あした天気になあれ
ウード(サイゾウ) 2012.11.15 [22:59]
辺りは次第に明度を増していく。
それに伴って雨も弱まっていき、夜の闇とともに去っていった。
まだ雲は厚い。このまま晴れてほしいもんだ。
これほどお天道様が恋しいのははじめてだな。
「ふう」
癒しの奇跡を願ったこともあって疲れはあるけど、
マントを二重に纏ってたおかげか、思ってたよりは疲労はすくない。
ひとつ伸びをする。
>「明け方、ずいぶん寒くなってさあ。暗いうちに目が醒めちゃった」
>「――ゆうべ、なにかあったの?ビルが怪我してるみたいだけど。
> それにおにーさんだいぶお疲れじゃない?寝てないの?大丈夫?」
>「・・・ねえ、ウードほんとにだいじょうぶ?」
声とともに姿を見せるエルとキャロライン。
アシュレイはまだ夢の中かな。
「お気遣いありがとさん。ま、ちっとくらいのムリは利くさ」
「キャロライン、ビルのことは面目ない。癒しはしたんだけどね。
歩きに支障はないはずだから、ブラードについたらまた治療させてもらうよ」
>「...トラブルかな?
>あと、みんなおはよう」
とはアシュレイ。
後ろ頭は髪が跳ねてる。
「やあ、おはよう。
いい夢見れたかい?」
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>「あの影...そっちは見える?
>結構な数だけど...まだ気づかれてはいないね
>こちらがターゲットというわけではないみたい...」
ゴブリンの集団、数は十ほど。
負けるとは思わないけど、キャロラインやラバを守りながらじゃあ、
短時間で、なおかつ被害無しで勝てるともまた思えない。
>「ウード、このままゴブリンたちを放っておいていい?」
「正直言うと、良くはないけどね。
けど、何もかもを手に入れることはできない」
「土砂崩れの影響もあるし、街道を歩いてる旅人は少ないはずだ。
俺たちがここで無理に対処するより、
一刻も早くブラードに到着して報告したほうがいいと思う」
もしかすると、土砂崩れを除去するための人員がブラードから発ってるかもしれず、
その進行速度によってはゴブリンの集団と遭遇する可能性はあるけど...。
ひとつ首を振ってその考えを振り払う。
全部をどうにかできるわけじゃない。自分で言ったことじゃないか。
「俺たちはキャロラインから護衛の依頼を請けてる。
まずその任をまっとうしよう」
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PL:
ゴブリン集団は手が回らないのでスルー。さーどんな結果になるのかー。
アシュレイの謎の鼻歌にも触れられず無念のスルー!すみませんすみません!
ニカさんロープ板の用意ありがとうございます!