解体
GM(Lain) 2011.06.10 [00:21]
黒い魔犬の皮を剥ぎ取る作業は容易ではなかった。
まず第一に、使えそうなほど損傷のない部分が狭い。
斧で斬られ、剣で抉られ、鈍器で殴られた損傷がある。
それらの部位はもとより使い物になりそうにない。
避ければよい、という話ではあるのだが、すると今度は使える部位がそう大きくは取れないのだ。
第二に、皮が固い。
野生の獣の数段上、カーツの手にした短刀も、力を込めねば皮を裂いて剥ぎ取ることなどできそうにない。
悪戦苦闘の末に皮を剥ぎ取りはしたものの、固い皮を無理に引き剥がしたためか、もとよりわずかな使用可能な部位にもそこここに傷を入れてしまった。
これでは、どんな形にせよ、利用することは不可能だろう。
一方、肉はそれなりの量が取れそうだ。
この巨体である。
味はどうだか知れたものではないし、そもそも食用に適するのかどうかもわからないが、ともかく、5人で食べるにせよ数回の食事をまかなえるほどの量はある。
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■GMから:
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カーツ、ガラフのターン17を終了しました。
皮剥ぎ判定は失敗です。
◆判定
肉を持ち帰る場合、以下から任意の部位を持って帰ることができる。
量はそれぞれ最大で5食分(5人の1食分)とする。
・肩肉(いわゆる肩ロース)
・アバラ(リブロース)
・背肉(サーロイン)
・腹肉(バラなど)
・腿肉(モモ)
・足の肉(スネ)
ほか、希望の部位があれば提示すること。