遺跡の内部
カーツェナル(さの) 2011.05.17 [02:39]
遺跡の内部に無事全員が転送された。
入って来た場所よりも広い部屋に、同じ魔法陣。
遺跡の中だというのに随分明るい。
見ると、天井のあちこちに、見た事のある光が灯っている。
魔法で生み出された光と良く似ている。
「潮の香り・・」
部屋の中の空気に潮の香りが混じり、湿気で淀んでいる。
周りは白い石造りの壁と床。
長い年月のせいかヒビが入り、艶を無くし、部屋の東側の壁面は崩壊している。
所々から水分が滴っている。
奥の部屋で何か居る。
ストーンサーバントが・・3体、立っている。
更にその奥に通路。
別の方向に視線動かすと、幅の広い鉄格子で仕切られている広間。
奥の方に二つの階段・・後は特に何も無さそう?
あ、右の壁に鍵穴と・・レバー?
この部屋の奥からも潮の香り。
そして、もう一つの部屋。
メガーヌさんが様子を見ようとしてるけれど、ちょっと届かないみたい。
ガラフさんに肩車して貰い、中の様子を見ている。
うふふ、仲良しさんなの。
>「ボーンサーバントってやつだねえ」
メガーヌさんから軽く説明を受ける。
失われた魔法を作りだされた、骨の従者・・
ストーンサーバントと似たような物らしいなの。
そんなものもいるのね。
>「いいねえ、トロン。
> うまいこと闇を使えれば、あのデクどもくらいならどうにでもできるよ。
> 闇の使い方はあんたに任せた。
> この照明を避ける方法くらい、思いつくんだろう?」
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ドワーフ組とトロンさんが何やら魔術灯の場所で実験が始まった。
ふっと辺りが薄暗くなるけれど、これ位ならボクとセリトの目なら何て事は無い。
精霊さんの力を借りて辺りを見渡す。
> トロンが腰に提げたランタンのゆらめく炎の中に、炎の蜥蜴。
> 崩れた瓦礫の向こうに見える泥の中に、土の小人。
> 水袋や水溜りの中には水の乙女。
> 魔術灯の放つ光の中には光の、その光が作り出す影の中には闇の精霊。
> 精神の働きを司る精霊たちの姿も見える。
たくさんの精霊さんの気配。
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実験は続いている。
> ふたたび【暗闇】の魔法をかけられた小石が、袋から取り出される。
> 光の払われた中で、トロンは【暗闇】の呪文を完成させた――と、少し離れたところにある魔術灯が消える。
トロンさんの魔法で闇が生み出される。
ボクとセリトの目でも、ベルさんの目でも見通せない闇・・
> ベルが不安そうに羽をゆする感触が、カーツの腕に伝わった。
「ベルさん・・大丈夫、ホラ、トロンさんのランタンがあるなの」
そっとベルさんを撫でる。
そういえばドワーフさんは暗闇の中を見通せるんだっけ。
サーバントは見えないらしい?
メガーヌさんが単身乗り込んで行くみたいなの。
「メガーヌさん」
腰に差した、"蒼月"・・アクアブルーを差し出す。
「このコがきっと、役に立ってくれると思うなの」
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PL:内部突入から部屋捜索の流れ(゚w 。)
ボンサバ判定→さの@カーツ : 2D6 → 6 + 4 + (4) = 14 イチタリナイ!
メガーヌに教えて頂きます(゚ーÅ) ホロリ