月下の捜索。

ガラフ(テッピン) 2011.09.25 [12:11]

>「私もガラフほどではないが、夜目は効く。
> ガラフと共に見張りに付こう」

夜目が利く自分が夜の巡回に向かう旨を宣言すると、
マルドルも同行を表明した。

「うむ。精霊の力を調べられるお主が同行してくれるのは心強い。
 それでは《銀月》組で夜の見張りに洒落込もうかの!」

特にこちらから要請した訳ではないが、
阿吽の呼吸で動ける仲間が居るのは大いに安心出来、嬉しい。
村長も村の者に出来る事があれば協力する旨、快く申し出てくれた。

>「マルドルさん、ガラフさん、もしよろしければあたくし、
> イアンさんたちの親子が襲われたあたりや、目撃されたあたり、
> お二人が先ほど見たという妖魔がいたあたりを見てこようと思いますの。
> 明日の朝は眠りについてしまうので、今のうちに。
> どこらへんだったかお教えいただけますかしらん?
> あー、でも、ちょっと村から出ることになりますので、
> もしおひとり一緒にきていただければ幸いなのですが......」

すると、古代語魔術師のチルグラは襲撃現場の調査をしたい、と提案した。
村を出るのは確かに危険が付きまとうが、情報を少しでも得たいのは確かだ。

「チルグラ夫人よ、承知した。ワシが同行致しましょうぞ。
 マルドルよ、見回りのついでの散歩も、少しは構わないかな?
 月をじっくり愛でる風情に欠ける状況で、女性には申し訳ないがの!」

相棒に、笑いかける。
仮に襲撃されても自分とマルドルならゴブリンとコボルド程度、
数でこられても十分に対応が可能だ。
チルグラが負傷しても自分が<癒し>を掛けられるので問題は無い。

「では柵の外に出る時はワシが松明を持つ事にしましょう、
 チルグラ夫人には心置きなく捜索に集中して頂きますぞ。
 ワシは探し物が苦手でしてな...顔を拭く為の手拭いを必死に探していたら、
 首に掛けていた、なんて事がしょっちゅうでしてな!」

場を和ませようと冗談を言ってみるが、何処まで分かって貰えたか。
イアンの話によれば襲撃があった時間は日の入りから2刻程過ぎた辺り。
まだ月は山に隠れていたと云う。
つまり今から調べに行く状況とそう変わらないと言う事だ...

>「クーフェリアス、あんたはそろそろ休んだほうが良い。
> 飯はしっかり食っとけよ」

マルドルがクーフェリアスへ気遣いを見せる。
強行軍の上に、魔法まで使用している。休んだ方がいいだろう。

>「じゃあそうさせてもらおうかな、こっちも限界みたいだし」

クーフェリアスは素直に返事をした。自分の余力を正確に把握している。
好感が持てる若者だ。冷静な上、判断力も確かなようで頼もしい。

>「守りが厚くなった事に気付いていれば
> 向こうも軽々と手出しはしないと思いますけど
> くれぐれも気を付けて下さいね。
> ではこれで失礼させてもらいます」

「うむ。ゆっくりと休まれるが宜しかろう。
 ワシが休んでいる間は貴殿が唯一の癒し手となる。
 一日の中で顔を合わせる時間はこれから少なくなるじゃろうが、
 貴殿の働きには期待しておるでな...宜しく頼みますぞ」

聡明な至高神の神官の肩へ手を置き、労った。

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マルドル、チルグラと共に村の北西、牧草地へ向かう。
門の傍らにはアルフレドが、油断なく牧草地へと警戒の視線を投げ掛けている。

「従士長殿、お勤めご苦労様ですぞ。
 ワシ等は今しがた村長との話を終えた所じゃ...」

アルフレドに村長との会談の内容、イアンから得た襲撃の情報を伝える。

「夜目が利く者達で巡回のついでに、襲撃現場の調査を行いたいのじゃ。
 何かあった場合は迅速に伝達をお願い致しますぞ」

柵の外に出て調べたい旨を述べる。
アルフレドは口数少なく、何かあったらすぐ知らせる、と返答してきた。

>「もっとも」

>「あなた方のように夜目が利くわけではないのですがね」

「ワシは闇を見通せるが、貴殿等のように素早く走る事は出来ん。
 要はお互いの長所を生かして行こう、という事じゃ。
 星王は『己をよく知れ』と仰っておる...気にされる必要はありませんぞ」

やや朴念仁な従士長に笑いかける。さて、如何な反応が返ってくるか?

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柵の外へと歩を進める。
外は静かなものだ。虫の鳴き声と、風が葉を揺らす音くらいしか聞こえない。
目をこらして視界内のもの全てを確認するが、怪しい動きを見せる者は無い。
自分は全くの暗闇でも平気だが、チルグラは歩くのにも難儀している。
彼女は半妖精ではあるが、精霊魔法は扱えないらしい。

「チルグラ夫人よ、大丈夫ですかな?」

声を掛け、手を差し伸べる。
さて、イアンの話にあった襲撃箇所らしい場所に到達する。
素人目にも草が激しく踏み締められた跡が分かる。
自分の役割は、周囲を警戒し、チルグラを守る事。
そしてチルグラの調査が、始まった...

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PLより:ようやく投稿しました、サーセン!(>_<)
     残業続き&連勤で疲れ果てておりました。

     行動宣言はチルグラに同行し、松明を持って周囲を警戒する、です。
     柵の修理は1日目昼以降にやればよいかと!
     これはラグランジュさんの案に賛成です!
     点検は夜の内にマルドルがやるのか、昼に改めてやるかは任せます!

     >LINTSさん、ぱんとら!さん

      色々と作戦&行動立案有り難うございます!
      お二人の案で賛成です。マルドルの行動については
      ぼかしているので宜しくお願いします!

     >ラグランジュさん

      ガラフへの丁寧な絡み有り難うございます!
      今回、やっとレスを返す事が出来ました。