基本戦略を考える。
ガラフ(テッピン) 2011.10.04 [09:36]
夕陽を背にハルストレームの門を潜る。
出迎えてくれたアルフレドから一通り報告を受ける。
呼子が鳴らなかった通り、村に異変は起きなかったようだ。
こちらも収穫を簡潔に伝える。
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村長の家にて質素ながらも暖かい夕食を頂く。
夕食が終わった頃、村人の一人が村長に報告に現れた。
>「村長ァ、クルトが戻ったってよォ」
話によると、南方へ狩りに出ていたという事だ。
今迄の捜索の範囲外だった方面だ。
新しい情報を得られるかも知れない。
>「話は大方聞きました、居ねえうちにひでえことになったみてえで」
>「まあなんにしても死人が出てねえのは何よりです、ありがとうごぜえます」
クルトはヨーゼフの事について、礼を述べてきた。
「クルト氏よ、この大変な状況の中、貴殿が無事に戻られたのは、
我々にとっても朗報じゃ。具体的な協力は明日お願いする故、
今晩はどうかゆっくりと休まれるがよろしかろう」
>「俺ぁ南の方に出ててさっき戻ったところなんですが、
> 道中妖魔どもには行き会いませんでした。
> ただ時間が時間なんで、街道歩って来たもんですから、
> 森ん中はどうだか知れませんがね」
クルトが南方に仕掛けた罠についてチルグラが質問している。
どうやら簡単なくくり罠らしい。場所も教わる事が出来た。
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「...さて」
この場に居合わせる皆に視線を送る。
「日中、イアン氏の協力を得て行った捜索の結果、
様々な情報を得る事が出来た訳じゃ。
その情報を元に、今後の行動を考える必要があると思われる。如何かな?」
一口茶を啜り。
「まず。ゴブリン達の数は現時点で判明している限り12匹。
足跡からしてコボルド、ゴブリン、ホブゴブリンがおり、
それらを『王』が統率しておる」
一つ一つゆっくりと確認していく。
「そして群れは『王』によってしっかりと統制されておる。
手勢を二手に分けて侵攻し、自らは護衛と共に安全圏から指示しておった。
大雑把ではあるが、戦術と戦略の心得があると思って間違いなかろう」
少し間を空ける。
「で、今迄の奴等の行動から推測するに、同じ場所に居を構えず、
森の中を転々と移動している可能性が高い。
我々増援の存在を知っている訳だし、一ヶ所に留まれば逆に
襲撃される事位は理解しておろう」
ラッシュに視線を移す。
「それにワシ等は悲しい事に野伏がおらん。戦闘が見込まれる以上、
村の方々に同行して頂くのにも限界はあろうし、そもそも村人を
危険に晒すのはフリクセル子爵から受けた依頼に反する」
今度はチルグラを見る。
「であるからして、基本的にはアジトの急襲は考えない方がよいと思う。
明日の昼にクルト氏と共に南方を調べたいとは思うがの。
基本的に日中の近辺捜索は先方に圧力を掛ける目的で行うのがよいかな?
罠を仕掛けていくのも勿論よいと思う」
マルドルの方にも視線を投げ掛ける。相棒はどう考えているか?
「そして奴等は一度襲撃した北西部は警戒されているのを分かっている
のではないか?次に襲って来るとしたら南方か。
いや、二手に分かれてどちらかで陽動を掛け、その隙にもう一方を突くか」
思考がまた枝分かれしてきたので一度止める。
「とにかく。騎士団が到着する迄の防衛を第一義にするならば、基本姿勢は
守勢に回り死傷者を出さないようにする。妖魔は深追いせず、
襲撃があった場合に迎撃する、でよいと思うが皆は如何お考えか?
短期決戦を狙うなら、わざと呼び込む、という手もあるが、
これについては慎重な検討が必要だがの...リュエン氏とラッシュ氏は
どう思われる?」
言い切った後で茶を飲み干す。
エールが欲しいが、それは依頼を完遂する迄の辛抱だ。
「今晩については、引き続きマルドルとワシは寝ずの番に就こうと思う。
チルグラ夫人もご一緒して頂けますかな?
御三方は、今から寝て頂いた方が宜しいかな?」
夜は妖魔の時間だ。特に深夜は。
今晩は、また昨晩とは違った緊張感に包まれる事だろう...
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PLより:根落ちしたり悩んだりで遅くなりスミマセン!(謝罪)
【行動宣言】
01.ターン3&ターン4共に巡回、徹夜で警備します!
02.従士隊&村人に、
「次は南から来るかもよ?南北分かれての陽動もあるかもよ?」
と呼び掛け警戒を促します。
03.明日は南方の確認をするのがいいんじゃない?と提案します。
ターンに余裕があるなら北西部に罠も仕掛けたいですね!
04.早寝組に、今日は夕方から寝ておこうよ、と提案します。