第三層
GM(Lain) 2011.12.22 [21:15]
合流した冒険者たちは叩き潰された竜牙兵の残骸を後目に、ふたたび階段を上る。
一層から二層へ移動したときと同様、3度目の踊り場を過ぎると平らなフロアが見えてくる。
第三層のようだ。
この層は南側が大きく崩壊している――北端に階段がある構造であったことは、冒険者たちにとって幸運だったと言えるだろう。
階段から外を伺えば、階層の南は崩れた土砂で埋まっていることが一見して理解できる。
また、床が大きくひび割れ、所々で岩盤が顔を覗かせている。
崩壊した天井から水が流れ落ちた跡はあるが、この下の層ほど水による被害は大きくないようだ――大規模な崩落の前で浸水の害がどれほどの影響を持つか、というところを措くのであれば、だが。
(1)下層への階段
◆描写
冒険者たちがたった今上ってきた階段だ。
下層と同様、この部屋にも扉は無く、隣の広間にそのまま続いている。
ざっと見たところ、取り立てて重要なものがあるようにも見えないが・・・・・・?
◆判定
この部屋を探索するならば、ターンを消費してシーフ技能による捜索判定を行うこと。平目でも挑戦可能。
(2)広間
◆描写
階段から続く広間には、下の層のそれと同様、数多くの書架が並んでいる――いた。
崩壊の規模から考えれば、その受けた害は推して知るべし、だ。
広間の南端――おそらくもう少し南まで広間はあった筈だが、崩壊によってやや狭くなっている――は大量の土砂で塞がれている。
南東に部屋、もしくは通路があったと思われる構造ではあるが、その先も同様だ。
並んだ書架の多くは土砂と石材に埋もれ、およそ原型を留めていない。
当然、それらに配架されていた資料もともに土砂の下である。
わずかに残された書架に、多少なりとも期待すべきだろうか。
西の壁際には、小さな引き出しを多数備えたキャビネットがいくつか並んでいる――こちらは見たところ、経年劣化以外に大きな損傷を受けていないものもある様子だ。
動くものの気配はない。
何かを探すのであれば、気兼ねなく行動することができるだろう。
◆判定
この部屋を探索するならば、ターンを消費してシーフ技能による捜索判定を行うこと。平目でも挑戦可能。
(3)歪んだ鉄扉の部屋
◆描写
この部屋は頑丈そうな鉄の扉で閉ざされている――が、その扉は歪んで細く開いたまま固定され、動かせそうにない。
開いた隙間は、ひと一人ならば何とか通れる程度、だろうか。
内部には広間と同様、書架が並び、書見台もいくつか置かれている。
書架の損傷は広間のものに比べて幾分か軽いようだ――ややマシ、という程度のものではあるが。
室内には2体の魔物がいる。
外から見る分には、ひとまず襲ってくる様子はないが――?
◆判定
部屋の中には怪物がいる。
望む者は怪物判定を行ってもよい。この判定はターンを消費しない。
この部屋の扉は半開放のまま固定されており、動かせない。
扉を通って入退室できるのは1ラウンドに1人のみである(入退室合計で1人)。
また、部屋の外から射撃または魔法によって援護する場合、援護可能なのは扉の直前に立つ1人のみである。
外からの援護が宣言されたラウンドは、扉を通って入退室することができない。
この部屋のイベントに参加する場合、入室する順を宣言すること。
また、部屋の外で待機する者がいる場合はその旨を宣言すること。
この部屋を探索するならば、ターンを消費してシーフ技能による捜索判定およびセージ技能による知識判定を行うこと。
いずれも平目で挑戦可能。
(4)埋もれた部屋
◆描写
この部屋は半ば土砂に埋もれている。
もともとは鉄格子で広間と仕切られていた様子であるが、鉄格子は開閉機構のついた天井ごと崩落し、いまやひしゃげた鉄の塊と化している。
部屋の奥、北西の隅にはなにやら大きな作業台のようなものがあるが、第二層にあったその壁際の穴は崩壊した天井と壁の石材で塞がれてしまっているようだ。
室内には机、椅子などの調度の残骸や木箱が散乱している。
動くものの気配はない。
◆判定
この部屋に入る者は全員、2d6を2回振ること。
また、部屋を探索するならば、ターンを消費してシーフ技能による捜索判定を行うこと。
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■GMから:
おそくなってすみません!
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層間移動でターン7、情報開示でターン8を終了しました。
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