静かな敗北:ガラフの場合

GM(Lain) 2011.05.24 [06:28]

 ガラフは水の湛えられたプールを、その中にいる怪物を検分する。

 正体を知って、すなわち敵の強み弱みを知って戦うのとそうでないのとでは、おのずと勝つ可能性は異なるだろう。
 こと冒険者にとって、知はすなわち力、なのだ。

 ガラフは、しかし、その怪物を同定するだけの情報を持ち合わせていない。
 特徴のひとつひとつを取ってみれば似たものは知っている。
 が、その全てを兼ね備えてここにいるこれ、それそのものを特定することができない。

 座学と異なり、いつ襲ってくるかわからないとなれば、じっくり観察することも他人が思うほど容易いわけではない。
 まだ見えていない部分、見落とした部分になにか決定的な特徴があるのかもしれないが――

 ひとまず、今はまだ、怪物は「正体不明の怪物」のままだ。

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■GMから:

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 ガラフのターン6です。
 セージ技能による「怪物判定」に失敗しました。

◆判定

 怪物の正体を確かめたいのであれば、ターンを消費して怪物判定を行うこと。

 なお、正体不明のまま戦闘を行うこともできる
 この場合、戦闘終了後に、ターンを消費せず怪物判定を行ってもよい。
 このまま戦闘を行う場合は、基本的な戦術を提示すること。