己への戒め。
ガラフ(テッピン) 2011.11.06 [23:50]
>「野伏の技、っつっても、その」
>「俺、猟師なんで、冒険のお役に立つかどうか」
>「でもまあ、さわりくらいなら」
イアンは村の猟師であって、野伏ではない。
「構わん、それでも貴殿から教わりたいのだ。お願い出来ますかな?」
イアンから教えを乞うのは、今回の依頼が記憶から薄れてしまう前に、
自分の中にはっきりと刻み付けておきたかたったからだ。
仲間に甘えて野外での技術を学ばなかった己の怠惰への戒めとして...
イアンは技術そのものは教えてはくれなかったが、
野外での活動における訓練の仕方を教えてくれた。
手短ではあるが、要点を抑えた指導は分かり易い。
>「俺はまだまだだ、って親父によく言われるんです」
だから親父が元気になったらまた鍛えてもらわないと、とイアンは苦笑する。
「父君という素晴らしい師父に恵まれたのは幸いな事じゃ。
今後も研鑽を重ねられるとよかろう...
星王は勤勉な者に厚い加護をくださりますでな」
この純真で真っ直ぐな青年の未来に祝福があらん事を。
>「親父のこと、ほんとうに、ありがとうございました」
「父君が完全に快復する迄、いま少しの時間を必要とするじゃろう。
父君を助けてやってくだされ」
イアンの感謝の言葉に印を切り、返事をする。
「こちらこそ、色々と教えて頂き感謝しておりますぞ。
貴殿とご家族にラーダの祝福があらん事を」
訓練の方法は教わった。後は自分で研ぎ澄まし、磨くだけだ...
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PLより:〆の投稿その1。イアンとのやり取り。