招かれざる客人。
ガラフ(テッピン) 2011.09.13 [11:46]
>「同感」
口が滑った、といった風情でリュエンに相槌を打つクーフェリアス。彼も若い。
だが、私の苦言に思い到ったのか、
>「ただ水浴びは仕事が片付いてからにした方がいいかな、
> 村人はそれどころじゃないしね」
と言い直した。
>「しかしこんな所で妖魔が出たらひとたまりもないな」
クーフェリアスが誰に言うでもなく呟く。
実は村の前の橋を渡る時に、何か違和感を感じていたのだ。
マルドルも同様に、視線を激しく彷徨わせて警戒を怠らない。
そしてクーフェリアスの話が終わるか終わらないかの刹那に、
視界の隅にその姿を認める。
森に入っていく2つの影――恐らくゴブリンだろう。
「ふむ...どうやら招かれざる客人が早くもお出ましのようじゃぞ?
しかも、早々に西の森へ引き返そうとしておる。偵察のようじゃ。
今から追い掛けても間に合うまい、弓矢も届きそうにないのう。
ましてや地の利に疎い我々が夜の森に踏み込むのは軽挙と言わざるを
得んじゃろうしな...。
さて、どうしようかの?そう遠くない内に襲撃があるのは最早確定事項じゃ。
このままおめおめと逃がすのが嫌なら、まだ打つ手はあるが...」
皆に今しがた発見したゴブリンの情報を伝えながら、首肯する。
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PLより:GMのプチ進行を受けてのショートレス。
皆にゴブリン2匹の存在を伝え、注意を促します。