第三層

パティ(Cocoa) 2011.12.23 [22:17]

ユアンが取ってきてくれたタペストリーは、なかなかの値打ちがありそうだった。

>「あら、ずいぶん古いのね...えっこれだけで800G!?」

いつもの冷製なイメージとは少し違って、その事に素朴に驚くアライア。

「ふふっ、こっちも命張ってるワケだし、そうでなくっちゃねぇっ」

その様がなんとなく可笑しくて、笑みがこぼれる。


>「じゃ、次の層に行きましょう。」

「うん、いこっ。
 さーて......竜牙兵に守らせるほどの、上の書庫が楽しみだねぇ!」

うふふふふふっ。



  * * *  * * *  * * *  * * *  * * *



何回かの踊り場を過ぎて、視界が大きく開ける。
目の前には、下と同じような部屋と――更に酷い状態が広がっていた。

「.......................................」


ああ、あんなに埋もれちゃって......。
いや......うん、状況的にはあり得ると思ってたけどっ、けどっ。


「............」


ああ、あっちのはまだ一応少しだけ残ってる、うん。
土砂の下には沢山あるけど――そう古代の知識が沢山あるけど、うん。

>「なんだか、ここ、は、自然の息吹を、強く感じます、ね・・・・・・」

「......なんかもー、強すぎる気もするけど、ね......」


......あまりの無念な光景にあたしの涙腺も崩壊しそうです。
ううううう。


  * * *  * * *  * * *  * * *  * * *



見てまわると、歪んだ扉の奥には、よくわかんない魔物と一緒に書架が見える。
比較的大事そうにしまってあるし、これが無事だったことが不幸中の幸い、だろうか。


「んー、あの中の本も見たいけど、あそこにいる魔物。
 石従者や竜牙兵みたいな守護者ってワケじゃなさそうだね。
 なにより、階段の前に置くぐらいだもの、あの部屋を守りたいなら扉の前に置いとくはずだし。
 
 この遺跡に元々いたモノか、あるいは変貌しちゃったモノか......?
 うん、なら、こっちの広間の残ってる書架とかを見てみたら、あれが何者かのヒントもあるかもしれないねぇ。
 あっちの鉄格子の部屋――埋もれてるけど、あっちも何かそういうの残ってるかも」


そういったワケで、とりあえずあたし達は魔物の居る部屋を後回しにする事にする。

「......うん、ちょっと崩れてて危ないかもだし、気をつけてね、皆っ」


  * * *  * * *  * * *  * * *  * * *



広間に残った数少ない書物、あたしはその内容を調べるべく残った書架に手をつける。
一番下の階で出会った元ローブのひと達。
鉄格子の部屋なんかも用意しちゃって......何をここで学んでいたっていうんだろう?
正直なとこ......あんまり趣味は良くなさそうな気がするけど。


「そうだジャオユン、そこのキャビネットはそのまま開けておいてよっ!
 あたしも一応、魔法の目でよさげなモノが無いか見てみるよっ。
 
 ......なんかおみやげになりそうなのとかあれば、世話になってるマヌル達にも持って帰りたいんだけどねぇ」


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PL:
自分で時間設定したものの日記本文が間に合うか不明!>w<;
ということで、一先ず締め切りまでにダイスと行動だけUPします。
(後から、書けたら宣言に反しない範囲で描写追記しまーす!→追記しました!)


■ターン9:パティの宣言

ジャオユンと共に、(2)広間を探索します。
優先順位としては、上から順に出来るところまで。

◎「わずかに残された書架」の書物を調査します。
 具体的には、置いてある本のジャンル等から、この遺跡での研究内容を調べます。
 まず一つ一つ取り出してみて確認、タイトルが読めるならざっと目を通して、その中で気になるものがあれば細かくチェックという形でしょうか。 

Cocoa@ぱてぃ : 文献調査? 2D6 → 2 + 4 + (5) = 11 (12/23-22:13:08)
※セージ知力

 その他、無事な書架に残る本のなかで価値がありそうなものを捜索します。
 (遺跡に関係なさそうな書類でも)

Cocoa@ぱてぃ : 捜索平目:書架 2D6 → 4 + 3 = 7 (12/23-22:13:21)

◎「西の壁際のキャビネット」について、
ジャオユンの捜索後、短時間で見やすいように引き出しを開けてもらうなどして貰った状態で、センスマジックを使用します。
 18R内で、キャビネットの内容物→書架→土砂のあるあたり→その他周辺くまなく...という形で出来るところまで見て回ります。

Cocoa@ぱてぃ : センスマジック発動 2D6 → 2 + 6 = 8 (12/23-22:13:36)

◎あと、一応土砂の積もった元書架についても、危険のなさそうな範囲で捜索してみます(''未練がましく!

Cocoa@ぱてぃ : 捜索平目:土砂のあたり 2D6 → 1 + 5 = 6 (12/23-22:13:52)


◎土砂のつもり具合、建物の崩れ具合、水が流れた跡があるならば流れ具合などから
 崩れた際にこの遺跡は一体どのような状況にあったのか、セージ知力的に考えてみたいです。

Cocoa@追加 : セージ知力: 2D6 → 5 + 6 + (5) = 16 (12/23-22:22:14)


■状態
パティ HP13/13 MP9/18


(今回の捜索後、アライアさんからMPもらえると助かります!

アライア(灯) 2011.12.23 [01:42]

瓦礫の山を積み上げ、ようやくタペストリーをとることができた。

ユアンさんさまさまである。

「あら、ずいぶん古いのね...えっこれだけで800G!?」

骨董品の価値って計りしれないのね。

「じゃ、次の層に行きましょう。」

私は、みなに導かれるまま、第3層へと向かう。

 

たどりついた先は、なんだかごちゃごちゃしていた。

広間の南半分は土砂らでほとんどよく分からないし、

...あ、でも西の壁際にはまだ色々残ってそうね。

 

だが、歪んだ鉄扉の部屋には何かいるみたい...!しかも2体も!

私にはそれがなんなのかわからなかったが、危なさそうなのは確かである。

 

「じゃ、また張り切っていくわよ。...あ、その前に探索、ですね」

にっこりと言いつつ、剣に手をかけた。

 

 

PLより

祝、第三層!

第三層についての雑感はまた別のページにて書きたいと思います。

GM(Lain) 2011.12.22 [21:15]

 合流した冒険者たちは叩き潰された竜牙兵の残骸を後目に、ふたたび階段を上る。

 一層から二層へ移動したときと同様、3度目の踊り場を過ぎると平らなフロアが見えてくる。
 第三層のようだ。

 この層は南側が大きく崩壊している――北端に階段がある構造であったことは、冒険者たちにとって幸運だったと言えるだろう。

 階段から外を伺えば、階層の南は崩れた土砂で埋まっていることが一見して理解できる。
 また、床が大きくひび割れ、所々で岩盤が顔を覗かせている。

 崩壊した天井から水が流れ落ちた跡はあるが、この下の層ほど水による被害は大きくないようだ――大規模な崩落の前で浸水の害がどれほどの影響を持つか、というところを措くのであれば、だが。

 
404_L03.png(1)下層への階段

◆描写

 冒険者たちがたった今上ってきた階段だ。
 下層と同様、この部屋にも扉は無く、隣の広間にそのまま続いている。

 ざっと見たところ、取り立てて重要なものがあるようにも見えないが・・・・・・?


◆判定

 この部屋を探索するならば、ターンを消費してシーフ技能による捜索判定を行うこと。平目でも挑戦可能。


(2)広間

◆描写

 階段から続く広間には、下の層のそれと同様、数多くの書架が並んでいる――いた。

 崩壊の規模から考えれば、その受けた害は推して知るべし、だ。
 広間の南端――おそらくもう少し南まで広間はあった筈だが、崩壊によってやや狭くなっている――は大量の土砂で塞がれている。
 南東に部屋、もしくは通路があったと思われる構造ではあるが、その先も同様だ。

 並んだ書架の多くは土砂と石材に埋もれ、およそ原型を留めていない。
 当然、それらに配架されていた資料もともに土砂の下である。

 わずかに残された書架に、多少なりとも期待すべきだろうか。

 西の壁際には、小さな引き出しを多数備えたキャビネットがいくつか並んでいる――こちらは見たところ、経年劣化以外に大きな損傷を受けていないものもある様子だ。

 動くものの気配はない。
 何かを探すのであれば、気兼ねなく行動することができるだろう。


◆判定

 この部屋を探索するならば、ターンを消費してシーフ技能による捜索判定を行うこと。平目でも挑戦可能。


(3)歪んだ鉄扉の部屋

◆描写

 この部屋は頑丈そうな鉄の扉で閉ざされている――が、その扉は歪んで細く開いたまま固定され、動かせそうにない。
 開いた隙間は、ひと一人ならば何とか通れる程度、だろうか。

 内部には広間と同様、書架が並び、書見台もいくつか置かれている。
 書架の損傷は広間のものに比べて幾分か軽いようだ――ややマシ、という程度のものではあるが。

 室内には2体の魔物がいる。
 外から見る分には、ひとまず襲ってくる様子はないが――?


◆判定

 部屋の中には怪物がいる。
 望む者は怪物判定を行ってもよい。この判定はターンを消費しない

 この部屋の扉は半開放のまま固定されており、動かせない。
 扉を通って入退室できるのは1ラウンドに1人のみである(入退室合計で1人)。

 また、部屋の外から射撃または魔法によって援護する場合、援護可能なのは扉の直前に立つ1人のみである。
 外からの援護が宣言されたラウンドは、扉を通って入退室することができない

 この部屋のイベントに参加する場合、入室する順を宣言すること。
 また、部屋の外で待機する者がいる場合はその旨を宣言すること。

 この部屋を探索するならば、ターンを消費してシーフ技能による捜索判定およびセージ技能による知識判定を行うこと。
 いずれも平目で挑戦可能。


(4)埋もれた部屋

◆描写

 この部屋は半ば土砂に埋もれている。
 もともとは鉄格子で広間と仕切られていた様子であるが、鉄格子は開閉機構のついた天井ごと崩落し、いまやひしゃげた鉄の塊と化している。

 部屋の奥、北西の隅にはなにやら大きな作業台のようなものがあるが、第二層にあったその壁際の穴は崩壊した天井と壁の石材で塞がれてしまっているようだ。

 室内には机、椅子などの調度の残骸や木箱が散乱している。

 動くものの気配はない。


◆判定

 この部屋に入る者は全員2d6を2回振ること。
 また、部屋を探索するならば、ターンを消費してシーフ技能による捜索判定を行うこと。


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■GMから

 おそくなってすみません!

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 層間移動でターン7情報開示でターン8を終了しました
 ターン9の行動を決定してください

 ご質問などありましたら遠慮なくどうぞ!