ハーマン親子の帰還

オート(スキュラ) 2012.10.17 [20:13]

> 「では、このお礼は必ず」

「ハハ、では期待しておりま・・・ごほっ、ごほっ!」


実際、私が逆の立場になれば、なんとかして礼をしようと思うだろう。
だが遠く隣国の方が相手であり、こちらも偶然からの助けである。
今の所はご好意だけ...そう思っての、最初の笑いであった。

だが咳き込んで台無しだ!
ううむ、かっこ良く決まらんなぁ・・・


────────────────────────────────


>「そのようなわけですので、」
>
> 湯浴みを終えて着替えた冒険者たちに、主人は言った。
>
>「今日はゆるりとお休みください」


「これはありがたい。
 暖かく過ごせるのは何よりです」


他人の好意に評価をつけるというのも無礼な話だが、
私としては、このぐらいの『礼』が一番受け取りやすくて良い。
それに、昨日からの寒さで風邪気味だし、これからラキアードに最後の『癒し』を
祈らなければならないのだ。
快適な寝床というのは、真実嬉しいものだ。


────────────────────────────────

>「テオバルト様に伺いましたが、街道の修繕の準備へ向かわれるところであったと。
> お役目にもかかわらずわざわざ救け出していただいて、ほんとうにありがとうございます」


「いえいえ、あの場に居れば誰でもすることです。
 『お礼』も昨日でいただきましたし・・・そう頭を下げられますな」


礼がしたい人には礼をさせてやるべき、と普段思う私であるが、
こうして何度もされてみると、さすがにこそばゆい。


「パウル君もできた子だ。おやつをあげよう。
 ・・・よーく勉強して、お父さんのように立派になるんだぞ?」


以前の冒険で入手した、ドライフルーツを紙に包んで渡す。
ファーズの商人の子ともなれば、街でもっとおいしいお菓子などを食べているのだろうが、
あいにくとこの程度しか手持ちがなかった。
まぁ、山深い場所ということで勘弁してもらおう。


>「まったくお礼の言葉もありませんが、せめてお名前なりとお教え願えませんか」


「いや、ですからお礼ならもう!
 あー・・・その・・・オランのオデロ・テルニと申します」

本格的に気恥ずかしくなってきたので、思わず普段と別の名前を名乗ってしまう。
偽名を騙ったわけではないし、いいよな・・・?



────────────────────────────────
-PLスキュラより-
盗賊ギルドの構成員でもある自分がお礼など・・・と思うオートなのでした。
ちなみにオデロ・テルニというのはオートの普段使ってない本名です。

それからパウル君にお菓子をあげてアイテムを消費。
・羊皮紙×1
・保存食×2(ぐらいのドライフルーツ等)


それからラキアードに二度目のキュアを。
以下ダイス。


* スキュラ@オートさんが入室しました。
19:34:32 スキュラ@オート ラキアードへキュア
19:34:38 スキュラ@オート 発動 2d6 Dice:2D6[4,2]=6
19:34:47 スキュラ@オート 回復量 R10+3 Dice:R10[2,6:4]+3=7
19:34:55 スキュラ@オート ふむ
* スキュラ@オートさんが退出しました。


────────────────────────────────


「さて」


ラキアードに『癒し』を施す前。
エリオ君と、ラキアードと。
3人そろって食堂に集まる。


「仕事がひとつも片付かないまま一日目が終わったが」


商人親子を助けた事に異議などない。
だが、この間にもウードとエレアノールは前に進んでいるのだろうと思うと、
やはり時間が気になってしまう。

しかしラキアード達には、それは関係ないことでもあるし、
下手に急げば事故の危険も高まる。
どうすれば...


「明日からどうしようか?」


そう、どうすれば良いのだろうか。