まだ29、もう29。
オート(スキュラ) 2012.10.14 [22:01]
>「それでその――シュテファンは――御者は、見当たりませんでしたか」
「残念ながら...」
>「――気の毒なことをしました」
「いえ、やむを得ぬ事です」
人間の存在の小ささ・軽さを思い知るのはこういう時だ。
ちょっと雨の降りが強くなるだけで、たやすく一つの命が流されていく...
ふと、病死した父を思い出した。
胸が、痛む。
>「皆さんにもお役目がおありでしょうに、お手数をかけて申し訳ありません」
「お気になさらず。
旅人と冒険者は、情は人のなんとやらです」
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>「とにかく一度宿に帰りませんか?」
>「さらなる土砂崩れも心配ですし、あの親子には休養としっかりした手当が必要そうです」
「うむ、そのとおりだな。
戻るとしようか.........ぬ」
御者台に上がろうとした所で、足が空を切る。
前のめりになって、ステップに手をついてしまった。
泥が手に張り付く嫌な感触と、思い出したように沸き上がってくる寒気...
「すまんがどちらか、手綱を頼んでいいかね?
少し疲れたようだ...」
ああ、そういえば私は風邪気味だったんだなと、
今更ながらに気がつくのだった。
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-PLスキュラより-
戻るでおkです。
戻ったらラキアードにキュアして寝ます。
オッサンなので体力ないのでした。