魔術師の目

GM(Lain) 2011.05.21 [01:32]

 見上げるトロンの視線の先でちらちらと光る補助の術式。
 ひとつは【永続】、もうひとつは【反復】を意味するものだ、と推測できる。

 第1層との差異も明らかだ――【反復】が、より強調された形となっている。

 第1層では四半刻ほどであった復旧までの時間は、この層では大幅に短くなっているだろう。
 術式の大きさや強調のされ方、光り具合、本体の術式との繋がり方。
 それらから、トロンはおおよその時間を推測する。

 おそらくは、最長でも一度の戦闘が終わるまで持つかどうか、といったところだろう。
 実地に試さずに、ということはつまり気力を消耗せずに、情報を掴めたのは幸いだった。

 トロンは杖を構え、【魔力探知】の魔法を行使する。

 魔力の流れを見出せる時間はそう長いわけではなく、この階層はそれなりに広い。
 見える部分を見ていくだけでも、それなりに時間はかかるのだ。

 手前側で1回、奥で1回、魔法を行使すれば足りるだろう。
 そう目算をつけて、魔力を捉える目で見ながら通路を歩き回る。

 施錠された部屋の鍵は、すべて魔法がかかっている。
 だが、魔力の強さからみて、さほど厳重な魔法的防護が施されているものではなさそうだ。

 斜めの通路の先、鉄格子の奥の部屋の床の一部――天井の穴の直下の部分からも、微弱な魔力を感じることができるだろう。

 魔法で動かされているものども――石の従者、竜牙兵、ガーゴイル――からも魔力は感じる。
 当然、天井の魔術灯も同様だ。

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■GMから:

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 トロンのソーサラー+知力判定、およびセンスマジックの結果の開示です。
 出目安定してますね!

◆第2層の魔術灯について

 2d6+6ラウンド後に復旧します(=相殺されたラウンドを第0ラウンドとし、最終ラウンドの終了時に復旧です)。戦闘が終了した場合、その時点で復旧したものとします。
 その他の条件は第1層と変わりありません。

 戦闘において暗闇を作り出す場合、闇晶石またはダークネスを使えるキャラクターが、戦闘を行うターンに戦闘を行う場所のイベントに参加する必要があるものとします。

 また、ダークネスの媒体を取り出す/しまう という動作は、片手を使って1ラウンドかかるものとします。


◆センスマジックの結果について

 部屋3、4、7の鍵はすべて魔法がかかっています。
 また、魔法生物3種(ガゴ、ストサバ、スケヲ)と魔術灯のほか、部屋7の天井の穴直下の床からも魔力を感じます。