シリル

GM(Lain) 2011.02.17 [21:40]

> 「なるほど。では川の上流に村などはないのですね」

「ございませんなあ」

 ゼーレンの問いに、村長が答えた。

 これ以上上流、山の中へ入れば冬を越すことが難しい。
 この村の周囲にあるような小さな畑すら作れず、街からも遠い。

「まあ、暮らすにゃあ厳しすぎるっちゅうことですわ」

 カールがそう付け加えた。

> 「その砦跡に何かがいるのかもしれません。
>  何かはわかりませんが、気をつけてください」

「然様ですなあ・・・・・・」

 さてしかしどうしたものか、と腕を組み。

「ああ、ええ、あなたがた、妖魔退治が済めば街に戻られますな」

 しばし考えて村長は膝を打った。

「そのときにでも、ひとつ、子爵様にお話しいただけませんか」

※ ※ ※

 翌朝出る旨を伝えれば、では今日はゆっくりとお休みを、と返事が返ってくることだろう。

 質素な夕食が振舞われ、寝床も用意してもらえる。

 小さな村のこととて、冒険者の逗留の報はあっという間に村中に広まる。
 子供は遠巻きに冒険者たちを眺め、物怖じしない子は近寄ってきてあれやこれやと質問を投げかける。
 興味のほどは大人も同様で、暇をみつけては旅の話を聞きたがった。

 明日の朝もお早いのだから、という村長の奥方の言葉で村人は散り。

 幾日ぶりかでありついたまともな寝床は、冒険者たちを柔らかく眠りに引き込んだ。

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■GMから

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 進行でーす。

 川の上流に人は住んでいないそうです。
 また、ゼーレンの忠告に対しては、「じゃあ領主さまに報せてくれない?」とお願いされました。

 ひきつづき、次のカテゴリを作りますね!

ゼーレン(ブライト) 2011.02.17 [18:46]

>「ゴブリン、埋め、て、いきませんか・・・?」

「え?」

>「そうですね。埋めましょう。埋めるべきです」
>「男子ー、埋めてきてー」

「えぇぇぇーーーー」

 思わずがくりとうなだれる。
 だが女子は三人、男子は二人。こういう場合逆らわんほうがよさそうだ。

「...仕方ない、行くか。はぁぁ......」
 隣に立っていたイドーラさんにそう促し、死体のところに戻る...


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 シリルに到着したのは、昼をやや過ぎた頃だった。

 村長の家に出向き、歓待を受ける。

 それから妖魔について話を聞くことにした。

 

 確認できたことは次のようだった。

・住民はゴブリンを見たことはない。
・川の上流には砦跡がある。
・妖魔が住めそうな場所は大体見当がつく。

「なるほど。では川の上流に村などはないのですね」

 100年以上放置された砦に住み着き、弓矢を使う...
 少なくとも一般人ということはなさそうだが、その正体はまったく絞れない。

「その砦跡に何かがいるのかもしれません。
 何かはわかりませんが、気をつけてください」

 今は注意を促すことしかできない。
 確認できたらいいのだが―

 やがて、アウロラが出発は次の日の朝にしたらどうかと持ちかけた。
 ゴブリンは夜目が効く。
 明るいうちに行く方が安全に違いない、と賛成した。

*******************
PL:
行き先は洞窟へ、出発は明日の朝。
という意見でお願いします。

リャッテ(狩生) 2011.02.15 [21:57]


「そうですね。埋めましょう。埋めるべきです」

きょどり気味のお姉さんの言葉に私は二度頷きました。

「あんなところに、あんな汚いものを放っていくなんてマナーがなってません。見つけちゃったから仕方ないのです」

ですが、死体が急な坂の下にあるのも悲しいかな現実です。
私やお姉さんのようなか弱い生き物が辿り着ける場所ではありません。

「男子ー、埋めてきてー」

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-


「ごちそうさまでした。おいしかったです」

雪ちらついてましたから、温かいスープは何よりのごちそうです。
皿まで舐める勢いでかきこんで、危うくでかけたげっぷはギリでこらえました。

はい。
で、賛成するわけです。

「そうですね。朝行きましょう。朝行くべきです」

眠たくなってきました。

 


*PLより
セオリー通りで良いかと思いまーす。

アウロラ(じゅんじゅん) 2011.02.15 [16:55]

矢は、ヒトを殺せるもの。
でも他には、特徴のないもの・・・。
精霊力も大丈夫。

アウロラは首を横に振って、何も分からなかったことを皆さんに伝えたの。
「ゴブリン、埋め、て、いきませんか・・・?」
埋めないと、他のゴブリンたちに見つかってしまうかもしれないし・・・。

ただのゴブリンなら大丈夫かもしれないけれど、頭のいい上位種に見られたら、もしかしたら・・・・・・。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

シリルでお話をお伺いする前に、ご挨拶。
「アウロラ、です・・・」
知らないヒトとお話するのはやっぱり怖いけれど、チャ・ザ様がお話せよと仰るから、アウロラも頑張るわ。
いつか、怖くなくなるといいのだけれど・・・。


シリルでは、まだゴブリンをあまり見ていないのね・・・。
洞窟までの距離・・・夕方は、夜は、危険じゃないかしら・・・。

だから、尋ねてみることにしたの。

「あの・・・。
 明日、朝、洞窟に行くのは、ダメでしょう、か・・・・・・」

朝か、お昼に、洞窟の探索した方が、いいように思うのだけれど。



砦も気になるけれど、でも、まずは洞窟から先に調べないと・・・。


:*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜
PL:
今すぐ洞窟へ行くのではなく、明日の朝?昼に洞窟へ到着するようにするのはどうでしょうかというご提案!

砦の話も気になりますが、今は保留する方向がいいかなーと。

GM(Lain) 2011.02.15 [03:26]

 引き抜かれた2本の矢には、これといって特徴がない。
 矢柄は途中で折れ、矢羽根の部分は見当たらない。

 矢尻のついた先端部を調べれば、それなりにしっかりした作りと解る。
 矢尻は骨に当たって少々傷がついてはいるが、革鎧程度であれば十分に射抜ける強度がありそうだ。
 金属鎧が相手となれば、射手の腕前と当たり所によるだろうか。

 いずれにせよ、実戦向きの矢であることは、弓矢を多少なりとも扱ったことのある者になら理解できる。

※ ※ ※

 妖魔の屍骸を埋葬したら、ここでこれ以上することはない。
 一行は街道に戻り、シリルへと向かった。

※ ※ ※

 シリルに到着したのは、昼をやや過ぎた頃。

 村長の家を村人に聞き、出向いて書状を見せれば、好意的な扱いを受けることができる。

 雪の中をお疲れ様でした、まずは、さあ、暖かいところへ。

 そんな言葉をかけて、村長は一行を炉のある部屋へ案内してくれる。
 暖かいスープのひとつも振る舞われることだろう。

※ ※ ※

 人心地ついたところで切り出した話に、村長は少なからず驚いた。

「ゴブリン?」

 妖魔の類はそうそう見ることはない、たまに見てもコボルドがせいぜいで、奴らは矢の
ひとつも射掛けてやれば逃げていく臆病者だからさほどの心配もしていない。

 村長はそう語る。

 しかしゴブリンとなれば話は別だ。訓練を受けた兵士でもなければなかなか歯が立たない。

「いる、と気付いておれば、この村からも領主様にお願いしたでしょうなあ」

 群れに襲われれば、村の側に犠牲が出ないでは済まない。
 そうなる前に兵士なり冒険者なりを差し向けてもらう、というのが、一般的な村での
ゴブリンへの対処になる。この村も例外ではない。

 川の上流から、という言葉を聞いて、村長は考えこむ。
 ややあって。

「もう長いこと、使われていない砦がありますな」

 100年以上も放置されたままの廃砦が、エフライム川の上流にある。

「歩けば丸1日、今の季節ではもう少しかかるでしょうか」

 荒れ果ててはいるものの、エフライム川沿いには砦へ向かう道があり、
夏場は山に入る猟師がその道を使うこともあるのだという。

「とはいえ、砦には、近づく者もありませんが」

 だから、ゴブリンどもが棲んでいても不思議ではない。
 それだけ離れていれば、そうそう襲われるでもないだろう。なにか特別な事情でもない限りは。

「しかし、矢ですか――」

 奴らにも縄張り争いじみたものがあるんでしょうかねえ。
 村長は、そう言って首を傾げた。

※ ※ ※

「ええ、街道筋の妖魔どもの話でしたな」

 ふたたび少し考え、ボリスとカールを呼んできてくれ、と家人に呼ばわる。

 夏場、そのあたりをよく廻っている狩人なのです、と説明した。

※ ※ ※

 しばらくして、のそりとふたりの狩人が入ってきた。
 事情を説明され、冒険者たちに挨拶をする。

「ああ、街道筋ならそのあたりでさぁね」

 場所を聞かされたふたりは、そう請け合った。
 崖があり、自然の洞窟がいくつかあるのだという。
 隠れて棲むにはいい場所なのだそうだ。

「しかし群れってぇと」

 群れごと棲めそうな場所というのはごく限られる。

「棲めそうなのは、俺ら、1箇所しか知らんですねえ」

 あそこだろ、あああそこだな、と頷きあう。

 中の広い洞窟が1箇所だけある、とボリスは言った。

「村からだと、そうですねえ。いまの季節だと1刻じゃ着きませんが、
 それでも2刻はかからんと――1刻半? まあ、ええ、そのくらいでさ」

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■GMから

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 遅くなりましたサーセン!

 もろもろの調査とシリルでの基本的な提示情報についてレスでございます。

◆矢について
 品質等は普通のもの、街で買えるレベルのものとお考えください。
 特に粗雑なつくり、ということはありません。

◆センス・オーラ
 異常は感じられません。
 屍骸はふつうの屍骸です。
 周囲の精霊力にも、とりたてて異常はありません。

◆ゴブの棲家について
 おおよその時間と道程は教えてもらえます。
 レンジャーさんが1ゾロ振ったりしなければ大丈夫なんじゃないでしょうか。

 今から(一息入れて話聞いて、で多少時間が経ってるので)出ると夕方くらいに現地着、な感じです。

◆ゴブについて
 すくなくともここ最近、村近辺で見られたことはありません。
 群れを発見した場合は危ないので領主に通報する、とのことです。

 廃砦については、棲んでるかもしれないけどそう手出ししやすい距離じゃない、という認識ですね。

イドーラ(しおぎん) 2011.02.14 [00:55]

河原から戻り、死体についてまとめるゼーレンの言葉を聞く。

一番気になるのは、あのゴブリンがエストン山脈の方で殺されていたということか。
おそらく彼の挙げた理由のうち、どれかに当てはまると思うが......。

「少し、急いだ方がいいかもしれませんね。」

あのゴブリンが依頼と関係なければ問題ない。
あるいはゴブリンの生息域が予想より広がっていたとしても、そこまで気にすることはないだろう。
私たちの手には負えなくなるが、その旨を報告し討伐隊でも組んでもらえば事は済む。
しかし子爵の情報が間違っていたとなると面倒なことになる。
そうなると、他の情報についても同じ不安がでてくるからだ。

どうやら、シリルでもしっかり事情を聞いたほうがよさそうだな。


--------------------
PL:
とくに疑問はありません。
とりあえず進んでもいいですよー、ってことだけの書き込みです。

アウロラ(じゅんじゅん) 2011.02.13 [21:33]

矢傷・・・?
誰かがゴブリンと、戦っているの・・・?

ゴブリンはたくさんいる妖魔だし、アウロラたちが行くところだけが、ゴブリンのいる場所では、ない、けれど・・・。
「矢を、見せて、くださいます、か・・・?」
見ても何か分かるとは限らないのだけれど。

でもちょっとだけ、気になっ、て。
精霊さんたちの様子にも、気を配ってみたの。


ゴブリンを倒した誰かが、味方、とは、限らない・・・・・・。


ああどうか、どうか、アウロラの思い過ごしでありますように。
:*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜
PL:
矢2発でゴブリンを仕留める、あるいは致命傷を与えられる何者かがいるってことですねえ。我々と比較すると強めの戦力ですねえ。
あと、近接武器の傷描写がないということは、ロングレンジの戦闘だったんでしょうねえ。などともやもや考えつつ。

矢の様子を見ます。
平目で6。冒険者orレンジャー+知力が使えるなら達成値10になります。
ついでにセンスオーラもしておきますね。

■調べたいポイント
・矢の質。市販されている程度の矢なのか、作りがしっかりしている/粗雑 か。特徴のある作りをしていたら、何かのヒントになるかも?
・矢は折れているのか、それとも綺麗に残っているのか。落ちた状態などを知る手がかりになるかも? とはいえ、たとえ判明したとしても取れる可能性が広すぎるので、フレーバー風味の調査です。

特に何もないようであれば、ゴブリンを埋めてから先に進む方向で!

<ダイスログ>
じゅんじゅん@アウロラ : 矢を調べる 2D6 → 2 + 4 = 6 (02/13-21:30:53)

ゼーレン(ブライト) 2011.02.13 [19:41]

「イドーラさんは先に行って...いやいやチルグラさんが先だ。
 こういうときはレ...レディー...え?っとレディパンストだっけ?」

 ともかく二人を先に行かせ、自分もロープを回収しつつ戻る。
  ゴブリンの死骸はあのままでいいだろう。岸にあげておけばそのうち、鳥獣や虫が処理してくれる。

 待っているアウロラとリャッテのもとに着くと、わかったことを話すことにした。

「わかったことがいくつかある。

?あのゴブリンは矢で射られている。
?死因は致命傷になったのは腹の矢傷か、肋骨を折った打撲傷か、それは判然としない。
?争った形跡が付近にないことから、殺害現場は別。おそらくは上流であると思われる。
 川の上流は北西で、依頼人から聞いた妖魔の出現地域とは食い違う。
?死亡推定時刻は不明。
?犯人はゴブリンを二発で射殺すほどの使い手。矢が戦闘用だったことから狩人ではなく、戦闘を生業としているもの。

 気になったのが?なのだが、この理由は三つ考えられる。

1.今回の依頼とまったく関係ないゴブリン。

2.ゴブリンの活動範囲が聞いていた情報よりはるかに広い。

3.子爵様から聞いた情報が間違っている。

 いまのところ、どれが正しいのかはわからない。まずはシリルに着かないとな」

 

************

PL:
とくに疑問点もないので、いつでも進んでくれていいですよ。

 

 

リャッテ(狩生) 2011.02.11 [01:37]


「矢で刺されて落ちて死んで、流された」

戻ってきた男子とじょs・・・お姉さんの言葉をまとめます。
ふーん。

「退治されたんですね。ゴブリンざまぁ!」

上流のほうへ目を向けると、エストン山脈が天に突き刺さっています。
えーっと。

「でも関係なさそうなゴブリンでよかったですね。食いっぱぐれはなさそうです」

先を越されたら困ります。
おーさぶ。

「んじゃ行きましょうか」

 


*PLより
プレイヤーがブライトさん。
キャラクターがゼーレン。よし。

>GM
上流はエストン山脈のほう(今回の目的地と間逆)であってますか?

GM(Lain) 2011.02.11 [01:23]

 冒険の心得のないものには危険な雪の斜面も、ゼーレンであれば適度な足がかりを見つけるのにさほどの苦労を要しない。
 念のために、と垂らしたロープに頼ることもなく、するすると河原へ降り立った。

 妖魔の屍骸へ近づき、岸へ引き上げ、手早く検分する。

 まず目につくのは、身体に刺さった矢だ。
 右の二の腕と腹に1本ずつ。腕はともかく、腹の矢傷は相当な重傷だ。

 さらに肋骨も何本か折れており、身体に満遍なく擦り傷ができている。
 肋骨を折った傷は武器によるものではなく、どこかから転落した際に地面に叩きつけられた跡だろう。

 仔細に見れば、擦り傷は絶命したあとに付いたものとわかる。
 水に落ちたあと、それなりの距離を流され、その間に岸や川底に擦られた、ということだ。

 致命傷になったのは腹の矢傷か、肋骨を折った打撲傷か、それは判然としない。

 屍骸はそう古いものでないことは確かだが、いつ死んだのか、明確にはわからない。
 氷のような水に浸かったままならば、腐敗が進むようなこともない。魚もこの時期はほぼ活動しない。
 食い荒らされていない屍骸が、新しいとは限らないのだ。

 矢を引き抜いてみれば、矢尻には大きな返しがついている。
 それは、獣を狩るためのものではなく――手を使って矢を抜きうる相手へ放つための矢だ。

 ゼーレンに続いて、チルグラとイドーラが河原に降りた。

 屍骸と、そして周囲の状況を観察する。
 見る限り足跡はなく、争ったような痕跡もない。
 斜面を上り下りした跡も見つからない。

 この屍骸は、おそらく、上流から流れてきたものだろう。
 たまたまこの浅瀬に引っかかり、一行に発見された――そう考えるのが自然であるように思われた。

 妖魔の屍骸へ注意を向ける3人。
 アウロラは、その周囲へ注意を向ける。

 仲間たちと、時折風に揺れる梢のほかに、動くものは見当たらない。
 谷川の流れる音のほかに、聞こえるものはない。

 雪の森は静かなままだ。

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■GMから

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 なんかもう6ゾロとか11とかいきなり絶好調ですねみなさん!

 そのようなわけで、ゴブの死体および周辺状況の調査結果です。
 屍骸と周辺状況について、このあたりも知りたい!というのがあれば質問をどうぞ。

 知りたいことがなくなったら、屍骸の処遇を決めてください。
 その後、特に行き先のご希望がなければシリルへ移動することにしましょう。

イドーラ(しおぎん) 2011.02.11 [01:08]

薄らと雪の積もった街道を歩く。
その足取りは、仲間たちと雑談を交わすうちに自然と軽いものになっていた。

とはいえもうすぐシリルに着く。
さすがにそろそろ気を引き締めなければ。

そんなことを考えながら、エフライム川の橋を渡ろうとする。
と、そのとき。

>「みんな待ってくれ!
  あそこ...ゴブリンだ! 死んでる...」

ゼーレンの上げた声に上流へと目を凝らす。
確かにそこには、川岸に横たわる妖魔の死体があった。



「何か見つかりましたか?」

先に斜面を下りたゼーレンとチルグラに尋ねながら、横から死体を覗き込む。
誰かしらに退治されたのか。
あるいは、他の魔物にでも襲われたのだろうか。

もしも後者だとしたら、その魔物がまだこの近くにいるかもしれない。
念のため、不審な物音でもしないか警戒しておくか。


--------------------
PL:
6ゾロおめでとうございまーす!
じっちゃんの名にかけるんですね、わかります。

■しおぎん : 登攀(シーフ技能+ロープ) 2D6 → 1 + 2 + (3) = 6 (02/11-00:59:42)
■しおぎん : 冒険者Lv+知力B 2D6 → 3 + 1 + (5) = 9 (02/11-01:03:16)

ひどい出目だ......(´・ω・`)
それと周囲で不審な物音でもしないか聞き耳をたててみます。

■しおぎん : 聞き耳 2D6 → 6 + 2 + (4) = 12 (02/11-01:03:29)

アウロラ(じゅんじゅん) 2011.02.11 [01:05]

白い、雪。
森の香りがちょっと懐かしくて。
ちょっとだけ、気持ちが軽い旅。

もちろん、これからゴブリンを退治しに行くのだけれど。
でもこの街道を歩くのが、とても楽しくて。

ゴブリンの死体を見つけたのは、そんな時で。
翼をつけて飛んでいたアウロラの心は、地面にすとんと降り立ったの。

「気をつけて、ください、ね?」
下に行くという人たちに声をかける。

アウロラも気になるけれど。
でも、きっとご迷惑になる、し・・・。
それに、残って周囲を見てる人も、いたほう、が、いいと思う、し・・・・・・。

:*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜
PL:
下に降りたい気はするのですが、ぐっとこらえて周囲警戒しておきます(`・ω・´)
何かあった時のためにダイス二回振ってみました。8,4でしたー。

あと、ラックも振りました。出目7で発動してます。

<ダイスログ>
じゅんじゅん@アウロラ : やばいわすれるところだったラック。 2D6 → 2 + 5 = 7 (02/11-01:08:40)
じゅんじゅん@アウロラ : 2D6 → 3 + 1 = 4 (02/11-00:59:28)
じゅんじゅん@アウロラ : 予備っぽいもの 2D6 → 4 + 4 = 8 (02/11-00:59:26)

チルグラ(ぱんとら!) 2011.02.11 [00:22]

 


あたしはマントの前をかき合わせながら、ほう、と息をついた。
息が白い。
まあ、街道とはいえ、雪の中を進んでるんだから、当たり前よね。


「ああ、寒いわー・・・」


言ってもせんないことと分かっていても言わずにはいられない。
これだったら、オランであったかい毛皮を買ってくるんだった!

 

と、ゼーレンが声をあげた。
ふんふん、何かみえるわね。死体だわね、あの場合。

「まったくもー、面倒だわねー♪」

とウキウキしながらロープを取り出し、後を追う。

 


ええ、やっぱり、初めての事にはウキウキしてしまうものなのよ、研究者の妻って☆

 

さて

「ゼーレン、何か分りまして?」

得心がいった、というようなゼーレンに近づいて私もゴブリンの死体を覗き込んだ。
そして、周りの様子を観察した。
他に、生き物はいないのかしら?他の生物の足跡は?
この雪の中、『何かあった』ならば痕跡がありそうだわね?


-------------------------------------
PLより:

知っているのかゼーレン!!
6ゾロおめでとうございます!!


■登攀判定 TH技能でロープ使います 2D6 → 6 + 2 + (3) = 11
■ゴブリン調べます判定 2D6 → 5 + 3 + (3) = 11 

というわけで、無事降りれましたー
調べました?
さらにあたりの足跡や跡がついていないか調べます。

■痕跡探し 2D6 → 6 + 5 + (3) = 14

セージが使えない場合は、平目で11です

ゼーレン(ブライト) 2011.02.10 [19:21]

 薄曇の日だった。

 おれたちはアンセルム付近に出没する妖魔退治の任を受け、街道を歩んでいた。

「せっかく歩くんだ、楽しんで行こう!
 歩きながら一人ずつ物語をするっていうのはどうだ?
 冒険者は物語の元であるとともに、物語の語り手ともなりえる!」

 こんな感じでしゃべりながら歩いていた。

 エフライム川の橋に差し掛かった頃だった。
 川の上流に何か、気を引くものがあった。

 一見すれば岩のようなそれは、よく見れば実のところ岩ではなく、それは、ゴブリンの死体だった。

「みんな待ってくれ!
 あそこ...ゴブリンだ! 死んでる...」

 これから退治する対象が死んでいても何の同情も沸かないが、
 問題は何故死んだかということだった。

 事故や人間に駆除されたのならば、良い。
 しかし、より強力な妖魔や魔物だったとしたら?

 おれたちはそれの退治も念頭に置かなくてはならなくなるかもしれない。

「何で死んだのか気になるな。ちょっと調べてくる」

 荷物袋からロープを出し、ゴブリンの死体を調べるべく進んだ。

*****************

ダイス:

ブライト : 冒険者Lv+知力B 2D6 → 6 + 6 + (5) = 17 (02/10-19:36:21)

ブライト : 登攀(ロープ使用) 2D6 → 5 + 2 + (5) = 12 (02/10-19:35:50)

謎はすべて解けた...!(?)

PL:
ゴブリンの死体を調べます。

GM(Lain) 2011.02.10 [02:07]

 オランを出て約2週間、側道の起点となるローナムからおよそ3日。
 フラナリー街道はこの季節、雪のなかにある。

 とはいえ、歩くに支障をきたすほどの積もりようではない。
 道を外れて森に入れば話は別だろうが、街道上を歩くかぎり、雪に足を取られることもなさそうだ。

 幸い、天気は悪くない。風はなく、薄曇りの空から雪が落ちてくる気配もない。
 シリルに着くのは昼頃になるだろうか。であれば、あと1刻かかるかどうか。

 一行はエフライム川にかけられた橋を渡る。
 森の中、そこだけ地面が切り取られたような渓谷の底を、くろぐろと川が流れている。

 狭い河原の石には雪が積もり、白と黒の対比が鮮やかだ。

 ――と。
 最初に違和感をおぼえたのは誰であったか。

 橋を上流にやや離れた川岸。
 一見すれば一塊の岩のようなそれ。
 よく見れば、岸にかかる手とそれに繋がる腕。
 赤褐色の肌の色は、人のそれではない。妖魔、ゴブリンの肌の色。

 動く様子はなく、顔であろう部分はうつぶせに水につかったまま。
 遠目にも、それが屍骸であることはわかるだろう。

 氷のような谷川の水に心臓を掴まれたか。
 どこかから足を滑らせて頚を折りでもしたのか。
 あるいは――。

 確かめるためには、雪の積もった急な斜面を降りる必要がありそうだ。

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■GMから

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 シリル手前の川で、ゴブの死体を発見しました。
 死因等は現時点ではわかりません。

 詳しく調べる場合は、まず「シーフLv+敏捷度B」または「冒険者Lv+敏捷度B」で登攀判定を行ってください。
 目標値は、

 鎧がソフトレザーまで:10
 鎧がハードレザーまたはリングメイル:12
 金属鎧:14

 です。
 シーフ技能の所持者がロープを使ってこの判定を行う場合、1ゾロのみが失敗となります。

 失敗した場合は5m滑落してダメージを受けます。雪が積もっているので多少ダメージは軽減されるでしょう。
 落下ダメージは10点です。


 首尾よく近づけた方はついでに「冒険者Lv+知力B」の判定をどうぞ!
 死因その他死体の状況についてわかることがあるかもしれません。


 その他、なにか質問や知りたいことなどあれば遠慮なくどうぞ!