げっとだぜ

メガーヌ(たいまん) 2011.06.03 [12:00]

 

ああ、剣は魔法使い用ってわけさね。

 

「良かったじゃあないか。
 あんたの欲しがってたもんだろう?
 たまにゃユーナを物理的に護ってやって男を上げな、ははは!」


トロンの尻をばん、と叩く。
ま、ユーナはそんなもん求めてないだろうけどねえ。

 

「ふうん、ロマンチストだねえ。
 成程、このギャップにやられたかね、ユーナは」


黒水晶を回収するトロン。
敵として対峙したもんにかける気配りなんざ、まったく理解は出来ないけどね。
そんなことする連中は坊主だけで充分だ。

とか思ってたら、ガラフが弔いがどうのと言い出した。
カーツもなんかやってる。
ま、好きにすりゃあいいさ。


「あたしはこのガラクタの山からお宝を探すとしよう。
 お祈りとやらは任せるよ。
 折角カミナリで取れた肩コリが再発しちまう」


何やら儀式を始めたガラフを尻目に、部屋漁りを始める。
ボロッボロの本やら書類ばかりだ。

「本とか書類とかまったく興味ないんだよねえ」


ばっさばさと羊皮紙の束を放り投げつつ、ごちる。
字ィ、読めないんだよ。
文字なんざ読めなくたって生きていけるんだよ。
ドワーフの文字だけで充分さ。


・・・正直、オランではちぃとばかし不便だけどね・・・!

 

 

「お」

 

小瓶・・・いや、墨壺じゃあないか。
底にこびりついてやがる。
でも埃がうまいこと保護に役立った感じだ。
このくらいの欠けなら、悪くない。


「青磁だねえ。
 古陶磁としちゃあ大したもんじゃあないけど、金貨10枚くらいにゃなるんじゃあないか?
 古物商が直してその10倍くらいで売るんだろうよ。
 割っちまったら元も子もない。

 誰か羊皮紙持ってないかい?
 包んでおいた方がいい」

 

結局、見つかったのはそれだけだ。
何の執着があって残ってたのかね、この骨は。


残るは、壁にある操作棒。


「こいつで階段が開くといいねえ。
 カーツ、ちょいと待ちな」


ざっと棒周辺を調べる。


「罠はなさそうだ。
 好きに動かしてみな」

 

そう言って、カーツの尻を、ばん、と叩いた。

 

 

 

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PLより:

レバーは操作してみましょうそうしましょう。
一応確認ですが、ターン消費なしで操作できるんですよね?
ターンを使うなら、むしろメガがやります。
その場合カーツには弓撃ってもらわなきゃ。

次は3の部屋で鉄格子の外から弓で攻撃、でいいと思います。
弓が効果なかった場合、ストサバかオークを作っても良さそうですね。