余計な御世話だ!
ラッシュ(夏季ごおり) 2011.10.16 [00:37]
>「ラッシュ、すまん――」
「なんだ?」
マルドルに声だけで答える。
>「私は――――」
何故だか、胸騒ぎがした。
>「いかん!奴等は手薄になった南門を襲うつもりじゃ!
>「王」に直撃されては従士と狩人では支えられん!
>>これは作戦を変更せねばならん、何としてでも追いついて迎撃する!」
ガラフの叫び声。
「ちぃっ。」
舌打ちをしながら、必死で頭の中に地形を呼び出し今後の展開を推測する。
(南門は遠い。おそらくそこまではいくまい・・・。)
とすると、俺たちが守っているよりも少し南のエリアか。
修繕したばかりの柵を突入する気だろう。
>「――――やはり、ロードの足を止めに行く!」
「まて。落ち着け!」
止める間もなく走り出すマルドル。
幸い、チルグラの魔法で半数は眠っている。
残り2匹なら、何とか持ちこたえられるかもしれないが・・・。
「ク―フェリアス! 笛を!!
アルフレドと猟師たちをこちらに呼び戻せ。
南門にいたままでは間にあわねぇ!」
今動けば、(マルドルに当たるかもしれないが)柵の内側から援護射撃ができるかもしれない。
また、村人たちを逃がすにしても、時間が足りなくなる。
(それは、こっちも同じだが・・・。)
いくらなんでもマルドルでロードに加えてゴブリン6匹はキツ過ぎるだろう。
俺も援護してやりたいところだが、2匹を相手にして、時間的に追いつくのは難しい。
ならば――。
>「ガラフ! 私がロードの元へ行く! 明かりを頼む!
> ラッシュが一人だ、誰か援護を!」
> ラッシュが一人だ、誰か援護を!」
クーフェリアスとチルグラにはマルドルの援護に回ってもらわなくてはならないだろう。
数は向こうのほうが多いのだ。
怪我をする確率が高いマルドルにこそガラフは必要だろう。
「余計な御世話だ!
こいつらは何があっても、この俺が食い止める!」
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第4ラウンド 防御専念
第5ラウンド 防御専念
第6ラウンド 以降はヘビー・メイス、ラージシールドを構えて攻撃
(攻撃力5、打撃力22、クリティアカル値12、追加ダメージ4、回避力7、防御力13、ダメージ減少2)
ゴブリン>ホブゴブリンの順に攻撃。