賢者たちの目利き

GM(Lain) 2011.05.25 [18:23]

 ガーゴイルの残骸が床に散らばる部屋を、冒険者たちは捜索する。
 大半の武器は修理をせねば――それも、新たに買いなおすと同程度の費用がかかるであろう修理をせねば、使い物にはなりそうにない。

 だが、トロンが、錆びの浮いた武器の中から、新品同様の一品を拾い上げた。

 片刃の戦斧だ。
 大振りな斧頭の金属部に豹の顔が浮彫されており、その目の部分には虎目石があしらわれている。
 肉厚の刃とのバランスを取るため、握りの内部に金属が仕込まれているようだ。

 武器を扱ったことのある者が手に取れば、それが名工の手になる品であることが理解できるだろう。
 破壊力は大きく、しかし、バランスを考えてあるためか、取り回しは容易い。

 装飾の分も込みで、売れば400ガメルほどの値はつくだろう。

 いまひとつ、短刀を見つけたのはカーツだった。

 女性が身に付ける品として作られたのだろうか、装飾が重視されている。
 柄と鞘には流水の紋様が刻まれ、柄尻にはサファイアが嵌め込まれている。

 鞘に納められた鋭い刃は、護身用としては十分なものだ。

 装飾や宝石の値打ちを考えれば、売値は750ガメルほどになるだろう。

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■GMから:

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 全員のターン8です。

 トロンが「豹紋の戦斧」を、カーツが「藍玉の短刀」を発見しました。
 出目ェ・・・・・・!

 「豹紋の戦斧」:元必筋15以下(任意)、高品質5のバトルアックス。売価400ガメル。
 「藍玉の短刀」:必筋1/3のダガー。売価750ガメル。

◆判定

 探索完了!