さまざまなこと

マルドル(LINTS) 2011.09.09 [10:37]

>「リュエンだ。ゴブリンなら1ダースは軽い。それよりそのでかい奴を是非俺に譲ってもらいたいね」

>「なら1ダース分はこちらで食い止めようか?

> 持ちこたえていられる間にゴブリンの親玉を片付けてもらえると助かるし」

「はははっ、頼もしいな。うかうかしてたら、あんた達に金星挙げられそうだ」

リュエンとクーフェリアスのやり取りに皮肉ではく、率直な感想を述べる。
軽口ではあるが、何せ相手はゴブリンロードにシャーマン、ホブゴブリン。

「...こりゃあ、大仕事になりそうだ」
改めて、口に出る言葉。
分かっていることではあるが、なかなかに責任重大だな。
そう思いながらも、口元の笑みは消えない。


>「率直な方ですね、貴女は」

子爵の言葉に、思わず笑みが漏れた。
照れ笑い、のようなものだろう。
このように評されたことは、あまりないものだから、
どんな顔をすればよいか分からず、思わず頭を掻いてしまった。

そんな子爵だが、
打てば響くように、私達の質問に手際よく答えてくれる。

村の様子、襲撃の内容。
お陰で、大まかながら概要を掴むことができた。

結論から言えば、詳しいことは現地で調査すべきだろう、と言う事だ。

「確かに子爵殿とリュエンの言うとおり、敵の襲撃が読めぬ今、
 すぐに現地へ赴くほうがいいだろう」

そういえば子爵と面識があるチルグラは、
私達の知らぬ『砦』について質問していた。
なにやら面白そうな話のようだ...
時間の空いた時にどんな仕事だったか、尋ねてみよう。

私の鎧貸し出しの願いについて、ガラフが異論を唱えた。

>「今回の任務で、精霊魔法を使えるのはマルドル、お主一人じゃ。
> いざという時に<風の声>や<惑い>を掛けられるのは大きな利点じゃ。
> 負傷を重ねてワシやクーフェリアス氏の負担を掛けるのを気にするのは
> お主らしい思いやりに思うし、ワシはお主のそういう所を好ましいとは
> 考えておるが、金属鎧を纏ってお主の長所を一つ消すよりかは、
> 大型の盾を借りた方がよいと思うが...どうかな?」

「盾、か...」

そして子爵の言葉を反芻する。
色よい返事とは言いがたく、時間と引き換えにするメリットに旨みはないと思う。

「分かった。申し出を撤回するようで申し訳ないが、
 鎧の件は無かった事にしよう。
 備えに手を取られて時間を失うのは、良いことではないからな。
 代わりと言ってはなんだが、ガラフの言うとおり大盾を貸していただきたい。
 重ね重ね、我がままを言うようだが、考慮していただけると嬉しい」

そういって、再度頭を下げた。


ノックの音がして、従士長が現れる。
アルフレドと名乗った男は、精悍な戦士だった。

私も立ち上がり
「ミスルトゥのマルドルだ」
挨拶をかわす。

アルフレドの進言によれば、
5人の衛兵達の実力は、武器を持って戦えるもの、実戦は厳しいという感触を得た。
矛盾した言い方だが、『訓練』と『実際に妖魔に刃を向ける』という意味は違う、ということだ。
それでも――

「正面きっての野戦に不向きであっても、
 彼らは村の守りを固めるには充分な力になるだろう。
 背中の護りあってこそ、前戦の我々も安心して戦えるのだから」

そう言って、私は笑った。

「頼りにしてる。よろしく頼む、アルフレド」


PL>
クーフェリアスの姿が何故か
某スカイハイの素顔で浮かんでしまった件?宣/

チルグラ奥様への話しかける伏線を編みつつ(ウフフ^^)
出立の提案と大盾レンタルのお願いと
アルフレドとの挨拶をしてみる日記デス。