シリルにて

ゼーレン(ブライト) 2011.02.17 [18:46]

>「ゴブリン、埋め、て、いきませんか・・・?」

「え?」

>「そうですね。埋めましょう。埋めるべきです」
>「男子ー、埋めてきてー」

「えぇぇぇーーーー」

 思わずがくりとうなだれる。
 だが女子は三人、男子は二人。こういう場合逆らわんほうがよさそうだ。

「...仕方ない、行くか。はぁぁ......」
 隣に立っていたイドーラさんにそう促し、死体のところに戻る...


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 シリルに到着したのは、昼をやや過ぎた頃だった。

 村長の家に出向き、歓待を受ける。

 それから妖魔について話を聞くことにした。

 

 確認できたことは次のようだった。

・住民はゴブリンを見たことはない。
・川の上流には砦跡がある。
・妖魔が住めそうな場所は大体見当がつく。

「なるほど。では川の上流に村などはないのですね」

 100年以上放置された砦に住み着き、弓矢を使う...
 少なくとも一般人ということはなさそうだが、その正体はまったく絞れない。

「その砦跡に何かがいるのかもしれません。
 何かはわかりませんが、気をつけてください」

 今は注意を促すことしかできない。
 確認できたらいいのだが―

 やがて、アウロラが出発は次の日の朝にしたらどうかと持ちかけた。
 ゴブリンは夜目が効く。
 明るいうちに行く方が安全に違いない、と賛成した。

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PL:
行き先は洞窟へ、出発は明日の朝。
という意見でお願いします。