石の従者を引き連れて

カーツェナル(さの) 2011.05.22 [18:42]

 長い通路に出た。

 途中床に罠が仕掛けられていて、セリト達が発見したなの。

 安全の為に床の印を付けてくれている。

>「うん? ちょっと待って、あの天井...」

>「一層と魔術灯の術式が異なってる...調べるから、ちょっと待って」

 天井の魔術灯の術式を眺めているトロンさん。

>「ふーむ...」

>「うん、二層の術式は一層のものよりも復帰速度がかなり速いみたいだ。

> 精々もっても二分程度じゃないかな」

 この模様を見ただけで、そんな事まで分かるなのね。

 トロンさんは魔術に関する知識が豊富そうなの。 

 

 暫く進むと下り階段があり、皆で降りて行く。

 そして、また別の広間に出た。

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>「うん、なるほど」

 魔法を使い、一通り二層を眺め終わったトロンさんが状況を教えてくれたなの。

 羊皮紙を広げて二層の地図を描いてくれた。

>「まずこことここの施錠された扉、これには両方とも魔法がかかってる。

> 普通に鍵でも開けられるみたいだから、多分開錠の魔法に対する対抗魔法だと思う。

> 強度はそんなでも無いみたいだから、抵抗を突破することは不可能ではないと思うけど」

>「あと、鉄格子の先にある天井に空いた穴があったよね?

> あの四角いやつ。あの穴の直下の床にも魔力反応があったよ。

> 魔法的な罠なのか、瞬間移動装置なのか、浮遊装置なのかはわからないけど」

 古代語を駆使した魔法・・

 父様も使っていたけれど、すごく便利そう。


 確かジェノちゃんも使えたっけ・・

 アレルのお家にも、そんな古代語に関する書物があったような・・


>「他にざっと見た感じ、見える範囲に魔力を感じる場所は無かった。

> ガーゴイルの部屋にある武器にも、水の底にある光るものにも、

> 壁にかかったタペストリーにもね。

> とは言っても、僕としてはガーゴイルの部屋の武器が気になるんだけどさ」

 あれって、ガーゴイルって言うなのね。

 知らない魔物なのでトロンさんに詳しいお話を聞く事に。

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 トロンさんが石の従者を2体作りだした。

 敵だと厄介な相手だけど、味方であればとても頼もしいストーンサーバント。


 トロンさんの考えた作戦では、誰かが囮となってガーゴイルを引き付けなくてはならない。

 このメンバーの中で、囮として適任なのは三人。

 トロンさん、ガラフさん、そしてボク。


「ボクが行きます」

 そう、申し出た。


 良く知らない怪物2匹を相手にするのは正直怖い。

 話を聞けば、相手の攻撃手段も2回・・

 つまり、2匹を相手にするなら、4回の攻撃を避けなければならない。


 だけどその4回を避け切る事が出来れば、トロンさんの作りだした石の従者が守ってくれる筈。


「ボク、頑張るなの」

 盾をぎゅっと握り締めた。

 もしも当たれば無事では済まない。

 だけど、古代語魔法を使えるトロンさんと、

 治癒の力を使えるガラフさんを危険に晒す訳にも行かない。


 不安を抱える皆の視線が痛い。

 ・・心配掛けてごめんなさい。


 メガーヌさんは、ボクが身軽なのを良く知ってる。

 だから、きっと大丈夫だと思ってくれるなの。


 チラリと、ガラフさんに視線を送る。

 何かあっても、ガラフさんが動けるなら、何とかなるなの。

 そして、セリトに。


 ――頑張るから。 少しだけ、セリトの勇気を頂戴。

 

「行こう」

 2体の石の従者に声を掛けて、ガーゴイルの居る部屋を目指す。

 ボクの弓は・・ガーゴイルの皮膚を傷つける事は出来るかしら?

 このコ達に頼りっきりになっちゃうかもだけど・・

 やれる事をやってみるなの。

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PL:ガゴさん怖いいいいwww

   カーツの弓は弾かれると思うので、本気で囮にしかなりませんね(゚ーÅ)

   でも頑張る!w 避け切れればいいなあ。

   ストサバ頑張ってええ!

ガーゴイル怪物判定 カーツ2D6 → 3 + 2 = 5 (05/22-18:09:45) +4し忘れたorz

   でも結局は知りませんでした! トロンさん教えてー!