レバー操作

カーツェナル(さの) 2011.06.04 [05:47]

「レバー、動かします」

 そう言って部屋の奥の装置に近付く。

>「カーツ、ちょいと待ちな」

 メガーヌさんが一度制止の声を上げた。

 そして装置の周囲を調べてくれる。

「ありがとう、メガーヌさん」


>「罠はなさそうだ。 好きに動かしてみな」

 そう言って、いつものようにボクのお尻を、ばん、と叩いた。

 いたた・・メガーヌさんは力が強いから、意外と痛いなの。

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 力を込めてレバーを下げる。

 これっぽっちも動かない。

「あれぇ・・?」

 ベルさんもボクの様子を見て、レバーの上に乗って手伝おうとしてくれてる。
 

 錆びてるなの?

 単純に力が足りないだけかなあ・・


 装置を眺める。


 ――あ。

「あは・・ベルさん、"上げるレバー"だったなの」

 ちょっと可笑しくなってきて、笑ってしまう。

 ベルさんを肩に移動させて、今度はレバーを押し上げて見た。


 やっぱり、重い。

 でも、今度はちゃんと動いたなの。


> スリットの上端まで押し切ると、壁の中からがちん、という堅い音がした。


「ぅぁっ」

 音に驚いて、その場を飛び退る。

 ベルさんも同じように音に驚いて、トロンさんの方まで飛んで逃げた。


> 続いて、何か重いものを引きずるような音。

> 壁の奥から重い響きとかすかな振動が伝わる。

> 続いて、通路の先、この層の入口の広間の方から、金属がこすれあい、軋む音が響く。

> ややあってふたたび、重い金属音。


「あれ・・もしかして、このレバーであの頑丈そうな鉄格子、開いちゃったなの?」

 じゃあ他の部屋の奥に見えてるレバーは、なんなのかな・・

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PL: ベルさんの体重で動かないのは「上げるレバー」だったからだ!w

    メガーヌさんもレバーに罠があるか見てくれたし、

    メタ的なアレだけど、危険はないとも分かっていたので、無理やりベルさんと絡んで見た。

    そうじゃなかったら危ないもんね、本当は。

    それに、今の内にベルさんと遊ばないと、もう機会がないっ(