その結末

GM(Lain) 2011.06.12 [18:54]

 ある者は瓶のラベルを検めているときに。
 ある者は樽の焼印を確かめているときに。
 ある者はまだ何かないかと木箱を漁っているときに。
 またある者は次の行き先を相談しているときに。

 それは訪れた。

 最初は、指先にぼんやりとした光。
 次にそれが明確な輪郭を持ち始め、手や足、身体の末端に近い空中に魔法文字を浮かび上がらせてゆく。
 トロンは、それが上位古代語であると理解できるだろう。

 ゆらゆらと動き、明滅を繰り返しながら、それらは徐々に光を増してゆく。

 もはや残された時間がない、そのことを全員が直感的に理解することだろう。

 直後、急速に光を増した魔法文字の羅列が、各々の周囲に魔法陣を織り上げた。
 浮遊とも落下ともつかぬあの感覚。

 そして――

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■GMから:
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 全員のターン18を終了しました。

 すでにGMからの記事として投下したとおり、制限ターン超過によって全員が遺跡から強制的に排出されます
 このあと遺跡からの帰還カテゴリを別途用意いたしますので少々お待ちくださいね!