負傷

カーツェナル(さの) 2011.05.24 [09:46]

 石の従者と共に、ガーゴイルの部屋に踏み込んだ。


 その瞬間に、今まで石像の様でぴくりとも動かなかったガーゴイル2体は、

 命を吹き込まれたように動き出し、硬質であろうその羽を羽ばたかせて、

 ボクに向かって襲い掛かって来た。

 
 ――4回。

   4回避ければ良いんだ。

 後はこのコ達が、ボクを守ってくれる。


 盾を構え、回避する事だけに集中した。

 
 襲い掛かって来た1体目のガーゴイルの攻撃を、難無く避ける。

 2体目の最初の攻撃を避け・・

「――!!」

 2度目、鋭くて重い攻撃が盾に強い衝撃を与えて来た。

 余りに重い衝撃に一瞬だけ膝が力を失い、構えた盾の角度が変わってしまい・・ 

「く・・ッ」

 その爪はざっくりとボクの左腕を引き裂いた。

 
 裂けた左腕から、赤い液体が溢れ出す。

 石の従者達がボクを守る態勢に入った。

 それを見てボクは弓を構え、ガーゴイルに狙いを定め、射る。

 
 矢は、狙った場所へ確実に飛んで行く。

 けれど予想通り、硬質のその肌にはボクの弓は通じず、表面で弾かれてしまう。


 ボクの盾となってくれている石の従者達は、

 ガーゴイルの攻撃をもろともせず弾き返し、力強い拳で反撃を繰り返す。


 やがて戦闘は終わり、

 石の従者達によって打ち砕かれたガーゴイルの破片は床に散らばり、

 彼らが羽を広げ飛んだ天井の高い地下室は、ボクと石の従者と、沢山の武器達だけとなった。


「ありがとうなの、二人とも・・」

 頑張ってくれた石の従者達にお礼を言う。

 反応が返ってくる筈も無いけれど、

 トロンさんの命令を聞いて、ちゃんとボクを守ってくれたなの。

 

 創造主の命令だけを忠実に実行する石の従者・・

 ボクにも扱えれば、もっと戦力になれるかな。

――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

 左腕の傷がズキズキと痛む。

 血を止めなきゃ。

 ベルトポーチから布と包帯を取り出し、何とか巻き付けて止血する。


 避け切れなかった・・

 ちょっと、悔しいなの・・

――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

PL:残念、全避けならず! カーツ初めての負傷です。

   1Rは盾を構えて回避専念、

   その後盾を捨てて弓持ち直しで射撃の予定でしたが、結果は変化ナシですね。

   スミマセン、次回からもっと詳しく書いて置きますね(゚w 。;;

   しかし、生命点が低いのはやっぱり怖いね(゚ーÅ)

   とりあえず捜索ダイス振って見たけど低い。しょんぼり。


Systemカーツさんが退室しました。 (05/24-09:44:36)


カーツ2D6 → 3 + 4 = 7 (05/24-09:44:27)


カーツ2D6 → 2 + 3 = 5 (05/24-09:44:26)


Systemカーツさんが入室しました。 (05/24-09:44:21)