

 あたりを見回せば、まだ原型を保っている木箱、開いてはいても損傷の少ない木箱がいくつか目に入る。
 ひとまずの危険が去ったいま、それらを漁ったとて邪魔をするものはない――冒険者の時間だ。

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■GMから:

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 全員のターン18です。
 相変わらず出目が乱高下しておりますがなぞのかいぶつを撃破しました。

◆判定

 以下の判定にはターンを消費しない。

 望む者は、セージ+知力Bまたはシーフ+知力Bを基準に目標値12の判定を行ってもよい。
 成功した者は、2d6を1回振ってもよい。

メガーヌ(たいまん) 2011.06.10 [11:28]

おうふ。


「なんだいこのナマモノが腐ったみたいなニオイは」


鼻が曲がるじゃあないか。
曲がるような鼻ァしてないけどさ。

 

「あのバケモンが発してるのかね。
 迷惑な話だねえ」


トロンが言うには、あれに魔力を感じる、ってことらしいんだけどさ。


「魔法生物ってなデクみたいのばっかだと思ってたよ。
 ロクでもないねえ」

 

結局、アレが何なのか、誰も分からなかった。


「おう、カーツ。おかえり。
 首尾はどうだったね?
 ああ、まあ肉だけでもいいんじゃないか。
 脱出したら成功祝いに焼いて食おうじゃあないか、ははは!」

 

カーツとガラフも帰ってきたところで、アレをどうするか決めないとね。

 

折角鉄格子だから、そっから魔法をブッ放そうってことにしたらしい。


「ああ、いいんじゃないか。
 じゃ、あたしはアレがこっちに来た時の為に待機してようかねえ」

 

斧を構えたら、トロンが火の魔力をかけてきた。


「おおう、こいつはいいね。
 前も使ったけどさ、死にぞこないどもにはよく効くんだよねえ」

 

アレは死に損ないじゃあないみたいだけどさ。

 

 

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PLより:

さのさんの宣言どおり、
トロンに来る奴に強打ダメ+2で。

2R以降も同じで、倒せたら残ってる方に強打強打。

カーツェナル(さの) 2011.06.10 [01:20]

【18T/1R宣言】 1Rずつの処理でお願いします

  敵情報→行動順は敏捷度10 R1はトロンとセリトに攻撃決定

 

 ・カーツ&セリト→対象拡大ファイアーボルトABへ

 ・トロン→対象拡大エネルギーボルト ABへ

 ・ガラフ→遅延行動、セリトにキュア待機、攻撃受けなかった場合キャンセル

 ・メガーヌ→遅延行動、トロンに接近して来た側の敵に、斧両手持ち強打D+2

トロン(リュート) 2011.06.10 [00:58]

リュート : ファイアウェポン発動 2D6 → 4 + 6 + (6) = 16 (06/10-00:57:49)

 

溢れるやる気(`・ω・´)ココジャナイ!

カーツェナル(さの) 2011.06.10 [00:50]

【18ターン事前準備】

 ・カーツ、ガラフ→合流

 ・トロン→メガーヌにファイアウェポン

 ・メガーヌ先頭に、後は後衛列。

 ・全員部屋には入りません。

GM(Lain) 2011.06.10 [00:06]

 トロン、セリト、メガーヌの3人は、鉄格子の奥、木箱の陰の魔物を観察する。

 そう激しく動き回るわけではないが、それだけに全体像が掴めない。
 しばし観察するも、結局、決定的な特徴を把握することはできなかった。

 魔物はいまだ、正体不明のままだ。

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■GMから:

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 セリト、トロン、メガーヌのターン17を終了しました。
 それぞれ9、12、1ゾロで失敗です。

 じゅってーん☆

◆判定

 部屋に侵入した場合、または鉄格子の外から敵対的行動をとった場合、戦闘となる。
 部屋に侵入した場合は少なくとも一人が鉄格子をくぐり終えた次のラウンドから、敵対的行動をとった場合はそのラウンドから戦闘処理を行う。

 戦闘を行う場合は、基本的な戦術を提示すること。

トロン(リュート) 2011.06.09 [22:34]

リュート : 怪物判定 2D6 → 2 + 4 + (6) = 12 (06/09-22:34:13)

 

うーん、これは無理そうね(´・ω・`)

ガラフ(テッピン) 2011.06.03 [09:55]

カーツェナルに同行し、腐臭漂う部屋の前に到着する。

部屋は鉄格子で封鎖はされている。

しかし、重たく剣呑とした空気と、肉が腐ったような激しい異臭は妨げられない。

 

カーツェナルの<精霊力感知>によると、この部屋からは負の生命の精霊の気配は

感じられないという。

となると、残りの線は魔法生物か?

頭の中の知識を総動員して解答を導きだそうとする。

そう言えば、そんなのが存在するという記述を以前に何処かで読んだ記憶がある。

魔法によって生み出された生物。腐臭を纏っている。気体?

...頭の中の点と点が繋がりそうなのだが、なかなか繋がらない。

これだ!という、明確な名前が出てこない...

 

「カーツよ、お主も分からんか...ワシもじゃ。軽率な判断を道を誤らせる。

 戻ろう。そしてセリトやトロン氏の助力を仰ぐとしよう―――」

 

またしても怪物の正体を掴めなかった悔しさと、一抹の寂寥感に包まれながら、

部屋を後にした―――

 

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PLより:今までの補足描写その2。

 

 

GM(Lain) 2011.05.31 [19:30]

 カーツとガラフは、木箱(とその残骸)の向こう側にいる魔物を見つめる。

 しかし、2人が知る限りにおいて、今見えているそれと合致する特徴を持つ魔物はいない。
 現に目の前にいるのだから、2人が知らない、というだけの話ではあるのだろうが――。

 カーツは精霊使いの目で、その場に働く精霊力を確かめる。
 いまは正体がわからずとも、特定するための端緒になるかもしれない。

 魔術灯の光の中に漂う光の精霊。
 影の中にわだかまる闇の精霊。
 水袋の水に棲んでいるのか、水の精霊の姿も見える。
 そして、知られざる生命の精霊、精神の精霊たち。

 どれも、正常に働いている――精霊力の異常は感じられない。

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■GMから:

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 カーツとガラフのターン12です。
 セージ技能による怪物判定に失敗しました。

 カーツのセンスオーラの結果は次のとおりです。

 ・光、闇、水、生命、精神の精霊力が働いている。
 ・上記以外の精霊力はない(少なくともその精霊の力を借りた魔法は行使できない)。
 ・働いている精霊力はすべて正常である(見てそれとわかる異常はない)。


◆判定

 怪物の正体を知りたければ、ターンを消費して怪物判定を行うこと。

 なお、正体不明のまま戦闘を行うこともできる。
 この場合、戦闘終了後に、ターンを消費せず怪物判定を行ってもよい。
 このまま戦闘を行う場合は、基本的な戦術を提示すること。

ガラフ(テッピン) 2011.05.30 [21:00]

ガラフ@テッピン : 怪物判定:2部屋の謎の生物(知名度不明)


ガラフ@テッピン2D6 → 5 + 6 + (3) = 14
ガラフ@テッピン : キタ!久しぶりにキタコレ!!

 

取り急ぎダイスの添付をば。

しかし、今となっては空しいコメントですねえ...